<パッチワーク企画⑥>黒系の無地ライクとボーダー柄前後2面使いが楽しめる1点目の完成-ナップサック4点連続製作【1178】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

パッチワークシートに時間をかけましたナップサック型、「餅巾着」の1点目が完成しました。

パッチワークシートのその後の作業は、割と円滑です。

やはり、シート作りがとても手間が入った作業になることを実感しますねー(^_^;)。

全部で4点の表地、裏地共にパッチワークである餅巾着が出来ていく中で、その1点目です。

それぞれ使用のはぎれが違うので、どれも違った味わいが感じられる点が面白いと思います。

両面使いが全体コーデの可能性を広げてくれる

1点目の完成:<サイズ>縦29/49cmx横34cmxマチ15cm

ショルダーのDカンへの縫い付け方が「わ」であるので、一応先端が裏側に隠れるようにこの無地ライクの面をメイン使いに設定しました。

しかし、そのショルダーの取り付け位置などそれほど目が行くところではありませんので、そのまま反対側をメインにも気にせず使えます。

メインというのが、他の人の目に映る背中と接触の無い後ろにあたります。

グラデーションみたいにパッチワークが整頓されて、もはや一続きにさえ見えます。
これは、同種類の生地を連続配列した効果だと思います。
横から見た感じはこんな感じです。

さらにいろんなショットをご覧いただきましょう。

無地ライクですがオパールですので凹凸感があり美しいです。
木の実みたいなボタニカルな柄の黒色オパールです。
底の隠れる部分にこれらの生地が来ています。
真っ黒ですが、生地の種類の違いが細かく分かれます。
内側には、カードやキーが入るミニポケット付き。
この生地は別のストックから裁断しました。
今後の黒っぽい製作にまた利用していきます。
内側のポケットの無い側:モカ色も入りますが、
生地の柄のラウンドなお花を集めていまして、ある程度柄の雰囲気を統一。
入り口を開けた時はこんな様相です。

パッチワークの配置がなかなか考え易かった1点目の製作でした。

黒を中心としていますので、ジャガードなどはあまり違和感はありません。

この後からの2点目からは、カラーも多く出てきて少しパッチワークの組み合わせの難易度も上がっていきます。

現在はすべて配置は完了でして、あとは作り上げていくだけになっています。

残り3製作もその行く末をお楽しみにどうぞ(^-^)。

パッチワークバッグはどんなコスパなのかを生地用尺に換算して考える

少し話は逸れますが、この<パッチワーク企画>をしていく中で、あることを考えました。

それは原価のことです。

これらの生地は元は、生地を多く調達したもののはぎれであったわけです。

1点製作には、パーツの合計枚数が、横4枚x縦4枚x2面x2(表地と裏地)=64枚。

パッチワークパーツ1枚が横が17.5cmなので、生地巾の短めで考えて、110cm巾÷17.5cm=6枚とれます。

このデータから、生地巾110cmでの用尺を算出してみました。

パッチワークパーツ1枚の縦は12.5cm。

6枚で縦12.5cmの用尺であるから、64枚では。。。考えます。

64枚 ÷ 6枚 x 12.5cm ≒ 133.3333cm → 約1.3m となります。

表地も裏地も合わせて1.3mなのです。

そこへ、ポケットの別布と長いショルダー1.5m分の幅5cmの型紙x2枚分もありますので、ざっくりと0.2m(20cm分)追加して、約1.5mくらいでしょうか。

例えば、@¥1,000/mの生地を平均としますと、1.5mx@¥1,000/m =¥1,500/点という原価。

その中に@¥3,000-¥6,000/mなどという高級生地も含まれるわけですので、そういった点はお得です。

ただ、はぎれなので一続きではなくて、途切れているものであるということになります。

あとがき

原価を見てみると何となくどのくらいでご購入ならコスパが良いかなどが分かりやすくなりますね。

ところで、この原価のようなことを見ているうちに、更にあることをひらめきました。

今後、何かを製作していく時に、原価をあえて共有しようと思います。

そんなスタイルの人が一人くらいいても良いのではないかと思います。

原価はみんなが隠していることです。

原価が分かるとそこへ積んだ利益がばれますので、それによってご購入されなくなる可能性もあります。

けれど、私は反対の考え方をしてみました。

作り手様にも参考になるのはこの一番隠された原価の部分。

それが、良いお品を見極める購入者様にも有効であると見ました。

ここを研究したような内容の発信を視野に入れていこうと思った今回の製作でした。

やって良かったと思っています。

そして、2019年辺りからなかなか動かなかったはぎれが一気に大きなお品を作ることですっきりしていくことも良い2022年最終の締めくくりになりそうです。

<パッチワーク企画⑤>パッチワークのハギ目がずれた時はステッチで合わせる【1176】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、ここ3年間にストックし続けてきましたはぎれを一掃し、パッチワークでバッグを作るという製作をしています。

同時4点進行中で、現在はパッチワークシート製作中にあります。

4点共、裏地もパッチワークなのです。

パッチワークの配置とどんな表地と裏地に組み合わせるのかということまでが決定済み。

今は、ひたすら製作してくという段階に入りました。

パッチワークシートに一番時間がかかりますので、シート完成後は結構進捗度が増していきます。

作るデザインのバッグというのが、ナップサック型です。

私の考案デザインの中では、「餅巾着」というネーミングの、ふんわりした使いやすいデザインです。

このデザインをパッチワーク生地で作ります。

試作品として、ダイヤキルトをかけたものは製作済ですので、キルトに類似なのだけれど非なるパッチワークで作るとどんな感じになるのかも楽しみです。

どうしてもハギ目がつながらない時どうしたらよいのか

ここまでの進捗度で思うことは、そもそもパッチワークの裁断こそがミリ単位で正確に行うことが重要であるということです。

特に、このたびの企画が、パッチワークパーツの枚数が豊富で、できるだけ大きなサイズの物を作るというテーマで行っていますので、パーツの数が多ければ多いほど「ずれ」が起こりやすいのです。

最初の裁断の1mmの誤差が、その後2mmくらいになっていくことも。。。

そう考えると、まずは裁断の正確さがポイントとなります。

その上で、④でお伝えしました、待ち針をハギ目から順番に打っていくというハギ目のそろえ方のコツもまとめましたが、なぜかそれでもずれるのです。

確かにここではハギ目をそろえているのですが。。。

今回は、そうした前段階で工夫してきても、それでもハギ目がずれた時の対策をお伝えしたいと思います。

それで、十文字が2mmくらいずれることがあり、その対処方法を最後に表からするステッチでカバーするということにしています。

ハギ目を見ていただくと十文字にならず、縦の線が左へ2mm程ずれているのが分かります。
これはもう今更やり直したりということではなくて、このまま行きます。
そして、その後の、表からのステッチを幅を統一することでこのハギ目が目立たなくなるのです。
目線はステッチに焦点が当てられます。

あとがき

一番良いのは、完璧に十文字のハギ目ができることですが、それがずれることもあるのがハンドメイドということでしょうか。

しかし、ずれがどの箇所にも起こっているような生地として販売されているパッチワークは、見たところカジュアルなものでした。

おそらく機械で組み立てられたものだと予想しますが、ハンドメイドの良い所は、ずれやすいことと同時に、ピッタリにも徹底できることだとも言えます。

私も、訓練中ということなのかもしれませんが、ずれた箇所はできるだけミニマムにとどめたいものです。

全体としては、ぴっちりそろっているハギ目である美しいシートになるよう残りのパッチワークシートも続行していきたいと思います。

<パッチワーク企画④>ミシンパッチワークのハギ目が十文字に美しく交わるための準備【1174】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在製作中のパッチワークシートのご紹介を続けてまいります。

①から始まり、完成まで番号が連なっていきます。

シリーズでお楽しみどうぞ(^-^)。

パッチワークシートを作った上でやっとバッグを作って行く段階に入りますので、その材料を作っているのが現在と見ることができます。

少しずつ手間をかけることで、またとない生地同士の組み合わせが実現します。

パッチワークで作るには大きめサイズのバッグになりますので、たくさんパッチワークの破片を使います。

そのことが、本来表地と裏地の2種で作る政策との違いです。

複数のいろんな生地の集合で1つになっていることの価値や美しさもあるという点を見てもらえると幸いです。

ここではっきりしてきたのは、ちょうど4点のバッグが表地も裏地もパッチワークシートで出来上がる見込みです。

そして、気になるバッグのデザインなのですが。。。

ナップサックに決まりました。

私が、この先ダウンロード型のデジタルコンテンツにまとめていく「餅巾着」です。

巾着袋やトートバッグも考えましたが、ここ数か月たくさん製作してまいりましたし、実際に作ってみたダイヤキルトがかかったナップサック型が非常に使い勝手が良いことを実感。

ダイヤキルトで作るナップサックとパッチワークで作るナップサックの違いも私も見てみたいですし、ちょっとした実験もさせていただくことも兼ねています。

やや不足しているラインナップのナップサック型を4点共パッチワークで完成しようと決めました。

パッチワークの並べ方が独特で、同じ種類を点在させずに、片寄せて集結する並べ方です。

その1つのグループの色や柄を他のグループと更にくっつけて並べていくスタイルです。

前回までは、最初の細かいパーツを横に4枚ずつ並べて縫い合わせてつなげる作業が終了しています。

今回は、それを縦に繋げて1枚のパッチワークシートが完成していく様子をお送りします。

十文字のハギ目のそろい方の徹底のための2つ

パッチワークはブロック型ですので、縦も横もハギ目が出ます。

そのハギ目が十文字に美しくぴったりと出ることを目標にしていきます。

そもそも、最初の裁断が物を言うというのが1つで、裁断をミリ単位で正確に行うことでこの十文字のそろいに影響があります。

そして、もう1つの十文字ぴったり対策は、今回の作業の縫い合わせの時の待ち針です。

待ち針をハギ目から打っていく:待ち針は端っこからその間をとっていく留め方が流儀みたいなものですが、
パッチワークの場合ハギ目から打つということをお勧めします。
こんな風に中表の2パーツの縦のハギ目をピッタリ合わせて待ち針します。
まずは、ハギ目の3箇所を固定。そこは動かさずその間での調整になります。
さらに間にも細かめに待ち針を打っていきます。
十文字の重なりの成功場面。:綺麗に十文字が重なりました。
パッチワークシートの裏側:こんな感じにすべて1cmの縫い代が両割れして平たく固定されています。
十文字失敗の箇所:こちら裏面ですが、1mm程ずれてしまいました。ハギ目が縦に連なっていませんね。
最後に糸の色を生地に馴染むように交換しながら、ハギ目の両サイドを1-2mmでステッチ。
縦も横も行います。これでシートがかなり固定されます。

パッチワークにすることの中で起こる悩み

いろいろな生地が集まるので、薄手の生地がヨレッとなることがあります。

悩みもあります。それはヨレっとしわが寄ることです。

アイロンがけを一応するのですが、これだけハギ目が多いと仕方がないことだと思います。

今回は、このヨレがあまり目立たない巾着型ですので、接着芯が貼ってあるこの状態でそのまま表からのステッチを入れていきました。

もし、しっかりとしたトートバッグ型で行く場合などは、このステッチの時に、裏側にハード薄芯をシートとして当て、待ち針で留めて、このステッチを入れることで違った感じになっていくと思います。

巾着袋ではしっかりし過ぎるのでやりませんでしたが、キルトと同じ考え方で、このステッチの時が裏側に接着芯意外の芯地をさらに当てるタイミングです。

あとがき

今回のこの場面で、まだ表地だけが出来上がったに過ぎません。

引き続き裏地用に決めたグループも同じように作業していくことでやっと1点目の材料がそろったことになります。

こうして、手間をかけながらじっくりと製作していくパッチワークバッグになります。

今回の十文字が美しく出るためのコツも、その場のテクニックではなくて、最初の裁断の正確さが大いに影響することがそもそも重要なことだと分かります。

1つ1つの最初から最後までの作業のきちんとしたことの集結で出来上がるものだということを、パッチワークが教えてくれるのです。

厚み生地で作ってしまったナップサックの絞れない失敗からの学び【1165】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在制作中のコンテンツに伴い、同時に製作の方も進めていました。

そんなナップサック製作の最終局面で大きく失敗して一からやり直しとなった今回。

その失敗の原因を今後の製作のヒントになればと投稿致しました。

最終局面で起こったこと

最後の最後で巾着紐(共布紐)がこれ以上しぼれませんでした。

何とも残念(*_*)。

巾着ホールを縦に少し巾を広げれば良いということでもなさそうでした。

巾着の絞るという動きには、かなりの空洞が必要であるということです。

ということで、そもそも、この厚みあるカーテン地で作ったことの失敗です。

こんな風に江戸打ち紐での巾着袋なら絞れました。

ただ、この巾着紐がリュックのショルダー部分にそのままなるかというと、丈夫な安定したものではありません。

共布で、しかもある程度の幅がないといけません。

丸ひもは、縫い付けがあまくなるので、仕様が変わってきます。

ということで、そもそも生地の選択ミスということで、最初の生地選択からのやり直しとなりました。

厚み生地の失敗からの学びとは

ということで、今回の生地チョイスがいけなかったことからの学びとして、逆に素材選びの条件が整いました。

かなりの薄手のシフォンなどの生地が有効であるということが証明されたのです。

実はカーテン地は、重すぎたこともあったので、体には負担でした。

よって、「とろみ生地」とか「極薄生地」として、なかなかバッグには縁がなさそうな生地こそが、今回のナップサック型にキルトをかける作りの表地に相応しい生地であることが分かりました。

ソフト厚芯のボリュームも考えた表地の薄さが必要:こんな風にソフト厚芯をキルトをかける時に当てるので、表地はかえって薄くなければいけなかったのです。

あとがき

一からコンテンツの作り直しとなりましたが、別のナレーションの音声の悩みなどもありましたので、良い機会だと思っています。

薄手の服地をバッグにすることは世の中ではほとんどされていませんので、このことをチャンスととらえています。

洋服以外で薄地を使う機会が得られて、個性が生まれます。

そして、薄手ならではの素敵な生地も見つけられることに今はワクワクしています。

バッグも生地頼みなところがあって、どうしてもメインバッグを作ろうとしますと、丈夫な生地に目を向けます。

そうすると、デニム、帆布、ゴブランなどの最初に用意された厚手生地に依存します。

みんながそれをするので、せっかくの素材も唯一のものではなく、よくあるものになってしまうのです。

今回のような薄手を自分の手で厚みを出していくダイヤキルトの加工は、今後の生地選びの可能性のがとても広いと感じるものになりそうです(^-^)。

ハンドメイドバッグのダウンロード型デジタルコンテンツの制作中の悩み【1164】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在毎日少しずつ、「共有型のハンドメイドバッグ:餅巾着」の作り方コンテンツ制作をしています。

この「餅巾着」デザインは、1つ目の「切餅」に続く2つ目のデジタルコンテンツです。

1つ目の「切餅」は全部で1時間30分くらいの尺のコンテンツ、400MB強です。

現在で半分の200MB強まだ進んでいまして、同じくらい行くのかもっとコンパクトになるかもしれません。

その代わり、時間は1時間30分以上行くかもしれません。

なかなかそこまでぴたりとそろえることは内容も違いますし、重要ではないと思っていまして、内容がいかに分かりやすく伝わるかということになります。

こうして、なかなか完成までは地道な編集やナレーションの積み重ねがありますが、その中で2つの悩みが出てきました。

仕方がないのか、解決できることなのかということなのですが、私なりに現在はどう対処しているかという対策と共にお伝えしたいと思います。

動画だらけのコンテンツにはできない

当初は、動画をくっつけるイメージで、YOUTUBEのように考えていましたが、そうでもありませんでした。

あっという間に動画は容量を増大させていきます。

1ギガ(1,024MB)まで行ってしまいますと、せっかくコンテンツになっていても、容量が圧迫してお客様のスマホやパソコンのお邪魔をしてしまうのです。

そんなコンテンツは害でしかありません。

よって、500MB以内には収めたいと思って1作目の「切餅」が400MB強(416MB)になりました。

その中に入れ込んだ動画部分は、ただの1シーンだけでした。

しかし、結構長さはゆったりととったので、1シーンが限界での完成でした。

現在制作中の2点目のコンテンツ「餅巾着」は、もっと短めの1シーンのみを入れての、現在の200MB相当で、この時点で最終段階のシーン直前を迎えています。

よって、もしかして、もう1つくらい動画のシーンを入れることができるかもしれません。

と、このように、ほとんど動画を入れ込めていないのです。

ただ、ミシンで縫う様子などは、動画も見にくいことがありまして、早く進んでしまうので、何度も見直すということに実際はなります。

そうしますと、確かに動画は具体的であり、実直さがありますが、1ショット抜き出しの写真を豊富にすることで、動画レベルの分かりやすさに近づけるように。。と思い、写真の数を豊富にして対策している現在です。

ナレーションも常に連続して入れ、字幕も入れ込んで制作しています。

ナレーションの声が編集のたびにどんどん変化してしまう

もしかして、ナレーションに関しては、よく調べれば解決できるのかもしれませんが、現在は未解決です。

長い尺の編集を一度にはできませんので、そのたびに区切りながら積み重ねています。

そうして、編集で、前の分と新しい分を少しずつくっつけながら増やしていくと、その都度入れ込んでいたナレーションの音声が変わってしまうのです。

どう変わってしまうかというと、「フー」とか「ハー」とか呼吸がやたら気になる雑音です。

これがめちゃくちゃ強調されます。

ここでお伝えしておきたいのは、マイクもノイズ除去機能の良質なマイク、そして、マイクガードももちろん当てています。

ここまでやっているのです。

ノイズ消しなどの機能を使うともっと変な風になって、他の箇所もおかしくなります。

かといって音量が小さいと聞き取れないようなものになってしまうことも実験済。

最初単独でのナレーションはいつも確認しながらで、上手くいっていますが、くっつけて、保存後再び呼び出すというような作業をしていくうちに、変わってしまうというこの変化がどこから影響したものなのかがつかめていないです。

ということで、最終手段としては、完成時にひどい部分だけをナレーションを入れ直すか、今まで入れたものを「仮のナレーション」だったとして、一度最初からその映像にしたがって一気にナレーションをやり直すかです。

そうしますと、一度っきりのしっかりとれた音声が必要なのかな。。。と。

あとがき

いやはや、なかなか時間がかかる作業でございます。

当然ながら、バッグを1点作って行くことの何倍も日数を要します。

ここで肝に銘じたいのは、急いで完成という結果を求めないことです。

本当に分かりやすく細かい部分も解説出来ているかということを必ず中心に据えてやっていきたいと思います。

最初に予想したのが、複雑で時間のかかるデザインよりもシンプルで早く出来上がるデザインからのスタートが良いと思ったこと。

これは大正解でした。

シンプルなデザインと言っても、なぜにシンプルなのか。。。ということも理由があるのでそういった考え方みたいなことも解説に入れていくことで丁寧に伝えるということも大切にしていきたいです。

セカンドサンプルという固定観念にとらわれるな!、ファーストサンプルのサイズの方が良かったナップサック【1159】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、念入りの2ndサンプルのナップサック作りです。

いずれコンテンツにまとめてダウンロード型のハンドメイドバッグの作り方としてデジタルの商品になります。

附随するプレゼントが、「デザイン/手法の著作権フリー」。

充実のコンテンツだと思っていただけると嬉しいです。

今は、2度目の試作を作ったところです。

一度目にマチのサイズを15cmなのに20cmと大きすぎて間違えた型紙を作っていたという何とも情けないミスの修正と、この機会に縦を5cm短くした点がポイントです。

5cm丈が短いことの大きな効果

左:1stサンプル 右:2ndサンプル(丈が5cm短い)

私としましては、1stサンプルの方で良かったなあという率直な感想です。

5cm短くすることで、コンパクトにはなったももの、その違いはやはり大きいです。

右は中にあまりり物が入らないのではないかという印象を与えるようで左の方へ戻そうかと思っています。

大は小を兼ねるは、この場面に相応しい教訓かもしれません。

確かにコンパクトで使いやすいのは右なのですが、もしも、買い物が多くなった時に少しでもゆとりがあるのは左です。

右だと最初からあまり入らない容量ということを念頭においてしまい、このバッグ1つでは厳しそうだという心持になりはしないかと。

そう思われてしまうとこのお品の価値が落ちます。

よって、この5cmの違いはとても大きいと感じています。

おまけ1:試作などの見えない部分の節約

今回の話題から少し逸れた「おまけ」記事です。

ダイヤキルトの裏側:こちらに線を引いてキルトをかけますので、この面が上糸。

試作品だからこその節約術としまして、通常のボビンのカラフルな糸のストックをいったん整理したいと思いました。

こちら側から縫いますので、表は真っ黒。

下糸を真っ黒できちんと固定し、糸調子をしっかり合わせ、ボビンを直接上糸箇所に設置して使います。

そうして、ここまでのたくさんのステッチの入るキルトが2面終了したと同時に、ボビンすべての在庫が終了しました。

何たる偶然(驚)。

以上、余談ではありましたが試作品ならではです。

おまけ2:生地屋さんも見間違う黒にそっくりな濃紺

左:黒の表地 右:濃紺の裏地・・・生地屋さんでは黒とのことでしたが、こうして合わせると紺であることを確信します。

古着などの洋服選びにもよくあるシーンですが、それ1点だけ見ていると黒に見えてしまいますが、実は濃紺であることがあります。

常に「黒ではなく、濃紺なのでは。。。」と疑ってかかることが大切です。

私の意見ですが、こうした右のような柄になっていて、白とのコントラストが効かせてあるものは、黒よりも紺が多いかもしれません。

もとは服地なので、黒と白のコントラストよりも紺と白のコントラストの方が少しマイルドだからでしょうか。

多色展開の場合は比べる相手がありますが、1点物の世界では、なかなか比べようがなく、その色だけを見て判断しなければならない状況が多いです。

私の場合生地屋さんが黒と記載いただいたのでそれを信じましたが、たとえ黒と記載があっても実は濃紺なのではないのかというところまで堀深めることも結果としては悪いことではありません。

ネットの画像でも光が当たった明るい写真がとても薄く映っている場合にそれが紺にも見えた場合は追求すると良いですね。

その光の当たる場面の色の映りが結構重要なカギを握るかもしれません。

あとがき

サンプルが2nd(2度目)だから、二度目のお品がより相応しいものに近づいたというのも違うと思いました。

最初に作ったサンプルも同等に比べて、本当に相応しいのは。。。

と考えていくことが重要だと思います。

この、最初、2度目という順番の優劣みたいな固定観念に惑わされるべきではないと思います。

これは喜ばれる♪と試用で確信したデジタルコンテンツ販売用の試作サンプルのナップサック【1155】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今、進めておりますハンドメイドバッグの作り方のデジタルコンテンツ制作用の試作品が完成しました。

恐縮ながら、先に試用をさせていただき、その使い心地などを得ましたので記事として投稿しておきたいと思います。

作り方、構造、細部の写真などは、デジタルコンテンツをご購入いただいたお客様の特権です。

ここでは試作品のお写真と、その使い心地やシーンなどのお話をさせていただきたいと思います。

早速中に物を入れたりして試用させていただいた感想

真っ黒な喪服みたいな生地でお作りしました。
マチはこのサイズからはたっぷり感あるバランスです。

試作品なので、あまりコーデの事は考えずに、真っ黒で表地も裏地も同じ生地でお作りしました。

完成後の翌日の朝のウォーキングの際に食料品の買い物が少しありまして、早速中に物をたくさん入れて使わせていただいたのです。

買ったものは、バナナx1房(3本)、こうや豆腐4個入、卵6個入り、みかん5個入、りんごx2個です。

通常皆様がお買い物をされる平均的なボリュームだと思います。

これを、自前のレジ袋に入れ、さらに、このリュックの中に入れました。

とても安定感があったのは、このキルトのハリコシ効果と、たっぷりなマチのおかげです。

マチが大きいことは、こうした立体的な品物の買い物の際にはとても良い配置で入れることができます。

ただ、行きには財布しか入れていなく、何も入れていない時のこのマチが変な形に遊びがありました。

帰りは、中に物が詰められ立体的な形になって帰ってきました。

やはりシーンによっては、このマチも大きすぎると感じることもありますが、どのシーンで使うことが一番多いかで考えると使い道が多いシーンに合わせたマチの広さが良いです。

たためるタイプであることと、別のバッグにも入れて持ち歩けることを想定してあり、底板はあえてお付けしておりません。

リュックとしてはややコンパクトサイズなので、お出かけ用や旅行などにも背負い続けることで常にご利用いただけます。

開け閉めが巾着の紐をしぼるだけという単純さとか複雑ではないそのシンプルなフォルムに親しみがわきます。

一方で手間をかけられたダイヤキルトが高級感があり大変美しいです。

無地のなんでもない生地でもキルト1つでこんなに生まれ変わるものです。

ナップサックはマチ無しのイメージですが、こうしてマチがあることで、ヴィンテージナップサックとイメージは少し違い、らせん状に生まれ変わったデザインかもしれません。

最後に、実際に背負ってみて、中にお買い物品も入れて持ち歩いた感想ですが、非常にグッドです。

これをコンテンツにして多くの人に作っていただいたりしてご利用いただくことに対して、思い切ってお勧めできる体験ができました。

お弁当などを持ち歩く人には非常に使えるバッグ

衣食住の中の「食」も人間にとってはルーティーンです。

いかにお弁当とか食べ物を買って持ち運ぶシーンが多いかということを考えました。

自分で作ったお弁当、買ったお弁当、食料品などコンパクトめなサイズの巾着型でありながら、「食」に精通した「衣」になるかもしれないことも喜ばしいことです。

いかにも食べ物が入っている感じの様相ではないところに私のファッション分野の事業者としての工夫があります。

時にはお弁当を入れ、時にはアクティブな場所へお出かけ用のリュックとしていろんな活躍の場面がありながら、オシャレで素敵な1点の大切なアイテムになればということを想像しています。

あとがき

コンテンツ制作も進めていきます。

今は2点目です。

1つ目はすでに「切餅」として販売中です。

切餅はエコバッグのトート型なのだけれど、使用する生地によっては、高級品にも生まれ変わるようなスタイリッシュなデザインですので、よろしければご注目下さいませ。

「共有型のハンドメイドバッグ:切餅」がすでに完成して販売中でございます。

2点目のこのナップサックはまだ名前を決定していませんが、「餅巾着」になりそうです。

こちらも切餅との餅つながりとしてご注目いただければと思います。

この2つは単純な作りであるけれども、無駄のそぎ落とされたシンプルさがあります。

余計な飾りなどは付けない、最低限の機能を備えたその素朴さこそが「美」であるという考え方にもとづいたものです(^-^)。

既製品紐よりもはるかに丈夫♪、縦長横長など生地が細長く余った時のショルダーへの利用でナップサックを作る【1102】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在製作を進行中の巾着袋。

淡々とした製作の中、ここ最近巻き薔薇を導入。

きっかけは、物足りない素朴過ぎる表地。

もとは量産用の縁取り用に考えたものでしたが、そろそろ長期になってきていて、綿/100%は長期保管はたたみじわのリスクがあります。

よって何かしら工夫して明るい方向にならない者かと考えたのがここ最近のシリーズみたいになっている巻き薔薇装飾。

それでも1点1点違うものにと、巻き薔薇の色を変えていきます。

そして、最近気になっていたナップサックをこのたび初製作しました。

ナップサックは巾着袋の紐を延長して、底周辺で留めてリュックにしていくものです。

その昔昭和時代にはたくさん見ましたが、今ではかえってレトロ感があり、シンプルで無駄のそぎ落とされた素敵なデザインだと感じるように。。。

これまで研究してきたセキュリティー性のある入り口の問題を一気に解消してくれます。

そこで、いつもの巾着袋がそのままナップサックになったことの分かりやすさで、元の型紙の中サイズそのままを利用しました。

普通の巾着袋の時と同じ要領で、ひも部分だけがリュックになるのです。

江戸打ち紐の利用も考えましたが、強度は少し巾を広くした共布の方が背負うには、断然上だと判断。

長い生地いの面積が残っていたこの機会ならではの共布のショルダーで挑みます。

出来上がりとショルダーの長さの振り返り

<ナップサック:中>縦32cmx横29/48cmxマチ20cm

表地は、ここ最近連続使用のツイルクロス、綿/100%、日本製です。

すごくしっかりとした生地で、中厚程度のよくある綿生地の中では少し丈夫さが際立っていて、デニムのような様相がカジュアル感があります。

いつものエレガントな雰囲気の製作とは違ったテイストです。

巻き薔薇は意外とカジュアルな素材にも合うのかもしれないと思いました。

ショルダー部分をご覧いただきますと、調整機能はないです。

ただ、余分な部分を曲げてステッチで固定。底にはDカンが付いていますので、もしも調整をどうしてもしたい場合には不可能ではないようになっています。

内側に直接縫い付けるよりも、Dカンを利用することで、何らかの意向でのリフォームがしやすいようにしておきました。

ここへ調整金具の線コキなどは、ショルダーが厚みが増していてできなかったのでやめています。

おそらく、このリュック、縦の本体の長さが32cmと短いこともあり、りょるだーの長さは片方で1m程度の型紙で縫い代などを使用していっても十分ではないかと思います。

今回型紙で116cmくらいにしていまして、長過ぎたようで、曲げた分があまり意味がないものとなり、その点は、準備不足でした(^_^;)。曲げる部分もすっきりと最低限の方が良いですね。

<裏地:黒x赤系マルチカラー小花柄>デシンプリント、ポリエステル/100%、日本製。

裏地のメインの赤いお花と表の赤い巻き薔薇がリンク。

こんな風に、綿の表地にポリの裏地をカジュアルに寄せてみた、もしくは、カジュアルな表地をエレガントな感じに寄せていったのかな。

薔薇の配置はここ最近の製作で毎回考案し直しています。今回はこんな感じ。なかなか出来上がりは均等な納得いく配置になりました(^-^)。

あとがき

巻き薔薇に結構はまり中です。

この後の製作は、黒ベースが多く残っていますが、黒と白のモノトーンの組み合わせで、しっとりとした巾着袋が出来上がりそうです。

巻き薔薇も無彩色の黒白にも目を向けていまして、アップリケのデイジー型の黒白なども今後出てくると思います。

あと、このツイルクロスというデニムライクな生地は、この後2回ほどで終了です。

もともと3mくらいあったので、随分と作ってきました(^_^;)。

いかに違うものを作って行くかでサイズの違いとか特別仕様にしたりして変化を付ける工夫が楽しかったです。

次は、まだ長い部分の共布利用があり、ショルダー行きます。

お楽しみにどうぞ(^-^)。