なぜ「銀河鉄道の夜:宮沢賢治 著」の物語があのような現実離れした世界観なのか【623】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「宮沢賢治と天然石:北出幸男 著」という本を読ませていただきました。

レンタルジュエリー業をさせていただいております勉強にと、図書館で検索して天然石関係を探っていたところ目に付いたタイトル。

かの有名な「銀河鉄道の夜」の小説に関しましては、当ブログの【365】でじっくりと年月をかけて推敲しながら記事に綴らせていただいております。

ただ、ネタバレ要素あふれる書き方をしてしまい、もしもご指摘を受けてしまう場合には対処してまいります<m(__)m>。

かなりの長文ですが、よろしければ後ほど【365】記事にもお立ち寄りいただければと思います。

このたびの本は、【365】の記事の「リライト」にも良いヒントにもなった内容の本であり、天然石を好む「宮沢賢治」様に宝石を扱う事業をしている者がわずかばかりでも繋がる部分があればと拝読。

「銀河鉄道の夜」がなぜあんなに「異世界観」を感じるのかの答えが、この本を一読すると分かってきました。

「銀河鉄道の夜」を読み解くにあたっても、このたびご紹介の1冊は重要な本だと思います。

「銀河鉄道の夜」の世界観は空想のものではない、実際に著者「宮沢賢治」様には見えている四次元の世界なのだ

「メルヘンチック」とか「ファンタジー」という印象を持っていた一読前の「銀河鉄道の夜」へのイメージ。。

しかし、実際にブログ記事【365】にも綴りましたように、あの銀河鉄道の夜の中の鉄道の旅のシーンはどこか現実味があり、「ハッ」とするような感じがしたのも不思議。

「主人公「ジョバンニ」には霊感があるのか、死後の世界を生きながらにして体験できた貴重な人物。。」などと綴らせていただきました。

この「霊感」というワード、実のところ、「宮沢賢治」様がそんなものを持ち合わせた「シャーマン気質」をお持ちだったようなのです。

そこに見える風景の中に天然石がたくさん登場するようで、見たそのままを書いたのがそれぞれの不思議な表現とかこの世のものとは思えないような風景の描写に表れているのです。

実際に「宮沢賢治」様の目には見えている、紛れもない実直な記録なのです。

あとがき

「宮沢賢治」様が見えているものというのは、もっと私達人間も自然と同化して、すべてが自然界の一部に溶け込んだ世界観といったもの。

そういう映像が、物語の描写に表れ、天然石も四次元的な姿で登場。

四次元は、お花などの姿も3次元以上にものすごく神秘的で鮮やかに見えるのだそう。

現在情報が随分増え、四次元の世界がこれまでの空想的なものから、どんどんリアルで科学的なものに感じてくるようになりました。

「シャーマン気質」を持った「霊能力者」様達がこんなに多くいたんだととても驚いております。

そんな背景をもとに、改めてシャーマン気質の「宮沢賢治」様の物語に出会ったことのご縁が少なくともあったわけです。

天然石は神秘的な感じがする。。程度には思っていまいしたが、「宮沢賢治」様は、もっと扉のさらに奥を実際にご覧になることができたのでしょう。

そのような記録が物語のどのあたりに表れているのかなどをたくさんピックアップしていただいたこの度の本は「宮沢賢治」様の他の小説の読み解きにも非常に役に立つと思います。

「おそらく、天然石に惹かれる者は、なぜか「宮沢賢治」様の小説や世界観も好きになるであろう」とのことです。

著者様も実際に天然石の石屋様なのでした。

「宮沢賢治」様も石屋になりたい願望を持っていたようで、空間の中でそこだけでもいろんなことがリンクしています。

そこをまた天然石に興味のある私が手にしたこの本との出会いのきっかけが、「天然石」だったということです。

「レンタルジュエリー」というレンタルにおいて宝石に触れる機会を持つ者が「銀河鉄道の夜」をふと読み始めたことも、さらにこのたびの本に出会ったことも考えてみれば直感のようなもので引き寄せられたと言えるのです。

このブログ記事を読んでくださったあなた様も、きっと何か繋がりがあってのことなのでしょう(^-^)。

<糸調子>デニムのような厚くて硬い生地は糸調子も特別、しきたりや固定観念を一度見直した独自の糸調子の取り方【622】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近のこと、デニム地や帆布などの厚手の硬い生地を縫わせていただくお仕事がございました。

今までにはハンドメイドバッグにはめったに使ってこなかった生地。

プチ量産の「エプロン製作」のお仕事をいただいた中で、複数のデニムや帆布を縫っていきました。

その中で美しいステッチを出すための糸調子を工夫する場面がございました。

このたびは、悩まれている方も多いと見ていますデニムや帆布の糸調子の取り方を、実際に美しい糸目で縫えた時にどんな糸調子をしたからなのかなどを、実体験から綴ってまいりたいと思います。

取扱説明書や本ではなかなか詳しく語られることのない難しく解明しにくい「糸調子の深堀り」です。

デニムや帆布はブロードやローンと全く糸調子が変わることをまず肝に銘じることからのスタート

現在、職業用ミシンの「JUKI:シュプール:TL25」というのを使わせていただいております。

その後の新モデルなどと比較すると初期型の古いモデルですが、一番基本的で好んで使わせていただいております。

職業用ミシンの使い始めは2010年頃。

家庭用ミシンよりははるかに安定感と強さがあり、綺麗な糸目に縫うことが可能です。

その職業用ミシンであっても、デニムや帆布は、何も考えずに縫うと、一気に縫い目がくずれます。

それほどに糸調子に対する難易度がある生地なのです。

糸調子ダイヤル:ブロードやローンは1.5-2くらいで整います。デニムや帆布は2.5-3くらいと決めています。

どんなふうにくずれるかというと、ブロードなどと同じ調子でセルヴィッチデニムを縫った時に、もさもさと下糸がループを作ってしまうことがありました。

このことは、上糸の糸調子が悪い(緩すぎる)ということに導かれ、上糸の調整をするわけですが、それにしても、2-3の間の2.5くらいまでにしています。

これ以上絞めても、このダイヤル周辺だけに影響するような感じに見てとれまして、訳が分からなくなっていた時期もありました。

そして、次の事に気づきます。

スパン糸でも糸案内にフルに通す:取説では真ん中を開けますが、フルに通すことで糸が全体的に絞まるよう。
これも大切。この時にピンと糸が張っているべきで、縫い始めたるんでいると糸調子に影響します。

たるんでいた場合に縫い始めに上糸を針穴から引っ張ってこのようにまっすぐなラインにしてみることも実際に効果がありました。

このことは、説明書にはありません、新しい発見でした。

そもそもデニムを職業用ミシンで縫う設定など想定されていないこともあるかと思います。

が、実際職業用ミシンでデニム製のお品を縫っていくわけですから、ある意味型破りの行為となりますが、可能なのです。

これは、デニムを縫う時に、時によってテトロン糸を使う場合ももちろん同じ。

糸調子ダイヤルを4などに絞め過ぎはあまりやりたくありません。

それよりも、糸案内に全穴通すことをスパン糸の30番糸でやるという行為でひとまず少しの効果が実現。

そして、下糸は基本的なボビンの吊り下げの時の鈍く下がっていく感じ通りに調整しておきます。

下糸の調子を常識外に締めすぎ・緩めすぎはかえって良くないようです。

糸調子ダイヤルを2.5-3で、糸案内にフルに通した30番スパン糸で縫ったセルヴィッチデニムの縫い目の結果の具合は合格

そうして、糸調子ダイヤルを2.5に、糸案内にフルに通した30番のスパン糸で縫った結果は、こちらです↓。

綺麗に目が出ています。裏側にも同じように出ていますので合格。

糸ループを作ってしまっていた時とは雲泥の差。

糸調子の大切さも、こういった極端な生地を縫う時に深く知ることになります。

いつもブロードとかローンのような薄手~中間の厚みの生地を縫っている場合はなかなか意識しなくてよいことなので気づかないことが多く、こういった経験は特別です。

この縫い目こそが綺麗な良いお品ができるかの明暗を分けると思っておりますので、とても重要なポイントになると思います。

ところで、糸屋さんに糸調子をご質問した時のエピソードをご紹介しておきたいと思います。

その時は、もっと太い糸の20番糸を帆布11号にステッチするという状況でしたが、「下糸だけを60番などの細口糸に替える」という案だそうです。

糸屋様の素晴らしいアイデアだと思います。

ただ糸の迫力は番が大きい(細い)と薄れ、両面で均一ではないということが起こりますので、見栄えも考慮しながら引用されてみると良いと思います。

両面が均一が徹底なので糸屋様の方法は実行していません<m(__)m>。

糸調子が難しい理由は、厚みではなく生地の密度の高さ、「ナイロン/100%撥水加工生地」も薄手ながら糸調子が難しい意外

糸の太さや生地の厚みだけではなく、織り目の硬さこそ見逃してはならない点です。

デニムはその点すべてを兼ね備えた生地。

密度もぎっしりで硬く、しかも綾織りですので、帆布よりも幾分かデニムの方が糸調子が難しめだと思います。

そして、意外なのは、比較的薄手のナイロン/100%の撥水生地なども、硬くで密な織りなので同じようなことが起こりました。

厚みなど特にないナイロン/100%で糸調子の異常な不具合が起こったことで、当時は随分混乱し大騒ぎしました。

しかし、今になって分かることは、反対に肉厚であっても織り密度が粗ければ糸調子は取りやすかったりするということもあるのです。

厚みが糸調子を決めているわけではなく、むしろ「生地の織り密度」であるということです。

あとがき

今回は、こんな感じで、実際に体験してきた調整のコツのようなことが幾分かクリアになってきたのでご紹介しました。

とにかく、せっかくセルヴィッチデニムで作るバッグ作りなどを夢見ながら頑張っているのに、糸調子が取れなくて悩んでいる方、心より応援致します(^o^)丿。

この度の事を是非一度同じようにやってみてくださいませ、そして、実感しながら糸調子の深堀りをして製作技術の「肥し」としていって下さいませ(^-^)。

ミニマムな人数の世帯及び一人世帯の数の多さよ、使い道が豊富な古物のミニチェストの収納例とポテンシャルの高さ【621】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

掃除好き→整理整頓好き→インテリア好きに関連付いてお部屋の収納が1つの趣味や特技となっています。

当ブログのカテゴリーに<インテリア>というものを設けておらず、<コーデ>で綴らせていただいております。

多くの整理整頓やお掃除の機会にお伝えしたいことをアウトプットしお伝えする場としてこのカテゴリーの役目があります。

木製にこだわる趣味嗜好から、コンパクトなサイズの引き出し付きのチェストを今まで集めてきました。

このたびは、ミニチェストの使用例で、現在の中身のご紹介をしてまいります。

よく「模様替え」をしますので、いずれ中身が違うものに変わる時期も来るかもしれませんが、その時の気持ちに実直にその時に腑に落ちた配置で収納をするという自由スタイル。

中身を変えても不動な木製チェストの姿を「インテリア」の視点からお楽しみくださいませ。

どこまでがミニチェスト?4段の引き出しに入れた物のご紹介と空間利用の置き場所の工夫

木製の4段チェスト:縦46cmx横35cmx奥行き30cm。このボタンみたいなつまみがデザインとしては好み。

ものすごく小さなものではありませんので、使い方の工夫のポテンシャルは高いです。

とはいえ、大きく場所をとるものではありませんので、机やテーブルの下の空間に配置することが上手い配置だと言えます。

中身:ジャージの上下1セットで1つの引き出しの容量を満たします。4セットのジャージを計4段使用。
現在のクローゼット内の配置:可能な積み重ねをして空間を縦に利用しています。

続きまして、この写真の一番下に映る「コーナーテーブル」の中身をご紹介。

木製コーナーテーブル:「コスガ」ブランド。ベッド周辺の使い道で作られたもの。奥行きが55cmという長さ。

木のカラーがカーキブラウンで非常にクール。

奥行きのたっぷりさから十分に奥まで物を入れられます。

細かい引き出しの使い道:タオルハンカチやマスク。一目見て分かりやすいです。手前から使っていきます。

広い方の引き出しの中身:靴下です。裸足が好きなわりには、靴下も好きという(^_^;)。

「世代」の影響でしょうか、靴下にロゴが付いていないと気が済まないのです。

あとがき

インテリアの楽しさといったらありません。

本来チェストも使い方は自由。

一時、結構大き目のチェストにはジュエリーを入れていたこともありました。

もちろん、その中に更にトレイなどを置いてはいましたが、チェストはある一定の深さがあります。

よって、ジュエリーは深さの縦の部分を使わないもったいない空間が残るため、その使い方は取りやめ。

ただ、とても見やすかったので、お部屋に余裕があればゆったりと利用する方法としてはお勧めです。

昭和の家具のユニークな使い方を共有し合うことも、他の方からの新しい情報が得られ、もっと楽しくなると思います。

決して新しい品物を購入することが「リフレッシュ」ではないと思います。

古き良きお品の入れ物へ古物のお洋服や小物などを収納していく使い方のスタイルでも十分に「リフレッシュ」できています。

お部屋の模様替え、整理整頓、お掃除などはひょっとして、「心の中をリフレッシュすること」が本当の役目なのかもしれません(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

リフォームやリメイクの手間を一切加える必要無し、「ハイブランドサングラス巾着」をスマホ入れに利用させていただくアイデア【620】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「スマホカバー」という「扉式カバー」があまり得意ではありません。

電話をしている姿に蓋がヒラヒラする映りがちょっと。。

スマホを初めて使い始めたのは2018年3月頭のこと、かなり遅れたスマホライフのスタートでした。

それまでは、「ガラバコス島」の最後の「人種」のようにわずかに残るガラケーファンと共に長い期間踏ん張ってまいりました(本来は携帯電話自体を指す言葉)。

2018年くらいになると、ガラケーでは不可能なマスト事項も出てきたので、いよいよ「強制」というような差し迫る何かを感じ取り、初めてのスマホに挑戦。

いつまでたってもパソコンの方が使いやすいと感じることは変わっていませんが、その後はスマホでしか作業できないボタンなども存在し始め、大変驚いております。

そうして、違和感を感じながらも何とか時代の波に乗ったということになります。

モデルは「アンドロイド」、薄型ですが随分重いのですね(^_^;)。

最初の1年くらいは、はめ込み式のプラスチック製の「スマホカバー」を購入したのですが、スマホのかっこよさがすべてカバーで隠れることに愕然。

そして、スマホはカバー無しのブルーグレー色のモバイル本体の素敵さを見せながら、ポーチへ収納する使い方をするようになりました。

このたびは、そのスマホ収納ポーチを手間をかけずにあるアイテムをそのまま引用することで利用していくご紹介をさせていただきます。

「ハイブランドのサングラス用巾着袋」をそのまま利用したらスマホにぴったりだったサイズ感の一致

スマホのポーチを考えている内に、あるアイテムを発見。

それは、「ハイブランド」様のサングラス用巾着袋でした。

サングラス自体は苦手ですので、今までご縁がありませんでした。

とにかくスマホのサイズ感に合う布製のポーチなどを探していた結果見つけたのがサングラス巾着だったのです。

ハイブランド様のロゴがかわいく、シンプル。

最初は白を使用し、後に少しクッション性が不足したことと汚れたことからへ買い替え。

そして、ふんわりクッション性のある別素材の黒に落ち着きました。

黒のサングラスケースを利用したスマホ入れ:ハイブランド名は控えさせていただきます<m(__)m>。

更には、入れ物としてのみではなく、トレイとしても使えることに大喜び。

別の使い方:こうしてスマホトレイとしても使えます。

あとがき

「リフォーム」や「リメイク」をせずに、そのままのサイズ感でそのまま「リユース」できるということが結局は一番望ましいことです。

「リユース」の一番基本的な行動は、「そのまま使う」なのです。

ただ、本来の目的と違う使い方というところに、「アイデアと切り口の違い」が面白く入り込み、品物に深みが増します。

お洋服は、人間のサイズがバラバラですので、どうしても伴う「サイズ直し」があるものですし、流行も入り込んでいるのでその抹消も兼ね形を変える「リメイク寄りなリフォーム」も出てくるものです。

その一方で小物類に入る「袋」はいつの時代でも「袋」でいてくれるので、そのまま使うということが可能なアイテムです。

せっかく一度は製造されて世に出た品物、現在使われていないのなら、必要としている方のお手元へ相性良く届き、長く使ってあげることがとても素晴らしいことなのです(^-^)。

宝飾品屋さんに教わった、50万円相当の真珠のネックレスの照り・ツヤ以外に「ここ」を見る【619】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

弔事用としてずっと30年くらい持ってきたあこや真珠のネックレスがあります。

祖母に買ってもらったものです。

その時にお店の方から良質さを見る興味深いポイントヶ所を教えていただいたことがあります。

よく真珠は「照り」「ツヤ」を見るというポイントが紹介されますが、そのこととも関連するのかもしれませんが、また違う具体的な視覚的な見方があります。

今回はこのことをお店の店主様からの教えとして綴りたいと思います。

良き真珠選びにお役立ていただく1つの見方になれば幸いでございます。

あこや真珠の8-9mm珠のショートネックレスのレベルの高さはなかなかのものだった

こちら、今回の話題のお品となります↓。

あこや真珠:定価50万円のお品物。留め具に「ブルーサファイア」が埋め込み装飾あり。

ライトが効いた写真は、白っぽくぼやけるので、光をかなり落としてありまして、暗い写真になります<m(__)m>。

こちらががあこや真珠の50万円相当のお品。

つるりとして珠がなかなかのボリュームサイズの8.5mm辺りかと思います。

シルバークラスプの留め具も凝ったデザインで透かしにサファイアが設置されている点にすでに高級な部分が感じられます。

一度、当初なぜか4珠ほどよけてあったのを、その後失くさないようにとすべてを追加するリフォームをお願いして、そのリフォームで追加の、珠の間にクッション性のパーツ(オールノット)を入れることもしていただいたものです。

その他、留め具周辺で珠が終わる最後に、凝った感じのシリンダーパーツも取り付けていただいています。

当たり前に今までずっと持ってきたので、あまりに自然なお品でしたが、こうして見てみるとかなり凝ったものなのかもしれないと思えてきました。

そして、購入先の時計屋様(宝飾品も販売)からご教授いただいた、良質な珠の見極めの仕方。

見るところは、珠の正面に映る「青い影」だそう。

「この青い暗い影が良質の証と見るのです」とのことでした。

珠の真ん中に映るグレーのような暗い部分の事を指しているのです。

こんな感じで見たときに青い暗い影が映ります。これがはっきりと表れるものが良質だとのこと。。

もしかしたら照り、ツヤと関係しているのかもしれないですが、物理的な見方なので、とても分かりやすいです。

その青い暗い影は、「クール」というか「神秘的」というかそんな感じの影です。

あとがき

真珠をどこまで良質なお品で持つのかというところは価値観が分かれます。

50万などしなくても1万円程度で事足りるという価値観もありますが、これが祖母からのプレゼントだったという自然な流れだったこと。

そのおかげで、1つの知識を持つことができました。

実際のところ、この高級品を普段使いにカジュアルにはとても使おうと思いません。

実は、別のカジュアル使いのあこや真珠ネックレスがあり、あまり良質ではない保存状態の悪かった物を抜け感を出しながらロングへアレンジの使い方。

そういった型破りな使い方もとても楽しいので、そのお品の良質さだけが価値だとも言い切れない部分もあります。

真珠は、お手入れ方法がほとんどなく、非常にデリケートです。

海の中でできるから水と相性の良いものと思いがちですが、実際にこういったネックレスなどになった真珠に関しての取り扱いは、お水は不可。

水洗いは傷んでしまうというデメリットを持っています。

よって、真珠は柔らかい布で汗を拭きとるだけの「ふく」という行為だけにかかっているようなものです。

そう考えると価値がよく分からなくなりますね。

各々の持ち手にその価値観が委ねられる代表例のアイテムなのではないでしょうか。

その他、当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップでは開始当初の2020年に並んでいたあこや・淡水含むすべての真珠を2022-2023年に廃止しました。

2023年に「南洋真珠」のマルチカラーのみ残しておりましたが、それも真珠です。

お手入れの行き届かなさと真珠のあまりのデリケートさがレンタルには向かないと判断して2023年で唯一残していました「南洋真珠」さえも完全廃止を完了したのでした。

ただ、「価値観」もレンタルの価値観と個人の持ち物の価値観とは違います。

あこや真珠は弔事には(女性のみですが)マストアイテムであることがこの先の未来も不変だと思います。

よって、良質な真珠を見極める目は持っていると役立ちますし、値段にあまりに翻弄され過ぎずに良質なコスパの良いお得な品物をゲットすることが本来一番だと思います(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

「おやじポーチ」を軽視するなかれ、素朴ながら容量確保のコンパクトさがとても参考になる【618】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「おやじさん」というような人が持っているバッグを新モデルに引用させていただいたことがあります。

街角でばったり出くわした「おやじさん」を横から拝見、開けていたバッグは、四角くてマチがたっぷり。

その中には、いろんなカードが入っていて、少しのぞかせていただいてしまいました。

楽しいカードや券がたくさん詰まった容器をそのまま持って歩くようなスタイル。

このセカンドポーチさえ持って出れば気まぐれに年金生活をエンジョイ♪(あくまで想像です)。

そして、その素敵なモデルに感化され、思いっきりエレガントなイタリア製生地でミニボストンバッグを製作したのです。

ファスナー付きでカーブも入りまして、「おやじさん」には足りなかった「ショルダー」を加えたモデルです。

このたびは、この例から、ヒントはあらゆる人々から得られる可能性があり、あらゆる場面においても可能性があるというお話になります。

着想はメンズ用バッグから。。同じようなデザインでも雰囲気が大きく変わるエレガントな生地への落とし込み

「まえがき」のもの。ミニボストンバッグモデルは、見かけた実際のバッグを持つ「おやじさん」からのヒント。

これがまさかメンズからのヒントとは想像しにくいと思われるかもしれません。

というのも、生地が思いっきりエレガントだからです。

この生地を集めていた頃は主に2019年、イタリア製の「フクレジャガード」「風通ジャガード」を夢中になって探していた時期です。

もう1点、街中(まちなか)でバス停でバスを待つ「おやじさん」の後ろ姿が印象的だったバッグがあります。

それは、ナップサック。

次の写真は、ナップサックに関しては初期型の1点です。

よくあるナップサックのような作りを真似てみました。ただ、きゅっと口をしぼる時の口の完全な閉まりは課題。

裏地を付けた影響から巾着が十分に絞り切れず口が完全に閉じないことに加え、蓋に関しても装飾的に付いているに過ぎません。

まだまだその後の改良が必要だと、これっきりこの仕様では作っていませんでした。

「おやじさん」が持つナップサックはもっと典型的なもので、薄っぺらくて、マチがなくて、きゅっと口が縛られているものでした(素材はナイロン/100%の黒)。

丈夫にしっかり作ろうと、裏地を付け接着芯を貼ったりすることで、どうしても口が閉まらない課題が生まれてしまうのでした。

ただ、ナップサックはずっと昔からあるデザイン。

学生時代に、学校のサブバッグとして使った記憶があります。

何十年も前からの不変のモデルは非常に注目するところでもあるのです。

その後ナップサックは、「口の密閉の課題」をこんな風に克服していったのが2023年の事↓。

厚み生地では到底口は閉まりませんので、別布をタブとして巾着ホールにする仕様を考えました。

その結果見事に口の閉まりの課題は克服です。

どんな生地にも対応できるためには、このモデルが有効だというところに行き着きました。

あとがき

かの有名なハイブランド様の、「シャネル」様の創業者の「ガブリエル・シャネル(ココ・シャネル)」様もメンズからのヒントで「ツイードスーツ」や「チェーンバッグ」などを生み出しました。

そんな知識をインプットした頃だったので男性の持ち物に目を向けていたところ、アンテナにひっかかったのが「おやじさん」の持ち物だったのでした。

たくさんのバッグをあれこれ持ちたい、「エルメス」様の「バーキン」を色違いで持ちたい(一緒の形やないかー!と突っ込みたくなる)女性。

一方、渾身の1点を長く使う男性、特に年配の方々。

なぜ、その1点を選んだのかの理由があったはずで、そこにこそ「ヒント」が隠れているのかもしれません。

複数持ってはいても、1点ずつに対する思いの深さがどうかは分からなところ。

むしろ1点しか持っていないそのバッグとの出会いの経緯などを聞けると何かが紐解けてゆくかもしれません。

メンズからのヒントというのは、一理あると思います(^-^)。

一度この色に挑戦してみたかった、オレンジ茶の小物集め3点(バッグ・ベルト・靴)までの道のり【617】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ファッション分野において、難易度の高い「茶色」。

取り入れる時には、お洋服ではなく、差し色的に小物アイテムで考えていくと茶色が使いやすいものになります。

比較的見つけやすいのが「チョコ茶」。

ただ、チョコ茶は今までたくさん見てきました。

確かに素敵で不動のクラシックさをたたえたいのですが、冒険心は薄れています。

よって、このたびは、あこがれもあり、「師」と仰ぐ(勝手に)方が上手にコーデされていたことに影響を受け、挑戦したのが「オレンジ茶」です。

「ライトブラウン」「レンガ茶」などと呼ばれることも多い明るい茶色。

一見浮きがちな色なのですが、差し色には向いている色だと思います。

「3点共本革レザー製の中古品」という条件で、バッグ・ベルト・靴をそろえました。

その中でバッグに関してはリフォームする箇所が少しありましたので、ご紹介を兼ねて3アイテムが集結したパワーのような物を感じ取ってみて下さいませ。

オレンジ茶でそろえる夢実現に向けて、高級感アップのためのプチリフォームの「擦れカバー」作業

「リーガル」製のローファー(おそらく1990年代前半あたりと予想)、「ランセル」製のメッシュベルトの2点がすでに手元にあり、そこへ同じような色のオレンジ茶の「オーストリッチ」製の巾着バッグを投入しました。

オレンジ茶は「ケイト・モス」様のコーデをスナップ写真で拝見の時の影響を受け、真っ黒コーデに差し色に使っていらっしゃったのがどうしてもインパクト大でした。

これを真似してみようと決めて、実は苦手で手を付けていなかったオレンジ茶に新鮮味を感じてたところです。

その新しい試みにあたり、オーストリッチの巾着バッグを見つけていたのでした。

巾着バッグ:本革「オーストリッチ」製。程良いサイズ感の縦27cmx横25cmxマチ18xm。

両サイド巾着タイプであることがデザインとしてはレア。

ショルダーの短さから推測の、1980年代-1990年代にかけてのお品だと見ています。

とても懐かしいものの、変に流行が入り過ぎていないので、現在も何も躊躇することはなく使えそうです。

オーストリッチが柔らかい良い風合いです。

今後の「サスティナビリティ」の高まりとともに、新しくこういったお品が作られることは少なくなってくるかと思います。

既存品に関しての考え方は、「有難く使用させていただけば良い」というもので、「本革だから使わない」などとは言いません。

もうすでにあるものはかえって手にして使った方が良いという考え方をしています。

あまりにも偏り過ぎた考え方は現実的ではないと思っております。

入口のトップに擦れが見られます。
底の縁の擦れが見られます。同時に黒ずみも。

良いサイズ感で使いやすかったので、ある程度使われてきたもののよう。

まっさらに綺麗な感じに見えるよう、擦れに対して色の補色のお手入れをしたいと思います。

と同時に、仕上げのような意味で革のツヤやみずみずしさを出すためにオイリーにもしていきます。

1つは、まずとにかく擦れの色の落ちた部分を補色です。

このオレンジ茶になんとか合う色のクリームを持っていました。

いろんな革素材の擦れにはこれが一番だと「ハンズ」の売り場の店員様も太鼓判。「サヴィール」製のもの。
黒や焦げ茶も持っていたのですが、今回のオレンジ茶の場合、この「マロン」という色で対応。

場合によっては、黄色などを混ぜて色を調整するようですが、このたびはこのまま使いました。

1つ目の作業というのは、ただ擦れ部分にこれを塗るという作業です。

手袋をはめて、柔らかい布にチューブから出した色補色のクリームを擦れたところに柔らかい布で補色。
クリームで補色後:象徴的だった底部分の擦れは、クリームでオレンジ色に馴染み消えたようになりました。

と、ここまでは、色の補色ができたという1点目になります。

ここで少し不満が生じます。全体的に水分ととツヤのなさが気になります。

ツヤを出して仕上げたいと思うところですので、ここで我流で邪道ながら次のようなことをしました。

靴屋さんがホームページなどでは「バッグにはふさわしくない」とおっしゃっていることに当てはまると思われ、写真は控えます。

この後、あるメーカー様の靴補色リキッドタイプの「無色透明」というカラーを選択し、オイル仕上げの代わりとしました。

この液体タイプは、汚れ落とし・補色・ツヤ仕上げを1本で行える便利なもので、それの「無色透明」を使うところがポイントです。

実際は、特に悪く影響している様子も見られなかったので納得しています。

思い切った邪道行為となりますので、くれぐれもお気を付け下さいませ。

さて、補修はこれで終わり、バッグを見てみます↓。

補色すると立派なものに。特にブランド名はありませんでしたが、「オーストリッチ」製がブランディングです。

そして、差し色小物3点を集結させます↓。

少し濃淡の違いはあるものの、だいたいカラーは整っています。オフ・ベージュ・黒のお洋服に使いたいですね。

「リーガル」製の靴も中敷きのロゴ入りは劣化し新しいものに取り換えています。

そうでもしないと、この靴と同じ物は全くもってその後も見つけることはできませんでした。

あとがき

前半の「サフィール」製の「リノーべ―ティングカラークリーム」は是非目を向けてみてくださいませ。

今まで何度も使い、同じ色の黒などは買い替えもしているほどです。

老舗ブランド様でも、過去の古い物は、たっぷり感のある作りで、現在では同じブランド様なのにもかかわらず全く品物が違ってしまいました。

そうしますと、ブランド名関係なく、古いアイテムというのは「作りが良い」ということははっきり言えることだと思うのです。

「思い切って良い物を作ることが可能な時代だった」とも言えるのかな。。

今後もすべてのお洋服・小物に対してUSED品ライフを送ることを引き続き続行し、地球の未来に負担のないよう、過去の品物を掘り出し利用する工夫をご紹介していきたいと思います(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

生涯仕事をしていくと誓った事業主「picturesque:ピクチャレスク」は、当然ながら「年中無休」でございます【616】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「個人事業主」になって4年目、2017年末に会社員を引退(「早期定年退職」と自分でからかっていますw)の2018年2月スタートでした。

店舗は事務所として使用させていただくのみの、ネット通販の事業の2つ、「ハンドメイドバッグ」と「レンタルジュエリー」の事業者でございます。

いずれも「ホームページ」や「販売サイト」を通じての商品のご提供となりますので、常に写真はご覧いただける状況にあるとともに、連絡のやりとりも当然、常に「営業中」なのです。

これは、考えてみたら当然の流れで、あえて「休業日」というものは設けておりません。

その年中無休に対する決意が生まれた理由をこのたびはお伝えしてまいります。

ショッピングする時にがっかりした経験を「反面教師」に活かした

ショッピングの時に、質問をしたいことがよく出てきます。

その場で解決したいご質問があっても、金曜日の夜以降はネットのお店が実質お休みになってしまい、月曜日にやっと連絡が付くなどということが結構な数ありました。

そうすると、金曜日からは3日後にもなってしまいます。

この3日は大きく、随分「時」の流れが変わってしまい、気分が萎えがっかりすることがありました。

質問というのは早めに解決したいものなので、やはりそういったお店の休業のロスが「ホットな気持ち」というショッピングでとても大事にしている者が気を落とす点だったのです。

そういった多くのショッピングの苦い経験を活かしたのでした。

年中無休のライフスタイルに慣れた今の楽しさ、すべての生活から事業へ取り入れる学びの多さ

「オン、オフ」という言葉もあるので、お休みの日にまとめてリフレッシュというのも会社員時代に長年経験しました。

普段会社で仕事にのめり込み(on)、夜遅めの帰宅、休日によくお昼寝を楽しんでもいました(off)。

仕事好きであるのは今でも何ら変わりません。

会社員時代のお仕事もとても好きでしたが、内容の変わった現在もその点が変わらなかったのが、「仕事内容への魅力だけが理由ではない」ということになりませんでしょうか。

「個人事業主」になるにあたっては、「自分の決めた仕事で、ずーっとお婆さん(今もそこそこお婆さん)になっても毎日毎日仕事に打ち込む決意を固めておりますので、このスタイルの毎日は当然で自然です。

ただ、「頭痛持ち」であることもあり、時々そんな時には数時間睡眠したり、ある一定の時間帯に毎日運動をする時間はいただいています。

あとは、店舗での材料購入などがある時の隙間のような時間に、電車の中10-20分の間で読書をするように本を持ち歩いて出かけます。

そんな感じで短い時間のリフレッシュを時折取り入れるようになりました。

現在観たい映画がある、感想や記録を<読書>カテゴリーでYouTubeとブログ記事にまとめるルーティーンの継続

映画なども、よく以前は夜の最終で見に行っていたこともありましたが、夜はYouTubeアップ作業があるので、現在はあまり向いていない時間帯。

途中のもっと明るい時間帯にリフレッシュとして取り込むのが結果グッドです。

現在見たい映画がありまして、「グリード ファストファッション帝国の真実」です。

「ファストファッション」への警告のようなメッセージを含むストーリーで、新聞の記事の「文化」のコーナーで「ファッションライター」様からのご紹介がありました。

もう間もなく上映スタート日になるので、時間が取れ次第、変な時間帯に見てみようと思います。

この変な時間帯というのが、午前中とか午後の夕方になる前の明るい時間帯。

現在サスティナビリティの内容の本を読んでいることもあって興味を持った映画です。

実は、映画も2018年以降映画館では見ていないと記憶しています。

感想などをまた、当ブログ記事にアップしたいと思います。

あとがき

「年中無休」の中で、時間のもったいなさを意識するようになったことが成果として1つあります。

しかしながら、何がもったいないかなど、何気なくやっていることの中にも今後につながるようなヒントがあるかもしれないので、一概には言えない部分。

よく、「徒歩なら迷うことなくタクシーを使う」など、そのような例を耳にしますが、徒歩でも意味がある場合もあるので、時間の使い方の極論だと思います。

後から考えて無駄だったなあと自分で思わなければ、徒歩で時間をかけたとしてもOKなのではないでしょうか。

「こういうものだ」と教科書のように従うよりも、「心からの納得」に重きを置いた方が良いです。

よって、みんなが横一列ということは決してなく、「価値観」というものの違いが千差万別で良く、この度の内容も年中無休に対する向き合い方の1つの例です。

とにかく自分の人生は誰かに占領されるものではなく、自分が舵を握れる「自由」がまずベースにあると思っております。

その「自由」が無い状況は誰かに奪われた人生であるので非常にまずい、早急に見直し解決する必要があると思います。

まずは「自由」を入手してくださいまして、「自分軸」の実現をしてくださいませ、心より応援致します(^-^)。

小さいパーツが複数の接着芯貼り、まとめて粗裁ちを行う効率と枚数の限界の見極め【615】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

細かいパーツに接着芯を貼る時、しかも複数の時に効率よく貼りたい。。

そんな時にお役立ていただける粗裁ち方法を、実際の「前掛け」とよばれる腰下のエプロン製作のプチ量産における場面を例にご紹介したいと思います。

進捗度を高めることに貢献できますよう♪。

接着芯を大きな面積で用意、隙間をミニマムにコスパ良く並べながらまとめてアイロン接着する全体面積の限界

少なければ、そのまま生地の裁断に芯地を1枚1枚合わせてカットしますが、20パーツともなると結構な量です。

この効率を高めます。

このように、芯地の大きな1枚パーツに細かいパーツを接着芯上に並べます。カットは5枚ずつくらいに分けます。

アイロン台カバーを汚さないためには、クッキングシートは下に敷いたやり方の方が良いと思います↓。

下から順に、シート・生地(ふせる)・接着芯(糊面を下に)でアイロン。こすらず、押さえるかけ方です。
まとまった量はせいぜいこれぐらいです(5枚)。この「小分け」も1つのポイント。

欲を出して一気にやろうとするとアイロン台の面積が足りないので崩れます。

少しずつ丁寧に地道にやる方法にはなりますが、1枚ずつに比べるとはるかに効率は高まります。

まとめる枚数の限界をアイロン台の幅を目安にされると良いでしょう。

そして、きっちりと表地に忠実にカット。20パーツの芯貼済のラッピング布の完成です。

生地にハリコシが出ました。

接着芯を貼らないよりも貼った方が間違いなくパイピング自体にも「迫力」が出ます。

多くの量産品はここまでやってありません、個人規模の製作ではかなり強味になる部分です。

織物生地のパイピング布には織芯/ニット芯いずれもOK、ナイロン/100%のパイピング布にはニット芯がマストの注意

この度利用の接着芯はニット芯です。

織芯で白色がなかったのでニット芯の白を利用したわけですが、このたびのパイピング布が綿/100%だから織芯でも可能でした。

ナイロン/100%などでパイピング布とする場合はニット芯がマストですので、お気を付け下さいね(織芯では気泡ができて全く相性が悪いです)。

透けて黒っぽく映る場面が起こらぬよう、表地に色をある程度合わせていくこともポイントです。

白と黒しかない接着芯は、紺や黒や茶以外を白などの選択で分けられると思います。

ただ裁断するだけなのに、接着芯を当ててここまでやるということに驚かれるかもしれません。

あとがき

このたびは、キャンパス地のエプロンの縁を覆う目的ですが、その内側の構造など完成品では知る由もないことだと思います。

それでもやはりこの構造が正直に現れる時があると思っております。

それは、長い年月を経た未来の姿です。

その時に比較した時に違いは顕著だと思います。

そういった長い年月をも見越した製作をすることを今後も意識したいです。

アパレル品はその場での大儲けがなかなか難しいです。

これは宿命のようなもので、仕方がないわけで、そこを頑張るのではなく、少し変わった考え方をしています。

たとえ安い原価/売価であれど、必ず1点ずつを良い物に作ろうということを一番大切にするということ。

商売的な儲けにどっぷり浸かることは、アパレルでは非常に難しいです。

そこを無理やり価格を追求しようとすると取り引きの関係が壊れると思うのです。

では、儲けをさておいて、良質さを追求できるのか。。そこは闘いであると言えましょう。

結果将来生き残っていたら、その道は正解だったと思えばよい。

とにもかくにも良いお品を作ることを目指さずに、どんな未来があるのでしょう。

ファスト的な量産品のコスト削減のために重要な箇所でさえ手間を省くことへの「アンチテーゼ」みたいなことも混じります。

しかし、それ以上に、良き未来を想像しながら製作する「幸せ」な製作であることも重視してやみません(^-^)。

ミシンの糸目をそろえるために糸調子以外で気を付けること、両手でしっかり縫うものを押さえるという些細な事の重要度【614】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

久々のハンドメイドバッグ教室です。

間は空きましたが、カテゴリーに固めてありますので、ハンドメイドを綺麗に仕上げていく目標を設定した際には是非ご参考くださると光栄でございます。

実店舗の教室ではなく、好きな時に学べるWEB上の教室というのをカテゴリー<HMB教室>という括りにまとめています。

今後ご利用いただけることでお役に立てることがあればと思います。

縫い目をまっすぐに縫うということは大変奥深い、糸調子を整えたその後でもやることは生地をしっかり押さえること

では、今回のコツというものを1つ。

単純なのですが、三つ折りなどのステッチの場面です。

綺麗にまっすぐということを意識したいものです。

この綺麗にまっすぐというのは、右から左へ抜けていってしまうようなよく聞く文言ですが、結果は、あっち向いたりこっち向いたりのステッチの向きになることがあります。

縫いやすい生地であるとなおさらなのですが、油断して、このように縫い目が歪んだ箇所ができることが。。

かなり厳しいジャッジをしているので、これでも一応良しとなっていってしまうのかもしれません。

しかし、特に真ん中あたりが、糸目がぶれていますので、びしっと真っ直ぐに走った線ではないのが確かなのです。

ミシンも慣れというものが怖いもので、ミシンの扱い方を覚えると体が勝手に動いて、何となく、ただ生地を向こう側へ送ってしまうのです。

その結果が写真のようになりまして、ちゃんとした縫い目のイメージの意識が必要です。

それが、「横にぶれない意識」となります。

あのゆがみは横にブレがあった証拠と言えます。

横にぶれないようには、生地をしっかりと押さえ、集中して糸目をじっと見ながら1針1針丁寧に打ち込むということです。

まだ、上の生地は易しい方。

デニムや綾の折り目がしっかり入ったような生地は、その生地の折り目に動きが奪われ、ガタゴトと左右にふれがちです。

これをしっかり押さえ、前後の動きに集中するこということと、針が突き刺さっていく様子をしっかり目で確認しながらの1目1目にするということです。

これこそが、「真心を込めた製作」ということになりませんでしょうか。

あとがき

キャンパス地のステッチの成功例:この凹凸感の生地の折り目に負けず、まっすぐに縫えた状態。

↑これは、なかなか意識出来て上手くまっすぐになった縫い線です。

ここまでぶつぶつの凹凸感あるキャンパス地の織り目に翻弄されがちなところをいかにまっすぐにというのが挑戦ですが、そうして綺麗に出来上がったものはやはり美しいものでした。

糸調子ばかりを気にしてもしっかり生地を押さえることをしなければせっかくの設定が無駄になってしまいます。

些細な事の集まりが「美しさ」を生むのです(^-^)。