事業にしていった「ハンドメイドバッグ」と「レンタルジュエリー」について、そのきっかけを振り返る回【1031】

まえがき

こんにちは、picturesque(ピクチャレスク)です。

現在「ハンドメイドバッグ」と「レンタルジュエリー」を事業としています。

今後も発展できるよう、努めている最中ではあるのですが、一度、事業になる前の始めたきっかけの時期を振り返る回にしてみます。

ハンドメイドバッグは、いつぐらいから作り始めたのか、そのきっかけは何だったのかなどです。

一番こういった点は、興味深い部分ではないでしょうか。

そもそもきっかけは現状の行き詰まりにあった

先にハンドメイドバッグをスタートしたように思っていましたが、今から振り返るとジュエリー集めもほぼ同時期からスタートしていたようです。

ハンドメイドバッグは、前もって事業にしようとしましたが、ジュエリーはただただ集めている時期が続いていて、レンタルスタートはここ最近の2020年のことです。

ハンドメイドバッグは、2010年以前に始めていて、ネットで作ったものをちょこちょこ出品していた記憶です。

ハンドメイドバッグを作ることをスタートしたきっかけは、勤務していた仕事ライフの中で行き詰まりというか、今後もこうして勤務していくことがいずれ行き詰まる予感から、何か1つ「とりえ」のようなものを持ちたいと始めたものです。

現状にはとても失望していました。何か技術を得て、ベテランになっていきたいと強く思ったものです。

というのも、なかなかお仕事でも活躍できず、希望のイメージ通りに技術が身に付けられなくて、とてもとても悔しかったし、そういう仕事に前向きに取り組みたい勢いみたいなことが他の人には異様に映り、あまり良い存在ではいられなくなったというようなことです。

けれど、実際に行動に移した「退職」は、もっともっと後の2017年のことなので、随分年数がかかってしまいました。仕事を辞めて自分でやっていくことは、とてつもなく勇気の必要な事だったのです。

そうして、万全に準備の整ったわけでもない状況なのに、行きどまりにぶち当たるような形で2017年に会社を退職しています。

でも、昔からの夢ではあったわけで、「いずれやればいいや」で今まで来ましたが、そろそろ、その、「いずれ」がついには、年齢が上がり、2017年辺りでは、もう時間が無いかも、今しかないのかも。。。ということになったわけです。

ジュエリーの方は、上述のように、ずっと長い間集めているだけでした。ハンドメイドを始めたころの2010年周辺くらいからたくさん集め出したかと記憶しています。

パワーストーンブームもあって、連に自作したりもしていたものが、2020年開始のレンタルジュエリーの当初はたくさん残っていました。

現在は、そういった自作品はレベルが低すぎて廃止しています。登場する地金が少なくて、ただのパワーストーンをテグスに通しただけなのです。

残った連というのは、高級なあっと思うようなものだけを残し、ほとんど残っていないです。

そして、後で貼りますYOUTUBE動画内ではお話するのを忘れてしまいましたが、実は、経理事務をしてきたきっかけも、後の事業を始めるための「技:わざ」として、経理を学ぶというところからのきっかけでした。

経理の部分では、それこそ、同じ時期ですかね、2010年あたりに、日商簿記の2級を取得しました。

有難いこともあって、この簿記取得と、2014年くらいからの実際の任されたお仕事での役割分担で今の知識に繋がっている部分は大きいです。

例えば、個人事業主であっても、「買掛金、未払金」の消込をして、きちんと正しい残高にしてあることも、この経験が無いと、何らちぐはぐで間違いだらけの科目の充当になっていたかもしれません。

それほど前向きに攻めるような形で決断していった事業主スタートであったわけでもなかったのですが、しかし、何か違和感を感じることは大切で、そこで何とか変わろうとしたことが大きな転機になっているので、自分の引っ掛かりの気持ちとか変化は大切にするべきだと思います。

「相変わらず」というのが安心できて良いような気がしますが、変わるべき時には勇気を出して変わっていかなければいけないということかな。

そうでなければ、今のこのブログを書いている状態すらなかったと言えます。

あとがき

ということで、2010年周辺の、前後というのは、今から思うと、遊んでばかりで何も考えていない過去だったと思っていましたが、結構新しいことを始めてきていたようなのです。

ここでまとめると、長く続けていることというのは、今すぐでなくても何かしら将来に別の形で活きることがあるから大切にして続けていくことをお勧めするということです。

続けているということは、自分に合っていたり、楽しかったり、好きな事であるわけで、結局続かなければ何も残らないので、まずは永続だと思います。

なかなか長年かけて培ったものを抜くことは難しいわけで、かなり武器というか強みになるのだと考えます。

すべてお得なお品勢ぞろいの商品ラインナップがお客様には魅力的でない理由【1016】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ある1冊の本を読み終えました。

とても読みやすく、この本は、個人事業主の方は全員読んでいるのではないか、是非読むべきではないかと思った本になります。

「儲けの教科書:主藤孝司 著」です。

今回は、この本の中に、「うんうん」、「なるほど」と感動するところが本当に多くある中、厳選した1つ、知っているようで実際は意識しきれていなかっという学びをお伝えしたいと思います。

すべてが手の届くお買い得商品ではなく、高級品を設置する心得

お客様は確かにお買い得商品を喜んでいただけるものではあるのですが、そればかりで高級品を設置しなかった事業主が廃業の形になったことが書かれていました。

それくらい、「高級」ということが商業にとっては大切で、庶民的なラインナップの中にも必ず必要な物だということです。

やはり高級な物というのは手が届きそうもない存在でありながら、「あこがれ」でもあり、そのラインナップ、そのお店が素敵に思えるのは、やはり、この高級なお品の存在のようです。

かつて、別の本でもそんなことが違う書き方ではありましたが、書かれていたのを思い出しました。

入り口としては敷居を低くしてお買い得な浴衣を販売するのだけれども、高級な着物が奥にはひかえていて、そこまでの道のりの最初のステップとしての浴衣だというのです。

なるほどということですね。

やはり、お客様自身にもストーリーがあり、いつかあの高級品もほしいという夢がある商品ラインナップのお店がリピートなり、お気に入りなりになるようです。

あとがき

今回は、しぼりにしぼった1項目を私なりの解釈でご紹介しました。

よく、マーケティング手法として、「フロントエンド」「バックエンド」という言葉がありますが、ああいった専門用語を使わずして分かりやすく説いてくれる本です。

言葉の一人歩きではなくて、現実的なお話の仕方である点が、よりためになると感じます。

個人事業主様は、この本は一度は読まれるとよいということでお勧めしたいですし、すでに、多くの事業主様がこの本を読まれているような気がします。

いろいろなところでお話を聞くことも数多くありましたので、過去に多くの人がこの本からの学びを得られているのかもしれません。

2006年の本ですが、15年以上経過の現在でも根本的なところは学べます。

ネット通販が当たり前の昨今ですが、この本の頃はネット通販が多くの会社様がやられているわけではなかった頃かもしれません。

そうであっても、著者様はネット通販の必須を説いておられましたので、この先見は確かなものです。

最近は、こうしたビジネス書を読んでいっています。

たくさん学んで事業に活かしたいと思いますし、また読んだらご紹介してまいりますね(^-^)。

好きな言葉、「長い目で見る」を常にに意識する理由【933】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前会社に勤めていたころの話ですが、何かの話し合いの際によく使っていた言葉ですが、「長い目で見ると。。。このやり方が有効」などとこの先も持続して行ける方法であるような案によくこの言葉が出てきました。

逆では、「その場しのぎ」だったり、「短期的」だったりするのかな。

その場で解決できるような策ももちろん必要な時もありますが、個人事業主になって、余計に「長い目で見る」考え方を重視するようになりました。

結局、事業も、その時だけの短い期間だと、また、その期間が終わったら新しい策を考えねばならず、その短い期間がコンスタントに訪れてくるので、全体として労力をものすごく使うというイメージになります。

案とかアイデアは結構時間をかけてよく練るのが良いのでしょうが、それでもやってみなければ分からないことがほとんどで、そのやってみるということに一歩踏み出してしまうにしても、ベースにある考え方は、持続出来ていくかということを俯瞰して、大きく見ます。

今回は、実際に私が長い目で見ることをベースに考えた件をご紹介して腑に落ちていただこうかと思います。

みんなが作っているハンドメイドバッグを作ることについて

おそらく、短期的に見ると、市場調査のようなもので、ネットで写真が多く見られるハンドメイドバッグのデザインを自分も同じように作ってみるというのは、研究の1つとしてはあるかもしれません。

そして、みんなが作っているということはある波もあるのだから的外れでもないから少しは売れると思います。

けれど、それは一時的な短期間のこと。

その流行のような期間が過ぎると、売れなくなって、次のみんなが作っているハンドメイドバッグをまた市場調査で探していくということで一歩遅れた形で類似品を作るんです。

これが私はとてもうんざりしてきまして、先頭を切っているような前衛的なブランドバッグのデザインの写真をたまに見たりだけにとどまりました。

けれど、それもピンとくるものではなかった。

「長い目で見て」末永く飽きないバッグはあえて、流行に乗らないデザインであるところへ考えが到達。

自分のバッグを作っていけるようになったその後

そして、数年研究を重ねて、流行にのらない、自分の哲学を入れ込んだバッグというのを作ることをしっかり誓います。

じゃあ、その結果みんなに知れ渡ったのか。。。

いいえ、埋もれています。

これが現実です。

そして、更に、ここで大きく舵を切ることに。。

多くの人の力を借りて、デザインや作り方だけを広めようと。

これも、「長い目で見た」計画になります。

コンテンツ販売の計画

ハンドメイドバッグのある1つのデザイン、リュックにもトートバッグにもなるデザインがありました。

これを、1年程、なぜここにこれが付くのか、なぜこの大きさなのかの、「なぜ」を徹底追及してきました。

そして、自分では行き着くところまで行きついた改良のハンドメイドリュックを完成。

それでも知れ渡ることはなかなかできませんでした。

そこで、舵を切ることになります。

自分ではあきらめて、他の人にアレンジの形でのご利用にゆだねようと。

私が行うのは、その元のデザインと作り方。

これを丁寧に伝達することで、キャッチしてもらって、取り入れてもらうということです。

今、この作り方のコンテンツ内容を作っている最中になります。

身近な「長い目で見た」もの

上述は、かなり、私ならではのことだったかもしれませんが、いろいろハンドメイドバッグ業の変遷を経て、つねに末永く・・・を意識してきました。

では、もっと身近なことではどうかなと思うと案外ごろごろ転がっていました。

1つに長年使い続けているバスタオルの例があります。

20年以上使用がほとんどで、中に1点30年くらいのものがあります。

もともと作りの良いお品なのですが、ロゴは度重なる洗濯で見えなくなってしまっていたりしますが、お品は丈夫で擦り切れ感があるもののまだまだです。

これは、ブランドタオルで購入時は高価ですが、30年も持てば、コスパはばっちりです。

このコスパは結構長い目で見たものになります。

質の悪いバスタオルであれば、その30年の間に幾度も買い替えたことでしょう。

あとがき

以前読んだ本にこんなことが。。。

ブランドのシャネルは、上場していない会社である所がレア。

しかし、そのおかげで、上場している会社ならではの縛りはなくて、自由に長年かけて研究ができて、その中での失敗なども公開されないので、転びながらまた起きてという純粋な形でのひたむきな努力が可能であると。

また、シャネルのオーナー様が別事業で利益があるので、シャネルだのみというわけでもないその関係がそれを可能にしているとか。

短期的に、その場しのぎだったりするのも、やらざるを得ない環境だったりすることもあり仕方がなかったりするのですね。

長い目で見るからこその長年の研究だったりする環境は大変幸せで、後の実りは夢あふれるものとなることが素敵です。

これがモットー、今日の仕事を終えるタイミングの時【743】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

テリーヌ:ビジネスバッグとしてデザインを考えたものです。

こちらの商品を昨日ご購入いただきました。ご購入者様、よくぞ見つけてくださいました。どうもありがとうございました(^o^)丿。

今回は、仕事に関するお話です。

私の場合、1日の仕事の時間はどちらかというと長めです。

もちろん長ければ良いというものでもありません。

今回は、この長くも短くも、仕事の区切り目として、今日の仕事を終了できるタイミングを一つの例としてお伝えしたいと思います。

明日への見通しなる道筋が見えた時がポイント

なかなか写真などで表示するこの難しい話題です。

心持ちのようなことなので、ふと気づいたらそうであったと思ったような日常の何気ないことの1つです。

以前、勤務先の経理のお仕事で、¥109というわずかな金額が合わず、なぜなのかの原因を突き止めるために時間をかけたことがあります。

その時は随分夜遅くなってしまいました。

その日は、とても印象に残っていますが、解決できずに時間がまずい域に達してやむなく切り上げました。

ただ、その切り上げ方も、その場での自分の考え方を心の中でまとめ、いくつかの食い違いの原因の予想を立てるということだけは考えて、終了しました。

心の中では、お客様が入金金額を間違えられたものだったのですが、その間違えるには別の原因もあったからで、簡単に説明がしにくいものでした。

そんな苦いエピソードが経理の仕事の中で今でも印象に残る体験です。

とても重っ苦しい心持ちでした。

しかし、それでも、本をバンッと閉じるようにやめるのではなくて、メモを残したり、何かしらの明日、その続きをリフレッシュした時間をおいたその後で再び考えてみることにつなげる今日の間にできることとしては、納得して終えました。

そんな体験もあって、次の日に問題をそのまま持ち越すことをしないということは大切だということを痛感。

そう言えば、「今日できることを明日に延ばすな」は、はビジネスにおいても、よく聞くことでした。

実際、今日どうしようもなかった状況というこのエピソードのようなこともあります。

そんな場合、明日へのわずかな何かしらの一歩が今日の内に行っておけることというのは必ずあります。

これがなぜ大切かというのが、進歩とか発展のためだと思っています。

事業は必ず前に進み、何かしら少しずつでも発展していくべきものだと思います。

そうしますと、今日は完全に解決できなくても、明日への何かの道筋をつけることができた時点で終わるというのが、明日、気持ちよく楽しく仕事が昨日よりも一歩踏み出してして行けることにつながるようです。

そうして、明日ならではの新しい状況や気持ちの中で前日からの件を解決なり、継続なりしていきます。

この、当日の内に見通しを立てるまでのことをしておくというのがモットーとなる部分です。

少しずれますが、誤差のエピソードの結末やいかに。。

エピソードのその後の結末ですが、私が退職させていただく時に、これが他の人からにはとても分かりにくい件だったので、私の責任において、特別な「端数調整」として、計上して解決させていただきました。

売掛金だったのですが、お客様が入金金額を間違えられたというのが私の解明でしたが、複雑すぎて、説明のしようがないようなことであることと、お客様がそれをゆずられませんでしたので、こちらで処理という形をとりました。

金額がわずかであったからの異例の策です(^_^;)。

けれどこのようにこれだけの金額でも端数というものの域を超えた¥109という金額は大きいものです。

通常、端数というと数円の範囲内だからです。それがぴったりであったと考えてよい範囲となります。

¥100以上ともなると企業の大きな規模の額からするとわずかですが、経理としては明らかに何かが間違ってこのような誤差が出ているわけです。

同時にこのエピソードから思ったこと、正直なのって逆に楽です。

ごまかすとかえってあとあとややこしい。

少し違っただけで何かしらすぐに調整してしまうよりも、違うんだということの原因を探ることをまめにした方が長い目で見て今後に繋がります。

あとがき

「今日できることを明日に延ばすな」ということに沿ったものになりますが、「今日解決できなかったことは、明日への見通しを立てるまでしておく」こんな感じになりますかね。

経理事務に関する件だけではなく、事業全般に対してです。

今日これができた時点で仕事が終えられます。

ファッション映画を見てそこから得たもの-「テーラー 人生の仕立て屋」【719】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

新聞の夕刊の一番最後のページに1週間に一度、新作映画の紹介のコーナーがあります。

邦画、洋画問わずちょっとしたレビューを記者がすでに試写会などに参加されてか、公開の数日前にアップされます。

ここ最近はこの情報で見ることが多くなりました。

主にファッション関連の内容であれば見ておきたいと必ず記事に目を通しています。

今回は、ここ4日程前に封切りの「テーラー 人生の仕立て屋」を見ました。

EU離脱の危機のギリシャが舞台。

露店商があちこちにある風景が異国情緒あふれて印象的です。

今回は、この映画から3点程ここが良かったというMY名場面なるシーンをネタバレしすぎずにご紹介させていただきます。

「テーラー 人生の仕立て屋」の見どころ3シーン

3シーンがきりの良い数字なので3シーンをピックアップさせていただきます。

YOUTUBE動画内では、1つにしぼっていまして、全体的にといった感じで1点です。

まず1つ目です。YOUTUBE動画内でも1つだけとすると。。ということの、苦境の状態でありながらも、高級スーツ作りにずっと長年携わってきた主人公の身のこなし、所作、ふるまい、佇まい、すべてが落ち着いた、どこか自信に満ち溢れたぶれない何かを感じさせるシーンがところどころにありました。

苦境により廃業寸前で、差し押さえによりバラバラに壊れた作業場の散らかったちりやほこりを、ポケットのお洒落なチーフを取り出してそれをふきん代わりに使うようなシーン。

これぞチーフの究極の使い方であることを紹介しているような場面。

商品の使い方の研究という面で何かアパレル業の者達にはキュンとくるものがあるかと思います。

長年の沁みついた職人の本能や魂がそうさせたような自然なそのシーンが印象的に映ります。

次に、差し押さえのショックから病に倒れた父親が古くからのニーズの少なくなってしまったスーツの型紙を病み上がりながら印付けをする場面。

人生をかけて仕立ての仕事をしてきたことを見せてくれる場面です。

そんな古くからのやり方や方向性を変えずにそのまましがみついていく父親も仕事場ではきちんとしたスーツを着こなしながらの作業で、これも職人魂の1つ。

息子である主人公が方向転換を図ってレディースに移行していることをうわさで聞きつけていて、一目息子の新しい企画を見せてもらう。

それはウエディングドレス。

今まで男性専用の紺、グレー、黒のような色味の世界から、白やピンクの全く違ったカラーの世界へ。。

そのドレスをチェックした父親が最後に一言、「良い仕立てだ」と。

そのお品自体の仕立ての良さを褒めただけではない。

今後こちらの方向で行くと決めてたのであろう息子の方針に太鼓判を押してくれた瞬間だと思いました。

3つ目の印象的なシーンは、お隣のご夫婦の娘の存在。

小学生くらいですかね。

この映画の中でこの子供の存在感は意外に大きい。

おもちゃのタクシーのミニカー(娘の父親はタクシーの運転手)と、露店商のリヤカー付きの乗り物(主人公)を衝突させて、ある答えをそこに打ち出します。

それは彼女の心からの意思表示だと思います。

とここまでです。

あとがき

あっという間の時間でしたが、この映画の中のギリシャがEU離脱の危機に瀕した苦境は、現在のコロナ禍の状況に何かヒントになる部分もあるかもしれません。

事業の面から見てみると、紳士服の高級スーツ路線でやってきた伝統は守りたい父の考え方も分かるが、この先を本気で考えていかざるを得ない主人公としては、ここでの方向転換の決断の時。

その決断の速さが一瞬で、お客様のニーズをすぐに取り入れてもう翌日には現実化してみるスピード感。

仕立てという大きなくくりではそのまま技術を使える商品がスーツと同じく高級なレベルであるウエディングドレスに変わっただけと考えれば、無駄のない方向転換の仕方であることがヒントに。。

この作品がどこかコメディチックに感じるのは、いかにもメンズのスーツを作っている風貌のお堅いイメージの主人公が女性のふんわりとフリルの付いたエレガントなドレスと交わる姿が意外性があってユニークな点。

これまでのジェントルマンなイメージとのギャップがある事業であっても、本当にお客様が求めていることに対応していく視点から見れば、その見た目の違和感どうこう以上に大切なものがもっと深い部分にあることを分かりやすく、視覚的に見せてくれているかのよう。

希望をくれる良い映画でした(^-^)。