数字の0から 9までのカラーイメージをパレット抽出、色のグループの分かれ方から見られる興味深い傾向【1449】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、数字という切り口をきっかけに色のイメージを楽しんでいくという回です。

ちょうどここ最近どうも数字と色の結びつきがイメージとして湧いてきておりまして、アウトプットして記録に残してみようと思ったのが当投稿に至った経緯です。

お世話になったパレットは、「GIMP:ギンプ」様というソフトです。

「GIMP(ギンプ)」のロゴがキュート。YouTubeサムネイルやブログ記事画像に毎日利用、ありがとうございます。

このソフトの中のパレットから、数字0-9の私が持つイメージを抽出した結果の中にある傾向もありましたので、是非楽しんでいただければと思います。

カラーコーデのヒントになるか。。数字0-9までのカラーイメージの傾向が青味・赤味・それ以外に分かれていた

0-9までのカラーイメージ:人によって違うようで、その人独自の脳内の違いによるものでしょうか。

こうして抽出してみて興味深い傾向が見られました。

常日頃からそう思っていたことなのですが、3・6・8・9は青味のイメージなのです。

そして、反対に2・4・7は赤味のイメージ。

なぜか5だけは茶色であり、赤味とも解釈できますがこの色はかなりイメージに忠実で、濃いチョコ茶なので、赤味とも言い切れない私のイメージなのです。

更には、0・1はどうしてもイメージが「無」であり、浮かんでこないのです。

浮かばないということは、白なのか黒なのかはたまた透明なのか。。

と思ったのですが、「no image:イメージ無し」が一番実直な結果であろうと上のクリップの通り記録したのです。

この傾向は、ネットで同じようなイメージをした人の例と比較して、類似の傾向が見つかりましたのでホッと胸をなでおろす。。というような場面もありました。

もし、お時間がある時にやってみてくださいませ。

想像しているだけよりも抽出して並べてみた方が傾向が分かり易く、それこそがその人自身の特徴を表している1つの側面なのかもしれません。

あとがき

このたびのこうした「パレット抽出」は、アパレル業界ではよくされていることです。

製造の企画の際の商品のカラー展開から、お洋服のコーディネートの上下の組み合わせなど活かせる場面がいくつか想像できました。

ただ、こちらも是非お伝えしておきたいことです↓。

このたび私が行ったことと言うのは、自ら浮かんだイメージを一番重視しています。

「浮かんだイメージに忠実な色をカラーパレットから探した」という行動です。

この順番を大切にしています。

元々あるカラーパレットを先に見てしまうと「依存」のクセが付き、自らのアイデアを見失ってしまうかもしれないからです。

カラーパレットはありがたく「ツール」として利用させていただき感謝してみりますが、根本は「自分」という軸を中心とした製作・企画・アイデアでありたいと思うのです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

マチ無しショルダーバッグへ入れ込むコーデのご提案、裏地の美しいタイダイ柄を通じた製作者からのメッセージ【1448】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、ある一定の期間「研究製作」をしていくと決めた1点目のバッグの完成です。

こうした企画に至った理由は、2025年の上半期をフルに費やした100点以上のバッグの表地と裏地の調達と組み合わせにあります。

必ずすっきりとすべてがペアになるわけではない、ペアが決まらなかった生地があったのです。

そうした生地は、いったん諦めて別にまとめて保管していました。

実はその続きがあり、日にちの経過と共に浮かぶ新しいアイデアを待ちます。

そして、ほぼ納得のいくペアがすべて決まった最後に、その残りの生地の中だけで考案していくという方法。

一見当たり前のように感じるかもしれませんが、これが不思議。

最初に全体のテイストの中では外れた分だけの集まりでは、新しいイメージが浮かんだのです。

当然この中だけでペアなど生まれません。

更なる組み合わせ生地を追加することで本当にすべてのペアが決まっていくことになりました。

1点目として製作したのは、「マチ無しショルダーバッグ」です。

ここ数年リュックばかりを製作してきたのでショルダーは久しぶり。

一番お伝えしたいポイントは、ファスナーの取り付け易さも伴うセキュリティー性の追求の1つのアイデアです。

あまり見たことがないファスナー周りの構造、是非ご覧下さればと思います。

美しいタイダイの「手捺染」の裏地、マチ無しショルダーバッグを通じた製作者からのお洋服コーデのご提案になった

マチ無しショルダーバッグ(カーキブラウンボックスキルト):<サイズ>縦35cmx横31cmxマチ無し。
表地(カーキブラウン):薄手リネン、麻/100%、原産国不明(「チェックアンドストライプ」様のお品で欧州原産の最終染色日本の日本製であると予想)。
裏地(グリーンミックスタイダイ柄):手捺染プリント、綿/100%、日本製。
パーツ作り:ファスナーを直接本体に設置する困難を緩和したデザイン性を兼ねたタブ付きアレンジ。
ファスナー設置:均等に隙間ができるタブ付けはリスクゾーンをまやかし、セキュリティー性対策の1つに。

ファスナーの上下のタブのサイズと同じサイズがその他6個均等に配置されるという姿、すっきりとしたスタイリッシュなデザイン性も高めてくれました。

取っ手付け根タブ(変8角形):型紙は7.5cm四方の四隅をバイヤスにカットし、1cmの縫い代で均等に折り込み。

裏には接着芯・ハード薄芯共に貼っていまして、1cmに折り込んだらタブ単独で1周ステッチをかけ固定しておくのです。

本体への縫い付けは、あらかじめかけたステッチの上を2周に渡りなぞるだけです。

いかにも細かそうな作業に見えるかもしれませんが、いたって単純で簡単なやり方です。

取っ手付け根タブの設置位置:先に取っ手を縫い付けたその先端をカバーするような位置。左上角からスタート。
4cm四方のボックスキルトの柄合わせ:ハギ目であるサイドを合わせる意識をします。ボックス柄=チェック柄。

あとがき

マチ無しタイプでは特に困難な入り口のファスナー付け。

1つの解決方法としてこのたびのタブ式が最近浮かんだアイデアでした。

これまで長くバッグ製作をしてきたにもかかわらず、未だに初めて浮かぶアイデアが起こったことに心より感謝致します<m(__)m>。

このリュック全盛期の時代、それでもニーズがあるショルダーバッグの存在感を考えてみました。

全体のお洋服コーデに軽々とした抜け感はマチ無しショルダーならではの感覚です。

マチ無しのコンパクトさはリュックのような背負うという程の大袈裟な持ち方とは別のスタイル、「軽さ」こそショルダーバッグの存在意義なのではないかと考えます。

そして、このたびのような美しい柄を内部に持ってくるという配置、裏地の美しいタイダイ柄は、合わせるお洋服を閃くヒントをお伝えするメッセージなのです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

真っ白のセルヴィッチデニム8オンス生地のナップサック、ダイヤキルトと優しいコントラスト効果の4種の生地が応援【1446】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2025年にある1デザインのバッグをとことん製作していく計画を立てました。

2025年1月から動き出した表地と裏地の調達と組み合わせは、心から納得するまでに半年を要しました。

そして、この6月から表地と裏地に更なる別生地を必要分のみ追加的に調達しながら実際のナップサック作りを進めています。

このように、あらかじめ生地のコンビ決め・接着芯貼り・裁断の完了の準備をしておくというスタイルは非常に効率的であることを今実感しております。

「長い目で見る」ということをモットーにしている考え方には、今日や明日のゴールではないこうしたやり方はマッチしました。

進捗度は決してスピーディーなものではありませんが、このたびは5点目。

このたびは、これまで取り扱ったことが無い真っ白生地を、この季節をきっかけにピックアップ。

真っ白生地の素敵さが、この製作によって高まることを願いながら完成に至ったのでした。

製作の途中で汚れが付きやすい白生地はリスキーな素材、それでもナップサック製作に挑んで分かった真っ白の魅力

使用生地は5種類:随分豊富ですが、わずかな部分使いも含みます。メインは左上の白のセルヴィッチデニム8oz。

<使用生地5種の詳細:左上から右下へ①-⑤とします>

①表地(白):セルビッジデニム、綿/100%、日本製(岡山産)。

②裏地・タブ(マルチスプラッシュ柄):コットンシーチング、綿/100%、原産国不明。

③ショルダー(黄土色):コットン無地、綿/100%、日本製。

④ポケットフラップ(ライトグリーン):天日干しボイル麻混、混率不明(データ紛失)、日本製。

⑤ポケットパーツ(ライトイエロー):コットン無地、綿/100%、日本製。

セルヴィッチデニムの赤耳:決して完成には出てこない「赤耳:あかみみ」。こうして、記録に残しておきます。

このたびは、完成の姿をひたすら見ていく回としまして、途中の製作過程は画像に収めておりません<m(__)m>。

ナップサック「餅巾着」完成(セルヴィッチデニム白8oz):<サイズ>縦42cmx横34/44cmxマチ19cm。
正面から45度くらいの角度から:中身はあんこを詰めてはいますが、しっかりしたものになります。
たたんだ姿:もう1つ折るくらいまで畳めます。季節外の時には引出に収納しやすいのがナップサックの気さくさ。
入り口:スプラッシュ柄とショルダーは真っ白に対して、部分的なコントラスト効果。

ショルダーの黄土色は新しい色の追加のように見えるかもしれませんが、他の色とリンクした色なのです。

というのも、実はスプラッシュ柄のたくさんの色が重なったわずかな部分に等しい色、ここに注目したのです。

フラップポケット:美しいスプラッシュ柄の中にパステルカラーのグリーンとイエローで爽やかに穏やかに配置。
4cmダイヤキルト:ハギ目の部分の柄合わせはそこそこにとどめました。
調節機能の無いショルダー:どうしても調整したい場合に、10cmの折り返しを見込んだ作りです。

細かい点なのですが、このたびから仕様に徹底したのが、Dカンの根元に二重ステッチを入れることでDカンの傾きを解消。

その他の角度:左上はサイド、右下は底面です。
汚れ①:わずかな黒ずみが背負う面のハギ目の右側に出ました。→その後お湯とタオルハンカチで落ちました。
汚れ②:黒い点が出ています。→後に糸の繊維が入り込んでいると判明、除去に成功しました。

このナップサックに関しましては、汚れの部分は、すべて解消できましたことをここでお伝えしておきたいと思います。

あとがき

汚れるリスクがありながらも取り扱った白生地。

この製作を通してお伝えしたかったのは、真っ白生地の可能性でした。

製作者なりのそれぞれの解釈が多様に渡り生まれることでしょう。

全体のスタイルとして今後も変わらないのは、柄は内部に持ってくるという配置です。

確かにこのスプラッシュ柄は象徴的ではあるのですが、眺めるのと実際に持つのとは違うという、いわば芸術と日用品の違いとでも言いましょうか。

それでも、日用品の中に大いなる芸術味を感じていただければという優先順位なのです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

ネット映えは苦手でも本当は素敵、目立たぬ存在のグレー生地のナップサックは裏地の小花刺繍レースで活かされた【1445】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2025年上半期を思う存分使わせていただき、ハンドメイドバッグ用の生地調達と表地・裏地のペア決めを完了。

下半期はひたすら製作を進めていくそのスタートのタイミングとなりました。

100セット以上のペアが決まったことで、季節に見合った完成品に出来る点が非常に有難いです。

このたびは、ナップサック製作にグレー生地を使用。

初夏の今、サマーウール素材を引用、本来ならスラックスなどを仕立て上げられるであろうグレー生地にボックスキルトをかけてナップサックに完成したこのスタイルに特徴を感じていただければと思います。

更に、このネット時代には華やかなカラーばかりがクローズアップされることへの挑戦状のようなもの、あえて地味なグレーの「華」の表現への活かし方を考えてみたのです。

素敵なレース裏地のおかげ、サマーウールグレーのスラックスみたいな生地を淑やかでエレガントなナップサックへ

使用生地x3種(上から反時計回りに):表地(チャコールグレー)-ミックスブッチャー、ポリエステル/56%、毛/44%、原産国不明。裏地(黒xグレー小花柄)-刺繍生地レース、混率不明、原産国不明。別布(グレー)-コットン無地、綿/100%、日本製。
表地には4cm四方のボックスキルト:全面に美しく広がる安定感ある雰囲気のボックスデザイン。糸は馴染ませ。
ボックスキルトの課題:フラップに余計な線がすっきりさを妨げます。端っこの方キルトは省略が正解でした。

背中心のハギ目は左右は対称になりませんでしたが、段はしっかり揃えていきました。

ポケット:通常は「片玉縁風ポケット」。レースの硬さが枠のラインを困難にすると判断、貼り付け型へ臨時変更。
巾着ひもホールタブx10個の配置:まず十文字に目立つカラーで印。ものさし要らずで折って決めます。
巾着ひもホールタブの設置(上から反時計回りに):まず10個のタブを作り、待ち針を使いながら均等配分に設置。

固定ステッチは一続きに返し縫いをしながら進行方向へ進むやり方、最後の玉止めだけで良いという効率の良さを得ました。

巾着ひもホールタブの完成:きゅっとし集まった時のコントラスト効果が非常に美しいものになりました。

仏頂面とも言えるグレーに、あえて柄を表に部分的に出すことでよりグレーの隠れた良さみたいなものが出てくる様子でした。

巾着ひもホールの型紙:変更した長さの縦15cmx横7.5cmの型紙を三つ折り観音開きで4本ステッチ仕上げ。

安定的に根っこの部分を増やしたことで、内部に埋まる分量は、設置の2cmに加え、縫い代1.5cmが折られる分が足され3.5cmです。

見えない部分ではあるのですが、この部分はたくさん動きがあり、長持ちを考えるとこの内部への埋まりの安定さを重視。

巾着ひもを通した状態:「巾着ひもホールタブ」設置の際に両サイド間を3cm空けた効果がここで発揮されます。
ナップサック完成(サマ-ウールグレー):<サイズ>縦42cmx横34/44cmxマチ19cm。ショルダーは84cm(絞った状態の出口からDカン手前まで)(折り返しは10cm分)。
ひっくり返した裏地部分:モノトーンの美しさを感じさせてくれるレース刺繍生地の素晴らしさ。
その他の角度(上から反時計回りに):サイド→底→畳んだ姿。
後ろ姿:この面は背中に接する方の面となります。
お洋服とのコーデ:黒のサテン切替ジャケットと黒のフレアーパンツのセットアップ。ビジネスにも可能では。。

あとがき

このグレーの生地はまだ今後別の組み合わせでいずれ登場してくると思います。

このたびとはまた違った雰囲気を演出してくれそうで、この組み合わせはまたとない唯一のペアになるわけです。

このように、生地の調達分量のコントロールがなかなかできない時の工夫として、裏地を別のテイストで配したグレー生地のいくつかの「横顔」を探っていったのです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

思わず眺めてしまう楽しいコンビネーション、ストライプ柄とストライプキルトがリンクしたまとまりあるナップサック【1442】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2025年の上半期すべてを使ったと言っても良いでしょう、夢中で集めたナップサック製作用の表地と裏地のコンビ。

完全に納得いくまで生地を探し、実際に感激するような美しい多数の生地に出会えたこのありがたい運にまずは感謝申し上げたいと思います。

そして、この後はどこかの誰かに心から喜んでいただくための熱を込めた製作を私がしていきます。

では、このたび完成のライトパープルのナップサックを、その製作過程からお伝えしてまいりたいと思います。

4種の生地を使ったストライプ柄とストライプキルトがリンクした1点物、パープルのリボンがコントラストのナップサック

通常2-3種程度の生地の種類なのですが、調達の際に生地の不足があり補填をしたことで4種になりました。

表地(左)と裏地(右):表地(ライトパープル)-先染コットン、綿/100%、日本製。裏地(パステルマルチカラー)-コットンストライプシーチング、綿/100%、日本製。先染めではなくプリントです。
別布①(左)と別布②(右):別布①(サーモンピンク)-生地名不明、混率不明、原産国不明。別布②(パープル)-ブロード、綿/100%、原産国不明。

この製作では、すべての生地をフラットに見ながら選択、原産国が不明であっても手に取ったその質の良さを自らの目で判断しています。

ストライプキルト:表地にも裏地にも同じ4cm幅。裏地は柄を引き立て、白の部分に馴染むようにかけました。
ポケットのボックス枠の作図:型紙縦5cmx横25cmパーツのど真ん中に作図の縦1cmx横21cmのくり抜き。

このタイミングで、表面に「ラッピング布」を「中表」で配分良い位置に設置し、待ち針で固定。

ボックス枠のくり抜き(左上から右下へ):枠を裏面からステッチ。ハサミでY字に切り込み、そしてラッピング。
根っこの固定:カットして出来た左右の三角パーツは最後まで残ります。この根元の際(きわ)を固定縫いです。

草木が根っこでバランスを保ちこの先の生命力となることと同じように考え、ポケットの見えない部分の支えの作業です。

ポケットの袋作り:上は延長布、下は袋パーツ。それぞれ二つ折りと三つ折りステッチ後サイド同士で合体。

合体の縫いは縫い代1.5cm内の5mm程度を3cmくらいに渡りステッチ2往復(実質4度縫い)でくっつきます。

このくっつきでその後の作業がスムーズです。

ボックス枠への袋の設置:当てはめるイメージ、メイン袋の方は三つ折り部分が「ひさし/比翼」になります。

↑写真の右はポケットの内部だと思って下さいませ。

ポケット袋の縫い閉じ:先に上下の繋ぎ目を縫い閉じ、最後に左右を縫い閉じ。共に丈夫な二度ステッチです。
片玉縁風の部分のみの完成:この後引き続いて4cm幅のキルトがけがされたフラップを縫い付け設置します。
「片玉縁風フラップポケット」の完成:なかなか奥行きある構造です。金具など既製品の附属パーツを極力使わず。
表地に設置の装飾リボン:「意味のない装飾は無意味だ」と思う者がこんなことしちゃいました(^_^;)。

この装飾リボンが表地のライトパープルの延長上の濃さであるコントラスト効果による立体感の演出と共に、お洋服により合わせやすくなりました。

バッグというのは、濃い方がアクセントになるのでコーデしやすいものですが、ライトな生地の良さをまずは活かすことで工夫した策なのでした。

「巾着ひもホールタブ」の設置:根元ぎりぎりではなくゆったりと内部に突き出し。
巾着ホールタブの存在感:全10箇所を均等配分で設置。ダブル巾着では両サイドは真ん中を省略の2個ずつ。
ライトパープル地サテンリボン付きナップサックの完成:<サイズ>縦42cmx横33/45cmxマチ19cm。

ショルダーは、絞った時の出口からDカン手前までで85cm。

調節機能がないので、「やや長めの中間的サイズ感」に設置、折り曲げ部分8cmがあるのでもっと長く/短くの調整は不可能ではありません。

背負ったイメージ:サイドにもリボンが現れて人から注目されるナップサックになったと思います。
背負う面:ここにはリボンは付けません。
その他の角度から:左上はサイド、右下は底面です。

あとがき

YouTube動画でもお伝えしたのですが、楕円底の設置縫い代の1cmが失敗、ほどいて7mmでやり直したことで跡が残ってしまいました。

今後は7mmでやっていくことに決めたのです。

こうしてお伝えしながらも、今後もどんどん訓練を重ねていく所存です。

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書き手:ピクチャレスク

<マチ>型紙に赤マジックで線を引きながら探る、トートバッグのマチの計算式にマチの縫い代寸は入れない理由【138】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当ブログ記事は、2020.07.02に投稿の1つ前の【137】と関連、以前はこちら【138】と1記事に合算してまとめておりました。

それもブログ記事の整頓の1つではあったのですが、その後の更なる「手直し」により、当記事の番がやってきた2025.05.20現在、新規投稿により【137】とは分けることにしたのです。

【137】では、「マチ付きトートバッグの出来上がり寸法からの逆算で作る正しい型紙」の作り方を解説しました。

積み算式に、縦と横を出来上がり寸法からのスタートで正しくマチ寸法と縫い代寸法を加えていく「方法論」のみです。

こうした計算式のみの提示で、数字を当てはめるやり方ですぐに引用できることを優先し、「理由」の部分を後回しにしていたのでした。

この【138】から続く後の【769】【807】【915】は、同様にタイトルに<マチ>が付き、その計算方法の正しさの解明の部分に焦点を当てた投稿なのです。

完全解明には、物理的なところまで迫る難しさがあり、そのことが混乱と複雑さを生むことで、最も基本的なやり方のみの投稿を【137】とさせていただいたのでした。

ということで、このたびからの<マチ>の投稿は、「マチの縫い代を計算式に含めない不思議」を紐解く物理的構造に迫る内容となっていきます。

単純で誰もが同じように実験出来て納得できるようにと、型紙を立体的にして実際にマチを作りミシンで縫う部分に赤マジックを印しました。

型紙を広げた時にその線はどこを走っているのでしょうか。。それがマチの計算式を納得する1つの解明方法になると思います。

<マチ>マチ付きトートバッグの型紙を立体的に組み立て、縫い代1.5cmに赤線を引いて広げたら出た答え

【137】の投稿でも利用したマチ付きトートバッグの出来上がりサイズと縫い代を含む型紙サイズの計算式。
実際のトートバッグではこの部分の構造を寸法の部分に焦点を当て解明していきます。
マチを作る時の風景(縫い代は1.5cm):トートバッグ製作経験者様はこの風景はなじみ深いと思います。
マジックシミュレーション:上の図と同じ状態の半分で見ていきました。こうして1.5cmの縫い代線を付します。
平面型紙での上のマジックの位置:削ったマチに内部に赤線が付き、右側に少しはみ出しました。
反対側も同じように赤マジック(点線):区別がつきやすいよう点線にした反対側。

ここで、暗いトンネルを抜け出たかのように明らかになったことは、ミシンで縫っている線は、平面で「Lの字」を縫っていることにイコールであるということ。

言い方を変えますと、実線の方は上糸、点線の方は下糸という見方もできます。

どうでしょう、マジックの線が型紙の1.5cm内側を完全に覆ったという実証から、逆説的に「マチに縫い代1.5cmを含めていないのに正しく出来上がった」と言える実験結果です。

寸法に焦点を当てた見方:7.5cmの型紙のマチを折った時の半台形の底辺は1.5cm右にはみ出した9cm。

左側は、本体の底の縫い代1.5cmに該当しますので、マチからは削除の9-1.5=7.5cmがマチの領域。

出来上がりのマチ7.5cm分よりも1.5cm右にはみ出して奪った1.5cm分は、底の縫い代である左側1.5cmと重複することの余分と打ち消し合って「0:ゼロ」なのだという見方で腑に落ちませんか?。

このたびは、ここまでです。

あとがき

このたびの赤マジックの検証でも、随分クリアになってきたのではないでしょうか。

私は、この実験をするまでこのような構造すらイメージできていませんでした。

しかし、今後アウトプットして多くの方にお伝えしていくにはもっと深堀りして腑に落ちねばとやってみたことでした。

じゃあ、縫い代が底は1.5cmでもマチの方が1cmという風に同じ縫い代ではない場合はどうなるのか。。など、多様なケースでやってみて、物理的法則や構造を掴んでいくことになります。

というわけで、続く【769】【807】【915】も投稿があるのです。

自らが納得したお品物は、きっと優れたお品物になっていくと思うのです。

素敵なバッグが完成できますよう、応援したいと思います(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

<型紙>素材が無限の定番デザインの楕円底ナップサック、シンプルなデザインに隠れた構造が盛り込まれる【1437】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

事業活動名でもある「共有型のハンドメイドバッグ」。

この「共有型」というワードらしさの1つの企画として、型紙のすべてのパーツをご紹介するという回になります。

確かにデザインや作り方は自らが考案しましたが、その後というのは多くの方との共有のスタイルに、自分一人では到底広がらないノウハウやスタイルを広く文化として広がる目的1つに絞ることにしたのです。

こうした決断は、作家なる地位をお持ちの方では到底躊躇することであり、だんだんとこうしたスタイルに自然になっていったことこそがピクチャレスクらしさなのだと受け取っていただければと思います。

「素敵なバッグを作る方への応援」のような存在でありたいのです。

そして、自らもこのノウハウやデザインを共有し一緒に活動していきたいという、何ら先生とか指導者などというスタンスとは別のものなのです。

2024年末頃にデザインが確定してきた「楕円底ナップサック」の型紙と寸法を当投稿で伝達します。

ここ最近で楕円底のカーブを半径5cmから半径10cmへと変更、それに伴いぴったり合う寸法の本体の横の長さとの一致も確定しました。

ただ、その寸法が理論上であり、実際の生地の性質によりどこまで変わるのかなどは、自らもたくさん今後製作せねば分からないことです。

この機会に、是非一緒に製作をしていこうではありませんか。

<型紙>楕円底の大きめナップサックのすべての型紙寸法を表示、型紙からイメージする製作全体の流れの解説

ブログもYouTubeも「型紙」をメインに提示した場合は、今後タイトルの頭に<型紙>を付記します。

全く同じで作っても・アレンジでも・一部引用でも、とにかく「商業利用が可能の著作権フリースタイル(ただし「特許」などの独占は不可)」で行きます。

安心して、自由にハンドメイドバッグの製作を広げていって下さいませ。

楕円底のカーブ変更前のナップサック:写真が以前の半径5cmの製作品、もっとカーブが緩やかになりました。

近々、ピクチャレスクも製作をどんどん進めていきますので、ご質問など是非コミュニケーションを取りながら、一緒に活動していこうではありませんか。

アパレル用型紙で作ったナップサック用の型紙すべて:全部で①-⑩までの10種。ポケットパーツが多い特徴あり。
型紙の寸法(すべて縫い代込み):縫い代込みで統一した方が解釈がシンプルであるとこのスタイルに。

用尺に関しては、表地と裏地の他に別布を登場させるかどうかによって変わってきます。

だいたいで言うと、生地が広幅の140cm程度あると本体95cmの長さと底の35cmの長さが横に並びますので、表地のみで縦50cmの用尺が可能。

シングル巾ならば、縦に並びますので、余った分を裏地の一部に使ったり、共布ベルトに使ったりすることで1mの調達という手もあります。

裁断の時は、型紙のすれすれをカットするということになりまして、出来上がりタイプの型紙などとはやり方が違うと思います。

特にお洋服では、型紙の周りに縫い代を見込んで周りを空けてカットすると思うので、その違いのやりにくさの解消のために裁ちばさみを先のとがったタイプにしています↓。

先のとがった裁ちばさみの有効性:細かい部分のカットも正確、縫い代込みの裁断で型紙の横すれすれをカット。

おおまかな作り方を下に貼りますYouTube動画の後半で3分の2くらいの時点からざっくりとお話致しました。

ざっくりなのに、随分時間がかかったのも、そのノウハウがなかなかのボリュームであることの証拠です↓。

あとがき

音楽の作曲もそう、このSNS中心の時代を受け入れ大いに利用したらよいのです。

「こんな曲はとても披露できない。。」と思ってもどこかの誰かが共感してくれる可能性というのは、この世に出して初めて分かること。

そういった意味では実験的なことが許されるSNSは敷居が低いのです。

バッグ製作品もそう、たとえ未熟であってもせっかくの限りある人生の一部の時間を利用して作り上げたもの。

この世に出していくという意味では、どこかの誰か数人にでも知ってもらうことに意味があるのです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

教科書通りではない視点を持つ者の創造力のベースは「素直さ」、会計のみならずすべての事象に対しての教え【1435】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「稲盛和夫の実学 経営と会計:稲盛和夫 著」を拝読。

決められた基準もある規定概念たっぷりな会計分野で、自社流の見方を築き上げた「京セラ」様の創業者のノウハウです。

きっかけは、YouTubeでご紹介があったことで手に取ることに。。

発信主の方の「この本が好き」というフレーズが気持ちのフックに引っかかったのです。

通常は、「為になる」「参考になる」「是非ご紹介したい」などの言い回しを聞きますが、「好き」とまで思うのはなぜなのか。。これを知りたい、自分でも味わってみたいと思ったからです。

期待を裏切らず、非常に「好き」という感想に共感。

図書館で借りたのですが、「経営」のコーナーにあることが不思議なくらい、「道」「姿勢」を説いているのではないかと思うほどだったからです。

説かれる「姿勢」、事業の発展や改革もすべては正直さを持ったスタイルの一人の人間の数字への追求から始まった

創業者様が事業を始めた頃、今のような大企業への発展はまだまだという昔です、経理部の方とのコミュニケーションの中でたくさんの「Q&A」をしてこられました。

経理部の人にとっても、会計無知のフラットなまっさらな問いに対して、フレッシュな気付きもあったと思います。

会計はまかせっきりの代表者、自らがジャッジしなければ気が済まない代表者、などそのスタイルは様々。

会計が本当に事実と結びついたものになっているのかどうかを新しい視点で把握。

その道何十年の、ある意味固定観念たっぷりの会計担当に投げかける質問が非常にどれももっともでありピュアなのです。

会計知識がなかったまっさらな状態からスタートしたこと、そこから専門分野の者ではない新しい視点で疑問をクリアにし、最後には社内独自の管理会計システムを打ち立てられたのでした。

あとがき

冒頭の部分で、この本が「経営」の分類に括られていることの不思議さを綴りました。

こうした会社経営のノウハウの一部でありながらも、すべての事柄に対しての「姿勢」1つのみを説かれているような気がしたのです。

決して疑問に対して蓋をしない・目を背けない・そういうものだと1+1=2に当てはめない・引っ掛かりは納得するまで追求する姿勢です。

このような点が、「この本が好き」と思わせてくれるのではないかと。

必要以上に大きく見せたり良く見せたりなどの誇張的なことは決してしないという姿勢も非常に誠実、世の中の多くの事業者がやっていることに対しての対極です。

近道をして短い経路で良い結果を見せたい事よりももっと大切な事があるのです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

デニム特化のストライプパッチワークの馴染む糸の色選び、デニムの織り糸の白の見え方によってトーンダウンあり【1434】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在は、今後の製作の下準備を続行中。

下準備というのは、生地の調達・接着芯貼り・裁断などです。

ここに加わる特殊な作業として、最終残布のパッチワーク仕立ての作業があります。

特にデニム生地などの硬めタイプは、いつまでも生地のままストックしていては巻いておかない限りかえって折り目などで傷んでしまうのです。

素早く裁断し、包み込むように三つ折りして他の生地と重ねながら保管の折り跡が付かないようにしています。

このたび、デニム類のみを集めたストライプパッチワークを作っていた中で、ステッチの色選びに是非ご紹介したい学びがありましたのでそのことを綴りたいと思います。

<糸の色選び>デニム類のみ集結のマルチストライプパッチワーク、糸染めのぼやけた色にはトーンダウンで選択

「パッチワークはつぎはぎなのだから残り物さながら、価値が落ちる」という解釈もあるかもしれません。

ただ、そこに新しいスタイルでそうは思わせないよう挑むのも製作者自らができること。

生地を残さないように綺麗に最後まで使い切るためには、最終段階でパッチワークは有効。

しかも、このたびのようにデニム類に特化したバッグの製作を準備したことで、パッチワークに仕立てても立派なハギ目を伴ったデザインであると見てもらえる可能性を感じました。

それはそれはせっかくのチャンスだと。

ステッチの糸に対しても十分な美しさを入れ込んでいくために、元々曖昧なデニム生地の色に選ぶステッチの糸のカラーを徹底。

その糸選びと、実際のパッチワークステッチの出来上がりにおいての効果を見ていきます。

白糸の部分が多いデニム生地にはまともな赤は通用しませんでした。トーンダウンの上の方が瀟洒に馴染みます。
糸の選択によるステッチの見かけの違い:左上はくすんだ糸の方、右下は真っ赤な糸の方。

この比較で分かることは、高級感が感じられるエレガントさは断然左上のくすんだ色のステッチをした方。

「生地に馴染む」ということを頭の中だけで、「赤い生地だから赤」という理論のみによる発想は間違ってしまうのです。

ただ、カジュアルに表現したい場合にあえて右下のようにステッチを浮き立たせることもありますので、価値観の相違とも言えます。

ピクチャレスクの製作スタイルは、どんなカジュアルイメージのある生地でもすべて「エレガント」を目指します。

そうしますと、おのずと前者の価値観になるのです。

完成:一番端は幅の調整のためのモカグレー、ナップサックでは縫い合わせの部分の背中に接する箇所に来ます。

完成しましたストライプパッチワークのそれぞれに選択した糸はこちら↓。

ステッチに使ったそれぞれの糸の色:生地に対して結構意外な色の糸が来ていることも。。
白糸の部分が多いぼやけたデニムの方はかなり糸はトーンダウン。グリーンやピンクは生地に忠実な色を選択。

まとめますと、

<デニムの種類の違いによる糸の色選び>

①白糸が多く占める先染めデニム  ・・・思い切ってトーンダウンした糸の色

②後染め風の白っぽさが少ないカラーのデニム ・・・生地の色に忠実な糸の色

となりました。

①はモカグレー・赤・ネイビー・茶・インディゴで②はグリーンとピンクの2色。

頭で描くイメージよりも糸の色がかなり変わるのは①の方です。

あとがき

パッチワークの糸のステッチは、かなり注目の場所であり重要視しています。

瀟洒なバッグを貫くスタイルではステッチが浮き過ぎると雰囲気が分かりやすいまでにカジュアルになってしまいます。

カジュアルは言い方1つで「ラフ」「ルーズ」「粗雑」になることも。。

「打ち破り」「意外性」「新しさ」をご提案したい、アメカジのイメージでこれまで来たデニムの中に本当は眠っていたエレガントさを、バッグ作りを通して引き出したいと思っているのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

組み合わせの違いによる無限の可能性の中では渋め、カーキ系のブロックパッチワークが展開する新テイスト【1433】

アイキャッチ画像1433

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ざっくりと、ハンドメイドバッグという分野の製作品は色が鮮やかで「かわいい」というテイストが大半。

ネットでは、明るい色が映え、注目されやすいという特徴は確かにあると思うのです。

ピクチャレスクとしては、そういったこともフラットに見る、渋めのダークカラーだって別の美しさを持っているという陰に隠れた部分を掘り起こしたいという思いがあります。

このたびの完成品のナップサック「餅巾着」もその部類、カーキ系でそろえた渋めのカラーコンビで出来上がったお品になります。

ここに明るい色を足すなどとは到底思わなかった、このカラーの集まりこそがこのバッグらしさなのだという点をこのたびお伝えできればと思います。

製作者本人が、完成後、何度か楽しく内部などを眺めてしまうほどでしたので、いよいよ「組み合わせ・コーデ」を軸に置いたバッグの製作に手応えを感じてきているのです。

色違いのヘリンボンを3色使用、クラシックなミニ格子とブロックパッチワークが溶け合った渋めテイストのナップサック

このたびと同じヘリンボン生地を使ったストライプパッチワークの同じモデルは【1430】で投稿↓。

【1430】で投稿のナップサック「餅巾着」:この時のパッチワークはストライプでした。

このたびは、本当の生地のラストなので、もっと面積が小さくしか余っていない残布の寄せ集め。

1パーツは型紙では縦10cmx15cmです。

縫い代1.5cmずつが左右と上下で消滅し、緻密なブロックパッチワークとなりました。

ブロックパッチワーク製作:縦10cmx横15cmの統一パーツを半分ずつずらしながらブロック風に配置。

横につなげる場合も二重縫い、縦に繋げる場合も二重縫いと地縫いの見えない部分はすべて強度を高めております。

「残り物」である価値の無さに対し、「上質」「緻密な作り」をフォローし、かえって付加価値としていくことです。

使用した4種類の生地(内左2点は色違い):別生地のヘリンボンも混じったことも粋。渋いカラーが大集結。

左から右へ生地名を記載致します↓。

①ヘリンボン(カーキグレー):コットンヘリンボンバック地、綿/100%、日本製。

②ヘリンボン(モカ):コットンヘリンボンバック地、綿/100%、日本製。

③ヘリンボン(濃グリーン):10番手ヘリンボン、綿/100%、日本製。

④ミニ格子(濃紺x茶):生地名不明(先染め格子)、混率不明、日本製。

全体にカラーが同じように集まっているところが渋さを作ったと思います。

③の濃グリーンは、ポケットのフラップのみに使用しましたが、単調な④のみの内部に良きアクセント↓。

内部:見やすくひっくり返しましたが、リバーシブルバッグではないです。このフラップの存在感は大きいです。
ナップサック完成(ヘリンボンブロックパッチワーク):<サイズ>縦42cmx横35cmxマチ18cm。

横はぺたんこにすると42cm、ショルダーの長さは絞った状態で上から付け根まで88cm。

調節機能を付けていないので、体型の違いの中間を設定、とは言えやや長めで背負ったり体格のビッグサイズに対応したものかと。

一番上のロット違い生地の切り替えの様子:左上は正面で、右下は後ろ面(背負う時の背中と接触の面)。

本当の生地のラストの部分でモカがわずかに不足、グリーンの飛び出し部分の余りをデザインを考えながら補填。

馴染むようなカラーのミニ格子の部分:裏地・巾着ひもホールタブ・巾着ひもの3つに使いました。
その他の角度:左上はサイド、右下は底面。底面もブロックパッチワークになっているのです。
背負って使用時に他人から見たイメージ:非常に良きフォルムで映るのでは。。トップの切替部分も効果的。

あとがき

2007年からのハンドメイドバッグ道。

この2025年スタートの時点で、やっと何かのスタート地点に立てたような気持ち。

2025年は全力でひたすら製作を進めてまいりますので、是非見守っていただければと。

同じデザインなのにこうも違うのかというそれぞれの良さを最大限にお伝えして行ければと熱を持って挑んでいきます(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク