金の高騰がどれだけの振り幅であっても変わらないものがある、長い間「一番」に据え置いていた「おしゃれ感」は地金の価格に左右されるものではない【906】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近、また金が高騰しています。

金の高騰はアメリカの経済の安定感によって左右される影響が一番大きいとのこと。

それは、金が$と密接したものだからです。

金の価値のアップは不安感の現れと言えるようで、投資家は、いざとなった不安な時に金に交換することをしておくため、金に多くの人がありつく形になるというようなもの。

ジュエリー界の中では、ある意味「大騒ぎ」ということになっているかと思います。

では、この地金の金を大いに扱う、「レンタルジュエリー」をしている自身が何か影響を受けているのか、そして、この地金アップについての向き合い方などを今回はお話したいと思います。

もともと「おしゃれ感」を一番に据え置いてきた「本物志向のレンタルジュエリー」においては関係ない部分もある金の相場

確かに金の高騰によって、地金の価値が上がって商品自体の値段が上がるということであれば、商品を調達する際には購入ですので、当然影響があります。

ただ、見るポイントというのが、必ずしも地金を多く使っているとか厚みとか金高騰の値段アップに影響する点ばかりでもないために、そこはあまりその情勢に翻弄されない見方でおります。

ヴィンテージ物や未使用品をミックスし、フラットにその良さを見ていまして、いつの時代に作られたのかなどから計る新鮮さなどとは無縁でいたいのです。

ただ、物は考えようで、金高騰で自身のような見方もされることがあれば、競争になりますので、全く影響を受けないとも言い切れません。

以上は調達の面です。

そして、自身が今度はご提供するレンタルに関してはどうか。

このブログ記事は当初2022.03.04に投稿したものです。

その役2年半後の2024.07.23現在「手直し」の順番がこの記事にもやってきました。

2022年よりも2024年の方が考えられないほどの金の高騰があります。

プラチナも金と並行しながら同様にアップ。

ただ、その差はいつか金がプラチナを抜かして以来変わらず金よりは控えめながら高騰はしているので、ジュエリーの地金全体に大変影響しています。

レンタルでは、その辺りの影響を組み込むのかどうかの方針を自身が決めます。

もともと一番価値を置く部分が「おしゃれ度」であることが永久不滅の特徴があり、おそらく今後も変わらないと思います。

この点は、自身ならではのレンタルジュエリーの形なのではないかと思っております。

とはいえ、2022年当時よりもさらにレベルアップしたラインナップにできた2024年、レンタル価格自体は昔に比べるとアップさせていただきました。

「本物志向のレンタルジュエリー」の3点1セットの組み合わせに、自身のエネルギーや思いを込めていますので、相応しい価格にしておりまして、今後も変わることが無い「おしゃれ度」を大切に今後も引き続き活動していきたいのです。

あとがき

金の価値というのはものすごいもので、時に現金よりもはるかに信用があるとされるのですが、そういった行き着くゴールが「お金」の価値というところに対しては遠目で見ています。

貴金属に接してきた「個人事業主」を始めてからの人生、「おしゃれ度」を重視していなかったら、きっとこの金高騰に翻弄されて、もっと大騒ぎしていたかもしれないのです。

K18YG/WGやPT850の貴金属のチェーン類の刻印の素早い見つけ方、留め具の決まった場所にあります【903】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在地金価格がまたしても高騰しているようです。

当ブログ記事は、当初の投稿の2022.03.02からおよそ2年半後くらいの2024.07.22に現在「手直し」を実施する順番です。

2022.03.02当時は、金が1g=¥5,000だったそれ以前から1g=¥7,000代になったいたことに驚いていました。

更に、その後世界的な情勢の不安もあったなどで、2024年現在では、なんと1g=¥10,000を突破しているのです。

このたびは、正真正銘の本物なのだという証でもある「刻印」について、その場所にスポットを当ててみます。

たくさんのジュエリーを見ているとなかなかユニークな刻印の場所がありましたので、このたびは、基本的な場所も含め、刻印の場所を3点のチェーン物に特化してご紹介したいと思います。

「ダルマ板の表面」「カニカンの側面」「観音開きの内面」の3ヶ所は今後能動的に探せます

刻印の表記の仕方はまた別の記事でご紹介するとしまして、今回は、場所のみにスポットを当てています。

「表面」への刻印:まずはこの王道な場所。ダルマ板への刻印です。最も一般的な場所。「K18 WG」と上下2段。
「側面」:次は、この場所。カニカンのサイドの平らな場所。「K18」の刻印。やはりここが一番面積が広い。
「内面」:巾広ブレスなどに多い折りたたみ式留め具の内側。まるで隠れるかのようにひっそりと。「PT850」。

もし、ブレスやネックレスチェーンに観音開きタイプがあったら、「内面にあるのではないか」と能動的に探すと今後は早く見つけていただけると思います。

このことを知っているのと知らないのとでは随分な違いだと思いますので、この機会にぜひこの知識を心にとどめていただいたら良いと思います。

あとがき

このたびは、チェーン類に特化した見つけ方の3選でした。

だいたいこのたびの3例の内のどれかでチェーン類の場合は見つかるのではないかと思います。

チェーン自体には刻印されることは物理的に難しいので、おそらく少しでも面積の多い留め具にされると考えると、留め具の中に必ず見つかると考えて間違いないです。

そして、3つ目のように、隠れていることもあるので、開閉式などのタイプは外側に無ければ内側にあるかもしれないということです(^-^)。

粗喜平のステンレスチェーンを材料として1m購入、チェーンだけの物足りなさを感じた3連を三つ編みのエモーショナルネックレスへのアレンジ【833】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2010年代前半のパワーストーンブームの時に、あまりにはまってしまい自作しようと留め具の付け方を覚えていきました。

ネットで売っているアクセサリー用の金属の材料を見ていて、好みの長さのペンダントチェーンやネックレスを作ることを思いついて作ってみたのでした。

レアサイズのロングペンダントチェーンなどは、こうしたことをしてみる価値が大いにありまして、見つからないペンダントチェーンを自作で可能にできることに可能性を感じたものです。

その中では、かなり「挑戦」という作業になった、ステンレス製の粗喜平チェーン1mをネックレスに仕立てていくということをしてみたのです。

こんな感じで2連ネックレスとブレスもおそろいにアレンジした使い方の時期がありました。

三つ編みっぽく見えないかっこよさが新しいテイストとして浮上、抜け感あるネックレスアレンジ

その後、もっと雰囲気が出たものにならないだろうかと思いついたのが、3連の三つ編みでした。

その思い付きもいくつかのジュエリーを見てきた中の三つ編みデザインから引用させていただいたことになります。

もともと「粗喜平:あらきへい」自体にカーブがあり平たくないところが「エモい」雰囲気を出すことに成功。
特に強すぎる主張がなく万能な点が良いです。40cm程。留め具もステンレス製を使用する拘り。

三つ編みしたはずが三つ編みにははっきりと映らず柄みたいな1つの太いチェーンとして映ったところが非常に美しいです。

まとまって太口に映るので、遠目でも存在感あるネックレスになりました。

とても単純な作業ではあるのですが、チェーンの束だったシンプルなネックレスがこんな風にまで姿を変えることができる新しい可能性の発見で、非常に感動。

基本的な丸カンなどの扱い方さえ学べばその先のアレンジの世界が大きく広がります。

エコノミーな価格で素敵なネックレスが出来てしまうことに驚きます。

もし、ジュエリーを自主アレンジしたい時に、一度留め具の「引き輪」「ダルマ板」の付け方だけを学んでみて下さいませ。

すごくジュエリーの可能性が広がると感じられると思います。

さて、お洋服の装いなのですが、この出来上がりの「抜け感」をうまく活かせると素敵だと思います。

隙間が多いことで清涼感もあって、夏の半袖Tシャツなどにもマッチ。

その他、トレーナー、パーカー、ボタニカルなワンピース、幾何柄シャツなど合わないお洋服は無いほどの万能なものになると思います。

黒の半袖Tシャツに合わせてみました。
3点セット:なかなかコンビを組むのが難しいのですが、三つ編みつながりでバングルとリングは925製。

あとがき

このたびのカットする場面などは映していませんが、ステンレスをカットすることが容易ではありません。

ハサミの刃をダメにしてしまったこともありますし、ジュエリー用の工具でも難しいことがあります。

たまたま線径の細い粗喜平だったからこそハサミの刃がダメになりながらもカットできた偶然もありました。

本格的な作業とは言えませんが、かなり自主的にアレンジが可能だと分かります。

もし、思い描く理想のジュエリーがあれば、自主アレンジでは不可能な範囲は、専門の工房やリフォーム屋さんがご協力してくださると良いです。

自主アレンジで悩むカットに関しては専門業者様ならば何なことはないと思いますので(以前にステンレスをカットしてもらったことがあります)、外注してでも価値があると思えばそれも「あり」だと思います。

行き着くゴールは「納得のお品」ということになりますし、その後も長く飽きることなく使えれば外注のコストもコスパに溶け込むのです(^-^)。

コスチュームジュエリーとしてはハイレベルな「七宝ジュエリー」、柄やカラーの豊富さを活かした遠出用の差し色ジュエリー使いへ【831】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「七宝焼き」という名産品がありまして、「七宝町」という町で生まれた産地品であることからこの名が付きました。

フランス語では、「エマーユ/エマイユ」で、「エナメル」の意味、有名どころでは「エルメス」様のバングルです。

このたびは、その華やかな柄や鮮明なカラーがお洋服を含めたコーデの良きアクセントにもなる七宝焼きのジュエリーコレクションをご紹介したいと思います。

非常に美しいヴィンテージ物の掘り出し物の数々、芸術的な「七宝焼きジュエリー」のご紹介

七宝焼きジュエリーコレクション:特化して集めました。色や柄の豊富さが複数の装いの可能性アップに。。

1アイテムずつクローズアップしてみます↓。

薔薇柄のビッグペンダント:バラがエレガントです。プレート型なところがクラシック。縦が4cmほど。
フランス製のチャーム:百合の紋章や古城がヨーロッパ風。キーホルダーにもなりますが、ペンダントへ。
朱色が目立つバングル:しとやかな和彫りのような柄がいろいろな小物ともコラボしやすいお品。
ボタニカルな幅広リング:台はシルバー色に見えますがゴールド。幅広の七宝焼きリングはレア。
和柄の巾広リング:鳥や梅の花が和風。台がゴールド。朱色カラーがオリエンタルな雰囲気。
組み合わせ例①:全く同じではなくてもペンダントとリングが離れているので大丈夫。
組み合わせ例②:ベースの朱色がマッチしているので、腕と指との近い距離でもマッチします。
組み合わせ例③:これも決して悪くないです。ネイビーとロイヤルブルーが素敵にリンク。デニムにも合いそう。

5アイテムのみでも、この中だけで組み合わせができるほどの相性が見つかりました。

七宝焼きは、基本ゴールドメッキベースです。

ゴールドだけのメッキコスチュームジュエリーのチェーンなども取り入れれば、「七宝焼きジュエリーコレクション」にこだわった日々が送れる楽しさが生まれます。

ゴールドメッキチェーン:フィガロデザイン70cm。「Monet」製のヴィンテージ。ネックレスにもブレスにも。

そして、リラックスして遠出にも付けていける気軽さも持ち備える点は、このたび最もお伝えしたい考え方です。

外出シーンが心配事や不安で台無しにならないよう、それでもおしゃれができるというこうしたジュエリーの出番に注目していただければと思います。

あとがき

七宝焼きのヴィンテージ物は、¥1,000程度で見つかることも多く、コスパが高いです。

それでも、たいそうな民芸品であり産地品、ひいては「文化・芸術」とも言えるものだと思うのです。

たとえお買い得に入手しても、その価値は高いと思いますので、大切に素敵に装っていかれればと思います。

特に、お洋服の無地が多い方は、お洋服をそのままで、柄やカラーが豊富な七宝ジュエリーを追加するだけで、コーデが劇的変化を遂げると思います(^-^)。

遠目に映るジュエリーの姿に影響する「フォルム」、四角い形ですべてをリンクさせた組み合わせ方の同時付けの効果【826】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

理由ははっきりと分からないのですが、とにかく「四角い」アイテムを好みます。

インテリアの箱好き、ベルト好き、バッグ好き、いろんな「四角」が集まることがとても整然としていてその「すっきり感」に惹き付けられているのだと思います。

このたびは、この自身も好む、「四角」という形に注目し、ジュエリーの3点セットを四角で集めた遠目の効果というお話をさせていただきたいと思います。

四角い形のものを集める中で揃った四角いコスチュームジュエリーが遠目の「影」に映る時、その素敵さは人間の素敵さとして映る

ペンダントチェーンのフィガロのステンレス以外すべてメッキ。メッキとは意外なほどのスタイリッシュさ。

四角いモチーフは、クールな雰囲気が出やすいと思います。

ブレスがヴィンテージコスチュームジュエリーブランドで有名な「Monet:モネ」製ですが、それ以外はすべて特にブランドは無いです。

そうしたことよりも、「形」に注目しておしゃれ度を高めようという工夫の1つです。

高級な18金やプラチナと美しい宝石で成り立ったジュエリーとはまた違う分野のジュエリー。

こうしたタイプのジュエリーにも役割があると見ています。

その1つが旅行などのアクティブなシーンです。

本物ジュエリーを旅行に付けて行った時に想定する不安や心配事を解消。

せっかく集めたジュエリーなのでメッキであれど失くしたくはないのですが、高級な品物を遠出に持ち歩くことははるかに危険を伴うことが予想されます。

あとがき

このたびご紹介の四角いメッキジュエリーは、私物。

自身は、「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

「高級地金+宝石」に特化したレベルの高いジュエリーがラインナップのすべてに並びます。

そんな一方で私物がメッキということの意味をご理解いただければと思うのですが、「すべての本物をお客様に。。」ということをモットーとしているからです。

メッキジュエリーであれば、お客様ご自身で入手しやすいので、自身の役割があるとすれば、そういった付け方・集め方のご紹介であるとこのたびその役割を担った次第でございます。

「形」に注目する他には、「カラー」や「素材」もございまして、3つの基本的な「リンク」であると考えています。

ジュエリー1点では成し遂げられないことを、複数の組み合わせで実現、それぞれの良さが互いに引き立つのもジュエリーが集まってこそだと考えます。

当たり前すぎて隠れがちな「同じ」という概念。

これが集まった時に「粋」を作ることがあるのです。

四角いロングペンダントと共に、四角いリングやブレスがリンクして、活動的に歩くその姿も「粋」だと感じさせます。

一人の人間をも作る要素でもあるジュエリーは、なかなか重要な存在なのです(^-^)。

本物と見間違うほどの宝石質な「偽物」リング、なぜコスチュームジュエリーの中ではレベルが高いと感じるのか【823】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者でございます。

この、キャッチフレーズは、「高級地金+宝石」に特化しているところからレベルの高さを目指すスタンスの表明です。

レンタル事業の中で、自身がお客様のフィードバックを感じ取りながら高めていったレベルです。

その反面、私物ジュエリーには大いに「偽物」ジュエリーをたくさん取り入れています。

これこそが、人生を仕事に捧げる自身の姿勢でありまして、「お客様に本物をすべてご利用いただいた証(あかし)」なのです。

この「偽物」とか「イミテーション」と一括りにされる分野がありますが、その中でも特に作りの良い、本物にとても似たお品があります。

それが「合成石」を使ったジュエリーです。

ダイヤモンド界隈では、「モアッサナイト(モアサナイト)ダイヤモンド」や「シンセティックダイヤモンド」などと呼ばれるダイヤモンドがあり、聞こえの良い素敵なネーミングですが、単純には、「本物ではありません、人工の工業製品です」という意味です。

なぜ、合成石には、本物みたいな名前が付いているのかの理由、化学構造を同じにすることでよりそっくりになるという物理的効果を利用している

よく、「合成ルビー」「合成エメラルド」などという言い方を聞きますが、初耳の当初は何か図々しさのようなものを感じたものでした。

合成なのに天然石みたいな名前で気を引こうとしているのでは。。そう思ったのです。

しかし、それはある意味正しい表現の仕方だと分かるようになります。

「合成」という言葉には想像以上の深みがあったのです。

この定義は、「天然のストーンの成分に等しい化学構造を真似て同じ構造を人工的に作った状態」を表すというもの。

そう考えると作りとしてはなかなか優れた品物であると言わざるを得ません。

例えば、こちらをご覧いただければと思います↓。

合成ルビーと合成ホワイトトパーズのリング。この写真を見て「偽物だ」とはっきり言える人はプロ。

ものすごく本物っぽい作りに見えますね。

ただ、これを実際目の前で見ると、「綺麗だけど、うーん、これは偽物でしょう」と分かることもあります。

天然はもっと引き締まったような小粒の構造であり、繊細さがあるのも天然で作られた本物の特徴です。

このダイナミックな大ぶりさも合成ならではの出来、合成の製造のされ方そものが開き直っているスタンスなどとさえ思えてくるのです。

このように、天然に近いような様相にもなるこのストーンの内部が、実は、化学組織を全く同じくしてあるからこの様相なのであるということが重要ポイント。

そして、さらにもっと近づくために、台をきちんと使い手間のかかった仕立てをされたお品となればもっと似てきます。

そういった意味でこのリングは、きわめて宝石寄りな「偽物」だと表現できるかもしれません。

時々、合成石製であっても「宝石」と呼ばれることも、実はこの内部の化学構造の緻密さを称えたものだと見ることができます。

そう考えますと、プラスチックやただの金属だけのコスチュームジュエリーに比べれば、実は合成石の「偽物」はレベルがより高いという見方ができます。

が、しかし、これも「偽物」分野の中でのレベルなのです。

天然である「本物」とは雲泥の差であることは言うまでもありません。

あとがき

「本物」「偽物」と一口に言っても、偽物分野にも随分レベルがあったということがご理解いただけたかと思います。

こういった今回ご紹介のような合成石のジュエリーは、せっかくなので、シーンを選んで使っていくと良さそうです。

気が散漫になりがちな混沌とした旅行先などのシーンなどでは、合成であることが逆に「心持ち」が安心だったりしますので、楽しい旅行に気持ちが集中できるのです。

人の目には「本物」に映るかもしれないですが、自分だけが「偽物」と知っているということの効果がより出るシーンです。

「本物」だけでも都合が悪いこともあることを「偽物」が上手くカバーしてくれるシーンががこうして実際にはあります。

では、今一度冒頭に戻りますが、当「本物志向のレンタルジュエリー」では、個人の収集ではなかなか入手しないようなモデルを選んでいまして、「レンタル」自体の価値を高めています。

これまで、長い年月をかけて、「ハイブランドコスチュームジュエリー」と「無名の本物ジュエリー」を天秤にかけ、はっきりとした答えを出しました。

正直な自身の心の中から出た答えです↓。

自然な姿そのままが人を魅了する「本物ジュエリー」には「ブランディングある偽物ジュエリー」はかなわないと。

茶色なのに吸い込まれそうな透明感、スモーキークォーツのブラウンダイヤモンドとの互いに溶け込むような交わり【819】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、ビッグサイズのスモーキークォーツペンダント含むブレス、リングもそろった3点セットをご紹介致します。

スモーキークォーツは茶色。

暗いカラーではあるのですが、「茶水晶」とも呼ばれ、水晶らしいその透明感は非常に美しいものです。

透明感によって軽い映りなので、他のカラーとの相性に対しても万能です。

では、ビッグペンダントトップから集めていった様子をご紹介したいと思います。

水晶らしい透明感あふれる逸品、ビッグスモーキークォーツペンダントトップとブラウンダイヤモンドの相性の良さ

ペンダントトップ:スモーキークォーツ。K18YG台。縁枠に一部PT900も装飾。バチカン含まずに縦2.5cm。

当初、バチカンの位置に納得できず、リフォームをお願いしまして、このようにど真ん中に位置変更↓。

チェーンとトップの外枠がアクセントになり相性が良かったです。60cmです。バチカンはこの位置の方が正解。
リング:K18YG台。ホワイトとブラウンのダイヤモンドがバイカラーの変形ストライプ柄。

不規則な幾何柄が入りますが、ペンダントトップがプレーンだからこそ羽目を外せるといったようなバランスが実現。

ブレスレット:K18YG。あずきチェーンの束で太口に出来上がった素敵なブレスです。

このゴツゴツ感も、ペンダントトップのつるりとしたプレーンさとのコントラストであり全体のバランスです。

3点セット(1案):ブラウンカラーとゴールドのみが際立ち、無彩色に映るところがシックです。

もう1つ案としましては、カラーを入れていく案です↓。

3点セット(2案):リングのフラワーがマルチカラー。スモーキークォーツxマルチカラーは相性良しです。

あとがき

スモーキークォーツは、個人で集めていたり自作の珠の連のネックレスを製作していた時代から注目していました。

小粒のスモーキークォーツ64面カット:ブレスはお揃い。リングにメノウなどのカラーをマルチで引用。

2015年くらいの製作品です。留め具もK18YGを使用しているところが拘りです。

スクエアの多面カットのスモーキークォーツ:四角いフォルムでそろえた3点セットでした。

これらも暗いミステリアスな美しさがあったのですが、何しろ連物が本格派のジュエリーとしてはなかなか難しかったフィードバックを感じ取り、2022年に完全に廃止しました。

2022年以降は、「高級地金+宝石」に特化したラインナップでずっと行きます。

このたびのスモーキークォーツの役割をまとめますと、1つは、透明感を活かして、綺麗なマルチカラーの宝石との同時付けに活かすこと、もう1つは、馴染む同じブラウンカラーのブラウンダイヤモンドと組み合わせた溶け込むような使い方です。

それ1点では決して成せることができない空間を、他のジュエリーアイテムとの組み合わせで作り上げることができ、「素敵さ」の大きな可能性が更に生まれるということがジュエリー集結のメリットです(^-^)。

「翡翠+彫り」のペンダントトップを「洋」のテイストに解釈、同じグリーンの別のストーン「トルマリン」使いの効果【815】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

翡翠には、「ジェダイト:硬玉翡翠」と「ネフライト:軟玉翡翠」に分かれていることを聞いたことがありますでしょうか。

実は希少な「ジェダイト」だと言われているようなのですが、普通に簡単にどちらかが見分けられるようなたやすいものではありません。

それなら結局ネフライトであっても素敵だと感じればそれも1つの見た目の判断、決して浅くもなく直感的な優れた判断だと自身は考えます。

このたびは、「ジェダイト」であるというペンダントトップを中心に3点セットを組み合わせてみました。

「和」のイメージの強い翡翠を「洋」に寄せていった時の後押しになったのはどんな点なのか、他のジュエリーのサポートもあったのではないか、というところにもご注目いただいて、完成の組み合わせを見ていただければと思います。

柄がボタニカルであったことが「洋」への分岐点だった、同じグリーンの他のストーン「トルマリン」も取り入れた「洋」テイストの翡翠セット

ペンダントトップ:硬玉翡翠(ジェダイト)。縦が4cm近くあるビッグサイズの透かし彫り。K18YG台。
あえてロングチェーン80cmを設置。アクティブな動きをしてくれるペンダントが個性的になります。

80cmチェーンは「レア」です。40cm周辺の長さとの感じるテイストの違いが大きいです。

ブレスレット:K18YG台。トップと同じ楕円が敷き詰められたトルマリンのマルチカラー。グリーンがリンク。
リング:ネフライトの方です。こちらも楕円がブレスやペンダントとリンク。縁のデザインがエレガント。
3点セット:「洋」に映る細かないくつかの要素が集まってこのようになりました。

すべてのアイテムにグリーンが入ります。

とはいえ、グリーンに寄り過ぎる「クセ」をブレスのトルマリンのピンクが緩和。

良いカラーバランスがあり、イエローゴールドの地金の存在も前向きさをくれるようでかなり重要です。

あとがき

ペンダントトップの柄をよく見るとお花やつぼみや実のような装飾がとても可愛らしいです。

こうした彫りのある柄はその柄のラインや雰囲気をじっくり感じ取ると、他のジュエリーとの組み合わせにつなげやすいと思います。

形で言うとこのたびのどれにも共通した「楕円」もキーポイントです。

楕円は丸とももちろん相性が良いですし、ピッタリである必要は無く、丸いラインと丸いウェーブなどの組み合わせも有効です(^-^)。

ゆったりと大きく広がった厚みある扇のシェルペンダントの一癖の難しさの解決、類似のラインや繰り返される共通のフォルムがカギ【812】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

真珠ネックレスがきちんとした良質なものではちょっとフォーマル過ぎて着用には敬遠という際に、こんなアイテムはどうでしょう。

真珠には近い存在の海生まれのジュエリー、「シェル(貝)」です。

このたびは、とてもエレガントなシェル製の大ぶりな扇型ペンダントトップをブレスやリングと組み合わせていく様子をお届けしたいと思います。

扇形というのもなかなかクセのあるモチーフ。

この難易度をどう解決していったのか、そんな目線でご覧いただければと思います。

デザインに特徴のあるエレガントなシェルペンダントトップに合わせたブレスやリング、全く同じではないのに相性が良かったミラクル

ペンダント:K18YG台に一部ダイヤモンド使いの装飾。シェルは白蝶真珠。バチカン含まず縦3cx横4cm。
ペンダントチェーン60cmを通しまして、バチカンはかえって安定感がある丸カンに交換。

こういう扇形のデザインにフリルがあるものがあまり見つけられませんのでレア。

真珠の珠を身に着ける古典的なフォーマルな装いとは違ったテイストのフォーマルさが感じられます。

リング:K18YG台。ダイヤモンドのテーパードがずらりと並び全体に白っぽい、そして広がるようなデザイン。

全く同じではないですが、扇形のペンダントに何となく相性が良いと感じます。

どの道、このリングも一癖あり、行き場が難しいので、この扇ペンダントとの出会いは非常に貴重だったのです。

ブレス:K18YG/PT850コンビ。うろこみたいな配列が美しいです。こちらも繰り返しのデザイン。

丸い半月型のような鱗モチーフはどことなくリングやペンダントトップに歩調が合っています。

3点セット:なかなかすっきりとまとまりました。共通なのは「ウエーブ」「カーブ」といったフォルム。

余計なカラーストーンを入れなかったことがこの場合は正解だったと思います。

地金も目立ちますし、モチーフのラインがはっきりと感じられます。

あとがき

無事にこの扇形ペンダントがこうして3点セットに出来上がるとは。。

ペンダントトップのみの時点では、ほぼ「挑戦」と言った感覚でして、「難しいかもしれない」とアイデアが全く浮かばず悩みに悩みました。

ただ、こうして完成して言えることは、全く同じモチーフである必要はいということです。

ある部分のラインが類似であったり、繰り返しのフォルムが互いに共通していたりということは、「何となく合う感じ」ということを感じさせるものなのです(^-^)。

高級な地金や天然石を一切纏わぬメッキ・プラスチック・ガラス素材のコスチュームジュエリーの価値、紛失や損傷の懸念の重い気持ちからの解放【809】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者でございます。

「高級地金+宝石」に特化したラインナップが特徴。

過去にあった、真珠や天然石の連物や、メッキのコスチュームジュエリーは、その後の本物への特化に伴い外れていきました。

ただ、そうした変遷があるからこそ、それらの良さも知っています。

このたびは、あえて、当レンタルジュエリーのラインナップでは廃止の、個人的には大好きな「偽物」「模造品」ジュエリーの良さをお伝えする回とさせていただきたいと思います。

ヴィンテージ市場で見つけた素敵なメッキジュエリーが芸術的

ぺンダント:「AVON」社製。青味がかったマルチカラーのチャームが素敵。表面はガラス製のようなもの。

「AVON:エイボン・プロダクツ」社は現在では化粧品のイメージ。

実は、化粧品の一部を「AVON」製で使用させていただいているのです。

顔に乗せた時の粉やペンシルの付きが非常に良く、滑らかで他の「ハイブランドコスメ」に近いレベルだと思っています。

そんな現在の会社様がこういったメッキジュエリーを昔製造していたということです。

ヴィンテージコスチュームジュエリーの中では、「サラコベントリー」様などと並ぶ人気のメーカー様だと思います。

このチャームもガラスに色を入れたような決して高価な素材というものではなさそうですが、丁寧にデザインされれていて、色が付いていることでお洋服にも合わせやすいです。

チャームがひらひらと舞うイメージが湧き躍動感にあふれ楽しい、一味も二味も際立つおしゃれ感があります。

ブレスレット:「MONET」社製。かつて百貨店などに専門ショップとしてあった記憶。ALLメッキです。

「MONET:モネ」のヴィンテージ物の中には、特にゴールドが「金貼り」と呼ばれて、18金が貼られているものもあります。

そういったお品物が当時では、¥10,000-¥20,000辺りで、ヴィンテージ物では¥1,000-¥2,000程度です。

こちらのシルバー色は決してシルバー925でもなく当然プラチナやK18WGでもないのですが、作りが非常によく、オシャレなのです。

時計のバンドをそのままブレスレットにしたような四角フォルム同士のコーデにぴったりのデザイン。

リング:購入は「aliexpress」。ダブルリングの台はピンクゴールド色。デザインも素敵で良い作り。

こちらは、ブランドは特に無名、作りが良く出番も多いです。

中国のサイト、「アリババ集団」が運営の「aliexpress:アリエクスプレス」で購入。

このサイト内のメッキジュエリーは随分お洒落で、こういった小さめの工業品に長けているとお見受けしました。

以上3アイテムをご紹介しました。

動きの活発な遠方への着用にこそ効果を発揮、心の中の「不安」「心配事」を解消してくれる気軽なコスチュームジュエリー

こういったメッキジュエリーは最初から高額なお品ではないことを心得ていますので、使うシーンを工夫すると良いです。

例えば暗がりの場面、照明が暗いシーンでは宝石も何が何だか分かりません。

「Bar」などの遊び場では華やかには装うものの、こういったメッキの出番が大いにあると思うのです。

お酒が入りますので、やや集中力はジュエリーに対しては散漫、楽しくそのシーンに集中できるのです。

そして、もう1シーンは旅行。

遠方への外出というのは気が散漫になりがちであることと、もしも忘れたり失くしたりすると見つけにくかったりするものでそうならないようにと心配事を抱えねばなりません。

せっかくの旅行にそのような心配事を抱えながらというのは望ましくありません。

心の中の重い気持ちから解放され、気持ちが軽くなれるのが「コスチュームジュエリー」の良さなのではないかと。

あとがき

今一度「本物志向のレンタルジュエリー」に戻ります。

メッキであるコスチュームジュエリーを取り入れていた時代も、現在の本物に特化した時代も共通して変わらないことがあります。

それが「おしゃれ度」と「良質さ」です。

ジュエリーの良し悪しを決して地金の高級さやダイヤモンドのカラットだけでは測れないということの答えのようなものです。

コスチュームジュエリーの優れた作りやおしゃれ度は十分に立派なものだと言えるのです。

それでも、「高級地金+宝石」に特化した理由は、「レベル」の違いがあまりにも顕著だからです。

「ハイブランドコスチュームジュエリー」であっても自身の最終的な結論としては「本物」に決してかなうことはないとしています。

ハイブランドのロゴが入ったコスチュームジュエリーと無名の高級地金+宝石のジュエリーとをとことん比較した答えが現在の「本物志向のレンタルジュエリー」の姿です。

担当者である自身が考えるコスチュームジュエリーのメリットは、このたびの記事でお伝えしたかった部分になります(^-^)。