小さめパーツで正面に2個付ける六つ花アップリケ【54】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ミニ巾着ショルダーバッグの製作にあたり、下準備をしております。

それが、お花アップリケ。

アップリケは生地の柄のようなものなので、縫う前の段階で行います。

ただし、バッグ本体に接着芯は貼った後の方が良いですね。

少し前の記事の【51】でもアップリケを行いましたが、四つ花であり花びらのパーツの1枚のサイズが大きかったです。

このたびの六つ花は、6枚並ぶということにできたわけで、1枚の面積を小さくしたパーツで行いました。

それによってお花のデザインが随分変わりました。

お花のアップリケの型紙

このような台形型の型紙が花びら1枚分となります。縦は6.5cm。
もともと、上辺が5cm、下辺が10cmだった大き目の台形から、
四方を平行に1cmずつ削ってカットして細みにする作図方法です。
細みにしたことでゆとりができて、フラワーが2個並ぶことが可能になりましt。

この細みデザインを突然作図しようとするとやや困難ですので、最初は方眼で簡単にできる台形を描いて、1cm後から削るのが簡単に型紙が出来上がります。

ものさしの便利な使い方:こんな風に斜めの線を1cm削る時に使えます。
平行線が引きやすい定規なので、簡単に修正が可能です。

そして、次にこの型紙でカットした、裏に接着芯を貼ったパーツを6枚内側に1cmずつ折り込んで花びらの形にします。

お花アップリケを折る手順

折る順序がが4段階あります。まるっきり私独自のやり方ではありますが、縦ラインから折っていくのが綺麗に仕上がるコツかと考えます。

まず、裏側に縫い代1cmの印を付けます。
1 :まず、サイドの斜めのハの字を折ります。
2:次に短い方の横の線を折ります。
3:ハの字の開いた部分のサイドを折ったときに横線が上の横線と平行になる位置で折ります。
ここは特に印がないので、目安が平行になる位置としか表せないのです(^_^;)。
4:長い方の横線を折ります(これで出来上がりです)。
まだ並べているだけですが、このようなイメージです。花びららしくなりましたかね(^_^;)。

花びらの中心パーツの型紙と折り方

ところで、花びらの中心のスクエアのパーツもありますよね。これも型紙があるのです。

5cm四方の縦横を1cmずつ先程の定規を使って簡単に削り、4cm四方の正方形にします。これが、花びらの中心の部分のパーツの型紙となります。
1cmの縫い代で四方に印を付けます。
縫い代通りに四方を折ります(これで花びらの中心パーツ完成です)。

ミシンでお花アップリケをバッグの表地に縫い付けます

今回はお花を2個左右に並べますので、花びら12枚と中心パーツ2枚です。

本体の裏面には、接着芯に加えて、ハード薄芯がすでにボンドで貼ってあります。

まずは、左側にお花の中心パーツのスクエアからミシンをかけていきます。

スクエアをまっすぐの向きに置いて、返し縫いをせずに1周端っこの2mmあたりの位置をぐるり1周縫い付けます。ミシンの幅は3mm目。角の直前で3mmでは大きすぎる場合は、最後の1目だけサイズを調整して2mm、1.5mmなどにダイヤルで変更して一気に1周します。途中、中の縫い代がはみ出しそうになるのを目打ちで中側に押し込んで隠すように意識します。重要なポイントなのですが、最後は、1目余分にはみ出します。そうすると、1目前にほどけて終了するというミシンの性質があるので、その1目戻った本当の最終地点で糸を裏側へ針に通して送り、裏側で結び玉止めします。
こんな感じで、中心パーツの周辺を目安として利用して、上下はまっすぐ平行に縫い付けます。
中心パーツと花びらの間は1cm空けました。
上下以外の左右2枚ずつの花びらは、中心パーツのスクエアの角を目安にして、
花びら同士だいたい均等な間隔を空けてステッチします。

出来上がりはまずまずだが、お花の大小の差が付けられなかった件

この記事では、詳しく記載致しませんでしたが、2つのお花は結果的に同じようなサイズになってしまいました。

本当は大小にしたかったのです。小の方は、型紙を小用に作らずに、大の型紙を1cmでなく1.5cm折ることで変化を付けようとしたのがあまり変化が付けられなかった原因です。

今後は、小の型紙を作るか、あまり小さいと綺麗にできないので、同じサイズを重ねるような配置などの改善を考えます。

今回は、これで同サイズ程度のお花が並んでいるという出来上がりでとりあえず終了しました。

お花アップリケの完成:右の少しだけ小さいお花をもっと極端に小さくした方が良い雰囲気が出たと悔やまれます。

あとがき

今回は、ミニ巾着ショルダーバッグという形をあずき色の幾何柄のフロッキープリントで作るにあたって、1つの変化を付ける策としてアップリケを施したしたわけです。

アップリケが無い元の生地は何か殺風景ですね。

後で思うには、お花でなくても、幾何柄のようなアップリケも背景のブロック柄のような抽象柄に合ってくるかもしれないなと。

お花を幾何柄的なデザインにすることで、まずは、直線ばかりの多角形のパーツであることが実現しやすい理由の1つ。

多角形の種類の中ではすべて縫い代が隠れるものが可能です。

三角形とか五角形(ペンタゴン)は実現できません。

今回のようなもともとある柄を背景にしてアップリケしていくという立体感を全く違うテイストの柄にも応用できそうですので、ほんの一例としてご紹介いたしました。

例えば、樹木柄に木の実のように赤色でパッチワークをしていったりすると、その柄の続きのような感じになって素敵です。

くれぐれも、著作権のことは考慮する必要がありますので、販売するお品などの考案には元ある柄の著作権を侵害してしまわぬよう、商業利用可能な生地なのかどうかをしっかりと下調べ願いますね。

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