PT900との相性の良さが意外のグリーントルマリンリング、面積の広い長方形にリンクした切子との相性の良さ【635】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「トルマリン」という天然石はサファイアと同様カラーの展開が豊富です。

当ブログ内でもご紹介させていただきました中では、ピンクトルマリン、カナリートルマリンという蛍光色のような黄色のものなどカラフルに展開がありました。

このたびは、トルマリンの中でも王道のグリーントルマリンのリングのご紹介です。

別名「ベルデライト」。

ストーンのカットの仕方が縦長であることが多いトルマリン、個性際立つ大粒の四角リングをどう他のジュエリーと合わせていったのかの1つの例をご紹介したいと思います。

ずっしりとした重みのあるレトロジュエリーの「切子:きりこ」が縦長カットのトルマリンリングのベストパートナー

100点満点を付けたい程の素敵なリングです。

トルマリンリング:縦が25mm強あるビッグサイズ。トルマリンが縦長カットが多い理由が知りたいです。

トルマリンが四角に縦長にカットされることが多い理由は、結晶の方向性に沿ったもので破損しにくい一番の形ということなのでしょうか。

多くが縦長のカットである理由があるのだと思います。

トルマリンは、グリーン色なので、K18YGとも相性は良いカラーだと思ってきましたが、こうして見てみるとシルバーカラーの地金に対してもすごく神秘的。

3点セット:ネックレスの切子と透かしのコンビデザインが◎です。ブレスのペーパークリップも長方形にリンク。

切子は昭和時代のジュエリーの素敵な横顔の1つ、昔のものに地金たっぷりのボリューム感があるものが多く見つかります。

数多い切子の中でもダントツだと思ったこのネックレスにこのたびのトルマリンリングがとても相性よく映ります。

あとがき

同じグリーンでは「エメラルド」の宝石が高級な存在ですが、実際はその繊細さゆえに処理だらけの天然石になってしまい、到底その真贋は自信がありません。

その代わりに、同じグリーンのトルマリンに目を向けるということをしてみたのでした。

こうして見てみると、宝石というものが、ストーンだけでは成り立たない、地金のパワーとか装飾も相まっての素敵さで成り立っているものだと思うことがあります。

4大宝石のダイヤモンド・エメラルド・ルビー・サファイアだけが宝石だとはとても思えません。

「半貴石」などと呼ばれて括られているものでも十分「宝石」と呼べるものがあると思います。

もともとダイヤモンドに価値をそれほどおいていなかった過去もあり、言葉に縛られず、すべての天然石をフラットに見てまいりたいと思います。

どのストーンも共通に、地球で育まれた「鉱物の奇跡」の姿に違いないのですから(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

10cm・5cm・2.5cmというきりの良い寸法を手早く型紙に表現、「アパレル専用型紙用紙」をハンドメイドバッグの型紙作りに利用【634】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

アパレル業界勤務において事務方は「原価表」を作成することがあります。

経理部とはまた違った、営業部署で「見積り」として初期に算出するものでした。

とにかく材料をすべて積み算することで原価を見積もることで、過去のデータも大いに活用しました。

その中で出てきた議論、「型紙は材料なのか」ということに対してなのですが、こう考えております↓。

「型紙は、1製品に必ず存在するもの、それなしでは製品を作ることができない。それなしでも製品を作ることができる「製品収納袋」が「消耗品費」という一般管理費の考え方に対しては、やはり「型紙」は「材料」なのではないか」という考え方を持っていました(20代の頃のお話)。

型紙はハサミや縫い針などの道具とは違うのだけれど、実際の製品にそのままの姿では登場しませんので特別な存在です。

こんな風に見解が分かれる型紙、ハンドメイドバッグにおいても大いに活躍しています。

その時に、バッグ専用として厚紙では作らず、お洋服と同じ、アパレル専用の型紙用紙を使用させていただいております。

このたびは、その型紙用紙がいかに効率的な寸法で示されているのかということと、その分かりやすさを大いに利用することの勧めを綴ってまいりたいと思います。

直線の多いバッグには向いている、1マスが5cm四方の型紙はオーソドックスなサイズ感に活かされる

「アパレル用型紙用紙」は、1マスが5cm四方。

10cm単位の単純なサイズで暗記できるほどの寸法の分かりやすさをいただけます。

そして、5cmの半分の2.5cmにも印が示され、2.5cmという数字もよく引用しています。

例えば、厚手の生地の三つ折りは、1cmずつだと縫い代が完全に隠しきれないことで、2.5cmの半分の1.25cmずつ折り曲げる三つ折りなどにも引用しています。

型紙は出来上がると、どのデザインのものかを示し、右下にシールを貼りながら、袋付きファイルへ収納。

表面には一度出来上がった完成品の写真を掲載し、イメージを分かりやすくします。

64穴ファイル用のフィルポケットタイプの袋の利用:型紙に関連付いた分かりやすい写真をピックアップ。

こんな風に収納して保管できるのも、用紙の適度な柔らかさのおかげです。

これでもかなりのアナログですが、生地で製造するものは今だに遥か昔と何ら変わっていないアナログな場面も多いのです。

何せミシンで手作業で縫っていくことこそハンドメイドなのですから。。

アパレル縫製工場様が実際に使っているという型紙用紙。特徴は茶のクラフト紙であること、柔らかさが中間的。

パッと見て見やすいとよく言われるグリーン色が線に使われているのが印象的。

この矢印の向きも非常に重要。

生地の地の目の縦向きにこの矢印を合わせて生地の縦横向きを型紙で把握しています。

この矢印もいろんな使い方があるので、商品自体の縦向きであったり、柄の方向だったりとバラエティに富んだ使い方ができると思います。

そして、このはっきりとした5cm四方のマス目。

ハンドメイドバッグも5cm単位での修正が多く見やすいです。

5cmくらいからの変更が目で見てすぐに変化が分かるサイズ感だと思います。

そして、さらにその半分の2.5cmに、ポッチが打たれています。

これも非常に使い勝手がよくて、きりの良い、22.5cmとか7.5cmなどで設定をして、鉛筆や定規を使わなくても良い型紙製作が可能です。

時に、多角形のデザインには、斜めにハサミを一度で印を目安にカットすれば、斜めの線であっても定規や鉛筆は不要です。

そして、カーブの時の円も、コンパスをこの用紙自体の目盛りに半径を合わせます。

サイズ変更などは、2.5cm単位で修正する方向にして、跡が残りやすく、記憶にも残りやすい修正をすることにしています。

よほどでなければ、ミリ単位などの調整はバッグにはそれほど無いです。

とはいえ、例外はあります。

細い紐用の共布パーツなどでは、ミリ単位で幅が違うと出来上りにも違和感が感じられ、1cm単位で区切ることをすることがありました。

用紙の幅に対する不満、以前あった細幅が廃版か!?、バッグの為の型紙用紙ではないと実感する場面

以前、この目盛りが入った型紙用紙の通常95cm巾の半分くらいの45cmというものをネットのお店で購入いたしました。

あれが、ハンドメイドバッグには非常に使いやすく、コンパクトサイズで良かったのですが、現在は見つけることが全くできていません。

上が95cm巾の現在使用のもの。中にマス目が印刷されています。下は45cm巾。

こういった型紙は良くなかったという例としましては、厚みがある下のようなものです↓。

お勧めしないタイプの型紙用紙:点線は2.5cmの部分。矢印や点が無いので使いにくかったです。
こうして比べると、確かに右の方が紙質は丈夫で厚手ですが、目盛りの分かりやすさは左がダントツです。

ところで、左のアパレル専用の紙質が中間的な柔らかさであることに理由があるよう。

布を裁断する際に融通が利くのがある程度柔らかさも求められるとのことからのものです。

あとがき

このタイプの型紙にしてから型紙製作にかかる時間が随分スピーディーになりましたし、綺麗に作れるようになったのが不思議。

型紙1つのことで、出来上がりにも影響していくことに驚きました。

それぐらい型紙が重要なアイテムであるということになります。

型紙に対して思うこと。

これ無しでは決して製品が出来上がることはないと考えると、目には映らないが、製品に溶け込むように存在している「デザイン」にイコールだという見方もできます(^-^)。

インテリア映えが素敵な木製ジュエリーボックス、細かい仕切りを外しジュエリーをゆったりと収納する独自の使い方【633】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

素敵なジュエリーを収納するジュエリーボックスにもこだわりたいものです。

見かけの素敵さにもこだわると同時に、引き出しの中身にもこだわります。

このたびは、ジュエリーを大切に収納するということがどういうことなのかの1つの姿を木製ジュエリーボックスへの収納例でご紹介したいと思います。

後で貼りますYouTubeのご紹介の仕方と少し違いますことには理由がございます。

現在当ブログの手直しをしておりまして、動画は当時そのままなので最初の投稿2021年と手直しの現在の2024年の差約3年程の間にその後の発信の切り口が変わったのです。

そんな違いもせっかくですので、どうぞお楽しみいただきながら、ご意見をお持ちいただければ大変光栄でございます。

入れ物も集めてしまうコレクション癖、木製ジュエリーボックス多数を持ってきた者が使う実際の中身の使い方

コレクターというほどの究極の姿ではないのかもしれませんが、かなりの入れ物好きであり、ジュエリーボックスも木製にこだわって複数集めてきました。

本当の主役は、やはり入れる中身であるジュエリーだということになります。

様々なジュエリーボックスのタイプがある中、王道の引き出しの多いタイプで一番上にリング差しがあるタイプ1点のみを例にその中身の使い方を深堀りでご紹介します。

3種ともジュエリーボックス:すべて木製。この度のご紹介は真ん中のタイプです。キャラメル茶がエレガント。
一番上はダミー。多くのジュエリーボックスがこの構造。蓋を開けたお部屋が一番上の引き出しということです。
一段目:中を開けますと、本来リング差しがあるところへ不織布を覆っています。すでにここは邪道な使い方。
リング差しを使わない理由:汚れたくないからです。デフォルトのまま残しリングは不織布の上に置いて収納。

ジュエリーボックスは間違いなく綺麗なままで長持ちすることでしょう。

物に対してこのように考えてしまうので、せっかくのリング差しの意味はどこへやら(^_^;)。。

その他のお部屋にも茶色のフェルト布を敷いています。

こちらも同じ理由で汚れたくないからということになります。

白色だから敷いたというよりは、どの色でも敷く汚れ防止目的です。

張ってしまってある元の状態は、「カバーの無い布団の中身」と同じことだという考え方です。

2段目:ワンルーム形式。ペンダントのようにチェーンがたためるタイプではない横広がりなネックレスを収納。

正直、この使い方が一番ジュエリーがゆったり収納できるのではないかと思ったのです。

3段目:細かく仕切られた部屋。おそらくピアスやイアリング用なのかもしれません。
4段目:3段目より少し粗いです。チェーンブレスなら1部屋ずつ入れられます。

ただ、この細かい3段目と4段目も後に大きく姿を変えることに。。

やはり、セットごとに一緒に収納したかったため、思い切った行動に出ます↓。

市松の仕切りの撤去:こういったネックレスこそ無理なくゆったりと大切に収納。
ストライプの仕切りの撤去:このように使える可能性のある商品ですので邪道でもないかも。

当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップは3アイテムが1セット。

収納も同じ場所に一緒にしておくことが整理整頓になりまして、把握しやすいという点で、一緒にまとめておくことが非常に大切なのです。

あとがき

撤去したとはいえ、取り外した仕切りは実は大切に保管してあります。

それはなぜなのか。。

また変化があって元に戻す使い方があるかもしれないからです。

今そう思っても、未来はそうは思わないかもしれない。。

決まり切っていないからこその楽しさと自由度があり、今の気持ちに実直に従う良い意味の「ワガママ」が実現できていてとても有難いのです(^-^)。

コイルのようなねじりデザインが2連になったブレスは是非ペンダントチェーンとそろえたい【632】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

糸というのは、細かい極細の繊維をまとめて撚り(より)をかけてねじりながら1本の糸にしていくという作られ方。

ハンドメイドバッグをいろんな生地でお作りしていることから、よく元の構造などを調べることがあります。

実は、地金のジュエリーでも似たようなことがされているのではないかと思うことがよくあります。

「ツイストチェーン」と呼ばれるチェーンがありますが、あれも、小さな輪パーツをらせん状に繋げて、ツイストのひねりを出すデザインです。

こんな風にヒラヒラと薄手のプレート型のコインペンダントトップにバランスが合います。

ねじるという行為がまとめて固める役割をなし、安定感が生まれます。

ねじらないと崩れます。

この機能があることからもツイストと呼ばれる名前のチェーンの種類が豊富であることが納得できます。

今回ご紹介のブレスレットも2連でツイストっぽいデザインなのですが、「コイル」と呼び分けております。

作りが繊維状の、どちらかというと生地の織り糸のような作りを彷彿とさせるもの。

とても素敵なチェーンで、同じデザインのペンダントチェーンにリンクすることでセットの効果が出ていく例をご紹介したいと思います。

コイルチェーンの2連のブレスレットと合わせたペンダントチェーンの同じデザインの粋なまとまり

細い繊維状の線をコイル仕立てにしていったような作りの2連チェーンブレス。K18YG。
3点セット:コイルブレスをこんな風に組み合わせました。3連のペンダントチェーンと同じデザイン。

多重のコイルが美しく、更にそれ同士がリンクしていて一緒に合わせた効果が出ています。

あとがき

ペンダント/ネックレス・ブレス・リングの3点の中で最初に主役として決めていくのはペンダント/ネックレスやリングであることが多いです。

なかなかブレスレットを主役にすることは少なく、むしろ付ける位置も人間の真ん中位置であることもあり上下の関連付きの役割が大きいと思っております。

このたびも、ペンダントチェーンと形が同じというところが大きく貢献したと思います。

少し型にはまっていますが、そんな見方も1つあるということです。

ブレスレットがペンダント/ネックレスとリングの橋渡しのような役割だと考えると集める順番が最後になる意味があります。

とはいえ、何となく自然にそうなっていくのです。

難しい時には、こんな考え方をしてみてジュエリー同士の組み合わせを成功していって下さいませ(^-^)。

チェリー風ツインペンダントトップの難しさ、形違いが混在した場合片方の形だけに寄せていく方法の発見【631】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「これはひとクセある」などというフレーズを聞くことがあります。

実は、当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップに検討する際にも、この「クセ」が組み合わせの難関になることが多いです。

例えば、花・フルーツ・動物・ハート・リボンなども難易度が高いモチーフ。

なぜなら、それ1点だけでは終わらない「組み合わせ」が待っているからです。

1点だけが象徴的で素敵でも、装飾するのは複数、互いに溶け込みそれでいて互いを尊重するような相性みたいなものを重視しています。

このたび、なかなかクセのあるペンダントトップを入手。

さくらんぼみたいなモチーフのボリュームあるサイズ感です。

ただ、その後ものすごく悩むことになったエピソードと学びをこの度は綴らせていただきたいと思います。

デザインの遊び心に惹かれるも、丸と四角の真っ二つに分かれるモチーフをどうまとめるかの難解を紐解く

ツインペンダントトップ:サクランボみたいな抽象的な幾何的なデザイン。シトリン。台はK18YG。

シトリンが黄色みのあっさりした色で、よくイエローゴールドになじみます。

そして、片方が丸型、片方が四角型と違う形でのツイン。

サクランボでいう、軸の部分の作りが横から見ると幅がなかなか立派なプレート板になっていて迫力を感じます。

まだこの段階ではペンダントトップですが、チェーンを付けてカジュアルなロングペンダントにその後アレンジ。

ただ、ブレスも貴重な丸と四角の連続のものを逃してしまい、リングも見つけたもののボリュームが足りなかった現実にお手上げ。

リングを廃止し、その後このペンダントトップも廃止したのでした。

思い切った廃止でしたが、この1点だけ見ていては組み合わせが完成に至らないこともあるのです。

丸と四角を同時に組み合わせたブレスやリングがまずなかなか見つかりません。

たいていどちらかに形を合わせた連続のデザインが多いのが現実ですので、このペンダントトップ自体が突拍子もないデザインなのです。

ただ、道はありまして、どちらかに片寄せてしまうことです。

ペンダントトップには丸も入りますが、その他のブレスを四角モチーフで、リングも四角モチーフでと全体に四角寄りなのだという主張をすることです。

その結果トップの丸は装飾的な役割に転ずるような感じで大枠の印象がスクエアなデザインだと認識されるのです。

この廃止を冷静に振り返ってみると、そんな教えをもらったような気がしています。

その後、こんなモチーフのペンダントトップを集めていくことに↓。

ダブルペンダントトップ:楕円やドロップも入っているのに四角いイメージである全体の見方を重視。

そうして、チェーンのデザイン、ブレス、リングを四角のモチーフに寄せていくことで、楕円やドロップが入っていてもその存在が弱まり全体の四角になじんで溶け込んでゆくのです。

この考え方ができたのも、当時のサクランボの左右が全く違う形という究極なデザインに出会ったことで悩み、導き出した考え方なので、廃止になっても意味があった出会いだったと言えます。

あとがき

そうはいってもこのペンダントトップはやはり廃止という運命だったと思います。

それはなぜなのか。

チェリーのデザイン自体が結局はクセが強すぎます。

これが縦に並んでいたり、横に複数並んでいたりするのではなく、ロゴのように2個だけを左右というのがとても何か引っ掛かるのです。

クセのあるモチーフを突破していく解説だったはずなのですが、結局は、突破しきれなかったのがこちらのペンダントトップだったと思います。

そうでなければ廃止していなかったと思うからです。

言葉がなかなか見つからなないのですが、「縁」がなかったとまとめたいと思います。

しかし、重要なことを教えていただいたという点では、これも「出会い」の1つだったと思います。

チェリーモチーフが好きで集めている方だっているのですから、相応しい方の元へ旅立って行ったのだと思っております(^-^)。

パイソン柄をエレガントに活かせないだろうか、まずは18金イエローゴールドのブレスから始めてみました【630】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

先日、家の玄関の扉を開けたところ、小さなトカゲくん(ヤモリかも、ベージュ色でした)がちょんちょんと可愛く走って逃げるのを見かけました。

こんなところに来ているんだとびっくりでしたが、ヘビっぽくて触るのは苦手です。

蛇と言えば「パイソン柄」。

パンプスでも王道の柄でカッコイイです。

そして、ある時、ジュエリーにもパイソン柄があることを知りました。

18金の素敵なパイソン柄のブレスレットです。

2021年に入手してはいたものの、組み合わせが全く分かりませんでした。

苦し紛れに細かい1パーツの形をかろうじて合わせてみて組み合わせた初期のセットがこちら↓。

3点セット(初期案):一度このように組み合わせてみたK18YGベースのセット。腑に落ちませんでした。

こちらのセットはボツになり、パイソン柄のブレス以外を「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップから廃止。

そして、時を経て3年後の2024年に3点セットがやっとまとまることになりました。

このたびは難しさのために3年間躊躇したジュエリーの組み合わせを、2024年に突破した決め手をお伝えしたいと思います。

難しすぎる場合は、「同じ」というキーワードでそろえるやり方で、3年越しにやっと腑に落ちたパイソン柄のジュエリーセット

そのパイソンブレスレットというのがこちら↓。

パイソン柄のブレスレット:K18YG製。ひし形がパネルのように整然と並び、全体にパイソン柄になっています。

なんて個性的で美しいのだと感動。

このブレスレットを主役にその他のネックレスとリングを探していきました。

ブレス1点だけが素敵でも、他のアイテムとの関連や溶け込み方がないとうまくいかないのです。

そして、腑に落ちたセットがこちら↓。

3点セット(新案):リングは前からあったのにこのブレスとの相性に気づきませんでした。ネックレスは同類。

ネックレスには変化を付けた金銀のバイカラー。。というかこれしかなかったです。

もしあったならK18YGのみの同じパイソン柄のネックレスでも良かったと思います。

物は考え方よう、全く同じゴールドのネックレスよりもバイカラーは面白さがあります。

PT850とK18YGのコンビでプラチナのシルバー色が入ることでとがった印象ではなく柔らかな印象になったことも感じられます。

あとがき

当記事は、最初に投稿させていただきましたのが、2021.06.23のこと。

その3年後2024.04.26にブログの「手直し」の順番が当記事にまわってきまして、現在リライトしているところです。

この偶然のタイミングで、やっとセットが決まったところだったのでした。

当「本物志向のレンタルジュエリー」は、もともとバラバラなジュエリーをあらかじめ3点を1セットにして組み合わせをしてある便利さでお洋服に合わせやすい工夫と価値を高めているスタイルです。

ジュエリー同士の組み合わせに迷う方へのサポート、反対におしゃれには非常に長けている方へのご提案や共有でもありたいと思っております。

それには、腑に落ちていないような3点セットは失敗となりいずれボツになるのは当然かもしれません。

とても厳しい見方をしておりまして改良は常に意識していますし、最終的にお洋服に馴染むようにマッチするところを目指しております。

難易度が高かったパイソン柄ですが、「ひとクセある柄」という括りでは「花柄」も同じように難易度が高いです。

他の柄への引用としまして、この度単純な発想ながら、「同じでそろえる」というポイント、いかがでしょうか(^-^)。

<経理>個人事業主の会計ソフト入力計上後の照合、「現金」の帳簿と「財布」の実際の金額の誤差は「お釣り」にヒントがある【629】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

会社の経理事務担当者様であっても、個人事業主の事業主本人様であってもこの「現金」の「財布」との照合という作業は同じく必須です。

現金というのは、細かな紙と細かなコインという「物体」なので、細かいものが失くしやすいのと同じことなのです。

ここ最近のこと、実は¥4,000といういかにもピッタリな数字の誤差が出てしまいました。

今回はその解明をした記録と、誤差が出たときの早く解明できるコツ、「予測」の所にスポットを当てながら解説してまいります。

¥4,000事件なぜ起きた!?「5千円札のお釣り」という見方からの解明

最近というのも実は、この記事アップの前日の昨日のことです。

普段から、迷宮入りしたくないので、現金の照合はまめにやっていました。

ここ最近というのが、6/18辺りから、6/21くらいまでのほんの4日間程の間のこと。

それより前は、現金照合が一致していたということです。

そもそも、まめにそういった作業をすることは是非お勧めします。

1か月に一度のチェックでは、スパンが長すぎて誤差が出る確率と迷宮入りする確率が高まり、正直お話にならないかと。。

このたび¥4,000が帳簿に対して、実際のお財布(事業用)の中身が少ないという事態でした。

個人事業主の財布:上の紺色が個人用の財布、下のパイソン地が事業用の財布と使い分けをしています。

なかなか、苦戦しましたが、最終的に解明。

よく照合の時に誤差がある場合、帳簿の実際の費用の数字そのままに注目しがちですが、もっと裏を見るということがコツです。

¥4,000というのは、¥1,000のものを¥5,000を出した時のおつりであるという考え方で見ます。

この「お釣り」に答えが隠されていることがとても多いです。

マナカをチャージした¥1,000の記録が実際にあります。

この時に、¥5,000を事業用の財布から取り出してチャージしたそのおつりを間違えて、うっかり、個人用の青い方の上の財布に入れてしまったというストーリーが答えでした。

この時に5千円札を使ったという記憶も頼りになります。

または、その周辺の時の帳簿の残高から、5千円札が事業用の財布の中に実際にあったような様子も確認。

そうして、この解明に至りました。

こうして、おつりの中にあるヒントというのがかなりの手がかりになります。

実は、遡ること2か月ほど前にもお釣りに関する誤差のが出たエピソードがありました↓。

レジからお釣りをいただくアナログないただき方、お店のお釣りの渡し漏れが原因であったエピソード

実は、今回の誤差が出た、2か月程前にも誤差が出た件がありました。

その時は¥99の誤差。

この数字も正直意味深です。

¥99という数字そのままではなく、どんな支払に対してのお釣りなのかをイメージして見るのです。

コンビニに設置の機械でサイトとの連携で確認を行った後、レジにそのレシートを持って行って現金でお支払いする「コンビニ決済」というもの。

その時に、やや金額が大きかったことで、店員さんが現金に対して身構えます。

そして、紙幣を数えることなどに集中して、額が大きいと収入印紙も貼るのでそんないろんな立て込んだ作業が一度に起こりました。

そして、その時にもらうはずのおつりを店員さんが私に渡し忘れ、私もそれに気づかなかったというものでした(なんや自分ぼーっとしとるやないか!)。

翌日、たまたま現金照合をしていて、どうしても¥99合わないということで、前日のコンビニ支払いの時にお釣りをもらっていない記憶をうっすら思い出します。

そして、コンビニに実際に出向いて問い合わせたところ、コンビニでも、現金が合わない記録が同じ額で出ていたということで双方が腑に落ちました。

これで完全に解決でした。

そう考えると、早めの照合が大切であったり、そのシーンの記憶も新しい内に早く計上し、金額照合する作業をするべきです。

いずれにしても、1件だけだったことが解明にもつながった分かりやすい数字で出たと思いますので、いくつも重なった合計の誤差は解明の難易度が高まります。

短いスパンでの都度の現金照合作業をお勧めします。

このたびの現金不一致からの学び

レシートや納品書の記載のある目に映る数字などに注目しがちです。

しかし、お釣りが現在の残高の一部になって構成されているわけですから、お釣りは結構重要なカギを握ることが多いのです。

お釣りというものをソフトに記載するということがない(レシートには載ります)から分かりにくいのですが、カギを握ることが多いのです。

現金照合も誤差が出た場合すっきりと事実に基づいて解明できた方が良いです。

帳簿もずっとつながっていきますので、致し方なく、変な調整を一度してしまうと、後で新事実が発覚した時にまた困りますので、その都度まめな照合は長い目でみてスムーズです。

同時に「普通預金」も同じです。

こちらも頻繁にチェックしていまして、現金と同じくらいの割合で5日に1度みたいな感じとか、多く計上があった日に見てみるなどがお勧めです。

こういった「キャッシュ」のカウントは出来る限り現金をやめていく方法でも解消されますし、とにかくここに時間をかけることは事業活動にとってはかなりのロス。

スムーズに終え、常に正確な状態であることが本来の事業活動に集中できることに繋がります。

あとがき

この頃から、財布を2つ持つことをやめ、1つの財布で科目で事業用の計上と個人用の計上を分けることで対処していくように変えました。

個人用の計上では、本来計上しなくてもよいレシートを「事業主貸」という科目で計上する手間は確かにありますが、財布は1つで良い所がとても身軽です。

ただ、財布が1つになったからといって誤差は時々ありますので、この度の解明のコツは引き続き引用することがあります。

とにかく「現金」という細かい物体の存在がこうしたことを生むのです。

「キャッシュレス」は非常に事が正確だということも同時に実感した次第です(^-^)。

取っ手・ショルダー・支柱など長いベルトパーツに使える丈夫な4本ステッチがけの技の習得方法【627】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグを一番最初に作り始めたのが2007年春のこと。

当初は一重仕立てのポーチとマチ無しトートバッグ、言ってみれば袋のようなものです。

その時にもすでに取っ手は付けておりまして、当時を振り返ります。

当時の完成品の写真は残っておりませんので恐縮なのですが、取っ手の作りは、当初から4本ステッチを取り入れていたと思います。

ただ、その技術はと言えば、特にステッチ同士の間隔を均一に徹底する意識も薄く、手作り感満載のものだったかと(^_^;)。

やはり本格的な技術力の意識は、2018年スタートの事業主としてのハンドメイドバッグをスタートしてからだと思います。

随分心意気の違いで、こうも変わるものなのだと実感しておりますが、「事業における商品」としての重みが趣味のハンドメイド活動からの大きな変化です。

そして、現在も変わることなくすべてのバッグに取り入れています4本ステッチベルトを、このたび長いたすき用に取り付けることになりました。

長いたすきは「エプロン」用となります。

多くのエプロンはたすきなどそれほど重視されていない附属のような作りですが、よく考えてみてください、たすきこそ一番動きのある場所であり大切なエプロン固定の要(かなめ)ではないですか。

これこそしっかりと作っていくパーツなのだと重視する考え方をしています。

幅の広いベルトテープは4本ステッチが生地の補強の役割もしてくれる

細めのベルトテープというと、1cm代くらいまで、太目となると2cm辺りから。

2cm程の幅のたすきを作るための7.5cm幅の型紙で裁断した細長い生地(地の目に並行か垂直、バイヤスではない)に接着芯の織芯を貼り、丁寧に四つ折り観音開きに折って美しくステッチをかけていきます。

その時に、ステッチの幅が均一であることこそ美しい秘訣。

合格の4本ステッチ:ステッチ間の幅が一定にそろうことが4本ステッチの目指すところです。

これまで10年以上作ってきても、集中が途切れた瞬間に幅が不統一になるものです。

それほど難易度は有りますが、たくさんの訓練で技術を高め、「経験と勘」が生まれます。

線は引きません、目で見てステッチをかけていく部分なのですから。

ちなみにこの生地は、チノクロス、綿/100%、日本製、カラーはモカです。

もう1本を解説しながら順にご紹介します。巾7.5cmの150cmロングの接着芯の布帛芯を貼っておきます。
四つ折り観音開きに折った生地をアイロンをかけますが、この部分にもう一度アイロンをかけます。

このダメ押しの最後アイロンこそが、綺麗にできるひと手間だと解いています。

そして、縁の先端の美しい直角の姿はきちんと折り込み縫い代を隠してあるがゆえのことです。

まずは、ぐるり1周ボックス状にステッチ。あとの2本は、ちょうど等間隔が空く位置にステッチをしていきます。

最初に外枠をボックスステッチし、次に真ん中2本の右側、左側と1本ずつ区切りながらステッチを分けました。

取っ手などの挟み込みタイプの場合なら先端の縫い代が隠れるので連続で横移動して次のステッチへ移ると効率が良いです。

しかし、縫い代を包み込むたすきの場合ステッチが汚くなることを防ぐために、真ん中2本はそれぞれステッチし、糸を端っこの溝に隠します。

完成の状態:合格です。かなり綺麗にできました。「おおっ!」というような歓声が上がるほどの美しさを追求。

もう1つうっとりするほど美しくなるコツとしまして、「生地によくなじんだ糸のカラーの選択」が挙げられます。

糸の色はあなどれません。

綺麗に縫っても浮いてしまったら台無しです(ステッチを業と強調する場合は別です)。

糸はストックを持ってカラー展開を豊富にしておくことをお勧めします。

ちなみに、現在はスパン・テトロンの合計で30番糸限定で135本です(今数えてまいりました)。

あとがき

職人的訓練の末、結構等間隔で4本ステッチができるようになってきましたが、目指すところはもっと完璧な美しいものなので、まだまだ発展途上にあります。

しかし、縫いだけでなく、今回ご紹介のようにその手前のアイロンこそ綺麗に仕上がるためのコツ。

全体としましては、「アイロンとミシン縫いのコンビが技術である」と考えた方が良いかと思います。

<HMB教室>のカテゴリーでも、取っ手の綺麗な作り方として図解と共にご紹介させていただいております。

このたびご紹介のコツは、「ちょっと綺麗」といったところです。

その後、「極上」というほどの美しさになるためのコツというものもあるでしょうから、ある程度のレベルになったら、是非目指していって下さいませ。

比較的幅が狭い2cm以下の場合はもともとステッチの間隔が狭いので誤差が目に映りにくいです。

このたびの2cmだとステッチの間隔が広いので誤差が目に付きます。

練習は2cmくらいでやった方が上達が実感しやすいかもしれません。

技術向上後に、いろんなバッグを作っていくと、いかにショルダーや取っ手のステッチの等間隔が見た目のポイントになっているかに気づかれることでしょう。

量産品では時間がかかり過ぎてしまい決して追求されない部分、こういったことこそ差別化として小規模で少ない数を製造する者がなせる業なのです(^-^)。

何十年も前の二つ折りの折りたたみ日傘が渋くて味わい深い、長持ちするための袋のゆとり確保リフォームと留めベルト付け【625】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

昨年末くらいから、肌がボロボロと荒れたり、乾燥したりしてきたのが、この5月くらいで限界に達し、いよいよ皮膚科へ。

なんと、軽いアトピーのもよう。

ショックでしたが、薬以外でもケアできることを探ります。

1つは、単純に紫外線対策として「日傘」を持ってみようと決意。

せっかくなのでお洒落な日傘を探しまして、見つけたのがこちら↓。

昭和時代のものと思われる日傘:おそらく昭和のもの。折りたたみの収納。傘自体は小さめです。

いろいろ探した中、こちらがダントツ。

布ライクなので、UV云々はさておき、おしゃれ度も大切。

持ち手の部分も木製で彫りがしてあり結構凝ったものです。

傘の柄の部分:持ち手が木製。葉っぱの彫もお洒落度が高くて丁寧な手作り感があります。

このような古い時代の日傘において、2ヶ所をリフォーム作業した記録を綴りたいと思います。

収納が狭すぎると「擦れ」などで傷む原因に、ゆとりの確保もリフォームの1つである

この度のリフォームは、まず、留め具の部分の設置と、袋の窮屈さの軽減目的で広げるということの2つ。

なぜかまったく留めベルトの長さが届かない。これを別布を調達することで作り直していこうというものです。

なぜ、このような状態なのか詳しくは分かりませんが、とにかくこの状態だと留め具の機能がないので、収納できません。

生地は同じ物は当然ないので、そっくりさんの生地を探しました↓。

ベルトに使用の生地:「しじら」という名前の織り生地。マルチストライプの雰囲気もそこそこ同類。
縫い代をすべて隠すようにアイロンで折り込みます。四つ折り観音開きです。
ベルト出来上がり:柔らかめが使いやすいので外側一周のみのステッチで十分です。
もともと付いていたリングはそのまま使います。折り返し部分は、手縫いの2本取りで3度固定。
その後は、手縫いが続きます。こちらも3度を2本取りで手縫いで本体へ縫い付けます。

ここはミシンでは、生地が傷む原因になるのでソフトな手縫いがお勧めです。

そして、右下のようにリングの穴より小さめのボタンを縫い付けます。

留め具機能の様子の確認:やはり、リングの面積がタブ生地に占領され狭いです(^_^;)。
さらに、このリングにつまみタブを付けることで、もっとボタンにリングをはめやすくしていきます。
次に袋のタイトさを解消してゆきます。なんでこんなにきついのかなどは不明。
入り口のドットボタンが閉めれない状態にあり、タイトな袋の縫い代を広げてゆきゆとりを加えます。

まず、狭い原因の1つに、装飾的なタックが入っていました。

きつい原因にもなっていますタックをすべて外します。

タック外し:タックが結構入っているので、思い切ってすべて外します。
まず、タックをリッパーで外す作業です。
糸を外したらアイロンで整えます。ハトメ周辺は、ミシンで縫えない部分なので、手縫いで補助します。
縫い代を広げる作業:縫い代のゆとりをもらって、半分くらいの縫い代に変更することで本体の横幅を広げます。

5mm強程広げることで両サイドの計1cm強を広げることができました。縫い代はブランケットステッチ手縫い。

スカートのダーツやタックのリフォームも同様で、広げた分量の2倍が実際に広がるということので、かなりゆとり確保の効果が出ます。

そして、この部分も、先ほどのタックのドットボタンのように、一番下のアイレットリング/ハトメリングがミシンを妨げるので、手前でミシンをやめて、残りを手縫いです。

こうして、ミシンと手縫いをミックスした作業を致しました。

いったん完成:ゆったりと傘が袋に入れられるようになりまして、ドットボタンもちゃんと閉まりました。

この後更に、上述の留め具のリングにつまみタブを付けるアイデアを実際にやっていきます。

細かい作業ながら大切な部分、留めにくいストレスを生まないための留めリング用のつまみタブ作り

型紙無しで、なんとなくデザインしてみました。

当然左右対称に重ならねば縫えませんので、どんなデザインでも左右対称は必須です。

ポイントは、リング内にボタンがはまりやすいよう、その空間を邪魔しないようにシェイプされたデザインにするという点です。

こんな感じで、1本のテープながら細い部分があるものをイメージした細長い台形。
アイロンで真ん中を縦に折り、さらにそこへ向かって外側から包み込む感じで、周りをステッチ。

ひっくり返す「中表」のやり方ではありませんでして、折り込んでステッチで閉じる常に「外表」のやり方です。

リングに細い部分を通して、先端を手縫いで縫い留めます。実際は写真よりもっと深く折り込みタブを短く。
本当の完成です。このつまみタブがあると、機能としては大変スムーズです。

2箇所(袋のゆとり・ベルトの設置)のリフォームを終えて今思うこと

今回の日傘は、非常に布ライクで、ガサっとしてすべりにくいので、こういった素材は特に、留めベルトもやりにくいものです。

総合して思うのは、あまりきつくやり過ぎず、少し余裕のある程よいゆとりが傘の生地自体を傷めないコツだと思いました。

ツルツルの滑りの良い傘なら自然にキュッと縮まってくれますが、結構厚みがあるままなのでその点は傘の素材の種類による配慮といったものが出てきます。

今回のリフォームは、古いお品をリフォームすることで、大切に使っていけるための工夫です。

目につくリフォームにとどまらず、使い勝手の良さをとことん見直し、更に複数のリフォームをしていった記録となりました。

昔の物は本当に素敵な物が多いです。

日傘もなかなかこれといったものが見つからなかった中にこのたびの傘が、昔ながらの手の込み具合で、オシャレな輝きを放っているいるお品だったのです。

古物の購入の際に、不良や難点が存在することも多いです。

そういった時に自主リフォームができると購入に思い切って踏み切れますね。

このように思うことが多々あり、せっかくの素敵なお品物を是非ごミシンを1台持ち備えるスタイルをお勧めしたいです。

もうすでに出来上がっているものの一部ですから、入り口の敷居は低いです。

こうして、今後もリフォーム記録を綴ってまいりますので、どうぞ、初めの一歩を踏み出してみてくださいませ。

あとがき

その後なのですが、ずっと薬を飲み続けるアトピーの治療に対し納得できず、病院通院1か月をもって勝手に終了(先生ごめんなさい<m(__)m>)。

そして、なんと、薬をぴたりとやめたのに、徐々に直っていったのです。

当ブログ記事は、2024年の1年間でこれまでのすべての記事を順番に「手直し」しています。

現在は、2024.04.24であり、この記事【625】の順番が来ました。

「ブログ記事のリライト」は本来1か月ごとなどということが言われていますが、とてもそのようにできません。

ただ、このたびの大掛かりな「手直し」は2024.12.31をもってかなりの成果を上げられる予定です。

今もアトピーはこの時以来、もう起こっていません。

そして、この日傘が現在どうなったのか。。

答えは、ずっと使っています。

ここ近年4月からすでに紫外線が強い感じなので、晴れた日には朝のウォーキングで日傘を使っています。

この時に直して本当に良かったと思っています。

ただ、変化はあり、取り付けた留め具のベルトはまた外しました。

布が破れる懸念があり、傘にありがちなロゴ刺繍のヵ所が弱ることに似ています。

そして、ゆとりを出すために広げた袋は、せっかくのお揃いの袋ですので、傷まぬよう別で保管、「使わない」という選択を致しました。

年月とともに随分考え方も変わるものです。

ただ変化と共に高まった考え方があります。

それは、「古き良き品物を大切に長く使う」という思いの一層の高まりです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

アパレルに儲けを極限に追求した反動、環境破壊と人権侵害を本気で憎む【624】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ブログ記事は、YouTube動画と連動しておりまして、タイトルの末尾の同じ番号【】をブログにも採番致しております。

ブログが翌日投稿になりますので、この記事の前日がYouTubeアップの日であったというおおかたの見方です。

さらにその後、インスタグラムでも同じ番号、その次にスレッズでも同じ番号でそれぞれ少し違った書き方で投稿させていただいております。

インスタやスレッズはご覧いただく人の新たな開拓(新しい出会い)のようなもので、動画とブログにアップしたということをお知らせする機会のような使い方です。

よって、特に一番最初のYouTube動画投稿と翌日午前中のブログ投稿が主体です。

ただ、インスタやスレッズがあったおかげでYouTubeの登録者様が外国の方だったりなど大変光栄なこともある程度把握しております。

本当に皆様ありがとうございます(^-^)。

このたびは、昨日公開の映画を早速観賞、YouTubeとブログにアップさせていただいております。

観賞映画は、「グリード ファストファッション帝国の真実」。

いよいよ、「サステイナブル:永久持続性」をハイブランド様やアパレル品製造業者様の多くが意識し始め、実際に生産に取り入れてきているような昨今の中での公開は、悪しきしきたりの本当の終焉を告知したかのようで、このタイミングとして見ますとタイムリーだと言えます。

映画には、「いましめ」のようなものが入り混じり、いつまでたっても相変わらず儲けを追求して、人権などを踏みにじり続ける経営者に対する「怒りが膨れ上がった姿」もラストシーンで感じました。

大儲けの資本家の反対サイドで苦しむ低賃金、劣悪環境の労働者との差の問題

ビジネスたるもの、少ない資本から大きな儲けを追求することは基本的な考え方としてはあるもの。

しかしながらその裏側で労働賃金を極限に低く設定された交渉のもとで生み出されたその生産の結果、資本家と、労働者の裕福さの開きがあまりにありすぎるものに。

映画の中の2点の引用で、当記事にたどり着いてくださいました読み手様と共有したいと思います。

1点目は、主人公のファストファッションの経営者の部下や従業員人に対する経営者のトップの態度。

モラハラ・パワハラが問題になる現在の姿をいとも分かりやすく私たちにその様子を伝えます。

店の名前の看板1つに対してとにかく目立つような派手な色使いを強要、しかも出来上がった状態に対して後から指摘し、考案者の人格すべてを否定するような汚い言葉での罵倒。

このパターンが他の人にもなされる日常。

看板の色使いを決めるに至った持ち場の担当者の思いや、意見を聞きとり、話し合うなどの事は一切なし、ワンマン型の究極の姿です。

そんな場面が多く、別のシーンでも多く見られました。

凍り付くような寒々とした場面に唖然とする大勢の従業員対トップの彼1人との極端な「温度差」がそこにはありました。

2点目は、その提供に見合った金額のお金を払うべきタクシー代、ここでは、極端に値下げを要求。

かと思えば、自分誇示のためのパーティーの派手な演出などには多額のお金を湯水のように出費するという極端さ。

ここから、この経営者のお金の投じ方の問題が浮かびます。

ふさわしい場面に必要なだけのお金を支払っていくということを全くしていないのです。

非常に嘆かわしく、常に我欲が中心にありました。

自分が今あるのは、労働してくれている多くの従業員のおかげだとは微塵も思っていなかった人間の末路を、分かりやすい形で表現したオーソドックスな内容です。

あとがき

この映画は、ある意味「最終通告」のようなもの。

ついに、そのカードが切られた、もうそのフェーズに来たといったメッセージです。

映画の中では、分かりやすく究極な形でこれまでの悪いやり方の行き着く先を表現されていたわけですが、日常のアパレル事業の活動の中では小さいながらもこの考え方が根付いていることがあります。

世の中があれだけ性差を失くしジェンダーレス社会になっているにもかかわらず、「男尊女卑」が今だにファッション業界では残っています。

その他、実際に製造する者が、意見を言えず、とにかくきつい納期の中でひたすらイエスマンを貫かねばならない状況も。。

特にアパレル業はそういったことの大きな改善が遅れていると思います。

この原因は何なのでしょう。

かつての「ガチャマン時代」という、機織りをしていれば素材が洋服に変わりみるみる売れる良き時代があり、その栄光がいつまでも忘れられないことも1つにあるかもしれません。

あれこそが本当のアパレルの姿だと誤解をしている、そう思いたいということなのでしょう。

現在読ませていただいております生地の歴史の本においても、長い長い歴史で見てみると、布を材料に完全機会化は決してされない手仕事が必ず残る衣服の製作や生地の製造は、「大儲け」というのは本来はなかなか過去にも無かったこと。

生地の1つの素材でさえも、昔であってもある流行の波にたまたま乗ってその時は繁栄した時期が長く続いたことがあったという見方。

産地の素材1つだけとっても、衰退しそうになりながらなんとか作り続けてきたことなのです。

それなのに、洋服を作るまでの複雑な経路のアパレルの構造にもよるのですが、元の素材からスタートの部分を、表面的に見てうわべの判断で進めていく中間業者の無責任さはを感じることがありました。

儲からないなら「やめる」というのであれば、是非そうしていただきたいと思うのです。

本当にアパレルをしたかったわけじゃない、旨味を得たかったことが目的だったからです。

「多重構造の大きな怒りの塊」があの映画の中のラストのシーンで爆発しているようでした。