まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
このたびは、【56】の記事の続き、グリーン系マルチボーダー生地で作るA4横バッグが完成しました。
後半場面でポイントとなるのが、何といっても取っ手を通すための「片面ハトメ/アイレットカン」の取り付け。
「片面ハトメ」はバッグ製作の最終段階で取り付け、そこへ取っ手を通して完成となります。
以前にシルバーカラーのアルミ製の片面ハトメを巾着バッグに設置した際には、「プライヤー」というカシメる道具を使って設置する場面をご紹介しています。
しかし、この度のゴールドはもっと硬い金属であり、プライヤーは使えません。
打ち道具を複数使用させていただき、打ち込み式の設置となる点が一歩踏み込んでいます。
なかなか写真や映像を写ししにくい中、なんとか打ち込んでいく途中のショットをまとめましたので、是非ご覧いただければと思います。
ゴールド混じりのグリーン系ボーダーのA4横サブバッグ、ゴールドカラーの片面ハトメに通るスタイリッシュな取っ手
まず、下準備として、チャコペンや赤マジックで穴を開ける位置をしっかりと印をしておくところからのスタート。
ここで前もってお伝えしておきたいのは、穴を開けながら同時にアイレットカンを打ち込むことは物理的に不可能であるということ。
最初に「ポンチ」というカッターナイフのような刃のついた丸いパンチのような道具で穴を開けてから、新たに打ち込み用にセットし直して打ち込むという2段階を踏みます。
この2段階に共通して使用する道具は「金づち」。
身近な工具ですが、カシメるタイプのパーツの打ち込みには必ず必要なのです。
「片面ハトメ」のやり方は、他の類似パーツでもおおよそ同じような作業、これ1つクリアすることで製作が広がると思います。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.09.22からおよそ5年半後の2025.02.26にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
後で貼りますYouTube動画は当時の未熟な知識や技術のまま残っておりまして大変恐縮なのですが、打ち込みの際には平らなコンクリートがベスト。
クッション性のある「ダンボール」を下に敷くなどは一番のNGなのでした。
それによりずれたり失敗したりしますので、本当に申し訳ございません、私の知識不足で当時ダンボールを敷いてやってしまっていたのでした。
ただ、黒いゴム板は大変硬く、これは打つ時に是非あるべき道具です。



あとがき

2025年から見て、この2019年の製作は研究と挑戦。
とりあえずあこがれるデザインには片っ端から挑戦し、下手でも不格好でも一度は仕上げていくということをやっていきました。
この取っ手は、長い目で見て丈夫ではありません。
いずれ物をたくさん入れた重みが圧力となって片面ハトメにのしかかり、外れる時が来るかと。。
そのような限りある寿命のパーツをわざわざ設置するのか。。
このことをひと通りあらゆる打ち込みパーツを体験した上で考えたのでした。
カシメることの曖昧さは打ち込みをした者のみが分かる感覚。
見かけのかっこよさや装飾性に惑わされた使い方がいかに薄っぺらな製作であるのかを感じるようになりました。
とはいえ、この体験をした者がその考え方の変化をも含む投げかけとして、こうして記録に残すことはかえってした方がよいことだと考えました。
2025年には当製作では打ち込み式パーツの「完全廃止」の今も、過去の記録としてはしっかり残すということをさせていただきました。
