ペンダント・ブレス・リングを共通の「形」でリンクさせる演出、楕円モチーフを共通にサイズも類似にそろえることで実現したのは「粋」な姿だった【680】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という宝石のレンタルをさせていただいている事業者です。

あらかじめ3点セットが設置されているところが特徴、1セットを1つの装いとした単位をあらかじめご用意するのが私のお仕事です。

誰かに決められたわけでもなかったのですが、レンタルの特徴の強化と自然にそういった組み合わせこそが「生きがい」ほどのことである者にぴったりの任務ではないかと始めたことです。

私がこれらのジュエリーを身に付けて着飾り遊び回ることはありません。

すべて、こうした高級ジュエリーをお客様にご利用いただいております。

このたびは、ダイヤモンドパヴェにあしらわれたペンダントに足並みをそろえるように同じ形の楕円で組み合わせていった3アイテムのコーデをその後の変更の様子も一緒にご覧いただきたいと思います。

2箇所の楕円のリンクのみの過去の組み合わせからの更なる「徹底」への飛躍

3点セット(旧案):1ctのダイヤモンドのペンダントが中心。リングの正面が類似の楕円とサイズ感でリンク。
〇ペンダント:K18YG台の1.03ct。トップは、バチカンを含まず、縦15mmx横11mm、チェーンは60cm。
〇ブレスレット:ペンダントチェーンと同じ種類のツイストのK18YGの2連仕立て。
〇リング:K18YGとK18WGのコンビの透かしのうろこ柄の透かし。透かしの線もチェーンに類似。サイズは13号。

その後、更に楕円のリンクを徹底していきます↓。

3点セット(新案):これで腑に落ちることができました。徹底的に楕円がリンク。すっきりとまとまりました。

すべてサイズ感をそろえたことが功を奏したとも言えるのですが、楕円のサイズに大小付けたタイプも悪くないとペンダントそのものを換えてみます↓。

3点セット(別案):これもありだと思います。むしろ迫力が出ますこととアメジストがブレス内にもあります。

別案の方がおそらく個性的な存在にはなるでしょう。

その他、こんな楕円のフォルムのそろえ方もあるという例はこちら↓。

3点セット(その他の案):ペンダントそのものの枠組みが楕円。すべてのモチーフが楕円。

グリーン色のリンクも翡翠同士のトップとリングとは違い、ブレスはトルマリンです。

違うストーンでも共通の色があれば「リンク」は可能なのです。

あとがき

ジュエリーのコーデにおいて、「同じ」ということを追求して組み合わせていくことがまずはコーデが成功しやすく、出来上がりが「粋:いき」になります。

着回し術があるように、付け回し術もあるかと思いますが、いくつかの共通のアイテムを使用した身に付け方は同じアイテムを使うがゆえに「優劣の差」が生まれてしまい、結局は「一番」が自然に現れてくるものだと考えております。

そんな経験からの1つの考え方として、最高の組み合わせを1セットずつのみご提案したものが、当「本物志向のレンタルジュエリー」の考え方なのです。

「出番がないジュエリー」を「出番があるジュエリー」へといざなうような役割でいたいと思っております(^-^)。

展示的なネックレスの収納をしたいディスプレイ向きと感じた「扉付き」木製ジュエリーボックスを手放した【678】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

事業用のジュエリーはすべて「高級地金+宝石」の「本物」のイメージに合致の品物です。

一方で、私物ジュエリーは数が少なく、「コスチュームジュエリー」も含むような展開です。

高級な品物はすべてレンタルジュエリーへご提供済なのです。

このたびは、私物のジュエリーボックスをいろいろ楽しませていただいた数年間の後、手放すことになったタイプをご紹介。

手放すものをご紹介などとは変な勧めなのですが、一番最初に入手した時点では非常に良い物だと思ったからです。

木製であることや作りの面は非常に納得しています。

ただ、作りにクセがあり、取り出したり収納したりがスムーズではない点が引っ掛かりそれが原因です。

結果的には、「見せるタイプ」のお店などのディスプレイ用が向いているとジャッジしたところに行き着きました。

見せかけの素敵さと、現実の使い勝手とのギャップがあったということでの手放し。

随分物1つ持つにも奥が深いことが分かります。

このたびは、個人の収納でコレクションする際のジュエリーボックス選びのご参考になればとその記録を綴りたいと思います。

明るいオレンジ茶が素敵なエレガントな木製ジュエリーボックスのどこが使いにくかったのか

さて、その木製ジュエリーボックスとはどんなものなのか早くご覧になりたいかと思います、こちらです↓。

手放すことに決めたジュエリーボックス:オレンジのような茶が素敵な木製。てっぺんは蓋を開けると鏡が。

引き出しのつまみも異国情緒あふれ凝ったもの。引き出しの中敷きなどがピンク色でエレガント。

問題は、右下の扉の中のネックレスフックにあります。

こういったタイプは、決まってオルゴールが内蔵されています。

オルゴール好きな方はあえて、その価値を重視されるかもしれませんが、オルゴール内蔵がむしろ無いタイプに価値を感じました。

ここまでの形状からは付いているはずのオルゴールの内蔵が無かったことが購入の決め手だったとも言えます。

ジュエリーと音色はあまり結びつくものではなく、内蔵されていなくてすっきりすることが価値となるのです。

見た感じ、「オルゴール内蔵だ」と思うデザインのように見えて、実は内蔵されていないということが非常に「レア」なのでした。

当初、いろんなジュエリーボックスのデザインに手を付けたくて、こちらも1つのデザインのタイプとして入手した経緯があります。

ただ、その後の使い勝手こそ最も重要なのだとつくづく思いました。

扉の中の構造:扉を開けると中に、サークル状にフックが。これを回転させてネックレスを複数の中から選択。

ただ、フックが見えにくく、頻繁に取り出す際のストレスが生まれ始めます。

取り出しにストレスを感じてしまったお品はどれほどかっこよい見栄えでも、価値が落ちることになります。

結局、見栄えがものを言うのも最初の短い期間。

後の残りは、じわじわと感じる使い勝手の良さ、気の利かいた作りが勝るのです。

このことが、大変教訓となった1つのお品でした。

ただ、頻繁には出し入れしないケースがあるのです。

それは「ディスプレイ」。

これがお店の内装にあったら、ものすごく素敵です。

そう考えると相応しい持ち主がきっといるはずだと思わずにはいられません。

あとがき

これ以降、こうしたディスプレイのような作りとは対極的な引出しオンリーのデザインに「収納」に注視してジュエリーボックスを探すようになります↓。

現在2024.05.12にブログ記事の手直しとしましてこの記事を「リライト」致しております。

最初の投稿である当記事の2021.07.31からおよそ3年の月日が経過。

私物のジュエリーボックスの嗜好としてはこのような引出しタイプの大部屋が確保できるミニチェストタイプにたどり着きました。

ジュエリーの数が少しである(10セット程)ということでゆったりと自由に収納できるメリットがあります。

そして、何よりこの素敵なインテリア性の高いミニチェストが別の使い方にもポテンシャルを秘めています。

数が多いと仕切りが多くお部屋がたくさんあった方が整うこともありますので、お手持ちのジュエリーの数に応じて形状が変わってくることがあります。

とにかく、一番大切なことはジュエリーボックスが「幸せを呼ぶ」ような存在であることです(^-^)。

ネックレスの長さ4種、チェーンの長さはエモーショナルな表現ができる重要な指標である【673】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ジュエリーの中でペンダントがありますが、ペンダントトップのみに注目されるものの、意外とチェーンが見落とされがちです。

既製品においても、大ぶりなトップに対して取って付けたような、いかにもバランスが考えられていない極細チェーンが当てられてしまっていることがとても多いです。

実は、チェーンこそ地金使いの割合が最も高いジュエリーアイテムであり、高額で当然であるべき地金の割合意外にも価値がある、とても影響力のあるアイテムだということをつくづく思います。

重さを測ってみますと、トップとチェーンとではチェーンが本来いかに重厚なものなのかが分かります。

↑とは言え、極細に作られているチェーンを測るのではなく、ペンダントトップに相応しい太さや丈夫さのチェーンという条件の場合です。

レンタルジュエリー業者でありまして、チェーンも1アイテムとして個別でじっくり選んでおります。

このたびは、ジュエリーチェーンの「長さの4種」をご紹介しますと共に、使い分けすることでの印象や効果などについて綴りたいと思います。

ネックレスチェーンの4種の長さとネーミングがある、それぞれの見た目への多大なる影響力

ネックレス用のWEBトルソー(エクセルより作図):ここに赤いラインでネックレスを描いてイメージ。

主に4種のネックレスの長さがあります。

オーダーメイドはかなり高額であり、やはり既成品で探すことが近道です。一般的な既製品の長さは次の4種の中に納まります。

4種:左上から短い順に、「チョーカー」・「プリンセス」・「マチネ」・「オペラ」という名前が付いています。

では、短い順番い1つ1つご紹介です。

チョーカー(36-40cm未満):首に沿った短い長さが特徴。ロックっぽいテイストを表現できます。

好みのカッコイイ長さだと思います。

視線がいち早くここに向くような際立つジュエリーになれると思います。

ただ、首の太さが人によってまちまち。

どちらかというと頑丈な方の首で、35cmはきつく36cm辺りかと。

40cm以上は、チョーカーの首に沿う良さが変わってしまうので、首のサイズは違えど、やはりめどとしては、40cm手前までという範囲でしょうか。

ロックっぽいという表現をさせていただきましたが、この強いアクセントとして映る姿が「とがったイメージ」を作ります。

お洋服による主張を強く表したい場合に更なる効果として「チョーカー」の出番があるかと。

プリンセス(40-45cm):もっとも基本的なゆったりさもある程度あり、一番数多く出回っている安定した長さ。

ジュエリーが本来お出かけ用などの特別であることの象徴のようなクラシックさがあります。

機能としては、ネックレスが一番ゆったりと座るような着け方になります。

ただ、そうはいっても首に沿うことで、最初の「チョーカー」と同様、汗や汚れは起きやすい長さです。

過去のドレスを纏った貴族達の絵画にはネックレスも多く描かれてきました。

現在においても「皇室」のようなお立場の方々がお召しになるネックレスの長さはこのプリンセスレングスが最も豊富だと見ることができます。

マチネ(50cm-60cm):いわゆるミドル丈といったようなサイズ感。ここから少しレア、60cmでも希少です。

ジュエリー好きで、ジュエリーを複数に展開するようになるとやっと長さを意識するようになるのかもしれません。

きっかけはタートルセーターの時にもゆったり付けられる長さを求めたというところからでした。

50cmくらいからセーターの上にも違和感なく装えるようになっていきます。

マチネレングスは、「万能」と呼べる長さだと言えます。

同じ範囲内におさまってはいますが、60cmになるともっとゆったりとして、「自由」のような心地が生まれます。

ジュエリーを余裕を持って楽しむ者がこの領域に目を付け始める長さだと言えます。

オペラ(70cm-80cm):ロング丈と呼ばれるような長さ。入手困難気味な長さですね。

長くなれば、地金価格のグラム数にそって当然高額になっていくわけですが、ロングの魅力はつきません。

実は、ロング丈は大変好みであり、抜け感の演出にはとても効果を発揮するカジュアルな長さです。

この長さを持つこと自体がチェーンを意識する者の行動の証のようなもの。

拘りや個性の演出、そして遊び心をもった躍動感あふれるジュエリーを人目に披露するような存在です。

あとがき

いろいろな長さがあると使い分けも豊富で便利。

そして、一番には心の中の充足度が高まります。

物をコレクションすることは、心の中の豊かさを作ると思うからです。

ジュエリーを集めていく順番としては、自然にプリンセスのような普遍的な長さから始まることが多いのも、ジュエリーに対する「成長」のようなもの。

ですから、一番豊富な数があり基本的な「プリンセス」からのスタートというのはごく自然なことです。

ただレア感ある長さの「オペラ」や「チョーカー」は希少なので早めに入手が良いということも言えます。

「プリンセス」にはある程度接した次のステップとしてどの長さを選んでいくのか、それとも「プリンセス」のままで通し別のチェーンの種類を持っていくなども大変素敵な拘りの形だと思います。

順番など勧めるようなものでもないのですが、ジュエリーも出会いの時が勝負。

ピンときたときに早めが「その出会いをうまくものにする」ということになります(^-^)。

はっきりした形こそクセが出てしまう、三角モチーフのダイヤモンドダブルリングがうまくコーデできなかったほろ苦い記録【660】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ダイヤモンドリングの中でも、個性的な三角モチーフリングに出会いました。

ダイヤモンドリングは宝石界隈では非常に豊富であるがゆえに、個性的なデザインに魅力を感じたからです。

不思議なもので、希少価値が高いからこそのダイヤモンドストーンが、ありふれたもののように数えきれないほどあるこのパラドックス。。

とはいえ、ダイヤモンドを狙う人はお目が高い。。

特に優れたものから順番に求められていくのです。

このたびは、三角モチーフが美しく個性的であったダブルリングに対し、最終的にお手上げしてしまった記録を綴りたいと思います。

その理由を打ち明けたいと思います。

三角モチーフが珍しいダブルリングだけを見ていた。。他のジュエリーとの関連付きが何もできなかった結果

三角の枠にパヴェダイヤを敷き詰めたといったような三角の形の構造になります。

これがダブルリングになっているところがとてもカッコイイと思ったのです。

K18YG台のダイヤモンドリング1ct。

正三角形というところにかわいらしさもありました。

これを基準にしてでも他のネックレスとかブレスを探していくことになりました。

そして、考えた組み合わせのセット案が、こちら↓。

3点セット:合わないことは無いけれど、必ずしもこれらと合わせる必要があったのかを考えると疑問でした。

このように、いかに先にリングからスタートした組み合わせ方が難しいのか、そして、三角のモチーフのクセの強さを知ることに。。

K18YGベースでそろえただけというような腑に落ちないセットになり、その後廃止を決めました。

最終的にブレスレットのみを残しました。

では、ブレスレットはどう組み合されていったのかです↓。

3点セット:ブレスの柄と同じネックレスを組み合わせていきました。この時のリングはガーネットの赤。

あとがき

当「本物志向のレンタルジュエリー」からは廃止の三角モチーフのリングでしたが、うまくまとまらなかった原因がモチーフのクセの他にあることに気づいていきます。

それは、リング自体にダイヤモンドが難しいということです。

考えてみれば、ラインナップに、リングのダイヤモンドはほとんどないのです。

このヒントから考えるには、リングをアクセントのようなものにする傾向がセットの組み合わせ方の1つの考え方だということ。

透明色であることでかえって難しいダイヤモンド自体のクセが原因だったとも思えてくるのでした。

リングからスタートの3点の収集、楕円モチーフ共通の足並みとコイル柄のリンクが織りなすジャジーなリズム【650】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

とっても個性的で美しいリングに出会いましてガッツポーズ♪。

ダイヤモンドリングではあるのですが、サイドの台の部分が鱗のような透かし柄で、地金の美しさを誇ります。

このたびは、「地金+宝石=ジュエリー」の地金と宝石のバランスの一例としまして、ダイヤモンドが地金に良い意味で負けて馴染んでいる様子をそのお品物の評価と共にお伝えしたいと思います。

そして、ダイヤモンドを全面的に輩出したようなダイヤモンド頼みではなくても、十分価値が生まれるのだということも併せて綴りたいと思います。

魅力的なうろこ柄の透かしリングのダイヤモンドが1カラット未満、それでもここまでのボリュームは地金あってのこと

K18YG/K18WGコンビ台にダイヤモンドのリング。バックの部分はK18YGメイン。ダイヤモンドは1ct未満。

割合では少しK18YGが多めです。

メインをイエローゴールドにしてあるところが真半分よりもかえってはっきりとしています。

真ん中のダイヤモンドの周りのフワフワデザイン、V字調になったフォルムなどデザイン性に富んでいます。

イタリア製とのこと。

繰り返しの柄が美しいのがイタリアっぽくてとてもおしゃれです。

3点セット:楕円モチーフがどのアイテムにも存在する集め方です。

ペンダントのダイヤモンドも1ctで普遍的ではあるのですが、すっきりとまとまりました。

こう組み合わせたことで、ペンダントもより際立ったものに映ります。

ブレスレットのカラーは重要なポジションであり、ペンダントとリングのダイヤモンドをつなぐ架け橋的存在です。

ダイヤモンドを特別視せずフラットに見れます。そんな主張がこのリングに込められていたとしたら意気投合。

あとがき

実は、この度の3点セットはリングからのスタートでした。

最初はリングしかなかったところへ、ペンダントを配置。

よく見ますと、ペンダントの楕円とリングの正面のダイヤモンドが関連付くだけではなく、うろこ柄の細かいコイル柄が、ペンダントチェーンのコイル柄とリンクしています。

そして、最後にカラーを入れて華やかさをアップのマルチカラーのブレスを配置。

何でもない1本のチェーンに配置する楕円マルチカラーブレスであるよりも、この楕円モチーフ共通のペンダントとリングへの仲間入りであったことがこのブレスレットの存在の重要さを決定づけました。

こうして、「本物志向のレンタルジュエリー」のセットの組み合わせを担当させていただいています。

今後ともよろしくお願いします(^-^)。

上品で堂々たる佇まいに拍手、数あるダイヤモンドリングの中から選ばれた編み込み・テーパードコンビの18金リング【649】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近注目していた指輪のデザイン、縄編み模様。

地金を固めた構造のジュエリーにおいても編み込みデザインは意外に多いもの。

地金の18金で作られたもの、複数本のチェーンをねじり固めた仕立て、複数を編み込んだブレード仕立てと様々です。

編み込みは大変好みのデザインで、目がありません。

ダイヤモンドのカットによっても少しずつ雰囲気が違います。

そんな数ある編み込みリングの中で、ダントツにきらりと光るお品が。。

このたびは、ダイヤモンドのテーパードカットの美しさも組み込まれ、更に編み込みデザインになった素敵なリングをご紹介したいと思います。

そして、その編み込みデザインのリングを含む3点セットにまとめたそのジュエリーの集まりの世界観も是非ご堪能下さいませ(^-^)。

ダントツに整っていた編み込みデザインリングとの有難き出会い、これをとことん活かしネックレスやブレスと「トリオ」を組んだ

いろいろ見た中では、エレガントな編み込みのデザインだといただくことに決めたリング。

K18YG台の編み込みリング:ダイヤモンドはALLテーパードカットが潔いです。1.28ct。

決め手は、整った感じのすっきり感、これは、テーパードカットのみであるということの影響が大きいと思います。

ごちゃごちゃしていなくてすっきりした感じを演出してくれています。

このリングをネックレスやブレスと一緒に付けるようセットを組むことに。。

3点セット:K18YGの地金が豊富。テーパードだからこその角張ったチェーンのデザインを持ってきています。

細かいことながら、チェーンも「柄」なので、例えば、ネックレスに映る綾のような柄は、リングのブレードデザインを意識したものです。

ネックレスに合わせてブレスも多重で類似の柄(喜平寄りのもの)を選択。

せっかくリングが「瀟洒:しょうしゃ」なのですから、装飾し過ぎないシンプルさも併せ持っていたいのですが、それでも地金がたっぷりで華やかというバランスです。

あとがき

ここ最近思うのは、ダイヤモンドのct数の数値とおしゃれな雰囲気とは別物であるということ。

1ct以下であっても凝ったデザインの物はそちらに価値を感じます。

ダイヤモンドそのものにとらわれ過ぎるとよく分からなくなってしまうことがあると思うのです。

それよりも、おしゃれ感をずっと重視しておりますスタイルでは、ぶれることがありません。

時々3ct相当のものと1ctとの比較であってもおしゃれ感が良き勝負になることがあります。

さすがに5ct以上では輝き自体が強くなっていきますので、確かにその質量による影響も見た目に出てきます。

ダイヤモンドに対してもできる限りカラーストーンと同様にフラットな目で見ています。

ただダイヤモンドに対して特別視の世の中の傾向も重々承知です。

picturesque(ピクチャレスク)の「本物志向のレンタルジュエリー」独特の軸で今後も見ていきたいと思います。

そういった意味では、このたびの編み込みデザインリングは大変優れていると思います(^-^)。

今にもお花が咲きそう、是非フローラルな指輪やネックレスと一緒に合わせたいボタニカルデザインのプラチナブレスレット【643】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当「本物志向のレンタルジュエリー」では、3アイテムのジュエリーを1セットにあらかじめ組み合わせたまとまりでその「世界観」なるものを演出させていただいております。

ネックレス・ブレス・リングの3点の中では、ブレスレットの存在は、「関連付き」という役割を重視しています。

理由の1つは、付け位置が真ん中であることです。

上のネックレスと下のリングの良き橋渡しになるような「意味」を考えております。

よって、集める順番はネックレスかリングのどちらかから始まることが多く、その相性の具合を見ながらブレスを最後の1点としてうまくリンクするようなものにしています。

この度のブレスレットを見てどんな印象をお持ちになるでしょうか。

プラチナ製の美しい幅広ブレスレットをボタニカルに解釈した投影として、是非ご覧くださいませ。

ブレスレットには登場しないフラワーはペンダントやリングに咲いている♪

PT850製の巾広デザインブレス:良い雰囲気の抽象モチーフだと思います。これをボタニカルに解釈。

そして、このブレスレットを含む3点セットは、こちらです↓。

3点セット:フラワーもほどほどの分量に調整。リングがブーケなのでペンダントは抽象的に。。

不思議なもので、3点が寄り集まると、ブレスレットが先ほどの1点のみの時より、さらに一層ボタニカルに感じませんか。

本当の草木のように感じてくる不思議、これが「世界観」ではないかと。

あとがき

デザインが抽象的な場合、捉え方によっては違う世界観になるのかもしれません。

セット組をするという担当者の役目がここなのです。

もしかして、ジュエリーをたくさん集めていてとても長けている方は、決めたセットに対しては、別のアイデアをお持ちになるのかもしれません。

お客様層というものがあるかと思うのですが、上述のような方は、「単品」を好きなように自分で組み合わせたいという思いがあるのかもしれませんので、「単品」もラインナップに設置があります。

反対に、ジュエリー同士の組み合わせに悩むことが無い方が良いと考える方は、あらかじめセットに組まれた1まとまりをそのままお洋服に当てはめるだけで良いのです。

価値観が分かれる点をそのように解決しようと工夫したラインナップです。

是非、「本物志向のレンタルジュエリー」よろしくお願いします(^-^)。

すべてが綺麗に完成してきたわけではなかった、過去に悪戦苦闘の結果完全お手上げしたジュエリーの組み合わせ【647】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者でございます。

3点のジュエリーを1セットにあらかじめ組み合わせて、お洋服に当てはめるのみという楽ちんを価値としたスタイル。

それでもその組み合わせにうっとりしていただき喜んでいただけるよう渾身の考案をしたものになります。

このたびは、そういったセットの完成に関していったん完成はしたものの、その後「やっぱ違うわ」と思うこともあるケースをご紹介。

なぜ違ったのかの「理由」の部分を紐解いていきたいと思います。

こんな姿をご紹介することなどめったにされていないことだと貴重に感じていただけると光栄でございます(^-^)。

これをきっかけにこの構造のチェーンを選ばないようにしている、「ツイストチェーン」の作りの不安定さへの「ぼやき」

調達してしまったものは仕方がありません。

何とかうまく組み合わせることを考え尽くし、いったんたどり着いた3点セットがございます。

一番最初は、この組み合わせ↓。

3点セット(初期案):ネックレスにボリュームが無い、リングが華奢過ぎると自分で思わず突っ込みました。

そして、その後改良版として考えたセットだったのですが↓。。

3点セット(1度目の改良案):最終的に残したのは真ん中のブレスのみ。その他は廃止。
〇ネックレス:K18YGのチェーンネックレス。スクエアを傾けたようなひし形の多重の42透かし。長さは42cm。

とここで、お伝えしたいことがございます。

こうして動きが無い時はこんな風に美しく写真に写るのですが、実際は、このようなデザインには目に映らないのです。

上のセットの方の写真では左右が違うデザインのように映っています。

あんな風に実際も目に映るのです。

これは、「ツイストチェーン」の特徴で、ある意味伸び縮みのような融通性がある柔らかいチェーンだからこその変な映り方になってしまうのです。

正直、「つまらないもの」というキーワードが頭を離れなくなったのも事実。

この時以来、ツイストチェーンを決して調達することがなくなりました。

らせん状の構造をしているため、どうしてもいろんな角度から違ったデザインに目に映ってしまうことが重視する「整然さ」を感じないからです。

お世辞にも美しいネックレスだとは言い難いのです。

〇ブレスレット:スネークみたいなパネルブレス。K18YG製。

最後まで残すだけの品物です。

幅やデザインすべてにおいて、このブレスは100点を付けています。

〇リング:K18YG台のダイヤモンドダブルリング。個性的な三角モチーフ。サイズは13号。

このリングも個性はあるのですが、モチーフの三角型がクセがあり過ぎて、星やハート級の難しさです。

単純に「ひし型の半分だから相性は良い」などと当初考えましたが、こちらも廃止となりました。

ネックレスとリングを廃止して残ったパイソンブレス。。その後どうなったと思われますか↓。

3点セット(新案):K18YGにPT850が混じりながら、パイソンの柄ですべてを合わせました。

リングもパイソン柄に相性良く対応していると判断。

あとがき

YouTube動画は、初期案で投稿しておりました<m(__)m>。

その時は精いっぱいだった組み合わせなのですが、年月を経る中で組み合わせの「技術」みたいなものを得、ジュエリーのレベルアップをはかってきたのだと思います。

現在の新案に対しては当然腑に落ちています。

2024年では、すべてのラインナップに関して、大幅に全体を改良致しましたので、今後とも「本物志向のレンタルジュエリー」にご注目下さればと思います(^-^)。

ジュエリーの「丸モチーフ」の取り入れ方・合わせ方・まとめ方を理由と共にお伝えします【646】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当「本物志向のレンタルジュエリー」では、多忙な活動的なライフスタイルの方々に喜んでいただけるようにと、あらかじめ組み合わされた3点1セットのまとまりをそのままお洋服に当てはめるようなスタンスのセットを組んでいます。

単品も一部ございますが、多くが、①ペンダントやネックレス②ブレス③リングの3アイテムを組み合わせたセット物のラインナップでございます。

このたびは、丸モチーフに注目し、最初に出会った丸いモチーフのペンダントから他のジュエリーとの相性を考えながら組み合わせをいくつかご紹介したいと思います。

組み合わせる担当の者(私)も組み合わせの技術を高める中で過去の組み合わせからの変遷によるジュエリーのレベルの高まり

過去の組み合わせから、その後の見直しでどう変わっていったかなどをご紹介しながら、丸モチーフの取り入れ方の「理由」の部分をお伝えしたいと思います。

3点セット(初期):ペンダントが丸いので、リングに丸モチーフが入るところに関連付けました。
〇ネックレス:パヴェダイヤモンド2ctのペンダント。直径1.5cm。pt900台。チェーンはPT850の60cm。
〇ブレスレット:PT850のボタニカルな柄の幅広ブレス。丸とは違いますが、ペンダントとリングのかけ橋的存在。
〇リング:K18WG台のサイドがパヴェダイヤモンド、中心がサファイアとエメラルド。サイズ13号。

少しパンチの不足を感じた初期の案、その3年後組み直しが完成しました↓。

3点セット(現在):ペンダントが変わりましたがこちらも丸型。リングの側面のへこみと相性があります。

随分丸モチーフを関連付けたものです。

ブレスのボールチェーンはリングのブーケ状のカラーストーンに形が関連付きます。

では、元あったペンダントやブレスはどうなったのかです↓。

3点セット(現在):ボタニカルな雰囲気をブレスとリングが関連付きという考え方へ。。

初期の案よりも華やかです。

丸モチーフだから丸でなければいけないということは決してないのです。

こうして、ボタニカルな花柄にまで領域を広げることができたのも、中間位置のブレスのおかげです。

ブレスレットは意外と重要な役割をしていると常々思うことがあります。

あとがき

(現在)としてご紹介しました3点セットは、2024年の最新のセットです。

2024年では、今までの一掃をして、ジュエリーのラインナップを大幅に入れ替えております。

新しくなった「本物志向のレンタルジュエリー」是非、今後ともご贔屓に(^-^)。

PT900との相性の良さが意外のグリーントルマリンリング、面積の広い長方形にリンクした切子との相性の良さ【635】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「トルマリン」という天然石はサファイアと同様カラーの展開が豊富です。

当ブログ内でもご紹介させていただきました中では、ピンクトルマリン、カナリートルマリンという蛍光色のような黄色のものなどカラフルに展開がありました。

このたびは、トルマリンの中でも王道のグリーントルマリンのリングのご紹介です。

別名「ベルデライト」。

ストーンのカットの仕方が縦長であることが多いトルマリン、個性際立つ大粒の四角リングをどう他のジュエリーと合わせていったのかの1つの例をご紹介したいと思います。

ずっしりとした重みのあるヴィンテージジュエリーの「切子:きりこ」が縦長カットのトルマリンリングのベストパートナー

100点満点を付けたい程の素敵なリングです。

トルマリンリング:縦が25mm強あるビッグサイズ。トルマリンが縦長カットが多い理由が知りたいです。

トルマリンが四角に縦長にカットされることが多い理由は、結晶の方向性に沿ったもので破損しにくい一番の形ということなのでしょうか。

多くが縦長のカットである理由があるのだと思います。

トルマリンは、グリーン色なので、K18YGとも相性は良いカラーだと思ってきましたが、こうして見てみるとシルバーカラーの地金に対してもすごく神秘的。

3点セット:ネックレスの切子と透かしのコンビデザインが◎です。ブレスのペーパークリップも長方形にリンク。

切子はヴィンテージジュエリーの1つで、昔のものに地金たっぷりのボリューム感があるものが多く見つかります。

数多い切子の中でもダントツだと思ったこのネックレスにこのたびのトルマリンリングがとても相性よく映ります。

あとがき

同じグリーンでは「エメラルド」の宝石が高級な存在ですが、実際はその繊細さゆえに処理だらけの天然石になってしまい、到底その真贋は自信がありません。

その代わりに、同じグリーンのトルマリンに目を向けるということをしてみたのでした。

こうして見てみると、宝石というものが、ストーンだけでは成り立たない、地金のパワーとか装飾も相まっての素敵さで成り立っているものだと思うことがあります。

4大宝石のダイヤモンド・エメラルド・ルビー・サファイアだけが宝石だとはとても思えません。

「半貴石」などと呼ばれて括られているものでも十分「宝石」と呼べるものがあると思います。

もともとダイヤモンドに価値をそれほどおいていなかった過去もあり、言葉に縛られず、すべての天然石をフラットに見てまいりたいと思います。

どのストーンも共通に、地球で育まれた「鉱物の奇跡」の姿に違いないのですから(^-^)。