敢えて18金を入れない組み合わせが攻めた装いになってゆく。。白甲(しろこう)含むオレンジ鼈甲と焦げ茶鼈甲の徹底特化【483】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

伝統ジュエリーの1つに鼈甲(べっこう)があります。

昭和時代からあった先祖の遺品としても残っていることが多く、元素材は「亀の甲羅」です。

ただ、近年こうした生物からの装飾品は「象牙:ぞうげ」と共に禁止や敬遠の方向へ。。

古物はすでにこの世に出ているものですので、美しさに思いをはせることが決して「悪」とは私は考えていません。

その分貴重な存在として大切にしていくということを忘れなければ。。です。

黄色・オレンジ・茶色の展開がある天然鼈甲ジュエリー、中間的な「白甲:しろこう」のニッチな存在のバングルのツヤと透明感

鼈甲ジュエリーは、琥珀(こはく)ジュエリーと類似品のように並べられることがあります。

しかし、琥珀の方は「天然樹脂」であり元素材が「植物」である点が「動物」である鼈甲との根本的な素材の違いです。

市井(しせい)の人気は琥珀の方に軍配が上がるようですが、透明感ある琥珀と同様に鼈甲も随分透明感があるものだと感じられると思います。

白甲(しろこう)のバングル:カラーの名前にこのように付けられた「白」の意味はダークカラーとの区別。
鼈甲のカラーの違い:白甲は左のオレンジ色です。右は焦げ茶色。黄色のみのタイプもあると思います。

もう1つ黄色を持ち合わせていると良かったのですが、黄色に及ぶまでは集めていませんでした(^_^;)。

黄色のカラーイメージとしては、焦げ茶の部分的な柄の部分と同じような色で明るくて顔映り事情からも人気が高いのは黄色かもしれません。

鼈甲のカラーに特化したまとめ方:左は白甲のバングル含むオレンジ系で、右は焦げ茶系でまとめました。

ちなみに焦げ茶の方のペンダントチェーンも鼈甲でできたチェーンという徹底ぶり。

アイテムごとにミックスするよりも、こんな風に徹底的にカラーを揃えた装いは強いアクセントになります。

より装いに「主義・主張」が込められ、強い意志表示をするようなシーンにもジュエリーに意味的なものを落とし込めるということになります。

白甲の3アイテムの別の写真(2026.05.02撮影):ぴったり色が揃っていてすっきりとまとまっています。

ただ難しいのはオレンジ色というのは浮きやすいこと、お洋服とのコーデに悩むことになります。

実はこのたびの白甲の3点セットと焦げ茶の3点セットは、一度当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップに並んだことがあります。

お洋服とのコーデ例は、それぞれの投稿でご覧いただけまして、白甲の方が<旧20②>の【563】にて、焦げ茶の方は<旧22②>の【565】にて。

あとがき

あえてK18YGなどの地金アイテムを入れていない素材のみのジュエリー、鼈甲の素敵さを存分に表現するにはかえってこの特化こそがかっこよさです。

実は、こうした天然素材や天然石の鉱物の珠の連のネックレスなどは、なかなかレンタルとしては価値を感じてもらいにくいことをその後知りました。

おそらく買取市場の情報に連鎖していて、よほどのダイヤモンドか地金でなければ金銭的な価値がない固定観念のようなものです。

この中に地金のリングなどを追加するなどしていた時期もありましたが、取って付けたような違和感と共にセンスがありませんでした。

高級地金+宝石に特化した発展があったからこそ分かる本当の美しさ。。地金価格で計ることができない「おしゃれ度」、これに尽きると考えています(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

おしゃれ度重視、昭和の古典的な18金ジュエリーが買取に出て消滅してしまうもったいなさを拾い上げ新しい形で活かしたい【305】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

レンタルジュエリー業スタートのきっかけは、たくさん集めたジュエリーをそのまま保管しているだけの状態の活かし方を考えたことでした。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.03.23からおよそ6年半後の2025.11.04にブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し綴り直しをしています。

レンタルジュエリースタートは2020年夏ですので、当記事はそれ以前に投稿していたことが懐かしく、すでにレンタルジュエリー業開始に向けた予兆があったと懐かしく振り返っています。

このたびは、年代物のジュエリーの「おしゃれ度」を伴う価値について、お話できればと思います。

よくテレビなどでもてはやされる家族の年代物のジュエリーなどの想像を超える換金価格、その時だけの「現金」の入手のゴールよりももっと長い目で見た「価値」を追求してまいります。

現金化をゴールとする貴金属の価値の置き方に対するアンチテーゼ、名前も区別もない現金とは比較にならないジュエリーの価値

ジュエリーを集めている時代に、ネット検索をしていろんな画像を見ていた時にあることに気付きました。

魅力的な年代物の18金ジュエリーを質屋様が買取をした記録の写真だったのでした。

「このような素敵なジュエリーが買い取りに出されている」ということを知ります。

ここは価値観、手放す人はその場で現金を手にしたという対価を得たのです。

一方その記録を見た私は「そのままジュエリーとして通用する立派な姿なのではないか」と映ったのでした。

そんなエピソードに登場していた古典的な味わい深い素敵なネックレスを、後に探していくことになりました。

偶然にも、何度も祖母から受け継いだネックレスと全く同じでほんの少しだけ違う興味深いミラクルも体験↓。

2連ネックレス:上下を見比べますとK18YGとPT850のパーツの並び方が違います。上は交互、下は2個ずつ配列。

おそらくこのネックレスはかつての百貨店などのお品かと想像しましたが、年代物になると「全く同じ」ということはジュエリーでは出会いにくいことの証拠です。

最初は「同じだ」と思ったのですがよく見たら配列が違うという微妙な違いだったのです。

1点目の祖母からの受け継ぎ(下の2個ずつ配列の方)のみを持っている時点で数年かけて探した結果見つかったのが上でした。

探した期間はおよそ2年、じっくりと時期を待つと素敵な出会いがあったというケースです。

あとがき

このたびは、「金の存在感」「重さ」で価値を決められがちな投資とは対極に、「おしゃれ度」を重視した考え方をお伝えする回でした。

当「本物志向のレンタルジュエリー」では「おしゃれ度」を一番重視しています。

人間の脳というのは、目先の得を優先に考えるようにできているのかもしれません。

貴金属を見ると、その重さによる価値を現金で考えてしまいがちなのです。

極端な例ですが、透かしの美しい装飾は、地金が削ぎ落とされた空洞の部分があるから軽くなります。

しかし、シンプルなバー状のバングルに比べて、その「隙間の美しさ」も伴い全体のおしゃれ度を高めます。

おしゃれ度の高さは、「地金の塊」を超える存在になり得るということです。

この考え方を反映し、当「本物志向のレンタルジュエリー」では、重さに関係なくすべてを均一にしたレンタル料金にしています。

重さ重視をしたい場合は重さの表示を見比べることができるようにしっかりと表示し、均一料金であるラインナップからどの番号のセットを選ぶかはお客様の裁量に委ねます。

多様な価値観とニーズを拾い上げてはきたつもりなのですが、本当に拾い上げたいものこそ消滅の危機にある年代物の素敵な価値なのです。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク