どうしても苦手なカラーの「紺」をマルチカラーの他の色に助けてもらいながら気持ちよく取り入れたコーデ【237】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

洋服を選ぶ中で苦手な色、それが紺色です。

黒コーデが主流なので、その1トーンばかり落ちた紺色が微妙に映りどうも敬遠してしまいます。

当ブログ内でもよくネット検索でたどり着いていただいた人気記事【147】を書いた理由も、黒を探す中で濃紺を選んでしまった失敗が根底にあります。

気を付けていても、ネット上の古着屋さんが間違えることもあるのです。

それほどに、黒と紺が「似てはいても非なるもの」なのです。

とても敬遠している紺なのですが、それでも紺入りのマルチカラーなどは採用することもあり、マルチカラーによって紺の出番が出てくることがあります。

その分かりやすい一例として、紺の入ったマルチカラーのブルゾンを取り入れたコーデをご紹介したいと思います。

苦手な色がある場合の対策として、「他の色の力を借りる」ということがこのたびのテーマです。

マルチカラー洋服の柔軟性

マルチカラーは色が混沌としていて分かりにくいのではないかと懸念されるかもしれませんが、実は合わせやすいカラーなのではないかと考えます。

3色のマルチカラーブルゾン:「WESC(ウィーエスシー)」のメンズのXSサイズ。

一番上の段から、紺、ブルー、グレーと3色のマルチカラーがのマルチカラー。

マルチカラーは3色以上がそう呼ぶという定義です。

2色だと「バイカラー」とか「ツートン」と呼び名が変わりますので、マルチとしては最低限の色の数のブルゾンをこのたび得ました。

これが紺1色だったら見向きもしなかったのですが、マルチカラーの綺麗さに目を奪われました。

もともと別の同ブランドのアイテムを探していた中でこのブルゾンに出会いました。

見た瞬間、マルチカラーの綺麗さがに目を奪われました。

紺が苦手なのに紺が入っていても気にならないことがとても不思議でした。

これは、マルチカラーのパワーだと思っています。

1色だけを全面に押し出さないようなバランスがマルチカラーにはあるようなのです。

先に上着を購入、それに合わせたコーデを作っていくような順番もある

一番中心なのはこのマルチカラーブルゾンです。

これに合わせて中に着るトップス、ボトム、靴を探しました。

そして、このようなアイテムがそろって1つのコーデ出来上がりました。

ブルゾン右から時計回りに、紺色の透かしボーダーカットソー、インディゴデニム、紺のローファー。

紺が苦手と言いながらも、カットソーも、靴も紺に。。あれあれ?

これもすべて、ブルゾンのマルチカラーの紺以外の色のおかげかもしれません。

薄いブルーや薄グレー色の存在ががとても効いているのです。

この紺以外の色が実はアクセントなんだと映ります。

ブルゾン内の色の下の2色の展開が無ければ目に留まらなかったブルゾン。

コーデの完成:紺系のコーデではあるけれど、紺の割合が控えめです。

苦手な紺の配分を抑え気味で出来上がった紺コーデでした。

あとがき

苦手な色を少し取り入れる形でまとめたコーデとなりましたが。。

その後のお話になります。

せっかくの美しいストーリーに仕上げたいところだったのですが、実はこのブルゾン、靴デニム、カットソーすべて手放しました。

顔映りも良くない、冴えない、一番は着ているその心持ちが気持ちが良くないという結果に至ってしまいました。

いろいろ工夫しても後の心持ちがよくなかったのは仕方がない結果だと思います。

せっかくご紹介したのにごめんなさい<m(__)m>。

ただ、こうして苦手な色を工夫して毛嫌いせずに取り入れてみたことが、後の紺のワンピースを持つことに繋がっている1面もあります↓。

なんとマルチカラーでもない紺のワンピースをワードローブに加えました!。

ただののっぺりとした紺ではない、編み目に凹凸感があったワンピースだから受け入れたとも言えます。

こちらは、手編みの手作り品であり大変貴重。

手編みでワンピースはなかなか見つかりません。

そして、コーデを紺以外のマルチカラーを小物で加えて工夫していきます。

ジュエリーにK18YGを入れたり、マルチストーンのものを付ける案。
ウエストの部分にマルチカラーのベルトを配置。ベルトのバックルがゴールドであることもポイント。

こんな風にベルト自体も良き相手がないと出番が見つからないところへ、相性良く紺同士がリンクして互いに出番が出来たことになります。

現在では、紺も悪くないと、このほかにも紺コーデをもう1セットワードローブへ取り入れています。

マルチカラーが特にお洋服の中に無くても紺だけでも実現できたのです。

そんな紺嫌いの者のコーデの変遷をこのたびは見ていただきました。

苦手な色にあえて挑戦してみると学ぶことも出てきます。

そして、その後アウトプットによってその新たな発見を語れるところも挑戦する意味としては深いです。

例えば、素敵なハイブランド古着の1点物がどうしても苦手な色の場合になどのケースにでも、あえて挑んでみて下さいませ(^-^)。

30-40年物のブラック501が教えてくれる、緊張感ある真っ黒コーデから一息ついたグレーのマイルドさ【149】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

一時は50-60点を収集した「リーバイス501」古着。

これらを集める中でカラーの好みを感じることがありました。

確かにネイビーがライトに落ちたアメリカンなイメージに相応しい「ブルージーンズ」と呼ばれるライトブルーカラーも素敵です。

ただ、コーデしやすさとなると、これが「ブラック」に軍配が上がるのではないかと思うようになりました。

そして、糸染のブラック「501」が色落ちた姿には、味わい深いグレーを多く見つけることがありました。

このたびは、グレーという色の素敵さを「リーバイス501」のカラーのわずかな違いを見ながらお伝えしたいと思います。

これは古着でなければ感じることが無かった素敵さであり、是非ご注目下さればと思います。

ブラックには糸染めと後染めとがあり、味わい深い色落ちは断然糸染めの方

「リーバイス501」の古着のブラックは、糸染めのブラックと後染めのブラックがあります。

糸染めは糸の段階から黒糸と白糸を織り交ぜる構造です。

後染めは、生地の出来上がりを黒く染めているかのようなイメージ。

同じ黒でも大きく違いがあるのです。

古着を見る時に、そもそもどちらなのかでその未来の色の変化に違いが出てくると予想します。

ここで、いわゆるジーンズであるデニムの生地の作りを簡単にお伝えします。

デニムは通常、横糸に染めていないオフ色を、そして縦糸に紺とか黒が配置される織り方がしてあります。

ダメージ加工のジーンズをじっくり見ると、白糸が横にボーダー状に配置しているのではないでしょうか。

染めていないオフ色の糸と色のついた染めた糸の組み合わせで織られているのですね。

デニムは綾織りの部類に入ります。

綾織りというのは、横糸数本の間に縦糸を絡める織り方。

横糸に使われているオフ色の糸が縦糸の色糸より多めだということから、特に色落ちした時に見栄えが白っぽく味わい深く映るのです。

細かい世界なのでなかなかイメージが付きにくいものですが、前述のダメージ加工にその構造がよく現れています。

穿き込んだリーバイス501のブラックの色には素敵な未来が待っている

さて、ブラックの501の先染めの方のお話です。

後染めも穿き込んだものはグレーイッシュにはなっていくけれど、やはり糸染めのブラックほどの味わいにはかないません。

ただ、後染めはドレスライクにはきやすく、黒コーデのボトムにはかえってなじみますので出番は大いにあります。

実際の後染めタイプの履き心地の柔らかさは今でも記憶に残るところです。

では、糸染めのブラックの話に移ります。

糸染めのブラックの古着の面白さは、薄く色落ちしたものは、グレー色になっていることで、黒っぽさから離れてマイルドになっていることです。

さらに、何本かグレー系に色落ちした「501」のブラックを集めていく中で、あることに気付きます。

濃淡や色味の違いのあるグレーのリーバイス501。

何点も持っているのにほとんどぴったり同じグレーがない、かぶらないという事実。

そして、モカ系のグレーとか、ブルーグレーのような青系に枝分かれして存在しているようでした。

グレーといってもカラーの細かい部分は奥が深いようです。

コーデするとき、モカ系のグレーの「501」は焦げ茶の他のアイテムと合わせたりなどしていました。

グレーも黒の延長というわけではないのです。

これがとても素晴らしい味わいと言えるかもしれません。

そして、先ほども記しましたように、色落ちたグレーのコーデは、ブラック系のコーデであってもやわらかい印象になります。

シャープになり過ぎず、マイルドにまとめられるのです。

しかも色の調子に違いがあるので、集めるのも楽しいということ。

グレーといってもバラエティーに富んだ様々なトーンの違いのグレー色が楽しめるというのが真っ黒そのままにはない醍醐味です。

あとがき

YouTube動画でチョイスした「501」は中間に色落ちしたそれぞれの色でしたが、

これらをはき込んだ行く末は、薄ブルーや薄グレーになってきます。

色落ちの楽しみとコーデの楽しみと両方をダブルで味わえます。

長い間黒コーデ好きだったのですが、途中から同時にグレーコーデも好きになりました。

そのきっかけが色落ちした糸染めの「501」のグレーにあったのです。

「リーバイス501」のブラックの色落ちしたものをグレーの色ととらえて、コーデしていくと黒系コーデもその幅が広がってゆきます。

黒色は他のどんな色にも負けない色自体の強さを持っています。

実際に絵の具で黒に何を混ぜても、黒が勝る色味にしかならないというところに証明されます。

そんな黒コーデでまとめることが好きな方というのはおそらく強さの表現であったり意志を洋服で表現したりすることを直感的にも感じている方なのかも。。

それに比べて、1トーン落ちたグレーという色というのは、緊張感ある黒から少し緩めな心地になるものです。

スーツを装うことで、気が引き締まるなどと言われますが、黒を着ることで、その色の強さ通り、それを身にまとう者を強く見せたり、「自信」を自分でも感じたりできるものです。

グレーはそれに対して、色が抜けたことで、リラックスしたやわらかな気持ちで身に纏える色です。

黒コーデライフのワードローブに、少しグレーを入れ込むということで、豊かな人生にまでなれたら、それは素敵な事です(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

お気に入りのイタリアブランドの品質表示を多数見ながら読み解く、ツヤのある素材の多使用によって作りたかったテイスト【278】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「フェンディ」様、「アルマーニ」様のイタリアブランドの素材の良さにはまり、この2ブランドの洋服ばかりを見つけようと古着市場を探索していた時期があります。

一番に良質さがぱっと見で感じられるということがあるのですが、素材のユニークさとか、使っている混率お洋服の表面に分かりやすく現れるような特徴のあるものです。

今回は、そのような魅力的な混率というのはどんな素材がどれくらい入っているからそのような素敵になるのかということを、もう少し深堀りしてみましたとても現実的なお話です。

キャミとセーターそれぞれの品質表示をじっくりと読み解く

アイテムの実物写真がもうなくて、大変申し訳ないですが、キャミソールとセーターに付いていた品質表示の記録だけ残っていましてそれを見ていきたいと思います。

「フェンディ」ブランドの方がキャミソール。

このキャミは、前面が、柄みたいになっていて、凹凸感のある黒色でした。

背面は無地のつるりとした黒無地です。

どちらかというとインナーに着るよりも表に見せて着るようなわりと厚手なものでした。

下の写真の①になります。

左上の①は「FENDI:フェンディ」の黒のニットキャミの品質表示です。

「フェンディ」様は、イタリア製が主流のようです。

まず、このタイトルのような記載のイタリア語でいう「tessutto」というのは、「生地/素材」というような意味になります。

「composizione tessuto」で、「生地の混率」というような言葉です。

このⅠとⅡは、パーツの場所を表しているかと思います。

一般的に前面がⅠ、背面がⅡかと思われます。

この「PA」というのは「ポリアミド」の略。

ポリアミドは、「ナイロン」とイコールです。

イタリアものでは、ナイロンと表現せずに、「polyamide」の頭文字をとって「PA」と表記されることも多いです。

それなのに面白いのは、背面のⅡはPAでなく、NY(ナイロン=nylon)と表記されているのが不思議です(^_^;)。

表記の仕方がバラバラなのはなぜなのでしょうね。

そして、25%の「EA」は、elastane(エラスタン)の略です。

これは、ゴムの素材ということで、ポリウレタン:「pu」とか「スパンデックス:spandex」にイコールです。

右の②は、「アルマーニ」様のサンドベージュのセーターです。

とても素敵なエコロジーなベージュ色なのですが、こちらの混率に「ビスコース」が記載されています。

ビスコースはレーヨンのことと言い切ってしまうのは、ちょっと待ったであり、「レーヨンの仲間」という表現が良いかと思います。

イタリアの表記では、レーヨン:rayonは使われていないのです。

決まって、このビスコース:viscoseです。

「フェンディ」様や「アルマーニ」様の古着が味わい深い理由に、この素材が大いに関係していると思います。

ナイロンとかビスコースの素材には高級感があってお出かけ着にはもってこいといった感じです。

ナイロンは目が詰まっていてツヤもあり高級感があります。

素材的にも長持ちで傷みにくい頑強な素材だと思います。

ビスコースはとてもしなやかで、こちらも高級感があります。

いいなあと思った時に品質表示を見ると、ナイロンとかビスコース入りであることが多いのです。

シルク:SILKも一部分に混ぜてあるものもよく見かけます。

そういう部分からすると、日本製の洋服は、綿とかポリエステルが圧倒的に多いと思います。

その辺りが文化や志向の違いなのか、イタリア製ならではの混率に見られる魅力かもしれません。

光ったり、ツヤのある素材が特に多いのがお出かけ着などにとてもはまります。

こうして、ツヤによる高級感を出し、お洋服をたたえているかのように思えます。

いつでもお出かけ着を纏い、常によそ行きのような感覚を感じます。

イタリア製ブランド、「 LUISA VIA ROMA:ルイーザヴィアローマ」様のループジャケット

では、違うブランドのイタリア製のお洋服も見てみましょうか。

今度は冬にも着れるウール系のループが素敵なジャケットです。

襟無しでとても粋、抜け感が演出できる衿無しジャケットはお勧めアイテムの1つです。

ループであっても冬物感があまり感じられないので、まだ寒い春先などにはもってこいです。

さっくりと羽織ることができて、意外に季節が長く着られるようなものです。

ロングジャケット:「ROUISA VIA ROMA:ルイーザヴィアローマ」様のループが素敵な襟無しのダブル。

ワンピースの上にサクッと羽織るように前開きのまま来たりするのが雰囲気◎。

ブランドネーム:背ネームにちょっと汗染みがありますが(^_^;)。結構有名なブランド様みたいです。
表地の品質表示:毛/97%、ナイロン/3%だという表記がされています。

この、97%入っている「ラナ:lana」は、「毛/ウール」の事で、毛の中でも羊毛です。

通常毛というのは、大部分が羊の毛ですので、毛とだけ表記があるものは羊さんの毛だと思ったら間違いありません。

その他、特別な毛として、カシミアやアルパカが存在していて、それは、表記がまた別のイタリア語になります。

例えば、カシミアであれば、「cachemire」か略語表記の「WS」という表記になりますので、ちゃんと毛の種類の違いは表示されるわけです。

ところで、次にご紹介します混率について、かなり表面の感じに影響する良い混率だと思っています。

毛が97%で100%でない、残りの分がナイロンが入っているというこの組み合わせです。

もっと混率が区切りよく、毛/90%、ナイロン/10%というのが、ビンテージのピーコートとか、スタジアムジャンパー(スタジャン)で見ることがあります。

この毛/90%、ナイロン/10%というのは、通称「メルトン」という呼び名があるような風合いの生地で、毛特有のもさもさした感じをナイロンの10%が滑らかに強固にしてくれています。

よって長持ちしたり、いつまでも良い表面でいられたり、高級感があったりなどのすぐれた質のものだと思います。

そういったメルトンに近いような、このナイロンを組み込んだ混率は、むしろ、毛/100%だけでできているよりも、ツヤがあり表面の感じが毛羽立たないでいられるようです。

その先にある未来は「長持ち」ということが見込めます。

いつまでもツヤ有る良い様相を保ってくれるので、過去にメルトンの紺のピーコートを学生時代に何年も着用し続けました。

毛/97%、ナイロン/3%の表面の風合い:毛羽立っていなくてツヤもあるのは、ナイロン/3%の混入の成果。

ということで、もし、コートとかジャケットを選ばれる際に、一度品質表示を見てみて、ナイロンがわずかでも入っていると長い目で見て良質さが保てるものだと思っていただくとよいかと思います。

毛/100%よりも使用後の傷みが断然起こりにくいと言えますので、毛/100%だけにこだわるよりも視野を広げることをお勧めします。

裏地の品質表示:レーヨン/65%、アセテート/35%ということが表記されています。

ここにも、ビスコースが出てきましたね。

イタリア製ではビスコースは表地、裏地問わず取り入れられる活躍の素材であるようです。

日本製では、なかなか裏地にレーヨンは使われていないですので、この辺りも国や文化の違いでしょうか。

アセテートも裏地には時々使われる素材です。

アセテート/100%という素材がさらさらしていてしっとり感もある特徴がある記憶があります。

ハンドメイドバッグに使用したことがあるアセテート。

洋服の場合裏地にしっとり感やさらっと感を加えてくれるアセテートの存在も確かなものです。

裏地に使われる素材はそれほど多くはないかと思います。

なぜなら、条件があり、着脱がしやすいためには、袖を通したりする部分や背の部分を滑らせて着用しますので、つるりとしていてなめらかな表層でないと具合が悪いわけです。

そうすると、主に数種類だけが裏地に使われている素材としてよく見かけるものになります。

まずは、ポリエステル、これが一般的ですね。

そして高級なコートやジャケットの場合キュプラもあります。

キュプラは、ツヤもひときわ、そして、サラサラ感も伴っているもので、見た目の高級感も感じられます。

その他は、レーヨンやアセテートです。

レーヨンはややしんなりしているので、裏地には向きな混率なのですね。

今回のようにアセテートと組み合わせた混合のものになっているのも納得です。

裏地の素材感には、滑りやすい「機能」が入っているわけです。

今回もYouTube動画がございます。

ところで、動画をご覧いただく前に1つお伝えしたいことがあります。

YouTube動画内で、前述の「フェンディ」ブランドのⅠ、Ⅱについての表記が、前面がの柄なので混合の方の表記のⅡにあたるのではないかというお話をさせていただいておりますが、動画をアップした後から考えてみると、いやいや、Ⅰが前面、Ⅱが背面のことでいいのではと思えて来ました。

そのあたりが、ブログ記事とYouTube動画内と内容が違っていますので、申し訳ございません<m(__)m>。

私が、前面の柄が入っていることが混率も混合だという判断をうっかりしてしまいましたが、そうではなくて、ナイロン/100%というのは、基布の部分も柄の部分もナイロンだからそういう1本の表記で良かったのかとも思えます。

そして、背面のナイロン/75%、ポリウレタン/25%は、無地なんだけどびよーんと伸びるように作ってある無地ということで、黒無地だけれど混合された混率であるという考え方で良いかと思い直しました。

そうすると、やはり一般的な考え方のⅠが前、Ⅱが背という示し方で合っていると思えてきたのです。

あとがき

今回は、イタリア製のアイテムの品質表示を見てみました。

こうして品質表示をじっくり見てみると面白いですね。

イタリア語は未知ですが、数多くイタリア製の洋服を見たことから何かその表記の部分に関しては親しみを感じています。

イタリア語の謎というか、なぜ4種も似た語尾の違いの表記を並べるのかはまだ分かっていないのでその辺りに関しては、興味があるところです。

おそらく、語学の決まりのようなものがあって表記を多数せねばならない事情があるのかと思いますが。。

洋服も見た感じ、着心地などはまず重視する部分ですが、こうして品質表示をじっくり見る中で何か見えてくるものもあるようです。

なぜこの素材を使ったのか、製造業者様、デザイナー様は何を伝えたかったのか。。

そんなことが分かった時は、洋服の作り手とユーザーの波動が合った時なのかもしれません。

そして、ユーザーにまでその意味が伝わる洋服というものには、「哲学」が込められた商品ということになるのではないかと。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

大のパンプス好きがしぼりにしぼった合計14足の中古パンプスを高級感たっぷりに1足ずつ大切にしていく収納方法【165】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

古着のみのワードローブでここ15年くらいの私なのですが、実は靴も古物でしか購入していません。

靴は洋服よりも求める「綺麗さ」の部分は大きいです。

気持ちよくはける昔ながらのパンプスというところがテーマで、ほとんどが一度もはかれていない型落ち新古品のようなものを中心に選んでいます。

靴は結構長期在庫も多く、未使用品やデッドストックに近い物を見つけられることもあります。

ただ、捨てられずに長いこと保管の新品でも、靴に関しては、ヒールのかかとが劣化して割れてしまうことを何度も経験済。

ほんの僅か数十歩歩いただけでヒールのかかとが見事に崩れバラバラになる体験を何度もしています。

よって、購入後ははく前にリフォーム屋さんへ持ち込むことも多いです。

その余分な1ステップがあることを承知のうえで、表面や中敷きの質感や素材の良さ、綺麗さを重視しながら集めてきた現在の14足のラインナップです。

服持ち様からはミニマムな数だと思われるかもしれませんが、お洋服のラインナップが年間合計でたった上下ペアーの25セット(ワンピースは1セットとカウント)。

その割合からは、約1足で2セットのお洋服を兼ねて組み合わせるようなイメージです。

靴は消耗品度が高く、傷みやすいもの。

それは地面との摩擦などで仕方がないことです。

バッグやベルトよりもその寿命は短いこともありますが、ある程度の数を時々まばらにはくことで、1足だけを重点的にはくよりもはるかに長持ちになるという工夫もできます。

このたびお伝えしたいのは、すべて年代者の靴なのに信じられないくらい高級感が感じられるというその「収納箱」と「収納風景」です。

1足ずつがまたとない1点物である古物らしい扱い方を、その収納からも見て取れるような「徹底的なこだわり収納」をお見せしたいと思います。

全14足の靴のラインナップ、ヒールは低めで安定、いつの時代でも飽きないフォルムの数々

以上現在の14足のラインナップです。

時々靴のメーカー様が重複しますのは、そのメーカー様特有の履き心地やデザインが気に入っているからですね。

靴は主に差し色に使います。

黒コーデの多い私なので、黒ベースから集めていきましたが、時々重みのあるトーンの赤とかブラウン系も取り入れ、マルチカラー、グレー、切替タイプ、凹凸感ある素材などを散りばめます。

どれもこの色が必要だと追加してきての14足なのでそれぞれ出番があります。

靴集めもやみくもに靴だけを見ているときりが無く、過去に60足程が最高の数でしたが、はくアイテムに偏りが出ていて、結局黒無地ばかりを5足程はいていただけだったというもったいない経験をしています。

多くが靴だけがひっそりと購入時のまま保管されていたという何ともコスパの悪い集め方だったのです。

それよりも、数をもっと最小限にしぼり、必ず出番が1つのお洋服に対して出てくるという存在であることが望ましいと思っています。

洋服25セットに対して14足というのは少し多いかもしれないですが、コーデがバラエティーに富んだ表現をコスパ良くしていくためには、現在は納得の数になっています。

とっておきの収納方法、靴箱は高級感あるブラウンカラーの「パンダンボックス」、そのボックスの積まれた姿こそがインテリアの一部となる意識

靴の収納方法:14足というややひかえめな数で十分なのかは、洋服のテイストを特化しているから。

洋服のテイストを特化すると靴、バッグなどの小物の数も少なくて大丈夫。

多くても被るだけであまり意味がないからです。

箱に関しての拘りに関しては、60足程靴を持っていた頃は100均の紙製の箱に入れていましたが、数を14足という最小限に抑えたことで、靴箱に少し費用をかけられるようになりました。

1箱¥1,000強です(物価高騰で以前よりもアップしてしまいましたが)。

折りたたみ式の組み立てボックスでインドネシアが産地のパンダンボックス。

レザーの代替品にもなる高級感があり、ショートブーツは深いサイズの箱の方でゆったりと収納できます。

パンダンボックスの中も常に美しくしておきます。

新聞紙を丁寧に敷き、1つ乾燥剤を入れておきます。

ボックス購入時にボックス1箱ずつついてきますので、それをそのまま入れておきます。

乾燥剤が無い場合や消臭効果として、新聞紙を丸めて靴に入れておくこともOK。

そして、その箱1つ1つには、写真シールを正面に貼り付けます。

これでピンポイントで目的の1足が無駄なく取り出せます。

この箱が積みあがったその姿は、美しい編み込み柄が魅力のパンダンボックスのインテリアになりました。

あとがき

動画内の靴と現在の14足ではラインナップが多少変わっています。

お洋服がチェンジするとともに靴も出番あるなしで変わってきたからです。

2023年7月現在は洋服も靴も集めておらず、既存のままで安定しています。

特に流行を意識しない自分表現として、古着を着続けてきたこと30年程。

どんなデザインを選ぼうとも自由な古着市場の中からの選択は、人によっては難し難しいと感じるのかもしれません。

「何を着たらよいのか分からない」そんなことを思われるかもしれません。

そういった場合は、まずは、カラーの意味から考えて、最強カラーであり合わせやすい「黒」から始めてみるのも良いかもしれません。

お洋服が黒ならその他の小物は黒が映えるようなマルチカラーとか鮮やかな差し色を加えることで何かその先が見えてくるかもしれません。

また、この色が好きなんだという1色があれば、黒でなくてもその好きな色の洋服からスタートしていくのも悪くないですね。

ある程度洋服のラインナップが決まると靴も決めやすくなります。

ポイントは、その靴そのものの素敵さだけを考えるのではなく、全体コーデになった時の洋服との相性などを俯瞰して見る目ですね。

靴だけをはくことが装いではないのですから、せっかくの素敵な靴もうまく合わせられなければ活きません。

今後もそういった相性とか組み合わせの秘訣なども研究してアウトプットしてお伝えしていきたいです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

「ファッションには興味ない」も立派な「スタイル」、その考え方こそが「スタイル」の正体なのである【227】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、「スタイル」という言葉がテーマです。

スタイルと聞くとちょっとあいまいな言葉に感じます。

あの人は、スタイルがよい、形式、音楽の系統、独自のスタイルなど。

すべてのスタイルを一言で言いかえれば、「型」とか「タイプ」とも言えましょうか。

今回は、この「スタイル」というものが、誰にも実は自明にあるものであり、正直に自然と表れてしまうものだというお話になります。

考えてみれば、やや恐ろしいことであり、「ファッションに全く無頓着で興味が無い」という方もそのような考え方が自然と装いに現れてしまうという点に逃避すらできないものだということなのです。

派手とか目立つことは表面的、「スタイル」の正体は「考え方」とも言える

AさんBさんの洋服の嗜好を例に挙げて、「スタイル」の意味をお伝えしてます。

まずは、モノトーン嗜好のAさん、無彩色のワードローブです。

無彩色嗜好のワードローブを持つAさん(仮定)・・・無彩色なスタイル。

カラーレスなのでおしゃれじゃないと言い切れないところがポイントです。

ここまではっきりとモノトーンで行くのだという意志は、「スタイル」の表れです。

ある意味、意思表示をうまくしているのだと見ることができます。

華やかな色使いの洋服を好むBさんのワードローブ(仮定)・・・華やかな色遣いのスタイル。

さて、こちらは、先ほどとは真逆の色を好むマルチカラー好きな人のバージョン。

こちらもその明るい色の好みがはっきりと主張されている点で、「スタイル」がうまく示されているのです。

そう考えると、ただ派手なパーツやアイテムの見せびらかしの中に、実は拘りが感じられないことも多いのです。

趣味嗜好が整った形で分かりやすく表れるようなラインナップであれば、ぱっと見の派手さや地味さや色の種類など無関係なのではないでしょうか。

大切なのは、その奥にある「考え方や主張」なのだと思います。

あとがき

「スタイル」は、個性も含み他の人とも同じ当たり前な平凡な部分も含んだ総合のものだと考えます。

だから、目立つものだけをアップするとか、突出したものだけを披露するだけでは、逆に「スタイル」が伝わっていないのかもしれません。

どんなに平凡であろうと、それこそが「スタイル」であり、ありのままとかそのままをちゃんと表現できていることが一番重要な点だと思います。

「衣服」というのは、決して表面的に着飾るものではなく、「自己主張」の1つだと考えると、元来の「衣・食・住」の「衣」の存在感を今一度見直したいものです。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

年代物の「化学材料」の落とし穴、ユニフォーム素材のつやのあるメッシュTシャツのプリントの剥がれは30年後に「洗濯」で起きた【406】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ15年間、古着の洋服しか購入しなくなりました。

店舗で実際に手に取って購入することはほぼ「ゼロ」。

2010年代における「ファストファッション」の大盛況の中で、その流れに乗れず全く反対のお洋服を見つけることに価値を見出し、より一層古着への愛着が深まりました。

そんな中で、1980年代辺りの品数が少ない年代物に素敵なマルチカラーが見つかったことがありました。

現在でも世界的に多くの人が日常着として来ている「アディダス」製です。

現在では随分世界的な「ファスト」的な製造形態が確立されているという印象ですが、1980年代の品物は良質だったと感じており、ジャージなども現在とはかけ離れた厚手の良質さがあったのです。

このたびは、素敵なマルチカラーの部屋着として考えていた「アディダス」製ビッグTシャツがお洗濯後ロゴが全部はがれてしまった事件から古着Tシャツの選択の仕方の極意のようなものを考えたいと思います。

事件は洗濯後に起こった!この事件から導く2つの大切な事、①古着業者の責任感②消費者の品物の性質を見極める目

ある時期に、素敵なマルチカラーの古着Tシャツをネットの古着屋様で見つけます。

ボトムに黒を合わせたいので、黒を含むマルチカラーを探していました。

そんな時に素敵なこちらを発見↓。

洗濯前の状態:何も問題が無いように見えます。ボーダーは生地の切り替え、胸と背のプリントは塗装タイプ。

なぜこちらを選んだかの理由は、丈が70cm以上あったからです。

ボトムにはレギンスのようなフィットしたパンツを用意しており、それも同じ「アディダス」でした。

ヒップがすっぽりと覆われるようなロング丈をしぼって探すと、ほとんど無いことに気づきました。

Tシャツは、メンズであっても65cm辺りの着丈が平均であり、70cm以上ものロング丈はなかなか見つからなかったのです。

そうした時にこちらはサイズがメンズのL以上のもので、丈も75cmくらいあったのでした。

古着購入の到着後必ずやることがあります。

それは「洗濯」。時にはクリーニングも。。

そうして、新たなスタートを切る節目としています。

古着は洗濯がされていないものもありますし、洗濯の仕方1つにもその仕上がりの香りが思う香りと違ったります。

「柔軟剤」が広がったような香りは違和感を感じます、無臭が一番だと思っております。

そして、洗濯をした後、事件は起こりました↓。

洗濯後の状態:わずかにロゴの塗装が前側も背中側も残っていますが、ほぼ全滅です。しかもベタベタします。

これでは、古びた感じの印象にもなってしまいますので、着用する気持ちにはどうしてもなりません。

まず、この原因を考えてみます。

おそらく「PVC」のような劣化する印刷塗料が、長年の時を経て劣化したのだと思います。

おそらく、30年前の1980年代後半あたりのお品だということです。

30年ともなれば劣化する部分は劣化してくるということなのです。

30年も前のTシャツというアイテムが残っていることがせっかく素敵なことなのに、こんな状態では、がっかりです。

販売業者様へは苦情を申し出まして(直電)、「無責任さ」を追求しました。

刺繍のロゴの場合は、素材が糸なので永久的ですので劣化の心配はないです。

また、アップリケも布であれば永久的です。

アップリケが合皮の場合は将来劣化が予想されます。

今回の科学的な塗料も詳しい素材までは分からないですが、おそらく、空気にふれた瞬間から劣化が始まるPVC、合皮などと同じ性質を持っているのだと思います。

ここで勘違いしてはならないのは、大切に引き出しにしまっておけばよいではないかというと、保管の引き出しの中で空気に触れているので、同じことが起こります。

ということで、古物で気を付けたいことは、「塗装」タイプのプリントの劣化です。

決して「塗装」タイプを選ばないというのが正解だと。

同じ「ロゴ」なら、刺繍や布製のアップリケに注目していくことがお勧めとなります。

この「塗装」と「プリント」の違いを次の類似のメッシュ素材のTシャツでお話致します↓。

質の良い、マルチカラーのメッシュTシャツは永久的な作り

「カステルバジャック」のキャラクターメッシュTシャツ、ポリエステル/100%:イタリア製。

このたび塗装部分が劣化したTシャツと似たメッシュ素材です。

おそらく、ゴルフなどのスポーツシーンに向けられたTシャツかと。

マルチカラーが楽しく、当ブランド様らしい遊び心があります。

明らかにこちらの方が、何も問題なく今後も安心してそのままの状態で着用して行けるのです。

幅広い視点は大切で、「このブランドで」と決め過ぎて、間違った選び方をしてしまった購入者にも責任はあるのです。

ただ、こうした将来の状態を想定した気配りは、「古着屋」様がやるべきことだと思います。

「商品を仕入れ、横に流すだけが仕事なのですか」という追求に対して、古着屋様は「今後気を付けていく」とのことでした。

あとがき

いくつかの購入の失敗をしながら、その学びを新しい知識として他の人に伝えていく役割は実際に購入してこうした事件が起こった自分にあると思っています。

実は、1つその後のアイデアが生まれています。

「リメイク」に当たると思いますので、その後の「転売」は一切不可になる行為ですが、自分使いだけなら正当な処置となります。

それは、更にお洗濯でブラシなどを使ってロゴを完全に消滅させてしまうのです。

そして、ロゴが付いていた正面だけに左胸かVネックの先端の下あたりに、「アディダス」の別のどうしようもない捨てるような古着の「ワッペン」を移植するのです。

移植方法は、ボンドで軽く貼って、ミシンで色がなじむ糸でステッチで固定するというやり方です。

これなら、がっかりした後の立ち上がりとして、せっかく金銭をはたいて購入した古着が活きるのではないでしょうか。

1つの箇所がだめになったとしても、別の切り口で活かす方法はないかと考える「アイデアの考案」もこうして起こってしまったどうしようもない事件の対処方法としてあるのではないでしょうか。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

1色なのにカラーバリエーションが豊富なトレンチコートのベージュ、木製チェストのブラウンにネーミングした間違いが起きないその色独自の言葉の表現【162】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、ファッション分野やインテリア分野のお買い物などで誤解が生じやすかったりすることが実際に頻発の苦々しい経験から、色/カラーの呼び名の大切さについて書きたいと思います。

この「呼び名」が意外と重要でして、適当過ぎる場合にとんだ誤解を生じることになりかねないのです。

【256】ではグレーにも色の展開があるというご紹介をさせていただいております。

後ほどそちらの記事にも是非お立ち寄りどうぞ(^-^)。

今回は、トレンチコートのベージュと木製ミニチェストのブラウンに多い色の微妙な色の展開をお伝えしながら、その違いがはっきりと耳で聞いた言葉でもイメージしやすい独自の呼び名を付けてみました。

この呼び名が色のイメージが相手に伝わりにくく間違った売買や誤解、そして混乱を招くことが無いよなスムーズで正確な色の伝え方ということに役立てば良いなあと思っております。

紺とパープルの呼び名の違いが引き起こした誤購入の苦いエピソード

まずは、私の色に関する苦い経験のお話から始めたいと思います。

かなり昔の話になります。

ヤフオクでプラダのナイロンのハンドバッグ(パーティーバッグのような小さめハンドバッグ)のUSED品を購入したことがありました。

出品者は古物業者様でした。

商品説明欄には、色は「パープル」であるということが記載されていて、写真も私がイメージするパープルに映っていました。

画像をよくご参照の事というようなニュアンスのご説明でした。

ところが、届いた時の色目が、この色だったのです。

購入したプラダのナイロンバッグの色が紺だったというエピソード。

見た瞬間、「紺だ!パープルじゃない!」そう思いました。

画像ではもっと赤みに映っていましたので、実物とは随分隔たりがあったのです。

出品者様に、紺と記載する必要があったことを伝達しましたが、確かに紫だとのこと。

ということで、私の思う色の感覚でいうところの紫として購入してしまったのです。

なぜこのようなことが起こったのでしょうか。。

私の解釈での画像でのパープルのイメージ、そして実際に目で見た紺だと感じたバッグの色と、一般的な紺と呼ばれる色を比べて並べてみます。

左:一般的な紺色 
真ん中:今回パープルとして購入したバッグの色
右:ブドウのような紫色

どうでしょう。

このようにして比べると、私が購入したバッグは、左隣に紺が配置されることで、パープルとも言えそうだとやっと納得できます。

が、単独でこの真ん中の色を見た場合には、紺だと答える人の方が多いと思うのです。

これは、色の呼び名と実物の色の不一致とか、紛らわしさが存在しているということです。

パープルであると謳うだけでは少々不足があるのかもしれません。

パープル寄りな紺、もしくは、紺寄りな紫などの補足的な言葉が必要だと思われます。

よく、幼少の頃にお絵かきのクレヨンとか水彩画の絵の具で、「あおむらさき」「あかむらさき」が存在していましたよね。

まさに、今回の購入のバッグは、紫で言うなら青紫でしょう。そして、一番右の色は、赤紫。

私が求めていた紫は「赤紫」でした。

紫の前に1文字付けるだけでも随分具体的になりましたね。

紫というのは、元の3原色:赤、青、黄の中で赤+青によって2次的に生み出される色です。

青紫という色は、その比率が、青の方が赤よりも多いと出来上がります。

反対に赤紫は、赤の量が多い場合に出来上がります。

誰もがご存知かと思われるこんな色の仕組みがありますし、一言パープルといえどもいろいろなパープルが存在すると思っておくというのも良き構えだと思います。

ということで、こういう行き違いやミスが起こらないためには、言葉の親切な補足が重要であるという教訓を得たのです。

トレンチコート好きな経験からベージュという色の5種類をまとめました(5種のベージュのそれぞれの独自の呼び名)

ところで、お洋服に使われる色の中で多種の展開をしている色は?。

ベージュがまず挙げられるかと思います。ベージュは本当に多様だと思います。

ベージュといえば。。というお洋服の中では代表格のアイテム、「トレンチコート」でイメージしてみます。

【決めた呼び名】
1:オフベージュ 2:ピンクベージュ 3:イエローベージュ 4:グリーンベージュ 5:モカベージュ

あくまでも私がチョイスしたしぼった色なのでそこはよろしくお願いします<m(__)m>。

「グレージュ」というここ数年急上昇の色は、あまりにも紛らわしいと感じていまして、呼び名には付けていませんが該当する色目はあります。

では、1色ずつクリップの一番左から右に向かって順にご説明を致します。

1:オフベージュ

よく言われているグレージュという呼び名に重なる部分があると見ます。

コーデの相手をそれほど選ばず、どんな色ともマッチできます。

無地でも柄でもうまく相手を立てるといった感じの融通の利く色。

控えめな色だからこそ使いやすい色です。

2:ピンクベージュ 

この色はかわいらしさがありますね。冬のあったかいアンゴラやカシミヤのコートとか、ファンデーションの色の展開にこのピンクベージュも入っています。

お洋服の中では難しめの茶系などは、このベージュと相性が優しくマッチすると思います。

3:イエローベージュ

「バーバリー」様のトレンチコートのこの色目はトレディショナル♪。

色合わせコーデの相手に黄色みがかった色やグリーンなど暖色系に大変マッチするような色だと思います。

無地より柄との組み合わせの方がお洋服が互いに活きるように思えます。

4:グリーンベージュ

遡ること90年代後半に、女性のパンツとかスラックスでこのような色が流行した記憶があります。

トレンチコートなどでは、この色はハイレベル。

しかし、おしゃれの達人は、大変クールでお洒落にこの色を着こなされることもあるよう。

5:モカベージュ

以前、この色の「バーバリー」様のシングル仕立てのコートを持っていました。

この色もコーデは簡単ではないと思いますが、うまくいけばクールに決まると思います。

古着での購入であったため、色も選べずこの色を受け入れるしか選択肢が無かったのですが、新しい体験となりました。

コーデ例としまして、この色のコートの中に黒x白の柄のものを着たのがちらりとコートの隙間から見えるシーンはドラマチックなものです。

強い色とのコンビでコントラストを付けた着方の例ですね。

ということで、ベージュの色の展開ごとにネーミングを考えまして、それぞれのイメージやテイストをお話してみました<m(__)m>。

古き木製家具を集めてきた経験から4種の茶色をまとめました(4種のブラウンのそれぞれの独自の呼び名)

茶色と言えば木が浮かびます。

この木も実はいろんな茶色の展開であることがインテリア小物や家具からうかがえます。

同じ木製で統一のミニチェストという同一条件で、その色の違いを分かりやすく比較してみました。

<色の呼び名の考案>1:カーキ茶 2:オレンジ茶 3:キャラメル茶 4:チョコ茶

茶色といってもいろいろな茶色があることを改めて知ります。

よく耳にする、レンガ茶、ダークブラウン、などという言い回しがありますね。

頻繁に使われている呼び名であるのですが、範囲が広すぎて、結局は区別が曖昧であることも多いです。

その呼び名に頼ると、かえって紛らわしいこともあり、もっとはっきりとした違いが区別できる呼び名が必要だと危機感を感じた上でのこのたびの考案。

その色を聞いて、正確に実際の色がイメージできるものであるべきです。

また、販売と購入のシーンにおいては、商品記載に紛らわしい色の言い回しであると、誤購入などの不幸な事件が起きそうですので、その解消に一役買えればこの区別の呼び名が大変意味のあるものになります。

1:カーキ茶

とてもクールでお洒落な色だと思います。

グリーンが少し入ったような茶色というところが特徴で、頭にカーキという言葉をのっけたカーキ茶としました。

2:オレンジ茶

このオレンジ茶も茶としては明るいのでライトブラウンなどとも呼ばれる色です。

ただ、その「ライト」も実は幅が広すぎて、この色をピンポイントで差す言葉ではなくなってしまっている現状であると思っています。

よって、どんな色が強く出ているのかを考えたときにオレンジを頭に付けるということにしました。

実際にも、靴などでは「オレンジ」と呼ばれることもあるこの色です。

3:キャラメル茶

2:オレンジ茶に類似ですが、やはり微妙に枝分かれしていると思います。

キャラメルはチョコレートの方向性が少し強いのでみかん(オレンジ)よりも暗めです。

おおざっぱにライトブラウンと呼ばれる時にこの色もその中に混ざって呼ばれることも多いですね。

しかし、それがピンポイントでこの色が浮かばない以上、完全な区別にはなっていないのです。

キャラメルとまで言い切れば、この色しかないでしょう。

4:チョコ茶

ダークブラウンと呼ばれることもありますが、ダークブラウンも、このチョコ茶なのか、1のカーキ茶の濃い色なのかで全くトーンが違うのです。

そうしますと、濃淡はさておき、このチョコ茶という分野があると分かりやすいと考えました。

チョコレートの中では、マイルドとかミルクチョコレートに当たるような少し明るいトーンのチョコレートのイメージです。

せっかく名付けた独自のネーミングの活かし方

お手持ちのワードローブのお洋服の色が、〇〇なベージュといった感じで、その〇〇の部分をちゃんと言葉として記録し把握しておくなどをお勧めします。

そうしますと、後のお洋服のアイテムの組み合わせの時にベストマッチな組み合わせができると思います。

結果おしゃれな着こなしというところに向かうのではと。

想像だけでは、グレーと黒が合いそうだと思っても、実際には、色の微妙なミスマッチがあり、あまり良い組み合わせでなかったりするかもしれません。

今後は、お洋服もたくさんの量が製造されていくよりも、多種にわたって少しだけ見つかるということになるかもしれません。

そうしますと、多種の広い中から渾身の1点だけを選ぶという、「の技術や見極め」を持っていた方が短い時間でストレスのない確実なお買い物ができると思うのです。

そうして選んだお洋服はコスパ良く末永く着用していけるものへとつながるのではないでしょうか。

あとがき

1つ最後に茶色について、たくさんの古着を見た私が是非お伝えしたいことを書いて終わりたいと思います。

古着や中古物の中には、まっさらな状態のあまり使用された形跡がないお品が見つかることも時々あります。

「未使用品」というようなものに該当するケース。

やはり消耗はしていない方がありがたいものです。

そのようなお品を見つけることができるととてもラッキー♪。

そのお品の色というのが茶色であることがとても多いということを実体験で見てきています。

靴やベルトやバッグの革ものなどによく茶色が良い状態で残っていることがあります。

このことは、茶色がいかに王道である「黒」から外れた難しいコーデであるということを物語っています。

そのアイテム自体は素敵でも、他のアイテムと合わせるとなるとなかなか出番がなかった結果を伝えてくれています。

ということは、そんな傾向を逆手に、茶色い差し色を探している時には古着市場の中で新しめの綺麗なお品が見つかりやすいということが導けます。

中古市場の中で黒を見つけることはその真逆でとても困難です。

やはり使いやすい色として黒は何度も着用され、使いこまれてしまうので、状態も古着らしい使用感の入ったお品になっていることが多いです。

お得なコスパの良いもの、古き良きお品を探す時に是非お役立て下さいませ(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

「収納のファッション化」、これまでの固定概念をくつがえすような個性的かつ現実的な生活スタイルに合った冷蔵庫の使い方【168】

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

外食が多い人の冷蔵庫の中身は?

よく自分で料理する人の冷蔵庫の中身は?

など、ライフスタイルの違いによって、冷蔵庫の中の収納の様子が多様です。

今回は、冷凍食品を好まないライフスタイルの表れがよく出ている、冷蔵庫の中の特に「冷凍」のお部屋のユニークな使い方をご紹介致します。

そして、そこからさらに、「冷蔵庫に収納するもの」、「常温(冷蔵庫には入れない)で保管するもの」をどう分別しているかなどもお話していきたいと思います。

冷蔵庫は簡単には壊れない、2002年から20年以上使い続けてきた大満足の中型サイズのすすめ

「SHARP:シャープ」社製の「SJ-23TE」というモデル。2002年製の日本製。

当時、韓国製の冷蔵庫が登場。

もっとお値段がお手頃の立派なものを店員様に勧められながら、日本製にこだわって、長い待ち期間を経て入手したのがこちら。

これで正解だったと思っています。

現在も全く飽きることも無く、スペースが不足してもっと大きいサイズを求めることもありません。

一人暮らしの方でも冷蔵庫はあえて中型が良いです。

小型は使い勝手が良くありません。

かといって大型は野暮ったいです。

そう考えると、程よきゆったりさの中型は多くのスタイルにマッチするような気がします。

冷蔵庫の収納に表れた特徴

冷蔵庫:薔薇のシートをトレイに敷くところからのスタートで、多くが「Seria」様で購入の容器にin。

最初に附随していた卵ケースは使いません。

捨てずに保管はしていますが、卵はパックに入れたまま使うのが良いです。

わざわざパックから出す手間や、購入後早速プラゴミができてしまう煩わしさを考えました。

もはや冷蔵庫もインテリア。

好きな薔薇柄のシートを敷くことで、直接のプラスチックトレイへの汚れや傷みを守ると同時にインテリアを兼ねます。

「Seria」様で購入の容器は、すべてブラウンカラーベース。

これはお部屋のインテリアのベースカラーと同じなので、もはや冷蔵庫も「見せる冷蔵庫」なのです。

ちょっと意外な物も冷蔵庫で良いと調べで分かっていますが、しょうゆ、麺類、お菓子、パンなど常温なイメージのアイテムも冷蔵庫に入れています。

そうするとストック用の棚が別で必要はなく、冷蔵庫が収納場所としても機能しています。

「冷やす」という目的だけではないのが実は冷蔵庫なのです。

冷蔵庫のてっぺんに関しての大切な事、物を直接置くべきではない

ご存知かもしれませんが、冷蔵庫のてっぺんへ物を置く時は、直接置いてはいけないというふうに言われています。

電子レンジやトースターを置くのは特に良くないです。

冷蔵庫は冷気の場所、そこへ真逆の熱をおびるトースターやレンジは、気持ち的にも相性が悪いと、私は置かないようにしています。

しかし、実際には最も物を置ける場所であるとも言えます。

よって、直接べたっと置かなければ良いとのことなので、細い脚のついた金属の鍋敷きを置いてその上に、フライパンや鍋を置いています。

冷蔵庫のてっぺん:目につくところではないからこそ常に拭いています。
こうして足細いステンレス製の鍋敷きにづらいパンや鍋を置いています。

フライパンなどは、火で乾かしてからまだ熱を持っていますので熱のスムーズな放出には、シンク下の扉の中に入れて密閉してしまうより、開放的な冷蔵庫の上で熱を放出した方が自然です。

コーヒーから調味料まで、あっと驚く「冷凍庫」の収納の仕方

では、冷凍庫の中をご紹介。

冷凍庫:コーヒー、小麦粉、パン粉、スパイス、だし類などすべての粉物はここです。

あれあれ?食品が入ってない、と思われますね。

私は、冷凍庫に食品を冷凍しない嗜好です。

そうなると、冷凍庫がガラ空きになってきます。

その時に考えたのが、冷凍庫を収納場所としてとらえることでした。

食器棚も持ち合わせていないので、冷蔵庫の中に収納する場所を確保することとなったのです。

左上の氷の部分は、もとは、氷を作る場所でしたが、氷も作らないので撤去。

氷用トレイは別で保管しています。代わりに、だしを冷やす時に使う保冷剤入れとしています。

保冷材は、スーパーやデパ地下でもらった無料ものばかり、どんどんたまるので、パンクしたりしたら時々捨てていきます。

右上は、ガラスープや、粉だし、そして、隠し味に使うコンソメなどを入れています。

いわゆる味付けのベース的なものです。

そして、メインスペース上下は、コーヒー、紅茶、片栗粉、パン粉、小麦粉、桜エビ、鰹節、きな粉などです。

冷凍庫に粉もの?という驚きがありそうですが、このように使ってみて、賞味期限をあまり気にしなくなりました。

鰹節も、冷凍庫に入れると、サックサクだし、パン粉も同様、小麦粉や、片栗粉もさらりとなめらかです。

イメージだと粉は固まってしまうようなことを想像しがちですが、そんなことはありません。

そして、サイドの上下です。

上は、白ごま、黒ごま、刻みのり、青のりなど、料理の出来上がりの最後の方に飾るようなものを中心に入れています。

下段は、すべて、インドカレー用のスパイスアイテムとなっています。ターメリック(ウコン)、シナモンパウダー、クミン、ガラムマサラ、チリパウダー、グリーンカルダモン、クローブなどです。

カレーライスもトマトベースのインドカレーというこだわり。

野菜をふんだんに入れられますのでカレーだけでもランチとしてはOK。

冷蔵庫、冷凍庫以外のわずかだけが常温収納しているものである

「常温」:冷蔵庫や冷凍庫には入れてはいけないものを調べ小さめのトレイに常温置きしています。

結果、常温収納がてこの集まりです。

オリーブオイル、米油(通常の油)、ゴマ油、酢、みりん、酒、塩、コショウ、砂糖です。

ここにしょうゆとソースを置いていないことにご注目を。

それが良いとの調べによりそうしています。

常温だと醤油などは菌に関係に対して弱いそうです。

しょうゆ、ソース、めんつゆ、ポン酢なども冷蔵庫です。

この冷蔵庫の収納の仕方は、先ほどもお話させていただいた通り、食品ストッカーなるものが必要ないです。

お菓子なども冷蔵庫に入れているので、「冷蔵庫以外」がミニマムなのです。

この「ミニマム」という言葉ですが、必ずしも全体の分量をへらすことだけではありません。

それぞれの場所に最も有効的に相応しく入っていれば結果ミニマムな収納術になり得るということなのです。

あとがき

冷蔵庫は、ぱっと見て、自炊をする人かどうかが見分けられると言われていますが、自炊をすると言ってももっと深堀りするとその中での違いがあります。

それが各人のライフスタイルの違いです。

お洋服で自分を表現するように、冷蔵庫だって自分表現なのだと思います。

冷蔵庫の使い方にその趣味嗜好が現れ、もっと言えば「人生」までもが現れるのではないでしょうか。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

おそらく一生使っていくであろう存在感がある素敵な小物、1990年代後半に流行の「PRADA」キーホルダーの健在具合【249】

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「一世を風靡した〇〇」というブランド小物がかつての1990年代にはたくさんありました。

ある物や芸術などが広く大衆(マス)に受け入れられたものの1つ。

この記事を書いている昨今ですが、ある1つのものが一世を風靡する事態というのは、かなりの大事件であるぐらい、現在ではなかなかあり得ないことになのですね。

各々の個性が認められ、趣味嗜好が多種多様化している、そんな中で、同じ共通の品物を多くの人が買ったり受け入れたりということが稀であるのです。

今回は、そんな現在から、遡ること20年程前に一世を風靡したとはとても言いすぎな「プチ流行」があったと見るブランドキーホルダーの話題です。

もう1990年代でさえもここへ来て30年来の物になっているのです。

時の経過を感じます(^_^;)。

1990年代後半のブランドキーホルダーの魅力

1990年代後半は、この記事を書いています現在と比べると、円高傾向が顕著であったため、ブランドショップがたくさんあり、「並行輸入」の商業形態により、世界の有名ブランドの小物類がとてもお買い得に買える時代でした。

その頃に、今までは全く興味がなかったブランド品に目覚め、インターネットをする人の割合がまだ少なかった1990年代後半の頃ブランドショップに出向き、店舗でブランド小物をいろいろ購入して楽しんだものです。

そのような時に購入したキーホルダーが大変良いデザインと作りで、30年以上経過の今でもずっと持ち続けていることにここ最近の整理整頓で改めて気づきました。

1990年代後半の「プラダ」のプレートキーホルダー。

「PRADA」キーホルダーをここまで持ち続けてきた理由を考えてみた

オーソドックスといいますか、色を1色のみに抑え、バッグやポケットに入れやすいよう、2次元的なぺたんこの形をしています。

それでいて、重みもそこそこあるので落としても気づきやすいし、存在感はキープされています。

デザインと機能のバランスがしっかりとれていて、申し分のないお品だったから何も不満が無かったと言えます。

そして「キーホルダー」というアイテム自体に流行など無いこともあるかもしれません。

確かに、「ブランドプレートをキーホルダーにする」という製造側のハイブランド様の企画こそがもしかして、当時の小さな流行であったかもしれないです。

あまりにも「一世を風靡し過ぎた」品物であると少し古臭さが気になり今は持ちたくない気持ちになっていたかもしれないです。

そうは思わないこのアイテム、「程好いプチ流行」だったからこそなのかもしれません。

ブランドロゴそのままに従来のキーホルダーの機能を付けているシンプルな作りなので「普遍的」である点も「美しさ」なのだと言えます。

あとがき

身近にある自然に長年持っているものを一度改めて見てみると面白いものです。

途中で他のデザインとか新調をする必要が無かった「理由」を考えてみると、そこになにか重要なことが発見できるかもしれません。

1つ私がこの度発見したことは、「PRADA」キーホルダーには、「ミニマムなデザインと良質さ」があったことです。

長年持つという自然な事実が品物の良さを正直に物語るのではないでしょうか。

長く年月が経過しないと分からないことも「深み」ですね。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

黒と濃紺は似て非なる色、古着選びで誤購入しないための洋服の附属品の色への注目【147】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

こんな経験ってないでしょうか。

洋服の黒と濃紺を間違えて買ってしまったなどという経験。

ブルーとか、ネイビーと呼ぶ辺りまでの濃さであれば、紺色も黒ではないと分かりますが、限りなく黒に近いダークな紺色の場合は、一瞬黒と思ってしまう。。なんと人間の視覚というものがたよりない機能であることか。。

濃紺は黒以外のカラーの括りに入るという考え方

これは、私の考え方ではあるのですけど、黒と濃紺というのは、似て非なる色という言葉がぴったりな2色なのではないかと思っています。

黒の鋭さ、強さは、他のどの色にも劣らないとのこと。それが似ているような濃紺でも。

よって、濃紺は黒の代用というわけにもいかないのです。

例えば、黒の柄物が、同じ柄で濃紺色に変わった場合に黒よりやや強さが抜けます。

そういった意味で黒という色は唯一の色です。

ただ、黒に比べて、濃紺のマイルドな感じが程よいコーデを作ってくれることもあるので、濃紺の存在も確かな物なのです。

ということで、黒なのかそれ以外のカラーなのかでくくる場合に、濃紺はそれ以外のカラーの方になるかと。

やはり黒は唯一の色であり特別、最強の色であるとまで言われているようです。

限りなく黒に近い濃紺が黒と間違われたエピソード

この2色を比べてみてください。

私が、Windowsの中のユーザー設定というグラデーションのカラーの中からピックアップさせていただきましたカラーです。

黒と濃紺は似て非なる色、限りなく黒に近い濃紺を黒と間違えないコツ
左:黒 右:限りなく黒に近い濃紺

このように2色並べれば何とか、左が黒で、右が濃紺と分かりますが、もし、右側だけを単独で目にした場合、第一印象は黒だと錯覚してしまいがちです。

実のところ、もともと紺が苦手なので、紺だったら避けるから確かめたくなります。

この難しい色、黒に限りなく近い濃紺にまつわるエピソードがありました。

よくヤフオクやメルカリでビンテージのような30年以上は前だと思われる洋服を探して、購入してはワードローブに加えています。

出品者様が、黒x白の水玉です、と記載していた半袖ジャケットを落札して、届いたところ、なんと、紺色だった事件があったのです。

黒と濃紺は似て非なる色、限りなく黒に近い濃紺を黒と間違えないコツ
水玉のジャケット:限りなく黒に近い濃紺

私としては、黒x白の水玉こそが粋(いき)であると考えて購入しましたので、紺色となると、かなり話が違うわけです。

ただ、こういうビンテージ物は1点物。

同じ物が黒で見つかるなんて、ファンタジーの世界の話です。

よって、これは、着ていくことにしました。

その代わり、黒白水玉という雰囲気に近くなるように、ボタンを黒っぽいものにに替えました。色の変装です(^_^;)。

なぜ、黒として買った水玉ジャケットが紺だと気づいたのか

ところで、なぜ私は限りなく黒に近い濃紺なのに紺であることが分かったのでしょうか。

ここが、今回のポイントの部分になります。

実は、以前にも、ウールのコートで、黒だということで買ったものが、ダークネイビーだった経験がありました。

だから、この水玉ジャケットも黒だと聞いてはいても自分の目で確かめるまでは、紺かもしれないと疑う部分はどこかにあったと思います。

それで、なぜ、どこを見て濃紺だと分かったかなのですが、洋服に付いている附属品の色を数か所において確かめたのです。

①ボタンの色

②裏地の色

③糸の色

などです。

黒と濃紺は似て非なる色、限りなく黒に近い濃紺を黒と間違えないコツ
裏ボタンの色が紺が使ってあれば、生地が紺であると考えてよい。

表のボタンは、黒に取り換えてしまってしまっているので、裏ボタンを見てみます。

そうすると、どうですか、紺ですよね。

洋裁とか縫製というものの昔からのしきたりや常識として通っているのが、メイン生地の色に附属品の色もマッチさせて作り上げるものだということがあります。

だから、私が取り換えたボタンがもともと紺が付いていたとこともそうですし、この裏ボタンも紺を使っていることから生地が紺色であることを導けるわけです。

紺色の生地に、黒のボタンを付けたりすることは、もしかすると、現代や未来には型破りのような形であり得ないことではないです。

しかし、このようなビンテージ物は、型通りのしきたりに従って縫製されていることが多いと思うので、メイン生地の色に合わせた附属品の色を選ぶという型通りの作業がなされているわけです。

ですから、ボタンの色が紺であることが、メイン生地が紺であると確定できる手がかりとなったのでした。

②の裏地の色は、今回の商品は裏地が付いてないので判断できなかったです。

③の糸の色は、なかなか分かりやすく表れていました。

黒と濃紺は似て非なる色、限りなく黒に近い濃紺を黒と間違えないコツ
ロックミシンの糸は密集しているので単独ステッチ部分より色が分かりやすい。

1本線の縫い糸より、ロックミシンの糸がある場合はこちらを見た方が糸が密集していることによって色が明確に出ていますので分かりやすいと思います。

明らかに紺色の糸を使っていることが分かりますものね。

その他、芯地の色が紺色のようですし、生地の裏側が、表側よりも紺色が明るいので、生地の裏側を見てみるなんて手段もあるかもしれません。

黒と濃紺は似て非なる色、限りなく黒に近い濃紺を黒と間違えないコツ
芯地の色が紺色を使っているもよう、そして生地の裏側の色が明るい紺

このように、附属品の色から判断するということがとても確かな色判断の手がかりとなるわけです。

今回たまたま裏地が付いていませんでしたが、裏地が付いていれば、裏地でほぼ確定して良いと思います。

それぐらい、裏地は表生地の色に沿ってチョイスされるものです。

ということで、この水玉ジャケットは限りなく黒に近い濃紺x白の水玉だったのでした。

言葉のご説明を頼りにしてしまうだけの判断が招いたことだとも言えます。

黒と濃紺は似て非なる色、限りなく黒に近い濃紺を黒と間違えないコツ
水玉のジャケット:限りなく黒に近い濃紺

YOUTUBE動画もございますので、よろしければ、是非(^-^)。

あとがき

今回は、濃紺と黒の見分け方および間違えないコツだったのですが、特にリサイクル品や古着でこういう場面に遭遇することが多いと思います。

情報がどうしても少ない古着を手にしたときに、一度今回の記事やYOUTUBE動画のようなことを思い出してみてくださいね。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク