和室に似合うマルチ和花柄の正絹、新品反からの1.2m分をフルに利用した5cmのダイヤ中綿キルトがけふんわりシート【1493】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

洋室には薔薇柄やミモザ柄のインテリアが似合い、和室には椿柄や菊柄の和柄が似合う。。お部屋ごとの花柄の種類の違いをイメージしながら和室のイメージをしたのがこのたびの製作です。

非常に美しい正絹の着物用新反からの1.2mを、37cmの幅成りそのまま利用したキルトシート、更に「中表」を返して二重仕立てのマットを作りました。

このたびのような細長い生地を横向きに「わ」にして「中表」でひっくり返して作ることのメリットが1つあります。

それは、長方形の角が確実に鋭利に出すことができることです。

片方のサイドは返し口としてひっくり返した時に尖りますし、もう片方の「わ」はこちらも別の構造ではありますがひっくり返した時に尖るのですべての辺がクリアに出来上がるのです。

新品の反ということで現代の在庫の反ならば、柄の「著作権」もしくは産地品ということによる「商標権」の存在を鑑み現物を写すことを控えさせていただきました。

着物の新反の1.2m分から作った5cmのダイヤキルトシート、和柄が華やかで美しいシートは和室用のインテリア向き

①5cmのダイヤキルトシート作り:生地含む全4枚がミルフィーユ状に重なりキルトステッチでまとめられます。

実際に製作した者がお伝えする最も重要な部分は、「内部にも打つ待ち針」。

赤い印のように、空間の部分にこそ待ち針を打つことが大切、「皺」「タック」を食い止める作用をすることが実体験から分かっています。

完成したシート(マルチ和花柄の正絹):<サイズ>縦28cmx横56cm。

<仕立て方>

①キルト後のはみ出しをハサミで整えます。

②左端を返し口として、1.5cmの縫い代でアイロン折り。

③②を折ったままで「中表」に「わ」の状態で上下を縫い代1.5cmずつでステッチ。

④縫い代をアイロンで両割りしたら、ひっくり返します。

⑤返し口の縫い閉じをスタートに、縁から3mm程度をすべての辺を一気にステッチで固定。

***

5cmのダイヤキルトや縁のステッチの整いの成果があり、大変美しく完成しています。

ただ、1か所だけ縫い代付近の目立たない場所ではありましたが、タックが寄ってしまいました。

理由としては、待ち針の際に右から左へ寄せていく感じで打たず、端を先に留めてしまったこと。

ここからの教訓は、右から左へ表地のテンションを張るようにたるみを失くした待ち針の打ち方の方も意識するべきであったということです。

そうは言っても、テンションが張りすぎて地の目が歪んでもいけない点は、「良き塩梅」がカギとなるのではないかと。

あとがき

このたび完成した和柄のキルトシートは、YouTubeのナレーションの時に使用するUSBケーブル付きマイクと、マイクガードの収納箱に敷くものです。

これまで、箱に収納時に都度ごわついていたのが気になるものでしたが、ふんわりシートが敷かれたことでアイテムがプロテクトされたことで安心感が生まれました。

このように、美しいと同時に何かの成果を生むものが作れたことは大変有意義です。

ただ、ここまでの美しい柄は、「見せる」ということをした方が本当はもっと元生地の美しさが活かされると思いました。

仏間で、花瓶を置くトレイに利用したり、自分だけではなく他の人が見てハッとするような、和室で活躍できるポテンシャルを大いに感じた回でした(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

<リメイク図解>同じ寝具同士の違いでも随分気持ちが新たになるもの、ボックスシーツの一部分を比翼仕立ての枕カバーへ【1491】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

最も個人レベルでの活動が可能な「リメイク」。

これこそが「サステナブル」を大勢で一斉に高められる1つの分野ではないかと考えることがよくあります。

しかし、現実はミシン技術が無ければ難しい面があり、技術に伴うアイデアが浮かぶのかどうかなどの難しさもなかなか手を付けるムーブメントが起きにくい実態。

ハンドメイドバッグを作る活動を2007年からスタートした者が、バッグ作りから得たノウハウを日常的な「リメイク」のノウハウにも可能性を見出しています。

そして、そのノウハウは実際に自らが体験したそのままの記録をお伝えすることでより現実的なアウトプットになると思っております。

少し前の番号の【1489】で、夏用のパイルシーツから3点の食器乾燥用マット40cmx60cmを3点作ることができました。

分野が寝具→キッチンと変わったリフレッシュ感がありましたが、このたびは寝具→寝具という同じ場所で使うアイテムへの「リメイク」になります。

それでも気持ち的なリフレッシュ感は変わらず得たということをまずはお伝えしたいと思います。

そして、毎回注意点としてお伝えしていることですが、特にブランド名を目立つロゴで表示されていないこうした寝具のボックスシーツであっても著作者が存在します。

このボックスシーツを製造なさった品質表示に確かに記載のある会社様の「著作権侵害」をしないよう、二次的に手を加えたこうした「リメイク品」の投稿は<リメイク図解」として図解によってそのストーリーだけを綴らせていただきます。

当然ながら、「リメイク品の販売」も禁止事項であり、この認識をベースに「自分使い」の範囲を超えることなくよろしくお願いします。

使わないボックスシーツのピンクを71cmx40cm切り抜き小さめ枕カバーに。。巻き薔薇で素朴さも解消した

そもそも、お買い物の慎重さは年々高めていまして、どうしても現在の使い方では納得がいかなく心地悪さがあったものは、「リメイク袋」なるものへ保管しています。

すぐにゴミ箱へ持っていくのではなく、別の形で活かせる方法をゆっくり考えるという1ステップを取るようになりました。

ボックスシーツ:ピンク色で、マチが20cmくらいのスプリングマット用のもの。

向きを交換しながら丁寧に使ってきたスプリングマットも20年の時点で、腰が痛いと感じるようになった頃取りやめ、代わりに「トゥルースリーパー」を布団の下に敷く現在。

スプリングにはマッチしたボックスシーツも、「トゥルースリーパー」や布団にはどうも沿いが悪く心地悪さが生まれていました。

ということで、ファスナー付きのピッタリのカバーを調達したことで余ったボックスシーツだったということです。

ボックスシーツは面積が広く、このたびはその一部のみ「縦71cmx横40cm」を利用し小さな枕用のカバーを作りました。

リメイク品(枕カバー):<サイズ>縦25cmx横35cm。トップ両端の「巻き薔薇」で素朴さを埋めました。

左が表面で右が裏面、裏面は比翼仕立てなのでマジックテープやファスナーは使用しません。

この作り方は、ティッシュケースからクッションカバーに渡りサイズを変えても全く同じ作りで引用できます。

<作り方:ざっくり>・・・縦25cmx横35cmのミニ枕用カバー

①元のボックスシーツから縦71cmx横40cmを裁断します。

用尺計算はこう→、縦25cmの2面分+比翼分15cm+上下の縫い代3cmx2の合計です。

この計算はややゆったりめ、比翼分は完成品の半分を見ればよいので12.5cmのところを15cm見ている点がゆったりです。

横は、出来上がり35cmに左右の縫い代の合計を5cm加えた40cmを算出。

②縦長の上下を1cmずつの三つ折りステッチを裏面に向かう向きでしておきます。

③アイロンで整え、先に15cmを「中表」に折り、次に下辺から上5cm空けて折ります(15cm折った分が下側になっていることが重要ポイント)。

④待ち針で固定し、両端5mm程度をステッチ。

⑤ひっくり返してアイロンで整え、内部の縫い代の5mm分を隠すように、表面にて両端から7mm程度を二重ステッチ。

これで内部も縫い代が隠されたすっきりとした状態で出来上がりました。

⑥味気無さの解消として、邪魔にならない位置のトップの左右の端に、ピンク色の巻き薔薇をそれぞれミシンで縫い付け。

この時に端っこなので貫通しても大丈夫でした。

***

以上、作り方の手順でした。

あとがき

マットにアレンジしやすい厚みあるパイルシーツに対して、このたびの薄手のシーツからはカバーやシートにリメイクしやすい元アイテムという分類ができました(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

生地を広く使うと後の気持ちの変化で別の使い方にも変更可能、三つ折りだけで完成の薔薇柄オーガンジー洋服ラックカバー【1490】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2025年末の大掃除の時に模様替えの気持ちも高まりました。

その中で、これまでのお洋服のハンガーラックカバーを別の場所で使い始めたことで元のラック用のカバーを別の柄で新調することに。。

これまで二度すでに作ってきた「オーガンジー」という素材を柄違いでリピートしようと思いました。

オーガンジー転写プリント3種:左と真ん中は過去のカバー製作。このたびは右。どれも薔薇柄に特化。

今でも大切に時々うっとりと眺めることもありながらの左2点は、使い方が当初と違う現在。

この「使い方の変遷」は最も現実的な人間の心境の変化であり、大きなカバーは、別の使い方へのシフトの際に対応しやすいということです。

最初はカバーだった一番左は、今は布団収納用の風呂敷として使用、真ん中のつい年末まで洋服ラックカバーだったオレンジ系は縦長使いで棚カバーへと配置転換。

1cmずつを三つ折りステッチするだけで出来上がる美しいカバーは、元の素材の美しさあってのもの。

透け感があり弱そうに見えますが、意外にも丈夫なのです。

ロング丈多き黒系ワードローブの洋服ラック、美しいダークな薔薇柄で足並み揃えた三つ折りのみのオーガンジーカバー

ネット上の生地屋様が綺麗にカットして下さり、整えるためのカットは必要無かった点がスムーズでした。

三つ折りアイロン:1cmをまず1周すべて折ってから2度目を1周折るという順番が綺麗に折れるような気がします。

このような透ける素材でも表面と裏面がありましたので、気を付けながら裏面を天の向きに三つ折りアイロンします。

一度に三つ折りしても良いと思いますが、寸法の正確さは前者ではないでしょうか。

印など付けずに目分量の1cmは三つ折りの体験回数が増えるとつかめると思います。

一繋ぎのステッチ:止まらずに一気に内枠を端から1-2mmでステッチ。最後は裏面で玉止め。
三つ折りステッチ完成(同時にカバー完成):<サイズ>縦200cmx横110cm(地の目からの寸法)。
実際の使用風景:通常ハンガーラック150cm幅に対しては、地の目と違うこの向きにこうして横に広くかけます。
端っこの固定:生地のダークブラウン地に馴染む茶色の洗濯ばさみを左右で固定、上のフックに固定もOK。

一般的な使い方でご紹介しましたが、実は、黒のウールコートなどを大きく覆いたいために、縦向き(地の目通り)に部分的に使っているのが現在です。

部分使いの例:ややいびつに感じますが、左側は収集のお洋服、右側は使い倒すお洋服と区別しています。

右側には別のカバーをかけても良いのですが、今は取り出しやすく「使う方」として区別してこの状態です。

縦が長くなったことで、以前よりも収集の方の黒のウール物などに埃が付きにくくなったと思います。

使わない場合の収納:畳んでも皺が起こりにくい優れた特性。見るだけでも美しいインテリア品です。

あとがき

最後に、この美しい素材を知ったきっかけや生地屋様をご紹介したいと思います。

2000年頃だったかと。。東京へ旅行した際に、「自由が丘」へ立ち寄りました。

道のブロックでできた小道や木々が植えられた街の風景が美しいのどかな一角という印象。

その中の小さな店舗に立ち寄らせていただいたそのお店は、こうした生地のポーチに特化したお店だったのでした。

その時は、まさかこうして生地から自分がインテリア雑貨を作るなどとは思ってもいなかった頃です。

最初の写真の大花の薔薇柄(左)とオレンジベースの真ん中は、「大塚屋」様にて「衣装コーナー」で購入。

このたびのブラウンベースのマルチ薔薇柄は、「Textile World TOA 楽天市場店」様にて購入、「江戸っ子」様にもありました。

ただ、生地屋様ごとに取り揃える柄のラインナップが違うかもしれません。

デイジー・薔薇・小花柄・その他の花など数種類のお花の違いにも対応し、色別展開もあります。

「転写プリント」というのは、昨今有名になって広がってきた生地、比較的現代風な生地だと思いますが落ち着きと美しさがあると思います。

インテリア・オーガンジーとのコンビがよく合っていると思う生地でした(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

<リメイク図解>まだまだ寿命があると感じた真っ白ジャガードタオルシーツ、分野の垣根越えの食器乾燥マット3点へ【1489】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

年末の大掃除と共に、交換したいと思った夏用のパイルシーツ。

他の寝具に色がマッチしなかったことや、横幅がそれほど無いことでめくれやすかった心地悪さで早めに終了。

どうしてもパイル系は、寝ている間に体との摩擦によって、特によく動く足元にほつれや傷みが起こります。

そうは言っても、幼少の頃から夏用はパイル地の心地良さを手放せず、ずっとタオルケットとタオルシーツのコンビで寝具を選んできたのでした。

このたびは、廃棄するまでには及ばない1年越しのパイルシーツの真っ白をリメイク。

ジャガードの裏面はまっさらに良い状態という綺麗さでした。

そして、「リメイク袋」なるインテリア袋に保管しておいたのでした。

その他、ベッドのスプリングをやめたことで(その後は「トゥルースリーパー」)、残ったボックススーツ(ゴム入り)なども同時に取りやめるということを2025年末にしていました。

これらを早めに自主リメイクして解決していく計画として、まず1点目シングルの白のパイルシーツから3点のマットを製作したのがこのたびです。

「リメイク」は元の既成品を解体して別物に作り替えた二次的製作です。

リメイク品の販売は当然ながら違反、SNS等のこうした発信においても<リメイク図解>というタイトルで図解にとどめさせていただきます。

紛れもなく「著作権の侵害」を順守したものであり、それでもノウハウだけでもお伝えできればと苦肉の策で考えた伝達スタイルです。

捨てる前に別の活かし方を考えた、シングルパイルシーツの真っ白から作った3点の食器乾燥用マット

元の夏用寝具のパイルシーツ:タオル地は特に夏は気持ちが良くお気に入り。ただ他の寝具と色が合わず。

図は、横向きにしていますが、実際に出来上がったリメイク後のマットはこの向きで出来上がりますので分かり易いと思います。

3点のマットの内2点には、真ん中に縦に柄の花柄ジャガード部分がスタイリッシュに入るよう裁断。

この向きでは完成品縦40cmx横60cmに縫い代を共通に1.5cmずつ加えた上下に並ぶ2枚が裁断できました。

そして、横には3枚が裁断できましたので、合計6パーツを使って、1点が2枚重ね合わせのマットとなるわけです。

ジャガードがブロック柄であったことで、印付けが省略できたのも、サクサクっと作ってしまえた良き後押しでした。

パイルマット3点(40x60):2点は表面の真ん中にジャガード柄入り、1点のみ表面も裏面も真っ白という配分。

図では3点目が味気ないように感じますが、実際はブロックのジャガードが全面に走る素敵な素材。

物足りなければ、アップリケや巻き薔薇を縫い付けることで表情が出るので十分です。

<作り方:ざっくり>

①パーツ2枚共返し口を短い辺と決め、1.5cmの縫い代で2枚共折っておきます。

②折ったまま、「中表」でコの字にミシンステッチ。

③角をハサミで融通を利かせるカットを入れます。

④アイロンをかけ、返し口を整えます。

⑤返し口からスタートし、そのまま全体1周を縁から3mmくらいの位置でステッチ固定。

***

以上で完成、出来上がった3点のマットはそれはそれは立派なもの。。購入という行為をしないで突如妖精のごとく現れたかのようで感無量でした。

あとがき

このたびの使用目的はキッチンで使う食器乾燥用のマット、部分的にほつれていても敢えてパイル構造の表面を使いました。

実は、6枚を裁断したその後も少し余りが出まして、細長い余り方をした部分さえも取っ手用に保管しながら、小さめのバッグを作る計画。

またその記録は別投稿でお伝えしようと思いますが、その際には傷みの無い裏面を使ってみようと思います。

ジャガードは優れた生地、裏面は表面と違った表情を持ち、製作のポテンシャルを高めてくれます。

お買い物の失敗やカラーのミスマッチが気になる毎日の寝具、時には気持ちに素直に従いこんな風に作り替える作業でリフレッシュの心地を得ることができます。

どうぞ、ミシンを1台お持ちになり捨てる前に一度立ち止まって、別の活かし方・使い方はないだろうかと考えてみてはいかがでしょうか。

そのような方々を、こうした記録のアウトプットで応援できればと思います(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

裏地の幾何柄をなぞる縦長ダイヤキルト、そんな尖った雰囲気に足並み揃える多角形ポケット付きのマチ無しナップサック【1472】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在ハンドメイドバッグ活動は、研究製作中。

組み合わせが決まらなかった表地と裏地同士を今一度集結して、そこへその段階での新たなる生地を探してコンビ決めを解決していくというやり方。

このような「コーデ」の完成は当活動のキモのような部分なのです。

このたびは、マチ無しナップサックが完成しています。

ファスナー付きの入り口では長方形フォルムに、一方巾着型ではトップが絞られ、三角に近い形になる点が大きな違い。

定番としている丸底タイプの巾着とは違ったナップサックの形をお楽しみいただければと思います。

どちらかと言うとこのたびのナップサックこそがクラシックなタイプに近いと思います。

元の柄をそのまま活かした縦長ダイヤキルト裏地、多角形のポケットが全体フォルムに足並み揃えたマチ無しナップサック

使用生地(全3種):表地(ボルドー)-コーデュロイ、綿/100%、原産国不明。裏地(ボルドーxグレー幾何柄)-オックスデジタルプリント、綿/100%、日本製。別布(グレー)-コットン無地、綿/100%、日本製。

真ん中のプリントは、「デジタルプリント」、地球に優しい染色とのことで現代風な生地だと思います。

「sankaku△earth」という名前が付けられていました、ネット検索で出てきます。

商業利用は「可」であるとジャッジのもと、こうして掲載させていただきました。

ただ、生地販売サイトでは、使用目的などの申告制の実態があるようで、私の場合お譲りいただいた生地で元のご購入者様が購入時にされたと判断しました。

時々生地では、ブランド性がありこうしたことは著作者(生地製造メーカー様)の権利の1つだと考え納得しています。

では、ここからは連続のショットで様々な角度から完成品をご覧くださいませ↓。

マチ無しナップサック(コーデュロイボルドー):<サイズ>縦40cmx横43cmxマチ無し。
サイド:中身を入れていますので、実際の使用イメージをしてみてくださいませ。
底:底はハギにしてありますが、前後のストライプキルトの位置を合わせることを意識。
外ポケット:内ポケットと同様でキルトをかけた後からなので、貼り付け型構造。飾りは二重リングで取り付け。
ポケットの構造:中にストライプキルトが見えないということは1枚表地を挟み込んでいる構造です。
巾着ひもホール:元型紙は縦15cmというたっぷりさで頑丈で厚みある紐にも対応の広さ。ショルダー幅は2cm。
コントラスト:表地の無地に部分的に柄を見せています。ショルダーの4本ステッチやタブの4本ステッチも緻密。
内部の世界観:グレーのポケットはワンポイント。裏地の柄をなぞった縦長ダイヤキルトがけ。
内ポケット:ダイヤ柄に相性良き多角形の貼り付けポケットで製作しました。ポケットには背景と同じキルト。
広げた時の正面:こちらのポケットも多角形で作られています。
広げた時の背面:ボルドーとグレー以外の色をあえて加えないようにすっきりとまとめました。
お洋服とのコーデ例:ボルドーが入り混じるジャガードのウールセーター。ボトムはグレーに落ちた黒デニム。

あとがき

研究製作は定期的に行うと非常に良いと感じます。

ひたすら完成度の高い1品を安定的に連続製作していくこともしながら、こうした寄り道のような新しい製作への踏みだしは貴重です。

今までの考え方とは違った考え方を持ったり、これまで培ってきた技術の成果を違う形で知ったり。。

時には、作りにくいデザインを体感することもあります。

作りにくいということは、万人向きには知れ渡りにくいな。。などと考えたり、逆に他者が避けるところに着手する差別化もあります。

とにかく、いつもと違う体験こそその後の発展や変化を生むと考えると貴重な製作スタイルの1つが「研究製作」になります(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

レアな四角型マチ無しリュック、ラウンド型では悩まぬストレートラインのファスナーの隙間問題はマジックテープで解決した【1466】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、研究製作期間の1点のリュックの完成をご紹介したいと思います。

研究製作の理由は、定番アイテムのナップサックの大きな面積には不足の事態や、表地と裏地の組み合わせが見つからなかった最後の生地を別の切り口から消化していくという事情。

定番アイテム製作よりも前に行っていくことで、新しいノウハウをバッグ製作者(私)が得て、タイムリーにそのノウハウをアウトプットしていくというサイクルを作ります。

当製作では、「ハンドメイド作家」などという名誉は無し、とにかくハンドメイド文化の素敵さを広め集合的な1つの気質のようなものができないだろうかという活動です。

このたびのポイントは、「マジックテープ」の新しいポテンシャルをお伝えできればと思います。

ポーチなどの開閉によく使われるイメージですが、「固定」の機能の役割を見出しました。

マジックテープには固定の役割もある、入り口がファスナーのA4縦の四角いリュックでありながら両サイドの隙間を解決

使用生地(全4種):表地(ブルー)-ダンガリー、綿/100%、日本製。裏地(マルチ迷彩柄)-生地名不明、混率不明、原産国不明。別布①(ライトグレー)-先染コットン、綿/100%、日本製。別布②(シルバーグレー)-綿ポリ混ストレッチツイル、混率不明、原産国不明。

生地の情報が曖昧な点が複数あり申し訳ございません。

生地入手時には可能な限り情報を得ているのですが、どうしても入手元様も情報をお持ちでない場合には、このようにお示しすることになってしまいます。

正確な混率というのは、実際に生地を織った「川上:かわかみ」なる位置の機屋(はたや)様のみが知るところ、たくさんの過程を経た生地作りで、「川下:かわしも」まで確かな混率が伝わることが難しいこともあるようなのです。

ただ、原産国不明の生地は、おそらく日本製と予測、その緻密な織りの良さはミシンで製作した製作者本人が体感できました。

A4マチ無しリュック完成(ダンガリー):<サイズ>縦36cmx横34cmxマチ無し。ショルダーは、幅2cmx42/80cm。
外ポケット:やや平坦なダンガリー生地なので象徴的なフラップ付きで外面を盛り上げてみたのです。
マジックテープの役割の発見:開閉とは無関係に、両縁の隙間を埋めカバーするような役割で設置しました。
ボーダーキルト:表地にも裏地にも共通で4cm幅のボーダーキルト掛け。裏地の横うねり織柄に馴染みます。
サイドと底:ペタンコながら自然に膨らみができる「中表」の素晴らしさ。
高級感ある裏地:これを表地にしがちですが、あえて裏地に控えます。非常に美しい迷彩柄のペールマルチカラー。
背負う面:別布②のシルバーグレーでショルダーを共布製作。4本ステッチが美しく映ります
お洋服とのコーデ例:青味繋がりでライトなカーキグリーン濃淡の抽象柄のセーターとミドルデニムコンビ。

更には、サマーセーターの柄が内側の抽象的な迷彩柄にも相性が良いのです。

あとがき

研究製作をやって本当に良かったと思います。

人々はどんなバッグの形を欲しているのか、その声を日常的な何気ないアンテナとコミュニケーションで得た貴重な拾い上げの結果です。

組み合わせが決まらなかったという一時の悪い状態は、その後新しいノウハウを生み出すチャンスだったと言えます(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

マチ無しでも広々と利用できるA4横、落ち着いたセピアカラーが大人向けのギンガムチェックの提案になった【1463】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2025年は残暑が長期間に渡り、10月後半でやっと雨と共に小寒くなってきたと感じる異様さ。

当ハンドメイドバッグ活動の製作においては、夏のイメージが強い白を秋半ばまで持ち越してしまいました(計画の実行のずれです(^_^;))。

このたびは、白のセルヴィッチデニムを主役としたA4横マチ無しショルダーバッグが完成。

こちらは研究製作の1つであり定番モデル以外のデザインです。

大きい面積の残布や定番モデルでは表地と裏地のコンビがどうしても見つからなかった余り生地、これらを更なる新しい展開として改めてコンビを見つけていきます。

そして、最終的にはすべての生地を丁寧に使い切っていくというスタイルです。

ネット画像検索で「A4 マチ無し バッグ」と入力すると、出てくる画像は大半が「A4縦」。

少数派が気になる私としましては、是非A4横に挑もうというのがこのたびの決意でした。

「A4バッグマチ無し」の検索では大半が縦長、ややレアな大人風な白デニムで「A4横マチ無し」をスタイリッシュに製作

すでにメイン製作を終えた残布を利用した表地、【1446】でナップサック「餅巾着」を製作した時の残布です。

A4横をゆったりと入れられるたっぷりな容量が実現できました。

初めての作業が2点ありましたので、先にそれらをお伝えしたいと思います。

ファスナーのサイドタブx8個の設置:入り口の2周ステッチで一緒に縫い付け。【1448】のA4縦とは違うやり方。

類似品のA4縦バージョンの【1448】、この時はタブを浮かせたまま表地と裏地のみを固定しました。

その結果、最終的にファスナーが盛り上がって浮いてしまいまして、結局は後からこのたびの姿と同じように固定し直したということがありました。

それならば、入り口の2周ステッチと同時の方が無駄なく進めていけるのです。

使用生地(全3種):表地(白)-セルビッジデニム8oz、綿/100%、日本製。裏地(カーキ)-コットン生地チェック柄、綿/100%、原産国不明。別布(カーキ)-麻混無地、麻/55%、ポリエステル/45%、日本製。
A4横マチ無しショルダーバッグ完成(白セルヴィッチデニム):<サイズ>縦29cmx横40cmxマチ無し。
サイドと底:ボックスキルトがハギ目でピタリと重なり、支柱が前後で重なるすっきり感を徹底。
ファスナーサイドタブ:本体との接結の橋渡しのような役割。直接ファスナー縫い付けは強度が弱く曖昧です。

A4縦型の【1448】ではサイドタブは全6個でしたが、A4横型では全8個。

ファスナー自体のタブと全く同じ面積で入り口のセキュリティー性を均等に隙間の偏りをまやかします。

裏面のポケットのコントラスト:大人の可愛さを表現、カーキ色が白とのコンビで良きセピア色の世界観を演出。
ファスナーのはみ出し:横40cmの出来上がりに対して選んだ40cm。左右2cmずつがはみ出します。
お洋服とのコーデ例:グレーイッシュな濃淡はバッグのセピアカラーに良き相性。黒が入らない優しい表現です。

あとがき

白のセルヴィッチデニムを生地で初めて手にした時、「何てシンプル過ぎるのだろう」と思わず心の中でつぶやいてしまったことを思い出します。

そんな表地を、同じく「何となく味気ないな」という第一印象だったカーキ色のギンガムチェックと組み合わせたことで新しい姿が生まれました。

生地の詳細が存分には分からない生地でしたが、裏地のギンガムチェックにはセンスがあったのです。

生地だけを見ていては気付かなかった良さ、随分鈍感なバッグ製造者が表地と裏地とのコーデによって新しい希望を見つけた回でした(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

美しい椅子材を利用の幾何柄ナップサック、ジャガード生地の裏面使いとショート丈でレギュラーから異を放った【1457】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在はハンドメイドバッグの研究製作中。

2025年の上半期で100セット超えの表地と裏地のペアを決めて接着芯貼りと裁断まで終了した材料ストックの中で、どうしても生まれてしまう「仲間外れ」の集まりの消化を兼ねています。

この作業がかえって重要であり、本番であるペアのものとは別の新しい発見を得るチャンスだと考えています。

この研究製作は、今後のハンドメイド活動の重要な節目になりそうなのです。

このたびは、ペアが決まり保管されている2セット以外に更に残布となった「椅子材」を使わせていただきます。

インテリアのお店に売っているソファーやチェアーに貼ってある厚みのある生地に同等のものです。

ずっしりと重みがあり、まるでマットのような印象ですが、ゴブランを上回るこの厚みが無事にバッグに出来上がったことが非常に大きな成果でした。

非常に美しい生地、この材料なくしては作ることさえできなかったこのご縁に感謝したいと思います<m(__)m>。

縦長の縦のみを15cm短くして、横幅とマチはそのままのフォルムがふっくらしてかわいいことに気付いたナップサック

表地(ブルーxモカマルチ幾何柄):椅子材、アクリル/72%、ポリエステル/28%、ドイツ製。これが裏面です。

表地には接着芯のみ貼りながら4cmのボックスキルトをかけます。

緩めな素材の織りを安定させる目的もあります。

裏地(黒ブロック柄):パイルジャガード、綿/100%、日本製。ニットです。寝具やカバーなどのインテリア生地。

裏地にも4cm四方のボックスキルト、柄を潰さぬよう、パイルの部分の正方形へのキルトステッチは避けました。

別布①-ショルダー/タブ用(モカ):生地名不明(服地)、混率不明、原産国不明。オーダー生地で良質です。
別布②-ポケットフラップ用(黄土色):コットン無地、綿/100%、日本製。【1446】のショルダーとタブの残布。
別布③-ポケット袋用(ブラウンカーキ):コットンサテン、綿/100%、日本製。サテン織はツヤがあります。
ロックミシン代用のハンドブランケットステッチ:1cm幅程度で二重の糸で1枚分ずつ縁全てを手縫いかがり。

ロックミシンはほとんど使わないのですが、隠れる部分でもこのたびのほつれやすいインテリア生地は縁の始末をしておくことをお勧めします。

作業の途中の接触で糸が次から次へとほつれることを防ぎ、作業自体が格段にしやすくなりました。

Dカンタブ用の当て芯:白い当て芯は、ハード薄芯を4枚重ねして返し縫いで固定しています。

全体の重さを支えるこのショルダーの根元部分を「縁の下の力持ち」としてあらかじめ補強対策をしているのです。

伝統的な作り方:裏地に返し口を作って上部(ここでは真ん中)のハギ目ステッチを内部に完全隠す作り方。

トートタイプは別々で作って最後に入り口を「中裏」で重ねて最後に一度だけステッチするという方法も可能ですが、本来のバッグ全体に共通する伝統的手法は、すべてが「中表」でひっくり返しなのです。

伝統的である理由が、出来上がりのトップのラインの真っすぐさで頷けました。

「餅巾着」ショート丈バージョンの完成:<サイズ>縦28cmx横33/45cmxマチ18cm。

レギュラーは縦長ですが、この生地には事情がありましたので残布そのままを利用できるサイズへ融通を利かせたのです。

その他の角度:左上から時計回りに、左サイド→右サイド→底面。
厚地生地に対応した巾着の構造:本体に直接ホールを作るのではなく別布の比較的薄地で絞るパワーを有効に。

内部にはすべて接着芯、ショルダーとタブには共通に4本ステッチで固定し安定感あるパーツです。

内部:ポケットはコントラスト効果。袋の真ん中の線は左右2枚のハギ目、生地不足の巻き返しの策です。
畳んだ様子:使わない時は収納可能。元は@¥15,000/m以上の高級生地。大切に使うバッグという体です。
お洋服とのコーデ:カットソーはミントブルー:ぼやけたお洋服のカラーにはバッグが差し色的存在に。。

あとがき

このたびの製作では全5種類の生地を利用。

生地を集めた本人が、別布の3種の無地の色の区別の確認に苦労したほど類似色。

とはいえ、①茶色寄り②黄色味③グリーンがかる。。と茶色の展開が豊富、時々それぞれのパーツを眺める楽しさがあるバッグになりました。

作り手としては、はぎれのような残布を使い切る良い機会にはなるのですが、そのようなことよりもむしろ組み合わせの無限の楽しさに感無量になるのです。

少ないお洋服でも同じテイストをあえて区別することで豊富に映るという別カテゴリーの<コーデ>からも着想を得ています(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

柄に頼らず最もシンプルで王道な黒無地だからこそ目立つ歪み、十文字の印同士を合わせることを始終貫くボディーバッグ【1454】

アイキャッチ画像1454

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「中表」で作るボディーバッグに初挑戦の2点目が完成。

【1451】の1点目との違いは、

①カーブを半径10cmから半径5cmへスクエアライクに寄せたこと。

②ファスナーの縫い付け方を表地も裏地もくり抜き枠にはめるやり方をしたこと。

③外ポケットをマチ付きしたこと。

結果を先にお伝えしますと、①は5cmサイズダウンしたのに劇的には変わらず、相変わらず楕円の丸いイメージのままでした。

②は【1451】のやり方の裏地部分が分かれることで別布が隙間に登場よりもすっきりと目に映ったという点では良かったと思います。

③はこちらもペタンコポケットとは随分違ったデザインに感じられることが証明できました。

ただ、全体的には綺麗には作れなかったというのが正直な感想、今後もっと高めていきたいという新しい気持ちが生まれました。

確かに2度目などという初期段階で綺麗に作るにはまだノウハウが不足しています。

1品をレベルアップすることは結構な年月をかけなければできることではないということです。

そう気付いたことで、今後もボディーバッグというデザインを高めていきたいと思ったことが大変素晴らしいことでした。

「鏡餅」と名付けたポケット立体型のボデーバッグ、ポケット内部を美しく整える目標を目指し多くの製作訓練が必要

表地(黒):ナイロンコットンツイル、混率不明(綿/ナイロン混)、日本製。弾力性のある肉厚生地です。
裏地(ベージュxカーキ森林柄):生地名不明(サテン)、混率不明(おそらくポリエステル/100%)、日本製。
別布-バックルベルト用(黒):エステルポプリン、ポリエステル/100%、日本製。
着用イメージ:2つの角度から写しましたが、正面のポケットの存在感の重要性が分かります。
ボディーバッグの完成(やや小さめ):<サイズ>縦18cmx横27cmxマチ8cm。
ショルダーの長さ調整の課題:10cm程度しか調整できない。線コキを左側にも付けると良いのかも。
イメージと現実とのギャップ:図で正確に表せないほど混沌としたひっくり返し前の現実。返し口は裏地10cm。
歪み:正面と底の写真(左上と右下)に歪みを感じます。マチ付きポケットの組み立てそのものの歪みです。

マチ付きポケットの歪みの原因は、十文字の4箇所の印合わせを怠ったことです。

最初は合わせても、縫う途中で待ち針を外してしまったからです(ずれてきてやむなく外した)。

裏地の浮き:裏地はどうしても浮きます。このストライプキルトよりもボックスやダイヤの方が固定されます。

更に、本体のみならずマチ布にもキルトをかけた方がもっと固定されると思ったのですが、キルトの柄が合いにくいので省略したのでした。

裏地部分:内側はファスナーポケットが1つ。表地の黒に対して裏地はミックスカラーの森林柄というコンビ。
ミス(縫い付け逆):「中表」の状態ではなかなか気付けず、ポケットが反対、しかも翼も表面に付けていました。

何度も何度もやり直しながら少しずつ進んでいきました。

そんな経緯があっての完成は喜びも一際、今後内容を高める気持ちになったのも、とことん粘って完成を目指したからこそ起こった気持ちでした。

確かにみっともないミスなどをしましたが、これこそが発展を目指している途中の紛れもない実態であり、長い目で見ているということの裏付けでもあります。

あとがき

これまでハンドメイドバッグ活動をしてきて、あまりにもこの「中表」構造が複雑だと感じてしまい、「外表」で作ってきた過去があります。

ボディーバッグ自体は初めてではなく、本当の初期の頃2010年以前の縦長ボディーバッグは、「外表」で最後に縁全てをラッピングという難関が最後に待っているという仕様でした。

非常に懐かしく、写真が残っていないほど以前のことなので残念ですが、あれも1つのやり方です。

ただ、「外表」で作った過去も、どれも腑に落ちず綺麗に出来上がるということを実現できませんでした。

このたび、初めての始終「中表」で作った裏地付きの仕立て方は、非常に奥ゆかしく伝統的な作り方。

この奥ゆかしさに大きく共感、この先も綺麗に作れるためのポテンシャルがありました。

例えば、正面の立体型ポケットにしても、内部をもっとすっきりとさせ、縫い付け部分の根っこも内部に隠すという今後への望みを持ちました。

もう一度近いうちに、ボディーバッグを今度は腑に落ちるように作るつもりです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

<マチ>区切り良い王道な型紙寸法から見込む出来上がり寸法との誤差、完成したエコバッグの実寸が教えてくれた【1453】

アイキャッチ画像1453

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

過去動画のマチ付きトートバッグの出来上がり寸法から逆算するノウハウの投稿が私のYouTubeではダントツの注目度です。

ただ申し訳ないのが、かなり昔の動画であり、私の投稿の仕方・解説の仕方が非常に拙いのです。

そのために随分分かりにく、補填として後に動画を追加したり、当ブログ記事の「手直し」によって補足説明などをしています。

それでもマチの計算に対するニーズはいまだに多く、理解が難しい分野なのかもしれません。

こうしたことは非常に大切で、まさに疑問が集まった場所、解決をすることこそが「一助」そのものです。

いろんなやり方で説明はするもののどうしても込み入ってしまうので、このたびは思い切って1クリップのみで完結に解説します。

そして、更には型紙からイメージする理論としての出来上がり寸法に対しては実際は誤差が出ている事実をお伝えします。

この誤差の原因もしっかりと解明したいのですが、ことりあえず誤差がどこで生まれているのかの予測を立てるところまで今回でやってみました。

特にマチで奪われる部分・三つ折り始末で奪われる部分・ラッピング始末で奪われる部分の3つが計算のポイントになります。

<マチ>リクエストにお答えします、一重仕立て(裏地無し)のマチ付きエコバッグの型紙と出来上がり寸法を同時に表示

リクエストをYouTubeにいただいたことでこの投稿が決まりました<m(__)m>。

1クリップのみで解説の型紙と出来上がりの寸法の比較(一重仕立て):左上が型紙、左下が出来上がりです。

縦50cmx横60cmの長方形をマチの部分縦9cmx横10cmを削除する形で出来上がった型紙はかなり王道な寸法。

これに対して出来上がりは、縦41cmx横35cmxマチ16cmでした。

①縦の寸法の比較②横の寸法の比較③マチの寸法の比較それぞれを型紙と出来上がりで見ていきます↓。

<①縦の寸法の比較>型紙50cm→出来上がり41cm・・・50cmから底のマチ9cm分が奪われますので、50-9=41cm。ここで不思議なことが。。

入り口の始末は1.5cmずつの三つ折りなので、3cmが更に奪われているはずなのにぴったりなんて。。と思うのです。

詳しいことはまだ分かっていませんが、YouTubeの中でも気付かなかったことで、このブログを投稿する当日に思ったことがあります↓。

一重仕立てに支柱を縫い付けるあの作業で縦が少しずつ伸びているのではないかと。

これは、おそらく正解だと思います。

<②横の寸法の比較>型紙60cm→出来上がり35cm・・・60-10-10=40cmが理論上の値。実際は35cmなので5cmも減っていました。

この原因は、三つ折りの両サイドで、生地の厚みも伴い生地が予想以上に奪われたということを想像しました。

最後の仕上げのピンタックは、確かに生地を奪いますが、図る時にピンタックから測りますので、この影響での誤差はそれほどないとYouTube投稿後に考え直しました。

<③マチの寸法の比較>型紙9cmx10cm→出来上がり16cm・・・マチは型紙に対しては2倍で出来上がります(2パーツの合体だからです)。

縦9cmは、縫い代そのままを1.5cm分のラッピングでカバーするので1.5cm分奪われますので9-1.5=7.5cmのマチの半分が準備されます。

横10cmは、縫い代1.25cmずつの三つ折りの1.25x2=2.5cm分が奪われますので、10-2.5=7.5cm←こちらもマチの半分が上と同じ分量で正しく準備されます。

そうすると7.5cmx2=15cmのマチが理論上の出来上がり。

にもかかわらず16cmで出来上がっていました。

この誤差の原因は、マチにも底と同じくラッピングをするので、その時に生地が引っ張られて伸びたことかなと。

あくまで現在の想像に過ぎません。

とにかく、理論通りに機械的には出来上がらない、誤差が生まれている事実がしっかりとあったのでした。

あとがき

この道を歩んでいる以上、今後もいただくであろうマチを含む計算に対して、都度お答えしてまいりたいと思います。

エコバッグも作りはトートと同じですが、裏地無しの一重仕立ては縫い代の工夫が必要です。

かえって裏地付きの方が、すべての縫い代を1.5cmに統一することで、型紙を理想通りに作ることが簡単であることも、何とも言えないパラドックス。

裏地付きの方が手間がかかり良質だと思われがちですが、一重仕立てこそしっかり作るためには工夫が必要なのです。

つまり、一重仕立ても同等に良質さを追求する姿勢は変わりないというのが望ましい姿、一重仕立てだってメインバッグになり得るとさえ思うのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク