「ハンドメイドバッグ道」初期の2007年製のポーチ、現在から振り返って見ると気付く価値の不足は仕立ての粗さ【48】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドを始めて随分年数が経過しました。

スタートは2007年、一番最初は一重仕立てで芯地すら何も貼らない単純なもの。

不安定な動きの家庭用ミシンで、勤め先からの帰宅後1-2時間ほどで完成。

超シンプルなA4縦サイズのエコバッグ型と通帳サイズのマチ無し/マチ付き両方のポーチ。

何かワンポイントを証(あかし)にと、巻薔薇や木製のボタンなどを正面の真ん中に取り付けていたものです。

そして、それぞれに、やっと覚えた吊り下げ式ポケットを共通に取り付けていたのでした。

この吊り下げ式ポケットの付いたものは本当に初期の2007年の頃のもの。

最初に覚えた一重仕立ての布1枚で作れるポケットです。

もう少し、後のものが今でも持っているものが少しありましたので、このたびは、それらをご紹介しながら過去の製作の未熟さと今の視点の違いをお伝えできればと思います。

あれから15年。。ハンドメイドスタートの初期の頃の2007年製のポーチの行き届かない仕立ての粗さは価値の無さ

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.09.09からおよそ5年半後の2025.02.17にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

途中のブログ記事の手直しも経ています3ターン目くらいですので、タイトルの年数が変わっていきますが、2025年現在からは18年前ということになります。

ハンドメイドバッグ道に足を踏み入れ、ゆっくりと製作のノウハウを得ていきました。

販売にも力を入れました2007年当時でしたが、実際にご購入いただいた100点あまりの写真がもう1つも見つかりませんでした。

その100点販売直後のものが少し残っていまして、このたび今でも手元にあるもの、もう2025年では手放しているものをその理由と共にお伝えして、「価値」のヒントを探りたいと思います。

まだ一重仕立て続行の時のペンシルケース:3cm程の幅は量産品では見つけられないレアな存在。20cm。

当時、この細長タイプで横18cmくらいでのオーダーをいただいたこともあり(¥200で販売)、特殊サイズは一定のニーズがあると見ることができます。

ただ、随分ファスナーに依存した製作であり、お仕立ての粗さが角の曖昧さに出ています。

柄に依存した製作:確かに美しいマルチカラー。しかし、背景の紺に合わせた紺色のステッチ糸が柄を潰すミス。

この汚い3本ラインは、後のマルチフラワーへのステッチの糸選びの研究に役立ちました。

選びがちな背景の色に一致の糸カラーですが、正解はぼやけた曖昧な中間色で馴染ませるということなのです。

類似のクラシックな薔薇柄で製作のミニポーチ:角のラインがてんでお粗末。随分粗い仕立てです。裏地付き。

この辺りから、裏地を付けるようになっていますので、余計角が混み合って狭いために四角くならないのでした。

ナイロン製のミニポーチ:これで一応四角なのですから。。何とかブラシ入れに使用していますが、価値薄。

ここに掲載出来た写真というのは、お客様にまで渡らなかったものです。

最初の100点連続製作+販売は完売ですので、一応ハンドメイド品に注目の時代背景もあったかもしれませんがちゃんと受け入れられたということなのです。

このたび掲載の写真のポーチは、今の視点から見ると非常に粗く、ほとんどその後手放しリフレッシュしてしまいました。

これが、美しいフォルムで申し分のないお仕立てであれば永遠だったかもしれません。

自らが納得しないような作りには他の人にも当然理解は得られないと思うのです。

あとがき

ポーチは2007年以降はほとんど作っておらず、バッグのみに特化。

とはいえ、同じ袋物であり、ここからのヒントはたくさんいただきました。

角のあるポーチには、「わ」を利用すればちゃんととがります。

柄の向きのみを気にするあまり、「わ」を利用しなかった当時の考え方の未熟さは技術の未熟さにイコールということでしょう。

こんな風に振り返ることができるのも、現在もこの道を歩んでいるからであり、発展して技術も考え方も高まったからなのです。

随分難しい立体型のデザインにも挑戦した2019年の製作記録もありますが、あえて「作らない」という選択に行き着くことも、ちゃんと挑戦してきた結果の冷静な判断。

美しく仕上がらないデザインは作らないという選択も、良質な物を出していくという見方からすると必要だと考えております。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

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