事業が伸びるには必ず言葉で説明できる理由があった、急成長は1つの山場の形や姿であろう、今後の継続に繋がっていればこそ【1067】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年に拝読しました本の数は、読書ライフの中では過去最高かもしれません(それだけこれまで読んでこなかったからという意味です(^_^;))。

一度に6冊同時に借りることができる「県営図書館」様でお世話になっていますが、特に事業主としてビジネス本にも目を向けます。

事業のことが書かれている主に経営・マーケティングの分野が興味があり注目しますが、過去の古い本であっても非常に学べる部分もありますので、新書が貸出中だらけの際には目を向けます。

このたびは、数社の例が挙げられた、急成長をした会社についてその急成長のポイントを研究した本を拝読。

「急成長のメカニズム:日本政策金融公庫総合研究所 編」です。

ちょっとした偶然も見つかり、最後に自らの言葉で「急成長」を含む「成長」についてまとめたいと思います。

これまでの事業を見直した事業内容のシフトの例、「舵を切る」という勇気と、これまでのお取引先とも縁が切れるかもしれない中での新しい「選択」

よく言われる、「変化をし続ける」という言葉がありますが、過去やってきたことを見直して、見切りをつけて同じ分野の業界ながらも別の内容へのシフトという例が一番身近に感じました。

アパレル会社様の例が含まれていましたこともあり、たまたまの偶然だったことが1つ、この会社様は、以前勤務していた会社の取引先だったことを思い出しました。

進化して名前が少し変わっていましたが、間違いないと思います。

アパレル業はなかなか過去を捨てきれず古い過去と同じことを繰り返し、短い季節に無理やり合わせて製造後不良在庫をかかえて、ぐらりと揺らいでいたわけですが、「コロナ」よりももっと数年前にもう別の事業へシフトされていたケースです。

そして、成長中の良い状態の時点でこの本が出版されるタイミングがあったわけですが、その後「コロナ」が襲ってきましたので、ここでまた大きな分岐点が、この本の中のどの事業にとっても少なからず起こったと思います。

「コロナ」で慌てて見直すにも時すでに遅しというところも多かったかと思いますと、早い段階でのシフトという判断がとても良いアンテナをお持ちであったと、このアパレ会社様に対しては思いました。

まだこの先に来ていない未来を見通す先見の明ということは、社長様が判断する最も重要なお仕事の1つです。

良くないのが、いま現状の満足と過去にとらわれることだと思います。

思い切って過去を一掃するほどのシフトも判断としては後に合っていたということになるのかもしれません。

1960年代以降の作れば売れたウハウハ時代の心地良さがいつまでも忘れられずにいて、古い体質がいつまでも残ってたから改革に対して出遅れたとも言われてるアパレル業界。

普通、こういった政府系の発行者様であると、堅苦しい文言が並ぶイメージですが、そうでもなかったところが読みやすかったです。

著者様は、「貸付」を中小企業にされている機関ですので、ここまでまとめることができるほどの情報をお持ちであったかと。。

本の読み方は人それぞれ自由です。

何も最初から1文字1文字逃さずに読むことが良いということもなく、読み方に関しては自分で決められるのです。

必ず、1社紹介の章の終わりに、急成長のポイントになる点がまとめられていますので、読み方としては、時間がなければそこだけ読んでみて、興味があれば深堀りして本文を読むなどの読み方もできる本だと思います。

あとがき

当ブログ記事は最初の投稿の2022.08.26からおよそ2年後の2024.09.15にブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから考案し直しここまで来ました。

この本を拝読したその後なのですが、まさに「コロナ」の影響だったと思います、本の中の以前勤務先のお取引先は廃業となったようでした。

そして、お世話になった勤務先も同じ事態へと。。

「急成長」というのは、あくまでその一瞬を切り取った「状態」を表すのではないかと思います。

よく言葉にされる「成功」も、同じで「成功している状態にある」というその一瞬の一コマを切り取った表現にしかならないのではないかと。

日々状況が変化し、事業活動も変化するのも、経営者の心の内も変化しているからだと思います。

そのせっかくの良き状態がその後の存続に繋がっていくことこそ、急成長時の周りからの評価や称賛に甘んじずに冷静に次に向かえたのかの結果かもしれないのです。

確かに「コロナ」は残酷過ぎました。

何とか頑張っていくにも、到底太刀打ちできない突拍子もない、パワーの強い損害だったと思います。

「急」などと付かなくても良いので、せめて、少しずつでも「成長」できていることを常々意識したい、その中で結果として「急成長」があるかもしれないだけのことと、戒めをいただいております。

大改革とも言うべき「イノベーション」というワード、人生の大きな節目を感じた時に変化したいという気持ちを持ちながら感じ取る「転機」【1059】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「自分イノベーション:林志行 著」を拝読。

「イノベーション」という言葉は、似た1スペル違いの「リノベーション」との比較で誤解のないよう解釈しておきたいものです。

・リノベーション・・・一部改良・修復をすること

・イノベーション・・・根本からの改革をすること

このたびは、後者の「イノベーション」について、良いも悪いも「今」だけに注視せずに、長い人生の流れの中の1コマとして全体を俯瞰して見るある1地点という見方をお伝えしたいと思います。

なじみのことわざさえ、自分の解釈に落とし込む自ラ作った軸を持った前向きな考え方

この本は主に転職希望者向けがベースになっているようだと感じ、随分分野の違ったものを手にしてしまったものだと最初は思ったのでした。

しかし、ターゲット層がある程度あるものの、事業主も学べることは多いことに気付いていきます。

今から考えると随分過去の出来事なのですが、事業主を始めた2018年の1年目が全く結果がふるわず、2年目の2019年最初に個人事業主をしながら勤めてみようと思い、面接を受けたことがあります。

その時に、聞かれた質問の中で「自分の長所と短所をお願いします」という内容がありました。

「これはまさに難関質問の1つだ」と思ったものですがこう答えました。

「長所でも短所でもあるのですが、〇〇〇。。。」というように、短所も長所とも取れる部分もあるという内容です。

この本に同じようなことがあり、短所をうまく伝えるというものです。

面接というのはまだ実際には起こりもしないその先の会社内のその人の活躍の様子をその面接だけで想像することであり、短所をそのまま悪く言うのは正直ではあるもののその先が見通しにくいものなのです。

よって、むしろ短所を長所にも変えていけるような見通しのある想像ができるような言い方をその面接の時点で言うというのが面接を受ける本人にとっての役割りでもあるのではないかと思うのです。

私の場合は、長所と短所を共通としてお話しましたが、そうではなくても、長所は長所で話して、短所は、長所にも転ずる可能性のあるような含みが入っている内容が良いということです。

結局、会社に入社してからの活躍を人事側としては期待したいわけで、上手く伝える力というのも、後の入社後の交渉術や話術につながるような想像を掻き立てるのです。

あとがき

どなたかが、インタビューでおっしゃっていたことが思い出されます。

「過去を見ることが多いのが勉強であることが多いけれど、本当は起こってもいない未来を前向きに考えていくことがとても大切なのではないか」というお話です。

そういったことを「挑戦」と呼ぶのではないかと。

そして、後で過去を懐かしみ振り返ることで、「挑戦」した結果の変化を実感するのではないでしょうか。

当ブログ記事は、当初の投稿の2022.08.01のおよそ2年後の2024.09.12に「手直し」の順番で、タイトルからすべてを綴り直したところです。

この2024年1年間で、過去の1,400余りの記事すべてを1日3記事ずつ手直ししていっているのです。

この作業1つにしても、この2024年1年間の毎日の「挑戦」です。

そして、過去のつたない表現や未熟な書き方を直すことで、少なくとも今2024年が2年前の2022年よりも変化している状態にあることを今振り返って気付いているのでした。

この本を手に取ったこのタイミングも、「節目」を感じた時だったからこそだと思います。

今気づいたのですが、貼りましたYouTube動画のオープニングとエンディングの自作曲も、ちょうどこの時期nおタイミングで変えていたことも分かりました。

音楽を変更したことは、節目としての「証」に他なりません。

おそらく、「未来」が先に来てその時に振り返って過去を眺める見方こそが本来の考え方なのではないかとスピリチュアル界隈で言われていることに共感しています(^-^)。

ハンドメイドバッグのポケットを独学した者の軌跡、基本的な本からの学び→独自の考え方の注入→説得力のあるデザインの完成【1053】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび2冊の本を拝読。

「ポケットの基礎の基礎:水野佳子 著」と、「きれいに縫うための基礎知識:水野佳子 著」です。

同じ著者様が、なぜにポケットを別枠の本にされたのかということを考えますと、ポケットの種類の豊富さと奥深さがある証、そしてポケットを重視されているその考え方も含むものだと感じました。

ほぼ独学でポケット、その他の作業でバッグ製作を15年以上やってきましたが、技術をある程度得た今、振り返るようなことも兼ねながら読ませていたのでした。

本もいろいろで、これという基本ベースではなく、それぞれ独自の手法も示されているかもしれませんが、「基礎」という言葉の強調が心のフックに引っかかったのでした。

昔ながらの良き伝統を受け継いだ最もシンプルかつ基本的な手法という点では一読をお勧めしたい本です。

そして、このたびハンドメイドバッグに取り入れていた部分と照らし合わせることもしてみました。

多種のポケットのデザインの中でも、大きく「貼り付け型」か「袋型」の2種に大別できるそれぞれのデザインと役割の違いを改めて本から学び直した

ポケットの本として1冊になるほどですので、いかに多くのポケットがあるのだろうかということです。

洋服に使われるデザインを基本に書かれた本で、実際お洋服のポケットこそが豊富な展開をしているのです。

そうして、最終的に行き着いたポケットのデザインは、なんと1つのみ。

型玉縁風の隠しポケットにフラップをコンビにしたポケット、このデザインのみへ行き着いています。

フラップポケット:フラップはセキュリティー性とデザイン性の両方を高めます。
隠しポケット:張り付けるより容量が増える点が優れた機能、そしてスタイリッシュなデザイン性の高さも特徴。

これらは、この本の中では、全く同じようにデザインされているわけではありませんでした。

上のフラップは下の片玉縁などとコンビでコートなどの蓋になっていました。

そして、見よう見まねで独学したものは、ラッピング布に加えて口布が加えられ、基本の作り方としては非常に複雑でした。

口布に当たる部分ってどこなんだろうと思いましたが、おそらく袋と一体化しているので、口布としてはパーツが無いのです。

その代わり、延長布と呼ばれる謎のパーツがあり、これは独自のもの。

ポケットの中を覗き見た時の入り口周辺もすっきりと美しく見えるためには、途中で継ぎ目を作ることで工夫した現在のデザインです。

もとは、スーツなどの玉縁の部分の作業の途中まで(切り込みのY字を入れる辺りまで)がほぼ同じで、その続きの後半が変わってきます。

こういった感じで良いと思っています。

あとがき

今まで独学的にやってきたことが、「基礎の基礎」と呼ばれるやり方と比べるとどんな違いがあるのかを見てみた回になります。

重なる部分もあり、新しい学びもありでしたが、結局は1つだけのポケットのデザインに行き着いたのも事実です。

1つ1つの箇所を製作していく時に、些細なことながら「なぜその幅にしたのか」「なぜその形にしたのか」がきちんと理由として存在しているという品物が、素晴らしい物であると思います。

なるべくして、その姿になったお品というものには哲学が込められますので、シンプルで美しいお品になっていくものです(^-^)。

宝石にまつわる神話のようなストーリーを知った今、神秘的な地球の軌跡の証を重んじ、しとやかにゆったりとした気持ちで向き合うことにした【1051】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

ジュエリーを扱う立場としまして、宝石のことをしっかりと知るために、時々宝石にまつわる本を読ませていただくことがあります。

このたび1冊の本を拝読、「宝石物語:岩田裕子 著」です。

かつて貴族の宝飾品であった宝石にまつわる事実を中心に、やや盛られて言い伝えられた部分も含むストーリーを興味深く読ませていただきました。

フィクション的な部分もありながら、実在の歴史上の人物ばかりのストーリーであり、逸話としてジュエリーが様々な人間の人生に伴ってきたという見方では十分リアルです。

いつまでも永久に持ち続けることができる品物だからこそ、振り返った時のその存在感や過去の出来事の真実を知る唯一の手掛かりなるものであったとも言えるのです。

宝石のパワー、この世を作る地球を含む宇宙からの戒めや教訓を伝えるほどのものなのではないか

物語としては、宝石のパワーが人の人生を狂わせたような「ホープのダイヤモンド」のストーリーが有名です。

ここまで複数の持ち主を転々とした宝石はなかなかない、多くの所有者があり、どの持ち主も不幸の末路を迎えているようなのです。

特にパワーの強いカラット数の高いダイヤモンドだからこそのストーリーでありますが、宝石自体よりもむしろ、その宝石の価値に翻弄され、心が揺さぶられた人間の愚かな姿であるとも言えます。

現在は博物館という望ましい場所で佇んでいるようです、誰の手にも渡らない状態に行き着いたのでしょう。

キラキラ美しい宝石を前にしてどこか心が動揺し、揺さぶられるのも、そのあまりの美しさゆえ仕方がないのかもしれません。

しかし、こうも思うのです。

そういった煌びやかなお品を前にした時にこそ、優雅に落ち着いた気持ちでゆったりと接することが望ましいと思いました。

決して貪欲にならず周りに翻弄され過ぎない自分の軸を大切にしなければ不幸が起こるといような戒めを過去の宝石のストーリーから学んだわけですから。

急いで慌てて身に着けるのではない、ゆっくりと時間を使いながら、気持ちを落ち着かせた身に着ける瞬間をむかえたいものです。

例えば、収納1つにしても、ゆったりと宝石が喜んでリラックスするような収納の仕方というのもあるもので、宝石が喜ぶような向き合い方というものがあるのではないかと思っています。

せっかく価値ある綺麗さを放ってくれているのですから、私達はそのお返しとして、丁寧に、穏やかに接してあげることが大切ではないかと。。

あとがき

奇跡的に掘り出された地金と美しいストーン、決して当たり前ではないことが重なった宝石だからこそ希少価値が高いのです。

そして、研磨という透明感ある美しい磨きをかけてくれた宝石製造者様である人間の叡智にもありがとうの気持ちを持ちたいものです。

決して自分が発見できるものでもなく、多くの人の力がないと美しいお品を目にすることさえできなかったわけですから。

貪欲になるあまり忘れがちなこと、それは決して当たり前ではなかった奇跡があっての今現在への「感謝」の気持ちです(^-^)。

ハンドメイドバッグに取り入れてきた花柄、更に小分けの種類の違う3つの呼び名を事典から探した【1048】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

よく図書館を利用させていただく読書ライフをしていますが、このたびは珍しく、購入しました本です。

「衣服・布地の柄がわかる事典:一見輝彦・八木和子 著」を拝読。

ふらりと「amazon」様で見つけてしまったお品。なんと¥6。

読み手によっては、本の価値は値段を越えたところにあるのだと感じます。

プリントの柄が大変豊富な生地分野ではありますが、ちゃんとその名前があるということで、気になる手持ちの生地と照らし合わせを夢見て、ワクワクしていたのです。

このたびは、この本から学んだ知識をもとに、2つの謎を解いてみたいと思うのです。

①ボタニカル柄とフローラル柄の違いはどこなのか②よく見かける特徴ある花柄の名前の答え。。とこの2つです。

目的をもって事典を活用させていただくという本との向き合い方の一例です。

①フローラルとボタニカルの違いはどこにあるのだろうか

左:フローラル、中:ボタニカル、右:唐花(からはな)。

特に分類しなくとも、全体としてお花が描かれたプリントであれば、それは花柄であり、フローラル柄であるわけですが、何かの時に区別が必要なこともある時に固有の名前は役立つもの。

フローラルというのは、例を挙げるとリバティプリントがここに属するようです。

ああいったお花の部分だけ主にスポットが当たって、繰り返しの柄になっているところが特徴。

細かい話が、少し葉っぱや茎の部分も描かれてもフローラルに属するようで、ここが見極めが難しい所です。

なぜかというと、真ん中の茎や葉っぱやつぼみも描かれたものがボタニカルという名前だからです。

真ん中の手持ち生地はこの本の中のボタニカル柄と非常に似ていました。

フローラルなのかボタニカルなのかは分別が難しいこともあるかもしれません。

独自にまとめた、覚えやすい定義のようなものはこうです↓。

・フローラル:お花の部分にスポットが当たった繰り返しの花柄。

・ボタニカル:自然の景色をそのまま映し出したようなお花が自然の中で咲いている様子を描いたような花柄。

こんな感じで見分けていけそうです。

②中国から奈良時代に伝わったとされる「唐花:からはな」柄は空想上のデザイン

一番右:「唐花:からはな」と呼ばれる柄。現実離れした空想的な要素のある花柄です。

一番右は、すでに奈良時代に中国から伝わっていた柄のようです。

なかなかエキゾチックな柄です。

この花の名前が「唐花:からはな」と呼ぶなどとは知りませんでしたので、今までの謎が解けたようで非常に嬉しかったです。

インテリアアイテムでよく見かけるお花です。

ちなみに、写真のものはネパール製。

今回ご紹介以外にも、もっと多くの花柄名が実はあるみたいで、例えば、枝部分を中心に描かれた「スプリッグ(小枝)」柄というのもよく見かける柄だと思います。

そのスプリッグ柄も、ボタニカルとの区別が難しいことがあると思います。

とにかく小枝柄はしっかりと小枝部分が描かれているものになるので、そういったところが見分けのジャッジにポイントとして思い浮かべると良いです。

とはいえ、境界線は曖昧ですので実物を見れば見るほど迷うこともありますが、この区分けを引き出しに持ち、予想を立てることまでできれば十分ではないでしょうか。

あとがき

アパレル業界・ファッション関係のお仕事に携わっている方は、こういった事典は役に立つと思います。

現に、こうしてブログに投稿する時に、この事典を何度見直したことかというほどです。

生地は本当に難しいと専門の人でも思われるようですので、プリント柄に特化したものであることもとても有難い本です。

かなり昔の本でも色褪せない不変さが大変読み応えありです。

ちなみに、もう1つ、これぞアパレル業界の人は結構お持ちであるメジャーな本だと思いますのが、「服地の基本がわかるテキスタイル事典:閏間正雄 監修」という本。

いずれも「事典」という種類です。

こちらも非常に面白く、名前の由来にも触れられストーリー性のあるような事典というギャップが魅力で親しまれているのだと解釈しています(^-^)。

元々希少価値の高いものが宝石、お得な量産品を避け、少なくともその場には1つしかない品物を更にその製造背景を想像しながら見抜く選び方【1041】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前に別の記事でも拝読しました記録としてご紹介の同シリーズの図鑑、「宝石3-ジュエリーその品質と価値の見方-:諏訪恭一 著」を拝読。

きわめて人気の書物であり、シリーズの「1」がまだ読めていないという事態(図書館で貸し出し中)。

このシリーズ本のファンになるほどの感動がありまして、面白いのが図鑑的な本であるにもかかわらず、まるで物語を読んだような感動があること、著者様の熱意とはっきりとした方針すら感じられる点です。

このたびは、ジュエリー選びの時にも参考になるような「ぱっと見」に表れる良し悪しの見分け方を、拝読した学びから自らの言葉でもってアウトプットさせていただきたいと思います。

ジュエリーの良し悪しはぱっと見に表れるもの、ぱっと見たその瞬間の「心の響き」に意識を傾けたい

当書物の中では、美しく宝石が輝く工夫などもご紹介されていまして、光とのかかわりもジュエリーは大いにあります。

地金の台の部分もそういった点ではジュエリーの大切な一部分であるということ、ルース(ストーンのみの状態)がジュエリーという完成品になることで一層輝くものにしてくれるのは18金やプラチナの台のおかげなのです。

例としましては、ペンダントやリングのストーンの裏面の地金による透かし細工、あれは光の反射を意識したジュエリーが美しく映る作用とデザインのコラボなのです。

ジュエリーを選ぶ時に、その素敵さはぱっと見の一目に表れてくるということです。

「わーっ♪」というようなすごさが感じられる第一印象のジュエリーは、ただ一部分を強調したものでは決してなく、様々な細部の美しさが集まったものだということになろうかと。

商業用というのは、マスに広く行き渡るようなお品であり低価格。

大変厳しい見方になりますが、一目見た瞬間に、華奢過ぎるジュエリー・小粒ジュエリーは飽きてしまうのです。

では大きければ良いかというと、それはそれで、ストーンの内部が目立つわけですが、まずは「大ぶり」というのは最初に目を付ける点としては正解であると思っています。

ぱっと見で「小さいなあ」と少しでも「ひっかかり」なるものがあれば、が最終的に高額なジュエリーとして購入する時には価値の欠如としたマイナス点になるのです。

やはり、心が躍るような「ダイナミックさ」「迫力」が初見で感じた宝石の方がすっきりと屈託のない気持ちで納得できるのです。

ただ、小粒のものでも複数並んだ配置のものは、面積が上りがりますので、「面積の広さ」という見方では、パヴェも優れた装飾であると見ています。

小粒1粒と多数という違いも大きいということです。

あとがき

末長く持ち続けていきたい宝石。

購入は一大イベントに等しい力の入るアクションになります。

ぱっと見の時の気持ちというのは、直観力のようなもの。

その時に感じた第一印象も随分重要であるのがジュエリー。

良質なお品物は、その第一印象に感動を得られるような作られ方をしているはずだからです(^-^)。

時代は変わる!かつての裏話は本来は親切にユーザー様までお伝えするべきことだった、宝石の裏面は相も変わらず正直に語っていた【1035】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当「本物志向のレンタルジュエリー」では、まさに宝石をお取り扱いさせていただいている身ですので、宝石に関する「真実」の部分は是非知っておきたいと手にした本があります。

「宝石の裏側:内藤幹弘 著」を拝読。

この「裏」というワードが2つの「裏」を表していてタイトルが意味深で非常にセンスが見られます。

宝石の構造の裏面部分に私達が知らない工夫があること、そして、宝石そのものの商業の実態においての裏話のような「裏面」というキーワードを共有したの2つのことです。

宝石を手にする末端のユーザーの事を思った親切な情報は、秘蔵せずに表に出し「裏」を作らないことが本体望ましいのです。

それでも、ミステリアスな「宝石」という存在がそのようなかつての秘め事を呼び寄せていたのでしょうか、その背景については、これまで多くが語られることはありませんでした。

このたびは、今後の時代においては「そのままの姿を実直に伝える」ことの素晴らしさの方を重視していくべきなのではないかという考えをお伝えしながら、当ブログ記事を綴らせていただきたいと思います。

喜平チェーンが現在の中古市場で大量にある理由が残念、喜平チェーンは本来美しい美術的造形であることが打ち消されてしまうかのようだ

いろいろ役に立つ有難いことが書かれていましたので、ご一読をお勧めするのですが、是非ピックアップさせていただきたかったのが、かの有名な「喜平チェーン」に関する項目です。

喜平チェーンは、メンズ分野のイメージが大きいかもしれません。

細かなパーツのカットの美しさがよくきらめき、たっぷりな地金のK18YG製で喜平チェーンがずらりと並ぶ映像が地金価格の高騰の現在をよく象徴しています。

中古市場には多くの喜平チェーンが並びます。

チェーンには喜平の他にもデザインはあるのですが、これが定番のようなデザインの形に思うのも、あまりにも広く流通した過去があったからなのです。

この広く知れ渡った成果はまさに、「製造業者のしかけ」であったのでした。

格安の喜平チェーンを大量生産することで、その1本1本がよく見かけるものになってしまったということで失われたものは、「希少さ」ではないかと。

知れ渡ったのだという見方をすれば、商業の行き着くところ「マスへの広がりの成功」であったとも言えるのですが。。

本来喜平チェーンは、非常に美しいデザイン、「喜平」という昔の人の名前をとったネーミングもユニークで和風な感じを思わせる日本人になじみのネックレスというイメージです。

線径が太く頑丈なイメージは、安定感あるチェーンとしてジュエリーのチェーンでは基本的な優れた定番デザイン。

ただ、どこにでもあるかのようなありふれた印象がどうしても否めず、過去のそういった供給側の儲けのしかけによる報いのようなもの。

しかし、そんな歴史や背景を知れた今、喜平チェーンへの変な誤解がかえって溶け、純粋な気持ちで喜平の美しさを見ることができるという見方に変わりました。

著者様には有難い気持ちでいっぱいです。

指輪の裏面はなぜ透かしが芸術的なデザインになっているのか、

専門的なことは本の中に詳しいことがありますが、以前から不思議だったのが、指輪やペンダントトップのストーンの裏側が決まって多角形とか何かの形で透かしになっていることでした。

答えが「最大限にストーンのきらめきを出すための台の工夫である」ということだから驚きです。

特にダイヤモンドはその効果は大きいようです。

ストーンの元の色や形も重要ですが、光に当たった時のきらめきも想定されたものがその加工品なるジュエリーの姿なのです。

鉱物のまま、ルースのままとの違いがそのような点には間違いなくあります。

やはり常々思っております、「高級地金の台あってこその宝石である」ということが言えるのではないかと思えるエピソードです。

時には悪い情報も正直に出す必要性、その真正直さが宝石のそのままの姿を受け入れる寛容さにつながる

やはり、宝石は、正直な純粋な情報のみを得たいのが実際の購入者の気持ち。

悪い情報を隠したり、上述のようにあえて喜平チェーンを大量に流通させたり、「お給料の3倍の指輪をプレゼントするべき」などの妙な風潮で煽ったりなどの過去は、購入者様の事を決して親身に考えたものではなく、商業上のあらゆる業者様の利益のみを重視したものになります。

しかし、大げさな「コピーライティング」は基本的には自由ですので、そういったことも、受け手は鵜呑みにするのではなく、冷静な判断をするということも大切です。

そして、商品に対しては、悪い情報を出すことで売上の妨げになるということで、「難」の部分を隠しがち。

しかしながら宝石は難の部分も出てきてしまうこともあるのです。

この「隠す」ということ自体が時代的に相容れない行為だと思わなければなりません。

後の信用を失うその場逃れの行為でしかないことに早く気づいていくべきなのです。

特に宝石は、購入者様も未知の部分が多く、今まで隠されてきたからなおのこと、今後は、是非、お客様との共有を増やしていただく責任を持ってのご提供であってほしいものです。

あとがき

販売者と購入者という点で見れば、宝石以外でも事業をしているすべての人に当てはまることだと思います。

提供者である事業主というのは、大きな会社であれ、小さな事業者であれこの本から学べることは、「情報をお客様におしみなく伝えること」です。

あれこれ、隠すことを考える時間があれば、実直に誠意を持って真実をお伝えすることに時間を費やすべきであり、変な緊張感や隠し事に対するうしろめたさを取っ払い早く楽になった方が断然意味ある姿勢です。

こんなシンプルなことがなぜできないのか。。それは、長い期間の「しきたり」「固定観念」から抜け出せなくなっているからだと思います。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ネットの先駆者から学ぶネット上で目立つ存在になるためのブログの綴り方、ブログのリライトは過去からのわずかな成長をも知れる重要な作業【1033】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

事業の宣伝を強化したく、ブログの手直しをピックアップ形式で始めていた頃、その秘訣を探す中で、ある1冊の本に出会いました。

「目立つ力:勝間和代 著」を拝読。

テレビに出演もよくされている有名な方ですので、著者名にピンと来て手に取ったことがきっかけ。

読書は「図書館ライフ」であり、ほとんど図書館で借りた本を読ませていただいております。

この本にある有難い技術のようなことを学び取りながら、ブログの「手直し」に役立つようにと一読後の思うところを綴りたいと思います。

ブログの内容にはそもそも鉄則がある、「有益な情報」が盛り込まれたブログが読まれるブログになっていく

おそらく、YouTubeも「発信」という同じ行為でありますので、どんなSNSでも同様のことが言えるのかもしれません。

随分発信手段が豊富になった現在ではありますが、共通することであり、非常にベーシックな教え。

自分のやったことの日記というだけでは読む人の身になった内容としては不合格、これでは魅力的なコンテンツではないということ。

やはり、読んだ人が「ありがとう」「有難い情報が得られた」と感謝の気持ちが湧くようなものでなければいけないということです。

美味しいものを食べに行った、「おいしかった」「楽しかった」という感想とその写真だけでは、何ら役に立つことは無いということです。

それは、自分に向けられた目線であり、他の人のために役立つ何かを提供しようとする姿勢ではないから、面白いと思ってもらえないということになるのです。

同じ内容でも、読み手が役に立つという内容が入っていれば同じ食べ物記録であっても何ら問題はないとも言えます。

「こんな素晴らしいサービスがあったことに驚いた」という文章1つで、同じような業種の方が参考になったり、同じ店へ訪れて自分も味わいたいと思うのであれば、そこには「有益な情報」が盛り込まれたことになるのです。

そして、堅苦しい文章よりも、やはり、親しみやすく楽しく読めるものであることも大切。

話言葉がそのまま掲載されたものであっても、それはブログなので「あり」ということになるし、その人の「人となり」がよく現れた親しみやすいブログになるのかもしれない点で、ブログはむしろ誰でも気軽に書けるものであると言えるのです。

肝心なところは、そこから得られるものの価値がどのくらいあるのかということで、これは商売に通じるところが大いにあると思い、随分と感動したものです。

商業も「価値の提供」、事業者はブログを書かずしてどうするのかとまでの重要なタスク。

事業の方向性がしっかりとしたものであると、ブログの内容もおのずとメッセージが読み手様の心にヒットしやすくなるのだと思いました。

つまり、ブログを綴る事業者のその確かな方向性を確認することもできるほど、ブログ1記事ずつは大切な媒体なのです。

あとがき

ブログも、ここへ来て1,000投稿を越えてまいりました。

これまでのブログが本当に読み手のことを考えたものであったのか。。

それを顧みながら、そして反省しながら過去のつたない文章を直していくのです。

当ブログ記事は、最初の2022.07.03の投稿からおよそ2年後の2024.09.04に「手直し」の順番で当記事も最初からすべて見直してここまでたどり着きました。

ほとんどがほぼ書き直しといった感じであり、ブログの手直しの重要さと、過去2年前との現在が文章の書き方も全く変化している現状に気づかされます。

随分ブログも綴ってまいりましたが、むしろ、この時点の1,000記事のタイミング以上に、2024年の1年間で1日3記事ずつを【1】から順に「リライト」してきたことの文章の書き方の変化が大きいと感じています。

1年がかりの大きな作業であり、この2024年がいかに貴重な年になったのかということになります。

かならず1日のマスト作業として怠ることなく現在の9月まで続けておりまして、予定をクリアしています。

残る数か月の年末をもっていったんすべての手直しが完了し、すべてのYouTube動画とブログ記事が完全に相互リンクが実現します。

ブログが「オワコン」であるというような記述も拝見したことがありますが、自らの考えをまとめ、経年の内容のチェックをしていくことは、投稿した当時のままのYouTubeでは到底かなわないところがあります。

だからこそ、YouTubeをそのまま活かすには、ブログ記事のフォローや補填の役割りも出てくるのです。

せっかくの投稿ですから、末永くネット上に残っていくコンテンツが良いでしょう。

ただ、動画コンテンツも今後も重要だと思いますし、王道のYouTubeを選んだことはこれはこれで正解。

ブログの書きっ放しよりも、後から振り返ってその内容を高めていったり、過去のつたない文章にあきれ果てることも現在が成長している証なのではないかと(^-^)。

宝石を購入する際の検討に役立つ図鑑的な書物、地球活動のミラクルと人間の叡智の2つが重なった美しくスタイリッシュなジュエリーの姿の深み【1032】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「これこそが宝石なのだ」という望ましい見方が学べる素晴らしい本を拝読。

シリーズの1-3で綴られる「宝石2-品質の見方と価値の判断のために-:諏訪恭一 著」です。

宝石業をされている著者様のこれまでの宝石を見る目の記録の集大成とも言えるべき「図鑑」。

ここには、ゆるぎない考え方などが詰まっていてとても素晴らしい内容です。

図鑑のような構造とはいえ、著者様の考え方がしっかりと記されているところは知識を得るということを越えた「教え」のようなものがあるところが優れています。

親切心あふれる文面が特徴のこの本に今までの疑問を解決してもらった、インクルージョンのこと・宝石のレベルの見極め方など

特徴としては、著者様の親切心があふれた1冊であるということです。

まどろっこしい誤解などもさりげなく、登場している部分があって嬉しかったですし、これまで疑問を抱いていた部分もちゃんと書かれていました。

その疑問を解決してくれた例を1つご紹介したいと思います。

実際にクォーツというレンタルジュエリー内のストーンがあるのですが、購入当初、「インクルージョン(内包物)」のお話を店員様からもお聞きしていました。

「インクルージョン(内包物)」が見られるからこそ価値があると判断したお品ですということで、モヤモヤした不統一な色なのです。

一方同じサイズの類似のものが、そのお値段の半額以下でしたが、それは後に購入したものの現在は手放して残っていません。

「処理」なるものが施されて、均一化された様相の綺麗過ぎるお品だったのでした。

価格が安かったので購入時のその瞬間は確かに魅力ではありましたが。。

これはどちらに価値を置くかというのも使い手の意見もありますが、やはり、本物の証であるインクルージョンが時には大切。

これを処理によって手が加えられまっさらに均一化された透明感には「味わい」なるものは消されているとも言えるのです。

その何年後かにその処理部分に異変をきたすこともあるようで、処理して均一感が出されたその場だけの解決というのは、後にやってくるデメリットをかかえてしまうのです。

あとは、ダイヤモンドに入るインクルージョンに対しても、「今後、ダイヤモンドのイミテーションがもっと今よりも多く出回ってきた時にこそ、価値が出てくるのではないか」とのこと。

本物を見分けることが難しかったり、偽物でもかなりのきらめきが得られて本物と何ら変わらないかのように見せることができるようになっていくほど、反対に本来の天然の価値が高まるという考え方です。

そこには非常に共感し納得したものです。

一方では、「宝石にもランクがあり、ルビーがすべて美しいわけでもなく、レベルを表す数字が1つ違うだけで明るさが全く違う」という点もとても厳しい見方になります。

このレベルは「宝石とは言わない」とまでも書かれた部分もありました。

このように、良し悪しの厳しい見方をご教授いただける本なのです。

「レンタルジュエリー」の商品ラインナップにおける選択にはとても役に立つ情報をいただいたということになります<m(__)m>。

あとがき

今から25年前の1997年発行の本ですが、その情報は色あせることはありません。

著者様は「宝石鑑定士」の資格を日本人の第一号で取得した方。

早い段階でこの世界に興味を持って足を踏み入れられたのです。

ダイヤモンドのカラットは気にせず、素敵さを重視しているお話をさせていただいておりますが、著者様によると、「カラット=重さのことよりも、「大きさ」が重要である」とのことです。

小粒であっても奥行きがあれば重くなるのでカラットは上がるけれども、面積がないと美しくは見えないというのも納得できます。

人の考え方も千差万別、ご教授いただいた知識や考え方を咀嚼し、自らの方針やスタンスを確立し、胸を張って発信できるようなことに繋がるようなきっかけをいただきました(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

すべてお得なお品揃えばかりではお客様には魅力的に映らない、背伸びした「夢ある」高額ラインナップも設置することが全ての品物の高級感へ【1016】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび素晴らしい1冊の本を拝読、「儲けの教科書:主藤孝司 著」です。

とても読みやすく、「個人事業主」様は全員読んでいるのではないか、是非読むべきではないかと思った本になります。

「うんうん」「なるほど」と感動し共感するところが多数の中、厳選した1つ、知っているようで実際は意識しきれていなかった「高級ラインの設置」のその後の影響について考えてみました。

すべてが手の届くお買い得商品ではなく、「高級品」を設置することで揺さぶる「あこがれ」「夢」「プライド」の心理

お客様は確かにお買い得商品を喜んでいただけるものではあるのは間違いないです。

しかし、「お買い得商品だけをずらりと並べ、高級品を設置しなかった事業主が廃業の形になった」ことが書かれていました。

それほどに、「高級」ということが商業にとっては大切であり、庶民的なラインナップの中にも必ず必要な物だということなのです。

高級な商品というのは手が届きそうもない存在でありながら、「あこがれ」や「夢」でもあり、そのラインナップ、そのお店が素敵に思えるのは、やはり、この高級なお品の存在なのです。

かつて、別の本でもそんなことが違う書き方ではありましたが、書かれていたのを思い出しました。

入り口としては敷居を低くしてお買い得な「浴衣:ゆかた」を販売するのだけれども、高級な「着物:きもの」が奥にはひかえていて、そこまでの道のりの最初のステップとしての「浴衣」だというのです。

なるほどと大きく頷きました。

やはり、お客様にもショッピングのストーリーがあり、いつかあの高級品もほしい、利用したいという夢がある商品ラインナップのお店がリピートされ、お気に入りにしていただけるのです。

そして、ここからが私見なのですが、おそらくどのお客様にも、人間である以上、より良質で高級なお品を得たり利用するプライドを伴う強い願望が心の中にあるのだと。

人間の心理は浅いものでは決してなく、表面的には安い品物に多くの人が飛びつくイメージですが、奥に隠された「欲望」「プライド」は、さりげなく高級品も設置することで、より購買意欲を高め全体を潤すものだということです。

そして、周りの格安商品でさえ、その信用のもとに、評価され高級志向の品ぞろえだと思ってもらえるのです。

当然ながら販売側は、「粗悪だから安い」を決してするべきではなく、良質な品物ありきの前提です。

あとがき

しぼりにしぼった1項目をご紹介しました。

よく、マーケティング手法として、「フロントエンド」「バックエンド」という言葉がありますが、ここにも重なる部分があります。

言葉の一人歩きではなくて、現実的なお話の仕方である点が親切な本。

「個人事業主」様は、この本は一度は読まれるとよいということでお勧めしたいですし、すでに、多くの事業主様がこの本を読まれているような気がします。

いろいろなところでお話を聞くことも数多くありましたので、過去に多くの人がこの本や類似の内容からの学びを得られているのかもしれません。

2006年の本ですが、15年以上経過の現在でも根本的なところは学べますので決して古くはなかったです。

ネット通販が当たり前の昨今ですが、この本の出版の頃はネット通販が多くの会社様がやられているわけではなかった頃かもしれません。

そうであっても、著者様はネット通販の必須を説いておられましたので、この先見は確かなもの。

最近は、こうしたマーケティング関係の本も読ませていただいております。

たくさん学んで事業に活かしたいと思いますし、アウトプットも欠かさずやっていきますので、是非またこの<読書>カテゴリーのブログ記事にお立ち寄りいただきたいと思います(^-^)。