雑誌の付録の非売品の中の「ハイブランド」様のポーチに感動、三つ折りの蓋の斜めラインをフリースポーチに引用させていただいた【642】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

少し大きめのもったいないような残布があった際に、「わ」を使った一繋ぎパーツを折りたたんで作るポーチはいかがでしょうか。

ミシンができる人は、とてもスムーズに簡単製作可能、ミシンを全くしない方は、ミシンができる人から「もらう」という方法でたくさん行き渡ったら良いと思うようなもの。

そのモデルは、某雑誌の付録に付いていたらしい某「ハイブランド」様の企画のもの。

もしかして、細かいことは、ライセンス形式だったのかもしれませんが、ロゴは付いていました。

このたびは、そのポーチに出会う機会があり、自主リフォームで縦の幅を使いやすく狭めることをした際にその作りを拝見することになったことからの感動を、三つ折りマチ無しポーチへ引用してみたという記録です。

そのお仕立ては大変美しく、お洋服の手法をポーチに落とし込んであったかのようでした。

さらに三つ折りの蓋部分が斜めラインになっていましたので、その点も引用させていただきました。

三つ折りマチ無しポーチの蓋の斜めラインの緩やかなカーブの具合と出来上がりへの効果を見る

型紙はこれだけ。この型紙に対して同じパーツ2枚を重ね合わせて作ります。
この斜めの分量は、あくまでゆるやかに。。だいたい1cm強くらいの幅の横の範囲を10cmの縦分量で取ります。
生地はフリース。日本製。グレー色がフリースらしくて渋いです。接着芯(ニット芯)を貼りました。

同じパーツを2枚ご用意を。

開閉は、マジックテープの同色グレーにて。二度縫いで丈夫に縫い付けます。
裏には、当て布のハード薄芯。開閉時にかかる圧力に生地が丈夫に耐え得るためというのが目的です。

マジックテープはこの縫い合わせ前の段階でオスもメスも縫い付けておくのがマスト。

写真は、1cmの縫い代を内側に折り込んで「外表」で行いましたのでこのような折り目の向きです。

ただ「中表」でもできまして多くの方がこちらを選ばらるのではないでしょうか。

返し口をストレートな場所で設定、フラップの先端が一番浮かぶ案ですが、肝心な正面の場所だからためらいがあるなら、サイドなどの別の部分でも良いと思います。

1cm内側に2枚を折り曲げて、縁2mm程を1周ステッチで固定。
三つ折りして、袋部分の両サイドを二重ステッチ。そして完成です。
「三つ折りマチ無しポーチ」:<サイズ>縦11cmx横18cmxマチ無し。
すっきりとしたデザイン。わずかな逆台形のフラップの効果はやはり大きく、ストレートよりもスタイリッシュ。

ストレートだと「反る」ことがあり、幾分か反りを解消できるのではないかというのがわずかながら狭くなった先端の工夫でもあります。

このサイズは多くの小物入れに対応でき、スマホ・通帳・ティッシュ・マスク・鍵・その他の小物と可能性が広いサイズ感。

ポーチは、どうしても女性向けに作られた化粧ポーチが多く、ほとんどが縦の長さが大きすぎます。

こうした縦をスリムにしぼったサイズはコンパクトで使いやすいです。

硬いものではなく、ふんわりしたものなので、余計なサイズは必要ないミニマムな入れ物になります。

あとがき

よく、エコバッグをガソリンスタンドでもらったなど、日常的に使うものほど無料のものをお使いになっている人は多いと思います。

今回のようなポーチもハンドメイドバッグを製造する側の私から見ても、値段が付けられません。

おそらく、こういったものをわざわざ購入しないのが現実。

そうすると、作ることが可能な人が「あげる」ということで人に行き渡っていくことがとても自然です。

ただ、製造側としては、無料で配るようなお品物は、「いかに手を抜くか」をどうしても考えてしまうのが世の常、しかし、その考え方は実は反対方向へ向かうような判断だと思っています。

無料だからこそギャップのある「確かな品物」ということにはならないのでしょうか。

では、大量など不可能となる、よって、大量製造形態が限界なのです。

「どうしても良い物を作りたい」という強い気持ちは少なくともここにあります。

「無料・有料」の価値を考えない「良質さ」だけを追求した品物を作ることを優先順位の一番に据え置きたいです。

それでも成り立っていくにはどうしたらよいのかを考えています。

「儲け」だけを追求してしまうといずれ「破綻」してしまうからです。

かえって「良質さ」だけを追求していった方が、長い目で見ると続けていけると思っていますが、どうでしょう。

もちろん続けていくための根本的な体勢などは考えないとただ無茶苦茶なことを言っているだけということですが、そんなつもりはありません。

大量生産をしてきたこれまでの「アパレル」が非現実的過ぎて破綻しているのですから、現実的な体勢にする必要があると思います。

ちっぽけながらもまずは、「続けていく」ことをしていき、引き続き考えてまいりたいと思います。

ハイブランド「シャネル」様の形態にヒントがあると思っております。

ハイブランド様とはいえ、洋服やバッグやなどのアパレル品を取りそろえられています。

それでも、そちらの分野は思わしくない「儲け」、それ以外の別の事業ラインでカバーされているかと。

少し悪い言い方ですが、「遊び(あくまでも真剣に)」みたいな感じでやった方が長く続くものではないかと。

真剣に事業としてそれ1本でやるから成り立たないのではないかと思うのです。

これが現在の思うところとなります。

「壁掛けメモホルダー」のフックは「取っ手タイプ」よりも「タブタイプ」の方が断然良いと気づいた「前反り」の経験からの学び【641】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

毎日使えるような雑貨品を作ってみようと思いましたのが、「メモホルダー」。

ここ最近、重要な用事のメモを個別にメモ用紙に書いて「壁掛けメモホルダー」に収納しています。

メモがたくさんある中、日付順に手前から並べ、ポケットへメモを収納。

一番近いの日付だけをポケットの入り口に洗濯ばさみで留めるというは青くの仕方。

ただこれにもデメリットはあり、全体的にざっくりと把握するにはメモを1枚ずつ見ていくことになり、カレンダーなどに記載の記録の仕方も侮れません。

予定のスケジュールをカレンダーにメモすることが多いとは思いますので、並行して、1枚ずつのメモ用紙が減ったり増えたりしていく様子を見ながらタスクの密度を把握するということもできます。

このたびは、そのような実用的(置いているだけではない物という意味で)なアイテムである「壁掛けメモホルダー」を製作した記録を綴ってまいります。

そして、初期に取り付けた取っ手タイプのフックがいかに良くなかったかをその後の「反り」で気づき、左右の端同士のタブ式に変更していったのです。

タブはめいっぱい左右の先端同士がベスト、取っ手タイプは「ヨレ」が起こった初期製作

まず初期の取っ手タイプの記録を一応綴ります。

メモホルダーの型紙:左は取っ手、右は、本体。マス目が5cmごと、右の本体はだいたいA4。
実はもう1つ型紙を用意。本体の縁を1.5cmくらいずつ小さくした枠の型紙をハード厚芯用とします。

この芯地のおかげで硬くてしっかりしたものになっていくのです。

今回使用の生地:「リントンツイード」。カジュアルですが、なかなか高額な生地です。
丁寧な仕立てをしたい場合、接着芯を貼ります。結構この効果は大きいものになります。
取っ手作り:接着芯を貼ったパーツを四つ折り観音開きで折り、ボックスステッチ1周。
縫い合わせ:生地を外表で、真ん中にハード厚芯を入れ込み、縫い代1cmを内側に折り込み外1周をステッチ。

同じタイミングで取っ手も入れ込んでいます。

ポケット作り:長い縦の辺を折り、左右をステッチで固定。
完成:ポケットにメモがゆったりと入ります。
使い方:一番近い日付のメモを外に飛び出して選択ばさみで固定。

一度は完成して喜びましたが、間もなくただ壁にかけているだけで両端が内側に曲がって「反り」が起こり始めました。

そして、両端のタブ式に変更しました↓。

「タブ式」の方が取っ手よりも安定し、このままの形がキープされます。【655】の投稿で詳細を解説。

このたびのツイード生地で製作の方は、おそらく取っ手を先端同士に取り付けても「反り」は起きたと思います。

こうした物理的な現象は、実際に作ってみないと分からないこともあり、驚くことがあります。

例えば、かの有名な巾着袋。

両端を引っ張るとあのように口が閉まるなど、果たして最初から分かることでしょうか。

物理的なことを引用した誰かが最初に気づいたことなのではないかと。

それほど、なかなか物理的な特徴や動きを想像することが苦手です。

よってこんな風に失敗して初めてわかることもあるのですが、このようにお伝えすることで、次に同じように作ってしまう方を減らすことに貢献できるかと(^_^;)。

あとがき

このたびの「壁掛けメモホルダー」は、残布から作れるものです。

このためにわざわざ生地を購入すると必ず余ってしまいますので、少しもったいなく多めに余った残布から作るとよさそうなものです。

決して小さいものではなく「わ」が必要ですので。

製作も、大きい物を製作の傍らで、残布整理を兼ねて小さい物を製作という企画も生地の無駄を解消できると思いますので1つの案です。

ただ、必要ない物は作らない方がましであり、在庫を生むことはよくありません。

バランスをよく考える必要があります。

今後は、製造することの「責任」が今よりも重要になるのではないかと思います。

そもそも作るのかどうか、それは使い道がちゃんとあるものなのかの初期段階のジャッジや考え方こそ大切です。

材料と製造の良きサイクルが実現できると良いです。

小規模ながらも、気を付けて良いアイデアはお伝えしていきたいと思います(^-^)。

「このお洋服にはきっとこの靴であろう」のイメージを見事に裏切るギャップの靴選びの意外な成功【640】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

人の目から見たコーデの目線の先端には靴があります。

目線に等しい位置の顔辺りからずっと下へ降りていくようなイメージ。

満員電車で座っている人が最初に目にするのは、立っている人の靴ということもあるかもしれませんが、通常は目線を上から下へ流すことが多いみたいです。

このたびは、ある意味重要な目線の先にある靴について綴りたいと思います。

実際にコーデしている例でございまして、予想を覆すギャップのある靴を持ってくる面白さです。

想像だけではなく、実際にはいているという点でもしかして説得力が生まれるかもしれません。

2例で解説、ジャージならスニーカー、ワンピースならパンプスというイメージからのギャップ

1つは、ジャージコーデです。

上は半袖Tシャツ、下はジャージのパンツ。

ジャージという言葉のイメージ、そして、動きやすそうな運動着のイメージということで、普通は「スニーカー」を合わせることをイメージされることと思います。

ここがファッションらしい部分となるかもしれません↓。

その本来のスニーカーのイメージを覆す分野の靴を持ってきます↓。

バレエシューズ:スエード素材の黒。

ジャージにバレエシューズはこのままお出かけも可能な雰囲気に変わります。

不思議なのですが、スニーカーの時には感じないお出かけテイストが靴の影響でジャージにも生まれるということ。

とはいえ、抜け感もあるバレエシューズは、気軽で親しみやすいアイテム。

靴側から見ても、ワンピースなどに合わせられがちなところを、ジャージに相性が良いようだと気づくことになりました。

2つ目の例です。

ノースリーブのプレーンなワンピース。

普通、ここには、パンプスを合わせようと思いがちです。

それも正解で、もちろんお出かけ着にもなり、お食事などのシーンにもその延長で相応しいようなテイストです。

ただ、これもよくあるコーデと言えばそうなのです。

そこで、靴をパンプスからこれに変えます↓。

ローファーです。「リーガル」社のヴィンテージものオレンジ茶。

ローファーは意外でしたでしょうか。

オレンジ茶も他の小物と溶け込み、黒と良い相性になることもあります。

ベージュや白に対しては差し色みたいな存在に。。

ローファーを合わせたワンピースはパンプスを合わせたときには感じないマニッシュな雰囲気に感じる不思議があるようです。

ローファーから想像するお洋服のイメージは、パンツスーツでしょう。

そこをワンピースというギャップが意外性が生まれます。

あとがき

このたびは、靴でイメージとのギャップを楽しく表してみる例をご紹介致しましたが、他のアイテムにも引用できる考え方だと思います。

さんざんお洋服を見てきて、心機一転したい時にこのような普遍的な装い方から外れてみると、何か発見があるかもしれません。

流行など意識しなくても決して遅れない、むしろ先端を歩くような、より素敵なワードローブを彩られますよう(^-^)。

ロックミシンの最終の糸始末は結んで玉止め、ロックがほつれにくく丁寧なお仕立ての極み【639】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2020年より、ロックミシンを一部使いする製作の機会をいただきました<m(__)m>。

デニム生地で作る雑貨品は、ほとんどが裏無しの一重仕立て。

一重仕立ては一見簡単そうですが、縫い代の始末の悩みが増え、むしろ裏地付きよりもごまかしがきかない難しさがあるのです。

裏地を付ける場合は、縫い代が内部にそのまま密閉されますので、縫い代が裏地内で守られ傷みが起こりません。

縫い代の傷みは外部との接触でほつれていくことが多いですので、閉じ込められた状態であれば問題ないわけです。

このたびは、一重仕立てでポケットを縫い付ける場面などにおいて、見えない部分の丁寧なお仕立ての1つとしてロックミシンの始末の「玉止め」の場面をご紹介したいと思います。

更にそのロック部分の縫い代を視界から隠すというアイデアは別の記事【716】の投稿で綴らせていただいております。

そちらもセルヴィッチデニムの一重仕立ての例ですので、当記事の続きとしてお立ち寄りいただければ光栄でございます。

ロックミシンも表立って見える部分ではないのですが、のぞくと目に映るようなポケットの内側などの場所では、縫い代を綺麗に始末する意味が非常に重要になります。

このたびは、ロックミシンの糸自体の始末をそれぞれの区切り目において「玉止め」をしている者の「決まり事」をご紹介したいと思います。

ロックにも玉止めが有効、ロックの糸をどのくらい残すと結び目が作りやすいのかの解説

では、玉止めをしていく様子です。

ロックの最後の糸ループを多めに残します。8cmくらいがグッドです。5cmだと結びにくいです。
よく手縫い糸で、ボタンを付けるなどの時にほどこす玉止めと同じで、一度コマ結びをします。これだけです。
角の先端に結び目がちょんとできました。その結び目周辺3-5mmでカット。
ツンと残り糸が出ますが、どのみち、縫い代内などに隠れます。
玉止めをしないプチッとカットしたままだとほつれることがあり、しっかりと解決したい場所です。

あとがき

やや我流ですが、人間が考えることなので、きっと同じようにされている方がいらっしゃるのではないかと予想しています。

自然でシンプルなやり方なので、余計なことをしなくてよいから、クセにしてしまえば、その後は当たり前の作業となっていきます。

丁寧に仕上げる策の1つとして、こんな影の部分も実は効果があるのです。

ちなみに今回登場の生地は、25ozデニム(ヘビーデニム)。

ロック糸は、「フジックスシャッペスパン」の#90の薄グレー色でした。

ミシン屋様がおっしゃるには、ロックのミシン糸は90番ではなくても、50-60番糸でも良いそうです。

ほつれにくいのは、90番よりも50-60番でしょう。

ただ90番の方が在庫の減りが少ないので糸が有効に使えます。

よく情報を知らない内に調達した糸はたまたまのセット購入のお得な出会いもあり、それが90番だったことと、デニム用にと考えデニムの裏面に色がなじむミドルグレーを選択。

デニムに90番も相性が悪いわけではありませんので、生地の厚みとロックミシンの番号のギャップなどは特に考えられていないようです。

その他、帆布やゴブランなどもなかなか裏地付きが困難なこともありますので、同じようにロックミシンの縫い代始末を引用すると良い場合があると思います。

一重仕立ての縫い代始末に困った時は、ロックミシンに助けてもらうという手があることを思い出してみてくださいませ(^-^)。

ハンドメイドバッグの初期製作品は、技術が不足している上にありふれているという二重の弱点、それでも安くて悪い物を作るべきではない【638】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近インテリアを兼ねた好みの柄の布の袋のようなバッグを入れ物目的で購入しました。

とにかく一重仕立ての「袋」のようなものですが、生地にキャラクターがプリントされそこでしか購入できない「ブランディング」が確立されています。

もともと物を収納するための目的であったため、実際に物を入れてみたのですが、中に入れた物があちこち移動して安定感の無い収納になります。

その理由は、まず、マチ無しだったからということになります。

また、取っ手が一重仕立てなことから、フックにかけているうちにねじれて古びた様相になってしまいました。

思えば、同じようなデザインを作ってスタートの初期のハンドメイドバッグがありました。

初期の頃の製作が実りにくい理由、そして技術をある程度持ち合わせてきたその後も継続していくべき「良質さの追求」について綴りたいと思います。

最初は単純な出来る精いっぱいのデザインを全力で。。ただし手を抜くことはするべきではない

初期の頃のハンドメイド製作のバッグ:一重仕立ての今でいうところのレジ袋のようなもの。マチも無し。

そんなバッグを¥100でヤフオクや楽オク(現在のラクマ)での販売をし始めた2007年がハンドメイドバッグ活動のスタートでした。

一重仕立てで、内側に吊り下げ式ポケットを付けたものでした。

初期製作品は、技術が無いうえに難しいデザインも作れない為、なかなか受け入れられにくい時期です。

その頃の作りにそっくりなものが、この度購入のキャラクターものバッグでした。

冒頭のように、収納には不安定であることで、何とか活かせる方法は無いかと考え、実用的な「壁かけメモホルダー」を作ることに。。

使い勝手の悪かったマチ無し縦長トートからの「壁掛けメモホルダー」へのアレンジ。左右のタブは画びょう用。

キャラクターものなので、「著作権」の兼ね合いで写真に写すことができませんでして、図解で失礼致します<m(__)m>。

中に接着芯を貼るということをして、更に「ハード厚芯」というごわっとした芯地も挟みます。

そして、柄の向きを正面に合わせながら折り返して輪にして広いポケットを作り両サイドを縫い付けて、両サイドのてっぺんにタブも縫い付け完成です。

ここへ、予定メモを日付順に入れます。そして、一番先頭の近日の予定メモを外に出して洗濯ばさみで留める使い方です。

このことから、現実的にしっかり使えるものが残っていくという点がヒントになります。

一重仕立てのトートバッグはいろいろ活用できそうなわりに出番は結局なく、反対に、特化した物品の方が出番が確実の現実を見ました。

この「壁掛けメモホルダー」になる前の一重仕立てのトートバッグは、生地のキャラクターに大きく価値があったため、別の使い方をしてでもこの先も持って行こうと思えたことです。

キャラクターは「ブランディング」が命だと実感した瞬間です。

この「ブランディング」に良い勝負を挑めるのは、ブランドの量産的な構造があまり重視できない縫製などにおける「徹底した作りの差」ではないでしょうか。

悪い品物はたとえ安くても在庫に残り続けてしまうと思います。

かと言って高額過ぎは、良質であってもなかなか購入に踏み切ってもらえないところが「ブランディング」が中心にあるようなファッション分野の難しいところかもしれません。

それでも、良い物を作らなければその先は全く間違った道を進むようなもの。

なかなか受け入れられなくて、続けていくマインドさえ失うのです。

「捨てる」というところまで行くような未使用品はとにかく、「質が悪い」のです。

「質が良い」品物は簡単に手放すことが躊躇され、別の使い道を工夫されたりアレンジしてでも使いたいもったいなさを感じるものです。

あとがき

現在ブログ記事の「手直し」をしておりまして、この【638】を綴りました当初の2021.06.28からはおよそ3年が経過の現在2024.04.28です。

この現在においても、ご紹介しましたアレンジしたキャラクターものの「壁掛けメモホルダー」はまだ手元に持っています。

しかし、別の使い方をしていますが。。

捨てずに年月を経ることさえ雑貨品ではまずまずの功績です。

ということは、最初の時点で「良質な物」を作らずして、数年先の姿が無いと言えます。

是非「良質さを追求するハンドメイド」をやっていこうではありませんか(^-^)。

デニムのごろごろ感に全く効き目がなかった中綿設置効果、底面にハギ目を作らないヘルメットバッグデザインの仕様の変更が解決のカギ【637】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、セルヴィッチデニム生地で作るヘルメットバッグの3点目が出来上がりました。

この最後の3点目で底部分のふんわり感をたくさん出すための検証をするのを兼ねて、中綿を裏地キルト分とは別に設置ということをしてみました。

もともと中綿キルトの裏地なので底部分にも中綿が一重に入っているところへ更に二重の中綿を追加するものです。

果たしてこの効果がでているのだろうかというところを見ていきます。

結果は変わらずというもの(+_+)、デニムのごろごろ感には勝てず

もともと中綿を追加設置することをしてみたかった理由がありました。

本体に縫い付けた支柱が縫い代のところで硬くツンとなって、マチを兼ねた底を割った時に立ってしまうことのごろごろ感が手で底を触った時にに感じられるからでした。

この感じを解消することに中綿でふんわりさせようとしたのです。

その過程は前回の記事の【636】でお伝えしています。

前の記事の写真と同じものですが、こんな風に2重の中綿を底へ設置していました。
結果は、変わらずというもの。そもそもそこの真ん中にハギ目が行くトートバッグでは解消されないと理解。

今回は、変わらずというのが検証結果でした。

これ以上重ねる中綿の数を増やすのも効果は期待できません。

支柱が内側の縫い代まで入り込んだデザイン。内側で硬い部分の支柱の一部が縫い代と共に立つ現象です。

このようなデザインで行きたい以上仕方のないことですが、今後は、底が一繋ぎの面になっている作りでなければ解決できないと思いました。

トート型ヘルメットバッグ: 縦36cmx横41/72cmxマチ30cm 。大きい横幅が72cmまでに及びます。

裏地はお花柄のカーテン地を使用。

そして、ステッチの色をベージュにしました。

裏地のモカの花柄に合わせるベージュ糸で1点目と2点目のステッチの色とは更に別の色ということでバラエティー豊かな展開になりました。

あとがき

これで、ヘルメットバッグ製作を終了したいと思います。

あとは、このバッグをご紹介して見てもらって知ってもらう方向になります。

ヘルメットバッグも思えば、2018年の最初の頃に作った時以来、現在は2021年です。

今回の場合はすべてのヘルメットのサイズに対応できたらということで2018年時の、小さめヘルメットのみ対応の容量からは発展したものになりました。

大きいヘルメットも小さいヘルメットも入れることができる点は、量産品ではなかなか作られない容量です。

あとは、ヘルメットに支障のないような開閉にファスナーではなくDカンとナスカンコンビのタブを設置した点や、支柱のロングサイズを持ち運びのしやすさに合わせたものに長くしました。

昔作った自作品を再び数年後に発展した形でトライというのも大変良いもので、必ずその数年の間に発展があり、進化したものが作れます。

どこかで、元の昔のベースもあっての現在の初アイデアや案が加わりらせん状に発展しているのです。

結局解決できなかったハギ目の底でのツンと立ってしまう手触りに関しては、モデルチェンジということで今後解決していこうと思います。

楕円などの底1枚パーツを側面と縫い付けるタイプのトートバッグ型。

そして入り口の金具などはこのたびと全く同じで良いと思います。

いつかヘルメットバッグ製作シリーズの第3弾としてご紹介したいと思います(^-^)。

「ヘルメットをふんわりと収納するため」と「硬くツンと立った縫い代の手触りの悪さ」、底に挟み込む中綿の設置で同時に解決なるか【636】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

随分番号の間が空きまして申し訳ございませんが、当【636】の投稿は、以前の【460】の投稿の続きとなります。

容量たっぷりのトート型ヘルメットバッグをセルヴィッチデニム生地で3点お作りするシリーズ。

昨年の2020年調達のセルヴィッチデニム生地を使い切るということになります。

裏地を3点共違うものに設置しておりまして、表地が共通のセルヴィッチデニムのネイビーカラーであってもバラエティに展開が広がる3点です。

【460】は裏地がモール生地であり、オレンジ系のミックスの美しさとリンクする表地のステッチをオレンジ色に。。

そして、キルトのマス目を5cmから7cmへと大きめに変更して緻密さを保ちながらの効率アップをはかりました。

1点目は、【445】という番号でして、こちらの裏地はパステル系の小花柄の裏地でした。

それぞれテイストが違うので楽しんでいただけると思います。

よく調べたら、16.5ozだった驚き、それでも一重仕立てでの製作は可能の幸運

セルヴィッチデニムの生地の調達が不安定な中、上手いタイミングを見計らって生地を調達させていただいております。

よって、ozがいろいろあって、情報が無い中自分でozを割り出しています。

ozの割り出し方は、はかりがあれば、計算式に当てはめるだけなのでできます。

オンスのじっくりと解説しました割り出し方は、別の記事で専用に投稿致しておりまして、番号が【603】です。

是非お立ち寄りいただければと思いますが、このご説明だけで分かれば、是非やってみてくださいませ↓。

四角い切れ端(20-30cm四方はあると良い)の重さを測るところからスタート。割合計算でozが導き出せます。

そんな感じで、今まで調べていなかった、14オンス程度だろうと思っていたこのたびのヘルメットバッグのオンスを調べました。

そしたらなんと16.5ozの値が出ました。

確かにしっかりしていて硬いので、それもうなずけますが、生地は変な話14ozの物よりも厚みが無かったりするので、このオンスというものは奥が深そうです。

厚みとか糸の太さとか関係なしの「目の詰まり=織密度」がオンスの正体なのではないかと思っています。

取っ手/支柱は、生地が重なってステッチで固定するのでカチコチ。芯地は不要強固な良い支柱になります。

底に手を触れた時の縫い代がツンと立った感触を解消の中綿設置の場面

実は、投稿と同時に製作にも長い期間が空いてしまい、1つ間違えてしまったことが。。

当初、3点中1点目で裏地キルトを5cmのダイヤキルトにし、2点目で緻密さもキープしながら効率を高める7cmのダイヤキルトに変えたのに、このたび再び1点目と同じ5cmキルトでやってしまったのでした(^_^;)。

5cmのダイヤキルトの完成:キルトステッチの前に、真ん中あたりの空間にも待ち針をたくさん打って固定。

さて、この度のポイント部分は、この写真の中にあります。

この真ん中に映る底の部分にご注目を。。

内部で支柱の硬い縫い代がツンと立ってしまって、手で触るとその感触が分かるというのが前回の【460】の時の課題でした。

今回、ここへクッション的に中綿を入れます。

中綿キルトに入れたものと同じ中綿を2重にして、裏地のマチの縫い代に縫い付け。
マチ周辺。マチの地縫いを邪魔ししないよう、あくまで影響のない縫い代のスペース間で縫い付けます。
ひっくり返す直前に、サンドイッチのハムのように中綿が底部分に挟み込まれました。

そして、表地を裏地の外に包み込むように表地の方をひっくり返していきます。

ひっくり返しました。この底の部分は、先ほどの2重の中綿が設置されています。

ということで、今回はここまで。

残りは、Dカンとナスカンコンビのタブを縫い付け、ネームを縫い付けて、口を縫い閉じて完成となります。

さて、この中綿二重の効果やいかに。。続きは、ブログ記事【637】で掲載されます。

是非お立ち寄りくださいませ。

あとがき

とても大きなヘルメットバッグです。

セルヴィッチデニムは独特のにおいがします、「香ばしい」とも言えるかな。。

藍染の染料のにおいですかね、ちょっと酔ってしまうほどです。

とても迫力ある素材ですので、バイカー様は、是非ヘルメット収納にお勧めしたいと思っています。

ただ、トートバッグですので、別の使い方もあると思います。

気に入っていただけた方のセンスとかアイデアで新しい使い方などもあったら可能性が広がるバッグになります。

次回完成で総まとめをし、このヘルメットバッグ作りのシリーズを終了したいと思います。

その後は、ブラックカラーベースの素材ばかりの連続製作へ移行していきます。

本来これが2021年のハンドメイドバッグでやりたかったことです。

時々こうしてシリーズを企画しながら最終的には、ハンドメイドバッグ作りのノウハウをじっくりとたっぷりとお伝えしてまいりたいと思います。

いずれ、製作して販売することよりも、多くのノウハウをお伝えしていく役割へシフトしようと思っています。

「デザイナー的位置付」のような華やかなポジションみたいなものは捨てたということです。

それでもハンドメイド文化を広く知れ渡ることを目指して、違う方向へ舵を切ることになると思います。

引き続き、その行く末を見守っていただけたら心強いです(^-^)。

PT900との相性の良さが意外のグリーントルマリンリング、面積の広い長方形にリンクした切子との相性の良さ【635】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「トルマリン」という天然石はサファイアと同様カラーの展開が豊富です。

当ブログ内でもご紹介させていただきました中では、ピンクトルマリン、カナリートルマリンという蛍光色のような黄色のものなどカラフルに展開がありました。

このたびは、トルマリンの中でも王道のグリーントルマリンのリングのご紹介です。

別名「ベルデライト」。

ストーンのカットの仕方が縦長であることが多いトルマリン、個性際立つ大粒の四角リングをどう他のジュエリーと合わせていったのかの1つの例をご紹介したいと思います。

ずっしりとした重みのあるヴィンテージジュエリーの「切子:きりこ」が縦長カットのトルマリンリングのベストパートナー

100点満点を付けたい程の素敵なリングです。

トルマリンリング:縦が25mm強あるビッグサイズ。トルマリンが縦長カットが多い理由が知りたいです。

トルマリンが四角に縦長にカットされることが多い理由は、結晶の方向性に沿ったもので破損しにくい一番の形ということなのでしょうか。

多くが縦長のカットである理由があるのだと思います。

トルマリンは、グリーン色なので、K18YGとも相性は良いカラーだと思ってきましたが、こうして見てみるとシルバーカラーの地金に対してもすごく神秘的。

3点セット:ネックレスの切子と透かしのコンビデザインが◎です。ブレスのペーパークリップも長方形にリンク。

切子はヴィンテージジュエリーの1つで、昔のものに地金たっぷりのボリューム感があるものが多く見つかります。

数多い切子の中でもダントツだと思ったこのネックレスにこのたびのトルマリンリングがとても相性よく映ります。

あとがき

同じグリーンでは「エメラルド」の宝石が高級な存在ですが、実際はその繊細さゆえに処理だらけの天然石になってしまい、到底その真贋は自信がありません。

その代わりに、同じグリーンのトルマリンに目を向けるということをしてみたのでした。

こうして見てみると、宝石というものが、ストーンだけでは成り立たない、地金のパワーとか装飾も相まっての素敵さで成り立っているものだと思うことがあります。

4大宝石のダイヤモンド・エメラルド・ルビー・サファイアだけが宝石だとはとても思えません。

「半貴石」などと呼ばれて括られているものでも十分「宝石」と呼べるものがあると思います。

もともとダイヤモンドに価値をそれほどおいていなかった過去もあり、言葉に縛られず、すべての天然石をフラットに見てまいりたいと思います。

どのストーンも共通に、地球で育まれた「鉱物の奇跡」の姿に違いないのですから(^-^)。

10cm・5cm・2.5cmというきりの良い寸法を手早く型紙に表現、「アパレル専用型紙用紙」をハンドメイドバッグの型紙作りに利用【634】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

アパレル業界勤務において事務方は「原価表」を作成することがあります。

経理部とはまた違った、営業部署で「見積り」として初期に算出するものでした。

とにかく材料をすべて積み算することで原価を見積もることで、過去のデータも大いに活用しました。

その中で出てきた議論、「型紙は材料なのか」ということに対してなのですが、こう考えております↓。

「型紙は、1製品に必ず存在するもの、それなしでは製品を作ることができない。それなしでも製品を作ることができる「製品収納袋」が「消耗品費」という一般管理費の考え方に対しては、やはり「型紙」は「材料」なのではないか」という考え方を持っていました(20代の頃のお話)。

型紙はハサミや縫い針などの道具とは違うのだけれど、実際の製品にそのままの姿では登場しませんので特別な存在です。

こんな風に見解が分かれる型紙、ハンドメイドバッグにおいても大いに活躍しています。

その時に、バッグ専用として厚紙では作らず、お洋服と同じ、アパレル専用の型紙用紙を使用させていただいております。

このたびは、その型紙用紙がいかに効率的な寸法で示されているのかということと、その分かりやすさを大いに利用することの勧めを綴ってまいりたいと思います。

直線の多いバッグには向いている、1マスが5cm四方の型紙はオーソドックスなサイズ感に活かされる

「アパレル用型紙用紙」は、1マスが5cm四方。

10cm単位の単純なサイズで暗記できるほどの寸法の分かりやすさをいただけます。

そして、5cmの半分の2.5cmにも印が示され、2.5cmという数字もよく引用しています。

例えば、厚手の生地の三つ折りは、1cmずつだと縫い代が完全に隠しきれないことで、2.5cmの半分の1.25cmずつ折り曲げる三つ折りなどにも引用しています。

型紙は出来上がると、どのデザインのものかを示し、右下にシールを貼りながら、袋付きファイルへ収納。

表面には一度出来上がった完成品の写真を掲載し、イメージを分かりやすくします。

64穴ファイル用のフィルポケットタイプの袋の利用:型紙に関連付いた分かりやすい写真をピックアップ。

こんな風に収納して保管できるのも、用紙の適度な柔らかさのおかげです。

これでもかなりのアナログですが、生地で製造するものは今だに遥か昔と何ら変わっていないアナログな場面も多いのです。

何せミシンで手作業で縫っていくことこそハンドメイドなのですから。。

アパレル縫製工場様が実際に使っているという型紙用紙。特徴は茶のクラフト紙であること、柔らかさが中間的。

パッと見て見やすいとよく言われるグリーン色が線に使われているのが印象的。

この矢印の向きも非常に重要。

生地の地の目の縦向きにこの矢印を合わせて生地の縦横向きを型紙で把握しています。

この矢印もいろんな使い方があるので、商品自体の縦向きであったり、柄の方向だったりとバラエティに富んだ使い方ができると思います。

そして、このはっきりとした5cm四方のマス目。

ハンドメイドバッグも5cm単位での修正が多く見やすいです。

5cmくらいからの変更が目で見てすぐに変化が分かるサイズ感だと思います。

そして、さらにその半分の2.5cmに、ポッチが打たれています。

これも非常に使い勝手がよくて、きりの良い、22.5cmとか7.5cmなどで設定をして、鉛筆や定規を使わなくても良い型紙製作が可能です。

時に、多角形のデザインには、斜めにハサミを一度で印を目安にカットすれば、斜めの線であっても定規や鉛筆は不要です。

そして、カーブの時の円も、コンパスをこの用紙自体の目盛りに半径を合わせます。

サイズ変更などは、2.5cm単位で修正する方向にして、跡が残りやすく、記憶にも残りやすい修正をすることにしています。

よほどでなければ、ミリ単位などの調整はバッグにはそれほど無いです。

とはいえ、例外はあります。

細い紐用の共布パーツなどでは、ミリ単位で幅が違うと出来上りにも違和感が感じられ、1cm単位で区切ることをすることがありました。

用紙の幅に対する不満、以前あった細幅が廃版か!?、バッグの為の型紙用紙ではないと実感する場面

以前、この目盛りが入った型紙用紙の通常95cm巾の半分くらいの45cmというものをネットのお店で購入いたしました。

あれが、ハンドメイドバッグには非常に使いやすく、コンパクトサイズで良かったのですが、現在は見つけることが全くできていません。

上が95cm巾の現在使用のもの。中にマス目が印刷されています。下は45cm巾。

こういった型紙は良くなかったという例としましては、厚みがある下のようなものです↓。

お勧めしないタイプの型紙用紙:点線は2.5cmの部分。矢印や点が無いので使いにくかったです。
こうして比べると、確かに右の方が紙質は丈夫で厚手ですが、目盛りの分かりやすさは左がダントツです。

ところで、左のアパレル専用の紙質が中間的な柔らかさであることに理由があるよう。

布を裁断する際に融通が利くのがある程度柔らかさも求められるとのことからのものです。

あとがき

このタイプの型紙にしてから型紙製作にかかる時間が随分スピーディーになりましたし、綺麗に作れるようになったのが不思議。

型紙1つのことで、出来上がりにも影響していくことに驚きました。

それぐらい型紙が重要なアイテムであるということになります。

型紙に対して思うこと。

これ無しでは決して製品が出来上がることはないと考えると、目には映らないが、製品に溶け込むように存在している「デザイン」にイコールだという見方もできます(^-^)。

インテリア映えが素敵な木製ジュエリーボックス、細かい仕切りを外しジュエリーをゆったりと収納する独自の使い方【633】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

素敵なジュエリーを収納するジュエリーボックスにもこだわりたいものです。

見かけの素敵さにもこだわると同時に、引き出しの中身にもこだわります。

このたびは、ジュエリーを大切に収納するということがどういうことなのかの1つの姿を木製ジュエリーボックスへの収納例でご紹介したいと思います。

後で貼りますYouTubeのご紹介の仕方と少し違いますことには理由がございます。

現在当ブログの手直しをしておりまして、動画は当時そのままなので最初の投稿2021年と手直しの現在の2024年の差約3年程の間にその後の発信の切り口が変わったのです。

そんな違いもせっかくですので、どうぞお楽しみいただきながら、ご意見をお持ちいただければ大変光栄でございます。

入れ物も集めてしまうコレクション癖、木製ジュエリーボックス多数を持ってきた者が使う実際の中身の使い方

コレクターというほどの究極の姿ではないのかもしれませんが、かなりの入れ物好きであり、ジュエリーボックスも木製にこだわって複数集めてきました。

本当の主役は、やはり入れる中身であるジュエリーだということになります。

様々なジュエリーボックスのタイプがある中、王道の引き出しの多いタイプで一番上にリング差しがあるタイプ1点のみを例にその中身の使い方を深堀りでご紹介します。

3種ともジュエリーボックス:すべて木製。この度のご紹介は真ん中のタイプです。キャラメル茶がエレガント。
一番上はダミー。多くのジュエリーボックスがこの構造。蓋を開けたお部屋が一番上の引き出しということです。
一段目:中を開けますと、本来リング差しがあるところへ不織布を覆っています。すでにここは邪道な使い方。
リング差しを使わない理由:汚れたくないからです。デフォルトのまま残しリングは不織布の上に置いて収納。

ジュエリーボックスは間違いなく綺麗なままで長持ちすることでしょう。

物に対してこのように考えてしまうので、せっかくのリング差しの意味はどこへやら(^_^;)。。

その他のお部屋にも茶色のフェルト布を敷いています。

こちらも同じ理由で汚れたくないからということになります。

白色だから敷いたというよりは、どの色でも敷く汚れ防止目的です。

張ってしまってある元の状態は、「カバーの無い布団の中身」と同じことだという考え方です。

2段目:ワンルーム形式。ペンダントのようにチェーンがたためるタイプではない横広がりなネックレスを収納。

正直、この使い方が一番ジュエリーがゆったり収納できるのではないかと思ったのです。

3段目:細かく仕切られた部屋。おそらくピアスやイアリング用なのかもしれません。
4段目:3段目より少し粗いです。チェーンブレスなら1部屋ずつ入れられます。

ただ、この細かい3段目と4段目も後に大きく姿を変えることに。。

やはり、セットごとに一緒に収納したかったため、思い切った行動に出ます↓。

市松の仕切りの撤去:こういったネックレスこそ無理なくゆったりと大切に収納。
ストライプの仕切りの撤去:このように使える可能性のある商品ですので邪道でもないかも。

当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップは3アイテムが1セット。

収納も同じ場所に一緒にしておくことが整理整頓になりまして、把握しやすいという点で、一緒にまとめておくことが非常に大切なのです。

あとがき

撤去したとはいえ、取り外した仕切りは実は大切に保管してあります。

それはなぜなのか。。

また変化があって元に戻す使い方があるかもしれないからです。

今そう思っても、未来はそうは思わないかもしれない。。

決まり切っていないからこその楽しさと自由度があり、今の気持ちに実直に従う良い意味の「ワガママ」が実現できていてとても有難いのです(^-^)。