<糸調子>セルヴィッチデニムは緻密な織り、一般的解釈を越え実体験から糸調子が合った上糸調整場所【622】

アイキャッチ画像622

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、タイトルの頭に<糸調子>が付いた回、糸調子のノウハウをセルヴィッチデニムに特化してお伝えしたいと思います。

そもそも下糸は、一般的に言われているボビンケースの小さな口から飛び出した糸をボビンケースごと持ち上げた時の下がり方で判断。

重力に従って鈍く下がっていく感覚が良いです。

スルスルと一瞬で下がるのは緩過ぎ、ボビンケースの大きい方のネジを緩め再び確認していきます。

ちなみに小さい方のネジは大きい方のネジの固定の役割、滅多に触ることはないものという認識です。

反対にコチコチで全く下がっていかないことは強過ぎ、この両極端な状態のちょうど間くらいの感覚を選択します。

このたびは、こうした下糸の調子が整っている状態でありながら、上糸側をセルヴィッチデニムのステッチを綺麗に出すために調整するノウハウを複数お伝えしてまいりたいと思います。

職業用ミシンでも整えにくい14ozセルヴィッチデニムステッチの糸目、取説越えの複数の調整で成功へ

上糸側の調整は3つ、どれも実際に成果を感じた方法です。

①糸調子ダイヤルを3.5へ絞る:絞る時は押さえを下げた状態で見ます。目盛りは4までありますがやり過ぎません。
②スパン糸でも糸案内にフル通し:取説では「スパンは真ん中飛ばしでテトロンはフル通し」ですが、スパン糸であってもフル通しします。
③糸立てポールを縮め糸テンションを張る:糸のテンションは写真のように斜めにピンと張っているような見た目です。

もう少し、ポール全体の様子を映した写真で解説します↓。

③の詳細:左のポール最大限が基本的な位置。ただここも触っていくのがデニム縫い、ポールを縮めることで糸案内への糸が張ります。
①②③調整後のステッチの表面(左)と裏面(右):左は上糸側、右は下糸側。ループなどは無く糸がしっかり埋め込まれました。

あとがき

何も調整せずに、他の柔らかい生地と同じようにステッチをかけると非常に汚いループが下糸側に連なります。

それほどに生地の性質と硬さが違うという構えでセルヴィッチデニム使用のバッグ作りに挑みます。

糸屋様にもAI様にもご教授いただいた別の方法としては、下糸のみを30番ではなく細い60番などにすることも1つの対策だそうです。

ただ、当方は、必ずしも同じ向きに上糸側が出るという仕様ではないので、下糸が30番以外だとステッチの太さが均一ではない出来上がりになってしまいますので採用していません。

しかし、糸のテンションの理屈からはごもっともな対策でもあります(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク