たとえ小さくても良質なものが良い♪、開けた状態のまま容器みたいに使える外壁がばっちりのハンドメイドミニ巾着袋【1131】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

この記事の1つ前の【1130】では、キルトシートとして、ダイヤステッチをほどこした巾着袋のパーツが出来上がっていました。

【1130】の記事内でご紹介した巾着袋の表地の台やキルトの完成場面。

生地だけで使用した裏地の場合と同じようにそのまま表地に使うのではなく、キルト加工をすることにしたのです。

しかしながら、キルトも中綿を挟んでしまうと厚みがあり過ぎて巾着袋としては口が閉まりにくいとか、融通が利かないカチコチしたものになるなどのデメリットが生まれてしまうかと思いました。

ある程度のしなやかさは使い勝手の良さには重要です。厚過ぎもせず、薄過ぎもしないといった素材の実現を目指しました。

そこで、中綿ではなく1mm弱の厚みのフェルトのような「ソフト厚芯」というタイプの芯地を当てることにしました。

結果厚手の生地相当の程好い厚みとなりまして、このたびの製作の段階を迎えるに至りました。

今回は、巾着袋が完成しております。

キルトが施された巾着袋がどんなものに出来上がったのかをお楽しみくださいませ(^-^)。

程好い厚みがグッドなミニサイズの巾着袋

「インテリア収納袋:ミニ」:<サイズ>縦17cmx横17/27cmxマチ10cm。
<表地:朱色xゴールド花柄>ポリエステル/レーヨン混生地、ポリエステル/90%、レーヨン/10%、日本製。

中に何も入れていなくてもここまでしっかり立っています。もうここでは見えなくなった内部のキルトのソフト厚芯とステッチのコンビの成果です。

<裏地:ブロンズ>:ブラウン撥水サテン、ナイロン/100%、日本製。

もし、キルトにしなければ、確実に裏地のブロンズの方が厚みがあるところですが、キルトによって表地が裏地を上回りました。

この関係がやはり安定するバッグに出来上がるかと思います。

このミニ巾着袋の用途

せっかくしっかりと立つので、例えば、携帯用のメイクボックスとしてどうでしょうか。

大げさな物よりもずっとコンパクトです。

巾着ひもを開けた時にしっかりと立つという特徴が、容器の役割を担い、お化粧もスムーズです。

ストレスの面でもくしゃくしゃと沈むよりも気持ちの負担が無いです(^-^)。

あとがき

ここからが、キルト加工の連続製作となっていくかと思います。

本来は、裏地で終わるはずの生地を主役に持ってくる機会がキルトのおかげで得られました。

この方法をご利用いただくと、生地が無限であることが見通されます。

薄手だから裏地であるとか、ブラウスやワンピースであるなどの固定した考え方から解放されますね。

どんなに薄くても厚くなる手段によって可能性が無限に広がることがとても素晴らしい発見でした。

キルトも、今回のようなダイヤ型ではなく、ストライプやバイヤス、ボーダーなどもデザインとしては複数です。

ただ、ダイヤデザインというのは、どこの地点もに均等にステッチがかかっているので、ストライプやボーダーなどよりもすき間がステッチで徹底的に埋められていると思っていただくと良いかと思います。

あとは、キルトのダイヤのサイズですね。

今回は、3cmでしたが、大きくすれば、大きな面積の生地の比率には合い、手間がかかり過ぎずに作れます。

キルトによって夢が広がるハンドメイド製作になりますよう(^-^)。

ハンドメイド製モノトーン巾着袋x5連発、集結による1点物の輝きここにあり♪【1129】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

引き続き、インテリア収納袋シリーズとしまして、巾着袋を製作しています。

今回は、黒系ばかりが集まった、同時製作の5点をまとめてご紹介したいと思います。

5点同時製作の効果は、糸が黒糸1つだけでひたすら縫っていけることです。

柄が入っていても黒地なので黒糸なのです。

それによって、量産風に少しスピーディーに進んだと実感しました。

もう1点の効果は、まとめることによって、似た感じの黒系と一括りにするも、それぞれの特徴も出すことができ、細かい素材などの点にもかえって目が行くことです。

どうぞ、そんな視点で完成品をご覧下さいませ(^-^)。

ユニーク生地、本来巾着袋には使用されないだろう生地など個性豊かな巾着袋コレクション

黒系巾着袋x5点同時製作:上2点は、「小」というサイズで、縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。
下は3点は、「ミニ」というサイズで、縦17cmx横17/27cmxマチ10cm。
同じコンパクトサイズながら、小とミニとの容量はかなり違い、手で持った時もその違いがよく分かります。
そうしますと1種ずつのサイズの意味があると言えます。
「インテリア収納袋:小」・・・パイルカットのタイプのタオル地が優しい雰囲気です。メンズライクです。
<表地:黒>シャーリングタオル、綿/100%、日本製。
<裏地:黒x白>先染ストライプ、綿/100%、日本製。
「インテリア収納袋:小」・・・黒の葉っぱ無し巻き薔薇をたっぷりと広がるように縫い付けました。フォーマルシーンでもご利用可能。
<表地:黒>透かしオパール、綿/46%、キュプラ/26%、ポリエステル/18%、ナイロン/10%、日本製。
<裏地:表地に同じ>
「インテリア収納袋:ミニ」・・・ここから3点はすべてミニ。巻き薔薇2個をピンクと白のコンビが前面、黒x2個が後ろ面と両面が正面見せに可能。凹凸感あって素敵な生地です。
<表地:黒>透かしオパール、綿/46%、キュプラ/26%、ポリエステル/18%、ナイロン/10%、日本製。
<裏地:表地に同じ>
「インテリア収納袋:ミニ」・・・黒柄が表に来ました。
<表地:黒x白>ジョーゼット刺繍プリント、ポリエステル/100%、日本製。
<裏地:黒卵柄>フクレジャガード、ポリエステル/100%、日本製。
「インテリア収納袋:ミニ」・・・今度の巻き薔薇はまた違う種類です。
<表地:黒>フクレ/撥水加工、ポリエスエステル/ナイロン混(比率不明)、日本製。
<裏地:黒x白>ジョーゼット刺繍プリント、ポリエステル/100%、日本製。

この5点中には、共通の生地を使っているものがいくつかありますね。

ただし、使い方を違うものにすることで、1点物も実現。生地をうまく使い切ります。

裏地でしか出番がなかった生地が、フクレジャガードの卵柄です。

なかなか丈夫なしっかりとした生地なのですが、表地にはイメージが浮かびませんでした。

そう思ったものはキュンとくるお品にはならないに決まっているので、その浮かばなかった気持ちを大切にし、あまり、機械的に無理矢理製作してしまわないようにしています。

無しは無しで良いのです。

あとがき

今回の5点同時製作で、かなり進捗度が高まりました。

残るは、今のところ9点。これらは裁断済で組み合わせが決定済です。

それ以上はひょっとして追加するかもしれませんが、年内には間違いなく完了しそうです。

結局、数量としては、今年2022年が一番多く製作した年になりそうです。

それは、以前の2020年にメインに集めた生地コレクションがあっての製作でしたので、長いスパンでの材料調達からの完成となりました(^_^;)。

こんな風に誰もが作る巾着袋を熱心に作ったことが、とても良い経験となっています。

誰もが作る簡単なアイテムとは言え、綺麗に作るコツや工夫が発掘され、良き学びが得られています。

同じ巾着袋を1種の生地で作らない、それぞれの雰囲気を表地と裏地の組み合わせを変えながら作って行くスタイルがとても自分には合います。

1つとして同じではないので、常に新鮮ですし、生地ごとの使いやすさや作業しにくさも発見できました。

こうした記録は、後の巾着袋、その他の布類を扱う方達への伝達の中に惜しみなく盛り込みたいと思います。

今、現在の時点で発見した一番大きなことは、巾着袋を小物入れから、バッグへと用途を広げていくときに、「ナップサック」というアイテムがとても機能的だと気づいたことです。

ナップサックの存在を、昭和の産物としてなのか、どこか忘れていたようでしたが実はとても素晴らしい無駄のないデザインだと言えます。過去にも2019年の製作で実は作っていました。

ただ、あの時は、いろんなデザインを考案中の中の1つで、あまり深く追求せずに、何となくでしたし、1点これしか作っていなかったと思います↓。

2019年の12月製作ののナップサック・・・A4弱といったわりとコンパクトなサイズ。口にフラップを付けていますね。

今、ナップサックを作ると、このデザインでは作らないと思いますが、その2021年時点ならではの精いっぱいの工夫があったりして、ある意味貴重です。

3箇所をデイジーモチーフでそろえた白黒トーンがシックな巾着袋【1123】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

実は、まる1日程、パソコンが使用できませんでした。

その理由は、15年間使用のDELLのデスクトップモニターが不具合が起き、全く映らなくなったのです。

その予兆は遡ること引越時の半年前くらいに、新居に先にパソコンを持ってきて立ち上げた時に起こっていました。

画面が点いたり、なかなか点かなかったりがあり、そういう数日を過ごしていたところ、その後はしばらく画面が正常が続くこと約半年。

ところが、ここへ来て、急に寒くなったことが関係あるのかないのか、ぱったりと壊れました。

ただ、画面が真っ黒で映らないだけで作動はしているようですが、当ブログさえ書くことができないので、とても不便になり、急に不安に。。。

そこで、以前ハードを購入させていただいたお直し専門の業者様にお願いして、新調してもらいました。

このメーカー様の特徴は、ブランドメーカーでないマイナーのお品で良質なちゃんとしたアイテムという点です。

決して格安ではないと思いますが、やはりきちんと設置してくださいますし、何より、私が動くことは全くせずに、購入に走って不安な中あれこれ探すこともなく持ってきてくださったものを受け入れて手短に設置していただきました。

よくネットで見ると、モニターも10年が寿命のようです。

今回の壊れたモニターも診断では、小さく変な音がしているようで、もう寿命なのだろうということになりました。

最初のモニターは、初めての自分のパソコン購入時の2007年夏にDELL製のものを選び、2022年秋のここまで来ました。

まあ15年も持てば、大往生だったのではないでしょうか。

ということで、動画もスマホからのショートでのYOUTUBEアップになりましたが、パソコンが作業できない分ミシンでのハンドメイド製作に精を出した1日だったと言えます。

白黒が美しいデイジーモチーフの巾着袋

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm

<表地:黒>ちりめんジャカード、ポリエステル/100%、日本製。

<裏地:白x黒小花柄>ポリエステル合繊、ポリエステル/100%、日本製。

黒の中に少し見える白地の裏地が素敵です。それとリンクして、正面のディジーのアップリケの黒と白がワンポイント。

デイジーは、表地のジャガードの柄にもモチーフとして使われています。

ということで、デイジーが複数登場している巾着袋です。

ここでお伝えしたいことは、元の生地頼み一辺倒よりも、それを取り入れて、新たに自分自身のフィルターでこして、出来上がりがオンリーワンな世界観を作って行くことです。

もしかして同じように発想する人もいらっしゃるかもしれませんが、それはそれで気が合うのです(^-^)。

元の生地をまずバッグの表地に使うことが珍しく、そういったスタートから始めていった製作は、出来上がりが唯一な物になりやすいです。

どうせなら、他にはないものを作りたいですよね。

こんなコンセプトで別の柄も考えていくと良いと思います。

あとがき

先程オンリーワンのお話をしましたが、要するに1点物志向ということですね。

生地は同じ物を使ってもその後の、裏地のチョイスは同じ人は減るし、さらにデイジーのアップリケも黒白コンビで縫い付ける人も更にまた減ります。

そうして、自分らしさを数点入れていくと、全く他者様と同じということがなくなります。

大量生産の誰もが同じものというテイストに飽きた場合、こういった作りをご提供する出番がありそうだと思った今回の製作でした。

メンズテイストを今一度やってみようかと思えた一作、ブルーの麻巾着袋製作【1122】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

引き続き巾着袋を製作しております。

今回は、珍しく、ややメンズテイスト。

私が選んだ生地ではないところがいつもと雰囲気の違いがあって興味深いかもしれません。

思えば、個人事業主になって初めての製作はメンズテイストからでした。

個人事業主になって初めてご購入いただいた方が男性で、会社勤務時代もメンズ向けにちょくちょくハンドメイドバッグを製作をしていました。

2019年あたりから、フクレ加工分野の美しい花柄生地やジャカードの高級生地での製作を開始して、レディースっぽくなりましたが、まら、ここ今の2022年で思うことは、もしかしたら、メンズライクの方が向いているかもということです。

というのも、ちゃんとした理由があるのです。

男性の多くは、作りの細かな点を見ることがあります。

よく、お品物のスペックとか構造にこだわったり、ブランド物のシリーズとか、ステッチの綺麗さなどにも目を向けられている様子なのが分かります。

女性はどちらかというとぱっと見の可愛さとか自分の好みに合うかなどの直感的な感じで決める傾向かなと。。

あくまで私の考える範囲ですがね(^_^;)。

そうすると、私のように、細部まで細かく研究してきたお品というのは、結構男性にもよく分かっていただけそうだと思うことがあります。

ただ、趣味嗜好は様々。

男性でもいろんな好みの人がいらっしゃいますので、結局は、女性と同じことで、数多くある生地の中からのチョイスが本当に欲しいと思っている生地として受け入れられるかどうかは、全く私には分からないところです(^_^;)。

ブルー色の爽やかな裏地付き巾着袋

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。
<表地:ブルー>フランス原産ピュアリネン、麻/100%、フランス製。
<裏地:ブルー>フラワーペイズリー、麻/100%、日本製。

こんなに可愛い裏地ではありますが、私から見るとメンズライク。

幻想的な柄で素敵です。

仕事仲間とマスク製作の頃の生地なので、2020年春入手の生地です。

あとがき

現在製作中の、この「小」というサイズの巾着袋は、私も実際に手持ちのリメイク生地などで自分使いをしてその感触を試しています。

1つは、救急箱のような感じで、綿棒とかバンドエイド、耳かきなどを入れて、衛生を保つかのようにふんわりと使い、口をしっかり閉じてこの巾着が活躍しています。

その他、靴下ストックとか何かのストック入れにも活躍。リビングでもキッチンでもご利用になることができます。

通勤の場合はランチバッグとして、お弁当が入ります。

マチ15cmはかなり有能で、かなり使い勝手の幅が広いようです(^-^)。

こんな衣装生地も斬新、ゴールドxシルバーコンビの巾着袋【1121】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回の「インテリア収納袋:小」は、ラメ素材で作りました。

表地、裏地共に衣装生地のコーナーで発見したユニークな柄です。

男性にもお勧めしたいですね(^-^)。

意外と使いやすいラメ生地

<表地:ゴールドxシルバー抽象柄>パンデミック、ポリエステル/100%、日本製。
<裏地:チャコールグレーまだら模様>ジャカード、ポリエステル/100%、日本製。
「インテリア収納袋:小」<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。
こうして三つ折りにたたみます。

柄の中のシルバーの割合が高く、すっきりとしたジャガードです。

ループエンドは主役寄りなシルバー色に合わせてニッケルを。

江戸打ち紐は、登場はしていないですが、黒を使いました。

ねずみ色のグレー色が良かったですが、手持ちのグレーは青味のグレーで合いませんでした。

巾着ひもの色も豊富なようで限定的。すべての生地にはなかなか対応できないみたいです。

裏地がチャコールグレーであったことで、3段階で色が濃くなっていく感じで、紐が一番強い黒色といった具合で見ていただくと黒色を受け入れていただけるかも。

以前にも記事に書いたかと思いますが、ラメ生地は使いやすいのが意外です。

アイロンの折り線がきちんと付き、薄手でもハードさがあります。

上糸と下糸の色を変えています

同じようなグレートーンの糸を1つだけ選んで上糸と下糸共通で使用すると、どちらかが浮きます。

よって、まめなようですが、上糸と下糸は別にしました。

今回の場合表地側には薄い白っぽい感じに映るグレーの糸を、裏地には、チャコールグレーに馴染むような濃グレーの糸をチョイス。

巾着袋のひもホールの下部分とコの字部分のステッチというのは、結構目に付きやすく、ポイント箇所です。糸の細かいこだわりの効果はやはり有るようです。

あとがき

巾着袋に要する製作時間はALLで、だいたい3時間くらいです。

チャチャッと作るものでもないことがこの時間でご理解いただけるかと思います。

その3時間の中には、上下の糸の色を変えていることで、時々糸の交換があること、そして、玉結び、玉止めの部分の糸ぶち切りせずに、すべて隠しています。

この作業が意外に時間を要するのですが、やはりこれも長い目で見た時、常にさっぱりしていて美しい巾着袋でありたいという方針からです。

何ら強度にはそれほど関係ないことでも、すっきりさとか、上品な雰囲気みたいなものは、細かい始末の丁寧さからくるものだと思います。

商業用として、これでも基本の最低限の当たり前のこととしています。

よく売られている大量生産品がどうということは関係なく、後の信用みたいなものを信じての策ですね(^-^)。

とりあえず手元においておく融通の利く接着芯は織芯かニット芯かの答え【1112】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

毎回、ハンドメイドバッグ作りには接着芯を使っています。

接着芯は生地自体の風合いにハリコシを加えてくれて、出来上がりのバッグ自体が丈夫で長持ちです。

接着芯には、織芯、ニット芯、不織布芯とあるのですが、これまでの経験から、不織布芯は他の2つの芯よりもちょっと劣るなあと感じていましてかなり初期の製作の頃からやめています。

アイロンの熱に対応できなかった不織布芯もあり、とても使いにくかったことがあり、すべてがそういった質のお品ではないかもしれませんが、やはり、布のような仕立てになった織芯やニット芯の「布帛:ふはく」タイプがお勧めです。

その2つの織とニットでも結構違いがあり、今回は、この2種で比べてみたいと思います。

とりあえず基本的に持っておくなら。。。

結論は、ニット芯です。

ニット芯は伸び縮みの融通が利き、ニット全般に加えて、織物の生地の一部であるナイロン/100%とか、ナイロンの割合が混率の中で40%を占めているだけでもこちらを使用するべき。

これに織芯を接着しようとすると気泡ができることが過去に経験済みです。

とても驚きますよね。

ナイロン/100%の撥水生地に織芯を貼っていた時に、どんどん皺が増えて、何が起こったんだろうと最初思っていましたが、原因は弾力性に優れたナイロン糸の性質にあります。

おそらく、その気泡の起こった原因の解明としては、まずアイロンの熱で表地のナイロ生地が熱で無理矢理延ばされます。

ところが弾力性がゴムのようにあるわけで、熱が加え終わったとたん縮んで元に戻ろうとします。

その時に、接着芯が織芯の場合接着芯の方が固定されたままですから、相性が悪くなり、ナイロン混の生地だけが伸びたり縮んだりして動き、織芯がそのままであることの隙間に気泡ができるというものだと思います。

その状態のひどさといったらありません。完全に製作としてはそこでアウトになりました。

よって、ナイロンの弾力性に歩調を合わせる相性の良い性質のニット芯が正解なのです。

ここで学べることは、織物生地に対してもニット芯を使う必要が必須のナイロン混の生地が存在するということ。

そうしますと、とりあえず、ニット芯を持っていたら、すべてに対応できるということです。

ニット芯を貼ったことで、どうこう悪い方向へ行ってしまうような織物生地無かったです。

反対に、織芯を貼ったことで悪い方向へ行ってしまう織物生地が、ナイロン混や、ナイロン/100%なのです。

そうしますと、どちらか1つに絞って持っておくならば、ニット芯が正解です。

じゃあ、織芯なんて出番はないのではないか。。。

これがそんなことはないのです。

織芯ならではの良さ、ハリコシはニット芯よりも感じられる

今まで接着芯も結構いろんなお品を使わせていただきました。

その中でとっても感激したような織芯がありました。

まるで生地みたいなしっかりと折り糸が見えていて、ごわっとした接着芯です。

これを織物の表地に接着すると見事に風合いがしっかりしてきます。

バッグ作りには最適だと思いました。

少ししか入手できなかったので、どちらかというとそういうタイプの接着芯はレアだと思います。

ニット芯では、このごわつきの良さが出ず、しなやかに仕上がってしまいますので、ハリコシを強調したい時などには織芯は向いているのです。

そうしますと、時には使い分けをするということがそれぞれに適した出来栄えになるかと思うのです。

あとがき

今回のお話が、ハンドメイドバッグ作りにお役に立てることがあればと思います。

そもそも接着芯自体は表に見えるものではありませんが、接着芯を貼って、さらに折り曲げてステッチを何本か走らせたようなバッグの取っ手は、ツンとしっかりと立ち、接着芯を基盤にして、その他の作業も相まって強固なお品になっていくのです。

長い目でみて、接着芯を貼ったか貼っていないかのお品を比べてみるとふんにゃりとしてしまってよれているのか、いつまでもしっかりした状態を保てるのかの大きな差が感じられるみたいです。

接着+ステッチというコンビは、伸び止めテープでも同じことです。

ただ貼るだけでは洗濯などで糊がはがれてくることもあり、ステッチの縫い付けもかなりの策なのです。

ぱっと見の最初の段階ではこんなことは分からないことですが、それを長い目で見ていくのかその時だけ通っていけばよいのか、後の信頼度とか信用ということを考えると今は人目につかなくとも、やはり影ではひっそりとやっていきたいことなのです(^-^)。

マチの縫い代ラッピングも美しく♪、真っ黒な裏地の中の小花柄のコントラスト効果【1106】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回も巾着袋製作を続行中です。

ちょっとスタートの仕方がいつもと違いまして、製作途中で保管したままの別の型の袋状態の仕掛品を活かした製作になりました。

時が経過していて、その時の続きとしてはとてもテンポが合わず。

今回製作中の「インテリア収納袋:小」に合わせていきサイズを途中から変更しながら製作しようということに。

どこまで作ってあったかということなのですが、ほぼ完成していました。後は、マチの縫い代を始末する策を考えるという状態でした。

そのマチが10cm。それを15cmへ変更するということで、内側を地縫いし直して余分な縫い代をカットするやり方でサイズを変えることができました。

そして、カットした縫い代の始末を、ラッピングで隠して完成という見通しを立てました。

特別仕様のマチの縫い代ラッピングの巾着袋

まえがきのお話はイメージ沸きにくかったですかね<m(__)m>。こんな意味です。内側の両マチの縫い代が見えている状態なので、ここへ表地と同じ生地でラッピングをしたのでした。ついでにブランドネームも挟み込みました。

裏地が真っ黒なので、表地の反転のコントラスト効果が素敵です。

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/36cmxマチ15cm。・・・途中で別のデザインを現在のサイズに合わせた兼ね合いでいつもとサイズが違う部分がありまして、横の広い方です。ル雨情34cmで出来上がるのですが2cm広い36cmです。
<表地:白x黒小花柄>花柄レーヨンプリント、レーヨン/100%、日本製
<裏地:黒>生地名不明、混率不明(おそらくポリエステル/100%)、原産国不明(おそらく日本製)・・・生地屋様からのいただきものの生地で詳細が分かっていません<m(__)m>。とても良質な喪服みたいな生地です。

生地も薄手であれば弱いということはなく、薄くても丈夫な生地というものがあるものです。

主に4種、①厚手で丈夫、②厚手でゆるい、③薄手で繊細、④薄手で丈夫などの4つの違いを今まで経験してきました。

表地のレーヨン生地も、薄手のとろみのようなイメージですが、実際はイメージよりもしっかりしています。

そして、がさっとした感じの感触が裏地と共通します。

これで完成ではなく、まだ続きがある

ここへ、後日デイジーデザインのアップリケを黒と白で重ねてワンポイントに正面に飾る予定です。

少し柄が単調なので、ワンポイント的に正面にアップリケを付けて視線を集めるのが目的です。

現在手配中。後日到着したら縫い付けたいと思います。

あとがき

ここ近年、私自身が黒x白のシンプルさに興味を持っています。

お洋服のコーデなどもそんなところをポイントにしています。

黒白は飽きが来ないし、自然です。

無彩色の良さを自分自身味わっていまして、是非お伝えしたいです。この後の続きの製作にも黒x白が登場する予定です。

また違う生地と柄のの黒白なのでその違いも興味のわくところですね(^-^)。

無地の素材をにぎやかに♪、自ら考案したパーツを重ねたバラ柄アップリケ【1104】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまで、時々パッチワークを無地のハンドメイドバッグの表面に縫い付けてきました。

ALLミシンで行うところが特徴です。

特にパッチワークは専門にはしていませんので、我流の縫い付け方ではありますが、短い時間で絵を描いていくようで楽しいです。

おそらく、水彩画や油絵の絵を描く方が時間がかかるでしょう(^_^;)、

そんな気軽なパッチワーク法ですが、今回も無地の前後両面に薔薇のパッチワークを施しました。

使ったパーツは正方形と花びら型の2種のみ

前面の咲いたバラデザイン・・・1枚1枚パーツの裏側には接着芯が貼ってあります。そして、本体生地の裏面にはハード薄芯を当てて、生地を傷めないように行います。この中には、正方形のパーツのサイズ違いと両端の花びらのような葉っぱのような多角形パーツの2つで、薔薇のお花の3箇所は、正方形の折り方を工夫したもので出来上がりが形が変わりました。これは今回初の試みです。
最初は大きな1枚のハード薄芯を当て、待ち針で隅っこを固定して、ステッチ後、余分を切り落とします。ところどころの結び目は、1パーツずつミシンの始めと終わりを区切っているということです。手間をかけています。1つ1つのパーツをアイロンで折り込んだ状態の形が分かりやすいですね。
後ろ面は、咲きかけの薔薇とつぼみです。
こちらもパーツは小さいですが、表面と同じこと。こうしてハード薄芯を当てて、丁寧に縫い、カットして出来上がります。

あとがき

お花を作るためのパッチワークの生地自体がお花柄というところに洒落を利かせてみたのですが。。。

こういったものは、デザインが無限。

自由なので、自分の好きなように考えていけることがとても楽しいです。

ただ1つ縛りがあるとすれば、縫い代を見せないようにするには、三角形やひし形が難しく、三角形以上の、四角形から始まる多角形の長さを変えた変形型が1パーツに自然になるという私の考案です。

実は、隠れていますが、お花の真ん中は、四角形のパーツが配置、少しだけ見えています。

実は、ここからスタートして重ねていっているのです。

結構重なっているのが裏面のステッチから分かりますね。

パッチワークはどうしても子供っぽくなりがちです。

これをいかに大人っぽくするかも考えるのが楽しくて、今回のような綿のブロードなどはどちらかというと子供っぽい。

素材をツヤのあるもので選んだりクールなデザインのパーツを考案したりして、雰囲気を変えていくことも出来そうです。

巾着袋のちょっとした発展、共布ショルダーを付けて、お部屋から外使いへ【1103】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

前回は、巾着袋をナップサックへ、今回は、巾着袋をショルダーへ発展させていきます。

これは、生地がたまたま多く残っていたからできたことになります。

この生地、人気でとっくになくなって現在は入手できないので、複数いろいろ作りましたが、1点1点貴重です。

こういった、巾着袋から機能を追加することで使用シーンを変えたり広げていく様子をお伝えできればと思います。

ショルダーの長さや位置、ショルダータブの様子など

「ショルダー:小」<サイズ>縦21cmx横19/34cmxマチ15cm。

サイズは、インテリア収納袋の小と全く同じなのですが、裏地のめいっぱいの使用でも1cm縦が不足し、それに合わせて表地もカット。

よって通常の「インテリア収納袋:小」のサイズよりも縦は1cmだけ短いです。あまり分からないですね(^_^;)。

今回は、巻き薔薇を薄いサーモンピンクで縫い付けました。

こうして、ヘキサゴン状に巻き薔薇配置しました。

今回の巻き薔薇の配置。本当は両面装飾したいですが、前面のみです。実際にショルダーバッグとして使うので、内側は人間の胴体と接触して擦れて結局薔薇が傷み装飾の意味がないです。
<裏地>生地名不明(ブロード)、綿/100%、ドイツ製。・・・ベースが焦げ茶で、小花の色がサーモンピンク色が優し気(^-^)。

こんな表地と裏地の組み合わせです。

せっかくの可愛らしい小花柄なので、ショルダータブに使用しました↓。

少しタブの位置が上の方過ぎましたが(^_^;)。。。

ショルダーは当初こうして結んだのですが、タブのホールが緩く、バッグの中身にお財布などを入れて、ずっしりと重い場合には外れかねません。

そこで、この結ぶ方法はやめて、こうします↓。

まず、タブに通して折り返して、ここを二重ステッチでミシンで留めます。結ぶよりも長さ奪われないのでその分ショルダーが長くできます。結ぶバージョンは少し長さが足りなかったんです。

あとがき

サイドのショルダータブは上の方過ぎましたね。

けれども、使用には差し支えは無いようです。

無計画にトライしてしまったのでこういった細かい位置などがその都度の学びになっていくようです。

結局、複雑な機能が付いているバッグも、ベースは単純な作りから始まって、何かの目的を果たすためにその機能がどうしても必要だったから付けたいということがきっかけで複雑になっているだけ。

そういった意味ある複雑なものは、複雑と言っても腑に落ちる作りなのです。

どうしてもそうなるべくしてなったデザインというのは、結果美しいんです(^-^)。

既製品紐よりもはるかに丈夫♪、縦長横長など生地が細長く余った時のショルダーへの利用でナップサックを作る【1102】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在製作を進行中の巾着袋。

淡々とした製作の中、ここ最近巻き薔薇を導入。

きっかけは、物足りない素朴過ぎる表地。

もとは量産用の縁取り用に考えたものでしたが、そろそろ長期になってきていて、綿/100%は長期保管はたたみじわのリスクがあります。

よって何かしら工夫して明るい方向にならない者かと考えたのがここ最近のシリーズみたいになっている巻き薔薇装飾。

それでも1点1点違うものにと、巻き薔薇の色を変えていきます。

そして、最近気になっていたナップサックをこのたび初製作しました。

ナップサックは巾着袋の紐を延長して、底周辺で留めてリュックにしていくものです。

その昔昭和時代にはたくさん見ましたが、今ではかえってレトロ感があり、シンプルで無駄のそぎ落とされた素敵なデザインだと感じるように。。。

これまで研究してきたセキュリティー性のある入り口の問題を一気に解消してくれます。

そこで、いつもの巾着袋がそのままナップサックになったことの分かりやすさで、元の型紙の中サイズそのままを利用しました。

普通の巾着袋の時と同じ要領で、ひも部分だけがリュックになるのです。

江戸打ち紐の利用も考えましたが、強度は少し巾を広くした共布の方が背負うには、断然上だと判断。

長い生地いの面積が残っていたこの機会ならではの共布のショルダーで挑みます。

出来上がりとショルダーの長さの振り返り

<ナップサック:中>縦32cmx横29/48cmxマチ20cm

表地は、ここ最近連続使用のツイルクロス、綿/100%、日本製です。

すごくしっかりとした生地で、中厚程度のよくある綿生地の中では少し丈夫さが際立っていて、デニムのような様相がカジュアル感があります。

いつものエレガントな雰囲気の製作とは違ったテイストです。

巻き薔薇は意外とカジュアルな素材にも合うのかもしれないと思いました。

ショルダー部分をご覧いただきますと、調整機能はないです。

ただ、余分な部分を曲げてステッチで固定。底にはDカンが付いていますので、もしも調整をどうしてもしたい場合には不可能ではないようになっています。

内側に直接縫い付けるよりも、Dカンを利用することで、何らかの意向でのリフォームがしやすいようにしておきました。

ここへ調整金具の線コキなどは、ショルダーが厚みが増していてできなかったのでやめています。

おそらく、このリュック、縦の本体の長さが32cmと短いこともあり、りょるだーの長さは片方で1m程度の型紙で縫い代などを使用していっても十分ではないかと思います。

今回型紙で116cmくらいにしていまして、長過ぎたようで、曲げた分があまり意味がないものとなり、その点は、準備不足でした(^_^;)。曲げる部分もすっきりと最低限の方が良いですね。

<裏地:黒x赤系マルチカラー小花柄>デシンプリント、ポリエステル/100%、日本製。

裏地のメインの赤いお花と表の赤い巻き薔薇がリンク。

こんな風に、綿の表地にポリの裏地をカジュアルに寄せてみた、もしくは、カジュアルな表地をエレガントな感じに寄せていったのかな。

薔薇の配置はここ最近の製作で毎回考案し直しています。今回はこんな感じ。なかなか出来上がりは均等な納得いく配置になりました(^-^)。

あとがき

巻き薔薇に結構はまり中です。

この後の製作は、黒ベースが多く残っていますが、黒と白のモノトーンの組み合わせで、しっとりとした巾着袋が出来上がりそうです。

巻き薔薇も無彩色の黒白にも目を向けていまして、アップリケのデイジー型の黒白なども今後出てくると思います。

あと、このツイルクロスというデニムライクな生地は、この後2回ほどで終了です。

もともと3mくらいあったので、随分と作ってきました(^_^;)。

いかに違うものを作って行くかでサイズの違いとか特別仕様にしたりして変化を付ける工夫が楽しかったです。

次は、まだ長い部分の共布利用があり、ショルダー行きます。

お楽しみにどうぞ(^-^)。