黒ベースの4種もの生地を1つのリュックにお仕立て、残布少しずつでもおしゃれ度の高いリュックが製作できる【756】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、「餅巾着:もちきんちゃく」というリュックを製作中です。

「メッシュシリーズ」として、メッシュの素材ばかりを集めた連続製作。

一番最初にグレーイッシュなメッシュ、次に黒xゴールドラメのメッシュ、そして、このたび製作し始めたのが、別素材で4種を少しずつ組み合わせた黒ベースのメッシュ素材とカーテン地やニットも登場。

素材の分量が少なめなので、4種の生地をパーツごとに大まかに使い分けます。

このたびは、まだ最初の時点の生地の組み合わせの場面のみですが、どんな風に最終的に出来上がるのかを想像していただければと思います。

このことから、残布同士を工夫してうまく組み合わせることが出来れば、むしろおしゃれ度の高いバッグになるということへの引用として見ていただければと思います。

4種の生地の共通部分は黒ベース、素材の違いや柄と無地などをミックスした配分

では、今回4種の生地をどう使い分けるのかをお伝えしたいと思います。

まず大きくは、2種ずつで表地と裏地部分に分かれます。

<表地:メイン>ハイテンションパワーメッシュ、ナイロン/85%、ポリウレタン/15%、日本製。

本体用の黒無地メッシュ、幅は85cmのみ。

この無地生地だけでは不足、次の生地で不足パーツを補っていくイメージ↓。

<表地:配色>レース刺繍入りパワーネット、混率不明(おそらくナイロン+ポリウレタン)、日本製。

こちらは、本体にアクセントとして少しずつ使うメッシュの刺繍柄入りという凝った生地。

刺繍とのことで、重厚であり高級感があります。

<裏地:内貼り用>ドレープカーテン地、ポリエステル/100%、日本製。

内貼りに主に使用の黒のストライプ柄、ツヤがあります。

本来耳の向きからは、ボーダー柄なのですが、カーテン地は、横向きの方が地の目の縦のような感じの織り方なので、トライプ柄で使用します。

<裏地:巾着袋>エスパンディニットプリント、ポリエステル/100%、日本製。

こちらは、内側設置の巾着袋に二重仕立てで使用します。

初めてここでカラーが登場、しかもマルチカラーであったことで一気に華やかに。。

遠目の写真:小花柄がストライプ状に配置のデザイン、上の内貼りの生地のストライプ柄とのリンクです。

こうして、「なぜこれらを組み合わせたのか」の理由が入った4種が決まりました。

あとがき

現在は、裁断までの進みました。

無地に柄のような花柄がアクセントになるようなイメージです。

素敵に出来上がることにワクワクしながら作っていきたいと思います。

生地が少ないからとあきらめず、象徴的なパーツにはアクセントになるような生地をあてはめながら、馴染むように組み合わせることで出来上がる製作の準備の様子でした。

完成はその後の紆余曲折を経て、【807】の投稿で最終的な出来上がりをご覧いただけます(^-^)。

ただの色違いとは違う、そろっていながらも互いに異質な3点ボディーバッグコレクション【106】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、<黒白ボーダーシリーズ>というかなり的をしぼった製作をしてみました。

黒白ボーダー柄はイメージとしては長袖カットソーが浮かびます。

パリジェンヌ様が必ずワードローブに1つ取り入れるだろうアイテム、ブルージーンズに合わせたシンプルで伝統的なスタイルのイメージです。

3点それぞれの製作の見どころ

<黒白ボーダーシリーズ>左から、黒白パッチワーク、半月型、水平型とすべてがボディーバッグ。

まず、一番左の黒白パッチワークボーダーは何といっても、この手間をかけたパッチワークの作りです。

もともと単独で記事をアップ致しておりますので(【101】が該当記事)、詳細はそちらで。

ここでは、手間を込めたものであるということをお伝えしておくにとどめます。

そして、真ん中の半月型ボディーバッグ。

こちらは、本来洋服のポロシャツ用の生地である「カノコ素材」をバッグに仕立てたところが斬新と言えます。

そして、ボーダーの柄合わせを意識した見栄えの美しさにも力を入れました。

つなぎ目でボーダーの柄合わせをして段を合わせている様子。
:これをしてあるかしてないかは大きな付加価値の違いとなるもよう。

そして、最後、一番右のサテンのボーダーは実はもともとストライプ。

ストライプの生地の向きを変えることでボーダーとして作りました。

注意した点は、もとの生地の地の目はあくまでストライプ方向。

よって、織芯を貼る時は、生地となじむように同じストライプを縦向きとして貼りました。

ちゃんと元の生地に合わせた向きに織芯をなじませるのです。

そして、縫っていく段階からは、今度はボーダー向きを意識し始めるのです。

これが、向きを変えて生地を使用しても綺麗な風合いに映るコツかの1つと考えます。

実は、当初はマチ付きで進めていまして、底と頭にバニティーのように楕円形のマチを取り付けるつもりだったのです。

ところが、ミスをしたんですねー。

寸法を間違えて楕円形のパーツが小さく仕上がってしまい、もう生地が全く残りがなく、やむなくマチ無しに。。

間違えた原因は、くるりとファスナーを取り囲むように筒形に取り付けるファスナー部分の縫い代を三つ折り計算してしまい、実際は1つ折りなのでその誤差が5cmも生まれ、サイズが狂ったわけです。

しまったなーー(;'∀')。

でも、原因は判明しましたので、次回の機会にこれをマチ付きのものにして、違うシリーズでこのデザインを採用できればと思います。

横幅が結構あり、長財布が横向きに入るので、容量の点はマチ無しでも結構あります。

バッグの入り口開閉の位置がなかなか斬新。

まるで、ティッシュケースの大きいやつみたい。。

あとがき

今回は、黒白ボーダーを3点集めたコレクションでしたが、フローラルとかマルチカラーなどテーマがいろいろ浮かびます。

また、素材をテーマにするだけでなく、シーンをテーマにするとそのバッグのデザインの種類がそれぞれ違ったものに展開されていくことが見込まれます。

同時に3点の完成が見れることは、1つよりもはるかに世界観が増します。

同じデザインの色違いなどの展開とは違うものであることが、自身のフィルターに通した結果の展開であるわけで、自分なりに練った企画がそこには盛り込まれているということになります(^-^)。

モノクロだけでも美しいマルチカラーになることの発見【58】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、長財布と携帯電話+α程度が入るようなコンパクトなミニリュックを製作し始めました。

完成は、少し先の【60】の記事になりますが、当【58】の記事においては、材料である生地がパッチワーク仕様になるための生地チョイスをポイントに、事前準備段階の様子をお伝えしたいと思います。

無彩色なのに素敵なパッチワークになる予感

表地は、透かしのメッシュが大変ユニークで、色使いがオフ、グレー、黒の3色展開です。

パッチワークの柄は、ボーダー柄で行きます。

このシュミレーションよりももっと細かいボーダーにしていくので、同じ色が2度繰り返されます。

左:表地(オフ、グレー、黒):スポーツメッシュ、ポリエステル/94%、ポリウレタン/6%、日本製。
左(黒A):裏地に使用。フクレジャカード、綿/97%、ポリウレタン/3%、日本製。

配置は、上からオフ、グレー、黒とこの上のシュミレーションで置いた通りにしました。

底には汚れやすい薄い色を持ってこないとか、底辺に重い色(暗めの色)を持ってくるとバランスが良いのでは。。。いうような考え方をして、3段階に分かりやすく、ライト、ミドル、ダークというカラーで配置しました。

今回はボーダーで行きますが、ストライプも可能だと思いますし、ブロックのような市松柄も可能だと思います。

こういったパッチワークのバッグは、過去の【4】や【7】【8】でも製作してまいりましたし、今後も得意分野として末永く取り入れていきたいと思っています。

今回の生地はニットであることでなかなか面白いものになるでしょう。

マルチボーダーパッチワークシートの完成と裁断

YOUTUBEが長尺の30分ですので、ここでは大まかにご紹介したいと思います。

まず、こんな風に1cmの縫い代で長方形の1色パーツを他の色と縫い合わせます。

上述の3段階の順番に配置して縫い合わせをしていきます。

裏面にはあらかじめ接着芯が貼ってある状態でその後縫い合わせるという手順です。

そして、更に、つなぎ目の溝の両サイドを表側から、それぞれの生地の色に合った糸のカラーでステッチして固定します。

1)ボーダーシートの出来上がり
2)1)を型紙通りに裁断・・・この時に同じ位置に柄が来るように。
表地パーツの出来上がり

全くぴったりの位置にカラーのハギ目が来なくても、今回のデザインは間にマチ布が入りますので、作りやすいです。

黒白系のモノクロではありますが、定義に沿った3色以上のカラーが同時に使われているということで、立派なマルチカラーなのです。

あとがき

パッチワークを柄のデザインとしてどこまでいろいろ展開できるかを考案していくことがとても楽しいものです。

すべての辺がつながるのは、ボーダー、ストライプ、市松、多角形(難易度あり)が可能だと思います。

とにかくつなげるためには、まっすぐの線が繰り返されている必要があります。

カーブなどが混じるモチーフは無理なのでは。。。と思いきや、それも固定観念に惑わされています。

重ねることで不可能ではないと見込めます。

一部ヒラヒラとさせ、一部は縫い付けてあれば、そこそこ無限にいろんなデザインを実現できそうです(^-^)。