まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回は、つい先日私が起こした失敗談からの学びとして、とても大切なお話をしたいと思います。
それは、芯地の使い分け。
織芯とニット芯をどのように生地に対応させていくかです。
まるで水膨れのよう、気泡が出来てしまった原因の正体
今回、ナイロンオックスというナイロン/100%の生地を扱ってブリーフケースを製作していました。
後に、<ビジネスシリーズ>というものでご披露させていただきますので、その後の完成ののち、ブログをどうぞ、お楽しみに。
それで、今回のこのナイロン/100%に対して、接着芯を織芯でチョイスしていました。
とても単純な考え方です。
織物には、織芯を、ニット地にはニット芯をという何か分かりやすいような分け方で。。
ということでナイロン/100%のこのナイロンオックスの生地も織物。
よって織芯を貼ったわけです。
そうしましたら、こんなことに。。。

あーあ、すべてが台無しに。。。
そうなんです。こんなことになってしまったのです。
この原因は、ナイロンという糸の特性にあるかと思います。
例えば、ナイロンが10%ほど混在している混合生地である場合、織物であれば、このようなことにならなかったと思います。
しかし、今回はナイロン/100%。
ナイロンという素材は、弾力性があると言われていまして、横にも縦にも手で引っ張ると伸びます。
ストッキングにナイロン/100%の素材が利用されていることからも理解しやすいかと思います。
とても伸びるというところが脚を自由に出し入れできて、そのまま動くことが可能になる素材なわけですので、いかにナイロンが伸びる素材であるかが分かります。
つまり、織物、ニットという枠組みではなくて、伸びる生地、弾力がある生地かそうでないかの判断をせねばならなかったのです。
ということはナイロンだけにはとどまりません。
例えばポリステル/100%の素材で、弾力性のある横に伸びる感じの生地出会ったことが過去にあります。
アムンゼンという生地でした。ミシンの針が刺さりやすいがさっとした隙間のある織り方でした。
これに接着芯の不織布タイプを貼ったことがあるのですが、ものすごくしわしわと縮む様相が見られました。
ということで、何も織物だから織芯をチョイスするのがいいということではないわけです。
逆に考えると、織物にもニットにもニット芯を貼るということにしていれば、今回のことが起こることはないと考えます。
なので、ニット芯を定番にしてそれを1本で使っていくのもありかと思います。
私は、いちいち織芯とニット芯を使い分けているから洗濯を誤るとこうなることがあるのです。
ただ、しかーしっ( `ー´)ノ。
織芯には、ニット芯に比べて、ハリやコシがうまく出るというメリットがあるかと思うんです。
そうすると使い分けをしたいと思うのももっともなことなんです。
今回の教訓を今後へ活かす心得
ということで、今回のような恐ろしい体験をしましたので、いかに芯地が大切かということ、そして、当たり前にすんなりうまくいった過去も、生地と芯地がマッチしたことの結果であることが分かります。
芯地を貼るまえに生地の縦横を引っ張ってテンションというか伸び縮みの具合をしっかり確かめるという作業が今後は入れていきたいと思います。
あるある、ここ最近調達してストックしてある生地の中にも、ものすごい弾力性のあるものもあります。
なので、織物、ニットというくくりは、あまり当てにしてはいけませんね、生地の本当の姿といいますか、実際の伸び縮みこそが大切になってきます。
あとがき
では、今回YOUTUBE動画が出来上がっておりますので、貼ります。
よろしければ、ご参考にどうぞ。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
私がお作りしておりますバッグの一覧も是非どうぞ。
