たとえ小さめ巾着袋でもマチがあった方が後の使い勝手が良い件【963】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近インテリア収納袋を連続製作しています。

今回は、2点同時製作。

全く同じデザインとサイズを2点なのですが、違いを出すために少し工夫をして、附属品や裏地を変えての2点といたしました。

その2点同時に出来上がったお品をご紹介したいと思います。

タイトルはマチの件ではあるのですが、YOUTUBE動画内では柄合わせの様子も写していますので、貼り付け動画も是非どうぞ(^-^)。

マチ10cmで出来上がったお品を見て、次回からはミニマム15cmは取ろうと決意した理由

特に、全く同じでもそれは意向として構わないかと思いますが、私は、何か気持ちが納得せず、やはり1点物重視な方向みたい。

よって、表地だけ同じで、裏地、ひも、ループエンドの色を変えました。

今回は、和柄です。こんな感じで朱色や藍色や若草色がマルチカラーに。
ひもをしばった状態です。ここ最近の製作の中では小さめです。
<サイズ>縦24cmx24/33cmxマチ10cm。

それで、マチについては、今回の完成によって次回からマチ15cmは最低限とるように型紙変更をする決意をしました。

10cmではいくら小さい本体であるとはいえ、袋がしっかり座らない時がありますので、マチは小さい者に対しても十分にとった方が良いなあと思いました。今回は10cmで仕上げましたが、次回からは、このサイズの本体であれば、15cmのマチになります。

マチ無しというものの良さももちろんあるわけですが、断然使い勝手の豊富さでいうと、マチ付きの方が活躍してくれると思います。

今まで、マチ無し、マチ付きを両方作ってきたハンドメイドバッグでも、お客様の反応としてはマチ付きの方が手ごたえがありました。何かマチが付いていること自体が「付加価値」になるようです。

同じデザインの2点を違ったものにする工夫

違ったものにしていこうと意識的に思うというよりも、全く同じということに違和感を感じるタイプなのです。よってところどころで、2点を少しずつ変えてみました。

まず、表地は、全く同じであるわけですが、裏地を変えました。
<表地:マルチカラー>正絹プリント、絹/100%、日本製。
<裏地:紺>フランス原産ピュアリネン、麻/100%、フランス製。
<裏地:モカ>生地名不明(千鳥)、混率不明、日本製。

裏地を変えると少し印象が違うものになりますね。

紺の方もモカの千鳥の方も表地のマルチカラーの中の色の1つとマッチさせています。

ひもは、裏地が紺の方へ抹茶グリーンの江戸打ちひも5mm。ループエンドはゴールドでダブル使い。裏地がモカの千鳥の方へモカベージュの3mmの江戸打ちひも。ループエンドはシルバー色で1個使い。

細かい点ですが、巾着袋は単純なので、このような場所くらいしか変化の付けようがなかったわけですが、ひもやループエンドも一応こだわっています。

江戸打ちひもは光沢があるでこぼこした編み込みが高級感を出してくれます。「D’ Collect Shop」様のお品。

かわいいスズラン型のループエンドはエレガント。「アイリス」様のお品を東急ハンズ様でご注文。

柄合わせについて

今回の表地の柄というのは、大きく見てボーダーです。

ボーダーは横ラインをハギ目において合わせるのが美しい出来となります。

それ以上に縦の柄を合わせるのか。。。

それはボタニカルな今回の場合、難しすぎますし、それほど効果が出るものでもないと無視しました。

横ラインである段を合わせるのは、段違いが起きているお品に比べて格段の差です。

タータンチェックやブロックチェックなどのチェック類はそういった意味では縦横両方とも合わせるのが本来ですが、そうもいかない場合こうして、ボーダー状の横ラインの段差だけは解消しておくとお品のレベルが上がります。

YOUTUBE動画内で、その柄合わせの時のコツを2点ご紹介致しました。

①裁断と時に柄を同じ位置に合わせる

②縫い合わせの待ち針を柄合わせ中心で打つ

この2つがポイントとなります。

あとがき

今回は、小さめなので同時製作が出来ましたが、細かいお話が、裏地の色が互いに違うので、上糸や下糸を交換しながらという点が、少し手間がかかります。

やはり一番スムーズなのは、表地と裏地に同じ糸を使うことですが、これも、どこに手間をかけていくのかという私の選択によって、生地になじむ縫い糸というポイントは外せないという考え方から、時間を糸の色を合わせることに費やしています。