古い着物を解体しパッチワークにリメイクした大花柄の裏地が表地デニムのナップサックの中に溶け込む様子【1318】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回初めてですが、製作のハンドメイドバッグに「リメイク」した部分を取り込みました。

リメイクは、元ある出来上がり品を解体していきますので、その二次利用の著作権や商標権をきちんと意識しなければ到底利用できるものではありません。

究極のところ、お洋服をリメイクしたバッグはほぼアウト。

著作権の侵害やアパレルメーカー様の商標権の侵害になります。

今回裏地に利用したのが、古い着物生地。

古い着物を解体して、パッチワークシートに仕立て、バッグに材料として利用させていただきました。

リメイクの商業利用の可能性がほとんど認められないであろう中、古い着物に関してはグレーゾーン。

グレーということは、完全OKであるということでもないのが気を付けねばならないことです。

著作権というのは、その著作権を有している人が不明な場合には有効ではないということで、品質表示やブランドネームの付いていない古い着物に関してはそこは該当します。

ただ、象徴的な大花柄はそれが美術的、装飾的な要素があるかというと、間違いなくあるように見えています。

それでも、今回どうしてもこの着物の素材を利用したくて、その著作権者様の権利の利用のお申し出があった場合にはきちんと対応する覚悟でご利用させていただきました。

よって、安易に利用するものではないことをここで前もってお伝えしたいと思います。

このたび完成のハンドメイドバッグ「ダブルナップサック」の裏地に利用の着物のデフォルトの姿。
ある意味この写真は貴重です。間違いなく元はこの姿であったということになります。
リメイクにおいて、ごまかしてその元の姿を隠しては決していけません。
実直にやらねば、グレーゾーンの本当の解明ができなくなります。
もとはこの素敵な柄を生み出した着物の反の製造者様、
そして、この柄を選んでこの着物を作った製造者様に著作権があるということを忘れてはいけません。

デニムと着物の和柄のコンビの素敵さをお伝えしたい

ダブルナップサック:<サイズ>縦29cmx横34/48cmxマチ15cm。
名付けて「はまぐりの横顔」。
表地のライトインディゴブルーに対してショルダーのマルチカラーはアクセントです。
ひっくり返してみました。隠しポケットのフラップは表地のやわらかデニムを使用。
ポケットの位置が分かりやすくコントラスト効果がおしゃれ。

さて、今回は何度目かのこのデザインの製作ですが、生地を変えるたびにそれぞれ特徴があって面白いものです。

今回の場合は、表地は、「やわらかデニム」という名前の綿/100%、日本製。

確かに柔らかいので融通が利きますし、本来のセルヴィッチデニムなどよりも縫いやすくはあるのですが、やはりそこはデニム。

重ねてステッチするとかなり強固になっていくところに特徴があります。

表地の5cmダイヤキルトの効果もちゃんとあり、内側に内蔵の「ハード薄芯」がハリコシを出してくれます。

どうでしょう、この和柄とデニムとのコンビ。

どうしてもリメイク生地を使いたかった理由はこのライトなインディゴブルーに合う裏地を徹底的に追求したかったからです。

がさついたその着物の素材はポリエステルなのかな。。と予想しますが、詳しいことは分かりません。

実際に感じたままの素材感をカジュアルテイストに解釈しながら、それでもエレガントに寄ったバッグにと思うがままに考えていきました。

どうしてもパッチワークしてでもこの和柄を取り入れたかったのでした。

その美しいマルチカラーがインディゴブルーと絡み合った瞬間です。

ここ最近徹底のショルダーの4本ステッチについて

1.2cm巾の出来上がりのショルダーひもに4本ステッチを入れていきます。
均等な巾であることが美しさに繋がります。

以前は1.2cm巾の巾着ひもなら、決まって3本ステッチでしたが、もうひと手間かけようと改心。

そして、常に4本ステッチをしていくことにしました。

なかなかこの巾で4本は見かけません。

糸のステッチもバッグの一部なんだと言葉で表現せずともこれを見て分かってもらえれば幸い(^-^)。

たためる底板無しの袋タイプであることについての思い

ふんわりしたデザインであるからこそなのですが、底板は付けていません。

かつて製作していた、ハード薄芯でハリコシを出した立体感あるリュックからは現在は離れています。

底板はなくても、畳んで収納できるという価値を入れました。

ここまでなら畳めます。
たたんだ状態のサイズ:縦29cmx横20cm。

使わない時には、三つ折りにたたんで、引き出しに収納できるという価値がそのままの状態である立体型にはないメリット。

こうしたサブバッグの延長であるナップサックの立ち位置みたいなものを感じています。

メインは、ハイブランドバッグをお使いであっても、必要な時に取り出し、リュックとして使えるサブバッグ的な存在になればと思います。

あとがき

目立たなくはなっていますが、裏地のパッチワークはハギ目があります。

1パーツが大きめだからポケットに影響がなくうまく取り付けることができましたが、次回もう一度この着物生地を利用し、今度は表地として同じダブルナップサックを製作していく予定です。

その時には、以前に製作した別生地と同じように、レンガのようにずらすタイプのパッチワークにしていきたいと思います。

今回はぴったりくっつけてハギ目が十文字ですが、表地使いの時はずらした方が綺麗に映るのではないかと思っています。

またその違いもお楽しみにどうぞ(^-^)。

古着物市場の中で出会えた和と洋の狭間テイストの魅力的なはぎれの利用方法【1193】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

着物のリメイクの商業利用は可能なのか。。。

ガチガチの著作権に沿った考え方をすると、着物だって、ノーブランドではあるものの、柄の考案の著作権は「自明のもの」とされていますので、厳密には著作権の存在により、商業利用不可なのだと思います。

ただ、着物は古いものであることと著作権の所在がきちんと証明できかねることもあり古い着物で製作した洋服や小物を販売されている業者様は数あるみたいです。

私もとても興味がありますが、やはり、ハンドメイド製作には取り入れていません。

そこで、このたび個人使いながら素敵な生地だけをご紹介致します。

生地だけでもかなり素敵ですので、夢膨らむ瞬間があるかと思います。

和と洋の中間的な花柄の魅力と親しみやすさ

生地(正絹):白ベースが爽やか。
ピンクと赤の中間的な花、グリーンとグレーの中間的な葉っぱがとても素敵。
輪郭の黒っぽい色が筆タッチでかすれているところも魅力です。

着物の反物は、幅が狭いです。

だいたい38cm辺りですので、通常の一般的な生地の巾の110cmなどに比べると1/3くらいしか幅がありません。

よって着物の反物のはぎれで作れるアイテムは必然的に小物になることが多いです。

長さは1m程あるこの生地。

まずは、巾着袋を一生物くらいのものとして作ろうと裁断してあります。

それでも余ったのがこの写真。

少し汚れている部分があったので裁断時によけたことではぎれの更なる残布となっています。

このサイズが、まだ40cmくらいありますので、更に小さなものが出来そうです。

コースターなんて良さそうですね。製作したらご紹介したいと思います。

正絹は、多くが和テイスト満載の柄です。

それもとことん日本風で素敵なのですが、こういった洋の要素のあるお花が描かれている柄は、インテリア使いの中ではより用途が広がります。

洋の要素は現代の洋風なお部屋の作りそのものにマッチするので親しみやすいと感じるのだと分析。

古着物をパッチワークにした場合のテイストを洋風にする案

現在、パッチワークバッグを製作中ですので、パッチワークのバッグを作るという想定で1つ考案してみたことがあります。

古着物のパッチワークで作るバッグの材料のはぎれの柄のバランスです。

はぎれとして選ぶ柄にこのたびご紹介のような洋風テイストのはぎれをところどころに盛り込みます。

そこへ登場するピンクやグリーンの無地も盛り込みながら、パッチワークパーツを配置していくと、パーツも結構あつまり、そこそこの面積になってゆきます。

そうすると、着物の古布で作ったとは思えないような洋風な着物パッチワークバッグが出来上がるのでは。。と考えました。

たくさんの古着物の材料の中から選べるのは自分自身ですので、そういった選び方の秘訣などを考えておけば、限られた巾しかないようなレアな存在である着物柄も集結することで素敵になっていくと思います。

と、こんな風に着物を使ったはぎれの「新しい使い方」のご提案をさせていただきました(^-^)。

あとがき

材料の生地探しは、まるでどこかの世界に入り込んだかのように没頭する時間です。

まだ出来上がっていない材料である状態だからこそ夢が膨らみます。

洋服も同じようには考えられるのですが、「着物」であることの良さというのは、ほぼ日本製で見つかることですね。

洋服は、もう新しい時代の産物で、海外調達の生地も多く、きちんとした生地の織られ方や、緻密な構造は、着物ならではである所もあります。

つまりレベルとしてはハイレベルなのが着物のはぎれです。

どこかにまだ眠っている古着物。

もしかして、過去に成人式に着たままの眠った素材、そして、もっと昔に昭和の時代に着た、子供用の着物や浴衣が実家などの箪笥の奥に眠っているのかもしれません。

まずはこれを認識、外注作業によってつくられたコンテンツは著作権が自分だけじゃないこと【1173】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「コンテンツビジネスによく効く、著作権のツボ:八代英輝 著」を読ませていただきました。

この本はある目的を持って手にしたものになります。

現在制作中のハンドメイドバッグの製作手法のコンテンツ制作をしています。

いずれ、多くの方にそのデザインと製作手法が私から著作権を解放した自由な商業利用可能なお品になってご利用できる共有型です。

こういったことは著作権の本来の自身の権利を守るという考え方と対極にあるスタイルであるし、せっかく自分が生み出したアイデアを手放すということは心理的にも躊躇するものです。

それが、私の場合このデザインや手法さえ広まれば、自分だけのものでなくても良いとの結論に至り、それを形にしていくことになりました。

同時に、こういった考え方も1つあるのだという、「自身の考えたことを手放すスタイル」もご提案できそうです。

そのきっかけは、自分で製作してもその完成品のバッグやリュックがあまり広まらなかったことのあきらめからでした。

ただ、あきらめるからやめるのではない、別のルートに舵を切ったという次第です。

これは、やめなかったことで実現できることだと思っています。

実際、今後も私自身も共有型なので利用させていただけるのです。

そして、これまでと同じように、ハンドメイドバッグも作り続けることもしていきます。

ただ、私だけのデザインやアイデアではなくなるということなのです。

コンテンツの冒頭では、著作権についての注意事項やルールに賭ける時間を多くとらせていただきました。

それくらい著作権が大事であり、その著作権に関するお話の部分だけでもコンテンツのユーザー様は、初めて認識する事項も出てくると思うのです。

その重要さ重くとらえ、今一度自分がお伝えする話の内容と照らし合わせるようなつもりで、いったん制作を止めて、学ぼうということになったのがこの本を手にとった理由です。

外注が含まれるコンテンツは著作権が複数存在することの認識

以前は、私もお恥ずかしながら著作権はシンプルに1つだけだと思っていました。

実は著作権の中にも枝分かれでいろんな種類があったのです。

私は著作権という言葉だけを使用して、ハンドメイドバッグの生地は生地製造メーカー様の著作権があるからそれぞれの生地について守るように。。。などというお話の仕方をしています。

確かに、この本を読む前に生地を一から自分で製造しない限り、少なくともハンドメイドバッグでは著作権が2つは存在するのです。

1つは、デザインの案を考え、手法を考えた自分が自明のものとして持たせていただける著作権、もう1つは、生地メーカー様の著作権です。

そんな風にいろんな材料があるとそれぞれの材料の種類ごとに著作権が別の権利者のものであることで、著作権の集まりでできているのがコンテンツなのです。

まずはこの認識が大切です。

よって、特に著作権の量が莫大な映画などは、違法コピーなどとんでもない複数の著作権の侵害をしているという見方をすると大変な罪なのです。

コンテンツのすべての著作権をフリーにすることの危険

私が現在制作、今後も作って行きたいハンドメイドバッグのコンテンツも、含まれるすべての著作権をフリーにすることがまずい、もしくは不可能です。

それは、上述の材料の生地はご提供はせずコンテンツご購入者様が独自で調達するので、責任はご本になるわけですが、そのほかにまだ著作権があるのです。

それは、そのコンテンツのソフト自体の著作権です。

これをフリーにしてしまうと、コンテンツをコピーして、転売が可能になり、中身無視のただのコンテンツというそのパッケージだけに価値を付けた商業利用が可能になってしまいます。

この辺りを、この本を読む前にも気にしていまして、最終的に転売禁止の判断をルールに設けました。

そうすると、私独自のルールがやはり必要になりますので、コンテンツ内でも、そこもじっくりご説明しています。

ということで、私が著作権フリーを謳っているのはある一部分の著作権だけなのです。

それは、自明の私に与えられた著作権である、「型紙、デザイン、手法などのハンドメイドバッグのある1つのデザインに関する商業利用の自由」だけで、その他は私がどうこう決められるものではない他者様の著作権なので、不可ということがほとんどなのです。

これを勘違いしてもらわないようにしっかりご説明に時間をかけるということになるのです。

その時に、著作権のどの部類の著作権なのかというのが今回の本の中で分かれば。。と思いました。

あとがき

「コンテンツビジネスによく効く、著作権のツボ:八代英輝 著」。

本の著者様は、お名前でピンとくると思います。テレビに多く出演されている方です。

その例もテレビなどのケースが多く、具体的で読みやすかったです。

ただ著作権の複雑さには重っ苦しいものがありました。

私のように必要に応じてという読み方ではないにしても、この世の中がいかに著作権で囲まれているのかが見えてきます。

だから、こうなんだね。。。という疑問などが紐解ける瞬間がありました。

テレビがそのままアーカイブでYOUTUBEで流せない理由などもあるのです。

ライブだと良いということも実際にライブ的にYOUTUBEで流されている番組だけは見つかることの答えが著作権にあったりします。

ご一読の価値は大いにあります。

著作権に関しては、当たり前くらいに意識するべきだと思いました。

私のハンドメイド分野では、著作権があまりに無視され過ぎていて、リメイクが最も顕著です。

この本の中のリメイクは主に映像のことであり、たくさん並んだ中の1か所という位置付けであったので、ハンドメイドのリメイクに関しては今後もっと勉強する必要があると思っています。

なぜなら、リメイクしたいからです。

リメイクしたいのに、商業利用がどうしても不可能なので、そこが壁です。

ちっとももったいない洋服をSDGsを意識しながら活かすことができないのです。

ただ、もったいないことだけに焦点を当てていてはいけないのもとても重要です。

作り手が一生懸命努力した証のお品を簡単に解体して違うものに作り変えてしまうことが、相手の気持ちを踏みにじった行為である。。。それがSDGsであるわけがありません。

むしろ権利を侵害した、対極にあるひどい行動になるのです。

洋服のメーカー様にリメイクして商業利用しても良いかを実際にお問合せしますと、答えは決まって「ノー」です。

なので、リメイクも単純に何かを作って売るという考え方では成り立たないし実現できません。

じゃあどうすればリメイクできるのか。。。

日々考えています。

廃止するかも。。。これまでハンドメイドバッグに縫い付けてきたブランドネームの意味を今一度考え直した回【1138】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

遡ること、2018年2月から個人事業主をスタートしました。

そこから、数か月後の5月くらいですね、申請中の商標登録を通していただき、picturesqueというブランドのロゴのRマークが付けられる商標権をいただきました。

それをきっかけに、製作品にはブランドネームを縫い付けてきました。

このように全面で使用する時は、リュックなどの込み入った時間をかけて製作するバッグ用です。
裏側に当て芯をして、ぐるり1周を2.5mm程のステッチで縫い付けます。
このように「わ」にして使用する時は、挟み込みの縫い付けの場合。
比較的短い数時間で完成する巾着袋等にこの使い方をします。

挟み込みの方が手間はかかりませんが、その縫い付け方の裏側は結構ちゃんとしたもので、挟み込みと同時に縫い付けだと歪みがちなので、仮縫いも1面にしておいての更なる地縫いですので丈夫です。

裏側はこうなっていまして、反転です。白黒のシンプルなタイプで華やかな色使いはしていません。
牛さんのマークとの相性もあり、こうした白黒になりました。
ジャガード構造で文字の雰囲気が出ているところに、このお品の良さがあります。
ただのペイント的な安価なネームよりはずっと高級感があり、糸で縫われている点のその作りの良さがうかがえますね。・・・「ヴンダーラベル」様製造。

ネームもお品に付くわけなので、高級感があった方がお品も引き立ちます。

このネームの存在感というのは、このように確かにあるのですが。。。

今回は、このネーム自体に価値を置いてきた私の心境の変化があり、投稿するに至りました。

実は、このたび、この織ネームの在庫が終わりそうであるジャッジをしようとしているのです。

当初は価値を感じていたブランド名にあまり価値を感じなくなった理由

後に貼りますYOUTUBE動画内でも結構長い時間にわたりお話させていただきました。

ここでは、動画内でのお話には出てこなかったけれど、改めて記事を書く機会に是非お伝えしたいことのみを書きたいと思います。

それ以外のお伝えしたいことはYOUTUBE内にお話の形でまとめましたので後ほどご視聴下さいませ(^-^)。

2018年ハンドメイドバッグの製作と販売だけでスタートしました個人事業主。

マーケティングの1つも学んでおらず、とにかく自分の作ったオリジナルバッグをブランド化して、頑張っていこうなどということを強く思って、商標登録までして、Rマーク付きの織ネームを正当に入手。

今まで製作品には決まってこれを縫い付けてきました。

そこから、年月が過ぎ、今この2022年の秋が深まる中、織ネームの在庫がなくなりそうになっています。

何も考えず次の分を発注するのかどうかの時に、ちょうど私も自身の事業内容を見直して、変化していく決意をしたタイミングに当たりました。

2021年の最後くらいから、2022年はコンテンツ制作の方へシフトしていこうと決意していたことを、この2022年で実行していくという目標の元、現在まだ1デザインだけですが、デジタルコンテンツに製作手法や技術をまとめて販売し始めています。

とりあえず、目標を実行し始めることはできましたので、それは一歩何かしら進んだとは思います。

こうして前とは違う方向へのシフトなのですが、このシフトがいかに大きな変化であるかということです。

自分でデザインしている人というのは、自分のデザインであることに重点を置いているのが当然のことで、ブランドネームの存在も、その証とか権利を守るためであることが強いと思います。

少なくとも私の場合はそういうつもりが大きかったです。

しかし、それよりも、そのデザインが広まり、ハンドメイドバッグの文化全体が広まった方が意味があることであるという考え方に変わったのです。

それと同時に、この織ネームの存在も意味のないものだという考え方に変わりました。

あれほど織ネームの存在を重要視してスタートしていたのに、今はもう全く反対の考え方に変わってしまいました。

自分一人で携えていることが宝みたいに思っていた過去を見直して、そんなものは価値のないことであり、むしろ、自分が考え出したアイデアや手法、技術などは手放して、必要とする人に伝えていけばよいのではないかという考え方に変わりました。

これは、自身の製作したものが十分に売れていかなかった結果から行き着いた考え方です。

もしも、人気作家になっていたり、多く受け入れられたりしていたら、こうはならなかったかもしれません。

むしろ、これで良かった、こうなるべくしてそうなったのだと今は受け入れています。

ただ、今まで精いっぱいの積み重ねをして、いろんな製作をしてあれこれ工夫したり、失敗作も多く生み出して生地の良さが死んでいたりなど苦い苦労もありましたので、その長年の経験は紛れもない「宝」であり「資産」です。

スタート時の2018年、もっとそれ以前のハンドメイドバッグ製作スタート時の2007年からは間違いなく技術を得ていると自分でも思っています。

堂々とと多くの人に美しく作ることができる手法などをお伝えできるようになっていることに気が付いたのです。

よって、このシフトというのが私の場合でいう「道」だったと思っています。

ということで、私がデザイナー兼製造者として作ったバッグを自分で販売するというこれまでの経路は見直しに至りました。

あと、もう1つは、YOUTUBE内でもお話していますので、ここでは簡単に書きますが、そもそも、お品というのは、そのお品の特徴などを見てどこどこメーカー様の製造だと分かるお品が良いお品だと思います。

私が作ってきたハンドメイドバッグも、この2022年時点では、パッと見て自分らしさが出せているお品になってきました。

よって、特に織ネームを付けてpicturesque製だよとお知らせする必要もないということになります。

もしかして、変な風に利用されるための防御策としては付けた方が良いのかもしれませんが、それよりも、昔作っていたバッグから、年数を経て、その作りやステッチの仕方の隅々までもがpicturesque流に作ることができてきたようです。

それが良いと思ってもらえるかは別ですが、織ネーム1つよりもこういう長年の成果みたいなものの方が、むしろ大切だと思っています。

ということで、最初は、とても要(かなめ)のように重要視していた織ネームにあまり価値を感じなくなった理由2つでした。

あとがき

今回のお話は、「ブランディング」ということのヒントの1つにもなることかもしれません。

マーケティングの「マ」の字さえ知らなかった当初、ブランドの表面的なとらえ方をしていたと思います。

本当の自社らしさを製品で表すことができているのかなど、活動していく中で考え方が変わりました。

<コンテンツ販売ご紹介シリーズ③>著作権フリーコンテンツ商業利用の材料である生地にも著作権があることをお忘れなく【1086】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「切餅」というデザインのハンドメイドバッグの作り方のノウハウをじっくりと解説しました、型紙作りからバッグ完成までのやり方やコツがぎっしり詰まったコンテンツをデジタルのダウンロード型で販売しています。

こういったスタイルのコンテンツは現在はちょっとなじみがないものかもしれません。

型紙そのものの購入だとか、YOUTUBEなどで作り方を見るなどは経験があるかもしれません。

有料ながら、その価値は大きく、商業利用が可能な著作権フリーにしてあるところが特に際立つ特徴になります。

こちらのご検討になるよう、事前にコンセプトとか著作権についてのご説明が多々必要だと思いました。

よく言われているのがハンドメイド界が特に著作権の認識に甘いと言われています。

気軽に、洋服をリメイクできてしまう身近な存在である裁縫ですが、その洋服自体が元はどこかの誰かが考案したデザインで作られたお品であり、手軽にその出来上がりを拝借して商業利用することのイメージを冷静に考えたら、いやはや、随分と図々しいことをしているとも考えられるのです。

その図々しいだけでは済まないのが、訴えられることもあるということです。

著作権フリーだからこその生じる可能性のある問題を事前に予想してみて、その防止策として何をしておくべきなのかを私が考えたのが、「ルール作り」でした。

そのことは、【1084】の記事の<コンテンツ販売ご紹介シリーズ②>で発信させていただいておりますので、後程どうぞ(^-^)。

今回は、③で、材料である生地にも著作権が既に存在しているので、生地の著作権のことも調べて商業利用するべきであるというお話になります。

1つの商品は著作権多数の集まりであるという実態を把握することからのスタート

例えば、制作ということでいうと、映画はたくさんの著作権の集まりではないでしょうか。

映画はチケット代によって上がる収益を映画制作会社様や俳優様、声優様が対価を得ますものね。

いろんな出来上がりの商品を引用することで、その細かい1点1点の商品が商業利用可能なものか、もしくは、対価を払って、ロイヤリティのような著作権料の支払いによって利用させてもらう音楽などもあるかと思います。

そうしないと音楽専門の事業の人も提供している利益を得るべきですので、よく考えれば、当然の事なのです。

この「切餅」は単純な材料で、生地と糸だけで作りました。

糸は、附属品に当たりますが、ほぼ著作権ある糸というのは無いと思います。

デザイン性のある特殊な糸となれば、それは分かりませんので、附属品であっても材料ならば見直してみる必要はあるかと思います。

メインは生地ですね、やはり。

今回、私がこうして撮影して見本サンプルをモデルとして作ったその生地も、もし、キャラクター生地で作ったとしたら、それこそ、私自身がアウトです。

商業としているコンテンツ販売に許可なしで引用していることになります。

私がどれだけ著作権フリーのコンテンツをご提供したところで、元の材料それ自体が著作権フリーでなければ、そのできあがったお品自体は商業利用不可ということになるのです。

一部でもそういったフリーでない部分がある商品は、著作権を有する部分に負けますので、いかに著作権というものが強い効力であるのかが分かりますね。

なので、著作権のある生地をこのフリーコンテンツに当てはめて利用する場合は、自分使いとか家族に使ってもらって使い勝手の意見を聞くなどの範囲内に限られます。

まとめますと、材料は、その材料の製造業者の著作権に従っていただくということで、このフリーの範囲が材料には及ばないので別で考えていただくという意味になります。

どうぞ、ここを勘違いしないようくれぐれもお願いします。

当然洋服の既製品を裁断した布地の利用の仕方も、最終的には調べれば明らかになることです。リメイク生地も、引用に関しては、不可であるという考え方でお願いします。

あとがき

著作権は結構深いのです。

けれども、単純には、それを作った製造者へ商業利用して良いかを聞いて、OKをもらえばよいのです。

対価をお支払いしての利用であれば、そこは話し合いの元OKになることもあるのでしょうが、現実としては、ほぼ禁止だと思います。

一人一人にそのような契約をしている細かい作業を生地メーカーさんもできないと思いますしね。

著作権行使の方が、著作権フリーよりもすっきりしていてやりやすいのです。

もともと、私もリメイクを商業利用したいなあと思ってきましたが、著作権にどうしても阻まれました。

であれば、それは、まだ先の夢としておいて、とりあえず、自分が自ら、デザインを著作権無料にしなよ、という心の声からが始まりです。

他人様のことばかり目が行きがちですが、自分はどうなのかをあらためて見つめてみると、結構同じことを自分自身がやっていたりするものです。

まずは、自らがというところがスタートとなっています(^-^)。

まるっとした可愛い花柄が活きるインテリア巾着袋の出来上がり風景【1080】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

先日、コンテンツ販売用の「切餅」のデジタルコンテンツが合計1時間30分で完成。

その容量は、410MB(メガバイト)。

動画だらけにしたいところを、コンパクトにして使いやすくしなくてはならないことも考えねばならず、字幕や写真も豊富に追加。

最終のチェックでは、何度か修正などを加えました。

やはりユーザー様が混乱するような紛らわしい説明だったりするとその内容は価値あるものではなくなってしまうので、じっくりと時間をかけながら、立場を使用目線で考えながらチェックすると、出るわ出るわの不足部分だったのです(^_^;)。

そして、やっと納得できた時点で販売を開始する運びとなりました。

現在は、当HP内のみでの販売です。ダウンロードURLをご案内してのダウンロード型コンテンツです。もしご興味がございましたらば、お願いします<m(__)m>。

コンテンツ作りをするから私はハンドメイドバッグを作らないかというと、これが継続していくのです。

そうすることで、私も自分でやる中で何かお伝えできることが生まれるかもしれませんし、逆に、今までは自分だけで作っていたものをお客様と共有することで私も新しい学びがあるかもしれません。

この共有というのが、著作権などをさておいた、デザインや手法をみんなで使うという著作権フリーの商業利用可能のかなり自由なコンテンツです。

また、このコンテンツの使い方などのご説明などは、ちょくちょくYOUTUBE動画で新しく作っていって、やってみたい、コンテンツを見てみたいという方へご紹介するプロモーション的な内容で発信していきますね。

今回の記事は、前置きが長くなりましたが、巾着袋が完成したご紹介となります。

まあるくて、かわいい花柄の巾着袋ができあがりました。

商業利用がOKの生地が多いコスモテキスタイル様の生地は使いやすい♪

まえがきと少し関連があるのですが、生地には著作権がありますので、デザインが著作権が無くても、材料である生地には存在する場合、そのお品は完全フリーのお品ではなくなるのでちょっと複雑でありとても大切なことですね。

洋服とかバッグもいろんな材料でできている構造であるわけで、メイン材料である生地というのも当然メーカー様が存在することなのです。

そうした時に、著作権に関しては難しく考えなければいけないことになってしまうのですが、今回使用生地のメーカー様のコスモテキスタイル様というのは、かなりのプリント柄をフリーにされている点がとても嬉しく、感謝していますとともに、素晴らしいと思っています。

以前に、メールでお問合せをしまして、その該当生地が商業利用がOKの物かどうかをお聞きした時に、一部のキャラクター性のある動物や人物など以外はほぼOKのような感じでした。

その時のお返事メールが保管してあり、コスモ様の生地の使用の際に見直しています。

<表地>綿60ローン生地(リトルガーデン)、綿/100%、日本製。
<裏地>エステルサテン、ポリエステル/100%、日本製。
表地のマルチカラーの中の際立つ紅色に合わせたワイン色の裏地をチョイス。そこそこ厚みのある裏地なのでスカートなどの裏地よりももっと分厚い感じになり、使いやすいです。

表地のコスモテキスタイル様の花柄は、過去にも可愛い椿柄を利用させていただきました。

かわいいデザイン性のある花柄なのに商業利用OKにしていただく、そういった姿勢がとても好感度が持てます。

こういうことを見ながら、私も自分のデザインを著作権無しにしたひらめきにつながったと思っています。

<インテリア収納袋:中>縦36cmx横28/46cmxマチ20cm。

接着芯は前面に表地も裏地もしっかり貼っていますが、やはり「袋」というアイテムの領域だと思います。

お部屋のインテリアを兼ねながら、何かを入れてストックするためにお使いいただくイメ―ジです。

あとがき

今回のお花柄のチョイスに私ならではの拘りが入っていて、黒ベースという点ですね。

黒コーデがお洋服でもてっぱんの私の趣味嗜好が表れたチョイスになっています。

かわいいんだけど大人っぽい女性をイメージした落ち着きのあるマルチカラー袋です(^-^)。

物を大切に長く使えることで、サステイナブルな未来に大きく貢献できる「リメイク文化」のすすめ【1017】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私も実は個人的にはとても多く行っている、「リメイク」。

洋服を利用したり、キーホルダーを利用したペンダントだったり。。。

それはそれは多くのリメイクを楽しんでいる一人です。

ところが、やはりリメイクというのは、元のお品を改造していて、製造メーカー様の商標権、著作権を侵害するということで、商業利用が不可です。

具体的には、youtubeアップとかこうしたブログでのアップも、商業利用の助長になるために控えてほしいという某ジーンズメーカーさんとの2019年の直接のお電話のやりとりでお話を聞いたという経験があります。

それ以降、今までアップしていたリメイクのお品が映った動画や記事は丸ごと削除致しました。

40投稿くらいその時点ではリメイク内容のものをアップしていましたので、とても残念で、かなり影響がありましたが、そんな生のお声を聞いてそのままでいられるはずはありません。

そうなんです。ネットでは当たり前のようにリメイクが楽しそうにアップされていますが、ああいったものは、実はあくまで、個人で楽しむ範囲内の領域を超えてはいけないのです。

ネットで掲載してしまうとそれを見た別の人が商業利用することの助長になりかねないということなのです。

そんな製造者様の生のお声を聞いてからというもの、とても気を付けています。

今までそういったことに無知であったことからその時点を境に、より著作権や商標権を意識するようになりました。とても貴重な経験です。

ただ、私もすべてにおいて完璧かと言いますと、リフォームだといってアップしたお直し動画や記事が製造業者様にとっては改造であり、リメイクだと判断される可能性がゼロでは無いということ。

そういった時は、何かしらのアプローチがあると聞きます。例えば、内容証明などでの通達ですね。

それはよほど侵害している場合でしょうが、侵害しているかどうかの判断が元の製造業者様にあるという点で、こちらがどうこう判断できることではないのです。

とはいえ、リメイクというものは、無限ですし、この先、物をたくさん持ちすぎずに大切に使っていく傾向が高まっていくと予想しています。

そんな環境の中では、新しくたやすく買い替えないとなると、今までのお品に、「飽き」や「損傷」があった場合に、お直しであるリフォームが出てきたり、違うお品へ作り変えるリメイクの出番があることが予想されます。

特にリメイクに関してはとても可能性を感じているわけです。

リメイクは長い目で見て、コスパの良い過去の購入だったことにもなるなどの素晴らしい「文化」であること

現在では、リメイクもまだまだニッチな分野なのかもしれません。

しかし、将来的には、広がると良いなあと思うことと、実際に広がりそうな予感はしています。

私の場合、リメイクは、主に布でできたアパレル商品になります。

機械とか乗り物のカスタムは、機械の分野なので苦手でさっぱりですので(^_^;)。

例えば、何か洋服を購入して、その洋服が洋服としては飽きてしまったけれども柄が素敵なのでもったいないと感じる場合自主リメイクを考えることがあります。

どんなものにも変身できる可能性を秘めているので別の使い方が思いつけばとても幸運です。そういった点でリメイクは無限です。

その時点で、捨ててしまうのか、継続して使っていくのかの分かれ道があります。

ただ、継続して姿を変えて使っていくことをしたくても、その技術がないと思いつくことさえないのかもしれません。

自分だけの範囲では無限過ぎるので、多くの人へ広めたい時に、商業利用を思いつくわけですが、これが簡単には出来ないのです。

洋服は特に、ブランドネームや品質表示にしっかりメーカー様の名前やブランド名が入っていますので、その権利が分かりやすいです。

ベタに商業利用を確認するには、メーカー様へ連絡を取って、何かしら商業利用する対価を支払うというものだと思いますが、対価を支払うからと申し出たとしても、そのような現金よりも、ブランドの威厳だったり地位だったり画重視されるからです。ですから、おそらく断られることがほとんどだと思います。

よほど大手企業様がタイアップとして企画としてロイヤリティを払うことを条件に可能な場合があるかもしれませんが、勝手に、断りもせずに、無料でリメイクしたものを販売ということを承認ということにはならないかと思います。

これが意外と理解している方が少ないかと思いますが、そういうものです。

ということは、広めるということのやり方の1つのアイデアのリメイク商品を作っての販売ということが不可能だということです。

とすると、どうしたら広めることができるのか。。。

これを今回考えました。

私の1つのアイデアとしましては、かなり間接的ですが、やはり個人様一人一人が自分でリメイク作業はするべきで、そこに作業の対価を発生させてはならないということで、リメイクにも使えるミシンの技術などを伝えていくことだということです。

そこには、対価は発生しても良いと思います。間接的であり、リメイクに結果的に活かせる技術ということですので。

長い道のりではありますが、リメイクの商業利用を助長せずに、一人一人が自分でリメイクできるような技術を身に着けるみたいなことを広めるということです。

特にリフォーム専門ではない私でも、ハンドメイドバッグを作ってきた時の何か一部の技術を活かして、今までは思いつかなかったようなお直しもできたことがありましたし、ミシンを使えるということが基盤になるかもしれませんね。

ということで、私のできる広め方としては、まずは、テクニック、裏技などの役に立つ細かい手法をおしみなくお伝えしていくことで、ミシンも、持っていることが当たり前なんてものになって行ければ。。。と思います。

1960年代辺りの手作りブーム以降、現在は、ミシンもの所有数は現象。家庭にミシンを置いていない家もある現在なのかもしれません。

けれども、今後は、大量生産してきた作り方が見直される方向になると、1つの物を長く使うということも重視したいものです。

あとがき

著作権、商標権の問題は難しいですね。

そんなに有名でないと埋もれて分からないところですが、これが有名になって人々に広く広まってきた時に大きな問題になるようです。

とりあえず、「正しい広め方」を意識していきたいと思います。

みんなでハンドメイドバッグの1つのデザインを縛りなく共有できる案【917】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今までは、ハンドメイドバッグを製作して、販売してまいりました。

その中で技術強化とか機能の強化をたくさんやってきて、ようやく、これぞという腑に落ちた商品を製作できるようになりました。

その時に、同時に起こった変化の1つとして、製作時間が長くなったというのがあります。

手間をかけずして商品の質を高めるということってなかなか難しい。

やはり単純ではありますが、その強化の分、製作時間がかかるようになっていきました。

ここで、私一人がこのデザインで作って行くことの限界を受け止めました。

ハンドメイドバッグの作り方やデザインの著作権の解放と共有するデザイン

こんなことを考えました。

自分一人でデザインを持っていることをやめる。。。

もしかして、このデザインは気に入ってくれているけれども、違う素材で持ちたいのかもしれない、少し違ったパーツになったデザインが良いのかもしれない、象徴的なパーツの一部だけを引用したデザインでバッグを持ちたい、そして、販売して対価を得たい。。。

このようなたくさんの多種のニーズにお役に立てないかと考えました。

そして、たどり着いたのが、著作権のフリー。

あくまで、このデザインと作り方という私がもとは考案した部分になりまして、生地などの材料に関しては、それ以前の材料メーカーさんの著作権が存在しますので、お気を付けください。

こうして、出来上がったコンテンツをご購入いただいた方にその特権として著作権のフリーが得られるという仕組みを考案してみました。

あとがき

著作権があるから気軽に利用することの妨げになっていることはあります。

リメイクの商業利用が簡単にできないのもその一例。

そういった、私自身が難しいなあと感じたリメイクの件から、まずは、自分がそれをやってみるというのはどうだろうという考えに至りました。

リメイクは著作権があるから簡単にできないのだ、と言っているのであれば、まずは自分自身のデザインや考案のアイデアを解放してみるべきでは。。。

そう思い始めました。

2021年の終わり辺りから考え始めたことです。

そうとなれば、早速コンテンツ制作になります。

現在の進捗度は、ルールも入れ込んだプロローグの章と型紙の章が出来上がっています。

動画ともなるとボリュームが大きくなり、そこも調べながらの学びとなっていきます。

どうぞ、その後の行く末をまた(^-^)。

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ロゴやブランドネームについての以前と現在の考え方の変化【873】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2018年2月頭からの個人事業主スタート時に製作したハンドメイドバッグは、まだ商標登録がなかったので、TMというマークをネームに記載。

その後、商標登録の審査がおりてRマークへ変えていきました。

そんな細かな事、今思うと気にすることでもなかったかと思えます。

何のイロハも分からないものだから、とにかく商品にブランドネームを付けて証として知ってもらうのだという何か、ロゴが先走った形でのスタートでした。

けれども、ロゴというものは、知れ渡ってきて初めて良くも悪くも効果が出るものであるとはあまりその頃は考えていませんでした(^_^;)。

自分でロゴを描かずともロゴを購入することで商標登録が可能だけれども。。。

私のたどった道というのは、自分でロゴを描かずに、出来上がりを購入する方法で、イギリスの大きなロゴ会社の「logastar:ロガスター」さんからの購入で進めました。

ロガスターさんに類似のロゴサイトはとてもたくさんありましたが、ここが品数が一番豊富でした。

日本円にすると訳¥3,000程度でロゴを購入。文字とイラストの組み合わせで現在のpicturesqueのロゴを文字のデザインと共に購入。

このルールというのは、このお代金で、商標登録が可能であるというもの。

しかしながら、私からのご質問の返答では、他の人も私が購入後も同じロゴが利用できるというもの。

そうすると同じロゴやデザインを全く同じ形式ではないにしろ共有することになります。

私の場合商標登録出願時に弁理士様にお調べいただいた時に、ロゴの動物の絵がヨーロッパの雑貨品の会社のアイテムにプリントされたものと一致してかぶっていることが判明。

しかし、この購入が権利を得ることの対価であり、フリー素材的な物であることの説明で通りました。

その代わり、その後のトラブルなどは当社(ロガスター)は無関係にあるということで。。。というルールでありました。

それもそれでよいかと思いますが、今、このことを考え直してみると、矛盾を感じます。

商標権と著作権とは違うものであるということ。

もし、何か私が同じロゴを共有している他社様からクレームを受けた時に、結局はそのロゴを書いた人が誰なのかというところを問うことになるということ。

それは、ロガスター社に雇われていたデザイナー個人の〇〇さんという人というのが正解だと思うのです。

自由に使ってもいいよというのは、あくまで、その時の契約であり、そののちのトラブルに関しては、誰というピンポイント的な著作権が一番有効になるかと考えます。

けれども、共有しているのだということが分かりながら、訴えてくる人はなかなかいないので、そもそもゆるい気持ちでの使用だと思われます。

このことを振り返って今思うことは、ブランドネームなどの今後もよく使うものや自社のロゴなどは、「下手でも良いので自分で描いて、その動画や写真も撮って著作権を明確に本人にしておくこと。」これにつきると思います。

他の人が作ったロゴを自分のものに100%所有することの限界です。

事実がもう自分の完全オリジナルでないということを物語っているからですね。

ロゴの文字1つにしても、挿絵にしても、マイクロソフト社のエクセルの図形を使うことすら著作権があるみたいです。

かなりやばいです。動画内などで図形を使ってのロゴ作成も自分のオリジナルではないことになります。

それに、今更ながら昨日気づいています(^_^;)(^_^;)(^_^;)。

現在のロゴや著作権に対する考え方

よく、デザインを真似てそれが問題になって訴えられるという話が製造物にはあります。

某有名ブランドの3本線もあれだけでそのブランドの証としてロゴとなるのかならないのかで最終的にならなかったという件が興味深かったです。

結局その3本線のデザインでのもめごとは、そのブランドさんが売れているからの話で、売れて有名になっていくことで生じる問題であったりするのです。

そうすると、目立っていない存在であれば問題は何も起こらないわけです。

なので、何か問題のあった時にしか効力が無いとも言えますし、その予防とも言えます。

数年前はえらくロゴに拘ってはいたのですが、今となってはそのようなマークはそれほど大切ではないのではないかと思うようになってきました。

一応は製品なのでブランドネームは付けますが、果たして、そこに大きな意味があるのかどうか。。

それよりも多くの人に自分の納得した良きお品が広まった方が良いと思うようになりました。

ブランドロゴなどの効力によって縛りを付けることで広まりにくくなると言えます。

多くの人が共有できるような良いデザインがあっても良いではないか。

そんなことを考えています。

じゃあ、いっそロゴなどを無しにしたら。。。

そうすると、こういった被害を被ることが考えられます↓。

間違いなく自分のデザインなのに他社様から内容証明が来るという恐ろしいことが。。。

明らかに販促行為ですよね。とても悪質なやり方です。大企業の新製品に時々あるみたい。

けれどもそういうことも可能になってしまうわけで、いざという時には、やっぱりロゴとか商標権が効力を発揮する場合もあるようです。

そういうことも理解しつつではありますが、今現在の私の考えるところは、ある1つのデザインを多くの人で共有し合い、みんなが気軽に、販売できるような著作権フリーのデザインです。

物を作る人は、自分の作ったものにもこだわりがあるので、そんなこととても信じられないかもしれません。

ぐっと自分のデザインを守りたくなる気持ちがあるかと。

しかし、アーティストっぽくない私であるからこそ、できることなのかもしれない、ただただ、そのデザインや作り方が「広まる」ことだけに重点を置いた考え方です。

フリーにするのも著作権を持った者のみができることで、それは、デザインとか案を考えた人になります。

それを使いたい人も多くいらっしゃるわけなので、そういう人達のためにもなるのではないかと思い始めています。

あとがき

著作権の問題は非常に難しいです。

有名なソフトウェアの会社さんでも、一人一人に回答ができなくて、弁護士を通じて判断してほしいなどの記載になっています。

じゃあ、いいの?悪いの?、それが簡単に答えられない。図形1つ使うにしてもそらが商業利用の一部に出てくると100%自分のオリジナルではないからなのですね。

基本的にはダメだということなのでしょう。

四角い図形1つ商業用のデザインとして使用するとしても簡単ではない現実に何か窮屈さを感じますね。

そんなことから、じゃあ自分は逆の立場で提供する場合にはすっきりとした分かりやすい商業利用をしてもらえるような説明をしたいものです。

新聞のシリーズものの切り抜きを集めて自分だけのコンテンツをアナログ冊子で作る例【776】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

よく、「これは、永久保存版ですねえ」などと口では言うものの、実際に永久保存している例がいくつあるでしょうか。

デジタルの時代、いつでも閲覧できる可能性が高まり、保存版という言葉が、口頭だけの文句になっているような場面も見られます。

それは、安心感というのか、コンテンツが消えてしまう可能性が薄いことが定着したからなのでしょうかね。

そんなデジタルな時代ながらも、アナログなコンテンツ作りのご紹介をさせていただくのが今回の記事です。

実際、私は未だに新聞もペーパーの状態で読んでいますし、本も何かデジタルが落ち着きません。

そんな方も結構な割合ではいらっしゃるかと思うんです。

新聞の中にある興味あるシリーズを集めて冊子を作った例

新聞の中身というのは、大きくは、「文化」とか「産業」時には「事件」だったりします。

新聞の種類にもよりますが、おおわくそういった身近な生活にかかわる内容ですね。

その中で、シリーズものも数多くあり、担当の記事の一部分を専用の記者様やライター様がコンスタントにアップされています。

結構芸能人の方などもある一定の期間担当されているのもよく見かけます。

そんな記事がわんさか集まった新聞という大きなコンテンツの中で、是非これは価値のあるものだと思ったシリーズがありまして、バラバラとある一定の期間、毎日の新聞に掲載されていた切り抜きを集めて、1つに冊子にすることを決意。

内容などは著作権の兼ね合いで一切お伝えできませんが、そういった作業の例としてのご紹介になります。

図書館でコピーしたり、実際に新聞から切り抜いた記事をA4のコピー用紙に貼り付けて、まとめて、1つの冊子にしました。すき間を確保してコピーして、右端1cmの部分に糊付けして、最後に表紙と裏表紙を糊付け。布ガムテープ(巾2cm程度)で背面を覆います。コピー代のコストは¥200程度。とてもエコノミーなコンテンツです。

これを本みたいに読んでいくのです。

自分だけのコンテンツでの利用にとどめ、人に貸したり、ましてや商業利用で内容をYOUTUBEやブログにアップは禁物。くれぐれもご注意くださいね。

自分だけのコンテンツなならでは。マーカーなども自由に引けますね。

あとがき

料理のレシピなども、例えば、このメニューを作るなら必ずこのレシピなどのストックは有効です。

ほとんど、ネット検索で、その場だけの利用のレシピであることが私も多いのですが、実際そうしてみて思うのは、あの時の味付け良かったなあ。。。などと思うことも多いということです。

もう何も保存していなかったため、行き当たりばったりのネットのあふれかえったコンテンツから同じものを探し出すことが大変。

何度も同じレシピで作り、記憶にとどめる例もカレーライスで行っていますが、何しろインドカレーのスパイスが10種近く入ったものを1つ1つ大さじだったのか小さじだったのかさえ危うくなっていきます。

しばらく作らないとそうなってしまうものです。

そうした経験からも、こういった切り抜きの冊子というのも悪くないと思っています。

デジタルの時代だからこそ溢れすぎて1回限りになってしまう可能性もあるデメリットもあるわけですね。

ということで、コストがコピー¥200程度におさまった、本よりははるかにエコノミーなコンテンツを自分で集めて作ってみるという例でした。

楽しいものです(^-^)。