まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
久しく観ていなかったファッション関連の映画。
このたび、毎度の「日本経済新聞:夕刊」の「シネマ万華鏡」にてご紹介があった「ダイヤモンド 私たちの工房」を映画鑑賞した記録です。
ダイヤモンドはいったい何を指しているのだろうか。。そんなことも鑑賞後の実感として綴ってまいりたいと思います。
時は1970年代のイタリアローマの衣装工房にて。。人々が集まることで生まれる統一感やパワーの個への良き影響

舞台は今から50年以上も前の、1970年代のイタリアローマのとある衣装工房。
共同経営者の2人は姉妹でこの映画では「主演」は姉の方、「お針子」と呼ばれる衣装を縫製する従業員の人物像それぞれにもスポットが当たります。
YouTube内では、鑑賞者である私が3つピックアップしたポイントをお伝えしました。
当ブログ記事でも同じポイントを、ショート動画内でお話し切れなかった点を加えながら解説したいと思います。
現時点でもまだ上映中にあり、こういった発信は「ネタバレ」問題に配慮する必要もあると思いました。
詳しくは、実際に映画をご鑑賞いただくことでよろしくお願いしたいと思います。
①映画館で観るメリット
よく映画館では「臨場感」が得られるというのも、よくアクション物などで言われることです。
このたびの映画の場合は、気持ちの面での「臨場感」「エンパス現象」のようなものが感じられると思います。
平日で人もまばらな中で、1つ離れた席の方は滝のように泣いておられました。
②音楽の重厚感が意味するもの
音楽の種類としてはかなり古典的な民謡色あるメロディーだと感じたのですが、弦楽器の憂いある響きは、明るい場面でも使われていたことが意外です。
このギャップの意味するところを考えてみますと、一人一人のメンバー(経営者2人も含めて)が持つ私生活の事情にある闇なる部分の重みのようだと感じました。
明るくても闇の部分は誰でも持っているという、現実をそのまま抱きしめるかのような音色です。
③コミュニティーの存在意義
それぞれの私生活での事情を抱える者達が、一致団結して1点の衣装を完成させたその真っ赤なドレスの「赤」は、脈々と波打つ「血」のようであると感じます。
1つの方向にまっすぐ向かう覚悟と気迫。。工房の良き空気感はやがて私生活の闇を解決していったのです。
タイトルの「ダイヤモンド」は、物体ではなく工房の発展と携わる人間達の成長の姿を「輝き」として表現されたもののように感じました。
あとがき
映画の冒頭は、現代を写していて、監督が出演女優達と食事会をしている場面。
その女優の顔触れは、1970年代のお針子達に一致することにしびれます。
映画の中の監督がこの映画の監督「フェルザン・オーツペテク」様に似ていると思いました。
おそらく監督本人が冒頭で出演されているということで間違いないようです。
ここからは妄想になってしまいますが、あくまでも「そうあってほしい」という願望もあります↓。
1970年代のあの工房の5歳の男の子、50年以上後の未来の監督本人なのではないかと(^-^)。

