黒生地2種の調達と、黒ベースの今後のハンドメイドバッグの製作について【686】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

いよいよ2021年、前半と呼ばれるような期間が終わり、年末に向けての後半に入っています。

今年の目標の黒ベースのハンドメイドバッグ製作に着手できていないことに対して、もうまさに今やっていく時だとのタイミングが来たような感じがしています。

ということで、本当は、去年からの残りのカラー物を仕上げてからスタートというのを、その分はもう省略して、黒生地製作をここで始めていきたいと思います。

製作していくデザイン

去年2020年の最後にデザインをしぼったものに名前を付けましたが、その後の2021年で、有難くバッグをご購入いただいた履歴とかその傾向から、廃止するべきだと思うようなデザインが出てきました。

いつ外れるか分からない私の技術の範囲内ではコントロール不可能な金具パーツ使いのデザイン、そしてデザインが自分自身しっかり腑に落ちていなかった、こういうのが受けるのではないかというような考え方をしてしまった浅い考え方をしたデザイン。

このあたりが、結局は、長い目で見てずっと作って行けるものではないということで廃止しました。

残りのほんの5デザインが自分自身がしっかり腑に落ちているものです。

左上から時計回りに、「テリーヌ」「巻き寿司」「餅巾着」「卵焼き」「切餅」。

左上の「テリーヌ」は、ビジネス用に持ち歩く、ブリーフケース型。

時計回りに、「巻き寿司」は、リュックにもなっていて、旅のお供にコンパクトサイズでありながらゆったりと必需品が入るような容量の2WAYバッグ。

同じく、サイズ感は巻き寿司と同じくらいのデザイン違い、「餅巾着」。

こちらもリュックにもハンドバッグにもなります。

そして、「切餅」は、エコバッグ。

一重仕立てでたためるものにしながらも、底部分をかなりデザインを兼ねた補強で強靭に。

そして、最後は、バニティ型の「卵焼き」です。

生地に穴をあけるなどして、少々リスクを伴うような、いつしか外れてしまう留め具を使わない、ミシンの縫いの丈夫さで挑んだデザインばかりです。

しっかりと入り口が閉まるなどの隠れた機能面の工夫もとことんしてきたものが揃っています。

そして、黒生地に入っていくにあたって、最初に、右下の「切餅」デザインのエコバッグを2点製作していこうと思っています。

右上のプレーンな生地(黒色)と左下の黒のパイル地です。2種の違う素材で同じデザインを見比べるのが面白そうです(^-^)。この2生地で「切餅」製作からスタートしてまいります。

あとがき

というわけで、黒い生地に特化した製作を始めてまいります。

ただ、裏地は鮮やかな柄のビビッドな色をチョイスすることもあるので、コントラストが楽しみですね(^-^)。

ケースを入れる入れ物をボストンバッグにしてみる計画のご紹介【602】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

レンタルジュエリーという事業をさせていただいております。

レンタルジュエリーは、レンタル期間スタート前にお客様に契約のジュエリー類をケースに入れて発送致しますが、その時のケースがあります。

ジュエリー専用のケースで、スクエア系の形が多いですね。

リングケースは必須で、指輪の変形のリスクをリングケースに入れることで指輪をお守りします。

現在のジュエリーケースの置き場所

こんな風に、ジュエリー保管の棚の隣にボストンバッグとか袋に入れての収納です。

内容は、ボストンバッグの中には、リングケースやネックレスケースなど。

そして、下の段は、黒い袋がジュエリートルソーということで撮影用のネックラインやトレイの黒のベルベット調のディスプレイです。

薔薇の袋には、ジュエリー洗浄後の乾かす専用のタオル類と洗浄時のミニボウルが入っています。

そして、とても見にくいのですが、画面の左端下にちょんと映る薔薇の袋にも実は関係グッズが。。

これは、手直しなどのリフォーム用の道具のヤットコとかペンチとか、地金パーツなどのストックなどです。

こうしたバラバラとしたものをこのたび、もっとすっきりと収納しようと、ボストンバッグを2個作ろうかと思います。

現在の菊の花の和柄のボストンバッグは、とてもテイストが合っていません。

もともと販売用だったのですが、モデルチェンジで、この取っ手の取り付け方をやめるということで、その後ボストンは作っていない状態。

なんとなくボツ商品を使っていましたが、このたびインテリアを意識したものに変えていこうとしています。

やはり、センスが合わないと気持ちも良くありません。

薔薇のお花柄のボストンバッグを2個作ることで、スッキリした収納にしていきます。

ボストンバッグの材料

2個共薔薇柄ですが、1つは、洋服をリメイクしたパッチワークの薔薇柄で、茶色です。

これは、商標権の問題があり、YOUTUBE、ブログいずれでもご紹介できないのが残念です。

自分使いであっても、発信する側は、YOUTUBEでアップする以上収益が発生するので、商業利用に値するという考え方が全うなものになります。

無邪気に楽しくご紹介して、ブランド様からのクレームや訴えが出る可能性が0でない限りやるべきではないようです。

よって、今回は片方の1つだけをご紹介したいと思います。

こちらです。ピンク色のトーンが何とも素敵です。

先日ヤフオクで昔のものだとおゆずりいただきました。

こちらは、耳にもメーカー名や著作権の記載がなかったので、映しても良さそうでした。

オックスフォード織のような表面で大変高級感があります。

これと同じような生地を現在なかなか見つけることができません。

過去の良きビンテージ布だと思っています。

そして、型紙をざっくり作りました。

取っ手は、既製品を使うかもしれないので、後に生地で作れそうなら型紙を作ろうと思っていまして、とりあえず、本体とマチの部分のみです。

ボストンバッグもこうして見てみると単純パーツでできるものです。

まだ裁断にすら入ってはいませんが、時間が少し空いた時に作りたいと思います。

この製作が後に影響すること

とてもささいな入れ物作りなのですが、今後レンタルジュエリーで入れ物を保管するときに、何か心地が違います。

細かな場面でも気持ちの良い仕事がしたいということです。

そして、今回のこのささいな製作がもしかして、後のデザインとか商品作りに何かしらのヒントの一部になるとかそんなこともあるものです。

なんでもやってみる、作ってみるというのは何かしら意味があると思います。

あとがき

なぜ薔薇柄なのかというのが、インテリア品を薔薇柄でそろえておりまして、個人事業主の私は、半分が個人、半分が事務所というお部屋の使い方をしています。

よって個人部分と事業部分がミックスになる領域も多少あって、インテリアテイストは統一したいと思うわけです。

薔薇の花の良さはトラッドであるということ、落ち着いたもの、華やかであるなどあまり飽きることはないです。

少し前にデイジーの柄も興味を持ちましたが、安定の薔薇柄は強いです。

1つの柄の統一の良さというのは、別ルートの入手のアイテムでも柄が同じなのでごちゃごちゃせずに統一感は出ます。

地が茶色の薔薇、地がピンクのバラ、地が紺色の薔薇などいろいろあっても、柄は一緒なのです。

と、そんな風にいろんなインテリア小物を薔薇柄にしぼって集めています。

また、バッグ完成の時には、記事にアップしたいと思います、お楽しみにどうぞ(^-^)。

「おにぎり」デザインのリュックこうして作っていく、ここからのアレンジでいかようにもアイデアが浮かびますよう作り手様へ向けた製作例【348】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「おにぎり」というハンドメイドバッグのデザインをもっと作りやすく改良致しまして、新しいデザインのおにぎり型を作り始めたところです。

作りやすく改良することはとても大切で、綺麗に作ることができることにイコールとなります。

使用の裏地は2種類展開でして、表地含む全3種を使った生地同士のコーディネートの考案からスタートしましたコンパクトなサイズのリュックです。

一度使った残り同士なので面積が不足、2種で裏地のどのパーツに配分するかのポイント

<裏地1>ミラーレースカーテン地、ポリエステル/100%、日本製。フラップポケット部分をこの生地で。

少々浮きますが、ポケット自体が浮く感じの貼り付け型なので、ここに追加の方の裏地を使ってみました。

ミラーレースカーテン地は一見薄そうに見えるかもしれませんが実はとても丈夫です。

ポケットはもう1つ逆サイドに設置。

違うデザインの「隠しポケット」です。

<裏地2>キャンバスフラワー、ポリエステル/100%、日本製。厚みがある生地なのに裏地として使います。

そして、表地をご紹介。

紅色というような赤色がすっきりとしています。

ヘリンボンのジャカードがダイナミックで美しいです。

<表地>ドレープカーテン地:シェイプス、ポリエステル/100%、日本製。ヘリンボン柄を無地ライクと解釈。
取っ手の付け根パーツの8角形:通称オクタゴン。視線の行く取っ手付近に象徴的なデザインを注入します。

このたびは前半部分ですが、複数の生地を使いながら進めています。

3種の生地があっても互いに邪魔しないそれぞれの持ち場を重視する配分です。

混ぜないようにしたところはこの度の判断ですが、時によってはコントラストを利かせ混じることが良い時もあると思います。

あとがき

この「おにぎり」デザインは、4つのカーブが並行に並ぶと四角くなり、別の「巻き寿司」というデザインになります。

どちらかというと、こちらのデザインはエレガントです。

ちょっとしたことなのに同じ構造でありながら雰囲気が随分変わるものだと自身が驚き、あえて2デザインを別に考えて製作しているのです。

この「おにぎり」をうんと面積を広げればボストンバッグが実現できます。

サイズを変えるだけでもシーンの違うバッグが作れるということになりますので、主軸にこれぞというデザインが1つだけあれば、堂々と胸を張れば良いのです(^-^)。

美しきマルチカラーが気分を高める、気の向くままにぷらっとお出かけする旅行バッグのご提案【109】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

旅行というと、準備というものが付きまといます。

大切なことではあるけれども、時々それが逆にストレスになることも。。

そんな大げさな準備をせずとも、ふらりとそこまで出かけるような感覚で行く突発的な旅行などというものも気さくな旅として魅力的ではないでしょうか。

また、急な遠出の用事が入ったという場面も気持ちはハラハラしますが、同じ突発的な状況です。

今回は、そのような急に出かけるというシーンの想定のもと考えた気軽に持って外出できるバッグを作ってみました。

レザーの重々しさがかえって緊張感を生み出してしまう、布製の軽い花柄ボストンバッグ作り

ボストンバッグは結構デザインが難しめの製作となります。

拝見したところハンドメイドではそれほど多くの方が作っていらっしゃらない様子。

多くはやはりトートバッグをベースにしたものです。

ボストンバッグがトートバッグをしのぐ大きなメリットとして、口が完全密閉される点です。

これもファスナーのおかげです。

そして、ゆったりとファスナーを弧を描くように取り付けることで、サイドまで覆いが行き渡る構造です。

過去には、ボストンバッグがなかなかスタイリッシュな形にならず、どうしてもカーブの部分のマチが出っ張って不格好になったことを悩んだりしていました。

今回は、このような不格好さを改善した見た目のフォルムも意識したつもりです。

型紙にゆるやかにマチの巾の差を付ける工夫をしてみたのです。

後で貼りますYOUTUBE動画内でその差のあるゆるやかなラインの具合をご覧いただけます。

1泊ボストンバッグ:<サイズ>縦30cmx横45cmxマチ18cm
・・・取り外し式のショルダーも付いています。

カジュアルになりがちな綿/100%素材がエレガントさを増すためのにする砦(とりで)、取っ手先のフリルの考案

取っ手の付け根付近に関して、新しいデザインを思いつきました。

フリルの挟み込みです。

私が拘るのは、フリフリした強すぎるガーリーさはなく、控えめなしとやかなフリル。

これを取っ手の先端に挟み込みました。

共布で芯地を貼らず一重仕立てで作ります。

ただし、縫い代はきちんと隅から隅まで隠し込みさっぱりとさせます。

共布の取っ手の中にフリルを挟み込み縫い閉じた様子。

最初は、これを本体に取り付ける時際に、扇形に広げてミシンで縫い付けたりしてみました。

しかしながら、何やらうさん臭さが出てしまい、自然な控えめな開き切っていない扇のような雰囲気の方が断然良かったのです。

菊の咲き誇ったお花柄にさらにダメ押しのフリル。

これをクシュクシュとヒラヒラ感を強調したフリルだとガーリーになりすぎてしまい、しとやかな雰囲気が崩れます。

以前から、取っ手の先端のラインは気になっていた部分です。

どうしても雑な感じに映ってしまうのが悩みでしたが、その部分が大きな解決となりました。

ただ、これをくだけたカジュアルな雰囲気の素材に当てはめるのはセンスがありません。

あくまで、エレガントなお花柄やジャカードの雰囲気にマッチしたものとなると思います。

あとがき

最後のフリルについては、お話したいことがまだあります。

今回もそうですが、フリルの目的が、「装飾」ではなく、「雑なラインを隠すこと」にあるということです。

ラインが雑なのは、どれだけ綺麗さを長年試みても実現できなかった仕方がなかったことです。

どうしても、角張ったラインというのは、こういった製作では難しいのが工業的な素材との違いの布製ならではだと言えます。

よって、その仕方なさはそれであきらめ、そこをうまく隠すことを考えたフリルであるわけです。

そうすると特にヒラヒラと開いたフリルでなくても良いわけで、隠れればそれで良いのです。

そうした結果、随分控え目な感じの良いフリルが出来上がったという感想です。

ここで大切なことは、「意味のある装飾」というワードです。

装飾は余計な物だとも言えます。

余計なものを一切そぎ落としたデザインの中に現れる装飾というのは実はそうなるべくしてなった究極の「機能を持った装飾」であるということなのです(^-^)。