衣装生地は表面の凹凸感が◎♪、その素敵さを巾着袋へ活かす例【1118】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、過去のストック生地を巾着袋型のインテリア収納袋というものに連続製作しています。

そのデザインはいたってシンプル。

生地のすばらしさを引き立て、たかが巾着袋と言えども、良質な長持ちな巾着袋を目指しています。

おそらくなのですが、インテリアだけで収納に使っていく場合はほぼ一生物が実現できるかと思います。

持ち運びとか多少動きのある使い方はそりゃあ同じわけにはいかないと思いますが、かなりの長持ちが見込めるかと。

こういったことは、今後の世の中の動きには合っていくものではないかと思います。

もともと洋服は使い捨てというものではないわけで、バッグや袋というアイテムだって同じことです。

ところが、ファストファッション化があり、洋服と同時にバッグまでトータルコーデで格安で作られ、そして、すぐ手放されてしまうようなものが多く出回りました。

今サスティなブルの考え方が広まり、ここへ来て、ファストファッション=悪というような見方が実際に購入する人にも浸透。その大量生産アパレルビジネスの多くが継続困難になっていきました。

遠い先のことが分かるわけではありませんが、1つの物を大切に使っていくということは本来の望ましい姿勢であったかと思います。

それなのに恵まれ過ぎた物の量によって長い間忘れていたこと。これを思い出すきっかけとなり、一人一人が1つのお品に対する向き合い方を意識することが期待されます。

そう思ってもらえるためには悪いお品を作ることは絶対にダメだと思っています。

良いお品だけを作って行くことは今後も責任ある作り手として意識する部分です。

衣装生地が美しい、凹凸感ある素敵な加工を小物のバッグにも持つ機会を♪

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。

生地が素敵です。

クシュクシュっとした加工がされています。「縮加工」というタイプの加工になります。

<表地:白xマルチカラー花柄>縮加工、ポリエステル/100%、日本製。
<裏地:赤紫>生地名不明、ポリエステル/100%、原産国不明。・・・どうしても濃ピンクに映ってしまいますが、実際は赤紫。こちらも凹凸感が表面にある非常に美しい生地です。

ただ、この表地と裏地、いずれも、アイロンの織り目が付けにくいです。

どちらかというと縮加工の方がまだやりやすいかな。

縮加工はアイロンで伸びると縮んで折れている場所が開いてカットしたサイズを飛び出すので一瞬サイズが変わります。

これをどう処理するかというのが、裁断の時は自然に立体的の状態でカットしておいて、三つ折りアイロンの時に飛び出した部分を少しカットするということをしました。

巾着袋の三つ折りは、両サイドのコの字のわずかな部分だけですので、このデザインの場合少し助かりました(^_^;)。

裏地は本当に折りにくかった。

アイロンで熱を加えるとクシャクシャに変形してなかなか真っすぐな三つ折りが出来なかった点が難しかったです。

とろみ生地によくある現象です。

空気が入った方のようなこの生地の構造がこうして畳んだ時にも少し浮きますね。とてもふんわりした様相を放ちます。

あとがき

この生地は今回で二度目でした。

最初は「中」というサイズを作って、裏地はパープル寄りのピンクジャガードをチョイスしていました。

今回は裏地が少し違いますが、2回ともパープル系を選んだことが、同じ。

この生地の裏地はパープルが一番エレガントになるようです。

次回は、ラメ生地が来ます。

また製作していきますので、その雰囲気の違いをお楽しみくださいませ(^-^)。

美しいお衣装分野の生地で作ったインテリア巾着袋【980】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回も、引き続き製作中のインテリア収納袋が1点出来上がりました。

衣装専用の生地ということで作られたふんわり感のあるドレスをイメージできるようなもので、すごく綺麗です。

何年ぶりかにストックから登場の裏地がいよいよ出番

よく記事内でもお話させていただいておりますが、生地は一発屋みたいなものも多く、その時に入手しておかないと翌年は無いことがあります。

よって、ストックということが余儀なくされてきましたのが私の生地調達の在庫事情でした。

そして、その中で2019年の夏の調達の生地を今回裏地に使います。

ただ、流行というものを一切無視していることで、大きく見た生地の流れの中の1つではあるかもしれませんが、洋服ほどの明らかに感じる流行は無いです。

前回の記事の【978】と同じ型紙で作ったインテリア収納袋:<サイズ>縦37cmx横30/50cmxマチ20cm

ふんわりと出来上がるところが衣装生地の良い所です。

インテリアに相性がとても良いようです。

<表地:白地マルチカラー>生地名無し(縮加工)、ポリエステル/100%、日本製。
<裏地:ラベンダー>:ジャカード、ポリエステル/100%、日本製。・・・2019年の夏に入手しましたが、この生地は衣装分野ではもっと以前からあるみたいです。このまだら模様が、いろんな柄と組み合わせていけます。とても万能で作りもしっかりとしたものです。色の展開もかなり豊富。

今回ひもの色を手持ちのモカ茶にしましたが、やや違和感。

今後調達のグレーへと変更すると思います。

モカ茶は赤みが入りますので、この表地と裏地にマッチするのは、クールな色寄りでまとまったところへ赤みのないグレーをあえて差し込む方が良いかと思い直しました。

ひもの色も一応チェックして、せっかくのお花畑が活きるような色が良いですね。

江戸打ち紐の高級感とはうまくマッチしているようです。

あとがき

この製作のテンポとても気持ちが良いです。

1日1点作るということはこれくらいの単純なシンプルデザインでないと出来上がらないわけです。

やはり、時間がかかるものは寝かせる期間も長いです。

ただ出来上がった時の価値は大きい。

そのあたり、かなり勉強になっています。

頭で想像しているだけより、ベタではありますが、自分で実体験していってじんわりと実感することで、確実に言えることを後にたくさんお伝えしていきたいと思っています。

もともと、今回のふんわり生地もリュックを作ろうとしていたわけですが、長持ちの点では、インテリア使いの方が勝ると思います。

けれどこんな柄がリュックになっても個性的でレアだとも言えますので、その辺りが価値観が一人一人微妙に違うと思います。

バッグは、お洋服の附随品である、本来の「小物」という位置も大切。

そう考えると、現在の私の方向としては、お出かけ用の「かばん」なるものに関しては、黒無地系、こうした今回のようなマルチカラーの生地は、その裏地に使用するか、インテリアで使うかという考え方で製作しました。

結局はっきりしたことは未知のままで、私が全部分かるわけでもなく、それぞれの人の価値感でもって判断してもらうという点では、今考案中の「作り方のコンテンツ化」は何かしらお役に立てるのではないかと思っています。