まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
このたびは、【54】の投稿でご紹介しましたダブルフラワーのアップリケの続き、ミニ巾着ショルダーバッグの製作過程の後半になりまして、完成に至ります。
その中で、ポイントとさせていただきたいのが、「セキュリティールーフ」の設置です。
巾着型はドレープが美しい立体感を演出し、非常に魅力的なデザインです。
しかし、その美しいドレープが隙間を作りその結果入り口がルーズ、そのカバーやフォローの役割りを考えていく必要があると思いました。
素敵なデザインであると同時に、影の立役者的な部分の安全性を高めることも大切なのではないでしょうか。
マジックテープを利用した一時的な「セキュリティールーフ」、必要が無い時には美しく馴染むように収納できる構造
「セキュリティールーフ」とは簡単にはタブ付きの蓋のこと。
巾着バッグは外から中身が見えてしまうというデザイン、現実的な安全性と共に「気持ち」の面の心配事を解消する効果があるのではと、その「心地」にもフォーカス。
では、マジックテープルーフ製作の場面からご紹介していきます↓。

12.5cmx横25cmに接着芯を貼り、四方1.5cmの縫い代を内側へ折ります。
裏地は黒色のフクレジャガード、茶色い部分は接着芯の色が茶色なので、全面に貼ってあるということです。
左上の横長の1枚を二つ折りしたものが屋根の役割り、真ん中にマジックテープ付のタブを付けます。
オスの相方のメスのマジックテープは裏地本体に付けまして、もう1つ使わない時用のメスも縫い付けました。
よって、使用したマジックテープは、オスx1個、メスx2個ということになります。

こうすることで、マジックテープがむき出しによるマフラーやその他の布系の素材を傷めないという対策になるのです。

バッグの口を閉じると内部がルーフで覆われ見えなくなるのです。
よって、無理に巾着を引っ張って力を入れて締めなくてもこの機能が口を閉じたとイコールのような役割を果たすということに。。

「セキュリティールーフ」不使用時には、ルーフがバッグ本体の裏地の壁に下がります。
この下には、実はファスナーポケットが隠れているという構造なのでした。
安全性のコンビネーションの機能で成り立つ内部です。


では、まだ冒頭でお伝えしておりませんでした、このたび使用の3種の生地の詳細を記したいと思います↓。

私の目線ですが、韓国製はニットが得意分野、美しいニット生地が韓国製に多く見つかることがあります。




あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.09.21からおよそ5年半後の2025.02.24にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
この時のあずきカラーは、2025年現在でもバッグには1色取り入れたいカラーとして注目しています。
元の幾何柄のフロッキープリントの素敵な素材をアップリケをしたことで余計なことをしたとも見ることができ大変恐縮しています。
生地製造業者様にとっては、生地は「製品」、バッグが出来上がった際には、有難く調達できた生地という製品(当方では材料)に必ず感謝します。
そして、その柄の素敵さがちゃんと効果的に表れているのかという見方を持つことを2025年では徹底するようになりました(^-^)。
