イタリア製のゴージャスな風通ジャガードのはぎれを隅々まで使いたい、小さいけど実用的なコスメケース3点セットの製作【245】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

コスメケース3点セットという製作もしています。

ファンデーション、シャドウ、ペンシルとそれぞれのアイテムに見合ったサイズでその違いを出しながらの小さな容器です。

少しずつ改良しながらベストなモデルを探っていますが、これも私だけの考えではどうしようもありません。

フィードバックが重要となります。

こうして、小さいアイテムも目的をしっかりと設定して、はぎれのもったいなさを埋めていきます。

イタリア製の素敵なジャガード類は美術品のごとくうっとりと我々を魅了。

シャドウケースの蓋を小さく改良

本体と蓋の横幅の寸法の差がないデザインは、厚みや立体感ある生地は前に突き出るので、横幅が持っていかれて、蓋がはみ出して取り付けられない事態になることがありました。

よって、蓋を本体に比べてもっと差を付ける改良を3点中のシャドウケースについて行いました。

使用生地:ジャカード、ポリエステル/49%、綿/34%、ナイロン/17%、イタリア製。

ふくらんだ加工がすごく美しく立体感ある生地です。

シャドウケース(上)は本体と蓋のサイズに差がなかったところをこの後、蓋のサイド1cm程削り幅を狭く変更。

ミニサイズのケースののマチは、後からつまんで作ることのすすめ

通常トートバッグなどのマチ付きは、最初からマチ部分を削り取る型紙ですが、小さい物の場合は、後の段階で生地をつまんで作る方がスムーズです。

それは、この中では、ファンデーションケーズが該当。

厚みのあるコンパクトなファンデーションケースにサイズを平均的にあわせたものです。

よって、マチが付いたままの長方形の「わ」の状態からスタートできます。

改善した蓋をひとまわり小さくする効果がどう出たか

一番下から時計回りに、ファンデーションケース、ペンシルケース、シャドウケース。

それぞれのサイズは、ファンデーションケース(サイズ:縦6cmx横8cmxマチ2cm)、ペンシルケース(サイズ:縦3.5cmx横15cmxマチ無し)、シャドウケース(サイズ:縦5cmx横7.5cmxマチ無し)です。

ファンデーションケース:すべて開閉はマジックテープ。マチが出来ています。
ペンシルケース:アイライナーとかアイブロー、長めのチップなどを入れる長い物入れです。
シャドウケース:蓋がすっきりと何の邪魔もせず、小さくした改良の効果は出たようです。

あとがき

これは、フィードバックによることなのですが、素材が高級感あると注目してもらえるよう。

これがどこにでもある生地だとどうなのか。

いろんなコスメグッズがあるにもかかわらず、このサイズでケースのサイズを決めてしまう製造は果たして。。

とにかく、まずは、こうしたはぎれの使い方として、小さい実用的な物を作ると出番があるということをお伝えしてまいります。

ただ、販売に関しては、全く受け入れられていない現実を感じています。

そうすると、そもそもこれを私が作ってしまうことさえ見直さねばならないかもしれません。

無料だと喜ばれるのか、無料でも要らないのか。

とても厳しいハンドメイド品の現実があると考えます。

内側に隠すことがベストとは限らない、裏無しバッグ作りの玉止めをすっきと綺麗に隠す場所探し【242】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

エコバッグ連続製作をしてまいりましたが、この度が最終です。

最終に選んだ生地は、一番最初とそっくりな見かけの黒地のストライプ生地。

といっても一番最初はざらざらしたタイプでありましたけれど今回はツルツル。

そして肉厚です。

見かけは中くらいの厚さに感じますが、ぎっしりと織り目が詰まった硬めです。

同じカーテン地でいくつも素材を変えながらの製作でしたが、カーテン地といっても様々なところが良い経験になりました。

そこで、カーテン地を採用したこのたびのエコバッグ製作の総まとめとしまして、まずは、カーテン地の「遮光」について深堀りしてみます。

2級カーテン地とはその生地の良質さではない、太陽の光を通す度合のことである

このたびの連続製作のカーテン地はどれも2級遮光でした。

2級という言葉は、カーテン界では専門用語。

これは2流とは違いまして、2級というのは太陽の光を通す具合です。

少し朝日を感じる通し方をするのが2級。

要するに一般的なおうちのカーテンに該当します。

1級だとカーテンを閉めていると夜と変わらないような遮り、3級だともっとより光を通すということの3段階とのことを「級」という呼び名で通してあるのです。

1級と2級の差というのは、遮光を9割方してくれた上での残りの割合の中での差であるようですので単純ではありません。

どの級にも遮光の機能は十分にあるわけで、機能もレベルも関係ない番号なのです。

今回使用の生地(黒):2級遮光ドレープカーテン地、ポリエステル/100%、日本製。

玉止めを隠す箇所は視界に入らない「溝」などが良い

では、玉止めを隠す作業のある場面の様々な箇所をお伝えしていきます。

支柱の取っ付近の下面:ちょうどここで縫いがいったん途切れます。裏面だと隠す場所が無く表面で解決。
支柱の取っ手付近の上面:ここにも縫い終わりが存在。
取っ手が動く上部なので比較的ここには隠しやすいと言えます。
地縫いのてっぺん:必ずこのように最初は上へ突き出しています。
上に突き出した上糸と下糸をそれぞれ別々に針目2つ分程下側へ糸を通して位置を移動します。
そうして、位置を移動した場所で2度結んで糸を切り完了です。この後はサイドの三つ折りで隠れます。
三つ折りのてっぺん:三つ折りの先端付近にある溝へ隠します。
このような位置に隠れました。
底のマチの地縫い:地縫いした直後に突き出している状態を針目2つ分ほど内側へ位置移動。
こんな位置に玉止めが移動したところへラッピングでかぶせられますので、完全に隠れます。
マチのラッピングの地縫い:先ほどのマチだけの地縫いと同じです。内側へ糸を移動して玉止めします。
ラッピングの縫い閉じ場面:このような内側に入りつつ、わずかなすき間へ隠します。
ピンタック:内側ピンタックのへこみへ糸を貫通させて移動。そして中側で結ぶという方法。
内側から見た様子です。このように、ピンタックの溝の中に玉止めを隠しこみました。比較的やりやすいです。
バッグ底のピンタック:ここのわずかな溝に隠しきることは難しいですが、極力隠します。

完全に隠れないのは仕方がないです。

内側へ通して行おうとすると望ましい位置に貫通せず、上手くいかない経験があります。

外側でこれも解決する方法をとりました。

もともと糸目が出ている場所よりも移動した底面付近の溝は、はるかに隠れる効果はあるようです。

以上、とてもたくさんの箇所でしたが、こんな風に玉止めを隠しました。

エコバッグを複数作ってきたまとめ

スーツに合うエコバッグ完成(黒練りストライプ柄VER):<サイズ>縦39cmx横35cmxマチ16cm。

今回の一連で製作したエコバッグは、全体としては立派な作りです。

よって小さく折りたたむというのがなかなかできないのです。

メインバッグの一歩手前の状態で、ただ裏地が付いていないという感じです。

折りたためることをメインにするとどうしても破れるリスクを伴う弱々しいものになってしまうことを懸念。

もしものハプニング的な必要性に常にバッグの中に持っておくものなら、薄手で小さく折りたためるものが向いているかもしれません。

一方、買い物専用と決めた丈夫なエコバッグなら今回製作のようなたぐいのものの出番があるのではないかと思います。

「丈夫な作りを持ち味としていきたいので、弱いと分かっているものをなかなか作る決心がつかなかった」、そんなストーリーがこの「完全にたたむことが難しい」という結果に込められていると考えて下さいませ。

あとがき

この記事を初投稿の2020年10月14日から3年後の現在は、2020年12月5日です。

「ブログ記事の手直し」の作業の一環で、この番号【242】に当たっているところです。

3年という年月の間で、ここからも随分仕様を変えていきました現在です。

例えば、支柱に関しても、とても長いパーツだったのですが、3本ステッチから4本ステッチへよりきめ細やかに改良。

そして、そもそも支柱の長さも1本繋ぎでは生地幅に限界があり、どのような生地にも対応できるようにと、3パーツに分かれたハギ目2箇所が生まれました。

ハギ目は本来望ましいものではないのですが、「生地を問わない」ことに価値を置き、そのハギ目にタブを取り付けて覆いながら強度を高め、デザイン性も高めるというところに到達。

そういった新たなる改善をしたのも、このお品を購入してもらうだけでなく、この作り方を広めていくという新しい事業形態を考えたからです。

エコバッグは購入する時にはどうしてもお値段の安さを求めてしまいます。

それは「たかが」エコバッグだからです。

そうすると高級なエコバッグなど見向きもされず、良い物が作りづらくなってしまいます。

むしろこういったものは自分で製作する方がコスパが良いのではないかと。

そうしますと、何も販売することだけがすべてではないと思えて来ます。

よって、その手法やノウハウをご提供する事業を考えています。

そういう見方から、デザインの改良が生まれたこともすごく貴重です(^-^)。

特化型であることが功を奏す、少ない数でも不思議と豊富に映るラインナップを作ってくれるニットだけに特化したお洋服の集め方【239】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ近年季節の移り方が急ですね(^_^;)。

ややこしいのが、急に寒くなったと思ったら、また少し暖かく戻るという、波のうねりのような変化の仕方もあることです。

現在この記事投稿の季節は秋。

冬に向かってあったかいイメージの「ニット」コーデに注目してみました。

このたび「着回しコーデ」とは全くの対極にある、「着まわさないコーデ」なるものを3セットランナップしていきます。

「着回し」は実は難易度は高いと私は考えています。

着まわす数種類を比べると優劣が出来、渾身のそれぞれになりにくいと考えるからです。

「あれにもこれにも合う」という喜びも確かにあるとは思うのですが、このたびは「これこそが一番ベスト」であるという渾身の1点ずつを着るという喜びをお伝えできればと思い、ニットに特化したこだわりコーデの3選です。

アイテム数もミニマムな黒を基調としたニットばかりのコーデx3選

アイテム数が全体でも非常に少なめです。

それは、ワンピースが2点、セットアップが1点というもの。

お部屋がこじんまりしていたり、賃貸のお部屋にクローゼットが無い、もしくは小さいなどの際にはお洋服自体の数を見直すことができます。

豊富であれば豊かであるという固定概念なるものを見直してみたいのです。

「少ない数なのに豊かに感じる」というところをこの度のラインナップでお伝えできればと思います。

では、3セットをご紹介してまいりますね。すべてのアイテムが1つの凝らず古着である所にもご注目です。

<1>セットアップ(黒):「AND SEARCH」というブランド。スカーフは「シャネル」。ブーツは「RIZ」。

真っ黒コーデの王道みたいな感じになりました。

真っ黒コーデだからこそのゴールドベースx原色柄のスカーフを首元に。。

ショートブーツは真っ黒同士でも凹凸感が出る異素材のスエードを起用。

<2>ワンピ(黒白):「PINKY & DIANNE」。スカーフ黒白水玉。ベルトは本革、パンプスは「MIHATO」の黒。

ワンピの黒白具合がその後の黒の差し色を作りやすいです。

首元には水玉スカーフ、腰には黒のレザーベルト、足元には黒のスエードパンプスと配分よく黒を強く差し入れることができました。

モノトーン以外の色が何も入らないところに、1つ目の黒のセットアップとの差別化がはかれます。

<3>ワンピ(マルチ):「レナウンルック」。ベルトは、自作の本革。ロングブーツは「ランセル」の黒。

よく考えれば、すべてのランナップの靴がスエード素材です。

こんなロングブーツも、デザインだけでなく、ワンピースをあったかく着る機能を兼ねて引用できます。

ネイティブ柄の原色のマルチカラーが黒の小物のおかげで素敵に映えました。

あとがき

このたびのコンセプトにある「特化型」というのは非常に有効です。

過去の【164】でもメンズのラインナップで特化型の良さをお伝えしています。

よろしければそちらの記事にもお立ち寄りくださいね。

この案が浮かんだのは、実は地下鉄内でのお洒落な男性の服装を毎日拝見していた通勤の日々のこと。

いつも同じ半袖+短パンコーデなのにベルトが毎回交換され、それぞれお洋服に合ったものに選定されていた服装でした。

当然靴などもそれに伴って入れ替わっていました。

そんな感動の日々を朝のわずかな地下鉄の5分に味わっていました。

「同じ」ということが、「いつも同じの代わり映えがしない」という方向ではない「こだわったおしゃれな服装」となって完成されていたのです。

たった3セットを着回しコーデでバラバラにそろえてしまうことは、ワードローブが乏しくなりはしないかと考えてみたところ、むしろ共通のランナップの方が同じ数でもはるかに「リッチ」だと感じるのです。

そのラインナップにある「こだわり」というのは、おしゃれ度に対してもありますが、もっとその内面の「物事に対する強い意志」とも見受けられ、その「人となり」を映し出しているかのようです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

<経理>個人事業主の経理、まとめてやらず都度のまめな短時間計上こそが事務作業所要時間を短く散らす【238】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

個人事業主をさせていただいております。

当ブログのカテゴリーは、ファッション関係の事業の中のブログの数々の中では、<事業>というカテゴリー。

サブカテとして、<経理>を記し、個人事業主の経理の様子や体験からの良き対策などをアウトプットさせていただいております。

記事タイトルの頭に<経理>とあるものは、<事業>カテゴリーの中で発見しやすくラインナップ致しております。

「ハンドメイドバッグ製作」では、ある一定の時期に仕入れというものが多く重なる時があります。

それは材料調達の時で、材料を全部準備してから製作にとりかかるからです。

「企画」→「型紙作り」→「材料調達」→「製作」→「販売」といった流れです。

このたびは、材料を複数同時に調達した日があり、その時の経理事務の様子を見ていただこうかと思います。

時間の節約をして、多くを事業活動の時間に充てるという効率の良さを追求しています。

生地が多品種小ロットの調達であることのエビデンスの多さ

バッグの素材がどうしても多品種に渡ります。

そして、生地屋様の色違いの展開をその通りにせず、その中から渾身の一番良い1色を選ばせていただいております。

よって、企画として決めたある分野に別々の生地がいろいろ集まります。

そうすると、細領収書も当然細かく分かれてきます。

クレジット用のレシート(ピンク)が下、通常レシート(白)が上。A4の用紙にのりで上部だけ貼り付け。

A4用紙を基本統一にしておくと、細かいレシートは後からの調べで見つけやすくなります。

これらのレシートを手計算してまとめて1本の計上をしていたこともありますが、それも間違ってはいません。

ただ、レシートの合計金額と計上が合致しにくいので、合計金額をどこかA4へ記入すると良いです。

ただ、1レシートに1計上の方が合計がクリアであることと、計上内容を後のデータにも使いたいことから、ここは細かく入力することにしています。

そして、レシートを貼った下の空間に、それぞれの生地の名前や、柄、色などを記載。

レシートを見ただけでは、全く何のことやら分からない場合が多く、お店で撮らせてもらった値札の情報と共に写真をスマホにいったん保存。

スマホもストーレッジが限界があるし見にくいので、パソコンへデータを移します。

この作業はやや時間がかかるところですが、これ1つで、計上の時の備考欄の記入の元となるということと、棚卸作業の時にスムーズに進むことの工夫の1つであるということ、そして、商品1点1点の原価計算表を作る時の資料にも活躍です。

商品の棚卸するときに原価が必要なのでその作業の時に原価をもとめていては、全くの重労働になってしまいます。

そういったある一定の日や期間をフルに使ってしまうような重荷を全く作らないための対策ともなります。

これは、開業1年目からの学びです。

確定申告も重苦しい悩み事になるのは、こうした作業をその期間に集中して夜遅くまで時間かけてするイメージだからです。

いっそその悩み事なんて作らなければよいのです。

それには、日々のコツコツ小さな負担を散らしておけば、確定申告期間の棚卸等は、作ってある原価計算表の値や、在庫のリストを引っ張ってくるだけで良いのです。

ところで、この記事も2023.12.05に「手直し」の順番がめぐり、現在文章を見直しております。

当記事の最初の投稿は、2020年10月11日であり、その後「電子帳簿保存法」が「国税庁」様からのお達しで2022年1月1日から実施。

開始同時に2022年1月1日からでデジタルの保存へ完全移行しました。

これらのレシートは写メを会計ソフト「マネーフォワードクラウド」へデジタル入力する際にエビデンスとして会計ソフトの計上の枠にアップロードして「タイムスタンプ」をお願いしています。

よって、「A4の用紙」の出番はもうなくなりました。

電子帳簿保存後のレシートは、そのまま1年分日にち順にビッグポーチへ保管するだけです↓。

後で調べたい時用に一応下から古い日付順に積み上げていきます。

デジタルなので、元のレシートなどに記入などの作業は以前のようにはできなくなりました。

上述のA4に貼っていた時代にやっていた生地名などのデータは、計上の際の「摘要」に入れるか、計上には必要なければ、その場で今期の確定申告用の棚卸資産表に購入時にすぐインプットするかをしています(エクセル)。

とにかく、2023年現在は、すべての経理書類がデジタルで保存する状態に慣れ、徹底しています。

紙ベースで届く証憑(エビデンス)もすべて写メしてデジタルの状態で保存です。

正直なところ、紙の時の方が効率が良いこともあり、いやはや、何とも言えないところです(^_^;)。

クレジットカードで購入の時の仕訳は購入時と引落時の2度がリアルタイムな作業である

今現在ほとんど現金を使わなくなってきています。

事業用のお金も個人用のお金もいずれもです。

断然クレジットカードの出番は多いです。

クレジットカードは1枚。

事業用にクレジットカードを専用に作るよりも、個人と一体化した全体で管理する方が今は向いていると考えた選択です。

しかし、その分月末のクレジットカードの引き落とし時に個人用の引落額を合計した費用計上を1本する必要があります。

クレジット金額の合計と合致する必要があるために、除外の事業外の費用もまとめて金額をアップする必要があるのです。

その時の科目は、「事業主貸-普通預金・・・〇月分事業外費用(総合計)」といった感じで。

これは、「税務署」様に一番最初の年に相談してやり始めた方法。

科目が個人の分であるから、事業との区別で「事業主貸」という科目を使うところがポイントですね。

また、この方法の具体的なやり方は専用に記事を設けていきますので、今回はここまでです。

それで、このクレジットカードで事業の分を購入した仕訳についてが今回です。

YouTubeの撮影のライトが暗いと感じ、以前持っていたライトがあったのですが、あまり効果が感じられず、LEDライトの2本セットを購入。

2本の意味は、1本で光が偏り影になる部分を補う2本目が必要ということでもともとセットになっていました。

その仕訳は、注文日というところに赤マーカーを引き、その日付を計上日とします。

LEDライトを購入した時の仕訳:左-購入時/右-クレジット引落時。

これを、クレジット引落時に1本だけ、「消耗品費 11,587 - 11,587 普通預金」とやることは、はっきり言って「地獄」です。

タイムラグが起こり過ぎて管理し切れない重い荷物を抱えてしまうのです。

ところで、こちらの手書きの仕訳も、後の「電子帳簿保存法」の時代からは、この作業は無くなりました。

ただ、考え方としては、デジタルになっても同じでして、計上時の2020.10.05に購入時の仕訳をして、クレジット引落日に実際の引落をクレジット明細で確認しながら、1件ずつ右側の計上をしています。

デジタルの際のエビデンスもこの1つのレシートで共通しますので、2つの仕訳を1つのレシートや領収書で計上するという構造は紙ベースの時代と全く同じです。

さて、引き続き先ほどの続きにまいります↓。

エビデンスであるamazonの納品書に注文日が2020.10.05と記載。

これを計上日にしています。

リアルタイム計上で可能な一番早いタイミングが注文時。

商品発送時、商品到着時も共にOKだとは思いますが、そうするともっと後の日付になります。

この作業をした日は2020.10.09ですが、遡った注文日の2020.10.05で入力。

計上したリアルな日というのは後から調べたりする際にはあまり意味がないものです。

エビデンスに記載のどの日にちかとぴったりに合うのが後では効果的で分かりやすです。

そして、同時に、引き落ちるであろう、翌月のクレジットカード引落日の仕訳メモも書いておくということにしています。

そして、書類の上の方に少し飛び出して、「ふせん」を付けて、引落予定の日付11/27を記載しておくのです。

その後、11/27当日にふせんのある分をクレジットの明細と確認しながら右側の引落の仕訳を経理ソフトへ入力するという流れです。

この紙ベース時代の「ふせん」はデジタルでも有効に活用出来まして、リアルな紙製の「ふせん」ではなく、会計ソフト内にある「ふせん」を利用させていただいています。

そうすると、クレジット引落日に計上すべきものが、ふせんのマークを見て視覚的に発見しやすいです。

今回は、左側の購入時のみをソフトへリアルタイム入力しておきます。

「マネーフォワードクラウド」という会計ソフト:「(株)マネーフォワード」様のものです。

会社などでも独自の専用ソフトがありますが、サーバーの容量などの心配も並行しますし、独自過ぎてお取引先とのスムーズな結びつきが出来ません。

今後は時代的に、企業様であっても統一感あるクラウド系が良いかと私は思います。

クラウド型というのは、シンプルには、「ログインして使うネット上のソフト」ということです。

やはり価格もとてもありがたくて、しかも、共通で多くの人が使っているので情報も多いし、サポート的に質問も常にできます。

何度もこれまで質問してきていますし、ちゃんと回答が得られて納得できていますのでサポートの効果は絶大。

ここ最近では、納品書なども利用させていただいて大変安心できます。

自分でエクセルで作ったものは、人間のやることなので本当にあてになりません。

どこかでミスをして確認に時間がかかってしまい、気持ちが重いエクセルなどの人間手動型よりも、AI技術の活かされたソフトが絶対にスムーズです。

あとがき

ソフトへの入力は慣れれば一瞬です。

そういったただの作業に関しては時間をかけない最短の方法で。

しかも、都度行いリアルタイムで帳簿が出来上がるのが、溜めこむよりもスピーディーです。

月末の重い雰囲気、気持ちなどない方がよいです。

ただいろんな考え方があり、計上は「数字だけの塊」で良いのではないかということも。。

そこに何かしら、番号かコードで紐付けてエビデンスと分かるようにしておくというもの。

しかし、ソフトに入力した内容の部分も後のデータとして使いたい部分があり、結構具体的に記入しています。

材料のサイズや単価(合計金額と個数で送料込みの単価が導けます)などを調べるにも手がかりのノートのようなものにもなっているので備考欄はやや「にぎやか」かもしれません。

とにかく、いずれにしても、ためこまない「都度計上」は、超えるべき大きな山というものを迎えずに済むという点でストレスが少なく行える1つの方法です。

スタイリッシュな四角のフォルムを作ってくれることでバッグの価値を高めるピンタック仕立てのやり方【236】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグを製作して、時々「creema:クリーマ」様のサイトにお世話になって販売もしています。

出来上がった1製品の中に入れ込むものの1つに「価値」があります。

これが目に映るものではないから少し理解されにくいのですが、実はこれこそが、今後とても大切なことになっていくだろうと思っています。

価値を感じるということは、なかなか目に見えることではないですが、作る側の私の時点では、価値を込めるにあたって、目で見た物理的な作業があります。

ただ、その物理的な作業が実際に価値として感じてもらえるかは未知であり、結果的なことになります。

よって、「価値あるものを作る意識でのぞむ」という心構えをまずは持って活動するということが根底にあります。

ピンタック仕立てをするタイミングは一番最後である

一重仕立てのバッグの場合は一番最後です。

しかし、裏地付きの2重仕立てのばあいは、表袋と裏袋を重ね合わせる1手前でそれぞれ作業します。

そして、凹凸が上手く合体してかさねてすっきりしたフォルムを作るという仕様を考えています。

このたびは一重仕立てなので、最後に行うピンタック作業ということになります。

裏地付き/裏無しに共通する注意事項:ピンタックをする前に入り口の始末を完了しておく。

ピンタック後に入り口を折っていては、ごわついてしまいずれます。

よって順番をきちんと意識します。

アイロンをかける時のポイント:マチが10cmなので、5cmずつに均等折ります。

一番下はマチの部分のとがりがありますので、このとがりをフルにきちんと出した状態で、一番上の点と、真ん中の点あたりの2か所を実際にものさしで測りながらアイロンします。

こんな風に4箇所ともアイロンで折り線を入れ「とぎっとぎ」にしておきます。
ステッチは、こんな向きで入り口側からスタートがやりやすいかと思います。
縫い終わりはこのハギ目の線まできちんと行います。玉止めはハギ目の溝などに隠します。
こんな感じでステッチをかけ終わりました。
では、ここから玉止めを隠す作業のショットが続きます。

まず、縫い始めであるバッグの上部分です。こちらは上が開いているので、内側に針に糸の余りを通して、内側へ貫通させ、内側で結びます。

もう1本の糸も同じ位置の内側のへこんだところへ貫通。

なぜ2本同時にやらないのかは、2本の位置が離れているので、変なステッチが新たに入ってしまって汚くなるからなです。

入り口は互いに違う地点から同じ出口へという通し方になります。

2本共糸が通ったら、コマ結びを2回します。
そして、プチっと糸をまとめてカット。
こんな感じで溝に埋まるように隠れます。
では、次に縫い終わりの底の糸の方を隠していきます。こちらは、内側へ貫通させるのが至難の業。

無茶をせず、「近くにある」ハギ目の溝へ目立たないように隠します。

もちろん、前者の入り口のやり方と違って完全には隠れきれませんが、すっきりとはさせておきたいです。
溝の中に少し隠れています。少し目には入ってきますが、おおわくすっきりとします。

以上、ピンタック仕様の方法でした。

あとがき

ピンタックがあるとないとの差というのはかなりのものです。下の写真を見比べてみてください。

裏地付きのトートバッグの場合のピンタックの有無:左-ピンタック無し、右-ピンタックあり。

こんな風にピンタックの有り無しでうんと印象が変わります。

その効果の感じ方はいろいろあるのかもしれませんので良い悪いはジャッジはできかねます。

ピンタックの良さは、ラインが分かりやすいとか、きちんとした印象が得たい場合には効果のある仕立て。

柄のつながりはピンタックがない方が感じられますので、いずれの仕様もそれぞれ味わいとして定番デザインです。

ただ一重仕立ての平凡な四角いタイプであると、ピンタックの効果は絶大です。

ある無しではルーズに見えてしまう無しタイプに対して、くったりしていてもピンタックがあるとスタイリッシュなエコバッグであると理解してもらえる可能性があります。

裏地付きと裏地無しとでは、ピンタックの有り/無しも随分その印象が違ってきますので、公式に当てはめたような考え方は少し危ないです。

これも、とことん手間をかけて作って分かることかもしれません。

裏地付きのトートバッグが裏地付きであっても接着芯や別芯を全く使わない者であれば、一重仕立てとあまり変わらないこともあります。

「手抜き」や「楽ちん製作」では分からなかったであろう究極の比較です。

すっきりと美しいラインで裏無しのバッグが出来上がるための、サイドの三つ折りを平たくするハサミカットの方法【235】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「スーツに合うエコバッグ」というのをお作りしています。

いくつか素材違いでその雰囲気を楽しく味わえるようにと生地違いの連続製作。

どれも1点物です。

このたびの生地もカーテン地であるのですが、やや厚手なので、両サイドの三つ折り始末にご注意です。

今回は、このボコボコに膨らみなりがちな三つ折り始末に平らになるような工夫を入れていくところをお伝えしたいと思います。

厚い生地でも、かなりぺたんこになるという大きく効果の出る縫い代カット+三つ折り

なぜボコボコに厚くなってしまうのかというのは、生地が多く重なる部分だからです。

三つ折りで3枚重なるのに加え、縫い合わせの2枚分なので合計6枚重ねです。

薄手の生地なら気にせずクリアしていけますが、カーテン地は肉厚も多くそうはいかないことが多いのです。

まずこちらを見比べてみてくださいませ。左側は分厚く右側は平たくすっきりしています。改良後が右。

スリムになった右側の方が見た目が良くスタイリッシュです。

そして、三つ折りに無理が無いような安心できるような心地良ささえ感じます。

このたびは、柄の入ったカーテン地を使用します。

まず、縫い代2.5cmの印にステッチをかけます。

後日の仕様の見直しで、この2.5cmのステッチは、端から7.5mmへ変更と致しました。

理由は、三つ折り縫いとじ後のステッチの見え方がすっきりと1本だけになるために、この時のステッチを三つ折りの内側へ隠し込むことにしたからです。

何分、画像が変更前なのでごめんなさいね<m(__)m>。

通常なら、このまままとめてごっそりと三つ折りするのですが、いかにも厚そうです。
そこで、いったんこのように開けます。

そして、下側になる方(中にくるみ込まれて見えなくなる方)を斜めにカット。

こんな風に少しは縫い代を残してあげた状態で無理なくカット。そうすることで、厚みがぐっと減ります。
三つ折りしてみると。。とてもスムーズでペタンコです。思ったより効果が大きい所が嬉しいです。
三つ折りステッチをします。ミシンも乗り上げることなくスムーズにできました。

三つ折りステッチ縫い閉じの作業のしやすさにも影響したハサミカットの効果です。

出来上がった三つ折りの一番厚いところが、このようにすっきり平たく改良されました。
違う角度からも見てみます。先ほど削った分が除外されスリムになったのです。

モノトーンバイカラーが素敵な出来上がりの引用

完成したエコバッグはこんな感じ。

「スーツに合うエコバッグ:白xモカ花VER」<サイズ>縦39cmx横35cmxマチ16cm。

とても爽やかな感じがしまして、お花がかわいいですね。

ぼーっとしがちな無彩色ながら、支柱の無地のモカグレー無地が良いアクセントになっています。

たまたま花柄でしたが、例えばモノトーンのような黒白でもこのアイデアが落とし込めます。

柄の濃い方の1色(黒)に支柱ベルトを選ぶということです。

他の新たな3色目を登場させるよりも、もとある2色を有効的に利用した方がすっきりまとまってお洒落です。

複数のカラーの登場は時としておしゃれ度を下げることが。。

おしゃれさの中に「野暮」とか「混沌」といった言葉はなじまないからです。

あとがき

今回のの花柄は、草原に草花が映えている様子を写したような「天地がある柄」です。

花柄の中でも茎や葉っぱが豊富なボタニカルタイプはこうした「天地がある柄」であることも多く、裁断の際にはお気を付け下さいませ。

また、ジャガードの場合表面と裏面が反転していることがほとんどで、裏面が美しいこともあります。

このたび使用の生地の裏面:反転なのでお好みでこちらも利用できます。

もし、生地が豊富にあった兼ね合いで2点が有効の場合など、もう1点を全く同じで作ってしまわずに、ジャガードの裏面を使った2点目にするという案もございます。

とにかく1点の場合は、ベストな方を渾身のチョイスとして表に選んだ方が良いと思いますが、時々裏の方が断然良いこともあるもので、そこがジャガードのユニークさだと言えます。

次回がラスト1点でこのシリーズが終了です。

是非最後の1点もお見逃しなく(^-^)。

見えない内側も見られる前提で美しく仕上げたい、ラッピングの縫いとじステッチを両面同じ位置に均等配分される仕上げ方【233】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在製作週間にしております「スーツに合うエコバッグ」。

こちらも後半に入ってきました。

今回使用の生地と残り2生地を終えたら、集めた生地が終了します。

スーツに合うということでいうと、このたびの生地はなかなかコーデの範囲が広い無地となります。

やっとここで登場の初の「完全無地」

よく考えましたら、これまで、ジャガードやストライプなど柄入り生地を使ってばかりでした。

このたびは、バイカラーの切り替えもしない、完全無地1色で作ります。

色は、「グレージュ」などと呼ばれるような色です、「モカグレー」とも呼べますかね。

この色はなかなか便利な色です。

黒にも合う、茶色にも合うといった中間色で、とてもクール。

そして上品さもあります。

そこへ、カーテン地のボコボコした織り目が「エモい♪」です。

<使用生地>生地名不明(カーテン地)、ポリエステル/100%、日本製。
このモカグレー色の中間色にボコボコした凹凸感のある織り目が特徴。結構厚手です。

マチにほどこすラッピングのテクニックを修行中

ラッピングは、ここ最近多く機会を得ていて大変勉強になります。

はっきり言って難易度は高めです。

技術が必要ですが、技術と言ってもたくさんのコツの集まりなので、それを見つけて1つ1つ忠実にそのコツを全うしていけば上手くできるものでもあります。

確かに単純なものではないかもしれませんが、この機会にたくさん経験して得意分野とまでになればと思います。

まずはマチ16cm巾分の地縫い。本体の端から1.5cmの縫い代を縫います。

ただ、後の「再考案」では、そもそも地縫い自体を縫い代1.5cmではなく縫い代側に寄った7.5mm程度に行い、完全に地縫いを隠せる位置にした方が確実と判断。

ここからも仕様が今後発展して改良されていきます。

巾6.5cmx長さ20cmのラッピング布を用意。両端1.5cmに縫い代の印を付けます。

ラッピングの幅が変わらないことで、地縫いを7.5mm程度に改良したことの効果が出そう。

完全に地縫いがラッピングによって隠されるのです。

縫い代の印通りにアイロンで折り線:最初に真ん中で折ったところを最後にもう一度ダメ押しアイロンが重要。
縁はくるみ込むのでこんな形に。アイロンのきちんとしたかけ方が活きます。
最初のスタートラインを1ミリ外(右)に突き出してスタート。

この突き出しの意味は、地縫いの線が見えないようかぶせる役割。

縫い終わったらアイロンをして、反対側へくるみ込みます。
そして、くるみ込んで閉じる方側に待ち針。
この縁の部分を見ることは表側と裏側に均等にラピング巾が配分で来ているかを確認の目安。
そして、縫い閉じた後の裏側ですが。。あれ?ミシン目が端の方数センチ落ちてしまいました。
ここにミシン目が乗っていない。。この原因は、表と裏でラッピング布が均等でない証拠です。
と、このように分かりやすい側面から見てみますと、確かに幅が違う。随分ずれていますね。
この生地は、伸びたりすべったりするし、厚みがあることも原因です。

ということで、できあがりが今一つなマチのラッピングでしたが、それだけ完璧に行うことに注意が必要な部分なのです。

しかし、今回の学びは大変有難いこと。

本などには決して書いていないこと。理論通りにやっても、生地によっては通用しない場合があったわけです。

確かに私も最後の方引っ張ったりもしていたし、目視もしていなかったので、この辺りをきちんとどの素材であっても行っていきます。

例えば、幅が表裏でずれがちなら、最初から反対方向へずらしておくとちょうどになるなど、

「職人技」の粋でコツを得ていきたいと思っております。

見えない部分と言えばそうですが、見ようと思えば、見ることが可能な部分ではあるわけですので、美しく仕上げたいです。

出来上がり:「スーツに合うエコバッグ:モカグレー無地VER」縦39cmx横35cmxマチ16cm。

あとがき

すでに上述しましたが、ラッピングのある場所の地縫いは、ラッピング幅よりも半分くらいに完全に隠れるように設定しておくと、その後のラッピングに集中できます。

これまでのように地縫いを1.5cm、ラッピングを1.5cmとしてしまうとラッピングの際に地縫いが見えないように気を付けることも加わり注意点が多すぎて苦労し過ぎます。

苦労するところは、どうしても必要なこと以外は解消し工夫してその悩みを消していくことも結果美しく仕上げるコツだと思いました。

このお品は、後に見本としてコンテンツにまとめ、作り方販売をしていきたいので、この時点で徹底的にメソッドを確立したいのです。

是非出来上がった暁には、コンテンツでじっくりご覧いただけると嬉しいです。

販売しますので有料なのですが、それ以上に腕をあげていく、他のバッグにも応用できるなどのたくさんの結果が出るようなお力添えを精一杯してまいります(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

あったかいループウールジャケットとの重ね着で長期間着用できるヴィンテージワンピースだけのワードローブ作り【230】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2020年現在から見ますと、5年前は大変な洋服持ちでした。

その後、2017年末に会社勤務をきっぱりやめ、個人事業主をスタートしたという影響も大いにあるかと思いますが、ワードローブもうんと変わりました。

どのように変わったかというのが、ミニマム嗜好にどんどん変化したことです。

以前の服持ちのクセが出て、今でもついつい増やしがちではあるのですが、明らかにクローゼットの中がすっきりとしたものになりました。

洋服の数がミニマムになった分、反対に「こだわり」には重きを置くようになりました。

少ない数でこだわったワードローブにしていこうと考えているのです。

その「拘り」の一番大きなところは「古着だけを着る」というところ。

実際に秋真っただ中のコーデを決めていきました。

その記録をここでご紹介したいと思います。

古着ということのくくりの中でもさらにもこだわる点を面白く感じていただければと思います。

黒白ワンピース特化の秋コーデ4選

黒白だけの色を使ったワンピースばかりのそろえ方になります。

では、1点目から合計4点をご紹介致します。

1)黒の同色水玉ジャカードのロングワンピース:襟のV字のひだがとてもクール。ブランドは「WING」。
2)黒地に白の水玉のロングワンピース:ウエストをベルトでアレンジします。ブランド「ZAZIE」。
3-1)ノースリーブのベルベット素材のロングワンピース:ブランドは「VIVID AKIKO NEWYORK」。
3-2)上のノースリーブの上にブラウスを重ね着:ブランドは、子供服の女の子の160サイズ「DECORA PINKY'S」
4-1)花柄のゆったりロングワンピース:ブランドは「MINA」。
4-2)こウエストラインを出すためと黒の細ベルトを装着。随分とラインが素敵に変化します。

以上の4選でした。黒白コーデというところと、ロングワンピースであるところに片寄せてとことんそろえてみました。

どれも黒ベースというところにジャケットの合わせやすさが生まれます。

ご想像通りこれらの4点に共通にはおれるジャケットとして選んだ色は黒。

秋が深まっても冬直前まで行ける黒ジャケットのあったかい素材は有効です。

ウールジャケット:ワンピの上に気軽に装えます。これ1つで長期間長袖ワンピが着用可能になります。

思い切った冬みたいなふんわり素材であるループツイードのようなウールであることがポイント。

これが長い期間ワンピースを着用できる幅を広げます。

サマーウールや毛/100%の表示の薄手にはないアイテムで貴重です。

あとがき

今回の秋のコーデをご紹介して、少ない数でも豊富に感じる無駄のない様子をご覧いただきました。

着まわすということも、実は結構な技術が必要です。

これには合ってこれにはあまり合わないなど優劣がどうしても生まれてしまい、雑誌の着回しコーデを今まで拝見してみてもそう思うところがあります。

そうすると、着回しをするセット組を考えることというのはかなりレベルが高いことなのです。

それよりももっとその手前の、技術などを特に使わない、「好きなものをとことん特化して着る」ということも1つのミニマムな数を着る着方としてはあると私からご提案してみました。

このたびの特化事項としては、「黒白のみ」、「ワンピースのみ」という2点です。

とことんワンピースを堪能することもでき、そこからワンピースについてあれこれ語れるほどの深堀りもできるような良さがあります。

とことん同じアイテムを着ることで、アウトプットできることが生まれることは、とても発展的です。

そういった数々のノウハウの誕生がもしかしたら「おしゃれな国民性」になってゆくのかもしれません。

多くの方がおしゃれな「パリジャン」みたいに。。

エコバッグをスタイリッシュに仕上げたい、左右等分に厚みを均等にならすための両サイドの三つ折りを倒す方向の徹底【228】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

連続でエコバッグ製作をしています、エコバッグ製作週間をもうけております。

たためるけれども丈夫さも追求したデザインでして、多種の生地で1点ずつ作っています。

レジ袋型はたっぷり容量に限界を感じておりまして、「トート型」を採用。

レジ袋というよりも「紙袋」の代わりのようなデザインです。

今回は、サイドの縫い代を利用して三つ折りする形の縫い代始末のパイピング部分と、底を共生地でラッピングするという2つの厚めの部分が重なり合った部分を追求します。

この部分をいかにすっきりとまとめるかという工夫において、ラッピング同士が重なる部分を平らにならす工夫を致します。

両サイドの三つ折りに関しては同じ面に向かって行う

まずは、両サイドを地縫い、三つ折りラッピングという手順で縫い代を隠します。

いきなり三つ折りラッピングはしておらず、地縫いを先に行っています。

三つ折りは同じ側で行う:2.5cmの縫い代を地縫いし、右端のように三つ折りにして縫いとじステッチ。

↑おおわくこのようなイメージですが、もっと近寄って詳しく見ていきます↓。

2.5cmのサイドの縫い代の地縫い:この2.5cmの箇所にステッチを入れてしまうことを後に見直しました。

2.5cmの縫い代のそのままではなく、半分以下の7mm程度にまずステッチを入れると、その見えたくないステッチが三つ折りの中に隠し込まれ、2本目の縫い閉じのステッチの後ステッチの跡が1本だけ見えてすっきり。

このやり方だと2本のステッチが不ぞろいで目に映るところに困難があり、そうであるならばと現在の「当ブログの手直し」の際にこうしてお伝えし直しております。

画像は改善前の画像なのでご了承下さいませ<m(__)m>。

サイドの地縫い後の三つ折りのスタート地点(上の方が底周辺)。
サイドの三つ折りステッチをかけています。
サイド三つ折り同士は同じ方向へ倒す:反対側もこちら側と同じ向きへ倒しています。
底部分のラッピングを倒す向き:先ほどのサイド部分と反対側に倒します。
すべての縫い代を縫い閉じた状態:Tの字の横がマチ、縦の細い方がサイドの三つ折り。

全く写せていませんが、画面には映っていない底のラッピング部分はこのサイドとは反対側の左側に倒れています。

出来るだけ平にすることで、マチのラッピングをしやすい状況を作って重ねたわけです。

縫製の順番は、サイドの三つ折り→底のラッピング→マチのラッピングということがマストです。

支柱の位置を外側寄り過ぎの間違いをしました・・・無くはないかな(^_^;)

ダイヤ型ピンドットジャカードのエコバッグ・・・赤い色が目を引きます。
底ベルトは裏面の赤ではなく、表面のピンドット生地を利用してなじませています。

実は、大きく間違えている点がありまして、支柱の位置が外側過ぎました。

もう5cm内側が正解。

しかし、一見気にならないという見方もありますが、仕様とはちがってしまいました(^_^;)。

今後の課題として思うことは、底ベルトがまっすぐに付いていないこと。

しっかり直線を引いてそれに忠実に縫い付ける必要があります。

もう1つ、以前のバイカラー仕様の際に底部分が混沌としていた理由として底ベルトまで無地の生地で仕立ててしたところをこのたに共布にしたことで、より支柱のアクセントがくっきりと美しくなりました。

これで腑に落ちています。

あとがき

今回は、赤色が登場しました。

スーツに合うということがテーマなので、ピンドットは、ネクタイを思わせるような雰囲気があります。

少々クセのある柄かもしれませんが、そんな柄も気軽に持てるところに、エコバッグの良さがあります。

常に持っているバッグではなく、時々出して使うだけのバッグならではです。

「繰り返しの柄」はメンズ小物のネクタイの「小紋柄:こもんがら」を彷彿とさせます。

ジャガードの当配列はきちんとした印象にもなりますので、スーツにもよくマッチしそうです。

まだまだエコバッグの製作続きます。

次回もまた新たなる生地が登場。お楽しみにどうぞ(^-^)。

お土産物の天然石のヴィンテージネックレスのメッキ留め具への不満、しっとりと良質な品物になるようSV925へ交換するリフォーム【226】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2010年を過ぎた頃からの天然石ブームの影響で、次々と天然石の一連ネックレスを作ったものです。

その中で天然石の中では定番のような存在の「オニキス」のネックレスも作った経験があります。

ただ、自作の場合は、同じサイズの珠の一連を購入して1点物として製作したので、その出来上がりは、円形のようなフォルムになりました。

そう考えますと、お土産物のヴィンテージネックレスのオニキスが玉のサイズが、場所によって変わっていて、おさまりのよいU字に装えるという魅力がここにあります↓。

古いオニキスネックレス:胸元に向かうにつれて珠のサイズが変えてあるこの作りこそがヴィンテージの証。

多面カットの中でも特に表情があると感じる32面カットのオニキスネックレス。

留め具をこのたびメッキからシルバー925へ変えていきます。

一度バラバラにして組み直しをするといった作業を致します。

よって、ネックレス1本を自作することとほとんど同じ作業です。

珠のサイズの並びは、元のままをそのまま続行するのがよい

珠のサイズが、今回の場合はばらついています。

小さいものは、5-6mm程度、大きいと10-11mm程度までの幅があります。

首周辺が小さいものを、一番視線が向かうトップ周辺を大きい珠のサイズというように、だんだんと大きくなり、また首の方へ戻っていく時にだんだん小さくなります。

この配置が美しいバランスのとれたU字を描きます。

作業手順と注意点

まずは、留め具の部分をカットします。

この時に、ニッパーという刃の付いたペンチのようなものを使います。

ニッパーという道具を使って留め具の根本をカット。

次が早速注意点。

バラバラにするといっても、玉のサイズの違いがうまく配置してあるのですから、このままを活かしますので、そっと上側に置きます。

留め具を外した後は、もとの糸が通っているままそっとそのまま置きます。

この順番で1粒1粒移動するように新しいテグスにはめていく、それが取りこぼさないようにはめ込み直すための確実なやり方です。

必要パーツ:まずはテグスの8号。釣り糸と同じもの。左からつぶし玉2個、ダルマ板1枚、引き輪1個。

つぶし玉でさえSV925製なのです。

こうした細かなパーツにもこだわりを入れ込みます。

一番最初に通すのがつぶし玉。
そして、引き輪をその次に通し、再び折り返して、つぶし玉にテグスをくぐらせます。
そして、つぶし玉を引き輪に近づけて、適正な位置でつぶし玉をペンチでカシメます。
1個目の珠にテグスを通しました。先端はテグスが二重になっていてできれば2本ともすっきりと穴に収納。
そして、次々に珠を元の並び順の通りに1つずつとって新しい方へはめ込んでいきます。
全部通し終わったら、ダルマ板取り付けに当たって、まずつぶし玉を通します。
そして最後ににダルマ板を通しまして、折り返して再びつぶし玉の中へ。。
最初の引き輪の時とと同じようにペンチでつぶし玉をかしめます。余ったテグスをカットし、穴へ隠して完成。

テグスがだらりと余らぬよう、それでもキツくなり過ぎぬよう、目安はダルマ板が遊べるぶらぶら揺れる程度を保ちながらの位置にして行います。

そして、最初と同じように一番最後の珠の中に隠れる最大限の長さでテグスをカット。
ニッパーでテグスをカットしました。
ヤットコで飛び出しているテグスをつまみ、回転させながら一番最後の珠の中へ入れ込みます。
金属がシルバー925で統一されていて気持ちが良いです。前の取り外した留め具が左手のもの。
オニキスのショートネックレスリニューアル。美しいです♪。
使用した道具:一番左端の「ビーズリーマー」をのぞく3点。「ニッパー」、「ヤットコ」、「ペンチ」です。

ジュエリーで今回のようなちょっとした手直しなどをする場合、真ん中の「ヤットコ」の出番は多いです。

通常ヤットコは2個を1組で使うことがとても多いので、実はもう1点同じ物を持っています。

あとがき

オニキスのネックレスは、1点持っていると黒コーデに映えやすく使える場面が多いです。

それは、黒というカラーが強い色だからということも大きいです。

豊富に産出され珍しい天然石ではないものの、バッグや靴に黒が多いということに歩調を合わせるかのようにオニキスジュエリーが良き小物として活躍してくれる場面は多々あるのです。

このたびの32面カットのネックレスでしたが、以前に12mm珠一連で製作した際には、K18YGの留め具にこだわってエレガントな雰囲気を目指して自作したことがあります。

一部分しか映っていませんが、自作のオニキスの12mm珠ネックレスです。整った64面カットです。

エレガントにもカジュアルにも顔を変化させられるオニキスという天然石は万能です。

もともと影響を受けたのは、アメリカの女優さん(「ジェニー・ガース」様)が黒いワンピースに着用していた写真を拝見しての参考からです。

セレブ様達は目立つ存在ですので、よくその装いを参考にさせていただいています。

ゴシップ生地などの写真も誰それとどうこう関係なく、どんな装いなのかに細かく注目して見るという研究の仕方もしています(^_^;)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク