まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ある括りでグループを作ってハンドメイドバッグを連続製作する企画を続行中でありまして、現在は<雨の日シリーズ>です。
【84】ではリュックとしては王道の素材「ナイロンオックスはっ水加工」の黒無地・黒白水玉・ハイパロン加工黒無地との3種のコンビでファスナーリュックを製作。
このたびも素材が変わりますが同じファスナーリュックです。
せっかく【84】で「切替え」をしたおしゃれ度からのヒントを得ましたので、このたびはリボンアップリケを盛り込みたいと思いました。
リボンアップリケのストライプ柄は、表地の無地ライクの裏面である点が生地の有効活用となります。
別生地を調達する必要無し、隙間に生まれた残布を利用できるのです。
こうしたコーティング素材であっても、ジャガードのように裏面が利用できる素晴らしい可能性をこの機会にお伝えできればと思います。
<雨の日シリーズ④>布ライクな撥水加工の素材、裏面使用のストライプリボンアップリケ付きのファスナーリュック



何といってもファスナーはセキュリティー性が高い機能です。
ただ、実際の使用では開閉のストレスが伴うことがあり、どうしても安全性が必要ではない場所に設置する場合はファスナーは無しが良いという考え方を持つように。。

右上のように端から4cmのところにファスナの裏面の右端が来るよう印付け。
出来上がりの屋根のひさしの分量感の元となるのです。





下のようにリュックを開けた時にファスナー裏が丸見えであり、だからこそ美しい2列のステッチを馴染むように縫い付けることを意識したのです。

なかなか写真でも解説しづらいのですが、実は、寸法の矛盾が起きています。
ファスナーの前に明らかに飛び出す部分があるマチ布がサイドの下部で、幅の違う底布となんとなく重なっている点が曖昧。
それぞれの寸法の違いがちゃんと重なる策がまだ徹底出来ていないのです。
「ハイブランドリュック」様では、斜めのラインになって、マチ幅が変化しながらぴったりくっついていくように作られているのではないかとお見受けしました。
同じ課題を、そのような形で解決されて徹底されたのだと思います。
ピクチャレスクは、この研究に費やすパワーが足りておりませんでして、このデザインが現在の流行だからなおさら。
やはり、いずれ飽きられる流行入りのデザインは苦手なのだと実感しました。
あとがき

さて、もともと4点で終わる予定でしたが、もう1点この後同じファスナーリュックのモデルで更にもう1点を製作してこのシリーズを終えることに決定。
これまでの4点は生地がもともと撥水加工済みのものばかりでしたが、5点目は通常の生地に撥水剤を別で調達し、自主施工していく場面を伴います。
この5点目の大切さは、生地に条件を付けることなく、好みの生地なら無限に撥水施工を実現できる可能性の部分を検証する点。
是非、この動向を見守っていただき、【89】のブログ記事で5点目の完成をお伝えしたいと思います(^-^)。
