昭和時代の面影を残した金銀バイカラーネックレスの素敵な活かし方【574】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

昭和の頃のヴィンテージネックレスが今見るととても新鮮です。

ヴィンテージものが30年からだと言われるこの年数の感覚は、よく計算された数字だと思います。

ちょうどそんな経年の頃に古い品物が新しく感じてくる不思議が、ファッションの流行のらせん上に重なる気がします。

このたびは、もとは祖母のものだった1点の特徴ある金銀バイカラーネックレスをあれこれ試行錯誤しながらのジュエリー同士の組み合わせの変遷をお伝えしたいと思います。

特徴あるデザインなのですごく難しく、最初は同じデザインじゃないと合わないと思いながらのスタートです。

どうぞ、興味深く見ていただければと思います。

もとは、祖母のものだったのこぎりの刃のようなデザインのネックレスの活かし方

祖母のものだった昭和時代の貴重なヴィンテージネックレスを当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップに取り込みました2020年7月のこと。

最初はこれ1点に他のジュエリーを合わせていく形でした。

セット組(前案):ブレスがネックレスと同じデザインのK18YGのみでできているミラクルに感動。

ギザギザ感のあるのこぎりの刃のようなモチーフとそろえて、リングも多角形やスクエアモチーフを選んだ組み合わせにしました。

ネックレスは、K18YGとPT850のコンビ。

リングの多角形の方が同じ金銀のバイカラーになっていて色がリンクします。

もともと金と銀は色ではとても違和感ある組み合わせですが、ジュエリーの場合だと「観念」というものがあって、「金属は金と銀しかない」と思われているため、ジュエリーでは受け入れられる色の組み合わせだと思っています。

こういった高級なアイテムでは、この「観念」は大切であると見ています。

その後、もっとこの組み合わせの意味や金と銀のカラーの美しさをうまく完成できないかと、金銀色を程よい50%ずつに配分したような組み合わせを作っていきました。

3点セット(後案):なんとネックレスが2連へ変身。せっかく同じだったブレスを変更したことにも意味あり。

実は、この風変わりなのこぎりの刃のようなモチーフのネックレスは意外とヴィンテージ市場では見つけやすいです。

ある時期はちっとも見つかりませんでしたが、現在はネックレスはあと2本見つかっています。

ただ、細かく見るとこの金と銀の配置がどれも違いました。

この2連も片方が1つずつ交互、もう片方の下側は2つずつ交互ですよね。

全く同じ物2連ではないことにとても驚きます。

他に見たものは、10個ずつの交互もありましたので、また見た感じが違って映り斬新。

ジュエリーというものがいかに全く同じ物が少ないかということを感じました。

1連を2連にアレンジしたことは華やかさを増す結果になりました。

そしてブレスは、K18YGとPT850のスクエアあずきチェーンが絡まってミックスして固定されたボリューミーなブレスです。ちょうど半分くらいずつ地金が使われていて、どちらかに寄った感じでない点がマイルドに映り美しいです。

そして、リボンリング。

リボンモチーフは一癖あり組み合わせが難しいのが常ですが、数あるリボンモチーフの中で感じが良くすっきりとして躍動感もある素敵なデザインでした。

リボンの部分は18金ですが、輪の部分はプラチナです。

こうして、全体で、ほぼ半分ずつの金と銀の色使いがされた1つのセットであるその見映えは、とてもマイルドで優しく映るというものに出来上がったのです。

あとがき

ジュエリーの前もってのコーデは、急いで装いを済ませたい時にとても有効です。

お洋服に着回しがあるように、ジュエリーも付け回しはあると思うのですが、どうしてもそれぞれの優劣の差は出てきてしまいます。

その理由は、複数だから自然に一番が出てくるというとうことなのだと解釈しています。

よく、「お気に入り」という言葉が使われますが、そのお気に入りこそが一番であり、その組み合わせをあらかじめ、ジュエリーボックスの中に一緒に保管しておくのです。

そうして、お洋服の最後にジュエリーをそのまま機械的に身に付ければ完成です。

あれこれ悩むことも醍醐味なのかもしれませんが、短い時間では一番最高の組み合わせなど気持ちが散漫な中で決められないかもしれません。

ゆっくりと別の時間をかけてあらかじめ組み合わせを決めておくというジュエリーとの向き合い方を1つワードローブ充実の手法としてご紹介致しました(^-^)。

18金製のハートブレスレット、ハートの透かしの形が違えば別物というほどの違和感、ぴったりとそろえるために全力を尽くした結果。。【939】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者でございます。

「高級地金+宝石」スタンスの本物だけを精一杯の組み合わせで3点1セットでのご提供です。

ジュエリーの中での難関と思うのが、「ハート」モチーフ。

ジュエリーにはこのモチーフがよく取り入れられるので千差万別というほどのそれぞれの違いがあるのです。

しかし、この難しさにあえて挑んだのがこのたび。

珍しいケースなのですが、3点のネックレス・ブレス・リングの内、ブレスを最初に軸としてその他を考えていったケースになります。

非常に面白い発見もあり、是非出来上がった3点セットをご覧いただければと思います(^-^)。

左右が対称の透かしの整ったハートの良さをとことん活かし、躍動的なイメージなハートを静謐に表現したい

〇ブレスレット:K18YG製。透かしが美しく見る者を惹き付けます。上品なハートの表現がされているお品。
〇ペンダント:K18YG台の「アンモライト」のペンダント自体がレア。側面枠をK18YGプレートが覆います。

ハートの形がブレスレットに相性よくぴったり。

〇リング:K18YG製。透かしのアラベスク柄なのですが、カーブの様子が何となくながらハートに相性良し。

ただでさえ、組み合わせる相手が難しいアラベスク柄。

今ここでハートに合わせたら互いにうまく落ち着くと期待します↓。

3点セット:大丈夫だと思います。それぞれのアイテムが特徴がありますがまとまりこうして解決に至りました。

もう1つ相性のポイントだったのは、アラベスク調のリングの込み入った感じが、ペンダントの「アンモライト」のぼやけた抽象的な模様と合うバランスが生まれているよう。

真ん中位置のブレスレットはすっきりとしていて付ける位置の上下の中和的存在、真ん中の位置のブレスレットの役割は結構大切です(^-^)。

あとがき

もしこのたび左右非対称のハートを選んでいたら。。透かしではない地金が詰まったタイプを選んでいたら。。でかなり違う方向に変わったと思います。

ハートモチーフは大変豊富ですので、まずそもそも「どんなハート?」というところがポイントになるかと思います。

クセのあるモチーフなので難易度があるということを知っていると、ハートモチーフを選ぶ時に形をよく見ながら、他のジュエリーとの相性をよくイメージするようになると思います。

せっかくなので、入手した後にはちゃんと出番がある方がコスパが良いですし、出会いの意味がありますから(^-^)。

美しいが希少性は「普通」のアメジストは大粒だけでは物足りなかった、さらに「メガ」サイズのアメトリンにバトンタッチのペンダント【784】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

特徴は、全体的にアイテムが大ぶりでありヴィンテージ風な着こなしのお洋服に合うようなクラシックなテイストです。

このたびは、アメジストの大粒の更なる追求への変遷の記録です。

アメジストは人気が高く有名ですが、希少性で言うと入手はしやすいのでそんなに珍しいストーンではないです。

それでも人気の理由の1つに「パープル」という高貴でクールなカラーの魅力があるのだと見ています。

「かっこいい」というようなパープルカラーは、おのずと「四角」という形との相性も良いようなのです。

迫力ある大粒アメジスト、しかしそれ以上のメガ級のアメトリンに軍配が上がることになった

「バケットカット」や「テーパードカット」の効果は、面積をより広めに映し出し、宝石の美しさを最大限に披露する効果があります。

「美しい」と思うことの1つに「広い面積」があるのです。

この大ぶりなカットは、一層迫力の度合いを増幅させています。

K18YG台のアメジスト大粒ペンダントトップ:<サイズ>バチカン含まず、縦2cm強x横1.5cm程。

よくバチカンを含んでサイズが提示されていますが、本当のトップ自体の大きさが分かりにくいですので、バチカンを省いて表示することにしております。

大粒の目安にしているのは、バチカンを含まないストーン+台の部分のみで、縦2cmx横1.5cmを大粒の目安と考えています。

ネット通販などでは、縦が1.5cm以上でもうすでに大粒と呼ばれることもあり、大粒の範囲が結構広いのですが、実際は手に取ると中粒程度だったりします。

「中粒」などと言ってしまっては商業上盛り上がりがありませんから、大粒と呼んでしまう、更に、カンを含んだものをペンダントトップと呼ぶ定義からの名目もあると思います。

この度の記事では、本当に正直な「大粒」というのはこういうものだというサイズ感でお伝えしております。

結局は、身につけたときの印象がどうかで明らかになることでありますので、最終的にはユーザー様が感じることなのです。

そうすると、大粒・中粒・小粒と分けて、その実物にちゃんとぴったりな言い回しを実直にお伝えしていきたいと思っております。

当「本物志向のレンタルジュエリー」では、ペンダントトップに関しては、ほとんど大ぶり(大粒)です。

その後にもっと特徴ある「メガアメトリン」に出会うことでセットがより個性的になった

バチカン含まず、縦2cmx横1.5cmでもかなりの存在感でしたが、リングとあまりにピタッと一致し過ぎたこともありその後改良がありました↓。

リングもかなりのものですが、それ以上にトップが大きいと感じられます。面積・厚みともにビッグです。

アメジストからアメトリンになったことでカラーも楽しくなりました。

アメトリンのペンダント:縦25mmx横20mmの超大粒。正真正銘の「メガアメトリン」です。

あとがき

当「本物志向のレンタルジュエリー」がセットになっていることで、もしかしたら単品では通用したかもしれない大粒が廃止ということもあるということです。

それほどまでに「わぁ!」という喜びと感動を感じていただけるようなラインナップでありたいという強い気持ちがあるのです。

メガ級の大きさではあってもシンプルな四角という「押して引く」ようなバランス、そして、そこへ柄のような「フィガロチェーン」の出番であるというこういった望ましいバランスの組み合わせができるのも、地金のおかげだと思います。

ストーンの素敵さ、地金の素敵さいずれも平等に大切にしておりまして、「高級地金+宝石」に特化したものを集めご提供致します(^-^)。

この18金ネックレスに出会ったからこそツイストチェーンの「動きによる形状が変化する」という性質を知った【721】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ある1点の素敵な18金のチェーンネックレスに出会いました。

もとはひし形フォルムを探していた中で見つけたもので、他のリングやブレスとの調和の目的でのひし形でした。

たくさんのパーツを使っていることで、構造が立体的でありボリュームもありました。

そのパーツ1つ1つは美しい多角形型(ひし形)をしています。

合わせたいと考えているリングやブレスに合うと考えた「形」を重視した選択だったのですが、この見方がいかに表面的であったかを後で知ることになります。

ネックレスとして首に下げた時に全体的に重力で伸び、形状が変わったという意外な驚きがあったのです。

ここで初めてツイストチェーンの性質を知ることになりました。

今までペンダントチェーンにはこだわってきまして、いくつものツイストチェーンを見てきたはずなのに、この性質を知らなかったのです。

この度のネックレスはペンダントチェーンよりもはるかに幅もボリュームもあるので分かりやすくその性質を教えてくれた、何とも皮肉ながら「良き出会い」と言わざるを得ませんでした(^_^;)。

下に置いた時のデサインと実際がここまで違うチェーンは吊り下げた時の写真も追求するべきだった

デザインネックレス:K18YG製。幅広パーツなのでデザイン性がありますが、ツイストチェーンと同じ構造です。

大変美しいネックレスだと率直にこの写真を見ると思うのです。

ペンダントのツイストチェーンの同じみのタイプはこんな感じでしょう↓。

少し見にくいですが、ツイストチェーンというのはこういったものです。なじみある見かけではないですか。

ツイストチェーンはらせん状にツイストされるデザインが連なるよくきらめく美しいチェーンの種類です。

ただ、先ほどの幅広チェーンネックレスは吊り下げると重力に従ってチェーンの重なりが伸び、よりツイストが現れてくるのでした。

そうしますと、イメージが随分変わってしまいました。

以上が感想でした。

アップで見てみるとこのようなデザインです。ひし形が並んでいますね。
撮影時の吊り下げでももう形状が変わっています。まるでゴムが伸びるように。。

ということで、形状の変化後には納得できず、このチェーンネックレスは、当「本物志向のレンタルジュエリー」からは廃止に至りました。

下に置いた時の形状で組み合わせを考えていましたので、吊り下げた時に変わった形状はあまりにイメージと違ってしまったのでした。

とはいえ、非常に重要なことを教えてくれました。

今までのペンダントチェーンしか見たことがないままだったら知ることは無かったことです。

あとがき

ジュエリーにも「横顔」のようなものがあるのだということを知ったこのたび。

吊り下げた時の形状こそが「コーデ」した姿になりますので、この状態がどのような形なのかというところまで見抜く必要があったのです。

リングなどの硬い物体は置いた状態のまま変わりませんが、チェーン類に関しては「物理的な動きの変化」があることもよく知っていなければなりません。

この教訓を活かし、その後に楕円になったたくさんのパーツが連なったタイプのブレスに対して、形状の変化があることを予測でき判断できたという引用ができました(^-^)。

ネックレスの長さ4種、チェーンの長さはエモーショナルな表現ができる重要な指標である【673】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ジュエリーの中でペンダントがありますが、ペンダントトップのみに注目されるものの、意外とチェーンが見落とされがちです。

既製品においても、大ぶりなトップに対して取って付けたような、いかにもバランスが考えられていない極細チェーンが当てられてしまっていることがとても多いです。

実は、チェーンこそ地金使いの割合が最も高いジュエリーアイテムであり、高額で当然であるべき地金の割合意外にも価値がある、とても影響力のあるアイテムだということをつくづく思います。

重さを測ってみますと、トップとチェーンとではチェーンが本来いかに重厚なものなのかが分かります。

↑とは言え、極細に作られているチェーンを測るのではなく、ペンダントトップに相応しい太さや丈夫さのチェーンという条件の場合です。

レンタルジュエリー業者でありまして、チェーンも1アイテムとして個別でじっくり選んでおります。

このたびは、ジュエリーチェーンの「長さの4種」をご紹介しますと共に、使い分けすることでの印象や効果などについて綴りたいと思います。

ネックレスチェーンの4種の長さとネーミングがある、それぞれの見た目への多大なる影響力

ネックレス用のWEBトルソー(エクセルより作図):ここに赤いラインでネックレスを描いてイメージ。

主に4種のネックレスの長さがあります。

オーダーメイドはかなり高額であり、やはり既成品で探すことが近道です。一般的な既製品の長さは次の4種の中に納まります。

4種:左上から短い順に、「チョーカー」・「プリンセス」・「マチネ」・「オペラ」という名前が付いています。

では、短い順番い1つ1つご紹介です。

チョーカー(36-40cm未満):首に沿った短い長さが特徴。ロックっぽいテイストを表現できます。

好みのカッコイイ長さだと思います。

視線がいち早くここに向くような際立つジュエリーになれると思います。

ただ、首の太さが人によってまちまち。

どちらかというと頑丈な方の首で、35cmはきつく36cm辺りかと。

40cm以上は、チョーカーの首に沿う良さが変わってしまうので、首のサイズは違えど、やはりめどとしては、40cm手前までという範囲でしょうか。

ロックっぽいという表現をさせていただきましたが、この強いアクセントとして映る姿が「とがったイメージ」を作ります。

お洋服による主張を強く表したい場合に更なる効果として「チョーカー」の出番があるかと。

プリンセス(40-45cm):もっとも基本的なゆったりさもある程度あり、一番数多く出回っている安定した長さ。

ジュエリーが本来お出かけ用などの特別であることの象徴のようなクラシックさがあります。

機能としては、ネックレスが一番ゆったりと座るような着け方になります。

ただ、そうはいっても首に沿うことで、最初の「チョーカー」と同様、汗や汚れは起きやすい長さです。

過去のドレスを纏った貴族達の絵画にはネックレスも多く描かれてきました。

現在においても「皇室」のようなお立場の方々がお召しになるネックレスの長さはこのプリンセスレングスが最も豊富だと見ることができます。

マチネ(50cm-60cm):いわゆるミドル丈といったようなサイズ感。ここから少しレア、60cmでも希少です。

ジュエリー好きで、ジュエリーを複数に展開するようになるとやっと長さを意識するようになるのかもしれません。

きっかけはタートルセーターの時にもゆったり付けられる長さを求めたというところからでした。

50cmくらいからセーターの上にも違和感なく装えるようになっていきます。

マチネレングスは、「万能」と呼べる長さだと言えます。

同じ範囲内におさまってはいますが、60cmになるともっとゆったりとして、「自由」のような心地が生まれます。

ジュエリーを余裕を持って楽しむ者がこの領域に目を付け始める長さだと言えます。

オペラ(70cm-80cm):ロング丈と呼ばれるような長さ。入手困難気味な長さですね。

長くなれば、地金価格のグラム数にそって当然高額になっていくわけですが、ロングの魅力はつきません。

実は、ロング丈は大変好みであり、抜け感の演出にはとても効果を発揮するカジュアルな長さです。

この長さを持つこと自体がチェーンを意識する者の行動の証のようなもの。

拘りや個性の演出、そして遊び心をもった躍動感あふれるジュエリーを人目に披露するような存在です。

あとがき

いろいろな長さがあると使い分けも豊富で便利。

そして、一番には心の中の充足度が高まります。

物をコレクションすることは、心の中の豊かさを作ると思うからです。

ジュエリーを集めていく順番としては、自然にプリンセスのような普遍的な長さから始まることが多いのも、ジュエリーに対する「成長」のようなもの。

ですから、一番豊富な数があり基本的な「プリンセス」からのスタートというのはごく自然なことです。

ただレア感ある長さの「オペラ」や「チョーカー」は希少なので早めに入手が良いということも言えます。

「プリンセス」にはある程度接した次のステップとしてどの長さを選んでいくのか、それとも「プリンセス」のままで通し別のチェーンの種類を持っていくなども大変素敵な拘りの形だと思います。

順番など勧めるようなものでもないのですが、ジュエリーも出会いの時が勝負。

ピンときたときに早めが「その出会いをうまくものにする」ということになります(^-^)。

ゴム通しのパワーストーンブレスとの差別化、多面カットの宝石質な天然石と本物18金の留め具で作ったブレスのレベル【538】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前【530】の記事でご紹介致しましたが、ロングネックレスをマルチカラーの天然石でお作りしました。

こんなロングネックレスを作りました。数種類の多面カットの珠をつなげてマルチカラーになりました。

このたびは、そのネックレスに合うように、ほぼお揃いのような感じで作ってみます。

ネックレス程種類や色が豊富ではなくややシンプルになります。

ブレスレットは短いので、ネックレスよりも違和感を何か感じて省いたりした天然石もあるからです。

3種の天然石で完成したブレスレットのアクセントストーンの配置

今回登場は、レモンクォーツの8mm珠、グリーンアメジストの8mm珠、フローライトの8mm珠の3種です。

K18YG留め具のマルチカラーブレス。フローライトのグリーンが目立ちアクセントに。。

当初プレナイトというメロングリーンの濁った石も入れていたのですが、どうも違和感があり除外。

全部使うということよりも雰囲気を優先し除外することがあります。

そして、グリーンアメジストの透明感あるグリーン、レモンクォーツの透明感あるイエローです。

フローライトの数が少ないので、2回に1度の登場のステーション配置。

結果、上のような出来上がりになりました。

「32面カット」は多面カットの中では特に美しいと感じたカットです。

倍の64面、その倍の128面となるにつれてラインが緩やかに球形に近くなっていきます。

でこぼこ感を程よく残した32面カットは大変注目のカットです。

この中でフローライトだけが64面カット、残りの2種のグリーンアメジストとレモンクォーツは32面カットです。

3点セット:ここへリングも加えました。行き場の難しいカナリートルマリンがよく合います。

シトリンリングは除外した方が良さそうです。

こうして見ると浮いてしまっています。

シトリンはやはりオレンジに寄った色なのだということをここで実感します。

組み合わせはこうして全体を俯瞰して見るのが外出時に人からの見方にイコールで映ります。

その1点だけ素敵でも全体の映りが良くなければ意味がありません。

ジュエリー同士の組み合わせが非常に大切であるということです。

あとがき

よくきらめいて宝石っぽさが出ているこのたびのストーン。

3種類そろえば立派なマルチカラーです。

グリーン寄りのマルチカラーに出来上がったこのブレスもネックレスと同様で留め具をイエローゴールドで本物志向にしていきました。

パワーストーンをゴムで繋げたバングルタイプとの差別化は、数の少ない18金の留め具パーツを使った細部に高級感を出している点です(^-^)。

和柄の中に洋風エキスを注入した新しい18金ジュエリーの装い方【595】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という事業をさせていただいております。

3つのジュエリーアイテムを相性の良い組み合わせで1セットに組んだセット組へのこだわりが特徴のレンタルジュエリーです。

このまままとめて1つのお洋服の装いに当てはめていくことが可能で、時短や装いにかけるストレスや悩みの解消、時には良きご提案になればと考えたコンセプトでございます。

さて、このたびは、いろんなテイストのジュエリーセットを組む中で、和風テイストの味わいがある18金ベースのセットをご紹介したいと思います。

とはいえ、勉強の途中であり、一度考えた組み合わせを後になって考え直したその変遷もあります。

すべて余すところなく、そういったチェンジの様子もお伝えしたいと思いますので、是非楽しんでご覧になってくださいませ(^-^)。

きっかけは和彫りの牡丹が素敵な小判型ペンダントから。。その後和に洋を注入した記録

最初は、「和風のペンダントなのだから。。」と和の世界を作る案からのスタートでした。

和風のペンダントそのものがいにしえの日本を思わせる貨幣の小判型をしているところにおしゃれ度を感じました。

〇ネックレス : K18YGとPT900のコンビ彫刻仕様のペンダント。あずきチェーンの長さは76cm。
〇ブレスレット: シャープな四つ花デザインの幅広ブレス。K18YG製。

和彫りのペンダントにざっくりとした尖った柄が合うと感じ、こちらのブレスを選択。

幅広なので目立ちます。

〇リング: 左はK18YG製の和柄の七宝繋ぎが全体にある美しいリング、サイズ15号。右はブラウンダイヤの13号。

七宝繋ぎの柄が非常に和風テイストを色濃くしてくれます。

ただ、ボリュームが不足のため、別のブラウンダイヤモンドのリングも追加した2個付で配置してみたのです。

3点セット(前案):こうして一度セットを完成。

その後、1点ずつのジュエリーの存在の意味をじっくり考える中、リングが2点共平凡だと感じ始めます。

かなり厳しい目で見たことであり、この見直しこそレベルアップには必要な事なのでした。

そして、最終的に、新しいリングを投入していきます↓。

追加したリング:K18YG台にダイヤモンド1ct強と真ん中がマルチサファイア。これ1点だけだと洋風ですが。。
3点セット(後案):これで決まりました。不思議、洋風リングが和風に溶け込みなじみました。

「ブーケリングのお花はどんな種類のお花なんだろう」というもやもやした想像を、「ペンダントの牡丹のお花にイコールなのだ」と解釈したものになります。

事実、そのお花同士の形はとても類似しています。

和風の固定観念を打ち破り、本来洋風なフラワーと合わせてしまったという例です。

あとがき

あれこれ見直してレベルを高めていくことで、新しい発見もあります。

そうして全体の発展へベクトルを向けていきます。

ジュエリーはお洋服の量産と違って1点ずつが独自のデザインだったりする元々レアな存在です。

その希少さを大切にしかも活かせるよう活かし方をご提案する役割を自ら引き受けています。

どうぞ、「本物志向のレンタルジュエリー」よろしくお願いします(^-^)。

和柄の王道「七宝繋ぎ」が総柄になった平打ちリングに求めるもの、「もっと重厚にならないですか?」【512】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私たちは日本人なので、なじみの昔ながらの柄を主体的な呼び名で「和風」と呼びます。

けれど、外国の方からすると和柄が異国情緒あふれた「東洋風=オリエンタル」などというように映るのかもしれません。

しかし、その目に映るものが心で思う印象というのは私達と共通するところが大いにあると思います。

今回出会ったのは、「七宝繋ぎ:しっぽうつなぎ」という和柄がリング全体にほどこされたリングです。

このリングを含めた他のジュエリーをどんな風に組み合わせた考案をしたのかも興味深く見ていただきたいと思います。

「七宝繋ぎ」という柄の意味が素敵♪、プレーンな平打ちリングとの違いは柄の意味が入る価値

七宝という言葉は仏教用語で、そのまま「七つの宝」です。

「円」が模様に描かれますが、元は同じ音の「縁」から来ていると。

そして、家族や人間同士の繋がりの無限を表現した一連の柄です。

七宝繋ぎ柄の平打ちリング:K18YG製。

プレーンな1枚板に七宝繋ぎ柄の面が貼り付けてあるような二重構造のような感触だと実際に試着してみて感じました。

お菓子のウエハースみたいです。

七宝繋ぎを正面から別のアイテムでじっくり見てみます。

ワードローブの中にあった七宝繋ぎ:〇モチーフが重なり合って四つ花みたいな柄が生まれます。

こちら、ロングワンピースの素材になっている黒色なのですが、まさに七宝繋ぎです。

配列良く永遠につながっていく縁起の良い柄なのです。

この柄をじっくり見る際に、円形の重なりとして見るだけでなく、重なった部分だけが織りなす柄のアーモンド型に注目したり、そのアーモンド形が集まった4枚の花びらがとがった四つ花と見たりしながら、他のジュエリーとコンビにしていく案を考えます。

柄もどの部分を見るかによって「解釈」なるものが変わるということです。

そうして、他のジュエリーとの組み合わせを考えていきました。

これ1つでは重厚感が出なかった「七宝繋ぎリング」への要望

3点セット:ペンダントは和柄。ブレスも和の雰囲気のあるものを選択。リングは2個。

リングを2個付けにした理由としてこの七宝繋ぎリング1つでは軽くてペンダントトップとのギャップがあり過ぎました。

後になってこのリングは当「本物志向のレンタルジュエリー」からは廃止となりました。

七宝繋ぎの美しさに関しては何も問題ありません。

希望としては幅がもっと欲しいこと、そしてもっと重厚な作りが良いと思いました。

おそらく量産品だと思われます。

とにかくこのリング1点だけ見ると素敵な和柄なのですが、いかに他のジュエリーとのバランスとかボリュームなども重要なのかというところを学んだ一品です。

平打ちリングは地金を存分に使ったものであってほしいという強い希望があります。

あとがき

このたびは廃止の七宝繋ぎのリングでしたが、もっと重みのある地金がたっぷり使われたものがあれば注目したいです。

とはいえ、個人のジュエリー集めの時代であれば間違いなくそのまま持っていたと思います。

使いやすさは十分にあり、華やかで素敵なリングです。

このたびの七宝繋ぎジュエリーに出会い、「柄に意味がある」ということが1つのキーワードとして貴重だと思っております。

「意味」を含むアイテムというのは今後の「商品」には重要なのかなと(^-^)。

四角枠と楕円粒のコンビの曖昧さで選択ミスをしたことからの学び、豊富にあるシトリンのリングから1番のお品の選び方【480】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

宝石というのは、掘り出した鉱物である原石のいびつな形を、研磨されたりなどして出来上がる製品であり、原石ではその姿は随分違うものです。

土から掘り出された瞬間では鉱物なので、「鉱物名」というものがあります。

宝石になるまでの時間、日数、年数がありますので、鉱物の状態のまま保管されていることも多いと思います。

そうすると呼び名は大切なのです。

このたび入手しましたシトリンのリング、このシトリンの鉱物名は「水晶:クォーツ」です。

和名では「黄水晶」とも呼ばれて、黄色寄りのオレンジ色がよくあるイメージですが、その濃淡は産地によっても違い、オレンジから随分かけ離れて黄色っぽいものもあるとのこと。

黄色っぽい方が価値が高いとも聞きますが。。

このたび1点のシトリンリングをご紹介しながら、面積の多いタイプが豊富なよくある普遍的なストーンのシトリンの中でもこれぞという1品の選び方を失敗例からご紹介したいと思います。

スクエア調の台に楕円という曖昧さからは不採用、はっきり統一感あるフォルムの勧め

K18YG台の大粒のシトリンリング:スクエア系の台に楕円気味のカットが設置。微妙な形に映ります。

シトリンはウォームカラーなので、K18YGを黄色ととらえると、ゴールドとの相性がとても良いと思います。

大粒で透明感があって綺麗なのですが、最終的には「本物志向のレンタルジュエリー」には突出したものを感じなかったので不採用となりました。

大粒でボリュームもあるのですが、シトリンは大粒が豊富です。

よって、ただ大粒なだけでは差別化がはかれないのです。

台も四角、カットも四角が元々希望でしたのでこの写真のお品はもともと希望とは違いました。

屈託のない四角そのまんまが美しく、他のブレスやペンダントもはっきりと四角い調子のものが良い調子で見つけていけるはずが、この形の曖昧さが組み合わせのイメージが沸きにくかった結果になりました。

好みや価値観様々ですが、普遍的なよくあるストーンだからこそ、どこかで突き抜けた特徴が欲しかった、そんな感想です。

その後発見の黄色寄りのシトリンリング(K18YG台)。さっぱりとしていて大粒です。

1点目との違いは、枠が見えていないので楕円フォルムがはっきりしていること。

むしろこちらのシトリンリングの方が他のブレスやネックレスとベストな組み合わせが見込めます。

黄色味のシトリンも上のオレンジ寄りのシトリンと同じで台はやはり18金ゴールドがぴったりです。

楕円であれば、楕円の形が目に映るようなデザインの地金チェーンネックレスなど(例えばペーパークリップデザインチェーン)と組み合わせる手もあります。

ということで、1つこんな組み合わせをご紹介したいと思います↓。

相性の良い組み合わせ:①同じ楕円②K18YG台で統一③同じシトリンがマルチに入っている④多面カットが共通。

4つもの共通部分のある2アイテムは出会うべくして出会ったというほどのベストマッチです。

こんな相手が見つかった際には、とても幸せな気分になり喜んでおります。

その先には、レンタルをご利用いただくお客様の喜びを想像しているからです。

あとがき

シトリンの他には「アメジスト」も豊富で見つけやすいので同じように考えていけばよいと思います。

アメジストは色の強さがありますので、アメジスト同士では一本調子だと感じるならば、「アメトリン」というアメジスト+シトリンの合体のストーンを選択されるのも立体感が出ると思います。

このたびの、最初の四角調の枠に楕円の粒が設置のデザインが選択ミスからその後のジュエリー選びには大きく役立ちました。

よって、こうして、結果的な不採用のアイテムもご紹介しています。

お品物それ1つだけ見ていてはいけないところがとても大切な部分です。

後に組み合わせしやすいはっきりしたフォルムであることが最終的なコーデを粋(いき)に作り上げていけると思います(^-^)。

キーワードは3つ「地金のみ」「ダイヤモンド」「マルチカラー」、とりあえずベースに持つと出番の多いジュエリー3選【453】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者でございます。

ジュエリー好きが本格化していくと、多数をとりそろえジュエリーボックスにコレクションされるのではないでしょうか。

このたびは、最低限でもバランスがあると感じております「3」という数字を注視し、基本的なジュエリーでありながら必ず出番があるような融通もあるアイテムを大まかな分野でくくった3選でご紹介したいと思います。

一気にたくさん集めることなど至難の業、少しずつということを考えた時に出番が多いコスパの良いアイテムから順番が良いと思うのです。

そんなジュエリー選びの良きご参考になればと記事を綴ってまいりたいと思います。

ジュエリーコレクター様への伝言、まだ数が豊富ではない時に選ぶと出番の多い本物ジュエリーアイテムx3選

1)地金だけでできているジュエリー

K18YGのブレスレット。これでもかなり凝ったデザインです。細口が絡まって太くなる効果のすごさよ!。

地金だけでできていると、ある意味プレーンというか無彩色的な感じです。

K18YGなのか、K18WGなのかでも違いは大いにあるかと思いますが、今回はK18YGの写真を載せてみました。

地金が変わってもこの考え方は同じ。

結局、ストーン無しの地金のみであるからこそ、他のジュエリーとの組み合わせにも、このアイテム側が合わせていくということができるのです。

2)ダイヤモンドのみのアイテム

K18YGベースの楕円プチペンダント。1ct。一定レベルを十分に満たしたジュエリーです。

ダイヤモンドのみは、透明なので、かえってカラーにおいては融通が利きます。

ダイヤモンドとカラーストーンの組み合わせのないものをあえて選ぶことが最終的なお洋服コーデの時に苦労しないことになるのです。

3)マルチカラーのアイテム

K18YGにマルチカラーのサファイアが集まったリング。サファイアはカラーの展開が豊富。

2)と反対のことのようですが、いろんな色が散り散りに入っていることがかえってお洋服にも合わせやすいという考え方です。

もし、このサファイアの集まりが、青1色のサファイアだったら。。

と考えると現実的にお洋服のカラーの可能性が狭くなるのです。

無理矢理合わせて、リングが浮きすぎることもありますし。。

ということで、もちろん青いサファイア1色も強いインパクトであり大変美しいのですが、まずはカラフルな方を先に集めるという順番を推奨ししたいと思います。

お洋服が必ず色が決まっている人は思い切ってサファイアやルビーを1色で持つと決めても大丈夫な場合もありますが、それでもすべてのお好みの色をカバーできるのは、まずはマルチカラーなのです。

このマルチカラーの中に入っている色、それと類似の色、そうではない黒やグレー、パープルなど幅広く合う可能性の高さが生まれます。

あとがき

このたびの考え方は、自身が少ない数から着々とジュエリーを集めてきたことを振り返って思うことでした。

少ない内は特化し過ぎずに万能を意識するとステップとしてはスムーズだと思います。

とはいえ、ジュエリーも出会いのタイミング次第なところもあり、出会った瞬間を逃すといつまでもあるわけではありません。

その時こそがそのジュエリーとの出会いの時期であったことを大切するには、やや偏った分野のアイテムであっても即断即決もいとわないという気持ちも持っていたいです。

「決断」に関しては、また別の記事で綴らせていただくことにします。

このたびは、比較的冷静に計画的に少ないコレクションの時の考え方として引用していただけたらと思います(^-^)。