経糸が綿100%と緯糸が麻100%の味わい深いデニムライクの生地にダイヤキルトの大きめナップサック、カジュアル素材を瀟洒に製作【1417】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ2年くらい研究しながら製作してまいりましたナップサック型。

この半年くらいでは当初のトート型から、楕円底型へ変更しています。

そして、更にアンケートによるニーズの調査結果から、縦が40cm程度の容量の大きなタイプへと寸法を大きく改良。

寸法を大きくした新しい型紙での製作がこのたびの第一号。

この度のナップサックの完成をもって、今後ずっと作り続けていけるかもしれないという感触を得ました。

このデザインが完成型になった時には、「共有型のハンドメイドバッグ」の活動らしく、ノウハウをコンテンツにまとめていきたいと思います。

こうした「伝える」活動は、様々なケースにも対応できるようなすべてをカバーするオールマイティーなものでなければならない、そこがコンテンツ制作のお仕事の神髄なのではないかと考えております。

では、この度完成しました「ナップサック:大きめ」どうぞご覧くださいませ(^-^)。

大きめの縦40cmのナップサックの完成、デニムではごわつき過ぎる難しさを解決してくれた「デニムライク」生地の絶大なる可能性

「ナップサック(大)」:<サイズ>縦42cmx横32/42cmxマチ18cm。巾着を広げると正方形フォルム。
<表地>綿麻ネップ、経:綿/100%、緯:麻/100%、日本製。<裏地>先染リネン、麻/100%、日本製。

表地と裏地の生地同士の雰囲気や風合いのバランスを重視、同じ麻を共通に節がたくさん入り混じるコンビの素敵さをお伝えできればと思いました。

元はカジュアルな素材ながら、これを上品に作っていくには。。ということをよく考えながらお仕立て致しました。

その願いは実現できたと思います。

このデニムライクの生地、本当のセルヴィッチデニムに比べてごわつきが半分くらいであり、ブロードなどよりははるかにデニムっぽさが感じられる中間的厚みなのです。

出来上がったタブやショルダーベルトも、接着芯とステッチが重なることで、しっかりとしたものになりました。

ただ、あくまでも「ナップサックというサブバッグ的存在でありたい」というスタンスを貫きたいので、金具は最低限のDカン30mmのみ。

これ以上の「ナスカン」や調整用の「線コキ」無しで完成できたミニマムさこそ、サブバッグらしい出来上がりになったと思います。

あとがき

しばらく、この型紙で生地をどんどん替えながら製作を続けてまいります。

そして、高級生地を表地に使用のバージョンにも手を付けるつもりです。

一度裏地キルトを作ってしまうと、そのすっきり感にやめられない・止まらないの感覚が走ります。

裏地のみではどこかに皺が起こりますので、今後少なくとも裏地には共通してキルトをかけると思います。

表地はキルトをかける必要のある場合と、素材そのものを活かす厚手の場合とで分けて判断してまいりたいと思います。

トート型はハギ目が多いことから取りやめ、角が出来擦れが起こりやすいデメリットを解消した楕円底に変化、そしてサイズもニーズに応じたたっぷり感で、このたびはまずまずの出来上がりでした(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

このモデルはこれで限界、トート型の底が四角いタイプをそろそろ終え丸底への意向を考えたハギ目のキルトのダイヤ柄の不一致【1402】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1年もの間、製作途中のキルトシートを寝かせてしまいました。

そして、このたび、1年ぶりにその続きを完成まで無事に終了することができました。

このたびの製作は、今後のデザインをしっかりと決めるための重要な製作です。

というのも、これまでの底の四角いトート型から、丸底へ移行しようとしているからです。

理由は、ダイヤキルトを頻繁にかけていく際に、キルト自体の柄がハギ目の多いトート型では合わない箇所が多数だからです。

せっかく丁寧にお仕立てしても、キルトの不ぞろいが足を引っ張るならばと、柄合わせとは比較的無関係な丸底へ移行することを決意しました。

裁断途中のものがまだあるので引き続きトート型が出来てくるかもしれませんが、このモデルではラストに近いということで見て下さればと思います。

夏きっかけで出会っていただければと、8月に完成のレースカーテン地素材のダブルナップサック

ショルダーはDカンと連結、入り口は、巾着ホールタブなので口がきゅっと閉まります。
内部にポケットをキルトの中に埋め込みます。やり方はこうしました↓。
ポケットのくり抜きとぶつかるところのステッチを避けるように、ボックスを作図。ステッチは手前でストップ。
キルトは内陸部にも待ち針をすることで、しわやタックができることをを解消します。
そうしますと、表から見るとこんな風に横に細長くステッチの無い空間ができます。
そこに、隠しポケットを当てはめます。糸がちぎれにくいハンドメイドキルトがポケットを邪魔せずできます。
隠しポケットには、フラップが付きます。現在のポケットはこのデザイン性と安全性ある仕様に特化しています。

あとがき

モデルチェンジをしたいという思いは、ある程度技術が高まった証だと思っております。

本来謙遜するべきことなのですが、ここへ来てやっと、「良い物を作っています」と言えそうなところまで来ています。

ちょっとした自信の無さや、胸を張れない姿は、どこかに追求し切れていない部分があるからではないかと過去を振り返ります。

思えば、思い切った選択をしてきたものでした。

「良質に作れない物は作らない」ということで、デザインを精製してここまで来ています。

丸底はそれなりな悩みも出てくるのかもしれませんが、ここまで作ってきてもダイヤキルトのピッタリさが無いことが気になるハギ目の多いデザインのトート型を見直す選択は間違っていないと思います。

表地が華やかに映り内側がシンプルという一般的な構造の見直し、バッグの内側の創造性・芸術性の追求【584】

アイキャッチ画像584

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

かなり前の投稿になりますが【127】で車のシートベルトをボーダーパッチワークに仕立てたバッグを3点製作していました。

完成していた【127】は2020.05.23の投稿であり、ご購入は2021.05.26でぴったり1年後だったと振り返ることができます。

知っていただくまでの期間を短くすることは今後の課題ですが、そもそもご購入をご決断いただけたということがとにかく光栄でありまして、素晴らしい成果です。

このたびは、表地のみならず内側にも装飾性があったバッグのこの結果を今後に活かし、巷ではあまりこの考え方をされない裏地の価値についてお話したいと思います。

人に見せるための表面の華やかさにとどまらない、ユーザー様自身がうっとりと眺める程のバッグの美しい内側を作りたい

2020年に完成したシートベルトバッグ:ナイロン100%。ボーダー状にシートベルトを並べたパッチワーク。
バッグ内部の裏地:元々素材がユニーク、ポリエスエステル/100%でフクレ加工生地。立体型のポーチ付き。

このポーチは取り外し可能なマジックテープで位置を固定してある仕様、焦げ茶という超地味なカラーながらも随分エレガントです。

ダークカラーでここまでにエレガントになるのですから、マルチカラーや花柄がここに来るようなバッグの組み合わせも見込めるのです。

入り口の留め具:マジックテープで共布のシートベルトを使いながら裏地も先端に使用したタブ式です。
発送時の様子:「しおりタグ」を同封して、丁寧に包み込み発送しました。「しおりタグ」については別の投稿にて。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2021.05.26からおよそ5年後の2026.08.11に、ブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し全文を綴り直してまいりました。

実は2026年でもこの考え方を引き継いでいまして、表地が無地でどんな高級生地でも柄物は裏地に配置するスタイルを主流にしています。

ただ、例外もあってインテリア生地の分厚いジャガードのマルチカラーのものなどは表地に配置する方が自然ですので柄が表地になることも少しだけ。

それでも共通するのは、裏地をむしろ表地よりも華やかなイメージで考える点です。

これも趣味嗜好やスタイルなので、正しいのかどうかをさておきます。

大半が人から見える視点が重視され表面に力点があることが多いのですが、実際に使うユーザー様自身が楽しめる心地良きバッグが忘れられているように感じるのです。

更にはネット販売においては、ぱっと見のかわいさは表地に素敵な柄が出ていれば分かり易いのでほとんどが柄物バッグだらけです。

そんなハンドメイドバッグ界隈の中、いつか理解されたいと願いながら、本当の出番の多さは表地が無地ライクであることだと信じています。

この考え方をすると、生地依存・生地頼みが薄れ自分自身の製造スタイルになっていくことができます。

どれだけの高級生地でも柄ならば裏地にするというスタイルは、生地すべてをニュートラルな目線で見ているということの証明です(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク