まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
個人事業主をさせていただいております。
当ブログのカテゴリーは、ファッション関係の事業の中のブログの数々の中では、<事業>というカテゴリー。
サブカテとして、<経理>を記し、個人事業主の経理の様子や体験からの良き対策などをアウトプットさせていただいております。
記事タイトルの頭に<経理>とあるものは、<事業>カテゴリーの中で発見しやすくラインナップ致しております。
「ハンドメイドバッグ製作」では、ある一定の時期に仕入れというものが多く重なる時があります。
それは材料調達の時で、材料を全部準備してから製作にとりかかるからです。
「企画」→「型紙作り」→「材料調達」→「製作」→「販売」といった流れです。
このたびは、材料を複数同時に調達した日があり、その時の経理事務の様子を見ていただこうかと思います。
時間の節約をして、多くを事業活動の時間に充てるという効率の良さを追求しています。
生地が多品種小ロットの調達であることのエビデンスの多さ
バッグの素材がどうしても多品種に渡ります。
そして、生地屋様の色違いの展開をその通りにせず、その中から渾身の一番良い1色を選ばせていただいております。
よって、企画として決めたある分野に別々の生地がいろいろ集まります。
そうすると、細領収書も当然細かく分かれてきます。
A4用紙を基本統一にしておくと、細かいレシートは後からの調べで見つけやすくなります。
これらのレシートを手計算してまとめて1本の計上をしていたこともありますが、それも間違ってはいません。
ただ、レシートの合計金額と計上が合致しにくいので、合計金額をどこかA4へ記入すると良いです。
ただ、1レシートに1計上の方が合計がクリアであることと、計上内容を後のデータにも使いたいことから、ここは細かく入力することにしています。
そして、レシートを貼った下の空間に、それぞれの生地の名前や、柄、色などを記載。
レシートを見ただけでは、全く何のことやら分からない場合が多く、お店で撮らせてもらった値札の情報と共に写真をスマホにいったん保存。
スマホもストーレッジが限界があるし見にくいので、パソコンへデータを移します。
この作業はやや時間がかかるところですが、これ1つで、計上の時の備考欄の記入の元となるということと、棚卸作業の時にスムーズに進むことの工夫の1つであるということ、そして、商品1点1点の原価計算表を作る時の資料にも活躍です。
商品の棚卸するときに原価が必要なのでその作業の時に原価をもとめていては、全くの重労働になってしまいます。
そういったある一定の日や期間をフルに使ってしまうような重荷を全く作らないための対策ともなります。
これは、開業1年目からの学びです。
確定申告も重苦しい悩み事になるのは、こうした作業をその期間に集中して夜遅くまで時間かけてするイメージだからです。
いっそその悩み事なんて作らなければよいのです。
それには、日々のコツコツ小さな負担を散らしておけば、確定申告期間の棚卸等は、作ってある原価計算表の値や、在庫のリストを引っ張ってくるだけで良いのです。
ところで、この記事も2023.12.05に「手直し」の順番がめぐり、現在文章を見直しております。
当記事の最初の投稿は、2020年10月11日であり、その後「電子帳簿保存法」が「国税庁」様からのお達しで2022年1月1日から実施。
開始同時に2022年1月1日からでデジタルの保存へ完全移行しました。
これらのレシートは写メを会計ソフト「マネーフォワードクラウド」へデジタル入力する際にエビデンスとして会計ソフトの計上の枠にアップロードして「タイムスタンプ」をお願いしています。
よって、「A4の用紙」の出番はもうなくなりました。
電子帳簿保存後のレシートは、そのまま1年分日にち順にビッグポーチへ保管するだけです↓。
デジタルなので、元のレシートなどに記入などの作業は以前のようにはできなくなりました。
上述のA4に貼っていた時代にやっていた生地名などのデータは、計上の際の「摘要」に入れるか、計上には必要なければ、その場で今期の確定申告用の棚卸資産表に購入時にすぐインプットするかをしています(エクセル)。
とにかく、2023年現在は、すべての経理書類がデジタルで保存する状態に慣れ、徹底しています。
紙ベースで届く証憑(エビデンス)もすべて写メしてデジタルの状態で保存です。
正直なところ、紙の時の方が効率が良いこともあり、いやはや、何とも言えないところです(^_^;)。
クレジットカードで購入の時の仕訳は購入時と引落時の2度がリアルタイムな作業である
今現在ほとんど現金を使わなくなってきています。
事業用のお金も個人用のお金もいずれもです。
断然クレジットカードの出番は多いです。
クレジットカードは1枚。
事業用にクレジットカードを専用に作るよりも、個人と一体化した全体で管理する方が今は向いていると考えた選択です。
しかし、その分月末のクレジットカードの引き落とし時に個人用の引落額を合計した費用計上を1本する必要があります。
クレジット金額の合計と合致する必要があるために、除外の事業外の費用もまとめて金額をアップする必要があるのです。
その時の科目は、「事業主貸-普通預金・・・〇月分事業外費用(総合計)」といった感じで。
これは、「税務署」様に一番最初の年に相談してやり始めた方法。
科目が個人の分であるから、事業との区別で「事業主貸」という科目を使うところがポイントですね。
また、この方法の具体的なやり方は専用に記事を設けていきますので、今回はここまでです。
それで、このクレジットカードで事業の分を購入した仕訳についてが今回です。
YouTubeの撮影のライトが暗いと感じ、以前持っていたライトがあったのですが、あまり効果が感じられず、LEDライトの2本セットを購入。
2本の意味は、1本で光が偏り影になる部分を補う2本目が必要ということでもともとセットになっていました。
その仕訳は、注文日というところに赤マーカーを引き、その日付を計上日とします。
これを、クレジット引落時に1本だけ、「消耗品費 11,587 - 11,587 普通預金」とやることは、はっきり言って「地獄」です。
タイムラグが起こり過ぎて管理し切れない重い荷物を抱えてしまうのです。
ところで、こちらの手書きの仕訳も、後の「電子帳簿保存法」の時代からは、この作業は無くなりました。
ただ、考え方としては、デジタルになっても同じでして、計上時の2020.10.05に購入時の仕訳をして、クレジット引落日に実際の引落をクレジット明細で確認しながら、1件ずつ右側の計上をしています。
デジタルの際のエビデンスもこの1つのレシートで共通しますので、2つの仕訳を1つのレシートや領収書で計上するという構造は紙ベースの時代と全く同じです。
さて、引き続き先ほどの続きにまいります↓。
エビデンスであるamazonの納品書に注文日が2020.10.05と記載。
これを計上日にしています。
リアルタイム計上で可能な一番早いタイミングが注文時。
商品発送時、商品到着時も共にOKだとは思いますが、そうするともっと後の日付になります。
この作業をした日は2020.10.09ですが、遡った注文日の2020.10.05で入力。
計上したリアルな日というのは後から調べたりする際にはあまり意味がないものです。
エビデンスに記載のどの日にちかとぴったりに合うのが後では効果的で分かりやすです。
そして、同時に、引き落ちるであろう、翌月のクレジットカード引落日の仕訳メモも書いておくということにしています。
そして、書類の上の方に少し飛び出して、「ふせん」を付けて、引落予定の日付11/27を記載しておくのです。
その後、11/27当日にふせんのある分をクレジットの明細と確認しながら右側の引落の仕訳を経理ソフトへ入力するという流れです。
この紙ベース時代の「ふせん」はデジタルでも有効に活用出来まして、リアルな紙製の「ふせん」ではなく、会計ソフト内にある「ふせん」を利用させていただいています。
そうすると、クレジット引落日に計上すべきものが、ふせんのマークを見て視覚的に発見しやすいです。
今回は、左側の購入時のみをソフトへリアルタイム入力しておきます。
会社などでも独自の専用ソフトがありますが、サーバーの容量などの心配も並行しますし、独自過ぎてお取引先とのスムーズな結びつきが出来ません。
今後は時代的に、企業様であっても統一感あるクラウド系が良いかと私は思います。
クラウド型というのは、シンプルには、「ログインして使うネット上のソフト」ということです。
やはり価格もとてもありがたくて、しかも、共通で多くの人が使っているので情報も多いし、サポート的に質問も常にできます。
何度もこれまで質問してきていますし、ちゃんと回答が得られて納得できていますのでサポートの効果は絶大。
ここ最近では、納品書なども利用させていただいて大変安心できます。
自分でエクセルで作ったものは、人間のやることなので本当にあてになりません。
どこかでミスをして確認に時間がかかってしまい、気持ちが重いエクセルなどの人間手動型よりも、AI技術の活かされたソフトが絶対にスムーズです。
あとがき
ソフトへの入力は慣れれば一瞬です。
そういったただの作業に関しては時間をかけない最短の方法で。
しかも、都度行いリアルタイムで帳簿が出来上がるのが、溜めこむよりもスピーディーです。
月末の重い雰囲気、気持ちなどない方がよいです。
ただいろんな考え方があり、計上は「数字だけの塊」で良いのではないかということも。。
そこに何かしら、番号かコードで紐付けてエビデンスと分かるようにしておくというもの。
しかし、ソフトに入力した内容の部分も後のデータとして使いたい部分があり、結構具体的に記入しています。
材料のサイズや単価(合計金額と個数で送料込みの単価が導けます)などを調べるにも手がかりのノートのようなものにもなっているので備考欄はやや「にぎやか」かもしれません。
とにかく、いずれにしても、ためこまない「都度計上」は、超えるべき大きな山というものを迎えずに済むという点でストレスが少なく行える1つの方法です。