まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
このたびは、ニット素材でバッグを作ることに挑戦、素敵な生地を探す範囲を広めた結果見つかった生地があります。
ニットであっても得に何も変わらず進行、いつもの布帛(織物)と同じように糸もいつものテトロンやスパンで製作していきました。
このたびは、ニット生地でバッグが製作可能であることで、今後の素材の選択のポテンシャルの高まりを感じていただければと、実体験を綴ってまいりたいと思います。
美しいマルチ変形ボーダー柄のニットでピンタック入りバッグを製作、寸法を狂わせないハード薄芯の効果
イメージとは裏腹に、ニットであっても案外作りやすいのがこの度の生地。
織物だけに留まらないことで、また1つ製作品の材料の可能性が広がります。
裏地も同じようなテイストを保ったニット生地を選びました↓。
表地の方は、表へ「凸」が出るよう表からピンタックを作ります。
内部をしっかり写しておらず申し訳ないのですが、表地にはハード薄芯を内蔵しています。
このおかげで、ニットがどこまでも伸びでしまわず、基準の正しい寸法の型紙のような存在になってくれています。
ピンタックがハリコシ良く出ているのもハード薄芯のおかげが大きいです。
裏地の方は、その表地のへこみに上手く裏地の凸部分が入る構造になるように、裏地は中表の状態でピンタックを作るのです↓。
その他、バッグの中のマルチカラーの中のわずかな「ライトグレー」の部分に着目し、こうした色のお洋服とも相性が良いと見ています。
あとがき
当ブログ記事は、最初の投稿の2019.07.18からおよそ5年半後の2025.01.27にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
この2019年の製作は大きく見ると、生地頼みの製作の一連だったと思うのです。
技術が未熟なので無理もないのですが、課題の多い完成が相次ぎました。
内容は、入り口のファスナー周辺の隙間のセキュリティーの甘さ・取っ手のカジュアルな縫い付け方・貼り付けポケットのラインの歪みなどです。
その後どんどん改良していきまして、思い切って「廃止」という選択もしました。
唯一この製作の「ピンタック」は2025年においても別のデザインで活用していますので、この道のりは決して無駄ではない必要なルートだったかと。
この美しいマルチ変形ボーダー柄はもう二度と出会うことはありませんでした。
よって、なおのことこの時の生地との出会いはまたとない機会だったのでした。