<母のクローゼット②>古着物をお洋服へ。。巷ではエレガントな装いに解釈されている中、カジュアルなフード付きやファスナー付きでアレンジ【1393】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「着物」は日本特有の文化なので残っていくと良いのですが、何しろ着付けを伴い気軽に着ることができません。

そして、伝統的な着方のしきたりもあるので、道を外したいわゆる「邪道」はステージ衣装のような分野にとどまるようです。

このたびは、古着物ファンである母のクローゼットを再び拝見。

この度は<母のクローゼット②>で古着物のお洋服のご紹介としては後半になります。

前半は、過去の記事の【1378】で綴らせていただきましたので、よろしければ後ほどお立ち寄りどうぞ。

今回は、前半の①では登場していなかった別のお洋服。

すべて古着物自主リメイク品としてご紹介。

このたびならではのポイントとしましては、カジュアル嗜好の母らしく、ファスナーやフードを付けたコートを作っている点です。

着物はエレガントに解釈されることが多く、リメイクではドレスの形やワンピースが多いです。

よって、特徴が現れたカジュアルな点に是非ご注目していただければと思います。

ぼかしやマルチカラーが美しい「洋」の要素を持った着物を選択した日常着へのアレンジ

着物素材を「特別なシーン用」とせずに、お出かけに気軽にはおれるようなコートやジャケット中心です。

フード付き、ファスナー付きのコート:裏地も古着物。コントラストが綺麗。
フードの中も柄のコントラストが見えます。ボトムには、黒や茶やグレーと選ぶカラーが複数見込めます。
正面のファスナーを閉じた状態:比翼仕立ても特徴であり柄がつながり美しさが壮大に感じられます。

次は、3点を同じ着物から解体してリメイクした半袖のプルオーバーx3点。

3点共少しずつデザインが変えてある点にご注目くださいませ。

ハイネックのような襟の半袖。
スタンドカラーの襟の半袖。少しの違いですが印象は変わります。
真夏が涼しそうなフレンチスリーブ。1点の着物から3点は夏物のトップスが作れるということでしょうか。
季節は秋のイメージ。裏地のもみじ柄は「長襦袢:ながじゅばん」を利用。表地の葉っぱのジャガードが美しい。
紅色に黒のストライプはよくリサイクルショップの古着物コーナーで見かけます。くるみボタンが高級感出ます。
「洋」のような幾何柄です。胸元周辺は柄の向きを正位置に計算すると良いですが、生地が不足だったのかも。
このタイプも古着物では見かけます。景色が古き良き味わい。暖色系マルチカラーは明るいイメージです。

と、このようなラインナップで着物リメイク服をご紹介致しました。

最後に、母ならではの「カジュアル嗜好」を追求している部分が、合わせるボトムにスラックスやスカートではなく、コットン素材のカジュアルなパンツを徹底。

こんな風にステッチの入った綿パンやデニムを合わせてカジュアルに寄せているそうです。

あとがき

このたびは、母の古着物との接触の仕方でしたが、では私の場合はどうなのか。。ということです。

過去には、随分バッグを古着物で作ったものです。

お洋服であると、「身体にフィットする洋服好き」であることで、着物のリメイクのゆったりとした感じはあまりそぐわないのでもったいないからと躊躇しています。

もし、1点あるとすれば、やはり黒のワンピースが良いです。

ノースリーブで重さを軽減し、ラインがスタイリッシュかつシンプルなデザインが良いですね。

少し柄の部分も入ると着物から作ったものだと分かって、オリエンタル(東洋的)で面白いと思います。

まだまだ世の中には、過去の古い着物が眠っているのではないかと思います。

母だけでもクローゼットの中が着物で作ったお洋服であふれかえっているわけですから。。

そう考えると、お洋服時代は比較的まだ最近で長い長い間日本人は着物を着てきたということなのですね(^-^)。

古着ワンピースのみのワードローブでクローゼット内を埋め尽くす、極端に特化した拘りを演出する方が「おしゃれ度」は高まる【1373】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

無彩色カラーを深堀りした色の展開・身体にかっこよくフィットするライン・そして凹凸感あるフクレ素材多用の「アルマーニ」ブランド。

ここ近年、このブランドの古着に特化した着方をしています。

「アルマーニ」様の素晴らしいお洋服をワードローブにラインナップする特化型の着用を考えてまいりました。

同時に、その中にどうしても足りないアイテムを埋めるように古着のオーダーメードワンピースを取り入れるという「2本立て特化のお洋服の集め方」になっていったのが現実的な事情からです。

当ブログ記事は、最初の投稿の2023.12.07からおよそ1年後の2024.12.26に、ブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し綴り直しをしています。

後で貼りますYouTube動画では「アルマーニ」服と「オーダーメイド」服を同時にラインナップした内容ですが、当ブログでは、ワンピース特化型オンリーで綴ってまいります。

きちんとしているようで「抜けた感じ」も表現できる可能性を持った古着ワンピース、「ロング丈」「モノトーン」に特化して集める

長袖の季節用の3ラインナップの古着ワンピース:きちんとしていますが抜け感を出して着用するところが醍醐味。

その他の小物で、じっくりと雰囲気を出していけるポテンシャルを持ったワンピースだと感じています。

オーダーメイド品の核には、「一人の為のサイズ」ということがあるのだとこうして様々な古着を手にしながら実感。

ベルトがありますので、ワンピースは大きめを選んでおけば、大は小を兼ねる融通があるので古着としては集めやすいのです。

あとがき

このたびは意外なのお洋服の集め方の特徴をお伝えしました。

いよいよ2023年12月5日にヨーロッパ「EU地域」にて売れ残った洋服や靴の廃棄を禁じる法案が出来たもよう(2023.12.06日経新聞夕刊トップページより)。

このことに対して「はっ」とした私。

今後は遠いよその国の出来事では済まされないかもしれないと。

製造業者だけではなく、ユーザーの方もそれを捨てるべきなのかどうかをデータによってジャッジされるというのです。

製造する者、購入する者双方が直面する大きな動きになっていくのです。

今一度お洋服の持ち方を見直す時が来たことを感じています。

本当に着る見込みのあるもの、着たいものだけをミニマムに持っておかないと、簡単には手放しにくくなってしまう時代が来るのではないでしょうか。

そうしますと、本当に自分が求めるものをしっかりと知り、クローゼット内をすっきりさせておくためのこうした取り組みは大切。

決してお洋服を軽視せず、遊び半分なことではなく、罰金を払うことになりかねないことだと真剣に取り組むべきです。

お洋服を持たない人は人間である以上誰一人いません、一人一人が今後自らが着る衣類を真剣に考えていく事柄です。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

本革レザーは動物の生命を尊重せず・フェイクレザーは環境を汚染、そこまでして「レザー」を新規に製造することへの疑問【1337】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「皮革とブランド 変化するファッション倫理 :西村祐子 著」を拝読。

出版は2023年5月、まだ出版されて間もない新書の部類として読むことができました。

いつものように図書館です(^-^)。

薄手ながら内容も注目の事柄を網羅、本革レザーの歴史から今後のサスティナブルな社会を見通した広範囲な内容。

ファッション分野に関わる業者の多くの方がきっと興味を持って読まれるであろうと予想しています。

その中で、ピクチャレスクの向き合い方も含め、どうしても世の中の動きに疑問を感じる点を綴りたいと思いました。

これまでの本革レザーとの向き合い方の変遷、「革物」好きな者にも考え方の変化が起こった現在の自らのワードローブと代替品の製造への疑問

牛革パンツ(焦げ茶):本革レザーはきめが細かいしわが美しく手触りもさらりとしているのが特徴。

10代の頃から革物が好きで、ベルト・靴・バッグなどは当然革物を選ぶという選択をしてきました。

今思えば、30年前くらいは特に、様々な革製品に興味を持ち触れてきたと思います。

それが、ここ近年世の中の動きが変わり、本革レザーをたやすく持つことに対しても一度踏みとどまる考え方をするようになりました。

そもそも地球にとってかけがえのない命である動物を捕まえ、嗜好品にしていくことの惨さを今一度考え直す時代になったのです。

その他ミンクやフォックスやラビットの毛皮・ダウンジャケットの羽毛なども同じことです。

毛皮品も好きで、中古品で「サガミンク」などをお得に2010年代前半にいくつか購入してきたことがあったのですが2018年で一掃。

古着市場では既に昔の製造物は存在しているので、頑なに拒否するところまでの気持ちにはなりません。

実際に、もう今後は購入しないとは思いますが、ずっと持っている牛革のコートなども綺麗な状態の古着で購入したものを持ち続けている現状です。

製造メーカー様は、現時点では違った形でレザー製作を続行しようとしています。

それが、「ビーガンレザー」などと麗しきネーミングの「フェイクレザー」の再登場です。

しかし、これは100%サスティナブルとは言えないと思っておりまして、「作らない」ことは決して選択していないからです。

しかも、天然素材を使わない代替品の素材というのは、劣化する道をたどる素材であるのです。

結局ゴミが出るという将来なので、環境には悪いという随分的が外れたシフトの仕方なのではないかと見ています。

いかに、「レザー」という言葉や素材の「ブランディング」が確立されているのかを窺い知る何とも言えない実態。

こうまでしてメーカー様は「レザー」を引き続き作り続けようとしているのです。

すぐには極端にレザーを消滅させることができない事情は、「事業の存続」にあると見ています。

いかにこれまで、「レザー」に依存してきたかということの残存のような姿なのではないでしょうか。

後で貼りますYouTube動画内では、「なめし」加工についても少し触れています。

日本でも現在はある一区域にとどまる地場産業。

なめし作業は、出来上がりのきらびやかなバッグとは対極にあり、その昔は「社会の末端」のような位置付けの作業として敬遠されてきました。

よって、その作業と作業に携わる人々が写されることもなかった、むしろ隠されてきたのだと思います。

どうしてもなめしの段階で出る「悪臭」や「汚れ」がその美しい出来上がりのバッグと対極にあるからの「イメージ」のため。

そもそも本革レザー製品作りには、そういった苦労する過程があり、表に出してブランドの価値を損ねぬようにされてきたのです。

しかし、もう裏事情を隠しきれなくなった新しい世の中が始まっているということなのではないでしょうか。

それでも過去にしがみつく体勢はいずれ破綻を迎えるでしょうし、人間一人一人がちゃんと考え始めることで購入を選択をしなくなっていくかもしれないのです。

あとがき

まずは、一人一人が、本革に対して環境の面を考慮しながら自分の考えを持つことが大切だと思います。

もしかして、考え方は人によっては全く同じではないかもしれないです。

私のような中古品など既存の物は捨てずに有難く使わせていただけば良いのではないかという考え方もあると思います。

とにかく、一人一人が自らの持ち物の中のレザーの存在を見ながら「意見」「考え」を打ち立てることが大切。

これをきっかけに、もともとお洋服が好きな方も興味がない方もお手持ちのお洋服に新しい息吹が吹き込まれれば良いと思っております。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

<リメイク図解>よく出来ている非売品エコバッグでも足りない部分、その後のアレンジでエコバッグの領域をどんどん超えていく自主アレンジ例【1198】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

昨今、街中でよく見かけるお手持ちのバッグが、非売品であることも。。

特にブランド品のエコバッグはこれまたよくできているもので、メインバッグにもなるほどなのです。

ただ、そうはいってもやはり足りない部分があり、物足りなさがあることも多いのです。

このたびは、簡易な作りだからこそ、アレンジのポテンシャルを活かす方向のリメイク例を図解でご紹介。

時には解体しながらも、機能を追加した自己アレンジが可能な非売品エコバッグ。

裏地・ポケット・留め具を付けた実作業の記録を図解中心に、その他の可能なリメイクアイデアをたっぷりと網羅したいと思います。

一重を裏地付きへ・ポケットの設置・取っ手のステッチ増加で機能や強度を高め「価値」が高まったエコバッグはメインバッグになる

キャンパス地なら裏地が付けば、外出用に持ち歩くには十分立派なバッグになるであろうということで裏地の設置をしました。

「わ」で裏地を取り付ける案:裁断する方法は生地が縦に十分余っている場合に有効。

バッグの実寸に対して、縦は2倍+縫い代上下分1.5cmx2を加えまして、横は実寸+縫い代1.5cmx2を加えます。

まずは、上下の1.5cmの縫い代をアイロンでしっかり折り、中表で「わ」を折ります。

先に上下をアイロンで折っておく理由は、その方が入り口の線が綺麗に出るからです。

その次に、左右の縫い代1.5cmずつにステッチをかけて、アイロンで割って表地に設置。

そして、口の周辺をトップから3mm程度で縫い閉じます。

「はぎ」で裏地を取り付ける案:生地がそれほどたくさんの面積を確保できない場合に有効。

実寸に対して四方をすべて1.5cm縫い代分足したのが1枚の型紙です。

こちらも、「わ」の案と同じで、先にトップをアイロンで折ってからスタート。

コの字に残りの部分を中表で縫い代1.5cmの箇所を縫い重ねます。

そして、アイロンで割って、内側にそのまま設置し、入り口周辺を3mm程度で縫い閉じます。

ステッチを取っ手に追加:2本のステッチを内部に追加し、全部で4本ステッチへ。一度取っ手を外します。
ポケットを追加:裏地の生地が余っていた場合の有効利用策も兼ねます。ポケット付けはほぼ全解体。

下に貼りますYouTube動画は、以上のご紹介にとどめましたが、実はまだまだ豊富に案があります↓。

・裏地を取り付ける時にショルダータブも取り付けてショルダーにする。

・裏地を取り付ける際に入り口にマジックテープを付ける。

・裏地を巾着型にアレンジしたデザインで取り付ける。

・入口にファスナーを設置する(ファスナーのサイド布は裏地で作る)。

・一度表地も一部縫い目を外し、ショルダータブを底にも付け、リュック仕様にする。

こんな風にアレンジしていくと、気が付けばお出かけ用に、場合によっては旅行用などとシーンが広がります。

エコバッグでもここまで生まれ変わることができるのです、サブ的な存在にとどまらずメインバッグになれるのです。

あとがき

このたびのご紹介は、非売品とは言え実際のブランド様が製造された商品。

「著作権の侵害」を軽はずみにせぬよう、しっかり順守するというスタイルで<リメイク図解>というサブタイトルを設け写真を掲載していません。

「リフォーム」のカテゴリーの生地の中でもこうした実物をどうしても写せないケースは、図解でお届けしています。

それでも、何とか各々がミシンを持たれてリメイクを楽しむことができるようにと考えたことです。

リメイクこそ物の継続使いの素晴らしい姿の1つになるのではないかと思いますが、「著作権」「商標権」も大切です。

個人使いの範囲でも改造を良しとしないスタンスのハイブランド様もあるようです。

本来は元のままで利用させていただくのが良いのですが、理由付きの場合は認めていただきたいものであり、使うには何か「不足の部分」があったこの度のケースの場合などにとどめることも片隅に。。

「商品」1つ出来上がるためには、資源の採掘・人の労力が必ず伴わずしてはあり得ない、安物だけを求める傲慢さを今一度見直したい【1132】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

偶然にも似た形式で書かれている2冊の本を手にしまして、パラパラ読み形式の読書をしました。

じっくり最初から最後まで読むこととは違った読み方です。

1冊は「アフリカで生きる:ブレインワークス 編著」、もう1冊は「和僑:渡辺賢一 著」です。

いずれも形式が同じで、1項目ずつ一人の起業者を数ページで会社名等の宣伝を含め紹介するようなスタイルの本。

想像しにくい海外での企業のきっかけや現在、今後の見通しなどが綴られています。

得に、アフリカという場所は「最後のフロンティア」と呼ばれ、押さえ尽くした世界中の市場の中ではビッグ市場と呼ばれるポテンシャルのある残りの地域というような意味。

アフリカが発展していくということは経済の効果が大きいと見込めると考えられているのです。

輸出入の盛んな現在、遠くの人の力と資源があってこそのお品物の円滑な入手なのであるということに対してどれだけの人がそこまでの思いを巡らせているのでしょうか。

おそらく当たり前過ぎてピンと来ないと思います。

そこで、「資源の採掘」「人の労力」という2つのことについて今後意識していきたいことを綴りたいと思います。

地球に無事存在出来ていることにまずは感謝、自然の恵みが無ければ今はない、誰かの労力が無ければ必要なモノを買うことができない

本によりますと、海外での事業開始のきっかけの大半が「海外協力隊:JICA」の経験からの継続。

その地アフリカで生きていく決意のもと、起業して現地でビジネスを始められていることが多いようでした。

共通のきっかけが大半ということで、まだまだ新しい人の参入のゲートの狭さを感じました。

1つ商品の例では、「モリンガの木」という素材がアフリカならではの原料の1つ。

洗顔が好きで、毎日ルーティーンとして、朝晩泡立て洗顔を「米ぬか石鹸」で行っています。

モリンガの石鹸に対して興味が湧いたところから目をとめて、パラパラ読みの途中でじっくり読みも取り入れます。

「モリンガ」は通販でもあるみたいですので、すでに日本へ運ばれていることでしょう。

こういったお品物が激安ということは決してありません。

それ相応に「永久持続性」を考えられた相応しい値段が付けてあるのです。

もう1冊の「和僑」の方の東南アジアで働く15人の日本人達の本は、苦労した点をリアルに語られ、その苦労からの解決の様子なども綺麗ごとではない実直さがありました。

苦労をしてでも成し遂げた意欲や熱意が、人のためになる何かを生み出しているのです。

当ブログ記事は最初の投稿の2022.10.15からおよそ2年後の2024.10.07にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2024年では、随分世界情勢が不安定で、国内でも「強盗」が多発しています。

非常にピンチな情勢に対して、今一度今ある有難みをまずは考えることから見直したいと思います。

人の物を奪うという上述の行為はもちろん憎むべきことです。

1つの品物がどんな風に作られたのかに思いを巡らせながら使うことは、製造に携わったヒトとの気持ちの共有であり非常に意味があることだと思うのです。

「我欲・儲け」のために「他人」を踏み台にして平気でいる行為は、上述の「強盗」にリンクする部分を感じます。

当たり前の毎日は「資源」あってのもの、「人の労力」あってのものだと感謝するべきなのです。

あとがき

ここ近年「サスティナブル」のワードが謳われますが、「建て前」も多く存在していると思うのです。

例としては、本革レザーは動物を犠牲にし、加工薬品で人間を犠牲にすることで合皮のような素材で代用することです。

結局その代用素材は環境に悪かったりするのですから。。「ヴィーガンレザー」がその例です。

素敵なワードですが、要するに「合皮」、経年劣化の未来が予想され、「サスティナブル」ではないと思っています。

それだけどこまでも「儲け」が商業の軸にあるのです。

確かに商業が成り立たなければ欲しい物を手にすることができないわけですが、「資源の採掘」「人の労力」に対する意識は忘れてはならないことだと思います。

ちっぽけな一人一人に何ができるのかということなのですが、まずは「感謝」だと思いますし、もう1つは「安物」に対して懐疑的な視点を持つこと、裏で苦しんでいる人間がいるかもしれないことを見通すことです。

亀裂や穴あきもある古いモデルのジャージパンツをここまでしてはき続けようとした理由、生地が現在と比べ物にならないほど良質だったから【1115】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2年にわたって半袖シーズンに4セット交代で着てきた古着ジャージ上下が2022年の夏でよれてきました。

そこで、更に古着ではありますが(相変わらず。。)、新しくセットを組み直しをここ最近致しました。

今までのものがすべてよれたかというとそうではないですが、今後も継続できそうなのが速乾タイプのポリエステル製のもの。

綿/100%は確かに夏らしいのですが、よれてきてしまい、長く着ていくということに関しては、永続的なアイテムではないことを感じてしまうものです。

その意味では、長い間そのままの状態を保つポリエステル素材は優れているのです。

サイズを見ながらがゲットした中に、ウエストのゴムの交換が必要な緩いゴムの様子の古着パンツを1点発見、メンズのSサイズでした。

このたびは、ゴムを入れ替えながら前のユーザー様によるリフォーム跡さえもリフォームしていくその途中の様子を、詳しくお伝えしながら記事を綴りたいと思います。

ゴムの入れ替えだけじゃない、余計なカットがされてしまったその傷を埋めていくリフォームも伴った作業で感じた現代希に見る元の生地の質の良さ

品質表示は日本製、「デサント」社時代の「アディダス」であると判断。ひかえめな刺繍ロゴが特徴、メンズS。

素材を分かりやすくお伝えすると、学生時代の「ブルマー」、あの素材に似ています。

あの十分な厚みと良質さは現代では見ることがありません。

ほとんどが薄手に特化され、均一化されたつまらなさがあるのも現実で感じているのです。

こちらはそういったレアな素材感を特に重視することで、大変貴重に感じましたが、なにせ、途中のユーザー様の手によるゴムの入れ直しなどに跡が残されていたのです。

同じようにこの良質さに価値を感じたことからのリフォームだったに違いありません。

ウエストの途中の穴:これはボタンホールのような穴でしたので、ボタンホールを空けて紐を通していたと予想。

ただ、ユーザーによってはその嗜好も違うもの、この穴は必要がなく是非とも塞ぎたいと思いました。

この時点で、ウエスト部分の地縫いをすべてほどいてあることにお気づきでしょうか。

いったんすべてを解体して行うことに決意したそこそこ大がかりなリフォームだったのでした。

解体も大変でした。ウーリー糸が糸目1-2mmで縫われていて、とても縫い目が細かかったのでほどきにくかったです。

解体した縫い糸とゴムのすべてを排除。ゴムはデフォルトのものか途中のユーザー様の入れ直しであると予想。
リフォーム時の亀裂:そして2か所目のリフォームの跡。これはゴムを入れ直しの時に入れた亀裂ではないかと。

すべて糸をほどくのが手間であるから、そのまま縫われた状態で脇のハギ目の所をハサミで裂いてホール穴を開けられたのだと思います。

これも必要の無い仕様であると、塞ぐことにしたのでした。

作りは変えてしまわない方がよい、元の作りがその当時の「考え方」の名残であるから大切にしたいのです。

ウエストゴム入れ替え:こうして新しいゴムを入れました。ゴムをすべてしまい込み10cmの空き口を縫い閉じ。

1周2重縫いでロックの周辺を地縫いし、10cm程おへその周辺を縫い残し、ゴムを入れ、このゴムをペタンコに重ねて、四角+ばってんのステッチで固定。

このやり方をすれば、次にゴムが緩んだ時に、またその空き口をほどいて、同じことをすれば、大きく生地にキズを入れる必要がありません。

何事もなかったかのように自然にゴムが収納されています。ここはおへそ周辺の前面の真ん中あたりです。
ボタンホールのような穴(リフォーム後):裏面に接着芯の黒色を2-3枚カットして当て、ランダムステッチ。

ステッチはたくさんかけすぎてコチコチに硬くするのは禁物です。

最低限キズによるほつれが隠れたらそこで終了、生地をあくまでも他の箇所と均一に保ちますようにと。

ゴムの入り口の亀裂(リフォーム後):上と同様裏面に接着芯をアイロンで二重貼り、表からジグザグステッチ。

手順の最初としては、二つ折りをオープンしたままで、まず亀裂のVラインをブランケットステッチで覆うこと。

その次に、オープンしたままで裏面に接着芯を二重貼りです。

更に、オープンしたまま表面からジグザグステッチを互い違いの方向に二度走らせて終了。

その後に、二つ折りをクローズ、パンツのウエストの地縫いをロックの幅が終わる地点に二周(二重ステッチ)。

事の時に上のゴムを入れ、おへそ周辺を10cm開けておくということをしていたのでした。

今後、気持ちよく不安なくジャージパンツを着用していけそうでとてもハッピーな気分になったものです。

優しく丁寧なお仕立てでリフォームしていくことも、気持ち良さに繋がります。

乱暴なリフォームはしない、手間をかけてでも丁寧にデフォルトのデザインに対して敬意を払いながら行うべきなのです。

あとがき

当ブログ記事は、当初の投稿の2022.09.29からおよそ2年後の2024.10.01にブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し綴り直してここまできました。

その後なのですが、およそ1年間です、4セットを半袖のシーズン交替で着用し続け、ついに2023年の途中で別のパンツに新調。

生地がいよいよ限界を迎える感じの傷みになってきたからでした。

おそらくなのですが、この時のこのジャージパンツは複数のユーザー様の手に渡り長きに親しまれたジャージパンツだったと思います。

このような日常着でもこうしてリフォームしてでもはきたかったその心理は、「生地の良質さへの感動」だと考えられます。

いかに、素材選びが大切なのかを、この何十年越しの跡の記録から学ぶことができます。

非常に良きエピソードの回となりまして、今後製作するバッグに対してもこの経験を落とし込んでいきたいと思いました。

いかに最初の生地選びが大切なのかということ、最初の時点で「良質な製作品を作る意志表示」の場があるということなのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

一人一人が品物の「購入」という行動にすら責任を持つべき時代、「捨てればよい」ではなく「いかに捨てないで持っていくか」の重視【1113】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび拝読の本は今後のハンドメイド製作を考えるにあたり非常に影響を受けた本で、非常に有難いきっかけをいただいたと思います。

なぜなら、今後のアパレルファッション業界のあるべき方向を指し示してくれるかのような事業内容の会社様だからです。

一切の無駄やコストをそぎ落とした「横編機」を製造されている「(株)島精機製作所」様の創業者様(現会長様)のことが書かれた本、「アパレルに革命を起こした男:梶山寿子 著」です。

この本にも影響を受けながら、ちょうど考えている最中であった事業活動についての今後の決意のようなものをまとめてみたいと思います。

「サスティナブル」という言葉が登場するはるか昔から考えてきた「無駄の解消」の意識は「横編機」の姿で我々を説得してくれる

今でこそ、地球の環境・未来を守る意識が多く謳われ、その意識がファッションブランド様にも浸透。

しかし、もう何十年も昔から創業者様の「島正博」様はその方向性を意識した事業をしてこられました。

それが、裁断の無駄などが出ないような「横編機」です。

ニットは、織物よりもロスが出ないというのは、生地には裁断があり、その余分な切り取られた部分がどうしても残ってしまうからです。

仕方がないことですが、ニットの糸は余分が出ないことで、さらにその糸もロスの無さを徹底的に追求。

元は職業用の軍手からスタートの洋服関係への展開だったようです。

では、すべてがこの機械による洋服になっていくのかというとそうはいきません。

ファッションは半分「芸術的」な側面があり、「デザインの突飛さ」「おしゃれである」ということが重視されます。

理解はできても、魅力的なお洋服が果たして作れるのかどうかも重要なのです。

製作するバッグで想像してみますと、ニットの一続きのバッグを欲しいと思うのかどうかです。

ただ年々ニーズも高まっているとのことですので、「ユニフォーム」などの個々のおしゃれに対する要望が多種には渡らない、均一性が軸にあるものには最初に対応していけるのかもしれません。

製造する者としてはハンドメイドバッグ製作者も他人ごとではない、無駄を決して生まない今後の製作の姿勢を考える

ニーズが無い品物を先に作ってしまうことが本当に望ましいことなのか。

オーダーメイドだったらと一から要望を聞いた挙句、「思いと違うからやり直ししてほしい」などもとんだ無駄を生みます。

材料在庫を抱えないことが必ずしも無駄を排除できるとは限らないケースも多々あるのです。

そして、未だに数多くの量産品を一気に製造するスタイルは、表沙汰にはなっていなくても、必ずもったいなく材料の余りがあると見ています。

そんな背景もある中、1点物を作るスタイルのハンドメイドバッグ製作が無駄がないのかと言うとそうではないと思います。

そこで、現在の事業活動の実態もご紹介すると同時に、こんな風にまとめたいと思います↓。

<ハンドメイドバッグの活動:「共有型のハンドメイドバッグ」>

・余計な生地ストックを持たず、1点物スタイルのその時の気持ちの中で1番の1点だけをできるだけ順番に作っていく(これまでは生地を確保したくてたくさんの生地在庫をストックしていました)

・そもそもデザインに関して考案に盛り込む事項、余計な残布を生まない、容量いっぱいの「価値」を研究した型紙で製作。

・生地をもったいなく残すような量産活動は、その残布を何に活かすのかまでを考えた企画を組む念入りな活動であるべき。

・自作することの限界を受け止め、足りない時間やキャパを他の同じ仲間のハンドメイド製作者にむけてノウハウとして伝達:「有料デジタルコンテンツ制作」「YouTubeでの無料解説」など。

あとがき

個人的に私物でもやっている「サスティナブル」の意識を最後にまとめてみます↓。

・洋服は古着しか買わない。

・どんなお品でも、購入したものは、1つの物を大切に長く使っていく意識を常に持つ。

・簡単に洋服や製品を捨てない、別の活用方法や転売を一度考える。

こんなところです。

実は、お洋服の分野だけにとどまらず、「家具」なども中古品ばかりを購入するスタイルに変えています。

それこそ「住」の部分さえも中古物件というものがありますのでご検討してみる価値もあるかと思います。

洋服も「処分」ということがミニマムなのだというご紹介もありますが、あれを多くの人が同時にしてしまうことで、ゴミも増えるわけで、そこは非常にジレンマがあります。

一度はそういった処分の機会を持ったら、次はその教訓をもとに、今後の購入の仕方に関して自分なりのルールというかきちんとした心得を決めるなど、「これからのこと」こそ重要だと思っています。

そもそも購入の時点で余計な品物を安易に入手しないということも大変重要ですので、今後できそうなこととして、「後に手放さない購入の仕方」などの情報共有だなども浮かんでおります(^-^)。

物の長持ちの秘訣、飽きの解消や気持ちのリフレッシュには効果的な「使い方を変える」の実際の姿【913】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年2月の頭にこれまで20年間お世話になった住まいを後に、引っ越しをしました。

この引っ越しが非常にその後の考え方やスタイルに大きな影響を及ぼすことになります。

長い間ずっとそのやり方だった、考え方だったことがこの機会に大きく変わったのです。

「引っ越し」というもののパワーを非常に感じることになりました。

物を捨てる時にすぐにたやすく捨てないような方向に、いったん立ち止まってじっくり考える時間を持つようになったことも大きな変化。

今後ますます、1つのものをできるだけ長く持ち続けていく傾向というのが重視されていくと思っておりまして、大切なことなのではないかとご紹介するに至りました。

捨てる前に考えることは「別の使い方があるのかどうか」の検討

引っ越し直後(木製チェストとかご):こんな感じで使い始めました。ただ実際はこの重なりが使いにくかった。
その後のかご:重なりが使いにくいことで横に並べる使い方に変更。中に入れている「バナナ」が変わらず。
木製チェストのその後:細かな資材置きへ変更。この方が木製家具の馴染みが以前よりもあると感じました。

整理整頓をしている際に「入れ物の使い方を変える」ということをしたことは、新品を購入した時と同じような「リフレッシュ感」を味わえたことに驚きました。

固定観念というものがあるもので、使い方がそれしかないかのようにずっと同じ使い方をして、毎日変わらぬ風景を見ているものです。

しかし、ふとある日使い道を変えた時に、実は前の使い方よりもっと効果的だったと思い直すことも多いです。

それは、見方がより以前よりも「俯瞰」した目線になったとも言えると思うのです。

出来るだけ捨てるということをせずに、別の使い方でさらに持ち続けていくことが、結果購入時の価格から見たときにコスパが良かったと言えます。

結局、手放しがちな場面で違う使い方を続行できる判断ができるのも、お品が捨てるにはもったいない良質さがもともとあったことも大きいです。

そういった意味では、最初の購入では、安くて質が悪いお品はもちろん質がほどほどでしかないお品も長く使いたい気持ちがその後には湧きおこらないのも確かです。

とりあえず、良質でなければお品物は早い段階で捨てられてしまう運命にあると言えます。

良質な物は末永く持ってもらえる可能性がおのずと高くなるのではないでしょうか。

これは、物1つ製造することへの責任ある行動として、主に製造側の立場の目線としても重要なことです。

あとがき

もう少し大きなアイテムでいうと、木製のチェストなどは、ここ数年はすべて中古品の古き良き味わいの品物をお得に購入しています。

プラスチック製のものは、味わいなどには欠けるので、必要がなくなるとどうしても手放してしまいがち。

このたびの引っ越しで、旧居では収納場所が少なかったために持っていた食器などを収納するプラスチックチェストを2点廃棄しました。

一方で、その廃棄のプラスチックチェスト2台よりはるか昔に購入の同じようなサイズの木製のチェストは現在もまったく手放すなどという気にはならず、使い道をむしろ考え、何とかして使い続けていこうと思うものです。

まずは、インテリアから始めていますが、早々と捨ててしまうようなものを最初から購入しないということも非常に大切で、ましてや、「捨てればいいのだから」という考えを持って購入することこそ見直したいことです。

そして、製造側も、「壊れてこそまた購入してもらえる」などといった我欲の追求を見直すべきだと思うのです。

「それじゃあ商売ができないではないか」という問いに、「その商売自体のコンセプトを見直すべきだ」とお答えしたい気持ちを持ち始めました。

超高級品である必要はない、キッチン用品を「良いレベル」でそろえる勧め、毎日使う品物を最低限の数持ち備え何十年も使用していくことの素晴らしさ【283】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「コスパ」の内容の記事に関しましては、これまでも【185】や【257】でお伝えしてまいりました。

それらの記事に関しましては、分野が「インテリア」における「タオル」を主にピックアップさせていただきました。

このたびの【283】記事の「コスパ」の分野は「キッチン」における例です。

どの世帯にも必ずある、鍋、フライパン、包丁などについて実際の使用例からどのくらいのレベルのものでありどれだけ使ってきたのか、そして現在の状態をお伝えしてまいりたいと思います。

物の購入時の価格と品物のレベルのバランス

どんなお品物に対しても共通に思うことは、ある一定の価格以上のハイクラスのものは、「ブランディング」が付加されて価格がアップされていることが多いということです。

そうはいっても、超一流の製造者による超一流の材料を使い。。と突き詰めた結果「超高級品」が出来上がるわけですのでただ適当なお品物にブランディングが付加されるということは決してありません。

ちゃんとユーザーを納得させ、うならせる商品であることは間違いなさそうなので、一定のファンがいることが予想できます。

ただ、日用品の毎日使いのものは、ある一定のレベルあれば十分事足りると私は考えます。

コスパの面では、どれだけの年数使えるのかを考えた総合で見ると、どれだけのブランド価値があっても同じように消耗していく素材なのだという考え方も持っていたいものです。

今回ご紹介のキッチン用品のそれぞれにつきましても、安物では決してない、皆が認める良質さがちゃんとある品物です。

ちゃんとしたものだと実感でき、何不自由なく毎日使えています。

「RIVER LIGHT(リバーライト)」製のフライパンと「東急ハンズ」様で購入の取っ手付き鍋。

フライパンはいずれも鉄製で¥4,000-¥6,000代の範囲。

取っ手付き鍋は¥3,000代後半の記憶です。

テフロンなどは消耗しやすいので使ったことが無く、鉄製を貫いています。

鍋はステンレス製の程好いサイズのもの。

実はこちらが2代目でありまして、1代目が取っ手のネジ取り付けだったことで使ううちにどんどんネジが緩むストレスがおまけとして附随し、結局取っ手のネジ穴が破損していってしまいました。

ディスカウントショップで適当に選んだものでした。

その教訓から2代目は、取っ手が完全に「溶接」タイプ。

この2代目のお鍋が1代目をはるかに上回る年数持ち続けて今に至るのです。

一番左のフライパンは、平らな部分に経年の使用のふくらみが生じ、リフォームが必要になってきますが、そこで買い替えをせずにリフォームしてもらって、その後もこれを使っていきたいほどの使い勝手の良さがあります。

卵焼きとしてはイメージがあると思うのですが、餃子にも必ず使用しますし、ハンバーグやムニエルにもグッド。

小さめなのに意外と使い道が豊富です。

真ん中の中華鍋も万能、チャーハンや炒め物はもちろんですが、意外にもシチューの具沢山が鍋では小さすぎる場合に利用しています。

そして、お好み焼きもこの中華鍋で上手に焼けるのです。

よって、この3つを最低限持ち、あらゆるメニューが可能なままずっと使い続けてどれも20年以上が経過しています。

同じく20年以上の包丁もご紹介したいと思います↓。

包丁:「JUSCO(ジャスコ)」/「イオン」様の前身」のデパートで購入。¥9500→¥4,500のバーゲン品。

毎週1度ずつ各パーツごとに15回ずつ研ぐというルーティーンをしてお手入れしていますが、果たしてちゃんとした研ぎ方なのかは自信がありません(^_^;)。

ただ、この包丁1本だけで20年以上なのも確かで、デザインとしても、特に持ち手の茶色の木製がお気に入り。

ほとんどが黒の持ち手ですので、茶色がどちらかというと希少で優しい雰囲気です。

一定のレベルさえ満たしていれば20年も持つ事実から言えること

ということで、お値段がすべて¥10,000以下の品物ばかりであったところが特徴です。

それでも決して安物ではないと思います。

こうして日用品としてよく使うものは、ブランド名が有名であるステータスなど意識しないで、長く持ち続けることでコスパを高めています。

コスパは長く持てば持つほど高まるということであり、そもそも最初の選ぶ時点で「飽きの来ない普遍的なもの」や「自分がとても好みであるもの」をこだわって選ぶということが大切だと思います。

選ぶ時点で、「一番だ」と思わなかった妥協の品物は後に早く手放すことになると思います。

これは、この度のキッチン用品にとどまらず、すべての「衣・食・住」の品物に言えることです。

あとがき

これからの時代、持続的に物を使うということの大切さなどは意識するべき大切な事柄となってゆくと思います。

買い替えるから売れ続けるという商業上の事情もあるかと思うのですが、そのような目的で品物を製造しないでほしいとさえ思います。

完全に事業者利益だけを追求したような製造形態だと思います。

そうではなく、いつまでも長く使えるよう真心が込められた品物がどう考えても優れています。

ちょっとした見せかけの装飾や、ごまかしなどは結果として現れるものであり、そこで一気に信用を落とすかと。

それほど「物を作る」ということ自体がたやすいことではない、「人生」をもかけることであり、そこに込められた思いがちゃんと正しく購入者に伝わるような責任ある供給であってほしいと思います。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク