<経理>決算書における「在庫を持つ」「在庫を持たない」の区別は、「仕入」という科目を使ったかどうかである【690】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

よく、「在庫を持たない事業がリスクが小さい」ということを提唱されているようです。

この「在庫を持つ」「在庫を持たない」というのが実際の「決算書」の中ではどんな形でそれが表現されるのか、それは「仕入」という科目です。

当然ながら、実際には迷うことがあって行き着いたレンタル業についてのエピソードをご紹介。

そして、更に「在庫を持たない事業」とはどんなものなのなのか、「在庫持たずして事業が成り立っていくのか」ということも考えてみたいと思います。

在庫を持った証は「仕入」という科目を使って計上したことにイコールと見ることができる

年末の最終日、12月31日が個人事業主では、確定申告の1つの区切りの締めの日となり、バタバタ大掃除などで多忙の中、ひっそりと締め切られる重要な日となります。

その翌日からは、年明けのおめでたい日のお正月ではあるのですが、これも、早めに棚卸をして、分からなくなってしまわないうちに、残った在庫をカウントする作業が始まります。

この売れ残った商品をカウントする棚卸作業というものには、ハンドメイドバッグの例ですと、まずは「バッグ」そのものをカウント、そし材料である「生地と附属類」もカウントするのです。

レンタルジュエリー業では、「ジュエリー」をカウントしています。

随分幾種類かの在庫があるわけですが、特に「自社製造品」の場合は、①製品②材料の2つが主にあり、棚卸資産表も便利に使いやすいのが①②を分けた使い方です。

そして、レンタル業では③としてさらに別の棚卸資産表としています。

その①-③の合算が決算書の数字に掲載されますが、細かいこれらの合計となっていることは自社がしっかり管理する部分になります。

具体的には、「原価」で数値をアップしていきますので、材料である生地や附属は購入時の計上してある仕入-買掛金もしくは、仕入-現金などというような仕訳の、「仕入」金額から減った分の残りの分相当の金額を算出。

アップというのは、表にしていって最終的に合計金額を出す表、「棚卸資産表」の自作を指しています。

製品になったバッグは、「原価」でアップ。この材料が残る前の使った部分の積み残が原価の金額に一致です。

「原価表」という1点の製品ごとの小さな表の合計金額が引っ張られて「棚卸資産表」の1項目にアップされていきます。

ここには、実際に製造してミシンでせっせと縫った「加工賃」なるものは入りません。

実際に費用がかかっていないものは入らないという考え方が会計としては正解。

あくまでも事実としてレシートや領収書、納品書が存在している外注などのエビデンスが存在する加工賃のみがここへ入ります。

よく謳われることがある、「自作は加工賃ゼロだから安く仕上がる」にはこうした実態の前向きな表現。

せっかくの労働が原価には入れ込まない残念な実態なのか、それともお得にご提供できる1つの姿なのか。。

ということで、「在庫なのだ」という証は、「仕入」という科目を使った計上をしているものかどうか、それに伴い、年末締めで棚卸作業をしたものなのか、ということが「在庫を持っている状態ということの証」となります。

レンタル業の棚卸はある、宝石のレンタル事業も「在庫を持つ事業」だと結論付けた

レンタル業というのが、1つの事業、「貴金属のレンタルジュエリー」が該当。

特に消耗がほぼ無いとみなされるレンタル業に該当。

レンタル品の考え方はこうです↓。

「商品そのものの販売であろうがレンタルであろうが、商品を仕入れたときは「仕入」の科目を使うものであるということ。

これは、実際に「税務署」様にお電話でお問合せしてお聞きした貴重なご回答ですが、「棚卸在庫になる」というのが答えです。

仕入を一度どっさりと計上して、後に、売上が多数出るという日付の結びつきが一定でないアンバランスではありますが、仕入と売上は関連付いたものになるのです。

ネットの記事でこんな記事を拝見しことで最初間違った計上をしばらく続けていました↓。

「レンタル品は消耗品費でよい」と。

それを信じて、「消耗品費」を使って首をかしげながらも購入品を計上していた当初。

少々腑に落ちず、確定申告の最中に「税務署」様にお聞きして、「仕入」を使うとご回答いただいたことが本当に助かりました。

間違えて1年分まるっと「消耗品費」で計上していて、申告の際にお聞きして全部計上を訂正することで間に合いました。

もしかして、勘違いにより間違ったことを記載していたらご指摘いただきたいですが、ネットで記事や発信を投稿する責任としてこれは本当に良くないことだと思います。

それを信じて間違えてしまうのですから。。

とはいえ、何か腑に落ちなくて「税務署」様へ聞いたこともその行動としてはグッドだったのです。

もし、このような消耗のほとんどない高級地金のレンタルジュエリーのケースではない消耗するタイプのメッキやコスチュームジュエリーの場合はどうなのか。

そして、ジュエリー以外のレンタル品の場合のお洋服などのレンタルはどうなるのか。

これらの疑問は、もしかして価値が落ちる計上が加わるのかもしれません。

きちんと「税務署」様へ早めにお聞きすることをお勧めします。

ネットにはほとんどレンタル業者が仕訳する例や情報がありません。

会計ソフト会社様も明確な説明までは控えるということで、「税務署」様への自主的な問合せを促しておられると見ています。

ただ、これは思うこと、「レンタルを主とする事業である以上、購入時に「仕入」科目を使わずしてそもそも事業にならないではないか」という考え方。

そうすると、今思うのは、どんな価格の仕入であっても、CD1枚でも本1冊でもレンタル事業の商品として購入したのであれば、「仕入」であるということ。

過去に拝見したネットの記事がいかに、自分がレンタルする側との混同であるような「消耗品費」はかなり「ずれた」回答であったと思えてきます。

あとがき

以前に、いつかのブログでアップした時に書いたことがあります。

在庫を持たなくてよいから「予約販売」という形態が必要な数作れば良いというメリット。

これは、あくまで、外注依頼をする側の立場から見た場合です。

その外注先様は、きっと、材料の在庫を持っていて、注文を聞いた時にはすぐに用意できる体制でないとスピーディーに事業が成り立たないと思います。

そうすると、業界問わず一連の川上から川下の流れを一度に見たときにどこかで在庫を持った状態の業者様がおられるというのが、物販の実態だと思うのです。

予約販売が近年「無駄がない」という意味で推奨されているのも、最初から製品に作り上げてしまって売れ残るよりも無駄は無いからです。

余計な物を作らないという点では、在庫を持たないということに一定の貢献があります。

ただ、在庫というのは、材料と商品と2つあり、その商品の部分を減らすというところにスポットを当てているに過ぎません。

しかし、必要な物しか作らないことに伴って、材料の前持った調達が減るのかどうかです。

そんなことはないのではないでしょうか。

必要な物だけを作るというスタンスに伴って、材料に関しても一緒に工夫をしなければ全体としては無駄の完全排除には至らない、販売の立場の者だけがリスクを逃れたに過ぎないことになりませんか。

ということで、「在庫を持たない事業」というのはミクロの見方であり、「在庫をおさえられる事業」などという言い方が一番業界全体を俯瞰した見方のような気がします。

かつて存在していた「事務」という会社の部門はお気楽では決してない、「折衷」「経理」「外出」と多分野に渡る重要な任務であった【677】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前「経理事務」を勤め先で担当していたことがあります。

特に事務作業というのは複数の種類の違う項目を掛け持ちして同時に仕上げて提出ということも多いです。

複数というのはなかなかバランスよく進めることが難しいと思ってしまいますが、今回、そのような焦りとか不安も起こりがちな複数の同時進行のちょっとしたコツを一例としてご紹介です。

何かの本を読んだわけでもない、ただの実体験からのご紹介となります。

最初に少しずつ手を付けておくということがとても大きな効果となる

このようにABCと3種のお仕事がある場合を想定。打ち合わせ、複数の人との絡みでは、それ1本に集中。
ピンクのマーカーは、進捗度です。最初にどの作業も少しずつ手を付けておくということ。これが秘訣です。

ほぼ同じ分量にしてしまいましたが、作業の種類によっては、ちょっと多めだったり差があっても良いかと思います。

ただ、「少しずつ手を付けておく」というところが肝心です。

どこまで手を付けておくのかというのが、その後は、ひたすら繰り返しになるだけの割と単純な作業の連続であると見込める手前まで。

その後との境界線に相応しい位置でいったんやめるのです。

このやめて他の作業に移るというのが人のタイプや性格によっては、1つを完成した後次に移りたい人も多く、無理強いはよくないです。

あくまで自分に合えばということになります。

そして、少しずつ手を付けた後です↓。

少しずつ手を付けた後の進捗状況の例:Aを完成させてしまってBに移っています。第二段階は一気に。。

時間がかかる部分はすでに手を付けて完了しているので、その後はそれほどあれこれ移っていかずとも、進捗度は増すという考え方です。

こういうやり方のメリットとしては、何も手を付けていないのに時間が迫った時の、焦りや不安が解消され、完了までの見通しが立てられている状態なので、とにかく作業する本人の気持ちがゆったりします。

何なら、その後楽しく軽やかにお仕事できるのかもしれません。

少しずつ手を付けておいた後の進み具合というものは結構大きく進むかと思いますので、この最初の見通しが立てられるわずかな部分こそがポイントです。

あとがき

このたびは、経理部時代に複数のお仕事が重なった時に、どうにかして気持ちがゆったりとして達成できていくかを考えてきたことで採用してきた手法です。

女性が「事務」という任務に長い間携わる「しきたり」のようなものがずっと昭和時代から企業においては、続いていました。

ここ最近、「女性も活躍の場を」ということで、今まで男性のみであった分野に女性が飛び込むという新しい動きも一部では見られるものの、多くが女性は事務仕事という区分のようなものがある実態だと思います。

ただ、もっと「事務」という仕事をちゃんと見なければなりません。

この曖昧な言葉の実態というのは、女性でも男性と同じように人間同士の関係が重要な「折衷:せっちゅう」もありますし、大いにコミュニケーションの場があったのです。

それに加えて、事務作業の中で伝票を打つことやお金にまつわる作業も絡み、「数字を見る目」というのも培っているのです。

「事務」という任務を決して侮ってはいけません。

マルチタスクをこなさねばならない手際の良さや配分の調整などの能力が問われる重要なお仕事なのです。

それを「お気楽で良い」と価値づけるのもまずは当の本人次第であり、今後はAIに大半が担われるであろうこれまでの人間の作業が消えた時に、それでもお仕事を任される方というのは、丁寧に多種のお仕事を着実にこなしてきた結果です(^-^)。

<経理>クレジットカードをダウンロードしエクセルに落とす、月一のクレジット明細表の自作の中身の完全把握【676】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

クレジットカードの引き落とし日は1か月の経理の作業の中では一番時間を費やします。

クレジット利用時の仕訳で「貸方」に立てた1か月前の「買掛金」「未払金」という仮の「○○金」の覚えの金額を「借方」への振り替えにより「取り消す」という意味の作業の計上を行います。

その後、普通預金の元帳の残高を実際のネットバンキングで見る残高との一致を確認することでメイン作業が終了するのです。

このたびは、この作業の中で、上述の「自作」と書きましたダウンロード後のエクセルの作り方の部分にスポットを当てたご紹介を致します。

メールに届く「今月の引落金額の確定のお知らせ」を合図にクレカのダウンロードをする

当月のクレカ引落日の金額の確定は引落日の役2週間前と決められているみたい。

毎月、メールでいただく「今月の引落金額の確定のお知らせ」を合図に、メールを見たすぐその場でWEBからのダウンロードをしておきます。

私の場合、27日に引落でお知らせメールは13日。

この日に通知が来たらすぐに合計金額の大枠の把握も兼ねて、ダウンロードをしておきます。

お世話になっているクレジットカード会社様は、この記事を最初に投稿致しました当時の2021.07.29当時ではダウンロードボタンが無く、お電話でお聞きしたところ範囲指定をしてコピーするやり方を話し合いそうしてきました。

その後、現在ブログの手直しをさせていただいております2024.05.11は約3年が経過。

「INVOICE制度」の本格開始に伴い、ダウンロードボタンが設置されました。

不思議なもので、範囲指定のやり方もかなり効率よくできていましたので、ダウンロードボタンがかえって違和感を感じてしまった変なギャップがありました(^_^;)。

ダウンロードの中身は、多くがそのようであるように、その後の加工が可能な「CSV」というエクセル対応のプログラムの種類です。

ダウンロードしたCSVはあくまで閲覧のみ、CSV内からコピーしてエクセルへ貼り付けていますので、結局今までと動きとしては変わらないです。。

1つCSVの確かさというのが、以前のWEBからのコピーだと金額も文字として扱うスタンスなので、「○○」円となっていて計算式のエクセルにおいても文字としての金額表示なので、計算機能はありませんでした。

では、エクセルに落とした表をご紹介します。

日付の右隣りの一番広い枠は内容ですが、実際の内容を伏せるために消しましたが、購入先名のお店や会社の名前が入っているのが実際です↓。

クレジットカードをダウンロード(当時はコピー)して出来上がった明細。ほぼデフォルトのまま作れます。

そして、実際の引落日に、コピーした表に、少しずつ情報を加えます。

その情報を加える部分というのが一番右。

確認を兼ねての情報を加える作業なので無駄がありません。

一番右の日付は、会計ソフトへの計上日付。

左の日付のクレカ記載日とのずれも分かりやすいです。

全くの一致などこだわるところではありません、違って当然、その違いが明確に分かるために一番右の計上日付のインプットの意味があります。

そして、この引落日に、振替の仕訳計上を会計ソフトへしていきます。

つまり、すでに会計ソフトに入力していた費用発生の仕訳、「材料仕入-買掛金」、「消耗品費-未払金」、などの仕訳に対して、「未払金」、「買掛金」という「〇〇金」を取消すための振替仕訳作業となります。

それぞれ「買掛金-普通預金」、「未払金-普通預金」と入力していきます。

当ブログ記事を最初に投稿してから手直しの現在までの間にもう1つ、2022年1月1日スタートで「電子帳簿保存法」もスタートしています。

よって、それ以前までは、紙ベースだったことが、完全デジタルになったことで変化したことがあります↓。

クレカを使用した購入時の際に、引落日を見込んで、エビデンスである納品書の下に引落日用の仕訳メモを書いておくやり方について。

ふせんを見ながら引落当日の27日に会計ソフトに入力していました。

ただ、費用計上時にクレカの引落日の仕訳も前もって入力してしまうのは「ちょっと危険かな」と思い、それはやっていません。

あくまで、リアルタイム計上です。

起こっていない事象の計上を予測で前もって行ってしまうことは、かえって現時点での事実と異なるので、ある意味それもリアルタイムの状況とは言えないからです。

「電子帳簿保存法」本格開始以降の2022年1月1日からは、紙の納品書も写真になってしまいましたし、記入するという作業自体がなくなりました。

そうしますと、以前やっていた「引落日のメモ」はどうやって覚えておくのかということですが。。

それが、デジタルならではの新しい方法を見つけました↓。

会計ソフトの中にある「ふせん」を利用、何らアナログの「ふせん」と同じ使い方でやっていくことができる

上述の、以前の引落日用の「ふせん」はこんな感じ。

7月の間に入力した計上の時の納品書等にこうして先に来る「ふせん」を付けていました。

そして、8/27当日に振替仕訳(引落による打消し)の計上をしながら、ふせんを徐々に外していくというやり方でした。

7月中に購入した時クレジットが引き落ちる8/27をふせんに記入。8/27にふせんを外しながら、ソフトへ入力。

同時に、クレカダウンロード後のエクセル表の一番右に費用発生計上時の日付を入力。

先に事業分をカーキ色のエクセル内のマーカーでカバーして示し、今度は、個人分の事業外費用の数々をレシートとの照合で*印入力でチェック済を表示。

保管してあった個人分のレシートを見ながら、変な「ハッカー」に不正利用されていないかなどを確認できます。

そして、全部照合出来たら、「事業外費用」として、1本の合計の金額の計上を行います↓。

100,000 事業主貸 <〇月分 事業外費用(総合計)> 100,000 普通預金

と会計ソフトへも入力。

事業専用にクレカを作らない方針。

個人分との合体が逆に、資金繰りとか個人の無駄遣い把握には良いのでそうしています。

そして、普通預金の元帳の合計残高とネットバンキングの普通預金の残高の一致を確認をしてぴったりだったら、クレカ表をアウトプットします。

このアウトプットも、電子帳簿以前は、印刷してファイルに保管しましたが、2022.01.01からはPDFとしてアウトプットし、デジタルで保管となりました。

PDF形式はエクセルからの転換がダイレクトにでき、「印刷画面」の中の「PDF変換」のボタンを押すだけです。

以前の紙ベースのふせんがデジタル化で無しになったことで、会計ソフト内にある「ふせん」に「8/27引落」7月の発生時にあらかじめ入力しておきます。

8/27の引落日に会計ソフトのふせんだけを見て、一番日付の古いものからクレカ明細の中にあるかどうかを見ながら順にふせんを抹消していきます。

アナログとデジタルながらふせんに関しては全く同じ機能です。

収納箱があまりにも増えた2021年度の不安を2022年1月スタートの「電子帳簿保存法」の本格スタートが解決してくれた

こうした表や納品書のエビデンスなどは、日付順に箱へ。

ファイルは穴をあけると重要な部分が穴で塞がれたりして見にくくなるので、綴じずに、箱へ入れるのみ。

いつでも調べたい時に簡単に丸ごと取り出して調べられます。

証憑保存箱:ダイソー製。なかなかのすぐれもの。厚いし、日付の後の方を調べ、底部が蓋になることも可能。

「ダイソー」様、本当にありがとうございました<m(__)m>。

その後、こうした保存箱が事業活動の活発化と共に増え、置き場所の悩みが生まれ始めます。

と、そんな頃にタイミングよく、「電子帳簿保存法」の本格開始。

ギリギリのところで、紙がそれ以上増えないことが実現。

紙ってとても恐ろしいもので、重いですし、ボリュームもある「ホラー」のようだと思ったものです(^_^;)。

まだまだお伝えしたいことは、きりがありません。

とりあえず、今回はここまでです。

あとがき

キャッシュレスとは言うものの、じゃあ、1つ1つのエビデンスを見て、よく分かるのかというと、やはり、紙ベースも良い点があったと思います。

紙が無い分、会計ソフトへの「摘要」での解説や説明が大切になってきました。

現在の2024.05.11では、デジタル化には少し遅れていたかのような「お役所関係」も随分ペーパーレスになっていきました。

もしかして完全デジタル化の未来も見えてきたのではないかと実感しています。

もともとデジタルなどという言葉を使うほど、長けていませんが、波に乗らねばどうしようもありません。

「慣れ」もあるかと思います。

「1からデジタルのソフトを作れ!」などと言われているわけではないのです。

既製品を使わせていただくだけですので、随分敷居は低くしていただいているのだとまずは思うこと。

特に2024年は大きく今までのことが覆されるほどの変化を覚悟する年。

偶然ながら、当ブログ記事のすべてを2024年1年間で手直しをいったんすっきり完了する計画を立てました。

現在は、当記事の番がまわってきたわけですが、毎日3記事ずつを地道に手直しし、タイトルを変え、画像などを追加したり、綺麗な画像に改めたりしながら計画を実行しています。

2024年12月31日をもって、これまでのすべてのブログ記事がすべてのYouTube動画の1つずつにリンクとして案内されます。

もちろん今までもうすでにやっている当記事の中に1つYouTube動画が貼られることは完了していますし、今後も続行です。

見やすくて購読したいと思うような記事を綴る「ライター」的存在に腕を上げたいと思っております。

また、是非お立ち寄りいただければ光栄でございます(^-^)。

<経理>現金照合作業に誤差があった場合の原因例、同日計上の2つのレシートを同じ金額で入力の凡ミス【671】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

出来事が起こったホヤホヤのタイムリーな記録となります。

個人事業主は経理作業があります。

5日に1度ほど、誤差が出やすい現金の財布の中身の実際と計上した帳簿上の現金の残高を合わせています。

細かい単位でのチェックがなければ、原因が分かりにくく迷宮入りしてしまうので、このまめさは1つポイントになるかもしれません。

そこまで対策していたにもかかわらず、ここ最近10日間程の計上の「空き」があり、帳簿上の現金勘定の残高と実際の事業用の財布の中身の現金に¥360の誤差が生まれていました。

実際の現金の方が¥360不足という状態、つまり計上が¥360多いという言い方もできます。

さて、この原因を解決できたので、その原因が何であったかの記録とともに、現金の誤差の原因のパターンの1つとして、現金の不一致の際のいち早い解決にお役立ていただければと思い記録に残したいと思います。

原因は、会計ソフトへの金額の入力ミス、1シートに複数レシートを貼ったケース

結論から最初にお伝えしますと、原因は1つの用紙に細かいレシートを2段に貼って、2本の計上をそれぞれする際に、金額が、¥580と¥940だったのを、両方とも、¥580となぜか入力していたことです。

同じ購入先でレシートが分かれたケースだったから余計です。

この940-580=360という値が誤差と一致しています。

計上金額が¥360分不足だったために財布よりも計上の方が足りなく、実際は財布の中の現金が正しかったという見方です。

そして、会計ソフトに入力の金額の片方を¥940へ修正することで、合致。

10日ぶりに現金照合がぴたりと合いました(^o^)丿。

当ブログ記事は、「電子帳簿保存法」開始の2022.01.01以前の2021.07.25に投稿しました記事で、現在2024.05.09に「ブログ記事の手直し」の番が来まして、書き加えたり誤字脱字を修正しているところです。

随分長い間そのままだったことが大変申し訳ございませんが、2024年はまる1年かかってこれまでの1,000記事以上のブログを1日3記事ずつ「リライト」することをやり切るという目標を立てました。

ということで、実はこのたびのような間違いのケースは、デジタルではおそらく起こりにくいことだと思いますので、随分時の流れの速さを感じます。

目まぐるしい速さで新しいことが始まっていき、「おーい」と追いかけるようなここ近年です(^_^;)。

現金の誤差に関して思うこと、「簡単に調整作業をするものではない」

やはり、誤差というのもちゃんとこういった原因が判明すると、必ず何か理由がひそんでいたのだと分かります。

「調整」ということで、一定の期間調べても原因が分からない場合に、誤差として記録して調整してしまうことがありますが、あまりこれは本来は望ましくないことです。

例えば今回の場合に、¥360の調整をしてしまって、現金をぴったりにすることで無理矢理合致させたとしても、結局、原因が帳簿入力の金額ミスなので、帳簿入力が間違ったままになるのです。

これは大変怖いことです。

そう考えると、できるだけその月いっぱいは粘って原因を追究することです。

今回発見したことに効果を発揮した作業は、経理事務としては当たり前に行われることですが、現金の帳簿をダウンロードして、その明細1つ1つと実際の証憑(エビデンス)を見直したことでした。

この作業の途中で、先ほどの¥940と¥580のところへたどり着きました。

帳簿が ¥580,¥580なのに、レシートが¥580、¥940だった数字の並びの違和感で発見されました。

あとがき

そもそも「現金の不一致」は、現金が物体だからこその悩みで、この悩みは現金を使う以上尽きることはありません。

ただ、キャッシュレス化が進んだ今、現金使いをできるだけミニマムにしていくことで、「不一致の可能性の低下」が望めます。

まだまだお店によっては現金主義のお店もありますから、完全キャッシュレスには遠いと実感しております。

高額なお買い物の場合には、その場で「負債」を追わずに解決するためにあえて、「コンビニ決済」を選択してお金をジャラジャラやっていることもあるわけです。

ブログ手直しも、その内容が古いと記事自体を残すかどうかさえ検討することになります。

ブログ記事開始当初から、流行が存在するファッション分野であっても古着スタイルで流行無視の末永く通用する記事を書く意識で始めました。

幾分かはそれで良かったのだと納得しているのですが、まずは、最初の投稿時の無知からの勘違いの内容や、誤字脱字などは現在の2024年の1年間の手直しの中では解決していくようにしています。

どうぞ、今後も読みやすい記事を綴っていきたいと思っておりますので、またお立ち寄りいただければ有難いです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

<経理>2つの運送費の存在の把握の大切さを説く、①原価に溶け込む仕入時の送料②自社からの商品発送時の送料【652】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

商業において、「売価」はお取引の比較的初期の段階で決まっていなければならないものです。

「売価」が決まるには、「原価」の値が必要です。

このたびは、商業活動の主に2場面で発生する運送費について深堀りをしていきます。

2つの運送費というのは、①商品や材料仕入時の届くための運送費②自社製品をお客様へ発送する時の運送費の2つ。

いずれも同じ運送費には違いないのですが、決算書において含まれる場所が①と②は大きく違います。

今後の配送事情の問題に伴う運送費のアップを背景に、運送費に対する向き合い方を考えるために、まずはその存在位置を知るというところをしっかりやっていくことから始めます。

①材料や商品仕入時の運賃は「仕入」へ②販売時の発送運賃は「販売費および一般管理費」へ計上の区別

運送費と一口に言っても1つのケースだけではなく、多くの事業者が①と②であることが通常だと思います。

ハンドメイドバッグの製造及び販売を例にしますと、ハンドメイドバッグは材料を仕入れてからの製造しますので、材料を仕入れる時点でネット通販などで生地を購入した場合には納品書に商品価格と共に送料が掲載されています。

商品代に加えて、最後に送料の購入者側負担部分を加味した合計金額が納品書。

あの形式は、簿記の決まりである、「送料は取得原価に含める」というものにもとづいたもの。

送料を含む納品書の合計金額がそのまま仕入価格となります。

納品書の一番下の合計金額を拾って、会計ソフトへ入力計上していきます。

とにかく、自社製造の商品完成までに発生した材料や外注費の中に溶け込むようにに附随した納品書の中の運賃は複数あったとしても、すべて原価加算可能なものになります。

よって、①は原価に溶け込み納得の金額として決算書の「仕入」に加算。

ところが、②の商品発送時の配送料に関しては、「販売費および一般管理費」となります。

「商品発送運賃」という科目を自分で作りましたが、一般的には、「荷造り運賃:にづくりうんちん」という科目が会計ソフトにもデフォルトで設置されているものです。

ただの拘りに過ぎませんので(^_^;)、結局は科目を独自に作ったところで、同じ「販売費および一般管理費」に投影されることは変わりません。

この販売時というのが、商品としてはすでに原価計算が算出された状態であるので、商品自体に関連したものであるにもかかわらず、その他の経費になるのです。

ここに非常に引っ掛かりを感じるものです。

経費はまとめて一括りの合計金額になっていき、データがわかりにくいものであるということが経理をしていて思うところです。

細かくどの商品の分であるかをきちんと詳細に把握できている業者様は少ないかと思います。

けれども、この運賃が結構ばかにならない、ここ近年運賃がアップして、比重の多いものになっているのです。

にもかかわらず把握しにくいのは、経費であることから、なかなか詳細まで目が行き届かないことなのです。

サイトでのネット販売のケースは、必ず「支払手数料」が発生、運送費と同じように「販売費および一般管理費」に入る

運送費と同じような科目がもう1つありまして、「サイトに払う販売手数料」です。

これらは、販売時になってようやく発生しますので、商品が売れ残っている棚卸資産の計算の時点では、発生していないのです。

よって、先ほどの運送費と同様、ざっくりと「販売費および一般管理費」に、科目は「支払手数料」として入っていきますが、それぞれの原価には不加算なのです。

実は、その商品に関連した本当の意味の原価なのではないかなと考えることがあります。

結局は「経費」と言っても、結構な粘着力で、商品に紐付くものになっているのです。

こうした疑問というか腑に落ちない気持ちは、実際に「原価表」を会計とは別にエクセルで作るとよりふつふつと湧いてくる気持ちです。

ハンドメイドバッグの棚卸資産表の値は、このエクセルで作る各品番ごとのお品物1点ずつの「原価表」の合計金額を拾いますので、当然その「原価表」にも販売していない在庫の状態の「商品発送運賃」や「支払手数料」は¥0とした不加算が正解なのです。

あとがき

最後に、当記事の締めくくりとして綴らせていただきます。

営業マン様などが、初期の段階で見積もる「売価」を決める際の「仮原価」には、決算書では原価に不可算入の「商品発送運賃」や「支払手数料」を見積もるのかどうか。。

ということです。

あくまで「仮」ですので、「本原価」では、見積もりに入れていた場合の「商品発送運賃」や「支払手数料」は「含み益」のような形でその姿が曖昧となっているのです。

企業では、利益を乗せる際にある一定の比率の%(パーセンテージ)を掛けますが、そこに吸収されるのが実態でしょう。

ただ、間違いなく、それぞれの1点ずつにかかった費用が最終的には分かるというのが本当の顛末なのだと思います。

ハンドメイドバッグの初期製作品は、技術が不足している上にありふれているという二重の弱点、それでも安くて悪い物を作るべきではない【638】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近インテリアを兼ねた好みの柄の布の袋のようなバッグを入れ物目的で購入しました。

とにかく一重仕立ての「袋」のようなものですが、生地にキャラクターがプリントされそこでしか購入できない「ブランディング」が確立されています。

もともと物を収納するための目的であったため、実際に物を入れてみたのですが、中に入れた物があちこち移動して安定感の無い収納になります。

その理由は、まず、マチ無しだったからということになります。

また、取っ手が一重仕立てなことから、フックにかけているうちにねじれて古びた様相になってしまいました。

思えば、同じようなデザインを作ってスタートの初期のハンドメイドバッグがありました。

初期の頃の製作が実りにくい理由、そして技術をある程度持ち合わせてきたその後も継続していくべき「良質さの追求」について綴りたいと思います。

最初は単純な出来る精いっぱいのデザインを全力で。。ただし手を抜くことはするべきではない

初期の頃のハンドメイド製作のバッグ:一重仕立ての今でいうところのレジ袋のようなもの。マチも無し。

そんなバッグを¥100でヤフオクや楽オク(現在のラクマ)での販売をし始めた2007年がハンドメイドバッグ活動のスタートでした。

一重仕立てで、内側に吊り下げ式ポケットを付けたものでした。

初期製作品は、技術が無いうえに難しいデザインも作れない為、なかなか受け入れられにくい時期です。

その頃の作りにそっくりなものが、この度購入のキャラクターものバッグでした。

冒頭のように、収納には不安定であることで、何とか活かせる方法は無いかと考え、実用的な「壁かけメモホルダー」を作ることに。。

使い勝手の悪かったマチ無し縦長トートからの「壁掛けメモホルダー」へのアレンジ。左右のタブは画びょう用。

キャラクターものなので、「著作権」の兼ね合いで写真に写すことができませんでして、図解で失礼致します<m(__)m>。

中に接着芯を貼るということをして、更に「ハード厚芯」というごわっとした芯地も挟みます。

そして、柄の向きを正面に合わせながら折り返して輪にして広いポケットを作り両サイドを縫い付けて、両サイドのてっぺんにタブも縫い付け完成です。

ここへ、予定メモを日付順に入れます。そして、一番先頭の近日の予定メモを外に出して洗濯ばさみで留める使い方です。

このことから、現実的にしっかり使えるものが残っていくという点がヒントになります。

一重仕立てのトートバッグはいろいろ活用できそうなわりに出番は結局なく、反対に、特化した物品の方が出番が確実の現実を見ました。

この「壁掛けメモホルダー」になる前の一重仕立てのトートバッグは、生地のキャラクターに大きく価値があったため、別の使い方をしてでもこの先も持って行こうと思えたことです。

キャラクターは「ブランディング」が命だと実感した瞬間です。

この「ブランディング」に良い勝負を挑めるのは、ブランドの量産的な構造があまり重視できない縫製などにおける「徹底した作りの差」ではないでしょうか。

悪い品物はたとえ安くても在庫に残り続けてしまうと思います。

かと言って高額過ぎは、良質であってもなかなか購入に踏み切ってもらえないところが「ブランディング」が中心にあるようなファッション分野の難しいところかもしれません。

それでも、良い物を作らなければその先は全く間違った道を進むようなもの。

なかなか受け入れられなくて、続けていくマインドさえ失うのです。

「捨てる」というところまで行くような未使用品はとにかく、「質が悪い」のです。

「質が良い」品物は簡単に手放すことが躊躇され、別の使い道を工夫されたりアレンジしてでも使いたいもったいなさを感じるものです。

あとがき

現在ブログ記事の「手直し」をしておりまして、この【638】を綴りました当初の2021.06.28からはおよそ3年が経過の現在2024.04.28です。

この現在においても、ご紹介しましたアレンジしたキャラクターものの「壁掛けメモホルダー」はまだ手元に持っています。

しかし、別の使い方をしていますが。。

捨てずに年月を経ることさえ雑貨品ではまずまずの功績です。

ということは、最初の時点で「良質な物」を作らずして、数年先の姿が無いと言えます。

是非「良質さを追求するハンドメイド」をやっていこうではありませんか(^-^)。

<経理>個人事業主の会計ソフト入力計上後の照合、「現金」の帳簿と「財布」の実際の金額の誤差は「お釣り」にヒントがある【629】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

会社の経理事務担当者様であっても、個人事業主の事業主本人様であってもこの「現金」の「財布」との照合という作業は同じく必須です。

現金というのは、細かな紙と細かなコインという「物体」なので、細かいものが失くしやすいのと同じことなのです。

ここ最近のこと、実は¥4,000といういかにもピッタリな数字の誤差が出てしまいました。

今回はその解明をした記録と、誤差が出たときの早く解明できるコツ、「予測」の所にスポットを当てながら解説してまいります。

¥4,000事件なぜ起きた!?「5千円札のお釣り」という見方からの解明

最近というのも実は、この記事アップの前日の昨日のことです。

普段から、迷宮入りしたくないので、現金の照合はまめにやっていました。

ここ最近というのが、6/18辺りから、6/21くらいまでのほんの4日間程の間のこと。

それより前は、現金照合が一致していたということです。

そもそも、まめにそういった作業をすることは是非お勧めします。

1か月に一度のチェックでは、スパンが長すぎて誤差が出る確率と迷宮入りする確率が高まり、正直お話にならないかと。。

このたび¥4,000が帳簿に対して、実際のお財布(事業用)の中身が少ないという事態でした。

個人事業主の財布:上の紺色が個人用の財布、下のパイソン地が事業用の財布と使い分けをしています。

なかなか、苦戦しましたが、最終的に解明。

よく照合の時に誤差がある場合、帳簿の実際の費用の数字そのままに注目しがちですが、もっと裏を見るということがコツです。

¥4,000というのは、¥1,000のものを¥5,000を出した時のおつりであるという考え方で見ます。

この「お釣り」に答えが隠されていることがとても多いです。

マナカをチャージした¥1,000の記録が実際にあります。

この時に、¥5,000を事業用の財布から取り出してチャージしたそのおつりを間違えて、うっかり、個人用の青い方の上の財布に入れてしまったというストーリーが答えでした。

この時に5千円札を使ったという記憶も頼りになります。

または、その周辺の時の帳簿の残高から、5千円札が事業用の財布の中に実際にあったような様子も確認。

そうして、この解明に至りました。

こうして、おつりの中にあるヒントというのがかなりの手がかりになります。

実は、遡ること2か月ほど前にもお釣りに関する誤差のが出たエピソードがありました↓。

レジからお釣りをいただくアナログないただき方、お店のお釣りの渡し漏れが原因であったエピソード

実は、今回の誤差が出た、2か月程前にも誤差が出た件がありました。

その時は¥99の誤差。

この数字も正直意味深です。

¥99という数字そのままではなく、どんな支払に対してのお釣りなのかをイメージして見るのです。

コンビニに設置の機械でサイトとの連携で確認を行った後、レジにそのレシートを持って行って現金でお支払いする「コンビニ決済」というもの。

その時に、やや金額が大きかったことで、店員さんが現金に対して身構えます。

そして、紙幣を数えることなどに集中して、額が大きいと収入印紙も貼るのでそんないろんな立て込んだ作業が一度に起こりました。

そして、その時にもらうはずのおつりを店員さんが私に渡し忘れ、私もそれに気づかなかったというものでした(なんや自分ぼーっとしとるやないか!)。

翌日、たまたま現金照合をしていて、どうしても¥99合わないということで、前日のコンビニ支払いの時にお釣りをもらっていない記憶をうっすら思い出します。

そして、コンビニに実際に出向いて問い合わせたところ、コンビニでも、現金が合わない記録が同じ額で出ていたということで双方が腑に落ちました。

これで完全に解決でした。

そう考えると、早めの照合が大切であったり、そのシーンの記憶も新しい内に早く計上し、金額照合する作業をするべきです。

いずれにしても、1件だけだったことが解明にもつながった分かりやすい数字で出たと思いますので、いくつも重なった合計の誤差は解明の難易度が高まります。

短いスパンでの都度の現金照合作業をお勧めします。

このたびの現金不一致からの学び

レシートや納品書の記載のある目に映る数字などに注目しがちです。

しかし、お釣りが現在の残高の一部になって構成されているわけですから、お釣りは結構重要なカギを握ることが多いのです。

お釣りというものをソフトに記載するということがない(レシートには載ります)から分かりにくいのですが、カギを握ることが多いのです。

現金照合も誤差が出た場合すっきりと事実に基づいて解明できた方が良いです。

帳簿もずっとつながっていきますので、致し方なく、変な調整を一度してしまうと、後で新事実が発覚した時にまた困りますので、その都度まめな照合は長い目でみてスムーズです。

同時に「普通預金」も同じです。

こちらも頻繁にチェックしていまして、現金と同じくらいの割合で5日に1度みたいな感じとか、多く計上があった日に見てみるなどがお勧めです。

こういった「キャッシュ」のカウントは出来る限り現金をやめていく方法でも解消されますし、とにかくここに時間をかけることは事業活動にとってはかなりのロス。

スムーズに終え、常に正確な状態であることが本来の事業活動に集中できることに繋がります。

あとがき

この頃から、財布を2つ持つことをやめ、1つの財布で科目で事業用の計上と個人用の計上を分けることで対処していくように変えました。

個人用の計上では、本来計上しなくてもよいレシートを「事業主貸」という科目で計上する手間は確かにありますが、財布は1つで良い所がとても身軽です。

ただ、財布が1つになったからといって誤差は時々ありますので、この度の解明のコツは引き続き引用することがあります。

とにかく「現金」という細かい物体の存在がこうしたことを生むのです。

「キャッシュレス」は非常に事が正確だということも同時に実感した次第です(^-^)。

生涯仕事をしていくと誓った事業主「picturesque:ピクチャレスク」は、当然ながら「年中無休」でございます【616】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「個人事業主」になって4年目、2017年末に会社員を引退(「早期定年退職」と自分でからかっていますw)の2018年2月スタートでした。

店舗は事務所として使用させていただくのみの、ネット通販の事業の2つ、「ハンドメイドバッグ」と「レンタルジュエリー」の事業者でございます。

いずれも「ホームページ」や「販売サイト」を通じての商品のご提供となりますので、常に写真はご覧いただける状況にあるとともに、連絡のやりとりも当然、常に「営業中」なのです。

これは、考えてみたら当然の流れで、あえて「休業日」というものは設けておりません。

その年中無休に対する決意が生まれた理由をこのたびはお伝えしてまいります。

ショッピングする時にがっかりした経験を「反面教師」に活かした

ショッピングの時に、質問をしたいことがよく出てきます。

その場で解決したいご質問があっても、金曜日の夜以降はネットのお店が実質お休みになってしまい、月曜日にやっと連絡が付くなどということが結構な数ありました。

そうすると、金曜日からは3日後にもなってしまいます。

この3日は大きく、随分「時」の流れが変わってしまい、気分が萎えがっかりすることがありました。

質問というのは早めに解決したいものなので、やはりそういったお店の休業のロスが「ホットな気持ち」というショッピングでとても大事にしている者が気を落とす点だったのです。

そういった多くのショッピングの苦い経験を活かしたのでした。

年中無休のライフスタイルに慣れた今の楽しさ、すべての生活から事業へ取り入れる学びの多さ

「オン、オフ」という言葉もあるので、お休みの日にまとめてリフレッシュというのも会社員時代に長年経験しました。

普段会社で仕事にのめり込み(on)、夜遅めの帰宅、休日によくお昼寝を楽しんでもいました(off)。

仕事好きであるのは今でも何ら変わりません。

会社員時代のお仕事もとても好きでしたが、内容の変わった現在もその点が変わらなかったのが、「仕事内容への魅力だけが理由ではない」ということになりませんでしょうか。

「個人事業主」になるにあたっては、「自分の決めた仕事で、ずーっとお婆さん(今もそこそこお婆さん)になっても毎日毎日仕事に打ち込む決意を固めておりますので、このスタイルの毎日は当然で自然です。

ただ、「頭痛持ち」であることもあり、時々そんな時には数時間睡眠したり、ある一定の時間帯に毎日運動をする時間はいただいています。

あとは、店舗での材料購入などがある時の隙間のような時間に、電車の中10-20分の間で読書をするように本を持ち歩いて出かけます。

そんな感じで短い時間のリフレッシュを時折取り入れるようになりました。

現在観たい映画がある、感想や記録を<読書>カテゴリーでYouTubeとブログ記事にまとめるルーティーンの継続

映画なども、よく以前は夜の最終で見に行っていたこともありましたが、夜はYouTubeアップ作業があるので、現在はあまり向いていない時間帯。

途中のもっと明るい時間帯にリフレッシュとして取り込むのが結果グッドです。

現在見たい映画がありまして、「グリード ファストファッション帝国の真実」です。

「ファストファッション」への警告のようなメッセージを含むストーリーで、新聞の記事の「文化」のコーナーで「ファッションライター」様からのご紹介がありました。

もう間もなく上映スタート日になるので、時間が取れ次第、変な時間帯に見てみようと思います。

この変な時間帯というのが、午前中とか午後の夕方になる前の明るい時間帯。

現在サスティナビリティの内容の本を読んでいることもあって興味を持った映画です。

実は、映画も2018年以降映画館では見ていないと記憶しています。

感想などをまた、当ブログ記事にアップしたいと思います。

あとがき

「年中無休」の中で、時間のもったいなさを意識するようになったことが成果として1つあります。

しかしながら、何がもったいないかなど、何気なくやっていることの中にも今後につながるようなヒントがあるかもしれないので、一概には言えない部分。

よく、「徒歩なら迷うことなくタクシーを使う」など、そのような例を耳にしますが、徒歩でも意味がある場合もあるので、時間の使い方の極論だと思います。

後から考えて無駄だったなあと自分で思わなければ、徒歩で時間をかけたとしてもOKなのではないでしょうか。

「こういうものだ」と教科書のように従うよりも、「心からの納得」に重きを置いた方が良いです。

よって、みんなが横一列ということは決してなく、「価値観」というものの違いが千差万別で良く、この度の内容も年中無休に対する向き合い方の1つの例です。

とにかく自分の人生は誰かに占領されるものではなく、自分が舵を握れる「自由」がまずベースにあると思っております。

その「自由」が無い状況は誰かに奪われた人生であるので非常にまずい、早急に見直し解決する必要があると思います。

まずは「自由」を入手してくださいまして、「自分軸」の実現をしてくださいませ、心より応援致します(^-^)。

<経理>お客様からの入金後の発送が徹底のレンタル事業の仕訳、「売上」の計上は一番最後【612】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

事業者は、有難く「商品」が「成約」に至った場合に、「売上」を計上します。

その相手科目は、簿記通りの基本としてましては、「売掛金」や「普通預金・現金」などが該当。

ただ、それも実際の入金までのタイムラグがある場合に該当するものです。

このたびは、レンタル事業者とレンタルご利用者様の「アドバンテージの公平性」を保つために必ず多くのレンタル事業者が取り入れられている「入金後の発送の徹底」と共に、仕訳から見た「売上」計上のタイミングをご紹介したいと思います。

あくまで、仕訳例でございますので、方針によっては違いは多少あるかと思いますが、とにかく「シンプルで分かりやすい最低限」ということをモットーとしております。

最初の仕訳は「入金時」、法律に従い発送後にやっと「売上」の仕訳が計上できる

「レンタルジュエリー」は、先に料金をいただいてからレンタル品を発送する順番でスタートしますので、予約状態の期間が短いタイプの「予約販売」に似てるのかなと思う部分もあります。

ただ、「予約販売」というような科目は使いません。

まず、お客様がレンタルしたい商品番号をお聞きし、「計算書」をメールで発信。

メールの本文自体が「計算書」になっている形式です。

そして、入金をお待ちします。

実際に着金があったことを確認した時点で、初めての仕訳ができます。

「普通預金-前受金」という仕訳です。

クレジットを設置しておりませんでして、「振込入金」のみだからです。

相手科目の「前受金」が少し分かりにくいですね。

一般的に、「〇〇金」と名の付く科目は、必ずストーリーとしてその後取消仕訳がされる「仮の科目」と言えます。

発送をしていないからまだ「売上」科目を置いてはいけないという理由から「状態」をクリアにするために必要な科目が「〇〇金」なのです。。

そして、入金後は、当方で発送準備をし発送。

実際に発送した「証」である運送会社様の領収書やレシートが発行されたら、その金額と等しい発送の計上をします。

「商品発送運賃-現金」。

picturesque(ピクチャレスク)の場合は、送料はすべて当方持ち、その時の送料はスマホと連携のクレジット払いなので、「現金」が「未払金」になることが多いです。

そして、やっと、「前受金-売上」という計上で締めくくります。

「借方」に振り替えた「前受金」の意味は、「取消」です。

こうして、「〇〇金」をできるだけ速やかに取り消すことがすっきりとした帳簿になってゆきます。

共通のルール:必ず「売上」は「商品発送後」に立てるという「企業会計原則:実現主義」の鉄則に従ったもの。

「ハンドメイドバッグ」の場合では、2)の売上計上の前に、「商品発送運賃-現金(未払金)」が順番として入りますし、当「レンタルジュエリー」の場合では、3)の売上計上の前に「商品発送運賃-現金(未払金)」が入っています。

「レンタルジュエリー」では1)-3)の日付は同日になることがほとんどですので、計上の順番も大切になってきます。

同日計上では、入力した順番にストーリーとして綴られますので、実際の順番通りにきちんと会計ソフトへ入力していくこともポイントです。

気を付ける点は、入金していただいただけでは、発送がまだであれば、「売上」は立ててはいけないのです。

ここはとても重要な点で、「法律」に規定されている事項です。

「売上」の計上はあくまで「商品を相手に引き渡したタイミング」ということ。

ただ、そのタイミングも、出荷の時なのか、受け取った時なのかで選択が分かれますので各々の事業者が自社に見合った選択を決めていくのです。

一番早い「出荷基準」を選択しています。

スピーディーなデジタル計上の世の中、このタイミングが実際と帳簿とのタイムラグが最も少ないと考えています。

よくない傾向として、「経理事務担当者の机の引き出しの中に未計上の仕事を長期間ためこむこと」です。

とてもルーズな姿勢であると見て取れ、仕事をきちんとこなしているか否かはこういったところに表れます。

あとがき

動画内でお話させていただきました中で、「仮受金」や「売掛金」はいずれ取消が行われる末路である仕訳であり、「決算時」においても極力、ミニマムにする作業をするものです。

その他、「〇〇金」と呼ばれるもの、「仮払金」、「未払金」、「買掛金」という風に末尾に金が付くものというのも同様に、「今だけの仮の状態」的な要素があり、最終目的は取消して抹消されるべきものなのです。

今ある状態をクリア記録する便利な「ツール」として「〇〇金」が存在しているので、1つの取引が終了した時というストーリーの締めくくりは、「〇〇金」が取り消される仕訳であることがほとんどです。

そう考えると何ら、多くの「勘定科目」も決して複雑なものではないと思えてきませんか(^-^)。

よくあるポイント制との差別化、お値引実行のゴールがすぐ目の前に。。3セット値引きをリアルタイムで実行というスタンス【578】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」というレンタルジュエリーの事業をさせていただいております。

お取引の中で、レンタル開始前のお支払いの際に「3セット値引」というものを設けています。

今回は、このお値引きを深堀りしまして、そのお値引きのタイミングが「今すぐ実行」であるリアルタイム値引きのタイプであることをご紹介致します。

「お値引」を受ける側の気持ちがどのくらいのものかを過去のエピソードで振り返る

お値引きは、いろいろな理由で実行されます。商品の不具合に関するお値引きも一般的です。

1つお値引きに関するエピソードをご紹介します。

私が購入者側だった時のものです。

ネット通販で購入した友人へのプレゼントのブランドの赤ちゃんのデニムパンツにキズがあって、素人でも少し分かる感じでした。

しかし、最後の1点であることと、キズ以外の魅力はたっぷりのお品だったので私の方からお値引きの交渉を持ちかけます。

そして、▲¥1,000OFFしていただいたことがあります。

全体おの値段から見ればそれほどの金額ではないにしろ、買い手としては、まっさらのお品よりも幾分か損害を被っているのに同じ金額を支払うことにためらいがあります。

そうしたことに応じていただいたお店だったのが最終的に好感が持てました。

こちらも無茶は禁物です。

ある程度常識の範囲内の交渉額を持ちかけて、わずかだけれども納得のいく値引きということでの成立だったと思います。

「高い金額を設定しておいて結果はそこそこな下回る結果の金額で落ち着く」、というような考え方は大胆過ぎ、反対に人間関係が崩れることがあるのです。

そんなに無茶苦茶な自分勝手な金額を提示しても、「あなたには売りたくはない」と思われてしまうリスクを孕みます。

そこはやはり事業者様のお立場も考慮せねばと思って、最初からそのまま値引きしてほしい金額¥1,000を言いました。

そんな感じの商品の不良や不具合に対するお値引きというのはあるものです。

次は、こうしたハプニングによる値引きではない、最初からの「サービス」として、自社の「売り」のようなことにもつながる特徴あるお値引きのご紹介です。

実際にレンタルジュエリーで行っているお値引きです。

「本物志向のレンタルジュエリー」の3セット値引きは、「今この瞬間」を大切にしている

今回のご紹介は、実際にレンタルジュエリーで行っています、「3セット値引き」というものです。

当レンタルジュエリーは数点のアイテムで1セットを組みます。

ネックレス、ブレス、リングを各1点ずつで合計が3アイテムで1セットの組合わせです。

その1セットで2週間レンタルにお値段を付けています。

これが、一度にまとめて3セットでも、時期をずらしての3セットを満たした場合でも、とにかく3セットを満たした時点で、3セット値引きが即適用となり、お支払い時にお値引きされた金額でレンタルできるというものです。

よく、ポイントというのがありますが、このポイントも組み込まれたもので、次回に保有する場合は、1/3ポイント、2/3ポイントなどとカウントして記録していきます。

ポイントは次回に使用可能などが一般的ですが、その場で使用可能というダイナミックな差別化があるのです。

このその場で適用の案というのは、その昔、山積みのバッグ売り場などで、「〇点で〇円お値引きだよー」、というバッグの催事場の店員のおじさんの掛け声からのヒントです。

催事場はその時限りですので、次回というものはなかなかありません。

そんな「一期一会」をリピートをしていただきやすいサービスへ落とし込んだものになります。

そして、一度レンタルをしていただいたセットは、必ずポイントにカウントされますので、今回のポイントを次回へ保有して、次回との合算で次回がまた、3セット値引きできやすくするものになります。

そうして、リピートもしていただきやすくしているのでございます。

あとがき

動画内の価格は、実際とは違いますのであしからず。。

ただ、「お得感」は買い物ではテーマにしているところでして、ここを追求した1つのアイデアです。

なかなか高級品であるジュエリーではこういったことを気軽にされてはいないので、特異な事業者になるのかもしれません。

とにかく裏切りはございません。

信じていただいて、楽しんでいただけるよう品物だけでなく内容もとことん充実させたくて始めたことです(^-^)。