昔ながらの古典的な翡翠のイメージを一転、ボタニカルな透かしが美しい黄緑色の翡翠ペンダント中心の日常ジュエリーコーデ【340】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまで、ビッグな翡翠ペンダントを中心とした日常ジュエリーとしての組み合わせをご紹介してまいりました。

今まで登場したビッグな翡翠というのが、このようなペンダントです↓。

全て翡翠の直径4-5cmのペンダント:このトップに金属のペンダントチェーンが付けられることすら希(まれ)。

金属チェーンをコンビにされることすらなかなかないこれらのビッグペンダントを、ジュエリーとして完成できないかと自身がアレンジ致しまして装えるペンダントにさせていただいたのでした。

上の3点はどれも他のジュエリーとの組み合わせを考案したそれぞれの記事を綴りましたので、よろしければ、後程【311】【325】【326】にお立ち寄りくださいませ(^-^)。

さて、このたびは、上の3つともまた形が違う、初の「透かし彫り」のビッグペンダントとなります。

そして、その彫りのデザインがボタニカルで非常にエレガント。

その特徴を活かそうと自身が力を入れた部分を感じ取って下さいませ。

お花や鳥がのどかに彫られた小判型の透かし翡翠ペンダントをとりまく他のジュエリーの決め方

5点セット:一目で優しい色味が感じられます。そしてペンダントの他のアイテムでも透かしを引用。
〇ネックレス:黄緑色の希少な天然翡翠。トップのサイズは、55mmx40mmで厚みもそこそこ。80cm。

よく見ていただきたい、鳥さんの表情が幸せそうだと感じます。

それを見た私達はより暖かい気持ちになるのです。

優れた品物だと思いますので、これをちゃんと身に付けるジュエリーとして活かし、またさらにこの鳥さんの幸せを第3者に見てもらうというサイクルを作りたいものです。

〇ブレスレット:トルマリンのくり抜きバングル。ピンク色のもやもやした抽象的な美しさあり。内周18cm。
〇ブレスレット:ステンレス製のフィガロチェーン2連ブレス。長さは留め具含む19cm。
〇リング:2点。左側はシルバー925台のマーカサイトリング。一番広い部分で18mm巾。サイズは15号程度。右側は、黄緑色の天然翡翠くり抜きリング。ペンダントトップの黄緑よりも少し濃いめ、サイズは14号程度。

あとがき

このたびは、お花と鳥という優しい生物の集まりのモチーフでした。

こういったテイストは、エレガントに寄せることがしやすいです。

決して高価ではないところも良きポイント。

ジュエリーが高級なものだけだったとしたら遠出にはおちおち装って出ていけないじゃないですか。

やはりランクやレベルが分かれているところも大切なのです。

遠出でも気軽に持っていけるジュエリーとなると、この度ご紹介のレベルは十分なレベル。

それでもご心配な場合は、もっと気軽なメッキやプラスチックだけの組み合わせのジュエリーセットのレベルもご提案がございます。

とにかく、このたびは、なかなか手が付けられない「ごつい」イメージの翡翠をちゃんとペンダントとして装えるものにしようということで組み合わせを考えてみました。

ただ、できればパワーを持つと言われる天然石がどのレベルであっても組み込まれると良いと思います(^-^)。

まるで生きているかのような動くお魚のシルバーペンダント、他のジュエリーはどう組み合わせると良いのか【326】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ジュエリーにおいては、「ハート」「星」「フラワー」「リボン」などはある意味、「クセ」のあるモチーフだと思っておりまして、組み合わせの難易度は高いと考えます。

やはり丸型など比べると特殊な形なので同じ形とピッタリ合わせることが困難で分からなくなってしまうことがあるのです。

このたびは、なんと「魚」のモチーフの銀製ペンダントの活用の仕方のご提案として1セットの組み合わせをご覧いただきたいと思います。

魚こそ難易度は高めですので自身も良き学びになりました。

「魚」の形を合わせることなどには目を向けない、共通の別の箇所を関連付かせながら核心に迫っていく組み合わせ方

早速ですが、ややアイテムの数が多いですがこれがセットです↓。

お魚のペンダント中心のセット:お魚の彫りがある黒翡翠のペンダントを重ね、色を入れない無彩色でまとめる。
〇ネックレス:直径5cmの円形ビッグ本翡翠の黒色の魚の彫りデザイン80cmと魚5cmの長さ70cm。

お魚ペンダントはひらひらとお魚が泳ぐ動きをするところがとても魅力。

〇ブレスレット:ブルーグレーの濃淡のメノウのくり抜きバングル。内周19cm。
〇リング:「シャネル」の同じ物。シルバー925製のもとは3連もの。ロゴが点在。サイズは共に13号程度。
〇リング:ブルーグレー瑪瑙(メノウ)の多面カットくり抜きリングの濃淡2連。共にサイズが15号程度。

色をカラーレスの領域にとどめました。

かえって明るい色を入れずに渋く。。

とてもクセがある黒翡翠の彫りペンダントですが、お魚モチーフが唯一関連付きました。

できれば和風の素敵なお洋服に合わせていただくと素敵になるかもしれません。

和柄などのお洋服だからこそ、「洋」の要素を入れていくというバランスのとり方の例も良い時があると思いますが、この場合は、素直にそのまま「和」を追求していった方が素敵だと見ています。

あとがき

その他、このようなお魚ペンダントコーデが似合う人について考えてみました。

1つは「釣り人」です。

釣りが好きな人の「象徴」としてこのお魚ペンダントの意味が深まります。

「お魚ファン」の証みたいなもの。

そもそも象徴的なモチーフの選択の時には、付ける「イメージ」をある程度した方が良いです。

以前にどこかの記事でもお伝えしたことなのですが、1つだけアイテムが決まらない時には、決まっているアイテムを持参したり写真を持ってお店に行くなど、イメージを具体的にすることです。

その組み合わせがもっともだと自他共に納得するものになると素晴らしいと思います(^-^)。

不均一で曖昧な姿は人工的な染色では決して表現し切れない、ダントツに美しいぼやけた翡翠やルチル【325】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という事業をさせていただいております。

現在のこのレンタルのジュエリーの内容というのは、すべてが18金やプラチナの高級地金に加え、宝石と呼ばれる美しいストーンの組み合わせで成り立つお品物のラインナップになります。

とはいえ、「パワーストーン」とか「半貴石」などと呼ばれる天然の美しさ満載のジュエリーもあります。

実は、現在はラインナップからは廃止でもう今後も出ないものですが、レンタルジュエリー開始直後は随分取り入れていましたラインがあります。

その記録は、歩んだ軌跡として残しております。

当然価格も開始当初はお求めやすいものでしたが、その後のお客様からのフィードバックによって廃止に至っております。

では、その過去の廃止したものが悪かったかというと、「受け入れられなかった」というだけで大変美しいものなのです。

おそらくレンタルすることの価値を考えると身近なこの度ご紹介のようなものはご利用に至らなかったのだと思います。

とはいえ、これも組み合わせ例として、今後も引き続きお伝えして行けることではないかと思いました。

どうぞ、比較的お求め易かったり、自作できたりするようなものでもその組み合わせによって出来上がる美しい天然石の世界観をご覧くださいませ。

超高級ではない分、旅行とかアクティブなお出かけシーンには気軽に身に付けていける優れものになると思います。

これが天然色の良さ、はっきりしない曖昧なグラデーションと不統一な美しさの集まり

〇ネックレス: トップが直径5cmの円形のさらさらな手触りの本翡翠。抽象的な柄の彫り。80cm。

バチカンの丸カンは、二重リングをカットして一重にアレンジしたものでステンレス製。

シルバー925ではここまでの直径の広い丸カンは特注になってしまいますし、細くても頑強なステンレスがこの小さな穴には向いているのです。

チェーンもステンレス製で金属アレルギー対策。

〇ブレスレット:ルチルクォーツのマルチカラーの一連。長さは、シルバークラスプの留め具含む22cm。

ルチルが黄色いイメージだけだったのが、この展開を見て感動♪。

混じりっ気のある曖昧さこそ魅力なのだと思います。

〇リング:モスアゲートという内包物が藻のような石。実際は、藻ではなくクローライトという石他。17号。

眺めるだけでも立体感が感じられて魅力的なくり抜きリングです。

柄がいかにも水草の自然を表現しているかのようで素敵です。

3アイテムどれにもグリーンと黄色の中間色が入り共通です。

あとがき

直径5cm程の大ぶりな翡翠のプレートペンダントは、そもそもペンダントとして実際に使われるかというと、ただ持っているだけにとどまりがちな気がします。

ペンダントとして実際に装うには、穴にバチカンを通しチェーンを通さなければ成り立たないのです。

そうしたアレンジをして実用的なジュエリーとなるように工夫しながら開始当初のレンタルジュエリーのラインナップの中に多く盛り込んでいたわけです。

天然石がむき出しのペンダントを触った時のヒンヤリ感やサラサラの感触は「美しい」と感じることに繋がります。

目で見たごつさをスタイリッシュなチェーンを付けてジュエリーらしくアレンジしていったこの経験はその後の発展への道しるべとしては非常に貴重だったと思います。

こういったものは、コスチュームジュエリーの工業製品に比べたら雲泥の差、レベルは高いです。

どうしても高級過ぎるジュエリーは避けたい遠方へのお出かけなどの際には出番があるのではないでしょうか(^-^)。

お値段以上の価値を感じた淡水パールの編み込みペンダントトップ、その素晴らしさをたたえながらレベルを上げて装う【324】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

あれはいつのことでしたか。。

天然石の連物の「genuine」様の売り場でのこと。

店員様が淡水パールの編み込みをしてバスケットに完成品を入れておられました。

のぞかせていただいた時に、思わずびっくり。

とても好みなスクエア型にふんわり編み込まれたものだったのです。

編み込みはテグスの細いタイプです。

真珠は穴が小さいですので(小さくしか開けられないということだと思います)、繊細なものになりますが、ちゃんと作られたものでした。

そして、1点購入させていただいたのです。

特にバチカンなども通っていないので、使い方は自由。

何かご提案をいただいているようでうれしくもあり、ただもうペンダントトップだと強く決めていました。

その後、編み目の細かい空間も通るステンレス製の二重リングをカットして一重にアレンジしてバチカンとしました。

金属アレルギー用にとステンレスチェーンを通すことでペンダントが完成したのです。

このたびは、この完成したペンダントを中心にして、白を含むふんわりした柔らかい雰囲気を作っていくジュエリー同士の組み合わせをやってみたいと思います。

白がどのアイテムにも入る、優しい世界観の実現

決して高価なジュエリーではありません。

ペンダントトップの編み込みも、¥500というお値段でしたので、大変有難いお品物です。

とはいえ、それ以上の価値が感じられ、さらにハイレベルにしていくには。。を考えました。

3点セット:バングルはトルマリン、リングは「シャネル」製プラリング。
〇ネックレス:2cm四方の正方形にふんわり編み込まれた淡水パールのトップ。ステンレスチェーン69cm。 
〇ブレスレット:トルマリンのくり抜き型バングル。モカグレー、白、ピンクが混ざった抽象柄。内周18cm。
〇リング: 幅は14mm程度のクリーミーなホワイトカラーのシャネルのプラスチックリング。

ここぞというポイントは、白同士の3つがどれも素材が違うこと、1つは海の中の「貝」、1つは「天然石」、1つは「プラスチック」です。

異種の素材がこんなに相性良くリンクしたところにすっきりと垢抜けた「粋:いき」が実現できたもようです。

素晴らしい作品をお作りいただいた店員様へのリスペクトです。

あとがき

ジュエリー同士を組み合わせる時に「共通」の部分をリンクさせることで引き合うように感じています。

面白いのが、異素材でありながらカラーは共通といったような、不思議な相性は唯一無二の組み合わせになるための条件かもしれません。

特に計算したわけでもないけれども結果的に相性良く共通になることを勝手に「ミラクル」と呼んで楽しんでおります。

組み合わせで楽しいのは、この「ミラクル」が起きた時です。

何でもかんでも共通だともしかして面白みがないのかもしれません。

例えば、全くのお揃いのネックレスとブレスや、ペンダントトップとリングが同じという組み合わせは同じ物を2箇所見る退屈さがありますので一度も引用したことがないのです。

全然違うのに1つだけの共通点があるという組み合わせもあるのです。

その他の共通点は「四角」というキーワードだったと思います。

ペンダントのスクエアは、目に映る四角である平打ち型のバングルやリングに相性が良いのです。

ハイブランド品のコスチュームジュエリーも結局は量産品だと言えます。

そう考えますと同じ物を持っているユーザーが大勢であり、唯一無二のコーデとして成り立つには、使い方や組み合わせ方に独自のものを入れていくということになるのです(^-^)。

「遠目で最初に目に飛び込む形は葉っぱなのか枠なのか」を四角の枠だと解釈したその後の組み合わせの行方【321】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ジュエリーは意外と遠目で見ると浮き立つものです。

小さいものなのに不思議ですが、特にロングペンダントやネックレスなどは、躍動感があるため印象的に映るようです。

はっきりとは分からなくても、見えにくい影や夕日の下でも「シルエット」として映るのです。

このたびは、遠目で見た時の第一印象を意識した、3つのアイテムの、ペンダント、ブレス、リングの組み合わせをご紹介したいと思います。

四角い枠に葉っぱの透かし柄のペンダント中心にその他のアイテムを決めていく時の重視するラインは、第一に四角を選択した理由

〇ネックレス:925の変形スクエアトップのサイズは、3cmx1.5cm。マルチカラーはすべて天然石。60cm。

部分的にマルチカラーの天然石と、マーカサイトが配分良く切り替えられた葉っぱモチーフの透かし彫り。

天然石の色は、ピンク2個、青2個、グリーン1個。

チェーンはフィガロチェーンのステンレス製。

このチェーンのフィガロも「透かし」にリンクさせているのでした。

〇ブレスレット:「シャネル」のスクエアバングル。ロゴマークのシルバー色が側面真ん中に4箇所。内周19cm。

サーモンピンク色が優しく、オーロラのような素材の加工がされている素敵なバングルはプラスチック製です。

〇リング: 925台の葉っぱモチーフ。葉っぱの柄部分にマーカサイト。幅は5mm程度。サイズは13号程度。
〇リング:淡いパープル系の瑪瑙(メノウ)の多面カットくり抜きリング。サイズは、共に13号程度。

これらを遠目で見るとこんな感じ↓。

セット:四角のモチーフを第一のポイントに置いたことは正解。遠目の影ではこのスクエアが際立ちます。

第2のポイントとしては、ペンダントとリングの葉っぱのデザインの関連性。

そして、その他のポイントは、パステルカラーだらけで登場のカラーのパンチを抑え気味に統一したところ。

際立った赤色とか強い黒色が入ることは致しません。

パステルカラーでカラーが優しくまとまったところに「粋:いき」が生まれるのです。

あとがき

細かいことをお伝えすると、ペンダントの枠は角張った四角ではなくカーブが入ったライン。

これにバングルが偶然にも良い相性をくれています。

ジュエリー同士の集まりは、1つだけの関連付きよりも複数の関連付きがあるとその集まりの「意味」が分かりやすく、見る人に理解されやすいです。

確かに自分が満足であればどうということはないとも言えるのですが、なにせ装いというのは、「自身の主張や意見の反映」とも言えるのです。

そうすると、身に付けることは実は「コミュニケーション」をとっているということなのではないでしょうか。

その装いを見られることが第一のコミュニケーションをとったようなことになりませんか。

そう考えると身に付けることの深い意味として、「人間関係」にもつながるものだということです(^-^)。

1894年製アンティーク純銀製ペンダントのモチーフの解釈の難しさと克服【320】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

あれは、2015年の前半くらいの事だったかと思います。

シルバー925製のジュエリー集めの趣味の中で、イギリスのアンティーク物のペンダントを探していました。

きっかけは、かのファッションアイコン「ケイトモス」様のスナップ写真を拝見していた時のペンダントのモチーフの形がとても印象的だったことです。

遠目から見て素敵に映ることが装いの最終ゴールなのではないかと気づかせてくれた数々のコーデの中で、1つ「ロングペンダント」の存在を拝見。

このたびは、そんなきっかけがあり、探した象徴的なモチーフのペンダントを、他のジュエリーも追加しながら装いとして完成させた組み合わせの場面。

モチーフがなかなか難しいケースであり、随分悩みながら、1つ答えを自身なりに出してみました。

どうぞ、ペンダントのモチーフが難しい時の組み合わせのヒントになりますよう。

なぜ難しいのかは、フラワーや単純な丸や四角ではない「ベル」モチーフだから

〇ペンダント:イギリス製の1894年刻印。純銀のため925の刻印は無し。4cmx2.5cmほど。80cm。

よく見ると、「ベル」を抽象化したモチーフだとうかがえます。

そして、周りのツタの葉はエレガント。

これが、何ともとらえにくいモチーフだと感じてしまうのです。

そうして、行き着いた先というのは、ペンダントと同じようにエレガントにもカジュアルにも寄るような受け止め方で他のブレスやリングを決めていきました。

〇ブレスレット:天然石ラピスラズリの青色にパイライトのゴールド色が混じるくり抜きバングル。内周20cm。
〇リング:シルバー925台のアラベスク調の透かしリング。 サイズは13号程度。

エレガントに寄り過ぎないツタの葉のようなラインということで、ハートをアレンジしたような羅列のデザインのリングを選択。

3点セット:いろいろ他にも選択肢はあるかもしれませんが、今はここに行き着きました。

決してカジュアルに偏らない、エレガントさを残したイメージです。

これならばスーツにも合わせられます。

そして80cmというチェーンの長さも上手く活かせると良いです。

長いチェーンは活動的で良く揺れるのです。

あとがき

ところで、このベルのモチーフだったペンダントは元は何だったのか。。

この謎については、ヒントが刻印に有りました。

どうもサッカーか何かのスポーツのチームの記念のものだったようです。

もしかしてペンダントではなくてエンブレムのようなものだったのかもしれません。

バチカンにはチェーンは無い状態でして、ステンレスチェーンは自身が後から追加して付けたものです。

当時で¥12,000というようなペンダントトップのみのお値段。

自身の感想としては、1894年というアンティーク級の品物なのにこういった良い状態で残っていることの軌跡が素晴らしい価値があり、コスパは大変良いと思いました。

イギリス製には銀製が豊富であり、かつての貴族のものだった「家財」から始まった銀製の文化がその後の大勢の人々の大衆文化として残っていったようなのです。

1894年というのは、現在の2020年からは、126年前です。

ものすごいことだと思います。

ジュエリーのすごさは、ほぼ永久的に残っていくことなのだと改めて感動した逸品。

うまく素敵に組み合わせた装いをしてあげることで、その価値をたたえたいものです(^-^)。

グレー色のシェルが効果的に組み合わされるビッグフラワーのバイカラージュエリーセットの出来栄え【318】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

お花ジュエリーがすごく気持ちがほころびます。

攻めた感じではない良さがあり、ほんわかした暖か味が感じられるのです。

このたびは、直径が4cmにも及ぶ「ビッグデイジー」デザインのシェルペンダントが主役になるように、そこに登場する色を銀とレモンイエローだけにしぼった4点を組み合わせてみました。

シルバー925台やステンレス、メノウ、プラスチックなどそれほど高級ではない普遍的な素材でも、ここまでエレガントになるのだという1つの提示としてご覧いただきたいと思います。

カラーの共通の他には、透かしの共通や形そのものの共通など複数の「共通点」がカギ

〇ペンダント:直径が4cmの大きなデイジーの花の天然シェル。真ん中の黄色も天然シェル。78cm。

おしゃれです。

お花の中心にひし形の彫りが入れてあるところも抜け目がないです。

〇ブレスレット:「シャネル」のプラスチックバングル。幅7mmn程度。3箇所金属ブランドロゴ。内周20cm。

ペンダントの中心のレモンイエローカラーにリンク。

素材がシェルとプラスチックで違うにもかかわらず、たまたま色が同じというのも嬉しいミラクル。

出会うべくしてこれらが一緒になったというところに関連付きとても重要な共通点になりました。

〇リング: シルバー925の幅13mmの透かし柄で線形の太い小花、蝶、ハートがぐるり1周分。サイズは14号程度。

非常に作りの良いリングで、はめ心地も抜群。

重みもずっしりとしていて、地金をたっぷりと使った比較的ヴィンテージテイスト溢れたリングです。

とは言え、透かしになっていることでエレガントさもあり、重すぎないバランスがあります。

〇リング:巾10mm程の瑪瑙(メノウ)のくり抜き多面カットリング。イエローカラー。サイズは、17号程度。

カラフルなメノウの中のイエローも素敵な色です。

こちらも、この度のバイカラーに大きく貢献したアイテムになっていきます。

4点セット:銀色とイエローの配分が折半。細かい点では、リングの透かしとチェーンのフィガロがリンク。

あとがき

このたびは、カラーが2色のみ登場というすっきりさこそが、「粋:いき」につながる例になります。

「カラーをしぼる」ということはファッション分野全般に通じることで、引用しやすい考え方です。

色が共通で点在するだけではなく、細かい所では、バングルとリングのフォルムが相性が良かったり、透かしがリングだけに登場するのではなく、チェーンにもあるというところで、共通点が複数になり、寄り集まるべきこれらだという強めの意志表示となります。

ジュエリーの組み合わせ1つにしても、それを身に付ける人間の考え方、思い、さらには人生までも映し出してくれると言えそうです。

そういった主張が色濃い身に付け方というものには、「なぜその組み合わせなのか」などの「理由」の部分がはっきりと入れ込まれ、中身を持った装いということにつながるかと(^-^)。

ジュエリーの形のそろえ方、四角い形じゃなくても四角く映る平打ちやくり抜きの円形を取り入れた四角コーデ【317】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ジュエリーのペンダントのモチーフに四角型があります。

これが少しクセがあってまた個性的でかっこいいのです。

このたびは、最初に入手の四角い透かしペンダントを軸としまして、その他のブレスやリングをどのようにマッチするように同時付けしていくかという例として実際に組み合わせたセットとしてご紹介をしてまいりたいと思います。

最終的には、他の人の目にどういった形で映るのかが重要、丸い形をしても四角く映るアイテムの集結

アイテムそのものが四角いのはジュエリーにおいては、ペンダントトップがまず挙げられます。

その他、ブレスレットのパーツが四角いモチーフでつながったものなど四角だけに注目しがちなものですが、そればかりでもないのです。

例えば、「くり抜きバングル」と呼ばれる天然石のバングルは、確かに丸型ですが、腕にはめて遠目から見ると長方形の横長に映る瞬間があるのです。

同じように、リングも通常円形のものではあるのですが、「平打ちリング」が特に効果があり、腕と同じように指にはめた時に正面から見たら、長方形の帯のように映ることがあるのです。

この「映り方」をもって、それほど豊富ではない四角いモチーフのポテンシャルを高めます。

〇ネックレス:縦24mmx横15mm、シルバー925台。ステンレスチェーンの長さは80cm。

パヴェカットのストーンは、すべてホワイトトパーズ。

透明なのでダイヤモンドなのではないかとも予想するのですが、考え方としては、シルバー925台なのだから、ダイヤモンドと組み合わされることは希だと考え、ホワイトトパーズを予想します。

ダイヤモンドのような希少ストーンは一層高級感が高まる18金やプラチナの高級地金と組み合わせる方が相乗効果でジュエリーとしてのレベルが上げられるからだと思います。

とはいえ、ホワイトトパーズをメインにすることがまた珍しく、どの道このペンダントは優れていると考えます。

〇ブレスレット::チャロアイトという天然石のくり抜きバングル。幅が2cmの太めタイプ。内周は18cm。
〇リング:透かしの蝶や花のボタニカルな柄の装飾のシルバー925製。サイズは17号程度。
3点セット:この見方で遠目の見方を予想できます。「くり抜きや平打ちデザインは、四角と合う」の証明です。

あとがき

四角以外に実は、その他の共通点を合わせた部分があります。

今一度遠目の様子の3点セットです↓。

遠目で見た時の柄にご注目:ペンダント、バングル、リングがどれも込み入った模様と映ります。これが共通点。

ペンダントのアラベスクの透かし、バングルのマーブル模様、リングの透かしのボタニカル柄。

どれもが柄になっているのです。

遠目では〇〇な柄とははっきり分からない、このことが「抽象的な柄」とざっくりと目に映る。

これが共通点です。

お洋服のコーデにも言える、イメージと実際との違いを見逃さぬよう、鏡をよく見て「他人からの目線」で見ることの大切さに通ずるところなのです。

こんな風に、ジュエリーを組み合わせる際に可能性をどんと広げてみてくださいませ。

意外な相性、意外な発見がとても楽しくなると思います(^-^)。

ロゴが象徴的なハイブランドのジュエリー同士の組み合わせで気を付けることの詰め合わせ【316】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハイブランドのコスチュームジュエリーは、スタイリッシュなものが多く、ロゴが象徴的です。

同じブランドじゃないと合わない程の1点ずつの「クセ」があり、他のジュエリーとの組み合わせの際には、少し考える必要があります。

おそらくそれぞれのブランド様の願望が「すべてを自社ブランドで埋め尽くしてもらいたい」という気持ちがあるのではと。。

とはいえ、そこは購入者の選択の自由、装い方の自由という特権がありますから、装い方1つで独自の表現になることはむしろ素晴らしいことだと思っております。

このたびは、ハイブランド様によくある、そのデザインを見ただけで「ここのやつだ」と分かるようなジュエリー同士をバランスよくかっこよく組み合わせるポイントを「ロゴ」や「象徴的なモデル」にポイントを置きながらお伝えしてまいりたいと思います。

2ハイブランドの混合の場合、ペンダントとブレスは同じブランド、リングだけが違うブランド

〇ネックレス:直径18mmのそこそこな存在感ある「エルメス」のコインペンダント。メッキの刻印。60cm。

チェーンはもともと付いていないタイプ(「提案型」と勝手に呼んでいます)で、ステンレスのあずきチェーンを通させていただきました<m(__)m>。

〇ブレスレット:「エルメス」のシルバーベースに赤色の無地バングル。馬車ロゴが3箇所。内周は20.5cm。
〇リング:シルバー925製の「ティファニー」の「サマセット」というメッシュリング。サイズは13号程度。
3点セット:「エルメス」ブランドと「ティファニー」ブランドが登場。

まずリングだけが違うブランドとなっているわけですが、すでにペンダントにもう1ブランドのロゴが入っているのでリングは内側にさりげなくロゴが入るだけ。

もともと「ティファニー」は内側にプレートにブランド名が刻印されているだけのデザインが多いので外にロゴが現れることはありません。

ただ、このデザイン自体がティファニーを知る人は知っているような認知度だと思われます。

最もこのブランドを象徴するようなハートなどのモチーフではなく、ある時期に出たメッシュタイプなので、全体の中では比較的目立たないモデルかと。

よって他ブランドの「エルメス」と合わせても大丈夫だと判断しました。

また、バングルは、シンプルな馬車柄のみで、ロゴは登場していませんので、ペンダントでかなり主張したロゴをここでひかえていると言った意味もあります。

そうして、3アイテムのバランスをとっていきます。

あとがき

おそらく、合わせてみると感じると思うのですが、ロゴ同士がぶつかり合うと、「田舎」っぽくなります。

これはせっかくのハイブランド様が希望することではないと思いますし、かっこよく身に付けたいもので、それを基本的には避けます。

ただ、同じブランドだけで寄せ集めるのであれば、ロゴ文字がぶつかっても大丈夫なこともあり、やはりイメージする「シミュレーション」は必要です。

手持ちのジュエリーをまず実際に並べてみる、お店での追加購入に備え、写真1枚に手持ちを撮影しておく。

そして、お店で拝見しながら、その写真に近づけさせてもらうことをお願いするなど、購入時のシミュレーションの方法が浮かびます。

とにかく、かっこよく装えるような組み合わせには、まず、ネックレス、ブレス、リングの基本アイテムを事前に組み合わせることがイメージが湧きやすいです。

考えてみれば、ハイブランド様のジュエリーも「量産品」の1つ。

同じものをお持ちの方との違いは自身の組み合わせの全体コーデにあるということになります(^-^)。

練りサファイアのバングルの暖色イエローにリンクした、ほっと肩の力が抜けるような遊び心あるフルーツペンダント【314】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「遊び心」という言葉があります。

ある程度ジュエリーが集まってきた際に、今まで持っていたものとの差別化で心機一転したくなることがあります。

違ったテイストを求めている気持ちが芽生えた時です。

そうした時に、今でしかできないようなチャーム寄せ集めでアレンジして作るペンダントをご紹介したいと思います。

このたびは、モチーフが「フルーツ」という括りに特化し、いろんなフルーツが集まった楽しさを味わえます。

シルバー925の作りの良いチャーム1個よりも立派に出来上がる、複数寄せ集まったボリュームと華やかさのある1点物のペンダント

もともとチャームは、その名の通り小さいパーツです。

集まることで華やかさを表現していくことは、この度の果物にとどまらず、フラワーとか、動物などに引用できると思います。

フルーツチャームペンダントのセット:ポイントは差し色に山吹色を入れている点です。
〇ネックレス:チェーンは太さ3mmのステンレス製のパイプロープチェーン60cm。チャームはすべて925。

トップのチャームをまとめている大きな丸カンはシルバー925。

「東急ハンズ」様のネットで購入させていただきました。

なかなかこんな大きな丸カンはレア、直径が1.5cm以上あったかと。。

チャームは、マザーオブパールという天然石(シェル)の白りんご、あこや真珠、925のいちご、マザーオブパールの黄色りんご、925のぶどう、925のサクランボの計6個。

これだけ集まれば十分賑やかです。

差し色のイエローが効果大。

一見無関係なあこや真珠パーツも1粒入れていますが、マザーオブパールの白いりんごと関連付いてよく合っています。

そして、マザーオブパールの黄色いりんごと関連付きのカラーのバングルがこちら↓。

〇ブレスレット:サファイア。やまぶき色のサファイアのくり抜きバングル。内周は18cm。 

おそらく、高価ではなかったですし(¥3,000周辺)、この様相から「練り:ねり」と呼ばれる作りのバングルだと思います。

「練りタイプのバングル」は、天然石の大きなストーンをくり抜いたくり抜きバングルと同じ形をしていますが、その製造の仕方というのは違います。

天然石の粉末にプラスチックなどを混ぜて、高温で溶かしながらなどして固めた工業品的な作り方。

ということで、サファイアの粉状から作られた、半分コスチュームジュエリーに似た工業製品的な作りのものだということです。

当然、プラスチックなどの工業材料が入っているので、生粋の天然石くり抜きバングル(¥20,000などという高価さだと思います)よりも品物のレベルは下回ります。

それでも、天然素材が大部分は言っていることで美しいですし、全体のレベルとしては、シルバー925台やステンレスの地金との相性でバランスは釣り合っていると思うのです。

〇リング:2点。共に天然石のメノウのやまぶき色の多面カットくり抜きリング。サイズはいずれも15号程度。

こちらも色がよくマッチしていまして、2個を重ねて2連付けするとバングルのボリュームにより合ってきます。

こうしたくり抜きリングのメーカー様にもお電話でお問合せしたことがありますが、ほとんどが天然のカラーに「染め」を人工的に追加して発色を良くしているそうです。

そこでがっかりしたわけですが、とは言え、そういうものだと割り切れば、この3アイテムのセットのバランスはグッドですし、コスチュームジュエリーよりもハイレベルです。

あとがき

チャームに関しては、もっといろんな吊り下げ方があります。

今回は横に大きな丸カンの925製に通しただけですが、もっと1個ずつの存在をはっきり見せたい場合。

その時は、ラウンドチェーンなどのチャームが引っかけやすいチェーンをカットして段差で雰囲気を出しながらロングネックレスとしてアレンジも出来そうです。

別の例の琥珀(こはく)だらけのチャームペンダントのアレンジ例。1点ずつのチャームがクリアです。

アレンジしやすいことも、比較的低価格なシルバー925の利点です。

チャームが豊富で集めやすいのもおそらく925ならではの実現のしやすさでしょう。

とにかく、1つのチャームだけでは普遍的でも、複数集結することで個性的に立派になる可能性があるということです。

是非アレンジをお考えの際にこのポテンシャルあるアレンジの仕方を引用してみてくださいませ(^-^)。