これが型紙のすごみ、美しいライン、ちょうど良いサイズ感、修正を積み重ね良きゴールを目指すための鉄則アイテムであることの証明【1360】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)。

ハンドメイド製作において、気軽にチャチャッと作ってしまえるその場のすっきり感は確かにあります。

型紙など使わず、適当に線を引いてそれっぽくクッションカバーを仕上げることも不可能でありません。

ところがです(/・ω・)/

その楽した分の跳ね返りというものは確かにあるもので、その出来上がりのフォルムが崩れていたり、何かしっくりと来ないものであるということがあります。

その場でひと手間かけることの時間が「労費」ではなく「実りの種」であったことを教えてくれました。

このたび、一度目の【1343】において、スクエア型の低反発クッションの時に何か「今一つ」な仕上がりであったことから、同じスクエア型を今度はちゃんと型紙を作って製作しました。

その違いがあまりにも顕著でしたので、この度のポイントを「型紙の大切さ」に置きながら、その出来上がり2点のクッションカバーをご紹介してまいります。

草木柄と薔薇柄の違いはお部屋の場所の違いで使い分けをしている

低反発クッション:38cm四方に対して、カバー41cm四方の出来上がり。

注意点は、両端の表からのステッチで少し横幅を奪うこと。

このやり方ではない場合、「ダブつき」が起こりうるのでお気を付け下さいね。

「わ」の状態の縦45cmx横110cmの長方形の型紙(横取りにエコノミーに生地を使います)を三つ折り+折り曲げ+ステッチ+ひっくり返し+外からに列のステッチという形で完成していく作り方です。

「このような単純な長方形の型紙など作らない」ということがあいまいなインテリア品では多いかもしれません。

ただ、今回型紙を作ってきちんと裁断したことでその出来栄えというのは、型紙無しで人間の感覚だけでものさしを利用して裁断したあいまいな長方形に比べて確かなフォルムになっているのです。

それが出来上がりの圧倒的な迫力と美しさに出ていました。

三つ折りの部分は伸び止めテープのストレートを貼ることでまっすぐなラインをキープ。

貼らないよりもやはり効果的だと言えます。

同様に薔薇柄のクリームイエローのサテン地も製作。

草木柄のブルーグレーの方は他の草木柄とのインテリアの雰囲気の統一を意識。

薔薇柄はお部屋が変わるので柄のテイストを変えました。

草木柄の方は椅子の背が覆われているタイプなので共布ひもは無し。ピアノに使う薔薇柄の方は有り。

ピアノの椅子はヒップの部分で隙間が空いていますのでクッションが移動してしまいがち。

そのため、ピアノ椅子の背の格子状の作りも見越し、共布ひもで固定する場所があるということで左右2本ずつ取り付けました。

共布ひもを一番最後の段階で取り付けることは、その後別の場所で使用する意向に変わった際に取り外したり、反対に取り付けたりする場合に融通がきくように「外付け」にしています。

共布ひもの型紙は、縦40cmx横5cmです。

横向きでも生地の余り具合によっては裁断は可能ですが、その後のアイロンでの折り目付けの際には、縦どり(地の目に平行に細長く裁断)の方でやった方が作業しやすいです。

バッグなどにも言えることなのですが、後から取りつけることができることは、ハンドバッグになったり、ショルダーバッグへ変更したりなど「心境の変化」にも物を対応させていくということに「フレキシブル」であると言えます。

生き物は常に気持ちが変化しているのが自然であるということを重視しています。

とにかく悩みやストレスを解消しやすくするための手助けが考え方のベースにあります。

あとがき

更にお伝えしたいのが、人間だけではなく、心を持つ生き物の存在をまず中心に考えることです。

いかに現在が、物にとらわれ、その物のために自分を犠牲にしたり我慢したりしていませんか。

実は反対であるべきだと思います。

心あるものに重点を置き、それに合わせて周りの物品を変化させていくということが本当の幸せをつかむコツなのではないでしょうか。

身近な自身の例ですが、一時期1990年代後半に流行の「アクセサリーポーチ」というのがハイブランドでたくさん出回りました。

とても軽やかで素敵だったのですが、「流行物」というのは月日が経過すると残念なことに古く色褪せた物として見向きもされなくなってしまうことがあります。

今そのアクセサリーポーチをその流行時のそのままの使い方では「粋:いき」ではないのです。

そこで、現在は比較的中古品でお手頃にゲットできるその当時の小さめバッグを、小物入れとして、ショルダーをカットしてポーチとして使っています。

なんとゆったりとした使い心地の良いことでしょう。

そのゆったり感とフォルムは間違いなくハイブランド様がご提案したデザインやサイズ感です。

流行が去った現在でもその点には脱帽したいその作りの一部を活かしていくということです。

全部その物を今気持ちよく受け入れるにはどこかに引っかかりが出来てしまう。

しかし、それを自主リメイクや自主リフォームによって今後も活躍してくれるお品になってゆけるのです。

今や、衣、食、住の垣根は崩壊していると言えます。

いやいや、崩壊という言葉は前向きではありません。

「衣、食、住すべてが溶け合って互いに入り込んでいる」ということではないでしょうか。

ファッション小物だったものが、間違いなくインテリアで入れ物として使われている光景は少なくとも、自身のお部屋では多数見られます。

せっかくの良質なお品、捨てずに活かす手はないだろうかとまず考え、物を1つ新しく生み出す/製作するということにしても、できるだけ遠い将来を見据えた企画を練ることです。

もう、一瞬で飽きてしまう「ファスト品」は余計なものでしかない、古き良き時代に最後の最後まで使われた「着物時代」の生地のように長い時間持つことができるもの、そんなことを意識していきたいものです(^-^)。

まずはこれを認識、外注作業によってつくられたコンテンツは著作権が自分だけじゃないこと【1173】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「コンテンツビジネスによく効く、著作権のツボ:八代英輝 著」を読ませていただきました。

この本はある目的を持って手にしたものになります。

現在制作中のハンドメイドバッグの製作手法のコンテンツ制作をしています。

いずれ、多くの方にそのデザインと製作手法が私から著作権を解放した自由な商業利用可能なお品になってご利用できる共有型です。

こういったことは著作権の本来の自身の権利を守るという考え方と対極にあるスタイルであるし、せっかく自分が生み出したアイデアを手放すということは心理的にも躊躇するものです。

それが、私の場合このデザインや手法さえ広まれば、自分だけのものでなくても良いとの結論に至り、それを形にしていくことになりました。

同時に、こういった考え方も1つあるのだという、「自身の考えたことを手放すスタイル」もご提案できそうです。

そのきっかけは、自分で製作してもその完成品のバッグやリュックがあまり広まらなかったことのあきらめからでした。

ただ、あきらめるからやめるのではない、別のルートに舵を切ったという次第です。

これは、やめなかったことで実現できることだと思っています。

実際、今後も私自身も共有型なので利用させていただけるのです。

そして、これまでと同じように、ハンドメイドバッグも作り続けることもしていきます。

ただ、私だけのデザインやアイデアではなくなるということなのです。

コンテンツの冒頭では、著作権についての注意事項やルールに賭ける時間を多くとらせていただきました。

それくらい著作権が大事であり、その著作権に関するお話の部分だけでもコンテンツのユーザー様は、初めて認識する事項も出てくると思うのです。

その重要さ重くとらえ、今一度自分がお伝えする話の内容と照らし合わせるようなつもりで、いったん制作を止めて、学ぼうということになったのがこの本を手にとった理由です。

外注が含まれるコンテンツは著作権が複数存在することの認識

以前は、私もお恥ずかしながら著作権はシンプルに1つだけだと思っていました。

実は著作権の中にも枝分かれでいろんな種類があったのです。

私は著作権という言葉だけを使用して、ハンドメイドバッグの生地は生地製造メーカー様の著作権があるからそれぞれの生地について守るように。。。などというお話の仕方をしています。

確かに、この本を読む前に生地を一から自分で製造しない限り、少なくともハンドメイドバッグでは著作権が2つは存在するのです。

1つは、デザインの案を考え、手法を考えた自分が自明のものとして持たせていただける著作権、もう1つは、生地メーカー様の著作権です。

そんな風にいろんな材料があるとそれぞれの材料の種類ごとに著作権が別の権利者のものであることで、著作権の集まりでできているのがコンテンツなのです。

まずはこの認識が大切です。

よって、特に著作権の量が莫大な映画などは、違法コピーなどとんでもない複数の著作権の侵害をしているという見方をすると大変な罪なのです。

コンテンツのすべての著作権をフリーにすることの危険

私が現在制作、今後も作って行きたいハンドメイドバッグのコンテンツも、含まれるすべての著作権をフリーにすることがまずい、もしくは不可能です。

それは、上述の材料の生地はご提供はせずコンテンツご購入者様が独自で調達するので、責任はご本になるわけですが、そのほかにまだ著作権があるのです。

それは、そのコンテンツのソフト自体の著作権です。

これをフリーにしてしまうと、コンテンツをコピーして、転売が可能になり、中身無視のただのコンテンツというそのパッケージだけに価値を付けた商業利用が可能になってしまいます。

この辺りを、この本を読む前にも気にしていまして、最終的に転売禁止の判断をルールに設けました。

そうすると、私独自のルールがやはり必要になりますので、コンテンツ内でも、そこもじっくりご説明しています。

ということで、私が著作権フリーを謳っているのはある一部分の著作権だけなのです。

それは、自明の私に与えられた著作権である、「型紙、デザイン、手法などのハンドメイドバッグのある1つのデザインに関する商業利用の自由」だけで、その他は私がどうこう決められるものではない他者様の著作権なので、不可ということがほとんどなのです。

これを勘違いしてもらわないようにしっかりご説明に時間をかけるということになるのです。

その時に、著作権のどの部類の著作権なのかというのが今回の本の中で分かれば。。と思いました。

あとがき

「コンテンツビジネスによく効く、著作権のツボ:八代英輝 著」。

本の著者様は、お名前でピンとくると思います。テレビに多く出演されている方です。

その例もテレビなどのケースが多く、具体的で読みやすかったです。

ただ著作権の複雑さには重っ苦しいものがありました。

私のように必要に応じてという読み方ではないにしても、この世の中がいかに著作権で囲まれているのかが見えてきます。

だから、こうなんだね。。。という疑問などが紐解ける瞬間がありました。

テレビがそのままアーカイブでYOUTUBEで流せない理由などもあるのです。

ライブだと良いということも実際にライブ的にYOUTUBEで流されている番組だけは見つかることの答えが著作権にあったりします。

ご一読の価値は大いにあります。

著作権に関しては、当たり前くらいに意識するべきだと思いました。

私のハンドメイド分野では、著作権があまりに無視され過ぎていて、リメイクが最も顕著です。

この本の中のリメイクは主に映像のことであり、たくさん並んだ中の1か所という位置付けであったので、ハンドメイドのリメイクに関しては今後もっと勉強する必要があると思っています。

なぜなら、リメイクしたいからです。

リメイクしたいのに、商業利用がどうしても不可能なので、そこが壁です。

ちっとももったいない洋服をSDGsを意識しながら活かすことができないのです。

ただ、もったいないことだけに焦点を当てていてはいけないのもとても重要です。

作り手が一生懸命努力した証のお品を簡単に解体して違うものに作り変えてしまうことが、相手の気持ちを踏みにじった行為である。。。それがSDGsであるわけがありません。

むしろ権利を侵害した、対極にあるひどい行動になるのです。

洋服のメーカー様にリメイクして商業利用しても良いかを実際にお問合せしますと、答えは決まって「ノー」です。

なので、リメイクも単純に何かを作って売るという考え方では成り立たないし実現できません。

じゃあどうすればリメイクできるのか。。。

日々考えています。

<出会い>レンタルジュエリー事業者自身が魅了される3つのうっとりモチーフ【926】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

お客様にレンタルジュエリーでご提供するジュエリーを見つけてセットコーデしていくところが私の出番となっています。

お仕事ではあるのですが、同時にとてもワクワクしながら楽しんでもいます。

だからといって、決して自分がレンタル用のジュエリーを身に着けることはありません。

そんな時間があったら速攻お客様へお貸ししていくというステップへ移ります。

さて、この私自身もワクワクしてしまうようなジュエリーということですが、特に、「うっとり」とするようなアイテムはそのモチーフ自体が飽きないというか何度も目に留まります。

一点物志向なので、少し色が違ったりデザインが違ったりではありながら、大きく括ると同じ仲間である3つのアイテムがあります。

今回はその3モチーフをなぜ思わずうっとりしてしまうのかの理由を考えるとともにご紹介したいと思います。

何度もリピートして取り入れてしまう「うっとりジュエリー」x3点

①多重

K18YG台シトリンの多重リング

こんな風にたくさんに重なって賑やかで美しいデザインは、華やかなので何度も類似の作りを見つけてしまいます。

1粒だけよりもはるかに個性的ですしね。

②フラワー

K18WG台のアメジスト、ガーネット、ピンクトルマリンが連結して三角形に固定されたペンダントトップ。真ん中はホワイトサファイア。色の組み合わせが赤み寄りになっていて特徴がありますね。

お花モチーフはなぜか飽きません。

そして、時々全く同じお品を見ることはありますが、ほぼ同じ物は見つからないことの方が多いです。

お花の魅力はやさし気でおっとりした雰囲気。

リラックスできるようなほんわかした心地も身に着けているご本人が味わえます。

花びらが1粒ずつの宝石をきちんと台に設置し、真ん中の部分はコントラストの利いた別のストーンになっていることが多いです。

しかも連結の3個の合体でよりマルチカラーに色とりどりになって思わずうっとりと眺めてしまいます。

③テーパード

K18YG台に1.76ctのテーパードダイヤモンドが広がるリング。

テーパードカットはある意味、ダイヤモンドの面積を大きく示したカットとして特に美しいと言われています。

1粒のパヴェとはまた違った美しさがこの整然と並んだところから感じられます。

これもかなりうっとりしてしまうような素敵なお品です。

1段ではなくて、3段というところもダイナミックですね。

あとがき

こうして見てみると、この「うっとり」する3つの違うデザインに共通なのが、ボリューム感です。

どれも華やかですね。

やはり、こういうお品が優先に探すポイントを含んだものに私にはなっています。

多くの方がこの良さに共感されると思いますので、人気が高いというか、私と同じようにうっとりしてしまう人続出だと思います。

まだまだレンタル品のお品は増やしたいので、こういった今回のようなアイテムが、早めに私が見つけて、ありがたくいただきまして、お客様に楽しんでもらう橋渡しのようなお仕事を続けてまいります。

楽しく、明るい心持ちを同時にご提供できたらと思いながらまた、ジュエリーに出会っていきたいです(^-^)。

みんなでハンドメイドバッグの1つのデザインを縛りなく共有できる案【917】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今までは、ハンドメイドバッグを製作して、販売してまいりました。

その中で技術強化とか機能の強化をたくさんやってきて、ようやく、これぞという腑に落ちた商品を製作できるようになりました。

その時に、同時に起こった変化の1つとして、製作時間が長くなったというのがあります。

手間をかけずして商品の質を高めるということってなかなか難しい。

やはり単純ではありますが、その強化の分、製作時間がかかるようになっていきました。

ここで、私一人がこのデザインで作って行くことの限界を受け止めました。

ハンドメイドバッグの作り方やデザインの著作権の解放と共有するデザイン

こんなことを考えました。

自分一人でデザインを持っていることをやめる。。。

もしかして、このデザインは気に入ってくれているけれども、違う素材で持ちたいのかもしれない、少し違ったパーツになったデザインが良いのかもしれない、象徴的なパーツの一部だけを引用したデザインでバッグを持ちたい、そして、販売して対価を得たい。。。

このようなたくさんの多種のニーズにお役に立てないかと考えました。

そして、たどり着いたのが、著作権のフリー。

あくまで、このデザインと作り方という私がもとは考案した部分になりまして、生地などの材料に関しては、それ以前の材料メーカーさんの著作権が存在しますので、お気を付けください。

こうして、出来上がったコンテンツをご購入いただいた方にその特権として著作権のフリーが得られるという仕組みを考案してみました。

あとがき

著作権があるから気軽に利用することの妨げになっていることはあります。

リメイクの商業利用が簡単にできないのもその一例。

そういった、私自身が難しいなあと感じたリメイクの件から、まずは、自分がそれをやってみるというのはどうだろうという考えに至りました。

リメイクは著作権があるから簡単にできないのだ、と言っているのであれば、まずは自分自身のデザインや考案のアイデアを解放してみるべきでは。。。

そう思い始めました。

2021年の終わり辺りから考え始めたことです。

そうとなれば、早速コンテンツ制作になります。

現在の進捗度は、ルールも入れ込んだプロローグの章と型紙の章が出来上がっています。

動画ともなるとボリュームが大きくなり、そこも調べながらの学びとなっていきます。

どうぞ、その後の行く末をまた(^-^)。

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4デザインのみにしぼった2022年に製作していくハンドメイドバッグ【847】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年に入りましたね。

早速1月1日にやったことの1つにHPのフッターの部分のコピーライトの英文の文言がありますね。

あれを2022に直しました。

あの部分て実は自動変換ではなくて、時計と連動しているようなプラグインを導入していなければ、手動で変えねば変わらないのです。

それを知ったのが去年。

2018年スタートでコピーライトの部分の表示がまだ、当HPのワードプレスさん自体もプラグインを導入してなくて、難しい暗号みたいなstyle cssなどというような名前だったかな、これを入力せねばならず。ネットでググってその説明がされているようなブログ記事を探しましたが、見つけても結局分かりませんでした。

そうして、まあいいや、絶対必要な物でもないようだとあきらめていたころに、ワードプレスさんが2019年くらいから急にアップグレードして、ぐんと今までより使いやすくなりました。

その段階で2020年以このフッターの部分も編集できるようになっていることに気づき、とっても嬉しくて、2020って直したら、そのまま2021年を迎えて、2021年の途中で「あれ?」と、2020年のままであることに気づきました。

自動で更新はされないようなのですね。

よって、もしかして今後は分かりませんが、今のところは、手動で編集していくということで、2022年の1月1日にやることのメモに書いておいたわけです。

さて、今回は、2022年スタート時点にあたって、年末ぎりぎり、もしくは、年末と年始のはざまでいろいろ考えながら、最終的に決断した、ハンドメイドバッグのデザイン、2022年に製作していくデザインをお伝えしたいと思います。

なんと驚きのたった4種だけなんです。

4種のデザインだけを作っていくことにした

2022年製作していく4デザイン:左上から、「餅巾着」、「テリーヌ」、¥卵焼き」、「切餅」。

よく、YOUTUBEやブログをご覧くださる方は、あれ?、「巻き寿司」がないと思われるかもしれません。

年末までは、巻き寿司も続行する予定でした。

しかし、巻き寿司のデザインというのは、実は、上の4つの「テリーヌ」と全く同じ作りなのです。

そこへショルダーなどが加わったり、形が縮小されていたり、ポケットの種類とか、カーブの角度が少し違うことで違うデザインのように見えるかもしれませんが、基本的な作りが同じなので、本当に1日前位の事、今までの過去の実物を手にしてみている時に決断しました。

「巻き寿司」は廃版です。

デザインを少なくすることで、1つ1つを去年よりもう1歩踏み出して高めるということを、数多く製作しながら2022年はやっていきたいと思います。

そして、更に、2022年ならではとして、2種のデザインには、ダイヤキルトをかけていくということにしました。

4種のデザインそれぞれのレベルの高め方

「餅巾着」・・・表地にはダイヤキルトを今後入れていきます。

ダイヤキルトというのは、飾りということの他には、実は、強固に保つ役割があるとのこと。

薄い生地であっても、気にせず自由に生地を選び、一定に中綿のハード薄芯でキルト生地にしていくと全体に統一感があります。

厚手の生地で作ったと同じようにエレガントな薄手の生地でもしっかり感を実現していこうということです。

「テリーヌ」・・・こちらはこれで結構定着しました。このまま続行しますが。撥水生地を表地も裏地も使っているのが特徴です。大切なものを入れるビジネスシーンに安心なバッグです。

この見つけにくさの打開策というのが、撥水生地専門の生地屋さんを探すことですが、もう実は探してあるのです。

それなのに、思うように2021年はサクサクと作っていくことが出来なかったので、2022年は、このデザインをもっと製作していきたいと思います。

「卵焼き」・・・こちらもデザインは、続行ですが、ダイヤキルトをこのデザインにもかけていきます。そうすることで、筒形の変形を防ぎ、しっかりと綺麗に立つということを徹底して実現しようと思います。
「切餅」・・・今まではカーテン地で多く製作してまいりましたが、それは、支柱の長さが150cmくらい一気に必要で、継ぎ目を作らない意向なので幅の広いカーテン地を横取りで裁断してきて作ってきました。もしかして、同じ生地ではなく、支柱を専用の生地に確保すれば、着せ替えみたいに、例えば、ゴブラン地などでも本体は作れるかも、、、と思っています。

ゴブラン地などのような厚手は、重なると縫えない悩みが過去にあったので、その悩みを逆手にとって、一重仕立てで活躍してもらえば、ちょうど程よく縫うことができて、しかも丈夫。

もしかして、カーテン地よりも、エコバッグっぽくないメインバッグにもなるようなゴブランなどの分厚い生地の出番を多くするような方向も良いのかもしれません。

そうと思いついたら、やはりやってみるべきですね。

ゴブラン織りなどはプリント物が多いので、無地が無いかもしれませんが、黒ベースで花柄などは良いかもしれません。

日本製、スペイン製、ベルギー製、トルコ製あたりでレアな生地が見つかるかもしれません。

あとがき

4種のデザインをそれぞれ高めながら、ハンドメイドバッグをできるだけ多くお客様にお届けしたいと思っております。

黒テイストにいよいよ本格的に変化しきるのが2022年になるかと思います。

また、製作時には記事にアップしてまいりますね(^-^)。

エコバッグの支柱のステッチ1本増やしました【688】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、黒生地2種を同時進行で作る、「切餅:きりもち」デザインのエコバッグの製作をお送りします。

今回は完成には至りませんでしたが、1か所、改良点を決めました。

その改良点を中心に進捗度をご紹介する記事になります。

3本ステッチから4本ステッチへ-支柱の太さとのバランス

以前の「切餅」は、3本ステッチでした。

以前の製作品「切餅:きりもち」:3本ステッチでも3本共本体に縫い付けるので十分丈夫な対策ではありましたが、支柱の幅とステッチの綺麗さとのバランスを今回もっと入念に検討しました。
以前のステッチ:技術の点においても、ステッチの幅間に多少ばらつきがあり、この点もここ最近力を入れて均等にする技術を習得中です。

では、変更後の4本ステッチバージョンが今回の製作です。

もとの支柱の幅は全く変えていません。

4本ステッチの支柱:どうでしょう、かなり綺麗になりました。ある程度幅のあるものは、4本ステッチの方が美しいんです♪
2種の生地で同時進行に2点なので、2つありますが、3本ステッチより4本ステッチにしたことで、見た目の美しさと、硬さが出ました。この硬さの方も重要で、エコバッグには接着芯を貼りませんので、生地の重なりとステッチの固定で丈夫くしていくのです。

ということで、美しさと硬さを高める改良が今回の改良の内容となりました。

現在ここまでです。この後、前後パーツを縫い合わせるなどして、組み立てて完成に近づいていきます。

あとがき

おそらく、次回の<製作>ブログでは、完成をご披露できそうです。2点出来上がります。

黒テイストのシックな雰囲気のバッグを今後年末に向けてこんな感じで製作してまいります。

その中のスタートとして割と短い期間で出来上がる今回のデザインを2点同時進行で進めております。

私が腑に落ちたデザインだけに絞り切った5デザインの内の1つの「切餅:きりもち」。

いろんな使い方が実はできるのだということもフィードバッグいただけたら嬉しいです。

ちなみに、私は、以前にボツにしたこのデザインを、メインバッグにさっくり持ち歩くのに使用したり、買い物がたくさんある時に使ったりと、思った以上に活躍の場が多いことを自分で実感。

この、当たり前な平凡さがかえって使いやすいこともあるようですね。

そんなことももっとお伝えできたらと思っております(^-^)。

アパレル工場向け専用の型紙用紙を使ったハンドメイドバッグの製作のすすめ【634】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

型紙というのは、私としては最も重要なアイテムの1つとしております。

まずは、しっかり型紙を把握することで、出来上がりの良し悪しの検証にとても重要です。

きちんと保管して、失くさぬよう、ファイリングをしています。

64穴ファイル用のフィルポケットタイプの袋に商品の仕様書を表に、そして、その反対面に型紙をたたんで収納。型紙にはそれぞれデザイン名、パーツ名、材料の分量が記載のシールが右下に貼ってあるものです。

こんな風に収納して保管しています。

修正の時が特に大事で、修正を決めた時にすぐに型紙を直します。

これを怠ったり忘れたりすると商品が改良できず記憶も薄れてしまうので、スピーディーな修正のできる体勢を考えています。

ここ最近の型紙用紙事情

今回は、その型紙用紙にスポットを当てた内容となります。

型紙用紙もいろいろあるのですが、ハンドメイドバッグをスタートしていた最初の頃は、包み紙の大きくて丈夫な紙をリサイクル利用したりして、いわゆる無地のものにフリーハンド書きしていました。

まあ、それは当然ゆがみますし、定規を使ったところでどこが起点かもはっきりしません。

もっと正確にきちんと品寸法が把握できるものをという改善の末、現在は、当然ながら方眼のタイプに移行しています。

その方眼といっても業界別ではさまざまです。

私のお作りしていますハンドメイドバッグはアパレルの部類なので、やはりアパレル専用のタイプに出会ったのがきっかけで使い始めたアパレル特有の用紙になります。

それがこちらです。

アパレル縫製工場が実際に使っているという型紙用紙。特徴は茶のクラフト紙であること、柔らかさが中間的であるということ。

パッと見て見やすい、よく言われるグリーン色が線に使われているのが印象的。

この矢印の向きも非常に重要。

私は生地の地の目の縦向きにこの矢印を合わせて生地の縦横向きを型紙で把握しています。

この矢印もいろんな使い方があるので、商品自体の縦向きであったり、柄の方向だったりとバラエティに富んだ使い方ができると思います。

そして、このはっきりとした5cm四方のマス目。

ハンドメイドバッグも5cm単位での修正が多く、見やすいです。

思うに、5cmくらいからの変更が目で見てすぐに変化が分かるサイズ感だと思います。

そして、さらに、その半分の2.5cmに、ポッチが打たれています。

これも非常に使い勝手がよくて、きりの良い、22.5cmとか7.5cmなどで設定をして、鉛筆や定規を使わなくても良い型紙製作が可能です。

時に、多角形のデザインには、斜めにハサミを一度で印を目安にカットすれば、斜めの線であっても定規や鉛筆は不要です。

そして、カーブの時の円も、コンパスをこの用紙自体の目盛りに半径を合わせます。

このことから、私がデザインするバッグのサイズは、2.5cm単位で修正する方向にしています。

よほどの理由がない限り、これで結構いけます。

例外だと、細い紐が、4cm巾の場合、5cmの線から1cm内側に鉛筆と定規が登場の時もほのたまにあるといった程度です。

用紙の幅に対する不満

以前、この目盛りが入った型紙用紙の通常95cm巾の半分くらいの45cmというものをどこかのお店でいただきました。

あれが、ハンドメイドバッグには非常に使いやすく、コンパクトサイズで良かったのですが、現在は見つけることが全くできていません。

よって、95cm巾を少し残しながら使っていっています。

上が95cm巾の現在使用のもの。中にマス目が印刷されています。下は、45cm巾の無地。思わず間違えて購入してしまったものです(^_^;)。結局現在は45cm巾のマス目のあるタイプは無いと思います。ひょっとして特別にメーカーさんがカットしてくれていたその時だけのお品だったかもしれませんね。

アパレル縫製工場は、洋服目的なので逆にこの95cm巾でないと不足であることが多いのでしょうね。ニーズの多さは圧倒的に95cm幅なのかも。

そして、最後にこの目盛りがいかに分かりやすいかを一時的に使っていたわずかな分量の用紙と比べます。

少し見にくいですが、非常に線が薄く、確かに、5cmも2.5cmも表現されているのに、実際使うと、寸法を間違えそうになるくらい紛らわしいと感じてしまいます。2.5cmの線も入っているのですけれどほとんど写真に写りませんでした(^_^;)。
こうして比べると、確かに右の方が紙質は丈夫で厚手ですが、目盛りの分かりやすさは左の写真と右の写真では雲泥の差です。

ところで、左のアパレル専用の紙質が中間的な柔らかさであることに理由があるようです。

布を裁断する際に融通が利くのがある程度柔らかさも求められるとのことからのものです。

布を使ったバッグのみの製作の趣向の私にはよく合っているんです。

あとがき

この5cmマスと2.5cmの目盛りと矢印のシンプルな様式の使いやすさを実感しています。

このタイプの型紙にしてから型紙製作にかかる時間がぐんとスピーディーになりました。

この分かりやすいマス目がプリントされた中でも紙質の違いがあって、薄手過ぎるのも以前にあったのでお気を付けくださいね。

透けるほどのやわらかい用紙はこの目盛りが入っていても使い勝手が悪かったのですぐにやめてしまいました(^_^;)。

薄手過ぎるとカットがしにくかったり、すぐに破れてしまったりしたので、このクラフト色の柔らかさと同じ程度が私としては合格という判定になりました。