スパン糸とテトロン糸を比べて決定的に違う互いの強味【1040】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、多くの人がハンドメイド製作にご利用のスパン糸と、ややニッチなテトロン糸を比較してそれぞれの糸の持ち味をお伝えしようと思います。

私の場合なのですが、圧倒的にテトロン糸が多いのですが、スパン糸でなければならないメリットもあり両方使用しています。

そんな両方を使い分ける私が見る視点でお伝えしたいと思います。

スパン糸の決定的なメリット

スパン糸30番:ブルーグレー色

メリットデメリットは挙げれば複数ありますが、ここでは分かりやすく、決定的なメリットを1つだけを取り上げたいと思います。

後に貼りますYOUTUBE内ではその他の部分にも触れていますので、当ブログではこれだという1つをアップ致しますね。

実際に私がテトロン糸で悩むのが、玉止めの時にほつれやすいことです。

軽く結んでいてはスルスルっとほぐれてしまいますので、結んだ意味がなくなることが悩みです。

その点、スパン糸は、がさっとしていて滑りにくい為、玉止めが頑丈です。

ここが決定的なスパン糸がテトロン糸に勝る点だと思っています。

なので、卸売りのお得意先に商品を卸す場合などは、ほつれが目立つようなご迷惑をかけてはならないこともあり、玉止めの強固なスパン糸を中心に使っています。

スパン糸が合うテイストの生地ばかりを使用する企画なのでそれも都合が良かったということです。

テトロン糸の圧倒的なメリット

テトロン糸30番:青紫色

実は、私は自分の好みはテトロン糸の方です。

その理由にもこのメリットがイコールになるかもしれません。

圧倒的な高級感とエレガントさです。

今までハンドメイドバッグはエレガントな生地を利用してきましたので、やはりテトロン糸が自然とマッチするようです。

よってこのエレガントな雰囲気で今後もエレガントなテイストのバッグを製作したいと思いながらテトロン糸の方を多く集めてきました。

スパン糸はどちらかというとカジュアルです。

糸製造業者様の工夫を感じた点-スパン糸にテトロンを混ぜたテトロンスパン糸というものがある

左:テトロンスパン糸30番/ 右:テトロン糸30番

生粋のスパン糸だと短繊維の集まりなので簡単に手で切れやすいというデメリットも実はあります。

そのことを補うためにサポート役としてテトロンを少し混ぜた「テトロンスパン糸」というものが多くあるのを、私の手持ちのスパン糸の中から発見。

結構な量のスパン糸が現在はテトロンスパン糸となっています。これ、実は今まで気づきませんでした(^_^;)。

実際に同じような色をあえてピックアップした「テトロンスパン糸」と「テトロン糸」を並べると、どうでしょう、やはり、左はスパン糸に変わりはないのです。

なので、私は、テトロンスパン糸=スパン糸と考えてテトロン糸とは別物であるという風に分けて収納しています。

生粋のスパン糸よりは切れやすさは解消されているのですが実際に使っていても分かりますが、根本的には短繊維が多く集まった糸であることには変わりないのです。

あとがき

糸もこうして比較して見たりすると楽しいものです。

糸はとても大切だと思っています。

バッグを作っていても糸の縫いのおかげで丈夫に仕上げることができています。

ここへ、附属品の打ち込み式のパーツなどを加えると不安でしょうがありません。

それはいつ外れてくるかが私の感覚では全く分からないからです。

例えば、飾りを兼ねたパーツで固定するくらいなら、同じ個所を糸で頑丈に返し縫いをしたいです(^_^;)。

糸はそれぐらい肌感覚で丈夫さが分かるものとしてとても身近で信用あるものだとつくづく思います(^-^)。

工業用ミシン糸60番と30番の下糸の用尺の違い【1039】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ミシン縫い作業において、通常下糸のボビンは、上糸のコーンから巻き取る作業をしますね。

この時にストッパーがかかって自然に止まるところがボビンにフルに巻いた状態。

あの全体の長さってどれくらいなんだろう。。。

そんなことを考えるものです。

今回は、糸の太さの違いで当然巻きmも変わってくるであろう下糸のボビンの糸容量についての比較のお話です。

60番糸でだいたい50m周辺、となると30番の場合は。。。テトロン糸の場合は。。。

すでに、200m巻の小さめの手芸用の60番糸をボビンに全部移した人のデータを2つほど拝見しましたので、私があえて実験をすることはありません。

しかしながら糸の種類によっても同じ60番でも少しデータが違うのでそこからのだいたいの平均で、ボビンには60番糸で50m程ということへ導きました。

私は通常60番糸はほとんど持ち合わせておらず感覚が分かりませんが、30番に関しては毎回使用していますので、こちらが実体験からお話できることがあります。

まず、60番糸が50mくらいということですが、30番では、うんと糸が太くなります。

単純計算で、値が60と30で1/2であるから、50mが25m?ってまず考えます。実際の私の作業を振り返った時に、2mの長いステッチを6セット程縫っていく作業があり、2mx6s=12mです。

その作業の中で1度は下糸がなくなる感覚ですので、私の感覚では、30番のスパン糸で10m強かなあと言った感じです。

少ないですよね。先程の単純計算よりもぐんと少ないようです。1点製作するのに、その製作物にもよりますが結構大きいと1度は下糸がなくなっている感覚です。

3点同時に製作した時にも3回ほど交換したという記憶なので、やはり、1点では平均1回交換する感じです。

では、これが同じ30番のテトロン糸になるとどうでしょうか。

テトロン糸は同じ30番でも細いです。

その代わり丈夫で切れにくいわけなのですが、ボビンに下糸を巻く時の秒数がスパン糸に比べて5秒ほど差があることが毎回の作業で分かっています。

その5秒が果たして何Mくらいになるのかですが、何となくですが、2-3mかなあと思っています。

テトロン糸であっても60番のスパンに比べたらテトロン糸の方が断然太いと思いますので、やはり、違いはあるかと思います。

原価表に入れ込む糸の見積もり

ここで少し余談ですが、1点ハンドメイドバッグを製作する時に、1点分の原価表をそれぞれ作っています。

これは、販売価格を決める際の資料ということと、期末の棚卸の際に原価表の合計の値を引用するからです。

1つの原価表で複数の活用があるわけです。

フォームはいたってシンプル。

私みたいに、自分で製作している人は加工賃は経理上は入れません。

請求書などが発生した「仕入」科目を使ったものだけを棚卸資産にリストアップしますので、自作は¥0であるというのが経理上の見方です。

しかし、その分販売価格に見積もればよいので、自身の裁量とお客様のお求めになる価格を考慮して売値を決定することになります。

で、この原価表の中にも糸の項目を毎回設けています。

何かミシンで作るには必ずこの項目があるかと思うのですが、実際に出来上がったステッチの部分をすべて計って合計しても良いですが、金額の値がざっくり見ると誤差がそれほど大きく全体の金額に影響するほどではないので労力の無駄です。

よって、固定で、〇〇m使用する設定をしています。

今回の場合、原価表には、当然上糸の分も入れねばなりません。

上糸と下糸を単純に同じ分量と設定すると30番糸で使用のボビンの下糸のデータがだいたい12mと私の感覚で出ていますので、12mx2=24mの約25mを1点のある商品に糸全体で使用したというデータが原価表に入ります。

糸を1コーンで購入の場合は、購入時のm数からの割合で25m分の価格を導きます。

そうしますと、結局糸代はよほど高級な糸をわざわざ調達しない限り数十円なので、毎回けいさんせずとも、見積もりの固定価格を設定して、常にその分を糸代として入れればよいわけです。

あとがき

こう考えると、とっても太いデニム専用の値の少ない番手の糸がいかに貴重かということが分かります。

私の場合デニムでも職業用ミシンで縫いますので、30番を使います。

デニムの専用のミシンなどは糸番手が6番というのもあります。なぜか手持ちで1コーンだけ持っています。とても太くて、針穴に通らず、使い道を変えていて、ギャザーを作る時の仕付け糸などに使っています。

糸のお話も奥深いことがありますね。

何か脇役的な存在ではありますが、糸の色は商品の素敵さをぐんと上げてくれるものだと思っていまして、私は大切にしています(^-^)。

【147】に関連、限りなく黒に近い濃紺やチャコールグレーが黒とは非なるものであることをテトロン糸で視覚的に見る回【911】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前に、【147】で黒と濃紺は近いけれども違う色なんだという記事を過去の誤購入の洋服のエピソードを交えながら書きました。

ここ最近、再び黒として購入したマーケットサイトのコートがダークネイビー(濃紺)であったことがあり、数日気づかなかったというほどの判別のしにくさだったのです。

今一度、今度は【147】から少し発展して、実際に目で納得する回として、テトロン糸のカラーを見ながら、黒、濃紺、チャコールグレーと黒っぽい色だけを集め、その色の位置関係とか微妙な違いを見ていただこうと思います。

紺と黒の狭間にあるチャコールグレーの存在

これはあくまでも私のとらえ方ですが、一番強い色が黒として一番右に配置すると、ボリュームのつまみのような感覚で、一番左に濃紺を配置、その間に、紺寄りなチャコールグレーと、黒寄りなチャコールグレーを置いてみました。

一番左から、濃紺、わずかに紺に寄ったチャコールグレー、黒寄りなチャコールグレー、黒

テトロン糸は結構色がはっきりして分かりやすいかと例に挙げてみました。

こうして並べるとわずかに違うようですが、お洋服などになって1色ずつ見た場合、全部黒と判断しそうですね(^_^;)。

ここでお話したいことは2つ。

1つは、とにかく黒に勝る色がないということ。

黒は必ず一番右端になります。ボリュームのつまみのMAXみたいな位置。

黒の色の定義は、どんな色とも混ざって他の色になることのない色ということで、よく「最強の色」などという言われ方をします。

そして、もう1つお伝えしたいことというのが、真ん中のチャコールグレーは、紺と黒の狭間にあるような色とも言えて、一般的にチャコールグレーというと、黒の代替色だったり、黒とのグラデーションだったりするイメージですが、私が思うに、濃紺にもなりうるということ。

実際に、ここ最近アップの動画でコートが黒ということで購入したけれど濃紺だったその濃紺は、チャコールグレーと呼んでも良いような紺で、この中の糸では、真ん中の左側の方の色に近いです。

真ん中の2色が似た4色の中でも特に狭間(はざま)の色であると思えます。

あとがき

たまたま、ハンドメイドバッグで黒っぽい生地を使用するため、多くの展開の黒寄りな糸を持っていたことで今回のご紹介ができました。

古着を購入する場合、本当に黒なのか、そうじゃないのかの判断として、縫い糸の色、特に、裏地に縫い付けられている縫い糸などが手掛かりになるものです。

今後は、古着市場も拡大していくかと思います。

アパレルが在庫を抱えるシステムで活動し続けることが良くないという風潮から、新しく生み出される洋服も抑えられ、お気に入りが入手しにくくなるところまで行く可能性があります。

そうなると、新品でなくても良い物を見つけていく楽しみとコスパの良さなどで古着市場がホットになっていくかもしれません。

私のように何度も誤購入してしまうことがないよう、特に情報が不足しがちな古着の購入時に、こうした微妙な色の違いの別を判断することにお役に立てればと思います(^-^)。

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迷いますが。。。マルチカラーなどのカラフルな生地に使う縫い糸の色のチョイス例【778】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私事なのですが、黒のお洋服がほとんどです。

それなのに一方で、マルチカラーもとても好み。

そんな趣味嗜好から始まり、黒コーデ用のハンドメイドバッグだったり、レンタルジュエリーのチョイスだったりという現在に至ります。

現在進行中のハンドメイドリュックの裏地がマルチカラーのラメがかった生地です。

今回は、この時の縫い糸の色のチョイスについて、一例としてご紹介したいと思います。

基本的には好きな糸の色で良いのです。

けれども、商業利用ということで、浮かないなじむような自然な糸の色を選ぶという独自スタイルの設定をしていまして、それに沿った糸の色を選ぶということをポイントに「なじむカラー」を選んでいきます。

ラメにはスパン糸よりテトロン糸ということからのスタートで、マルチストライプのラメ生地に縫う糸のチョイス

では、まず、対象の生地をじっくり見てみます。

こんなマルチカラーの美しいボーダー(実際の使用はストライプ向きに使いますが)。ニットっぽく感じるかもしれませんが、割と肉厚な織物生地なんです。ラメが全体にかかっていて、ゴールドめいています。
<裏地>シャンブレージャガード、ポリエステル/87%、レーヨン/10%、ナイロン/3%、日本製。

マルチカラーの場合、洋服のコーデなどにも参考にしているのが、その中の色を1つチョイスという手法です。

けれども、今回の場合ラメのゴールドもかなりの存在感。

ということで、私の今回のやり方は、ゴールドベースというとらえ方をしてみました。

その理由の1つに、こんな風に角度を変えると一面ゴールドに映ることが多いんです。そうすると他のカラーよりもゴールドっぽい色の糸の方がなじみが良いと考えました。
そして選んだのがこの糸。ややグリーンがかっていて、本当に合うの?と思われそうなくらい抹茶みたいですね。

ラメがかっているので、ツヤのあるテトロン糸の方がスパン糸よりはマッチするかなあと思いましたが、あとは色です。

ゴールドの糸なんていいうものは、特殊なので存在はしますが持ち合わせていません。

一度使ってずっと保管ということになると無駄ですし、ゴールド=ベージュ系というとらえ方でテトロンの糸なら、ベージュの中から選べるのです。

実際に製作の巾着ひもにステッチをかけました。なかなかよくなじみました。チェックしていただきたいのが、上の突き出したステッチ糸の余り部分と下の生地とのなじみ具合です。

ゴールドというと、黄色いようなイメージですが、実際こうして生地に当ててみると、単独の糸だけではあんなに抹茶みたいなグリーン系にも映った糸が、上手くなじみます。

今回のチョイスは、この糸の色でしたが、候補がいくつかありました。

ゴールドに合うと一口に言っても、左から、黄色系、砂色、ブロンズ色といろいろな展開が。。。
ぱっと見、一番い左の黄色はゴールドらしいとイメージしますが、実際にこのように生地に当ててみると、少し浮きます。でも、このチョイスもありはありです。
上の黄色系を実際にチョイスしたグリーン系の隣で見比べます。だいぶ色が違いますね。
これは、真ん中の砂色。モカとも呼べますかね。

結局、実際に縫った時になじむことをゴールとしておりますので、この中で一番なじむのはチョイスしたグリーン系だったのでした。

あとは、その他の色は他にも出番があるかと思われ、この機会にこそこの色を使おうというのが今回のチョイスの糸の色だったのもあります。

出来上がりのステッチの様子はこんな感じ。

背景にあるアイロン台カバーの葉っぱのグリーンとリンクしてしまいました(^_^;)。
背景を白にしたものでもう1ショットご覧ください↓。
黄色でない暗めトーンがどこかダークな背景に合ったのかもしれませんね。黄色系だと明るいから浮いてしまうのかもしれません。けれどもどっちにしろ、趣味嗜好はあります。マルチカラーの場合の糸の色合わせは多種可能性があると言えますね。自分の目的に合ったチョイスで迷いを無くしていきます。

あとがき

この糸で裏地を縫っていきます。

また、完成のリュックになったその一部のこのマルチストライプの様子をお楽しみにどうぞ(^-^)。

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2000m巻のテトロン30番ミシン糸、その最後の瞬間【685】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

白いミシン糸と言っても、真っ白なのか、少しグレーがかっているのか、生成なのか、ピンクがかっているのか、こんな感じで実はバラエティーに富んでいるものです。

逆に真っ白の純白の色の白を使うことの方が実際は少なく、何かしら、中間的な色寄りである白の方が使いやすいなじみやすいんです。

今回、最近よく使っていた生成色の白がいよいよ使い切りの時が来まして、その最後の瞬間を動画に映しました。

テトロン糸30番生成、最後の瞬間!

2000m巻というのは、大きな工業用のタイプの中ではそれほどボリュームあるものではないのかもしれません。

しかし、いろんなカラーの中からのチョイスで少しずつ使っているとなかなか最終の使い切りの場面には遭遇しないものです。

今回は、量産で、たくさんのステッチをほどこし、単色使いであったことから、1コーンを終える場面ができたのです。

あとがき

何かとても爽快でした。

この糸は非常に質が良かったです。主に、大きく3パーツ程に分かれて撚(よ)りがかけられていて、ぎゅっと引っ張っても丈夫です。

テトロン糸は、スパン糸に比べて細いですが、丈夫さは勝るようです。

切れにくいということで、強靭なのですね。

糸には、シールで情報が載っています。いろんなメーカーさんの30番糸を見てみましたら、右下の方の数字と同じで、150d/150Dとなっていました。

特に今回のこの、「ミビモ」という「クラレ」様というメーカーさんの商品、良質だと感じています。

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たすき、取っ手、ショルダーなどいろいろ使える長い丈夫な4本ステッチテープの技【627】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、N style ENIGINEER様へお送りします分のエプロンをお作りしています。

ここに、別布でたすきの長~いのを作るということで進めています。

今回は、こういったたすき、バッグの取っ手、ショルダーなどに使える技術の1つ、美しい4本ステッチの作業場面のご紹介です。

どういった点が綺麗にできるコツなのかなどはたくさんお作りしてきてまとまってきていますが、その製作視点に立った内容は別の記事でご紹介させていただくことにして、今回はとにかくその作業場面という点のみご紹介とさせていただきます。

幅の広いベルトテープは4本ステッチが見栄えが良い件

細めのベルトテープというと、1cm代くらいまで、太目となると2cm辺りからかなと思います。

今回もスリムではあるものの、やはり太い部類に入ってくるかなと思うたすきのテープを丁寧に接着芯の織芯を貼り、丁寧に包みこんで美しくステッチをかけていきます。

その時に、ステッチの幅が適度に密であるのが美しい秘訣。

だいたいステッチ間が5mm以下が美しく仕上がるベースなのかなと考えました。

1つすでにできているのでここで。こんな感じで、幅が一定にそろい感覚が美しく統一感がある出来がやはり美しい4本ステッチの目指すところです。目の錯覚などで幅をそろえることが非常に難しいです。これも訓練で何本も何本もこういったものを多く作ることで、よく職人さんである、「経験と勘」が生まれます。線を引いたりするのは、ナンセンス。目で見て、線などひかずに作る部分です。ちなみにこの生地、チノクロスという名前の綿/100%、日本製。
少し、戻って、簡単に作業をご紹介。巾7.5cmの150cmロングの接着芯の布帛芯を貼っておきます。こだわりの織芯/ニット芯。風合いが美しなめらかに仕上がるのが不織布ではない布帛の芯地です。
生地をこのようにアイロンをかけます。

このアイロンこそが、綺麗にできるベースとなるものなので、特に真ん中の線は、一度だけでなく二度目のダメ押しアイロンもしています。

そして、縁の先端。ここが本体の中へ完全に隠れてしまう仕様でない場合は、きちんと縫い代始末するので、くるみ込みますので、このラインの美しさも出来上がりに対して物を言う点です。

まずは、ぐるり1周ボックス状にステッチ。これでサイドの2本がステッチされますのでは、あとの2本は、ちょうど等間隔が空く位置にステッチをしていきます。
そうして、完成。かなり綺麗にできました。おおっ!というような声が上がるほどの美しさを目指して縫う作業になります。

あとがき

私も職人的訓練の末、結構等間隔でできるようになってきましたが、目指すところはもっと完璧な美しいものなので、まだまだ発展途上にあります。

けれども、縫いだけでなく、今回ご紹介のようにその手前のアイロンもかなりいろんな工夫をこめて綺麗に仕上がるベースとなりますので、アイロンとミシン縫いのコンビと考えた方が良いかと思います。

一度、ハンドメイドバッグ教室、「HMB教室」で取っ手の綺麗な作り方としてご紹介してはいるのですが、その頃から、私も更なる学びがあり、もっと精度を上げていますので、その時の、「ちょっと綺麗」から、「極上」というほどの美しさになるためのコツだとかそんなものを今後はご紹介したいと思います。

既製品テープもたくさんあるのですが、「らしさ」はやはり布で一から仕立てたところにこそ表れるかと思います。

そして、何より、既製品は高価なので、生地が材料としてはエコノミーなんです。

あとは、その技術で付加価値を出していけば良いではないですか(^-^)。

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デニムのような分厚い硬い生地と糸調子の関係のある一部分の解明【622】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近のデニム地、キャンパス地などの厚手の硬い生地を縫わせていただくお仕事がございました。

その中で今までにははっきりわからなかったある発見とか学びを得られ有難く思っております。

その1つとして、今回ご紹介しますのは、セルビッチデニムのような厚手のジーンズなどの生地と縫う時の糸調子の関係の解明です。

デニム生地はブロードやローンと全く糸調子が変わる

現在、私は職業用ミシンのJUKI-シュプール-TL25というのを使っています。

TL25の後にはデラックスなどのネーミングが付いていない古いタイプのオーソドックスなものです。

こちらを長年愛用していますが、家庭用ミシンよりははるかに安定感と強さがあり、綺麗な糸目に縫うことが可能です。

けれども、デニム生地の分厚いものとなるとそのままの感じで行くと一気に縫い目がくずれます。

糸調子ダイヤル:ブロードやローンの場合は、糸調子ダイヤルは1と2の間の1.5くらいで整います。セルビッチデニムの場合そのままで縫うと下糸がループを作りてんで糸調子が狂います。よって、いろんな調整の結果2と3の間の2.5で私は決めています。

どんなふうにくずれるかというと、もさもさと下糸がループを作ってしまうんですね。

このことは、上糸の糸調子が悪いということに導かれ、上糸の調整をするわけですが、それにしても、2-3の間の2.5くらいまでにしています。

これ以上絞めても、このダイヤル周辺だけに影響するような感じに見てとれまして、訳が分からなくなっていた時期もありました。

そして、今回、次の事に気づきます。

糸案内:このパーツの呼び名は糸案内。メーカーさんの説明書では、スパンとテトロンの糸の違いでこの糸の通し方を区別する推奨が記載されています。確かにこのこともごもっともでそのようにして使っています。
しかし、それ以上のことが今回起こっています。スパン糸は、真ん中の穴を飛ばす通し方、テトロン糸は真ん中にも通すフルに通す通し方という説明がメーカーさんからの推奨でありましたが、この糸はスパン糸の30番。本来なら、真ん中を飛ばすのですが、それをフルに通すことで糸が全体的に絞まる影響がうまく及ぶようです。

このことは、説明書にはありません。

そもそもデニムを職業用ミシンで縫う設定など想定されていないこともあるかと思います。

が、実際職業用ミシンでデニム製のお品を縫っていくわけですから、ある意味型破りの行為となりますが、可能なんです。

ということで、糸案内にも、フルに糸を通すという部分。

これは、デニムを縫う時に、時によってテトロン糸を使う場合ももちろん同じ。

そうすることで、下側の糸調子ダイヤルを4などに絞めすぎずともこの糸案内の真ん中にも通すことの方が効果が出た結果になりました。

私が思うに、一応、設置としては、糸調子ダイヤルは4までありますが、ほどほどの私が設定の2.5あたりまでにとどめた方がバランスが良いのではないかと考えます。

4なんていう糸調子は逆にいろんな箇所を傷めるような気がしてなりません。

縫い目の結果やいかに

そうして、糸調子ダイヤルを2.5に、糸案内にフルに通した30番のスパン糸で縫った結果は、こちらです。

綺麗に目が出ています。裏側にも同じように出ていますので私としては合格で行きました。

糸ループを作ってしまっていた時とは雲泥の差。

糸調子の大切さも、こういった極端な生地を縫う時に知ることになります。

いつもブロードとかローンのような普通地以下の生地を縫っている場合はなかなか意識しなくてよいことなので、こういった経験は特別ですね。

この縫い目が綺麗な良いお品ができるかの明暗を分けると思っておりますので、とても重要なポイントになるわけです。

今回は、デニムのセルビッチタイプ12-14オンス程度に該当するお話でしたが、その他、帆布(キャンパス地)の8号とかそれ以下の厚手、カツラギ、そういった織り目が詰まって硬いものに同じように対応できそうです。

硬い生地というところで、ゴブラン織りも浮かびますが、あれはそういうことが起こらないかも。

織り目が粗いのだと思います。

糸の太さや生地の厚みだけではない、織り目の硬さという点も見逃してはならないので、ひょっとして薄手のような生地でもナイロンなどの密な織り具合の生地では同じようなことが起こり得ます。

あとがき

今回は、こんな感じで、実際に私が自分で体験してきた調整のコツのようなことが少しクリアになってきたのでご紹介しました。

もし、こういったことがちゃんとした表になどできるくらいに確かなものになれば、分かりやすくご紹介を改めてさせていただこうかと思います。

引き続き体験しながらの模索を続けてまいりますね。

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布製ハンドメイドバッグに使う30番手のミシン糸の選び方及び使い方【32】

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、糸のみにスポットを当ててみました。私が布製のバッグに使っている糸の30番手が合計50本ほどあります。

こちらをある程度色別に分けているので、その分け方はどんなものか、そして、一見した見かけからの合う糸のイメージが実際に縫っていみると合う糸が違ってくるようなことがあり、糸が縫うと合う色という視点から選んでいかねばならない点なども書きたいと思います。

糸の収納の仕方

収納は、パンダンの大きな箱に、4部屋の紙袋で仕切り、大きく、色別にしています。

大きなパンダンボックスに中に紙袋を切って、外側に一度折り曲げて丈夫くし、小部屋を作って収納しています。一番右の外に飛び出しているのは、入りきらなくて、上に置いています。結構現在被っている糸の色が
あるので、いずれ、1箱で十分になると思っています。

では、一番左の小部屋から順に見ていきます。

こちらには、ビビッドなはっきりした色を集めています。

それほど頻繁に出番はありませんが、必要な時に慌てないように一応持っているといった感じです。

そのわりにパープルが似たような色が多いですが、調達するときに、とても大まかにまとめて調達してきているものなので、その時に使わない色も混じってくるということの積み重ねでいつの間にかこの量です。

一番左の小部屋:この中で、たまに行うジーンズの裾直しは、カラシ色を使います。パープルも裏地にこの色があるので、いずれ出番はある予定です。

次は、左から2番目の小部屋です。

左から2番目の小部屋:主に黒と紺ですが、行き場のないブルーを紺からのつながりで2色入れています。

左側の袋入りとそのすぐ隣りの縦向きまでが黒です。そして紺が3本。

左側が頭の横向きのものは、黒に一見見えますが、濃紺です。

糸のホールに紺と記載があります。黒に限りなく近い濃紺なんですね。

一番右の方は、ブルーで、ブルーグレーとも違い、ビビッドな1つ目の量が増えすぎることもあり、そこへ入れるのは断念して、紺からのつながりでここへ入れています。

次は、3番目の部屋です。

3番目の小部屋:全体に茶系ですが、この中ではパープルみたいなベリー色が入っているし、グレーのような色も入っています。ところが、パープルの中では、浮くし、グレーの中では、茶色く見えるということで、ここにこのように集まりました。

茶色も最近はあまり出番はないですが、ファスナーの色が茶色の時に少し使います。

パープルの中だと浮いてしまう、真ん中周辺のベリー色とか、グレーの中では茶色く見えてしまう左右のサイドのあたりの色は結構出番があります。

あいまいなどっちつかずのような色というのは、かえって出番が多いのかもしれません。

そして、4番目のの小部屋です。

4番目の小部屋:全体として白っぽいという色の集まりでこうなっています。ブルー系は、ミシンで縫うと
この見かけよりももっと色が薄く、白っぽいので、オフ系という感じでここに入れています。  

ここは、ベージュが多いですが、白っぽい地のものが生地ではとても多いので、ここから選ぶことが多いです。
よって、ブルーのような色は紺のある2番目の部屋ではなく、こちらにあえて入れています。

では、最後に飛び出している小部屋です。

外に飛び出している小部屋:こちらはグレー系です。グレーはよく使います。あいまいな色なので、出番が多いのですね。

典型的なねずみ色のグレーもここで、チャコールグレーのような濃い目もここです。

本当に生地になじむ色が意外な色である場合があることの実験

ここで実験をしています。

なじむ糸の色を探す実験:こちらは淡いベージュ色のカーテン地の生地です。これに合う糸を探してみます

淡い色のベージュということで、小部屋の4の中から探すのがよいでしょう。

さて、この中では、どの色なんだろうという部分が少し奥深くなってきますね。

そこで、候補を2色ピックアップしました。

候補の2色:左側は、グレージュと呼ぶようなグレーがかったクールなベージュ、右側は、暖かみのあるウォームなベージュ

イメージとしては、右側のウォームなベージュが合うような気がしていましたが、左側も意外に合うのかななんて最初思っていたんです。

そしたら、どうでしょう。

上側が、前の写真でのクールカラーの方、下側が、前の写真でのウォームカラーの方です。なんとなく、下のウォームカラーが少し浮いていませんか。ここで私は、上のクールカラーがベストだと判断しました。

意外なことに、クールカラーがぴったりとなじんだようです。これは、見た目ではしっかりと分からなかったです。

ただ、ウォームカラーが全然的外れだとは思いません。もし、このクールカラーの糸がなかった場合は、迷わず、ウォームカラーを選択したと思うんです。

たまたま、いろいろなベージュの糸があったから、こうやって、選択し、最もなじむ色が得られたということです。

ミシンで縫って、生地の中に糸が埋まると、色の見え方が変わるのかもしれないですが、ただ言えることは、現実的なこととして、糸はバッグに作られた時、糸が埋まり、そのまま永遠です。

ということは、糸が埋まっているときの見え方が一番大切だということなのです。

なるほど、糸の色の選択の重要性をとても感じます。

では、ここで、昔、私が糸の色の選択が甘かった経験があったことを見ていただきます。

昔、あまり深く考えずに、紺系の柄だから紺色の糸で縫った自分使いのバッグがとても糸

の色が浮いているのを見て、糸の色の選択1つで随分出来栄えが変わるものだと思ったものです。

昔、私が自分使いで作ったポーチのステッチ:地が紺色なので、単純に紺色で縫いましたが、結果とても浮いていて、きちんと縫ったつもりでも汚く見えるのです。このことから、この生地に紺を選ぶべきではなかった、もっと薄い色を選ぶべきであったと今は思います。

あとがき

今回は、糸50本ほどの使い分けや収納をご覧いただきました。

YOUTUBE動画もございますので、よろしければご視聴どうぞ。

では、これで終わります。ありがとうございました。

私がお作りしていますバッグをどうぞ、ご覧くださいませ。

¥9,900 ¥6,600 ¥3,300 という3つの価格帯でございます。

こちら