まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
凹凸感のある生地は大変美しく立体感を生み出してくれます。
このたびぶつぶつの表面の織柄が美しい「アムンゼン」をパッチワークに仕立て、ミニショルダーバッグを製作する準備の段階に入りました。
ストライプやボーダーとはまた違ったタイプの柄、バイヤスパッチワークシートを作った記録です。
このシートがバッグとして完成する投稿記事は、次の番号の【8】になります。
反で購入するほど溺れた「アムンゼン」、「バイヤスパッチワーク」を仕立て自分が生み出せる柄の可能性を見つけた
パッチワークに「アムンゼン」生地の3色展開の内、反ごと調達のチャコールグレーを使います。
名前の由来は、あの南極探検隊の「アムンゼン」様の探検の成功から、同年に完成した新しい生地だったそう。
ポリエステル100%で、表面のぶつぶつが特徴、織り方としては、「梨地織」に属します。
「アムンゼン」としてはめずらしい肉厚、とてもふんわりしています。
この生地から、いったいどのようにパッチワークができていくのかを写真で簡単にお伝えししてまいります↓。
これが実は、なかなかされていないことが多いです。
ハギ目のデメリットである弱さを補填するような丈夫さを作ってくれるのは、ハギ目の両端のステッチなのです。
さらには、パッと見た感じがビシッと引き締まり瀟洒になります。
出来上がってしまえば、このような事情が分からないので、大変貴重な場面になるかと思います。
もともとぶつぶつの織柄がある生地に、更にパッチワークで立体感を出しました。
あとがき
当ブログ記事は、最初の投稿の2018.12.13からおよそ6年後の2025.01.07に過去のブログの「手直し」の順番で、読みやすく綴り直しをしています。
随分手直しするまでに時間がかかってしまいましたが、今この時を振り返ってみても、このパッチワークの体験は大変良き学びでした。
「サスティナブル」な製作も意識する2025年現在では、見込みもなくやすやすと反ごとに生地を購入することはもうしておりません。
そして、確かに素敵なバイヤスパッチワークなのですが、せっかく縫った多くの部分が45度のカットによって削られました。
厚みがあり過ぎて残布をポーチにすることさえできないのです。
そうしますと、こういった余分な生地を余らせてしまう製作自体も後に見直すことになりました。
「どうしてもこのバイヤスパッチワークである必要があるのか」を考えた時の答えを大切にするのです。
そうやって、理由と意味を真剣に見直し、理由など無いような表面的なかっこ良さだけの浅い製作をしないという心得です。
理由や意味が入っている製作は、結局は深みある優れた品物になっていくのです(^-^)。