これが型紙のすごみ、美しいライン、ちょうど良いサイズ感、修正を積み重ね良きゴールを目指すための鉄則アイテムであることの証明【1360】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)。

ハンドメイド製作において、気軽にチャチャッと作ってしまえるその場のすっきり感は確かにあります。

型紙など使わず、適当に線を引いてそれっぽくクッションカバーを仕上げることも不可能でありません。

ところがです(/・ω・)/

その楽した分の跳ね返りというものは確かにあるもので、その出来上がりのフォルムが崩れていたり、何かしっくりと来ないものであるということがあります。

その場でひと手間かけることの時間が「労費」ではなく「実りの種」であったことを教えてくれました。

このたび、一度目の【1343】において、スクエア型の低反発クッションの時に何か「今一つ」な仕上がりであったことから、同じスクエア型を今度はちゃんと型紙を作って製作しました。

その違いがあまりにも顕著でしたので、この度のポイントを「型紙の大切さ」に置きながら、その出来上がり2点のクッションカバーをご紹介してまいります。

草木柄と薔薇柄の違いはお部屋の場所の違いで使い分けをしている

低反発クッション:38cm四方に対して、カバー41cm四方の出来上がり。

注意点は、両端の表からのステッチで少し横幅を奪うこと。

このやり方ではない場合、「ダブつき」が起こりうるのでお気を付け下さいね。

「わ」の状態の縦45cmx横110cmの長方形の型紙(横取りにエコノミーに生地を使います)を三つ折り+折り曲げ+ステッチ+ひっくり返し+外からに列のステッチという形で完成していく作り方です。

「このような単純な長方形の型紙など作らない」ということがあいまいなインテリア品では多いかもしれません。

ただ、今回型紙を作ってきちんと裁断したことでその出来栄えというのは、型紙無しで人間の感覚だけでものさしを利用して裁断したあいまいな長方形に比べて確かなフォルムになっているのです。

それが出来上がりの圧倒的な迫力と美しさに出ていました。

三つ折りの部分は伸び止めテープのストレートを貼ることでまっすぐなラインをキープ。

貼らないよりもやはり効果的だと言えます。

同様に薔薇柄のクリームイエローのサテン地も製作。

草木柄のブルーグレーの方は他の草木柄とのインテリアの雰囲気の統一を意識。

薔薇柄はお部屋が変わるので柄のテイストを変えました。

草木柄の方は椅子の背が覆われているタイプなので共布ひもは無し。ピアノに使う薔薇柄の方は有り。

ピアノの椅子はヒップの部分で隙間が空いていますのでクッションが移動してしまいがち。

そのため、ピアノ椅子の背の格子状の作りも見越し、共布ひもで固定する場所があるということで左右2本ずつ取り付けました。

共布ひもを一番最後の段階で取り付けることは、その後別の場所で使用する意向に変わった際に取り外したり、反対に取り付けたりする場合に融通がきくように「外付け」にしています。

共布ひもの型紙は、縦40cmx横5cmです。

横向きでも生地の余り具合によっては裁断は可能ですが、その後のアイロンでの折り目付けの際には、縦どり(地の目に平行に細長く裁断)の方でやった方が作業しやすいです。

バッグなどにも言えることなのですが、後から取りつけることができることは、ハンドバッグになったり、ショルダーバッグへ変更したりなど「心境の変化」にも物を対応させていくということに「フレキシブル」であると言えます。

生き物は常に気持ちが変化しているのが自然であるということを重視しています。

とにかく悩みやストレスを解消しやすくするための手助けが考え方のベースにあります。

あとがき

更にお伝えしたいのが、人間だけではなく、心を持つ生き物の存在をまず中心に考えることです。

いかに現在が、物にとらわれ、その物のために自分を犠牲にしたり我慢したりしていませんか。

実は反対であるべきだと思います。

心あるものに重点を置き、それに合わせて周りの物品を変化させていくということが本当の幸せをつかむコツなのではないでしょうか。

身近な自身の例ですが、一時期1990年代後半に流行の「アクセサリーポーチ」というのがハイブランドでたくさん出回りました。

とても軽やかで素敵だったのですが、「流行物」というのは月日が経過すると残念なことに古く色褪せた物として見向きもされなくなってしまうことがあります。

今そのアクセサリーポーチをその流行時のそのままの使い方では「粋:いき」ではないのです。

そこで、現在は比較的中古品でお手頃にゲットできるその当時の小さめバッグを、小物入れとして、ショルダーをカットしてポーチとして使っています。

なんとゆったりとした使い心地の良いことでしょう。

そのゆったり感とフォルムは間違いなくハイブランド様がご提案したデザインやサイズ感です。

流行が去った現在でもその点には脱帽したいその作りの一部を活かしていくということです。

全部その物を今気持ちよく受け入れるにはどこかに引っかかりが出来てしまう。

しかし、それを自主リメイクや自主リフォームによって今後も活躍してくれるお品になってゆけるのです。

今や、衣、食、住の垣根は崩壊していると言えます。

いやいや、崩壊という言葉は前向きではありません。

「衣、食、住すべてが溶け合って互いに入り込んでいる」ということではないでしょうか。

ファッション小物だったものが、間違いなくインテリアで入れ物として使われている光景は少なくとも、自身のお部屋では多数見られます。

せっかくの良質なお品、捨てずに活かす手はないだろうかとまず考え、物を1つ新しく生み出す/製作するということにしても、できるだけ遠い将来を見据えた企画を練ることです。

もう、一瞬で飽きてしまう「ファスト品」は余計なものでしかない、古き良き時代に最後の最後まで使われた「着物時代」の生地のように長い時間持つことができるもの、そんなことを意識していきたいものです(^-^)。

まずはこれを認識、外注作業によってつくられたコンテンツは著作権が自分だけじゃないこと【1173】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「コンテンツビジネスによく効く、著作権のツボ:八代英輝 著」を読ませていただきました。

この本はある目的を持って手にしたものになります。

現在制作中のハンドメイドバッグの製作手法のコンテンツ制作をしています。

いずれ、多くの方にそのデザインと製作手法が私から著作権を解放した自由な商業利用可能なお品になってご利用できる共有型です。

こういったことは著作権の本来の自身の権利を守るという考え方と対極にあるスタイルであるし、せっかく自分が生み出したアイデアを手放すということは心理的にも躊躇するものです。

それが、私の場合このデザインや手法さえ広まれば、自分だけのものでなくても良いとの結論に至り、それを形にしていくことになりました。

同時に、こういった考え方も1つあるのだという、「自身の考えたことを手放すスタイル」もご提案できそうです。

そのきっかけは、自分で製作してもその完成品のバッグやリュックがあまり広まらなかったことのあきらめからでした。

ただ、あきらめるからやめるのではない、別のルートに舵を切ったという次第です。

これは、やめなかったことで実現できることだと思っています。

実際、今後も私自身も共有型なので利用させていただけるのです。

そして、これまでと同じように、ハンドメイドバッグも作り続けることもしていきます。

ただ、私だけのデザインやアイデアではなくなるということなのです。

コンテンツの冒頭では、著作権についての注意事項やルールに賭ける時間を多くとらせていただきました。

それくらい著作権が大事であり、その著作権に関するお話の部分だけでもコンテンツのユーザー様は、初めて認識する事項も出てくると思うのです。

その重要さ重くとらえ、今一度自分がお伝えする話の内容と照らし合わせるようなつもりで、いったん制作を止めて、学ぼうということになったのがこの本を手にとった理由です。

外注が含まれるコンテンツは著作権が複数存在することの認識

以前は、私もお恥ずかしながら著作権はシンプルに1つだけだと思っていました。

実は著作権の中にも枝分かれでいろんな種類があったのです。

私は著作権という言葉だけを使用して、ハンドメイドバッグの生地は生地製造メーカー様の著作権があるからそれぞれの生地について守るように。。。などというお話の仕方をしています。

確かに、この本を読む前に生地を一から自分で製造しない限り、少なくともハンドメイドバッグでは著作権が2つは存在するのです。

1つは、デザインの案を考え、手法を考えた自分が自明のものとして持たせていただける著作権、もう1つは、生地メーカー様の著作権です。

そんな風にいろんな材料があるとそれぞれの材料の種類ごとに著作権が別の権利者のものであることで、著作権の集まりでできているのがコンテンツなのです。

まずはこの認識が大切です。

よって、特に著作権の量が莫大な映画などは、違法コピーなどとんでもない複数の著作権の侵害をしているという見方をすると大変な罪なのです。

コンテンツのすべての著作権をフリーにすることの危険

私が現在制作、今後も作って行きたいハンドメイドバッグのコンテンツも、含まれるすべての著作権をフリーにすることがまずい、もしくは不可能です。

それは、上述の材料の生地はご提供はせずコンテンツご購入者様が独自で調達するので、責任はご本になるわけですが、そのほかにまだ著作権があるのです。

それは、そのコンテンツのソフト自体の著作権です。

これをフリーにしてしまうと、コンテンツをコピーして、転売が可能になり、中身無視のただのコンテンツというそのパッケージだけに価値を付けた商業利用が可能になってしまいます。

この辺りを、この本を読む前にも気にしていまして、最終的に転売禁止の判断をルールに設けました。

そうすると、私独自のルールがやはり必要になりますので、コンテンツ内でも、そこもじっくりご説明しています。

ということで、私が著作権フリーを謳っているのはある一部分の著作権だけなのです。

それは、自明の私に与えられた著作権である、「型紙、デザイン、手法などのハンドメイドバッグのある1つのデザインに関する商業利用の自由」だけで、その他は私がどうこう決められるものではない他者様の著作権なので、不可ということがほとんどなのです。

これを勘違いしてもらわないようにしっかりご説明に時間をかけるということになるのです。

その時に、著作権のどの部類の著作権なのかというのが今回の本の中で分かれば。。と思いました。

あとがき

「コンテンツビジネスによく効く、著作権のツボ:八代英輝 著」。

本の著者様は、お名前でピンとくると思います。テレビに多く出演されている方です。

その例もテレビなどのケースが多く、具体的で読みやすかったです。

ただ著作権の複雑さには重っ苦しいものがありました。

私のように必要に応じてという読み方ではないにしても、この世の中がいかに著作権で囲まれているのかが見えてきます。

だから、こうなんだね。。。という疑問などが紐解ける瞬間がありました。

テレビがそのままアーカイブでYOUTUBEで流せない理由などもあるのです。

ライブだと良いということも実際にライブ的にYOUTUBEで流されている番組だけは見つかることの答えが著作権にあったりします。

ご一読の価値は大いにあります。

著作権に関しては、当たり前くらいに意識するべきだと思いました。

私のハンドメイド分野では、著作権があまりに無視され過ぎていて、リメイクが最も顕著です。

この本の中のリメイクは主に映像のことであり、たくさん並んだ中の1か所という位置付けであったので、ハンドメイドのリメイクに関しては今後もっと勉強する必要があると思っています。

なぜなら、リメイクしたいからです。

リメイクしたいのに、商業利用がどうしても不可能なので、そこが壁です。

ちっとももったいない洋服をSDGsを意識しながら活かすことができないのです。

ただ、もったいないことだけに焦点を当てていてはいけないのもとても重要です。

作り手が一生懸命努力した証のお品を簡単に解体して違うものに作り変えてしまうことが、相手の気持ちを踏みにじった行為である。。。それがSDGsであるわけがありません。

むしろ権利を侵害した、対極にあるひどい行動になるのです。

洋服のメーカー様にリメイクして商業利用しても良いかを実際にお問合せしますと、答えは決まって「ノー」です。

なので、リメイクも単純に何かを作って売るという考え方では成り立たないし実現できません。

じゃあどうすればリメイクできるのか。。。

日々考えています。

名もなき特殊デザインのチェーンも含む、華やかで存在感があるペンダントチェーンのペンダントトップとの相性の良い組み合わせ方【1042】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当「本物志向のレンタルジュエリー」の方針としましては、ペンダントチェーン自体にも存在感を入れ込み、全体的にバランスの良いボリューム感を作っていこうという考えの組み合わせです。

このたびは、特殊なチェーンをご紹介しながら、その使われ方によって、より一層チェーンのみよりも、ペンダントトップのみよりも互いに素敵さが高まるような「相性」に注目していきたいと思います。

では、チェーンの構造や目に映る形をじっくりと把握するところから始めていきたいと思います。

特殊な構造の名もなきチェーンこそ味わい深い、3種の互いに別物のチェーンがどんなペンダントトップと相性が良いのかの実践

まずは、こちら↓。

ペーパークリップ:ビッグあずきなどと呼んでいましたが、ここ近年「クリップ」の呼び名が通っています。

以前は、珍しいデザインであると特殊に感じていましたが、ここ近年は商品が増えていると感じますし、人気が高まっていると感じます。

その理由はチェーンのみでデザイン性が十分にあるから装い方の可能性が増え大変喜べるデザインだと受け入れられているのでしょう。

ところが、自身は、これをどうしてもペンダントトップと合わせたいので大変悩みましたところ最終的には、手放してしまいました(なんたること)。

それほどに一癖あり、この楕円の透かしの形に柄があるのです。

皮肉なもので、デザイン性もあり個性的な優れたチェーンがペンダントトップとの相性が決まらず廃止とは。。

ただ、手放した今になっても振り返りながらご提案できるとすれば、こんなトップとの相性が見込めます↓。

トップのフォルムそのものの楕円とチェーンの1コマの楕円が完全リンク。相性が良く目に映ると思います。

彫りが緻密なペンダントトップですが、かえってつるりとしたチェーンでそのバランスを取ってくれると思うのです。

次にご紹介しますチェーンは名前が分かりませんが、よく煌めいて非常に美しくボリュームもあるところが素敵です↓。

名前不明:呼び名が分かりませんが、あずきチェーンのようなベネチアンチェーンのような感じ。

よく煌めくのは水平ではなく、バイヤスに捻じりながら繋げられ、パーツの1枚板も彫ったようなへこみがある感じです。

もともとこのトップにはこのチェーンが付いていたコンビ。プレーンなトップとは対極なでこぼこ感が相性良し。

「相性」はぴったりと合うこともあれば、どちらかの不足をどちらかが補うようなバランスがとられることも相性であるという深みは是非お伝えしたい点です。

では、最後のデザインです↓。

名前不明:K18YGとK18WGのコンビ。パズルみたいに合体したパーツのチェーンでやや幅広です。

やや柔軟性が無い面もありますが、何より素敵です。

金銀コンビチェーンはこれをきっかけに目を向けるようになったほど影響を受けました。

濃すぎるK18YGをマイルドに緩和するような働きも「相性」の1つではないでしょうか↓。

大ぶりなサイズのオールK18YGでできたリボンにシルバーカラーが一部入ることで優しい雰囲気に♪。

幅は3mm程あるのですが、それほどボリュームが絶大ではないこのチェーンは、レアなこうしたパズルみたいなデザインが特殊で貴重だったのでした。

あとがき

チェーンは、「ペンダント」というアイテムの半分を占めていると思っています。

バランスの良くないペンダントを見ることがよくありますが、チェーンが取って付けたように華奢で思わず不安になります。

ジュエリーをもっと愛で、バランスの良い安定感を考えてあげるべきです。

そのことが気になっている自身にできることはこんなこと→、バランスが取れた素敵さと、本来チェーンこそがペンダントを支えている、まるで宮殿の柱のような存在であるということです(^-^)。

<本物志向のレンタルジュエリー:特徴③>一癖あるモチーフのご利用こそがレンタルの意味、クセもあらかじめの組み合わせによって馴染ませ解決済み【1020】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

ラインナップのリニューアルに伴い、改めて当レンタルジュエリーの特徴を丁寧にお伝えしようとシリーズとしまして5回にわたる特徴をご紹介する期間です。

このたびは3回目となります。

そもそもジュエリーをレンタルすることの意味を考えました時に、お手持ちのジュエリーにおじゃまさせていただくにふさわしい特徴があると良いと考えます。

お手持ちの物と同じ物をご提案しても意味がありません。

お客様自身が入手されたお品物がお客様には相応しいお品物であるに違いないからです。

そういったことから、当レンタルジュエリーでは、一癖あるモチーフを集めているのです。

ただクセが際立つのも敬遠されてしまうので、そこを自身が解決する役割としてお仕事させていただいております。

3点をあらかじめ組み合わせることにより、互いのアイテムが馴染んだまたとない1セットへ。

そのままお洋服に当てはめるだけで良い使い易さと確実さが生まれるのです。

普遍的と一癖も紙一重、またとない1セットを完成することでクセあるアイテムを普遍的に装える出番の多いアイテムへ

3アイテム1セットになった4セット:どれも一癖あるにもかかわらず組み合わせで馴染ませて解決してあります。

ジュエリーなどの貴金属は華やかにしたくなるものです。

ただ、真逆の発想もあり、高級だからこそ自然にさりげなく着けやすいということも重視したい気持ちもあるもので、出番の多いアイテムというのは、この気持ちからの影響が大きいと見ています。

つまり、普遍的なアイテムも大いに必要だということです。

結局は、ご利用の機会が多くれば、お客様にとってレンタル料金に対するコスパが良くなり、2週間のレンタルの中で、活躍の場が多いとお得なのです。

宝石がギラギラと輝くことも、ある一部分のみのシーンではとても活躍できますが、日常使いも兼ねてできるようなセットの方が付ける気持ちに何度もなると思うのです。

もとは、自身が地味な性格ということもあるのでしょうか、華やか過ぎないところがテイストに表れているのかもしれません。

大きな面積の大粒・ボリュームあるアイテムこそ、その良さも活かしながら全体のバランスをとり、身に着けやすくしていくようなセット組を考えています。

アイテム1つの中に特徴が1つあれば良いのではないかと。。

例えば、大粒なのにさらに周りに装飾があり過ぎると、混沌としてせっかくの大粒のすばらしさをかき消すことがあります。

これはもとのデザイン考案の意向があるかと思いますので、とやかく言うことではないのですが、選ぶのであれば、1つだけ強い特徴がある方が、かっこいいのではないかと思います。

クセのあるモチーフなどと言いながら、下に貼りますYouTubeの中では、「当たり前の形」などというフレーズも出しています。

これは、普遍的な形のアイテムの場合は極めて特徴あるビッグサイズを選んだりしていますので、それも一癖であり、そういった意味で「普遍的」という言葉を使っておりますので矛盾ではないのです、悪しからず<m(__)m>。

あとがき

あとがき

左上のK18YG中心のセットは、「リーフ」というネーミングをセットに付けていますが、葉っぱなども極めてクセのあるモチーフです。

にもかかわらず、同じリーフのクセのあるモチーフのもう1つのアイテムのリングのおかげ(葉っぱが巻いてあるデザイン)で、そのリングのねじれと金銀のバイカラーが同じという揃い方のおかげでバイカラーブレスレットのこの中での出番があります。

さらには、ブレスのツイストデザインが、リーフのロングチェーンのツイストデザインの「パイプロープチェーン」に相性が良く、こうして3点セットになった意味が生まれます。

もはや、このセットを見ても一癖などとは感じなくなってくるほど馴染んでいるのです。

ここまでを自身が担当させていただきましたので、後は楽しみ喜んでご利用いただけることはお客様しかできないことです。

「本物志向のレンタルジュエリー」のご利用心より願っております(^-^)。

10cm・5cm・2.5cmというきりの良い寸法を手早く型紙に表現、「アパレル専用型紙用紙」をハンドメイドバッグの型紙作りに利用【634】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

アパレル業界勤務において事務方は「原価表」を作成することがあります。

経理部とはまた違った、営業部署で「見積り」として初期に算出するものでした。

とにかく材料をすべて積み算することで原価を見積もることで、過去のデータも大いに活用しました。

その中で出てきた議論、「型紙は材料なのか」ということに対してなのですが、自身の考えはこうです。

「型紙は、1製品に必ず存在するもの、それなしでは製品を作ることができない。それなしでも製品を作ることができる「製品収納袋」が「消耗品費」という一般管理費の考え方に対しては、やはり「型紙」は「材料」なのではないか」という考え方を持っていました(20代の頃のお話)。

型紙はハサミや縫い針などの道具とは違うのだけれど、実際の製品にそのままの姿では登場しませんので特別な存在です。

こんな風に見解が分かれる型紙、ハンドメイドバッグにおいても大いに活躍しています。

その時に、バッグ専用として厚紙では作らず、お洋服と同じ、アパレル専用の型紙用紙を使用させていただいております。

このたびは、その型紙用紙がいかに効率的な寸法で示されているのかということと、その分かりやすさを大いに利用することの勧めを綴ってまいりたいと思います。

直線の多いバッグには向いている、1マスが5cm四方の型紙はオーソドックスなサイズ感に活かされる

「アパレル用型紙用紙」は、1マスが5cm四方。

10cm単位の単純なサイズで暗記できるほどの寸法の分かりやすさをいただけます。

そして、5cmの半分の2.5cmにも印が示され、2.5cmという数字もよく引用しています。

例えば、厚手の生地の三つ折りは、1cmずつだと縫い代が完全に隠しきれないことで、2.5cmの半分の1.25cmずつ折り曲げる三つ折りなどにも引用しています。

型紙は出来上がると、どのデザインのものかを示し、右下にシールを貼りながら、袋付きファイルへ収納。

表面には一度出来上がった完成品の写真を掲載し、イメージを分かりやすくします。

64穴ファイル用のフィルポケットタイプの袋の利用:型紙に関連付いた分かりやすい写真をピックアップ。

こんな風に収納して保管できるのも、用紙の適度な柔らかさのおかげです。

これでもかなりのアナログですが、生地で製造するものは今だに遥か昔と何ら変わっていないアナログな場面も多いのです。

何せミシンで手作業で縫っていくことこそハンドメイドなのですから。。

アパレル縫製工場様が実際に使っているという型紙用紙。特徴は茶のクラフト紙であること、柔らかさが中間的。

パッと見て見やすいとよく言われるグリーン色が線に使われているのが印象的。

この矢印の向きも非常に重要。

生地の地の目の縦向きにこの矢印を合わせて生地の縦横向きを型紙で把握しています。

この矢印もいろんな使い方があるので、商品自体の縦向きであったり、柄の方向だったりとバラエティに富んだ使い方ができると思います。

そして、このはっきりとした5cm四方のマス目。

ハンドメイドバッグも5cm単位での修正が多く見やすいです。

5cmくらいからの変更が目で見てすぐに変化が分かるサイズ感だと思います。

そして、さらにその半分の2.5cmに、ポッチが打たれています。

これも非常に使い勝手がよくて、きりの良い、22.5cmとか7.5cmなどで設定をして、鉛筆や定規を使わなくても良い型紙製作が可能です。

時に、多角形のデザインには、斜めにハサミを一度で印を目安にカットすれば、斜めの線であっても定規や鉛筆は不要です。

そして、カーブの時の円も、コンパスをこの用紙自体の目盛りに半径を合わせます。

サイズ変更などは、2.5cm単位で修正する方向にして、跡が残りやすく、記憶にも残りやすい修正をすることにしています。

よほどでなければ、ミリ単位などの調整はバッグにはそれほど無いです。

とはいえ、例外はあります。

細い紐用の共布パーツなどでは、ミリ単位で幅が違うと出来上りにも違和感が感じられ、1cm単位で区切ることをすることがありました。

用紙の幅に対する不満、以前あった細幅が廃版か!?、バッグの為の型紙用紙ではないと実感する場面

以前、この目盛りが入った型紙用紙の通常95cm巾の半分くらいの45cmというものをネットのお店で購入いたしました。

あれが、ハンドメイドバッグには非常に使いやすく、コンパクトサイズで良かったのですが、現在は見つけることが全くできていません。

上が95cm巾の現在使用のもの。中にマス目が印刷されています。下は45cm巾。

こういった型紙は良くなかったという例としましては、厚みがある下のようなものです↓。

お勧めしないタイプの型紙用紙:点線は2.5cmの部分。矢印や点が無いので使いにくかったです。
こうして比べると、確かに右の方が紙質は丈夫で厚手ですが、目盛りの分かりやすさは左がダントツです。

ところで、左のアパレル専用の紙質が中間的な柔らかさであることに理由があるよう。

布を裁断する際に融通が利くのがある程度柔らかさも求められるとのことからのものです。

あとがき

このタイプの型紙にしてから型紙製作にかかる時間が随分スピーディーになりましたし、綺麗に作れるようになったのが不思議。

型紙1つのことで、出来上がりにも影響していくことに驚きました。

それぐらい型紙が重要なアイテムであるということになります。

型紙に対して思うこと。

これ無しでは決して製品が出来上がることはないと考えると、目には映らないが、製品に溶け込むように存在している「デザイン」にイコールだという見方もできます(^-^)。