まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回の記事もカテゴリーに悩みましたが、経理分野が相応しいのではないかと、ここへアップ致しました。
お金関係のことですし、のちに計上や仕訳ともかかわりがあることなのです。
よって、このたびの記事をできるだけ経理作業と絡ませてお伝えしたいと思います。
ここ近年、諸事情が重なり宅急便の運賃も高くなってきました。
この運賃、ばかにならないかなりコスト関係に影響がある項目です。
事業の商品発送時の運賃の勘定科目名は、「商品発送運賃」と自作で登録
ところで、勘定科目は、既成のものが会計ソフトには組み込まれています。
けれど、そのまま使用するのかどうかは使い手にゆだねられます。
個人事業主の事業の種類によっても法人も同様、その会社独自の科目が分かりやすい場合があります。
科目名は、ソフトに登録して自分で作成できます。
使いやすいように、なじみある言葉で作ってしまえるのです。
今回のお話の科目は、商品発送時にかかる実際の運賃です。
お世話になっている「マネーフォワードクラウド」という会計ソフトの場合は、それに該当するような既成の科目名は、「荷造運賃:にづくりうんちん」でした。
しかし、必ず使う商品を発送した時用の科目が独自の科目で欲しいと思い、「商品発送運賃」というものを設けました。
つまり、経理ソフトの中には、「商品発送運賃」というタイトルの元帳が1つ出来上がるわけです。
とある販売サイトの業者様が明らかに運賃に含み益を入れていることが分かったエピソード
洋服は、すべて古着のお洋服ライフを送っています。
もうここ15年くらいずっと続けていまして、新品のお洋服を買ったことがありません。
古着は同じ物の数が少ない、もしくは、1点物なので個性あるコーデが作りやすいという魅力をとても感じるから自然とそうなっていったのです。
とあるマーケットサイトでいろいろ購入していく中で、送料に関しては、今までにもさんざんなトラブルを経験しています。
現在も常識外の送料を設定して、含み益を得ていると思われることが明らかな業者様がいらっしゃいます。
マーケットサイトでは、安く商品が購入できるという前提でお客様が訪れるので、商品代が高額だと検索にもひっかからず、落札者が狙う商品の候補から外されてしまって、知られることさえないのです。
よって、まずはたくさん見てもらえる価格に設定、しかも「えーっ、この値段で買えるんだ?」というような金額で即決を設定、そして、その代わり送料がおそろしいまでの高額な設定がされているのです。
どれほど小さなアイテムでも関係ありません。
時には、荷物がぺたんこで¥200辺りのメール系の便で可能なものをわざわざ均一の¥1,000程度の送料に設定されていたりすることも。。
理由は、それぞれに対応している手間や時間を削り、均一に平均的に損も得もあるようにまんべんなくならしているという名目のようです。
しかし、まだこれらのケースは、悪質とまではいきません。
ほしい商品が安く購入できるので、半分は納得させられてしまいます。
それに送料もめちゃくちゃな設定でもなく、わずかに¥200-¥300の上乗せといった感じ。
そして、とにもかくにも、お品のチョイス、出品のお品のレベルは高いと思います。
そこに魅力を感じてしまって、よく買ってしまいます。
とても大きなチェーン店なんだと思います。
ところで、上のケースとまた違って、こちらは、悪質と言い切ってもいいような送料設定の個人です。
最近とても警戒しています。
おそらく、転売業者をしているような個人だと思っています。
私は歯磨きにはちょっとこだわりがあって、高めの歯ブラシを購入しているんですね。
「MISOKA:ミソカ」という商品です。
「ブラシにNANOテクノロジーによる素材が塗布されていて歯を白くする」という良質な歯ブラシ。
しばらく1か月程度は効力が持続ということなのですが、1ケ月も経過しないうちに歯ブラシの先がぎゅんと反り返ってしまうので、結構頻繁に購入している次第です。
もちろんここまでリピートするのは効果があると実感するからです。
さて、この「MISOKA」歯ブラシ。
通販で購入すると、歯ブラシ1本で¥1,000+消費税という価格なものですから、時々、割引的な価格なものを探すために、マーケットサイトで探すことがありました。
そして、ポイントなどで購入してさらにお得にする工夫。
そうするといるわいるわ。
商品の値段をかなりお得(時には半額以下)にして、送料が全国一律¥1,280。
歯ブラシのような小さくて軽いものが、どう梱包してどう手間をかけたらそのような送料になるのかww。
ということでそういった出品者はまず、転売業か何かの人だと考えます。
結局、贈答品でもらったけど使わないからという文面、送料が定形外¥210とかそのような辺りの出品者様を、「本物」と呼び、その誠実な出品者様から買うことに決めます。
この出品者様のどこがよいかというと、「正直」だということ。
何も偽りのないクリアな出品だということです。
一方、送料に高額な金額を提示している出品者様は、すでに私の中では信頼度0(ゼロ)です。
送料に含み益を組み込んでいるのです。
その場限りの短い利益よりも長い目で見た将来的な利益に価値がある
そんなことから思うこと、そういう事業は短命な事業だと言わざるを得ません。
このことが広まると、人々は分かってきますから、送料に含み益を入れている事業をしている人は結局は大事なものを失っているということです。
目先のお金(現金)に目がくらんでいるのです。
一時的にはお金は得られるかもしれませんが、大切なものを喪失していきます。
「信頼」です。
もう、このことに失望されたらいずれこの事業ができなくなるかもしれないなどと考えたことがあるのでしょうか。
今目の前に見える狭い範囲内のことだけに注目しているのでしょう。
送料というのは、あくまで「立替金」。
実際に発送した送料が¥210であれば、立て替える¥210のみをいただけば帳消しになり、落札者様が負担したことになります。
落札者様も負担した¥210そのものが実際に配送されるコストであったことを理解し、納得するのです。
それが¥1280の場合、腑に落ちない気持ちが落札者には膨れ上がるのです。
この腑に落ちない気持ちの、数々の積み重なりは、1人1件にしてもこれが大勢になったときの塊みたいなものが大きく信頼をぶち壊します。
よく考えたらとても恐ろしいことをしているのにそういう長い目で見た考え方をしていないのです。
あとがき
長くマーケットサイトを利用させていただいてきまして、こういう配送関係の悪質なテクニックを使った業者様はずっといました。
確かに配送関係はコストの中では影響するものではあるのです。
しかし、それをこういった上乗せの含み益で補填するのはルールを逸脱していると言えます。
究極、送料を見ただけでお客様が逃げるようになる日がやってきます。
立替金の役割である送料を高くも安くも、実際のそのままのコストで知らせてあげることがクリア。
この「クリア」な部分が、いずれ「信頼」へつながるということなのです。