ドイツ製のサテンの薔薇柄の素晴らしさのおかげ、三つ折りステッチのみの単純な作業でできたインテリア性の高い「ドイリー」【953】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在ハンドメイドバッグを以前の「お出かけ用」から「インテリア用」にシフトした製作をしています。

インテリアで使う「収納袋」として活用していく方向であっても同じバッグなのです。

そうしてインテリア用のバッグの製作を考案中に生地を見ておりましたら、あるひらめきが。。

インテリア性の高さがありながら最も単純なアイテムである「ドイリー」を三つ折りだけで作ろうと。

思い立ったらすぐに行動、ということでこのたびはインテリア性の高い生地を利用した短い時間で作れる敷物「ドイリー」のご紹介です。

短時間で製作可能な「ドイリー」、生地は中厚程度が良い、薔薇柄が広々と目に映るにはほぼ生地そのままである使い方も選択肢の1つ

今回選びました生地がこちら↓。

<使用生地>:朱子織薔薇柄ジャガード、ポリエステル/100%、ドイツ製。

この真ん中の折れ線でカットして半分を使います。

余分をカットせずとも綺麗にカットされているので、そのままアイロンで三つ折りします。

生地は得に極厚である必要はないですが、やはり中厚程度があった方が良いです。

ミシンによる三つ折りステッチ:事前に2cmの箇所に印、1cmずつの三つ折りアイロン後ステッチ。
完成。アイロンも最後に掛けました。カットしたもう1方の生地は後の製作に保管。

完成した薔薇柄の「ドイリー」をお部屋の中のインテリアに馴染ませた使い方

では、最後に待ちに待った使用の場面です。

インテリアの中の1小物としての位置付けとして見ることができます↓。

こんな見映えになりました。赤い色の薔薇柄が映えます(^-^)。周りのパンダンボックスとの相性も良いです。

他のインテリア小物との調和も意識したいもの。

単純ですが、すべてのクロスを薔薇柄で選び、柄でありながらごちゃごちゃし過ぎない調和のとれたものに意識しています。

いろんな薔薇柄が混在するインテリアの様子。どれも薔薇柄ですが、統一感は意識しています。

あとがき

その後の、カットして保管した片割れのその後の姿はこちら↓。

良い位置に薔薇の赤いお花の部分が出てくれました。背景も相まってミステリアスな巾着袋になりました。

確かにドイリーは柄がいっぱいに広がったアイテムとして魅力がありますが、こうして出来上がった巾着袋もこちらはこちらで素敵です。

製作者としての感覚で言いますと、巾着袋の方が「作った感覚」があるのは確かです。

手間をかけることをいとわない姿勢は大切で、やはりこういったものは頭の中で前もって手間賃を計算するようではとことん良い品物を作ることはできないと思うのです。

素敵になることだけを懸命に考えて作った姿の結果から考えていくことが本来の望ましい順番だとどうしても思うのです。

ドイリーの製作自体は確かに生地1枚のみで作るので、「素材依存・柄依存」と言えます。

しかし、それでよいと思うのです。

ありがたくその生地の素敵さを大いに利用させていただいて、縁の始末だけをきちんとしたという「ドイリー」。

ただ、その後のお部屋のまとめ方に関しては、お部屋主様の裁量にかかってきます。

せっかくの「ドイリー」が映えるも馴染むもインテリアに対する考え方しだい、うまく活かされ素敵になっていかれますよう(^-^)。

厚地インテリア生地の残布はミニポーチさえ作れない、ただの2枚重ねの高級はぎれスマホトレイのパソコン横の佇み【267】

アイキャッチ画像267

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

厚手のインテリア生地の大花ジャガード柄で製作したリュック、製作記録は以前の【259】でご紹介しました。

このたびは、この時の表地の残布の厚手インテリア生地があまりに素敵で、はぎれの最後のわずかなパーツも使い切りたいとアイデアを考案。

そして、厚手生地こそ相性が良いのではないかと敷物を製作。

残布の面積を惜しみなく使った楕円型は、スマホトレイにはうってつけでした。

同じく厚手の無地とのコントラストを美しく効かせながら、表面と裏面を【259】の表地と裏地の組み合わせと同じコンビで製作したのです。

高級生地の残布を使い切ることでコスパを高めて締めくくれればと思う、美しい大花柄はインテリア映えのスマホトレイに活かされた

表地(柄):インテリアファブリック、ポリエステル/100%、ベルギー製。裏地(無地):パイルカーテン地、ポリエステル/100%、ベルギー製。

表地のピンクの大花柄の光の当たり方による映りの濃淡は毛並みの特性、裏地のペールピンク柄の落ち着きがうまく全体をまとめます。

トレイの型紙のサイズ:縦15cmx横17.5cmの長方形の縁を半径10cmの円の一部で形作った楕円型です。
裁断:左上は表地の裏面が映っています、右下は裏地の表面が映っています。
2枚の面だけで完成するポテンシャル:様々な小物に引用できそうです。
「中表」の製作:縫い代は1cm、空き口は5cm。ひっくり返す前にラインを出しやすいための縫い代カット。
スマホトレイ完成:短い製作時間でした。面積が許せばOA機器の設置の脚シートでデスクのキズ防止になります。

このたびのフォルムは極めて円形に近い楕円、ここにひっくり返し後のラインの難しさがありました。

もしこの状態でラインをより綺麗に出したい場合は、横長の楕円にし、ストレートラインを部分的に作ることですかね。

残布めいっぱいが結果的に円形に近くなったという必然、今回は不可能なことでしたが。。

実際の使用場面:スマホをじかに置くのとでは気持ちが違いました。インテリアの一部になっています。

あとがき

楕円はラインにやや難易度があると思いますが、四角も縁の尖りが上手く出ないのが厚地の悩みです。

そんなところから、対策としてフリルを挟み込むこともアイデアとしてはあると思います。

ただフリルを挟み込むだけよりも、ラインの綺麗さを追求し切れないことの解決としてのフリルなら、奥深い意味が眠る素敵な製作になるのではないかと。

こうしたはぎれ製作からも、今後のメイン製作へのヒントになることがあります。

どんな単純な製作でも得るものがあれば無駄とは言えません。

メイン製作があれば必ず生まれる残布、今後もはぎれ製作も必ず行いたいと思っております(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク