まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
このたび【72】からの続きの後半のミニボストンショルダーバッグの作業含む完成に至りました。
【72】では、おじさんの持っておられた取っ手付きのセカンドバッグのようなころんとしたアイテムを街角で拝見したところからの着想エピソードを綴りました。
後半のメイン作業は主にファスナー付け、そしてファスナーが載った口布と本体の合体がクライマックスの場面。
全体の流れを俯瞰して見てみると、ボストンバッグの作りはそれほど複雑でもないということを、「外表」の組み立て式のやり方が答えてくれているようでした。
同素材シリーズ:ボストン-後編>ファスナー自体をカバーする役割を兼ね装飾性も伴った機能美のファスナータブ

この時に、丸見えのファスナーの端っこをくるみ込んで覆いながら、表からは両端スタイリッシュに現れるポイント的存在になりました。



リュックもそうですが、取り外し式のショルダーのタブは、「本体の一部」と考えるのが望ましいと思います。
ショルダー自体を別の物に交換できたり、せっかくの取り外しの意味には奥行きがあります。

ポーチに取っ手とショルダーが付いたようなサイズ感やフォルムです。

このファスナータブに「機能美」の一面、ちゃんと役割を持ったデザインとして良い存在になっていて、スタイリッシュなのです。
課題点は、ステッチの糸の色の汚さ、黒を選んでいますが正解はグレーのようなマイルドな色でなければ柄の綺麗な色に対しては汚く映るのです。
このことは、後の製作にも大いに注意するポイントとなりました。
せっかくの美しい柄をステッチの色1つで壊してしまうのですから。。
そして、前半部分の投稿の【72】でも書いたのですが、「外表」に組み立てるまでは決して外枠にステッチを入れないことです。
これも美しい仕上がりになるためのポイント。
その他は、底のサイド部分の90度ラインを2021年で見直すことになりました。
縫い合わせの際の急カーブがきつ過ぎて難関部分になってしまっているのでした。
作りやすい仕様こそ、良質さ・美しさへつながることが間違いありません。
大きくデザインは変わりますが、緩やかなできるだけ大きな寸法の円の半径の一部を使ったカーブが正解だと思います。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.10.17からおよそ5年半後の2025.03.14にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
上述の「難関」が発生している件について、2025年の見方をまとめます↓。
「難関など作らない、解消できる仕様を考え直すこと」というのが、その後のスタンス。
難関場所を作ってしまうことで条件のようなものができてしまうので、どうしてもそのデザインである必要は無いのではないかという考え方へのシフトです。
良い意味での「あきらめ」、一見後ろ向きな言葉ですが、随分その後の発展に貢献するような前向きな言葉だったのだと2025年では考えております(^-^)。
