ハイブランド服、洋菓子や料理、ガラスや陶器、などの衣食住すべてがフランスの文化となったその創業の継続の上手さ【1105】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「フランスのブランド美学:鳥取絹子 著」を読みました。

有名ブランドの多くがフランス生まれで、その芸術・文化はずっと長きにわたって継承されているようです。

今回読んだ本は、フランス生まれのブランドが集結して紹介された本になります。

とても興味深いですね。

有名な誰もが知る老舗もあるのですが、こんなにあったんだということに驚かされました。

引き継ぐときのバトンタッチのスムーズさもポイント

驚いたのは、「住」の章で登場のガラス製品や陶器製品の老舗ブランドがいかに多いかということでした。

私はほとんど知らなかったので、世界中には知れ渡ってはいなくても立派な老舗であるメーカーも多かったことに驚きました。

こうしてこの本を読んでみて、1つ素晴らしい点は、1世代だけでは成し得ることが難しいことを、後継者への上手いバトンタッチによってその継続を託すということをされていることです。

その引継ぎのすばらしさも、今でも健在であることの結果です。

会社創業者一族の名声などは二の次で、とにかく事業を末永く継続していくことだけを目標にした、後継者を社員の中から抜擢したブランドなどもありました。

同族の中にはふさわしいと思える人が見つからなかったとのこと。

シンプルに「継続」ということだけを魂の領域までも執念を燃やしながら強く心に思ってきたのだと思いました。

結果そういったジャッジが今の存続を作ったとも言えると思います。

100年以上にもわたり継続していくこということは簡単なことではないです。

あれもこれも欲を出すのではなく、シンプルに「絶やさない」ということだけをポイントに置いているということが究極だと思ったのです。

あとがき

こうした伝統のブランド様達が気の遠くなるほどの長い年月をかけて築いてきたものは、たった数年の私が簡単に成し遂げるものでは到底ないわけですが、その長い長い年月の細分化した今、この時の精神とか意気込みなどの集まりの総合であるわけです。

短い時間でとても無し遂げることができないことが、後に他の追従を許さない貴重な宝になっています。

きっとそうなるための細かい1つ1つのことを日々きちんとこなしてきた結果だと思います。

こういったところに、「今」の大切さを感じました(^-^)。

ハイブランドの存在位置、コングロマリット傘下なのか独立系メゾンなのか【693】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前に、シャネルブランドの創始者「ココ・シャネル」、本名、「ガブリエル・シャネル」さんについての本を読んで、マーケティングの読みに関しては、かなり長けていた人物であるという印象を持ちました。

そのお話は、記事番号の【231-1】と【231-2】でご紹介させていただきました。

一応、カテは<事業>にしてあります。

今回は、その創始者を含むお話や、現在と今後のこのブランドについて書かれた、「シャネルの戦略:長沢伸也 編著/杉本香七 著」を読み始めの時点でいったん記事をアップしたいと思います。

同時にYOUTUBE動画もお作りしました、下の方へ貼ります。

現在、たとえ名の知れた伝統あるブランドも熾烈な厳しい競争の最中にいます。

今後の生き残りをかけてということになります。

その生き残りには、2つの道が。。

1つは、コングロマリットと呼ばれる、異業種が1つの同じグループの傘下に入り、グループの一員として位置づくこと。

もう1つは、これまでと同じように自社の名前そのものが会社名のような独立系メゾンと呼ばれる存在で継続していくこと。

いずれにしても、険しいとのことで、その内部は、他グループからのデザイナーの引き抜きなど、とても忙しく大変な状況のようです。

それで、今回のこの本の「シャネル」の位置付けは、現在、独立系メゾンです。

結構納得できるものではあるのですが、今後は、もしかして、コングロマリットの方からのお誘いとか、そんな可能性もゼロではないようです。

同じように他の老舗ブランドで現在独立形態をとっているところも今後は分からないと言われています。

目まぐるしく変わっているのですね。

実は、この本がそこそこ前のもので、この本出版以降現在までにもかなり変化しているのです。

あとがき

今回は、これだけです。

シャネルについての本を読み始めるにあたって、その現在の位置づけのようなことを見てみました。

また、この本を読み終わった後に記事をアップさせていただきますね。