まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
2019.04.17付けの当ブログ記事でも、巾着ショルダーバッグをご紹介致しました。
今回は、この型とベースが同じで、その後一部分改良をしましての、製作です。
そうして、今回もさらなる改良点は出てきましたが、どんな点を私が改良しているのかなどをお見せできたらと思います。
今回のお品物は、販売が完了しておりましてこの柄でこの型はこれで最後となります。
生地を調達した時に、最後の棒が見えてきましたので、やはり美しい生地たるもの、どこかへ嫁いで洋服か何かの形になったかと予想します。
私がよく調達している生地は、いかにもバッグにするような生地というよりも、洋服の中でも、エレガントなジャケットなどになるような生地が多いです。
バッグの1点物を作るという狙いでもありますので(^_-)。
今回のバッグに使った素材
まずは、表地からです。
ポリエステル100/%の素材の、ガーゼプリントという名前の生地です。ガーゼ織りなんですね。
涼し気で夏のイメージのエキゾチックな柄です。マルチカラーが非常に綺麗で、色が混ざりあった部分の多い、全体でピンクやグリーンのイメージもある色目です。

そして、裏地は、こちら。

ベリー色が華やかで綺麗なややシャープな柄のジャガードクロスという名前の生地です。
この柄の形が、表地のボタニカルな柄の葉っぱのシャープさなどと合うのでは?とういう私のチョイスです。
表地と裏地が極端に対照的な色の強さであるものもいいものです。楽しさも2倍といったところ。
対称的な色でありながらも、柄のマルチカラーの中の1色にベリー色も入っていて、よくマッチしているというわけです。
今回のバッグの完成品と、前回の別柄の作品からの改良箇所のご紹介
はい。では、今回のバッグを10枚分写真をご覧くださいませ。










とてもフェミニンに出来上がったと思ったのですが、どうでしょうか(^-^)。
まず。改良点の1点目は、紐に、ダブルレンズ型のストッパーを表地で共布で作って取り付けたことです。
これによって、前は、リボン結びをしないといけなかったのが、すーっと、手間なくバッグの口が閉じられます。

ゆったりとしたシーンではリボン結びも可愛くてよいかと思うのですが、旅行などの慌ただしさが入るシーンでは、やはり、ダブルストッパーが機能としてありがたいものであると感じるケースが多いことでしょう。
そして、ダブルストッパー作りが、私の初挑戦の製作でした。サイズがうまく合いホッ(;’∀’)。
実のところ、これは、2度目で、最初の型紙はホールが小さすぎて紐が入らなかった失敗を経てのマッチだったのでした。
私自身大変勉強になりました。
このダブルストッパーを共布で作るという試みは、一流ブランドバッグからの研究で参考にしています。(PRADAビンテージ巾着バッグです)

これをヒントに、私のデザインでダブルストッパーを作りました。
中にしっかりハードめの芯地を入れているところもしっかりした金具のパーツに匹敵するような大切なパーツとなるようにしっかり作られているところにも非常に感銘を受けました。
私自身もともとブランドバッグが好きで、そういった一流ブランドバッグのものから作りを学ぶことは多いです。
今現在のブランドのネームバリューを支えに生み出されるデザインにはあまり感銘を受ける部分はないですが、昔のビンテージのお品にはそういった手の込んだ作りなどの非常に優れた部分があると思っています。
では、もう1点の改良点に参りましょう。
もう1点は、セキュリティー対策用の中蓋ルーフです。

こちらは、改良というか、別の形も作ってみるというような試みでしたので、今回が前回より良いとは必ずしも言えません。
前回もかなりしっかり覆われていて良い物にはなっているので、今後またこの2点を参考に考えていきたいと思います。
そして、3点目は、ショルダーひもの太さを華奢にしたという点です。
フェミニンな雰囲気を出すには、太いショルダーよりも、細い方がちゃんと頑丈な作りなのであれば、見栄えがすっきりとして素敵です。

フェミニンなのは、右側の今回なのですが、
安定感といった点では、25mmほどの太め
も悪いわけではないでようですね。
あとがき
ということで、今回は、2019.04.17付けの記事でご紹介しました巾着ショルダーバッグからの3点の改良点を中心にご紹介致しました。
バッグのサイズは、縦23cmx横15/30cmxマチ7cmです。前回より形がやや三角がかっていますが、前回の中蓋が硬くて厚みのある素材なために入り口が閉まりにくくて、スクエア調な形として映るために、今回の形は、中蓋がやわらかい、そして、ダブルストッパーの力も加わり口がよく閉まるのです。
そうするとおのずと、バッグの形も三角のような形に近く口がギュッと絞られるので全体の形の変化というところも、間接的な影響で変化ということになるのかもしれません。
では、今回もYOUTUBE動画がございますので、よろしければ、ご視聴どうぞ。
どうも、ありがとうございました。
今後もこの巾着型は、継続して作ってまいりますね。
その他の商品、デザインの違うミニバッグをどうぞご覧になってくださいませ。
ありがとうございました。
