技術が未熟な時期に足を踏み入れた美しい高級生地、フクレジャガードのデイジー柄バッグは生地頼み【12】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2018年からスタートのハンドメイドバッグ本格事業活動。

思わしくなかった1年目のその後、2019年からは材料の生地のテイストをガラリと一変。

これまでの黒やグレー色の生地から、マルチカラーの凹凸感ある柄に挑んでいきます。

凹凸感ある柄は、「フクレ」「風通」といった加工が付いていて、より高額であり、日本製よりもイタリア製に多くの生地を発見。

当ブログ記事は、最初の2019.04.02からおよそ5年後の2025.01.12にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

当時、「高級品の生地はもっと技術が高まってから。。」と思っていたのですが、「思いついたなら、今すぐやる」こんな気持ちが勝りました。

今から思えば、結局は技術の未熟さと経験の少なさでほとんどがボツになった結果でしたが、2019年は高級生地のバッグの製作に入っていったのでした。

しかも最初の1点は、複数同時に集めた生地の中でも一番ピンと来ていた生地から先に取りかかったのでした。

このたびは、素材も初めて・デザインも初めてのショルダーバッグを完成した記録、「その生地の良さが最大限に活かされたのか」という視点で綴っていきたいと思います。

うっとりするほどの美しさに対しては技術が追いついていない悔しさが溢れる、素材の良さに依存したバッグ製作

本当にうっとりとしてしまうような「フクレジャガード」というイタリア製の生地を使用したコンパクトなサイズのマチ無しショルダーバッグです↓。

ドーム型バッグ:<サイズ>縦23cmx横26cmxマチ無し。ファスナーの両サイドに口布有りの方が簡単。

ファスナーがマチ無しに対して付くことの二次元ミシンの限界を大きく感じました、作りにくさは歪みの原因になってしまうのです。

イメージ:可愛らしいサーモンピンクとダークカラーのコントラストが元々おしゃれなので良い雰囲気を演出。
表地:フクレジャカード、ビスコース/60%、ポリエステル30%、綿/10%、イタリア製。/裏地:アムンゼン、ポリエステル/100%、日本製。

イタリア製の「フクレジャガード」や「風通ジャガード」の混率の特徴としては、「ビスコース」入りが多いということ。

ツヤがありしなやかな特徴と共に、一層高級感が増しています。

この生地は、@¥5,980/mの高級品でした。

難しめのカーブラインもそれほど未熟さを感じないのも、この記事のハリコシの素晴らしさのおかげ。

まるでバネのような弾力性と強靭さをミシンで縫っていて感じました。

生地の時には膨らんだ加工なので安定感が無いように感じますが、ミシンで固定するとなれば生地の時には無かった性質が生まれているような。。

この生地はその後はもう見つけることはできませんでした。

その時に出会っていたからこそ、早めに知れた「フクレ加工」の性質と、ピクチャレスクの技術の足りなさといったところです。

あとがき

一度きりの生地であることも、その後もたくさん経験しまして、むしろ何年もの間同じ生地が入手できることがかえって珍しいことなのです。

それほどに生地は多品種小ロットで作られ、どんどん移り変わっていくもの。

だからこそその時の出会いが貴重であり、技術の未熟さに先立って一歩足を踏み出してしまったことは、決して無駄ではなかったのかもしれません。

ただ、出来上がったバッグは到底販売できるものとは思えず、解体し前面のポケットのみをポーチにして「はぎれ製作品」として販売し2020年初頭にご購入いただきました<m(__)m>。

2025年の今、もしこの生地をもう一度バッグに仕立てるという機会があれば、どうしたいのか。。

同じく表地に使うと思いますが、もっと面積を思い切って広く使ったものにします。

せっかくの有難い素敵な柄をまず敬意をもって存分に見せるということをすると思うからです。

当時は、高額なので最低限の35cmのみ(幅は145cmくらいありました)の調達であったこも、「思いっきりの無さ」であり自信の無さであったと2019年の製作を振り返ったのでした。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

木製の良質なスツールの座面の保護と座り心地の追求、薔薇柄低反発クッション製作と経年のウレタン替え【10】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

天井の高い賃貸のお部屋、慎重158.5cmにとっては届かない部分が多々ありました。

この天井の高さこそが住み心地の良さでもあったわけですが、例えばクローゼットの上の広い棚などの出し入れには、椅子が必要でした↓。

2015年頃購入のスツール:座面が木製、脚が金属です。しっかりした作りであり、記憶では¥6,400程の価格。

このたびは、ここに低反発クッションカバーを製作した2019年、そしてその5年後の姿も含む現実的な様子を含めて低反発クッションの有限性もお伝えできればと思います。

当ブログ記事は、最初の2019.03.15からおよそ5年半後の2025.01.10にブログ記事の「手直し」の順番で当記事を綴り直しています。

2025年現在もこの椅子は継続使用中なのですが、低反発クッションはもう新調しております。

ウレタンが経年でペタンこになり、元の厚みに戻らないところまで行き着いてしまいました。

後に貼りますYouTube動画は当時の2019.03.15のままですので、動画は最初に製作した2019年のままであることをどうぞご了承いただければと思います<m(__)m>。

低反発クッションのウレタン2枚重ねで四角で製作、椅子カバーもインテリアの一部なのだと教えてくれた薔薇柄

生地に選びましたのが、中間くらいの厚みの「ツイル」という丈夫な織り方の生地です。

ダークなカーキグリーン地に、バラの花がぎっしりとつまった好みのクラシックな薔薇柄は、このたぐいの柄一辺倒で集めたインテリアによく馴染みました↓。

使用生地:生地名不明、綿/100%、原産国不明。縦37cmx横92cm、カーキグリーンベース。美しい柄です。

この生地を存分に使用し、クッションカバーと固定用共布ひもを4本を製作。

中に入れ込む低反発クッション用のウレタンシート、40cmx40cm。これを半分にカットし二枚重ねで投入。
このウレタンの厚みは2cm、座面は縦22cmx横31cm、2枚重ねて厚みが4cmのクッションになる見込み。

できるだけ簡単に製作したく、型紙などの作成は無し。

①生地を真っ二つにカット:出来上がりの縦22cmX32cmに対して、縦横それぞれ+15cmずつのゆとり。

余計な材料は徹底的に省くこの度のケース、ファスナーは使いません。

最終的には縫い閉じて仕上げてしまいます。

よって、最後に空き口を縫う時にミシン目が4cmの厚みに引っ張られて、物理的に落ちてしまわぬよう、結構なゆとりが必要なのです。

②生地を中表に、返し口の1辺以外の3辺を、端より3cmで縫い合わせステッチ。
③この直後、3cmある縫い代を1cmくらいずつラッピングを兼ねた三つ折りステッチ。
空き口の1辺を残し、3辺の縫い代始末と縫いとじ完了。
④三つ折りを3方とも行ったら、ひっくり返して、1か所だけ残ったてっぺんぐるり1週を三つ折りステッチ。

ここですべての縫い代が隠されましたが、まだ返し口は開いたままです。

⑤ウレタンを2枚重ねて、カバーの中に入口をきちんと合わせてミシンで縫い閉じます。

この時が、ウレタンの厚みで、縫いにくいので、最初の15cmのゆとりが効力を発揮していました。

⑥余った生地で幅8cmのリボンテープを裁断、観音開き折理をしてステッチ後十文字の位置4箇所に縫い付け。

以上で完成です。

完成:リボンテープの長さは、左右は55cm、上下は45cmと椅子の座り面の差10cmを付けました。
横から見た様子:出来上がり2cm幅の共布ひもが立派です。

さて、ここまでが、2019年当時の完成の状態でしたが、その後の様子はここから↓。

【1379】という番号の投稿で製作過程の詳細を綴らせていただいたのですが、2023年に四角い座面を楕円形に仕立て直しをしたのです↓。

全解体後楕円型に仕立て直した2023.12.31の投稿は【1379】にてご覧いただけます。型紙から作りました。

その後、楕円の座面で完成した後は使用頻度が高まりまして、こんな風になっている現在↓。

見事なぺたんこぶりです。ウレタン2cmx2枚の合計4cmであっても、5年後にはここまでぺたんこに。。

最終的には、別のクッションを新調し、上に載せる使い方をしています2025年現在↓。

2025年現在:このジャガードのカバー製作は【628】の記事で投稿。5cmのウレタンを2枚重ねの10cmの厚み。

これでも座ると沈みますので、最初から10cmくらいで作ると良いのかもしれません。

あとがき

さて、グリーンの薔薇の物語はまだまだ続きがあるのです。

是非【1428】という記事で、その行く末をご覧になって下さいませ(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

<仕立て直し>デフォルトのビニール素材の寿命は短い、その後の永続的なミシンカバーを薔薇柄で自作【9】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ミシンを大切にしていこうと必ず作業後にカバーをかけてきました。

デフォルトはビニール製の白、ミシンは「JUKI」社製の「シュプール:TL25」というモデルです↓。

デフォルトのカバーは、ビニール製の工業的なタイプ。かぶせたり外したりなどの摩擦によりいずれ消耗と劣化。

そのうちある部分から亀裂が入り破れ始めましたのは、ミシン購入後7年後くらいのことでした。

このたびは、これまでのデフォルトデザインを布製で引き継ぐような「ボックス型の蓋」デザインで製作。

使った材料生地の大容量バッグ(自作)そのものが、逆さにミシンにかぶせるとカバーみたいだったのでした。

とはいえここはリフレッシュ、バッグそのままのフォルムを活かすということはせず、全解体し一からミシンカバーに作り直すという作業を決めたのでした。

元の大容量バッグ:逆さにするとちょうどミシンカバーになる適正なサイズと見て、自作品のリメイクを決定。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.02.26からおよそ6年後の2024.01.09に過去のブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し綴り直しをしています。

仕立て直し後も過去の未熟な部分を持った製作なので、随分野暮ったいこともしてしまっておりますが、それも当時の精一杯のアイデアと技術ということで、悪しからず(^_^;)。

インテリア使いの大容量トートバッグを逆さにしたイメージで仕立て直しをした「TL25」用ミシンカバー

ここで、製作の作業のおおまかな手順をお知らせしたいと思います。

①元のトートバッグ解体

②型紙作り

③裁断+芯貼り

④取っ手部分くりぬき

⑤組み立て

⑥表地と裏地の縫い合わせ

以上です。

この中での、一番のネックは、④の取っ手くり抜きの位置の把握の難しさでした。

①元のトートバッグ解体:縫い目をすべて解体。このダークなカラーは裏地の焦げ茶です。
②型紙作り:3パーツ。1つパーツが映っていませんが、取っ手のくり抜きの比翼布のパーツもあります。

上のカーブは、半径10cmの円の一部を利用した緩やかなラインです。

<側面の型紙のサイズ>縦37.5cmx横50cm、<マチ布の型紙のサイズ>縦22.5cmx横58.5cmを3枚用意し1枚にハギ合わせ。

③裁断+芯貼りは画像を省略<m(__)m>。

④取っ手部分くりぬき:作図は、3cmx12cmのボックス。融通性ある4cmx15cmくらいが良かったかも。

取っ手はミシンのど真ん中ではなく右寄り、ひっくり返すことで位置が反転することもご注意下さいまして、作図としては出来りが反対の位置になるイメージを持って行うことを忘れずに。。

くり抜き作業は表地と裏地は別々でそれぞれ行います。最後にくり抜き穴をピタリと合わせて縫い合わせ。
収納時の取っ手がしまわれている時のカバーをこう表現。取っ手が飛び出すのは運ぶ時だけだからです。

「TL25」の場合ではありますが、くり抜きの位置は、「表から見た時」にど真ん中から右に1cm/ど真ん中より1cm下の位置にくり抜き穴の左端が来る位置が一番ぴったりであると解きました。

⑤組み立て作業:まだ表地のみの作業の段階です、組み立てて表地用のカバーを立体的に縫い合わせ。
裏地も表地と全く同じようにくり抜きを作りました。裏地は枠のくり抜きのみで良いです。
⑥表地と裏地の縫い合わせ:裏地は接着芯のみ。表地と合体時には、取っ手くり抜き部分は手まつり。
表地と裏地が完全に合体しました。完成です。
こんな風に取っ手を持ち上げる時にはここから飛び出します。
完成のてっぺんの姿:縦線のど真ん中から1cm横/横線のど真ん中から1cm下がくり抜きの左端になるよう。

この位置の把握は完成後に解いたことなので、この写真の完成ではかなり右にずれておりまして、1cmどころか3cmくらい右に寄っていますが、良しとしてしまいました。

なぜ3cmなのかは、ひっくり返すと位置が真逆になるということを考慮せずにやったことが原因だと思います(ハハハ(^_^;))。

インテリアとして見たミシンカバーの存在感、柄がクラシックで周りのインテリアにカラーが調和。

あとがき

苦戦しながらなんとか仕上げた元はバッグからのリメイクのミシンカバーの2019年製でしたが、実はあまりの野暮ったさにその後廃止。。そして、こんな姿に変身↓。

インテリアクロスを1枚上から覆っただけのミシンカバー、前後を覆います。全体を覆う蓋タイプはやめました。

その後、ますますミシンを使う機会も増え、こうした簡易型がスムーズでストレスが無いというところに行き着いた現在です。

相変わらず変わらないのは、クラシックな薔薇の柄だったのでした(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

種類の違うパッチワーク仕立ての4点、ストライプ・ボーダー・市松・バイヤスそれぞれに合わせた裏地の柄【8】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1つ前の番号の記事【7】では、今まで製作したことが無かった「バイヤスパッチワーク」をシートとして完成。

バックを作る下準備が出来ていました。

このたびはバイヤスパッチワークバッグを含むその他、ボーダー・ストライプ・市松を追加の全4種類のパッチワーク仕立てのミニショルダーバッグをまとめてご紹介。

無地だからこそ際立つパッチワークのデザイン違いの美しい柄、そして裏地にはどんな柄を合わせていったのかというところをポイントに完成品を眺める回としたいと思います。

是非お楽しみくださいませ。

4種のデザイン違いのパッチワークが織りなす柄、チャコールグレーの無地の渋めの生地の大いなる可能性の発見

【7】の投稿で準備しておりましたのは、初挑戦のバイヤスパッチワークでした↓。

バッグの前後2枚のバイヤスストライプパッチワークシートの完成
【7】で完成していたバイヤスパッチワークシート:前後の2枚を表地に、裏地を付けたショルダーバッグに製作。
完成:<サイズ>縦21cmx横21cmxマチ無し。大きなピッチのバイヤスパッチワークが面からはみ出す形。
使用の表地は、アムンゼン、ポリエステル/100%、日本製。チャコールグレーの無地は比較的珍しいカラーです。

このバイヤス柄を含む全4種、同じデザイン・同じ生地で裏地のみそれぞれ違うというスタイルで製作した完成品を見ていきます↓。

左から、「市松柄」「ストライプ柄」「ボーダー柄」「バイヤス柄」です。どれもそれぞれの味わいがあり1点物。

では、それぞれの裏地とのコンビを見ていきます↓。

「市松パッチワーク」の裏地:同じ市松に相性を感じながら、グレーのジャガード生地を選択しました。
「ストライプパッチワーク」の裏地:ストライプの整然さと水玉柄の柄同士の相性のご提案のようなコンビ。
「ボーダーパッチワーク」の裏地:細かい幅が個性的。ストライプ先染めを横向きに使用し足並みを揃えました。
「バイヤスパッチワーク」の裏地:斜め右上がりの意味があると言われる千鳥格子を選択し歩調を合わせました。

あとがき

このたびの製作には究極の部分が2つありました。

1つは、「無地ライクな生地」であったこと。

とはいえ、美しいぶつぶつの織柄は「アムンゼン」ならではの高級感と美しさです。

プリント物だけに目を向けるのではなく、元の生地自体の織柄の美しさに目を向けることの勧めのようなことになればと思いましたのが1つです。

そして、もう1つは、チャコールグレーという、冬のイメージのようなダークな生地は、ネット販売のようなハンドメイドバッグ製作には間違いなく敬遠されるカラー。

そこにあえて挑戦し、「美しいとは何を指すのか」の投げかけのようなことに対し、自らも1つの答えを出せた製作ではないかと振り返ります(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

バイヤス向きのストライプパッチワークシートがスタイリッシュ、自ら作りだした柄は製作品への自信の1つ【7】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

凹凸感のある生地は大変美しく立体感を生み出してくれます。

このたびぶつぶつの表面の織柄が美しい「アムンゼン」をパッチワークに仕立て、ミニショルダーバッグを製作する準備の段階に入りました。

ストライプやボーダーとはまた違ったタイプの柄、バイヤスパッチワークシートを作った記録です。

このシートがバッグとして完成する投稿記事は、次の番号の【8】になります。

反で購入するほど溺れた「アムンゼン」、「バイヤスパッチワーク」を仕立て自分が生み出せる柄の可能性を見つけた

パッチワークに「アムンゼン」生地の3色展開の内、反ごと調達のチャコールグレーを使います。

名前の由来は、あの南極探検隊の「アムンゼン」様の探検の成功から、同年に完成した新しい生地だったそう。

ポリエステル100%で、表面のぶつぶつが特徴、織り方としては、「梨地織」に属します。

アムンゼン生地:チャコールグレー色です。地味なカラーですが織柄が美しい。ポリエステル/100%、日本製。

「アムンゼン」としてはめずらしい肉厚、とてもふんわりしています。

この生地から、いったいどのようにパッチワークができていくのかを写真で簡単にお伝えししてまいります↓。

①生地をカット:生地を型紙にあてて、縦向きに短冊のようにカットします(10枚)。ちゃんと型紙があります。
②接着芯貼り:生地に風合いやコシ、張りを出すための目的で、1枚ごとに丁寧に接着芯を貼りました。
③ミシンで縫いつなげる:芯地が貼られた状態のパーツをミシンでつなぎ合わせます。縫い代は1.5cmです。
④アイロンで割る:裏側を両開きにアイロンで割り、平らにしていきます。
⑤ハギ目の両サイドのミシンステッチ:表側の溝の両縁をミシンでステッチ。固定の機能と美しさの表現の兼用。

これが実は、なかなかされていないことが多いです。

ハギ目のデメリットである弱さを補填するような丈夫さを作ってくれるのは、ハギ目の両端のステッチなのです。

さらには、パッと見た感じがビシッと引き締まり瀟洒になります。

⑥カットする:型紙に当てて、45度の向きにカットします。随分もったいなく生地が余ることが分かります。

出来上がってしまえば、このような事情が分からないので、大変貴重な場面になるかと思います。

⑦シート完成:パッチワークシートが完成しました。うっとりするほどの美しさです。

もともとぶつぶつの織柄がある生地に、更にパッチワークで立体感を出しました。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2018.12.13からおよそ6年後の2025.01.07に過去のブログの「手直し」の順番で、読みやすく綴り直しをしています。

随分手直しするまでに時間がかかってしまいましたが、今この時を振り返ってみても、このパッチワークの体験は大変良き学びでした。

「サスティナブル」な製作も意識する2025年現在では、見込みもなくやすやすと反ごとに生地を購入することはもうしておりません。

そして、確かに素敵なバイヤスパッチワークなのですが、せっかく縫った多くの部分が45度のカットによって削られました。

厚みがあり過ぎて残布をポーチにすることさえできないのです。

そうしますと、こういった余分な生地を余らせてしまう製作自体も後に見直すことになりました。

「どうしてもこのバイヤスパッチワークである必要があるのか」を考えた時の答えを大切にするのです。

そうやって、理由と意味を真剣に見直し、理由など無いような表面的なかっこ良さだけの浅い製作をしないという心得です。

理由や意味が入っている製作は、結局は深みある優れた品物になっていくのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

用途はコスメボックスからランチボックスまで幅広い、素材が無限のジャガードバニティーバッグ6点連続製作【6】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「バニティー」という種類のバッグは、もともとは化粧品等の小間物(こまもの)入れということで、遡ることヨーロッパの貴族の時代がその起源です。

身の回りの実際のバニティーバッグを探してみました↓。

ボタン入れとして使用しているバニティーバッグ:「Naraya」製。薔薇の柄のインテリアにこの柄が馴染みます。

「入れ物」として使う現実は重要なヒント、ある物を入れるピンポイントな収納目的で使用の機会の可能性を探ります。

「万能は無能」とも言え、目的が絞られる「縛り」が、かえって理解されやすいこともあります。

このたび挑戦しました、2018年から2021年の4年間のバニティーバッグ作りの中では、比較的初期の頃の2018年製を6点まとめてご紹介したいと思います。

その後、ラインやサイズのモデルチェンジをした様子は、それぞれのブログ記事で後日綴らせていただきました。

初期モデルに関してはバニティー型の製作の入り口、形がやや四角に寄り難関のカーブが生まれてしまいました。

こうした2018年製の課題が後の2021年製ではどう改良されていったのかも興味深く見ていただければと思います。

6点の初期モデルは「急カーブ」が難関、スーツに相性が良いジャガード系が集まった通勤向きなバニティーバッグ

では、ご覧いただきましょう↓。

様々なジャガード素材のバニティーバッグx全6種:<サイズ>高さ18cmx横幅22cmxマチ11cm。
カーブのラインがはっきりと綺麗に出ていないところが課題でした。その後もっと作りやすいゆるやかカーブへ。

2018年製のスクエアライクな急カーブは、四つ角に半径2.5cmの円の一部を利用していました。

半径が小さいとカーブが急になりますので、ミシンをかけていく時の難関が生まれていました。

その後の改良は7.5cmの半径の円の一部を利用(5cmではまだまだスクエアライクのままでしたので)、全体のフォルムさえ変わって行きました↓。

2021年製のモデルチェンジ後の姿:円のカーブが丸くエレガントに、そして作りやすさから綺麗なフォルムに。

このフォルムになった理由が、過去のスクエアライクなラインでは綺麗に作れないからであるという現実味ある理由からのもの。

2021年にこの姿で改良後が出来上がったのも、過去の2018年製のスクエアライクという過程をたどってきたからこそ。

過去は非常に未熟な技術しかない製作でしたが、間違いなく良い方向に発展したと見ることができます。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2018.12.06からおよそ6年後の2025.01.06にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

その後、バニティーバッグは廃版としました。

理由は、2018年頃は「バニティー」などというものが作れるのだという喜びにあふれた挑戦の入口に立っただけの製作でありました。

その後どんどん技術が高まり、「結局は完璧には作れない」という俯瞰した目で見た結論に至ったからです。

それほどにこのモデルは2次元的ミシンでは、ペタンコにつぶさないと縫えない部分があり、どうしても歪みが起きるデザインなのでした。

そこそこで仕上げることはできても、極上の美しい仕立てとなると成功率は低いのです。

それでも、2018年製の6点からはパープルとツイードをご購入いただきましたこと、心からお礼申し上げます(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

生地カラーにぴったりの糸の色で糸交換、じっくりと手間と時間をかけて作るストライプパッチワーククラッチ【5】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2017年頃から、ボーダーやストライプのパッチワークシート作りを1クッション挟む2段階式のトートバッグ作りに夢中になりました。

カラフルなマルチカラーのトートバッグは2017年頃に体験しましたが、このたびは、渋めの無彩色カラーの3色展開でクラッチバッグを作っていきました。

3色展開のみの生地を最大限の組み合わせをしながら、全4点のクラッチバッグを製作、パッチワークの可能性を存分にお伝えできればと思います。

生地カラーにしっかり合わせた色の糸を都度交換、手間を惜しみなく注いだ感動のパッチワーククラッチバッグ

同じようで違う1点ずつになるようにと、無地3カラーの中での限られた展開を全4種に組み合わせ↓。

3色を可能な限り組み合わせてみました。もともと3色展開のみの生地、これが限界、コントラスト強めです。

3点がB5サイズ、一番手前の黒x白がA5サイズ。

せっかくのストライプ柄を出したのですから、デザインは四角のフラットなタイプが柄が広がって美しいと思いました。

このたびの3色、生地の名前は、「アムンゼン」、ポリエステル/100%、日本製です。

ぶつぶつが表面にあり、生地に立体感があり高級感があります。

「アムンゼン」のぶつぶつは織柄は、生地が作られていく過程において変わり織の一種であることから現れる特徴。

後から加工して加えられたものではないところにナチュラルさがあります。

随分この生地に引き寄せられ、茶と黒は反ごと購入の2017年のこと。

肝心なオフは在庫がほとんどありませんでして2m程で完了しています。

こんなアンバランスな生地の調達の仕方はその時だけの視界の狭さ、いくら気に入っても反ごとはあまりにも行き過ぎました(^_^;)。

パッチワークの作り方ですが、正確に作るために型紙を作り、5cm巾の細い1枚1枚をつなぎ合わせて、ストライプシートを作り上げていくのです。

型紙:ストライプパーツ。幅は5cm。縦は、実際の裁断の時に歪みのロスを見込むために長めにとりました。

画像はストライプなので縦向きですが、横向きが掲載しやすいので倒れていますので矢印の地の目に従って下さいませ<m(__)m>。

肉厚ではあるのですが、もともと緩めでありストレッチ性も感じるこの生地、ハギ目の溝の両サイドのステッチをかける固定も安定感を作ってくれました↓。

溝の両サイドのステッチ:ステッチが見えますが、これは安定感という機能とステッチの美しさの両方です。

糸の色を生地に合わせて交互に替えていますのでここがひと手間。

それでも効率的に行うのは、同じ糸の箇所を連続進行することです。

本体:縦25cmx横30cmの型紙。シートが出来たらこの型紙に当てはめ裁断。

表地と裏地を中表に縫い合わせて、あらかじめ1枚の板のようにパーツを作ります(この時点で、縫い代が完全に消滅するような状態)。

そして、その板状のパーツの縁を「外表」に縫い合わせて組み立て縫いで完成。

ポケットの仕様:10cmx17cm程。一部のスマホも入ります。

少し写真の上の方に映っているのですが、この作り方はファスナーが内側でむき出しになります。

この4点の中では、3色使いを均等に配した左側のタイプが一番良い映りだと思います。

均等配置の3色使いのボーダーとストライプでその後製作しましたビッグなボストンバッグx2点はこちら↓。

3色パッチワーク(ボーダー):ボストンバッグのドーム型。ポケットがせっかくの柄を遮ります。

これ以降、外付けのポケットを廃止。

せっかくのパッチワークは遮らないことが正解なのです。

3色パッチワーク(ストライプ):トート型。上部はマチが隙間なく覆うデザイン。

当ブログ記事は、最初の投稿の2018.11.17からおよそ6年後の2025.01.05に、ブログ記事の「手直し」の順で、タイトルから見直し、ここまで綴り直してまいりました。

2025年の今思うことは、まず、この時のストライプパッチワークやボーダーパッチワークのただ四角い生地をハギ合わせるだけの「初期的」なレベルの製作であったと振り返ります。

ただ、この当時から全く変わらない考え方としましては、生地の色に糸をなじませる手間を惜しみなくかけるというスタイル。

変化していく事項の一方で変わらずに続行していった事項もあったのです。

あとがき

今思えば随分無謀で、ごつい製作品だった当時のボストンバッグやポーチのパッチワーク仕立ても、その後のハギ合わせ仕様の更なるデザインへの発展になっています。

その時のじっくりと手間をかけた製作は、長い目で見ればわずかな発展にはつながっていたのではないかというのが、6年後に振り返って思うことです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

健康志向の前向きルーティーン、項目がどんどん増えてもすべてが呼吸するかのごとく当たり前になれば勝ち【155】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

必ず人間が身に着けるアイテム「衣服」。

ファッションが混沌とし、なんだかよく分からなくなってしまっているのですが、最もシンプルな意味は、「人間の体の美しさを引き立てるツール」。

究極、黒の半袖Tシャツに何でもない無彩色のボトムを合わせても「素敵」を作ることだってできるのです。

ファッションスタイルには、必ず「ライン」が伴うものであり、このラインを美しく形作ることは衣服以前の人間の「姿勢」のような点になります。

このたびは、すっきりとした美しいラインを作り、シンプルなお洋服でさえ引き立つようなベースの部分、体型管理のためのルーティーンをご紹介。

素敵に着こなすための着る者の美しいラインを目指す「姿勢」が大切、体型のバランスを整える毎日のルーティーン内容

当ブログ記事は、最初の投稿の2018.07.23からおよそ7年後の2025.06.06にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

この2025年までの間には次々に新しい項目がルーティーンとして定着していきましたので、2025年現在の状態でお伝えしていきます。

1日の中で時系列でお伝えしていきます。

①起床時のストレッチ(布団から出る前):上伸び・左右のひねり・四つん這いの両足上げを各10秒ずつ。

②起床時のストレッチ(布団から出た後):両手を伸ばしながら上・左右折れ・前後、左右ひねり、そして両足伸ばしを各10秒ずつ。

③起床時のストレッチ(②に引き続き):「スワイショウ」というネーミングで有名ですが、左右に両手を伸ばしながら交互にひねる運動で100回行います(左で1回右で1回というカウントで良いです)。

④白湯を飲む:この作業をしながら、昨晩の食器類の干したものを片付けます

⑤次の足湯の湯をはったすぐに「湯タオル」と呼んでいるものを実行。足湯用の43度のお湯をハンドタオルの三つ折りで・首の付け根・目の周り・両手首に10秒くらいずつ当て温めます。

⑥足湯:足湯単独で行わずに、歯磨きと⑦とを並行して立ってやっています。

足湯:「シャロー」という通販商品。ルールとしてくるぶしが隠れる必要あり、深さと直径があるタイプがお勧め。

⑦米ぬか石鹸泡立て洗顔:歯磨きの次のタスク、上述の通り足元には足湯をしている状態で並行します。

ぬるま湯をはって溜めたものを用意、米ぬか固形石鹸をこんもり泡立て、お顔に優しく乗せ、パシャパシャと顔を手で触れずにぬるま湯で流すやり方。

タオルは厚手に折って、ふんわりと押さえるようにふきまして、ゴシゴシは禁物。

別の投稿【189】でこの「泡立て洗顔」のやり方はご紹介しています。

⑧化粧水+乳液の保湿:足湯も引き上げて洗顔数十秒後に素早くこちらに移ります。

化粧水はコットン厚めを2枚重ねでお顔を軽くパッティングするようにヒタヒタに浸透させていきます。

続いて乳液を同じコットンで塗り全体に馴染ませます。

この続きとして、そのままのコットンを今度は、足の裏のお手入れへ。

足の裏全体を保湿します。

ダメ押しで、乳液を左右大豆大ほど追加して全体に馴染ませ、しっかり乾かします。

⑨目の周りのパッティング:⑦で少し目の周りも化粧水でパッティングしたわけですが、更に細かく指で目の周りの筋肉や眼球や骨を刺激。

木琴をたたくように小刻みに、しかし優しくです。。

⑩目の運動:老眼防止/回復のために行っています。やり方は、様々な眼科の先生がYouTubeで投稿されていますのでご参照のこと。

親指を遠くと目の前に近づける作業50回、今度は焦点が合った距離で上下と左右を10回ずつ、そして最後は時計回り・反時計回りを10回ずつで終わり。

裸眼でやります。

⑪足首回し:夜のお風呂の中でもやると良いのですが、足湯後のこのタイミングも効果的。

左30回右30回で完了。

⑫ウォーキング:30分程度いつものコースを歩きます(外へ出ます)。この時に食料品を購入することもあります。

以上の盛沢山が朝ごはん前までのルーティーンでした。

エクササイズの風景:床にヨガマットとバスタオルを敷きながら。

コーヒーで締めた朝食後は、⑬クエン酸を飲む⑭エクササイズをする(午後から)⑮夜の足湯⑯就寝前の⑨⑩⑪と同じ内容を行い1日のタスクを終えていきます。

そして、就寝時に⑰としまして、寝床で仰向けでお腹を時計回りに円を描くことをひたすら眠りに落ちる直前まで行います。

この最中に、なぜかあくびが10回以上、お腹がグルグルと音を立ててくるというのが毎回。

リラックスした気持ちの良い感覚です。

あとがき

随分たくさんのルーティーンが密集したライフスタイルでありますが、何もストレスはありません。

なぜなら、「当たり前」と化していくからです。

人間が当然のごとく呼吸するように、ルーティーンもそんなスタンスで行っています。

途中でやめるなど考えもしない、毎日毎日ずーっと何十年も続けていけるのです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

どこを探しても見つからなければここにある、すべての大きさに対応できるマチ30cmものヘルメットバッグ【2】

アイキャッチ画像2

まえがき

こんにちは。picturesque(ピックチャレスク)です。

このたびは、様々な種類のバイクにそれぞれの愛用者が付く、バイカー様に共通する持ち物「ヘルメット」専用のバッグ製作の記録をお届けします。

14-15年間バイクに乗っいたかつてはヘルメットをお部屋で収納しておりました。

そんな実体験では、附随の「保存袋」のようなタイプではごろごろと転がり不安定でした。

もっと安定的ヘルメットを収納したい、しかもサイズに見合ったすっきり感を伴うヘルメットバッグにしたいという過去の気持ちをバイカー様が同じように持っているのではと考えました。

後に、もっと大きなヘルメットバッグを製作する記事も投稿していますが、このたびの【2】は初期型のバッグとしてジェットヘルメットと一部のフルフェイスヘルメット用にとどまるサイズのバッグです。

とはいえ非常にビッグな大容量バッグです。

インテリアの中でも素敵な存在、見つけにくいヘルメットバッグの多くをカバーできるような良き受け皿でありたい

乗っていたバイクは、アメリカンタイプの「レブル250cc」。

別のブログ記事【145】でバイク自体の写真の掲載がございますし、季節別の服装に特化した内容、是非【145】の記事もご一読どうぞ。

「レブル」に乗っていた時に、かぶっていたヘルメットが非常にかぶり心地が良かったので、ご紹介を兼ねましてまずはジェットヘルメットの写真から↓。

お勧めしたいジェットヘルメット:「SHOEI:FREEDOM」 マットブラック L (頭囲 59cm)。アメリカンには相性◎。

バイクのヘルメットは意外とボリュームがあるものなのです。

そうであっても、ヘルメットの中では、このジェットヘルメットはまだ小さい方なのです。

「〇〇社のボストンは、高さがあまりないので大きいヘルメットだとファスナーにひっかかってかえってヘルメットを傷つけてしまうかもしれない」という声。

「購入時にショルダーが付随していたけれど、変な臭いがして捨てた」など、既製品のこれまでのヘルメットバッグに対する不満の羅列をネットで拝見。

ユーザーの反応を拝見できたことが貴重でした。

では、制作のヘルメットバッグのサイズ感が分かりやすいよう、ここでヘルメットの種類の違いによるヘルメット自体のサイズイメージをご紹介↓。

・ジェットヘルメット(アメリカンバイクに相性良し)・・・これは、ほぼ立方体のバッグに対応するくらいヘルメットの中では、コンパクトな部類です。

・フルフェイスヘルメット(安全性は高いです)・・・ジェットヘルメットと比べると、あごの部分をプロテクトするようおおいがあるため、前に飛び出す部分の容量が必要になります。

・システムヘルメット・・・開けたり、閉めたりできる、システム機能が付いたものでフルフェイスより密閉感が緩和されたおおいです。

このシステムのぽっこりと大きくなった作りが、場所をとるので、フルフェイスよりも前面に突き出して、ボリュームがあります。

ということで容積が大きくなるのです。

・オフロードヘルメット・・・顎部分とおでこ上部分が前に突き出し、前の車体からの泥よけや、首を守るなどの安全性の機能の為に、このでっぱりのせいで寸法としては大きくなります。

製作したヘルメットバッグ(ジェットヘルメット用):<サイズ>タテ29cmxヨコ37/45cmxマチ25/30cm。

あとがき

このたびのファスナー開閉はヘルメットの中でも比較的コンパクトなタイプが限界です。

もっと大きく改良した後期モデルは、【445】【462】【637】の記事投稿でセルヴィッチデニムを使った3種の裏地を使い分けた1点物製作の記録をご覧いただけます。

入り口はファスナーではなくDカンとナスカンで十文字、深さがあります。

ということで、このたびは「ヘルメットバッグ」という的を絞ったバッグの種類の「初期型」の製作の内容でした。

ここから、引用いただけることがあるとすれば、既製品にはないレアなアイテムに気付き、それを実際に製作して実現していくことです。

世の中たくさんのバッグが出回っていますが、ほとんどがサイズが被り、ユーザーの不満は残ったままであることも多いのです。

そんな不足の点をうまく汲み取り、そこをカバーしていくことこそ、ハンドメイドの役割だと考えます(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク