PT900との相性の良さが意外のグリーントルマリンリング、面積の広い長方形にリンクした切子との相性の良さ【635】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「トルマリン」という天然石はサファイアと同様カラーの展開が豊富です。

当ブログ内でもご紹介させていただきました中では、ピンクトルマリン、カナリートルマリンという蛍光色のような黄色のものなどカラフルに展開がありました。

このたびは、トルマリンの中でも王道のグリーントルマリンのリングのご紹介です。

別名「ベルデライト」。

ストーンのカットの仕方が縦長であることが多いトルマリン、個性際立つ大粒の四角リングをどう他のジュエリーと合わせていったのかの1つの例をご紹介したいと思います。

ずっしりとした重みのあるヴィンテージジュエリーの「切子:きりこ」が縦長カットのトルマリンリングのベストパートナー

100点満点を付けたい程の素敵なリングです。

トルマリンリング:縦が25mm強あるビッグサイズ。トルマリンが縦長カットが多い理由が知りたいです。

トルマリンが四角に縦長にカットされることが多い理由は、結晶の方向性に沿ったもので破損しにくい一番の形ということなのでしょうか。

多くが縦長のカットである理由があるのだと思います。

トルマリンは、グリーン色なので、K18YGとも相性は良いカラーだと思ってきましたが、こうして見てみるとシルバーカラーの地金に対してもすごく神秘的。

3点セット:ネックレスの切子と透かしのコンビデザインが◎です。ブレスのペーパークリップも長方形にリンク。

切子はヴィンテージジュエリーの1つで、昔のものに地金たっぷりのボリューム感があるものが多く見つかります。

数多い切子の中でもダントツだと思ったこのネックレスにこのたびのトルマリンリングがとても相性よく映ります。

あとがき

同じグリーンでは「エメラルド」の宝石が高級な存在ですが、実際はその繊細さゆえに処理だらけの天然石になってしまい、到底その真贋は自信がありません。

その代わりに、同じグリーンのトルマリンに目を向けるということをしてみたのでした。

こうして見てみると、宝石というものが、ストーンだけでは成り立たない、地金のパワーとか装飾も相まっての素敵さで成り立っているものだと思うことがあります。

4大宝石のダイヤモンド・エメラルド・ルビー・サファイアだけが宝石だとはとても思えません。

「半貴石」などと呼ばれて括られているものでも十分「宝石」と呼べるものがあると思います。

もともとダイヤモンドに価値をそれほどおいていなかった過去もあり、言葉に縛られず、すべての天然石をフラットに見てまいりたいと思います。

どのストーンも共通に、地球で育まれた「鉱物の奇跡」の姿に違いないのですから(^-^)。

インテリア映えが素敵な木製ジュエリーボックス、細かい仕切りを外しジュエリーをゆったりと収納する独自の使い方【633】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

素敵なジュエリーを収納するジュエリーボックスにもこだわりたいものです。

見かけの素敵さにもこだわると同時に、引き出しの中身にもこだわります。

このたびは、ジュエリーを大切に収納するということがどういうことなのかの1つの姿を木製ジュエリーボックスへの収納例でご紹介したいと思います。

後で貼りますYouTubeのご紹介の仕方と少し違いますことには理由がございます。

現在当ブログの手直しをしておりまして、動画は当時そのままなので最初の投稿2021年と手直しの現在の2024年の差約3年程の間にその後の発信の切り口が変わったのです。

そんな違いもせっかくですので、どうぞお楽しみいただきながら、ご自身のご意見をお持ちいただければ大変光栄でございます。

入れ物も集めてしまうコレクション癖、木製ジュエリーボックス多数を持ってきた自身が使う実際の中身の使い方

コレクターというほどの究極の姿ではないのかもしれませんが、かなりの入れ物好きである自身は、ジュエリーボックスも木製にこだわって複数集めてきました。

本当の主役は、やはり入れる中身であるジュエリーだということになります。

様々なジュエリーボックスのタイプがある中、王道の引き出しの多いタイプで一番上にリング差しがあるタイプ1点のみを例にその中身の使い方を深堀りでご紹介します。

3種ともジュエリーボックス:すべて木製。この度のご紹介は真ん中のタイプです。キャラメル茶がエレガント。
一番上はダミー。多くのジュエリーボックスがこの構造。蓋を開けたお部屋が一番上の引き出しということです。
一段目:中を開けますと、本来リング差しがあるところへ不織布を覆っています。すでにここは邪道な使い方。
リング差しを使わない理由:汚れたくないからです。デフォルトのまま残しリングは不織布の上に置いて収納。

ジュエリーボックスは間違いなく綺麗なままで長持ちすることでしょう。

物に対してこのように考えてしまうので、せっかくのリング差しの意味はどこへやら(^_^;)。。

その他のお部屋にも茶色のフェルト布を敷いています。

こちらも同じ理由で汚れたくないからということになります。

白色だから敷いたというよりは、どの色でも敷く汚れ防止目的です。

張ってしまってある元の状態は、「カバーの無い布団の中身」と同じことだという考え方です。

2段目:ワンルーム形式。ペンダントのようにチェーンがたためるタイプではない横広がりなネックレスを収納。

正直、この使い方が一番ジュエリーがゆったり収納できるのではないかと思ったのです。

3段目:細かく仕切られた部屋。おそらくピアスやイアリング用なのかもしれません。
4段目:3段目より少し粗いです。チェーンブレスなら1部屋ずつ入れられます。

ただ、この細かい3段目と4段目も後に大きく姿を変えることに。。

やはり、セットごとに一緒に収納したい自身は、思い切った行動に出ます↓。

市松の仕切りの撤去:こういったネックレスこそ無理なくゆったりと大切に収納。
ストライプの仕切りの撤去:このように使える可能性のある商品ですので邪道でもないかも。

当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップは3アイテムが1セット。

収納も同じ場所に一緒にしておくことが整理整頓になりまして、把握しやすいという点で、一緒にまとめておくことが非常に大切なのです。

あとがき

撤去したとはいえ、取り外した仕切りは実は大切に保管してあります。

それはなぜなのか。。

また変化があって元に戻す使い方があるかもしれないからです。

今そう思っても、未来はそうは思わないかもしれない。。

決まり切っていないからこその楽しさと自由度があり、今の気持ちに実直に従う良い意味の「ワガママ」が実現できていてとても有難いのです(^-^)。

コイルのようなねじりデザインが2連になったブレスは是非ペンダントチェーンとそろえたい【632】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

糸というのは、細かい極細の繊維をまとめて撚り(より)をかけてねじりながら1本の糸にしていくという作られ方。

ハンドメイドバッグをいろんな生地でお作りしていることから、よく元の構造などを調べることがあります。

実は、地金のジュエリーでも似たようなことがされているのではないかと思うことがよくあります。

「ツイストチェーン」と呼ばれるチェーンがありますが、あれも、小さな輪パーツをらせん状に繋げて、ツイストのひねりを出すデザインです。

こんな風にヒラヒラと薄手のプレート型のコインペンダントトップにバランスが合います。

ねじるという行為がまとめて固める役割をなし、安定感が生まれます。

ねじらないと崩れます。

この機能があることからもツイストと呼ばれる名前のチェーンの種類が豊富であることが納得できます。

今回ご紹介のブレスレットも2連でツイストっぽいデザインなのですが、「コイル」と呼び分けております。

作りが繊維状の、どちらかというと生地の織り糸のような作りを彷彿とさせるもの。

とても素敵なチェーンで、同じデザインのペンダントチェーンにリンクすることでセットの効果が出ていく例をご紹介したいと思います。

コイルチェーンの2連のブレスレットと合わせたペンダントチェーンの同じデザインの粋なまとまり

細い繊維状の線をコイル仕立てにしていったような作りの2連チェーンブレス。K18YG。
3点セット:コイルブレスをこんな風に組み合わせました。3連のペンダントチェーンと同じデザイン。

多重のコイルが美しく、更にそれ同士がリンクしていて一緒に合わせた効果が出ています。

あとがき

ペンダント/ネックレス・ブレス・リングの3点の中で最初に主役として決めていくのはペンダント/ネックレスやリングであることが多いです。

なかなかブレスレットを主役にすることは少なく、むしろ付ける位置も人間の真ん中位置であることもあり上下の関連付きの役割が大きいと思っております。

このたびも、ペンダントチェーンと形が同じというところが大きく貢献したと思います。

少し型にはまっていますが、そんな見方も1つあるということです。

ブレスレットがペンダント/ネックレスとリングの橋渡しのような役割だと考えると集める順番が最後になる意味があります。

とはいえ、何となく自然にそうなっていくのです。

難しい時には、こんな考え方をしてみてジュエリー同士の組み合わせを成功していって下さいませ(^-^)。

チェリー風ツインペンダントトップの難しさ、形違いが混在した場合片方の形だけに寄せていく方法の発見【631】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「これはひとクセある」などというフレーズを聞くことがあります。

実は、当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップに検討する際にも、この「クセ」が組み合わせの難関になることが多いです。

例えば、花・フルーツ・動物・ハート・リボンなども難易度が高いモチーフ。

なぜなら、それ1点だけでは終わらない「組み合わせ」が待っているからです。

1点だけが象徴的で素敵でも、装飾するのは複数、互いに溶け込みそれでいて互いを尊重するような相性みたいなものを重視しています。

このたび、なかなかクセのあるペンダントトップを入手。

さくらんぼみたいなモチーフのボリュームあるサイズ感です。

ただ、その後ものすごく悩むことになったエピソードと学びをこの度は綴らせていただきたいと思います。

デザインの遊び心に惹かれるも、丸と四角の真っ二つに分かれるモチーフをどうまとめるかの難解を紐解く

ツインペンダントトップ:サクランボみたいな抽象的な幾何的なデザイン。シトリン。台はK18YG。

シトリンが黄色みのあっさりした色で、よくイエローゴールドになじみます。

そして、片方が丸型、片方が四角型と違う形でのツイン。

サクランボでいう、軸の部分の作りが横から見ると幅がなかなか立派なプレート板になっていて迫力を感じます。

まだこの段階ではペンダントトップですが、チェーンを付けてカジュアルなロングペンダントにその後アレンジ。

ただ、ブレスも貴重な丸と四角の連続のものを逃してしまい、リングも見つけたもののボリュームが足りなかった現実にお手上げ。

リングを廃止し、その後このペンダントトップも廃止したのでした。

思い切った廃止でしたが、この1点だけ見ていては組み合わせが完成に至らないこともあるのです。

丸と四角を同時に組み合わせたブレスやリングがまずなかなか見つかりません。

たいていどちらかに形を合わせた連続のデザインが多いのが現実ですので、このペンダントトップ自体が突拍子もないデザインなのです。

ただ、道はありまして、どちらかに片寄せてしまうことです。

ペンダントトップには丸も入りますが、その他のブレスを四角モチーフで、リングも四角モチーフでと全体に四角寄りなのだという主張をすることです。

その結果トップの丸は装飾的な役割に転ずるような感じで大枠の印象がスクエアなデザインだと認識されるのです。

この廃止を冷静に振り返ってみると、そんな教えをもらったような気がしています。

その後、こんなモチーフのペンダントトップを集めていくことに↓。

ダブルペンダントトップ:楕円やドロップも入っているのに四角いイメージである全体の見方を重視。

そうして、チェーンのデザイン、ブレス、リングを四角のモチーフに寄せていくことで、楕円やドロップが入っていてもその存在が弱まり全体の四角になじんで溶け込んでゆくのです。

この考え方ができたのも、当時のサクランボの左右が全く違う形という究極なデザインに出会ったことで悩み、導き出した考え方なので、廃止になっても意味があった出会いだったと言えます。

あとがき

そうはいってもこのペンダントトップはやはり廃止という運命だったと思います。

それはなぜなのか。

チェリーのデザイン自体が結局はクセが強すぎます。

これが縦に並んでいたり、横に複数並んでいたりするのではなく、ロゴのように2個だけを左右というのがとても何か引っ掛かるのです。

クセのあるモチーフを突破していく解説だったはずなのですが、結局は、突破しきれなかったのがこちらのペンダントトップだったと思います。

そうでなければ廃止していなかったと思うからです。

言葉がなかなか見つからなないのですが、「縁」がなかったとまとめたいと思います。

しかし、重要なことを教えていただいたという点では、これも「出会い」の1つだったと思います。

チェリーモチーフが好きで集めている方だっているのですから、相応しい方の元へ旅立って行ったのだと思っております(^-^)。

パイソン柄をエレガントに活かせないだろうか、まずは18金イエローゴールドのブレスから始めてみました【630】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

先日、家の玄関の扉を開けたところ、小さなトカゲくん(ヤモリかも、ベージュ色でした)がちょんちょんと可愛く走って逃げるのを見かけました。

こんなところに来ているんだとびっくりでしたが、ヘビっぽくて触るのは苦手です。

蛇と言えば「パイソン柄」。

パンプスでも王道の柄でカッコイイです。

そして、ある時、ジュエリーにもパイソン柄があることを知りました。

18金の素敵なパイソン柄のブレスレットです。

2021年に入手してはいたものの、組み合わせが全く分かりませんでした。

苦し紛れに細かい1パーツの形をかろうじて合わせてみて組み合わせた初期のセットがこちら↓。

3点セット(初期案):一度このように組み合わせてみたK18YGベースのセット。腑に落ちませんでした。

こちらのセットはボツになり、パイソン柄のブレス以外を「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップから廃止。

そして、時を経て3年後の2024年に3点セットがやっとまとまることになりました。

このたびは難しさのために3年間躊躇したジュエリーの組み合わせを、2024年に突破した決め手をお伝えしたいと思います。

難しすぎる場合は、「同じ」というキーワードでそろえるやり方で、3年越しにやっと腑に落ちたパイソン柄のジュエリーセット

そのパイソンブレスレットというのがこちら↓。

パイソン柄のブレスレット:K18YG製。ひし形がパネルのように整然と並び、全体にパイソン柄になっています。

なんて個性的で美しいのだと感動。

このブレスレットを主役にその他のネックレスとリングを探していきました。

ブレス1点だけが素敵でも、他のアイテムとの関連や溶け込み方がないとうまくいかないのです。

そして、腑に落ちたセットがこちら↓。

3点セット(新案):リングは前からあったのにこのブレスとの相性に気づきませんでした。ネックレスは同類。

ネックレスには変化を付けた金銀のバイカラー。。というかこれしかなかったです。

もしあったならK18YGのみの同じパイソン柄のネックレスでも良かったと思います。

物は考え方よう、全く同じゴールドのネックレスよりもバイカラーは面白さがあります。

PT850とK18YGのコンビでプラチナのシルバー色が入ることでとがった印象ではなく柔らかな印象になったことも感じられます。

あとがき

当記事は、最初に投稿させていただきましたのが、2021.06.23のこと。

その3年後2024.04.26にブログの「手直し」の順番が当記事にまわってきまして、現在リライトしているところです。

この偶然のタイミングで、やっとセットが決まったところだったのでした。

当「本物志向のレンタルジュエリー」は、もともとバラバラなジュエリーをあらかじめ3点を1セットにして組み合わせをしてある便利さでお洋服に合わせやすい工夫と価値を高めているスタイルです。

ジュエリー同士の組み合わせに迷う方へのサポート、反対におしゃれには非常に長けている方へのご提案や共有でもありたいと思っております。

それには、自身が腑に落ちていないような3点セットは失敗となりいずれボツになるのは当然かもしれません。

とても厳しい見方をしておりまして改良は常に意識していますし、最終的にお洋服に馴染むようにマッチするところを目指しております。

難易度が高かったパイソン柄ですが、「ひとクセある柄」という括りでは「花柄」も同じように難易度が高いです。

他の柄への引用としまして、この度単純な発想ながら、「同じでそろえる」というポイント、いかがでしょうか(^-^)。

宝飾品屋さんに教わった、50万円相当の真珠のネックレスの照り・ツヤ以外に「ここ」を見る【619】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

弔事用としてずっと30年くらい持ってきたあこや真珠のネックレスがあります。

祖母に買ってもらったものです。

その時にお店の方から良質さを見る興味深いポイントヶ所を教えていただいたことがあります。

よく真珠は「照り」「ツヤ」を見るというポイントが紹介されますが、そのこととも関連するのかもしれませんが、また違う具体的な視覚的な見方があります。

今回はこのことをお店の店主様からの教えとして綴りたいと思います。

良き真珠選びにお役立ていただく1つの見方になれば幸いでございます。

あこや真珠の8-9mm珠のショートネックレスのレベルの高さはなかなかのものだった

こちら、今回の話題のお品となります↓。

あこや真珠:定価50万円のお品物。留め具に「ブルーサファイア」が埋め込み装飾あり。

ライトが効いた写真は、白っぽくぼやけるので、光をかなり落としてありまして、暗い写真になります<m(__)m>。

こちらががあこや真珠の50万円相当のお品。

つるりとして珠がなかなかのボリュームサイズの8.5mm辺りかと思います。

シルバークラスプの留め具も凝ったデザインで透かしにサファイアが設置されている点にすでに高級な部分が感じられます。

一度、当初なぜか4珠ほどよけてあったのを、その後失くさないようにとすべてを追加するリフォームをお願いして、そのリフォームで追加の、珠の間にクッション性のパーツ(オールノット)を入れることもしていただいたものです。

その他、留め具周辺で珠が終わる最後に、凝った感じのシリンダーパーツも取り付けていただいています。

当たり前に今までずっと持ってきたので、あまりに自然なお品でしたが、こうして見てみるとかなり凝ったものなのかもしれないと思えてきました。

そして、購入先の時計屋様(宝飾品も販売)からご教授いただいた、良質な珠の見極めの仕方。

見るところは、珠の正面に映る「青い影」だそう。

「この青い暗い影が良質の証と見るのです」とのことでした。

珠の真ん中に映るグレーのような暗い部分の事を指しているのです。

こんな感じで見たときに青い暗い影が映ります。これがはっきりと表れるものが良質だとのこと。。

もしかしたら照り、ツヤと関係しているのかもしれないですが、物理的な見方なので、とても分かりやすいです。

その青い暗い影は、「クール」というか「神秘的」というかそんな感じの影です。

あとがき

真珠をどこまで良質なお品で持つのかというところは価値観が分かれます。

50万などしなくても1万円程度で事足りるという価値観もありますが、自身はこれが祖母からのプレゼントだったという自然な流れだったこと。

そのおかげで、1つの知識を持つことができました。

実際のところ、この高級品を普段使いにカジュアルにはとても使おうと思いません。

実は、別のカジュアル使いのあこや真珠ネックレスがあり、あまり良質ではない保存状態の悪かったヴィンテージ物を抜け感を出しながらロングへアレンジの使い方。

そういった型破りな使い方もとても楽しいので、そのお品の良質さだけが価値だとも言い切れない部分もあります。

真珠は、お手入れ方法がほとんどなく、非常にデリケートです。

海の中でできるから水と相性の良いものと思いがちですが、実際にこういったネックレスなどになった真珠に関しての取り扱いは、お水は不可。

水洗いは傷んでしまうというデメリットを持っています。

よって、真珠は柔らかい布で汗を拭きとるだけの「ふく」という行為だけにかかっているようなものです。

そう考えると価値がよく分からなくなりますね。

各々の持ち手にその価値観が委ねられる代表例のアイテムなのではないでしょうか。

その他、当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップでは開始当初の2020年に並んでいたあこや・淡水含むすべての真珠を2022-2023年に廃止しました。

2023年に「南洋真珠」のマルチカラーのみ残しておりましたが、それも真珠です。

お手入れの行き届かなさと真珠のあまりのデリケートさがレンタルには向かないと判断して2023年で唯一残していました「南洋真珠」さえも完全廃止を完了したのでした。

ただ、「価値観」もレンタルの価値観と個人の持ち物の価値観とは違います。

あこや真珠は弔事には(女性のみですが)マストアイテムであることがこの先の未来も不変だと思います。

よって、良質な真珠を見極める目は持っていると役立ちますし、値段にあまりに翻弄され過ぎずに良質なコスパの良いお得な品物をゲットすることが本来一番だと思います(^-^)。

単色→バイカラ→マルチカラーへの発展と共に高まった天然石ネックレスのお洋服に合う多色の融通性【585】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

少し前の【575】とい番号の記事でレンタルジュエリーのラインナップにはならなかった連の天然石のネックレスの数々をご紹介しました。

その中にサファイアのマルチストーンを取りこんで作ったネックレスとブレスがありました。

このたびは、マルチストーンで1点のみのネックレスを作るということが、ジュエリー同士に加えお洋服とのコーデにかなり融通の利く合わせやすさをもたらすというお話になります。

高級ラインの材料調達で出来上がった宝石寄りなマルチストーンネックレスとブレス

宝石質なカットであることから実際の価格は高価な材料だったのがこれらです↓。

左上から半時計回りに、カイヤナイト、アメジスト、アメジスト、シトリンです。

ここから、分量が不足気味のシトリン(黄色)を抜いたのがブレスのストーンの配分になりました。

オーバルカットで統一の透明感ある淡い数種類の天然石。

宝石にかなり寄ったもので、ひらぺったい楕円型をしています。

つなげて連にし、留め具はK18WGの、引き輪・ダルマ板・つぶし玉x2個を設置で完成です。

マルチストーンのショートネックレスとブレスレット:留め具はK18WG。
3点セット:なかなか相性の良い3点です。

マルチカラ案を考える以前では、自作していたものには、もっと色が寄っていたものが多数ありました↓。

ヴィンテージ物の素敵な2点のネックレスなのですが、重ね付けしてもややカラーの偏りがありました。

グリーンがニュージェイド、ピンクはモルガナイトです。

モルガナイトの珠のつなぎ目周辺は汚れで後にまっさらにお掃除しました。

その前の写真をとってしまい、ごめんなさい<m(__)m>。

1本ずつだとクセが強すぎると2本使いにしたものの、あまり劇的な使いやすさの効果には至らず。

次は、より宝石質な連ですが、これもほぼ同じことでした↓。

2連付け:ブルートパーズとピンクトパーズ。お洋服のコーデとしては結構色が偏ります。
以前のバイカラーネックレス:メロン色のプレナイトの間に入る濃い青緑色はフローライト。

こちらは、確かに色が入り込んだ1連にはなっているもののミックスして溶け合っているところまではいきません。

ここで「バイカラー」の限界を決めました。

一方、3色から始まる「マルチカラー」には装いに溶け込む融通性があると見ています。

とにかくいろんなお洋服に付け回ししたいネックレスを考える場合、マルチストーンで組むというご提案をさせていただきたいと思います。

あとがき

これまで自作のネックレスをたくさん見たり作ったりして、ベスト3に入るような使い道の良いネックレスは、「真珠」「オニキス」「マルチストーン」です。

1色なのにランクインの真珠やオニキスは、白と黒です。

結局1色だけなら、「カラーレス」なものがカラー1色よりも出番が多かったと感じています。

あくまでも自身のベスト3ですが、その中でマルチストーンもランクイン。

それほど何本もネックレスを色違いで持たなくてもたった1点のネックレスで十分なのではないでしょうか。

その時には是非、ご自身のワードローブのランナップに最も出番数の多い系統の色がそろった「マルチストーン」をたった1本でご検討してみて下さいませ(^-^)。

18金の割金に決まって銀や銅が使われる理由を紐解く答えが、その採掘される自然体の周辺環境にある【582】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび「鉱物の博物学:松原聰/宮脇律郎/門馬綱一 著」を読み終わりました。

図鑑のようになっていて写真が大変豊富で現物をイメージしやすいです。

印象的な箇所は、金が自然の中から見つかって宝石の地金として作られていくにあたり、そのまさに発見の時の様子などがなかなか実際に目にすることが無いことで面白かったところです。

このたびは、貴金属に対する固定観念であり、「18金の割金に銀や銅がベーシックに使われる」ということの「理由」のようなことを探ります。

24金単独だけでギラギラと存在しているのではなく、銀や銅と混じるように一緒に存在することとジュエリーの姿が線でつながった

炭鉱の「ゴールドラッシュ」の時代のイメージとして、キラキラ光る金を山で掘り当てるシーンがあります。

実際の話というのはもっと現実的なもののようで、24金がギラギラと存在しているのではないのです。

多くが、コンビとして、銀や銅などと混ざり合って合金の状態で発見されるというのです。

最終的に、貴金属に合金として18金が出来上がっていくのですから、この発見される状態の合金というのが割金に銅や銀が使われるヒントというか、まさに答えとなります。

つまり、一緒に存在しているということにそもそも縁があったのです。

具体的に、その縁というのが、金とか銀は、もともと元素から成り立つ元素鉱物という種類のもの。

その原子配列というのは、銀、銅が同じであるので、それらと合金を作りやすいとのこと。

よってもともと縁ある素材同士だったということです。

発見される状態というのが、1つの状態だけではないようで、粒状、樹枝状、苔状など様々。

とてもバラエティーに富んだ姿で自然の中でひっそりとその姿を現しているのです。

あとがき

出来上がった宝石の美しさだけを見るだけにとどまらず、こうして、鉱物時代の姿を具体的にイメージできることは、ジュエリーを眺める深みが増します。

その定義や決め事だけが語られるジュエリーのあれこれに対しては、「なぜ」という疑問がある場合に、この度のような本がとてもありがたいです。

「そういうものなのだから。。」と機械的に覚えるよりも、この「理由の部分」を調べることこそ本当の学びが得られるポイントだと思っています(^-^)。

紫色のストーンお探しなら。。想像以上に種類の多い天然石の中でアメジストの他にも影を潜めたニッチな存在がある【577】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

この度読ませていただいております、「彫金-手づくりジュエリー-の技法と知識:秋山勝義・飯野一朗 著」から、ジュエリーについて知識を深めております。

ありがとうございます<m(__)m>。

このたびは、ジュエリーに使われるストーンの中では、有名で豊富な「アメジスト」の高貴さたっぷりの雰囲気を認めつつ、同じ紫色の他のストーンもあるということをお伝えしてまいります。

アメジスト以外の天然石が目立たない存在であったところへパワーストーンブームのおかげで知ることができた他の素敵なストーンのご紹介

紫色の天然石として有名なのは、アメジストです。地金のゴールドのカラーともシルバーのカラーとも組み合わせられているようで、出番の多い天然石です。

しかし、アメジストだけでなくて、パープル色の天然石は他にもまだあるのです。

1つはチャロアイト。

ストーンのレベルとしては普遍的と言われてはいたものの、ここ近年その価値が希少になったとの話を耳にしました。

自身、一度くり抜きバングルでチャロアイトを手にしています。

チャロアイト(紫の部分):正式には、他のストーンも混じったマーブル状の混合の部分をくり抜いたもの。

なかなかチャロアイトのみでの採掘は難しいのか、こんな素敵なマーブルのミックスされたものをチャロアイトとして購入しました。

かえってこの方がマルチカラーのようで親しみやすいかもしれませんが、チャロアイトのみよりも価値は下がるのだと思います。

そして、このチャロアイトと似ているのですが、もっとレベルが高いと言われている「スギライト」です。

スギライトだと地金の18金と組み合わされていることも時々あり、ジュエリーの分野にも食い込んでいるようですが、ストーンはむき出しで、台がしっかり付いたタイプはあまり見たことがありません。

そして、「スティヒタイト」です。

お写真が残っていないのですが、一度手にしたことがあるという記憶だけをたどります。

台湾から輸入の「マクラメ」という紐に包まれたペンダントトップのビッグサイズのもので間違いなく2010年代前半頃に入手しました。

さらに、「レピドライト」というストーンもあります。

これがかなりピンク寄りになったペールカラーだと思います。

もしかして、この下の写真がレピドライトだったかな?ちょっと自信がないですが、一応載せておきます↓。

「レピドライト」じゃなかったらごめんなさい<m(__)m>。記憶ではそうだと思っていますが。。

ここまで来ると、パープルから色が少し離れていきますね。

上記の「チャロアイト」「スギライト」「スティヒタイト」「レピドライト」はおそらく名前もなかなか聞きなれず、横に並べて初めて色の微妙な違いや質感の違いが分かるかもしれません。

と、そこへ、よく知るアメジストを並べると、すでに5種もの紫寄りなストーンが見つかるのです。

あとがき

あとがき

ストーンが数えきれないほど多く存在していても、「貴石」「半貴石」などという区別がされて、地金と共にジュエリーに取り入れられるものはおなじみのものになっているように見えます。

ジュエリーになっていくには、強靭性に欠けていて柔らか過ぎるから、製造の途中で破損するリスクと無駄の回避から、ジュエリーになりにくいということもあるのかもしれません。

ただ、すべてのストーンが装えたらとても素敵なのに。。と思えて仕方がありません。

そうすると、比較的柔らかくても成り立つ、「連のネックレス」などの出番があるのかもしれません。

ただ、連になるにもある形に削る作業の段階は必ずありますので、その時に破損が起こりやすく、知られていない存在のままになることが多いのでしょう。

地球にある自然体の鉱物は「デリケート」なものも多いのだということですかね(^-^)。

レンタルジュエリーでは全面廃止の「連物のネックレス」は本当に価値が無いのか、鉱物本来の姿を美しく映し出す珠つなぎのネックレス作り【575】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という事業をさせていただいております。

K18YG/WG/PG、PT900/850等の地金が中心の宝石+地金でできた、本格派のジュエリーです。

この本格派ジュエリーのラインナップが完全に実現したのが2022年のことでした。

それまでは、自身が好みの真珠やパワーストーンのような天然石をつなげたネックレスなども多く取り入れていました。

ただ、その後のお客様からのフィードバックや手ごたえ、自身が読み取ったところから多角的に検討し直し、思い切って連物をすべて廃止。

そしてパールもお手入れしにくい繊細過ぎる消耗品ということで価値が永久的ではないという理解から廃止。

残ったのが宝石と金属のコンビでできたものだけになりました。

こうして発展できたのも事業としてやってきたことゆえ。

もし自分で集めているだけのままであったらこのようなところへ行き着くことは無かったと思います。

よって、現在のラインナップは過去のスタート時の2020年夏よりもはるかにレベルアップしています。

どうぞ「本物志向のレンタルジュエリー」よろしくお願いします。

そうはいっても2015年前後の過去には自分で天然石をつなげてネックレスやブレスを作るほどの天然石好きであり、その美しさはこうして記事ではお伝えしていきたいと思いました。

ということで、このたびは、マルチカラーに配して作った連物の天然石ネックレスの自作をご紹介したいと思います。

球体の普遍性の解消、多面カットの宝石寄りなストーンのカットのデザインを選ぶという差別化

左:ローズクォーツ・アメジスト/真ん中:シトリン他のマルチストーン/右:カイヤナイト。

まず、一番左のローズクォーツ(桜色ピンク)とアメジスト(紫)とのコンビでステーションネックレスを作りました。

留め具のダルマ板、引き輪、つぶし玉はすべてステンレスです。

ショートネックレス:ピンクなどの色が好きな人は結構好まれる色味。
ツルリとした様相の物を集めた天然石:サファイア、サンストーン、ルチルクォーツ、マスカットジェイドなど。

粒の形がやや平凡ですが、ストーンはなかなか特徴ある集まりです。

個人的には赤茶色の球形をしたブレスの中に配置の「サンストーン」をとても好んでいます。

土やあずきのような色がエコロジーでとても魅力的に映ります。

すべてハンドメイドのネックレス:この中でも特に上質なのは、真ん中に埋もれるサファイアのマルチカラー。

真珠はビワ真珠です。

テリ、ツヤは非常に良いですが、形が美しくありません。とてもカジュアル過ぎますが、Tシャツなどに装うにはかえって軽やかで親しみやすいので出番はあるかと。

さて、もう一度先程の上のお写真に戻ります↓。

この真ん中のマルチサファイアと右のカイヤナイトを組み合わせてネックレスとブレスを作りました↓。

サファイア、アメジスト、シトリン、カイヤナイトのショートネックレス:留め具をK18WGに。
ブレスには不足の黄色が入りません。

同じブルー色が隣り合わせの箇所をじっくり見ていただくと、サファイアは青味がロイヤルブルーを含みます。

一方、大きい方のカイヤナイトはグリーンの海のような色を含みます。

同じブルー色でもじっくり見れば違いがある、これが天然石同士の種類の違いに通じます。

面白いですね。

リングはマルチサファイアのリボンデザインを。どんぴしゃカラーがマッチしています。

あとがき

「パワーストーンから宝石へ」というようなことがテーマになる自作の場面でした。

ただ、事業者目線では、パワーストーンはどれだけ頑張って自作しても、金属の18金やプラチナには到底かなわないというのが結論です。

厳しいですが、世の中のお目の高いユーザー様達は本物のジュエリーをお求めなのです。

そんなニーズを感じながら、いつまでも天然石をつなげたネックレスを自身が作っていてどうなるのでしょう。

こうして、そのニーズ通りの立派な本物のジュエリーをとことん追求していく道に立ったのでした。

ただ、こうした自分で作ることの技術を教えてくれた友人、YouTubeで「宇宙一分かりやすい。。」というつぶし玉や留め具の設置の仕方を教えてくれたYouTuber様がいなければ自分で作ることさえできませんでした。

ありがとうございます<m(__)m>、そうしたステップがあってこそ自作ができたのです。

最後に、パワーストーンをつなげた気軽に作れる連物に関しての現在の解釈は、旅行などの紛失しやすいリスクにさらされたアクティブな場面では、とても有効です。

高級ジュエリーを持参するのではなく、もう一度同じ物を再現が可能なパワーストーン自作ジュエリーの出番は大いにあると思います(^-^)。