<出会い>濃ピンクサファイヤの色の意味が面白いベリー型ペンダントトップ【789】
まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回は、濃ピンクサファイアというものが、実は、ルビーになり切らなかった産物である証という意外な知識を織り交ぜながら、ベリーデザインの濃ピンクサファイアのペンダントトップをご紹介したいと思います。
濃ピンク色には意味がある、淡いピンクサファイアとの色の濃さのちがいについて
今回は、この写真のようなベリーデザインが素敵なペンダントトップです。
結構な大きさの丸い粒が9個セットされたものでストーンの使い方がたっぷりしたものになります。
このストーンは、濃いめのピンクサファイア。
ピンクサファイアはイメージとしては、もっと薄めなので、この濃いめがベリーデザインのベリーのイメージに近くて、その点がとても洒落ています。
ところで、サファイアにつてなのですが、別の記事でルビーとサファイアが、元は同じ鉱物の、「コランダム」というものであった地点から進化みたいに分かれたものだというお話をさせていただきました。
【466】と【517】のブログ記事もよろしかったらご一読どうぞ(^-^)。<ジュエリー>カテゴリーの中に記事がございます。
このことは、どの宝石屋さんもよく記事にされているので、ネットではそこらじゅうに書かれていることです。
元は透明な無色のコランダムという鉱物石から、成分の違いで、赤色になる成分が多く含まれるとルビーへ、青色、その他の黄色やグリーン、時にはコランダムの時の透明なままでいるというのがルビー以外として全体でサファイアと呼ばれています。
サファイアの定義がいろんな色を共通でサファイアと呼ばれているので、成分が微妙に違って色が違うのに、同じ名前だということで、結果、マルチカラー展開がある天然石なのです。
と、その中でピンクサファイアもルビーになるには、あの赤みが不足していたから、ルビーになり切らなかったものが、ピンクサファイアだということなんです。
ルビーと認定されるような赤色にになるには、成分が不足していたんです。
面白いですよね。
なので、濃いピンクサファイアは、よりルビーに近いという考え方もできます。
ということで、今回のこの濃いピンクサファイアの色の意味に何かストーリーのような展開が想像できて、この知識を持ってみてみると、より素敵に映るかもしれません。
ルビーはルビーの良さがありますが、サファイアにもサファイアの良さがあります。
ルビーになり切ったからルビーの方が良い。。。というわけでもないと思うんです。
「なりこそなった」なんていうドラマチックなお品こそ素敵だとも言えますものね。
あとがき
一般的にピンクのイメージであるピンクサファイアも、あの優しいトーンの色の可愛さがありますので、色がマルチカラーに豊富に展開されたサファイアは楽しくて魅力的ですね。
トルマリンも同様、マルチカラー好きにはサファイアは注目のストーンになるわけです(^-^)。
宝石のストーリーを紐解く、ピンクサファイアの6色もの展開をたった1点のペンダントトップに表した人がいた【588】
まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
サファイアは元は、コランダムという鉱物です。
同じコランダムが鉱物だったもう1つのストーン、それがルビー。
サファイアとルビーは元は同じ鉱物だったのでした。
そこへ、他の物質の混じりにより、赤いルビーへ、そして青いサファイア、およびその他のカラーストーンへ。。
そのルビー以外の総称がサファイアだったのです。
そのサファイアの中でもとりわけピンクサファイアが気になる存在。
ルビーみたいな紅色にはなり切らなかったピンクにとどまったことでその運命が変わったという見方もできます。
このたびは、そんなピンクサファイアが素敵に表現されているペンダントトップをご紹介したいと思います。
6色すべてがピンクサファイア、この6色が伝えてくるものを紐解く
最初見た時は、宝石の知識が薄く、どんなお洋服にも合いそうだと万能さが魅力で注目したペンダントトップでした。
右下の紫もアメジストではなく、6粒すべてがピンクサファイアの範囲内の色の展開という点が貴重。
トップのサイズは、バチカン含め縦25mmx横12mm。
デザインが揺れたように表現されているものの、実際の作りは固定。
上述のサファイアがコランダムから変化してルビーになり切らなかった姿をいろんなケースで一度に表現したものではないだろうかとロマンでいっぱいになります。
本当のところは、このペンダントトップの製造者様のみが知るところ。
ただ、この表現の仕方は、ストーンのサイズやカラットなどを遥かに超えた、「メッセージ」が入っているように思えてなりませんでした。
個人的には、とても素敵なペンダントトップなのだと思っています。
同じピンクサファイアのリングがあるおかげでうまくまとまりました。
あとがき
ピンクサファイアが青味のピンクだというイメージでしたが、この度のペンダントの色展開を見ると、オレンジに寄ったようなサーモンピンクもあり、アメジストと見間違うようなパープルカラーもありました。
宝石は、物言わぬ物体ですが、その姿こそがメッセージそのものだということです。
大ぶりで華やかな粒のストーンに注目はしますが、意味深いことを感じとったストーンはこの度のペンダントトップが一番でした(^-^)。