裏地付きでじっくり手間をかけた小さな巾着袋の容量の無さの価値の欠如は、小さくなった経緯が分かる「ストーリー」が付加価値【994】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「はぎれ」がややもったいなく余ってしまった時、おそらく悩まれるかと思います。

中途半端な容量で製作したとしても、所詮小さいから使い道がないのではないかと。。

そこをあえて製作する選択をしました。

実際の裏地付き巾着袋のミニの完成をご覧いただくと共に、価値が削がれている容量の無さを何でカバーするのかということについて綴りたいと思います。

作りとしては何ら大きい物と違いが無い同じ手間をかけ、小さいという価値の欠如をカバーした「別のこと」

短い時間での完成ではありますが、やはり2時間はかかりました。

どのお品も小手先の製作ではないということです。

はぎれで作ったミニ巾着袋:<サイズ>縦12cmx横12/21cmxマチ10cm。

とはいえ、面積が大きく、ポケットやショルダーを共布で設置するようなな立派なリュックなどは1週間くらい製作に要します。

そもそもこのような服地らしさ満載の生地をバッグにするということはなかなかされないと思われます意外性がまず1つの特徴であるのです。

<表地:黒ベースのマルチカラー>トリアセテート、トリアセテート/55%、ポリエステル/45%、日本製。
<裏地:黒>生地名不明、綿/100%、日本製。

がさっとした質感は、トリアセテートらしいと言えます。

裏地はあっさりと黒無地。

ただ、ここへ何を入れるかです。

入れるものがあまりり浮かばない「ミニ」という巾着袋のサイズ感。。使い道が豊富に見当たるインテリア収納袋の「小」との大きな違いがここにあります。

なかなか浮かびませんが、マチが10cmとミニサイズにしては立派なのです。

ここで、お伝えしたい1つの価値を発見。

このはぎれが出る前の過去の製作をあえてこの小さな巾着袋と共にお伝えすることです。

はぎれが出る前の過去の製作:ラメリュックの裏地とショルダーに使った生地のはぎれだったのでした。

こうして、どんな経緯でこのはぎれが出たのかというストーリーを知ることで、この小さな巾着袋の深みが増します。

よく「訳あり」という言葉が使われますが、決まってマイナスのイメージであることが多く、「難がある箇所」にイコールで使われることばかり。

事情といっても、必ずしも言い辛い隠すようなことばかりではありません。

クリアにお伝えすることで、そういった事情を知ったユーザー様からの信頼を得られることに繋がっていくのです。

もはや、「秘蔵する」スタンスの時代は終わったのではないでしょうか。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2022.05.25からおよそ2年後の2024.08.22のブログ記事の「手直し」をしています。

現在の2024年ではこの時のあえて日常的な巾着袋というアイテムを作ったことが大変良き経験となりました。

このような小さなものでも何ら大きい物と平等な姿勢で作っていく、最初に斜め45度あたりから「安物」と決め込んで決して作らない、良質な物だけを作る「プライド」になっていきました。

そして、はぎれで作った小さな袋をきっかけに知れる、大きなリュックに裏地として使っていたネイティブ柄の生地の過去の姿を示し、その時とは違った姿を、今度は小さい物では表地として使うことができる「可能性」を示すに至りました(^-^)。

小さなマチ付きポーチを作ったことで気づいた、底の角の美しい出方は「わ」を利用するのがベスト【974】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

はぎれ生地でミニサイズのポーチ(コスメケース)を改良版として製作しました。

以前は2枚を中表にした半円型デザインでしたが、角のカーブは使用するにあたってはあまり意味がなく、四角い方が中身との相性が良いと考え直しました。

よって、角の部分まで収納時になじみやすい四角デザインへと変更し、面積がわずかに広いものになりました。

このたびは、「シャドウケース」の改良版としてご紹介したいと思います。

底を「わ」にすることで美しくなった角、はぎれであっても可能な限り面積を確保したい

型紙がファンデーションケースと全く同じ「わ」を使ったものになりますが、マチをつまむのかそうしないのかが分かれ道となって違うデザインになっていきます。

完成したシャドウケース:<サイズ>縦8cmx横10cmxマチ無し

マチ無しとは言え、自然に1cm程の厚みが出来てきます。

その理由は裏地を取り付けているのでその分浮き上がるのです。

<表地:パープル系マルチカラー>生地名不明(ブロード)、綿/100%、日本製(アメリカ原産)。
<裏地:パープル>ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。

こうして写真を見てみると、マチが必要ないと納得していただけるのではないでしょうか。

実は、ミスをしておりまして、フラップに縫い付けるマジックテープの面を間違えてしまいまして、表地に縫い付けてしまったので、出来上がりが反対になってしまい、裏地が正面に出てしまいました。

本来は、柄が正面になるはずでした。

このまま続行してしまいましたが、一応間違えたということになります。

左は以前のファンデーションケースのマチ付き。元は本体の型紙が同じ。蓋の形とマチのある無しの違い。

このマチ無しのミニミニポーチ(右)は、コスメケースの分類で一応お作りしていますが、使い方は様々です。

細かい物を入れることに向いていると思います。

このような単純なミニミニポーチではあるのですが、お仕立てはバッグと同じようなスタンス。

全パーツに接着芯を貼り、マジックテープも二重に縫い付け、何ら、大きなバッグと違わない作り方が特徴。

マチが無い場合に角のとがりが特徴であり、目が行く場所ですので、ここを「わ」に作ることで成功の確率を高めました。

「わ」で作ることで誰がやっても困難な四角い角のラインが綺麗に出やすいのです。

左側の角:十分に角を目打ちで出せていないので下の方が良くないですが、もっと綺麗に角が出るはずです。
右側の角:こちらもまだ十分に角を出し切っていませんが、綺麗にとんがることができます。

せっかく角が出やすい「わ」にしたという環境がありながら、なんたること(汗)、ミスでした<m(__)m>。

あとがき

コスメ用のミニミニポーチは、主に3点お作りしていまして、「ファンデーションケース」「シャドウケース」「ペンシルケース」です。

これだけ小物が揃えば、コスメ用の細かい物の収納の悩みは解決の方向へ向かえると思います。

製作に関しては短い時間で可愛らしくできて、とても楽しいものではありますが、販売となると結構難しいです。

こんな小さなものを何千円も出費して購入しようとなかなか思ってもらえないのです。

こういったものこそ、自作で作ることができるのが一番だと考えるようになった現在。

そのまま出来上がりを販売するよりも、手法などをお伝えしていく方に意味を感じ始めています。

何か始めたいという時に、お部屋で気軽に始められる「ミシンライフ」をお勧めしたいと思います(^-^)。

メッシュパンプス用のハリのある生地をそのまま使用したリュック製作の過去、そのはぎれを利用して入れ物的存在のミニバッグを作った【973】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、結構多めに余った端切れを使った小さなバッグの製作です。

ポーチではなくてバッグが作れるということは、相当な余り具合だったと想像していただけるかと思います。

メイン生地はこれにほとんどを使用しました。その残りが、表地裏地共にこの度使う同じペアになります。

結構生地が余ったということには理由があり、もともと、あるデザインに生地を当てはめていくという製作の仕方は結構はぎれができやすいというお話を過去にもさせていただいております。

さらに、この度のメッシュ生地の場合、元々ストック生地であった在庫品を調達しているものですから、用尺に応じて調達していないので多く余ったのです。

本当は、生地の調達が先にあって、そこから型紙を作っていった方が、無駄なく生地を利用できると思うことがあります。

ごわつき感による形状キープのクセを活かし、入れ物的存在のインテリアバッグを作る


完成のインテリアミニバッグ:<サイズ>縦12cmx横12/20cmxマチ10cm。

<表地:紺orグレー>グラデーションストライプチュール、ナイロン/100%、日本製。
<裏地:ピンクxグレー薔薇柄>生地名不明(オックスフォード織)、綿/100%、原産国不明。

こんな感じで片手で底をつかめるようなサイズ感の小さなバスケットです。

入口にマジックテープを取り付けてあります。

使い道は、メイクをお泊り先の洗面所などに持って行ってこのバッグの中を容器みたいに使って外側へこぼれないようにキープするような一時的な使い方もできそうです。

バッグも持ち歩くだけのものではなく、容器として利用できる使い方という手もあるのです。

いつもと違った特殊な生地、新しい発見もあるもので、リュックに作った時とは違う使い方が同じ生地で作ることで現れたのです。

いつもと違った特殊な生地であったことで新しい発見もあるもので、リュックに作った時とは違う使い方を同じ生地で作ることで分かったということです。

あとがき

必要な分量のみ生地を調達しておくということは結構難しいことであり、生地が早くに終了してしまう多品種小ロットであることが、どうしてもキープしたくなる心理を掻き立てます。

そのせいであらかじめストックしておくと、長期保管の間に、製造の方針もどんどん変わってしまい、サイズが合わなくなることが起こります。

そして、この度ご紹介したような調達の仕方、過去の元々のストックをそのままある分購入するという場合は自由に分量を選べないのです。

当ブログ記事は、最初の投稿の2022.05.03の投稿でしたが、その後のブログの「手直し」によって現在の2024.08.15が順番です。

今まさにこの部分も追記しているところなのですが、およそ2年経過の今生地の調達に対して思うことは、ストックはできるだけ持たない方が良いということです。

2022年のその後、長期保管生地を一掃をしまして、2024年現在ではわずか。

生地が元々好きですので、あれこれと手を出したくなるのはやまやまですが、そうして過去のストックを作ってきましたので、今後はもっと別の考え方をしてきたいと思っているのです。

小規模での製作の最も強味となるところは、じっくりと高級感たっぷりに作り上げることだと思います。

そう思えてきた現在の2024年に至るまでには、技術を十分に高めておいたと思うのです。

そう考えますと過去の練習のような長い期間も非常に重要だったと思います。

地道に行っていく1つずつの製作こそ、やはり一番大切、現在の2024年でも同じことで、この先の2年後にどうなっているのかは、今の1コマ1コマの行動が影響するのです。

結局は、その時々を常に出来る全力を尽くして未来が出来上がっていくということなのだと思います(^-^)。

カーテン地のはぎれの素敵なパンプス柄の部分をスタイリッシュに切り取り、バランス良く配置の柄が出たコスメペンシルポーチ【969】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

大量に作るために手間を省くというのは最終的にユーザー様にとっては不利益をもたらします。

すぐほつれる、破損などが短い期間で起こり、長持ちしないお品ということになりかねません。

それに対して、手間をじっくりかける製作ができる環境があることはメリット。

できればみんなが自作の技術があれば良いのに。。と思うことがあります。

このたびは、はぎれの素敵な柄の出方が特徴のコスメペンシルケースを製作しました。

白ベースのカーテン地に対して、マルチカラーの中のピンクを抽出したような裏地を貼りまして1点のペンシルケースが完成致しました。

柄物生地が「わ」に閉じられるポーチのフォルムで注意する正面に出したい柄の正位置

コスメ用のペンシルケース:<サイズ>縦5cmx横18cmxマチ無し。生地は、ポリエステル/100%、日本製。

素敵なシティ柄、街並みの風景で車や木々が描かれ、このパンプスの部分が特に素敵でしたのでこの部分が出るように切り取ったのでした。

風景は不統一な全体柄なので、どの柄の部分を切り取るするかで、雰囲気も変わってきます。

最初この柄を一目見て心が躍りました、なんてすがすがしい素敵に柄なんだと。

「シティポップ」の音楽が似合う、そんなイメージの生地だと思ったものです。

裏側に車の絵もありましたが、「わ」になることで、オレンジカラーの車は反対向きに映ることがあります。

パンプスを重視し、車は反対向きで行きました。

広げている時は車は成位置。
収納時の「わ」の状態では、車がひっくり返ります。柄の向きがある生地に関してはこういったことも考慮。

このたび、裏地も活躍してくれているようで、少しのぞいています↓。

裏地はローンの綿/100%、日本製。カジュアルな表地にはブロードやローンが合うと考えました。

では、その裏地部分をさらに機能や役割の面で見ていきます。

ペンシルを挿すお部屋を設けています。お部屋の仕切りはミシンステッチで裏地になじむピンク糸で行いました。

ここで注意したいことは、両サイドに関しては、ステッチを縫い代を確保する前に行うために、縫い代である1cmを余分に足した分量でお部屋の幅を決めるということ。

その点実はミスをしてしまい、両サイドとも、太目めのペンシル(太筆のチークブラシのようなもの)を入れるために大きく分量をとったつもりの3cmでしたが、縫い代1cm分を足しておらず普通の幅になってしまいました。

しかし、なぜか、右から一つ内側が2.5c巾で広めにできていたので、ここへ太いブラシが1本入ります。

全体で言えることは、最低でも2cm幅は確保した方が良いです。ペンシルは細いものでも意外と立体的。

仕切りのステッチはマチ無しですので、膨らむから余分にその筆の厚みを横幅で見込む必要があるのです。

とにかく、幅も何となくよりは、しっかりとサイズを決めた方が後の使い勝手には大きく影響するものだということが分かりました。

向きを間違えました、使い易さは左入れタイプ。人によって右入れと左入れがあるのではないでしょうか。

友人とのくつろぎの最中にメイクボックスを広げるシーンなど、「あっ、かわいい♪」などと言ってもらえるのも、この広げた時の裏地の素敵さではないでしょうか。

このたびは、無地の差し色みたいなピンク色を持ってきましたが、柄の場合も素敵だと思います。

この度の表地も柄ですが、エタニティーなチェックの柄などは問題ないかと。

ピンクやブルーのギンガムチェックなどはすごく相性がよく一層かわいくなるかもしれません♪。

あとがき

もう少し更に試作が必要です。

コスメケースの中ではペンシルケースは一番あれこれ考える必要があるアイテムかもしれません。

例えば、高級生地でもったいなく余った場合に、こんな小さなものを作って消化できると高価な生地を使い切ることができます(^-^)。

裏地の色の違いがある同時製作のミニポーチ、高級生地のはぎれのファンシーツイードを隅から隅まで使ったコスパを高めた生地の消化【968】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近のことなのですが、生地のはぎれストックを整理整頓しました。

この作業の中には、接着芯貼作業と裁断が入りますので、製作の一歩手前までの準備も兼ねました。

このたびこうして準備した中から選んだはぎれで、2点同時製作でミニポーチ(ファンデーションケースとして)を作りました。

大変美しい高級な生地ですので是非ご覧になって下さいませ。

ほつれやすい生地は保管期間は短い方が良い、マジックテープとの相性は悪い、直接縫い付けではなく間にもう1生地挟むべきだった

マルチカラーのファンシーツイード。

ファンシーツイードは、いろんな糸が織り込まれ、それほどギューッと織られていないので緩いのです。

置いていて何かに触れるだけで片っ端からほつれていきます。

よってはぎれも同じことで、素早く作ってしまうことが縫い代が隠れるのでほつれ防止となります。

わずかに余った部分を大切に小物に利用していくことは、高級生地だからこその価値も出ると思います。

だいたいサイズは、長い辺でも8cm程度、マチは2cm程のミニサイズです。

生地そのまま少しだけをずっと持っているよりもずっと付加価値は高まると思います。

<表地>ファンシーツイード、ポリエステル/100%、ドイツ製。
<裏地:左>エステルポプリン(レンガ)、ポリエステル/100%、日本製。
<裏地:右>ラメツインクルサテン(赤)、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。

もし、よろしければなのですが、【285】【287】【289】【290】の番号の記事がこのファンシーツイードでケリーバッグを作って行く過程の記事になっていますので、広い面積でご覧いただくことができます。

その余りがこの製作だと思っていただけると面白い見方ができるかもしれません。

開閉は、マジックテープにしたわけですが、これがファンシーツイードの方の面とはあまり相性がよくありませんでした。

では、スナップボタンは。。と言っても同じような結果ではないかと。。

こうすればよかったと思うのが、直接ツイード生地にマジックテープを縫い付けずに、間にサテンのようなマジックテープとはくっつきにくい生地を縫い付けてそこにマジックテープ設置であれば大丈夫だったと思います。

そんな工夫も小さい物ながら出来ればよかったと後で反省しております。

あとがき

以前にもお話したことがありますが、はぎれは出ない方がエコノミーに生地を使えたということになると思います、残布で更にもう1点作るよりもです。

このたびのようなはぎれは、過去に、型紙のデザインに生地を当てはめた製作の仕方だから、どうしてもはぎれができやすいことの積み重ねで集まったはぎれとなります。

はぎれが出来てしまったこと自体、今後の製作の方向を決めるにあたり、とても重要なヒントになったのでした。

「はぎれ」はコスパ最大限の使用の結果であるべき、本来使い切りが望ましい生地の調達、生地幅によって左右されることから「面積」で常に考える【964】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、小さい面積のはぎれの整理整頓をしました。

その際に、どんなデザインで何を作るかも決め、接着芯を貼ってから、型紙に沿って裁断。

細かいパーツは、接着芯は粗裁ちの状態で貼っておいてから、型紙に当てて裁断とういう順序が断然がベスト。

この方がカットが正確です。

このたび、夢中で極力表地と裏地の組み合わせがなくなるまで、はぎれの整理整頓を行いました。

整理しながら接着芯を貼って、裁断→積んでいくを繰り返しました。

夢中で夜まで突入。

最後に貼りますYouTube動画では、細かいパーツをコスパ良く使っていく組み合わせを考えた残布製作前の準備の姿をその組み合わせのご紹介と共にお伝えしました。

一方、当ブログ生地では、そもそも最初の調達の時点でコスパを工夫する購入の仕方を伝えしたいと思います。

生地幅による調達の長さの違いは区別すると良い、型紙の面積の合計の「数値」を持った上での「全体面積」を考えた生地の調達

当然と言えば当然ですが、はぎれが出るということは、生地中心ではなくデザイン中心であるということ。

型紙に沿って生地をカットしていくので余るのです。

企画続行中の「インテリア収納袋」連続製作は、それほど決まりきったサイズでなくても良いことから、おおまかに、大・中・小の3種ほどのラインナップで、生地のストックに合わせて型紙を後から作った製作。

余る部分は、ほんの縁の方の細長い切れ端や、マチを削る分の正方形のみ。

もともと同じ分量ずつ生地を集めてきました過去。

1m購入と半分の0.5m購入とでもかなりの違いがあり、これまでは、ほとんどが0.5mで調達してきたのでした。

高級生地の場合はたまたま幅広であったこともあり、もっと最低限の0.35m-0.4mが中心でした。

0.3mだといくら広幅の生地でもパーツが全部とれないことがありましたので、それは少な過ぎ。

生地幅がダブルの140cm以上もあれば、0.4m、シングルであっても0.5mでだいたい面積は同じくらいになる計算でした。

幅が違う生地の時に、面積で考えるのが良いのです。

140cm巾で0.55m2(作ってきたコンパクトなバッグ)などという面積を基準にして、0.55÷1.4=0.4m(140cm巾の場合の用尺)くらいと導きます。

これが112cm巾の場合だと、0.55÷1.12=0.5m(112cm巾の場合の用尺)などとざっくり計算して、最低限の用尺分だけを集めることができます。

それでも、こうしてはぎれが存在することは、型に生地を当てはめていくやり方だからということが大きいです。

↑この裁断したはぎれ布の山の中では、唯一手前の黒い色の表地と裏地のペア「インテリア収納袋」製作用の余り。

ハギ合わせてやっととれたぐらいで、ほとんどはぎれは生み出されなかったのです。

大部分の残布が、過去の型紙に生地を合わせていったものばかりです。

このことは、今後の製作に大きなヒントになりました。

このヒントから1つ考えたことは、そもそもデザインを考える場合に、どんな幅の生地であっても残布が出にくいようなサイズ・デザインということを盛り込むことです。

小さいパーツなのでこうしてビニール袋にほつれ防止と紛失防止対策をして保管します。

あとがき

肩の力を抜きながらリラックスして作るには、はぎれはとても良い機会です。

小さいので短い時間で隙間的に時間が費やせますし、今日思ったことが明日も継続しているとは限らず、リアルタイムで今思うホットな気持ちの内に作ってしまえるといったものです。

何日もかかる製作のものは、途中で包んで保管しっ放しが結構ありまして、いくつかの途中の風呂敷(スカーフを利用)包みが点在しています(汗)。

はぎれ製作は、一気にその場で夢中で完成させてしまえることがその良さだと思います。

1点物でこの状態ですから、量産で出る生地のもったいなさといったら計り知れないものです。

ファスナーの縁にタブを付けず本体に馴染ませてしまう強度は本当に大丈夫なのか【741】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、「ポータブルポーチ」なるものを製作。

端切れで作った外出用の厳選のコスメアイテムだけを入れる小さめポーチ。

外出用のバッグ内に余分な物を省略するためのアイデアになります。

この1つ前の投稿の【740】では、その前の【739】で入り口ファスナーの端が横に飛び出すことを解消。

端と同じで終わるように設置したもののファスナーの端を心配し、タブを付けたことで野暮ったくなり失敗。

その続きがこのたびの【741】になりまして、今度は一重仕立ての生地でファスナーの端のタブを付けない作り方をしてみます。

見た目のすっきりさが感じられるのかどうかという目線でご覧いただければと思います。

ひっくり返しをしないファスナーの取り付け方で製作のポーチのファスナーの端っこの安全度はあるのか

いくらなんでもゴブラン級の厚みです。

ひっくり返しは到底無理で、外表のまま折りたたんで作っていく単純な構造のポーチです。

ひっくり返さずには作れない。。ということはありません、生地の厚みに応じて「中表」「外表」のいずれかを選択してゆけばよく、両者の混合も時には有効です。

一重仕立てのマチ無しポーチ:<サイズ>縦14cmx横18cm。20cmのファスナーの端同士を折ると18cmに。

たった1枚の「わ」の縦長の生地をファスナーに縫い付けていくようなイメージです。

パーツがたった1枚だけで良いという点が製作としては気軽。

縫い代は1cmをアイロンをかけて内側に折り込み、きちんと合わせてサイドを縫い付け重ねます。

難関と思われる、ファスナー周辺の2列のステッチは、トンネルのような筒を移動させながら縫っていく場面がありますが、可能でした。

途中で糸を区切らずとも、ひといきで行けます。

さて、ファスナーの縁なのですが、何となく曖昧にステッチに溶け込んで終了しました。

ファスナーはカットせずに使いましたので、折っただけで留め具が役割を果たし強度はそこそこ保たれていると思います。

見た目のすっきりさと強度のバランス、都度よく判断することが重要です。

あとがき

無駄のないすっきりとした、ありふれたデザインこそが込み入ったデザインよりも粋です。

ファスナー1本とはぎれ1枚でも随分奥の深い製作の内部を研究することになるものです。

特に柄物は、小さい面積だからこそ柄が生き生きと映った方が良いですので、単純なデザインの方がバランスが良いです。

ということで、既製品の数が豊富ではないファスナーにサイズを合わせた、18cm仕上がりの20cmファスナーを使ったポーチ、活かしてみて下さいませ(^-^)。

もっとシンプルなままで良かったか!?、ファスナーの縁を折った後タブを付けたことの野暮ったさ【740】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

デザイン考案+製造は失敗の連続です。

成功例だけをアップすればそれはそれは素晴らしい軌跡として映るかもしれませんが、現実はそうではありません。

その途中の苦労の様子や、「こんなことに気づかなかったんだ」という過去の姿も大切なのではないかと思っております。

結果上手くいかなかったさんざんな結果ではありましたが、次への道筋をある程度は付けることを必ずその回ごとに行うことで毎回わずかな発展をしているとも言えるのです。

このたびは、ファスナーを左右に飛び出さないようにと工夫したつもりの製作がかえって良くなかった例です。

考えたアイデアが必ず正解ということもなく、「余計なことをした」ということもあります。

このたびはそれに該当するようなケースかもしれません。

非常にお恥ずかしながら、これがリアルな記録、格好などつけるつもりはありません。

普通は隠してしまうような見苦しい失敗の体験を実直にご紹介させていただいてしまおうかと思います。

最終的に、「あっ」と言わせるような品々を作るところのゴールへ行くことが出来れば良いのですから。。

ファスナーカバー、付けない方が良かったかもしれない

二重仕立てに縫い合わせた生地にファスナーを取り付けました。縁は折りたたんで内側へ折り込む形で収納。

もしかしてこのまま縁を縫い閉じて仕上げた方がすっきりしたかもしれません。

ところが、こんな風にタブで覆ってしまおうと考え実行したのでした↓。

そのまま縫い付けずに、さらにファスナーカバーのタブを付けてしまいました。

このタブが余分なごわつきを生んでしまいました。

これ無しだともう少しスマートに出来上がったのかな。

その他のヶ所では、ファスナーの「務歯:むし」の左右は、生地が「わ」の方が見た目がすっきりするという改善点も見つかりました。

あとがき

いずれ良きゴールがあればと思います。

ところで、記事番号の1つ前の投稿記事【739】では、リボン柄でファスナーが左右に飛び出したタイプを製作。

そして、このたびは、ファスナーを飛び出さないタイプを製作しました【740】です。

次回【741】は、このたび付けてしまった余分なファスナー部分のタブを無しにしてみます。

しかも、インテリア生地の厚手の端切れを使い、一重仕立てで作ってみます。

こうして、【739】【740】【741】が連続した展開になっている投稿という見方をしていただくことができます。

失敗部分も記事をご覧いただけた方への製作のヒントになればと思います。

大切なのは、最終的には製作の「軸」を持つこと。

「腑に落ちない」何かを感じる感想も非常に重要なのです。

マルチカラーのリボン柄に心躍る、外出用のためだけの小さめバッグに邪魔せず入れられるコスメポーチ【739】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

コスメケース3点セットという「はぎれ」で製作する企画制作をしています。

イメージとしましては、ハイブランドメインポーチがメインコスメポーチとしてあり、その中に整頓するような形で入れるアイテムごとのミニケース。

「ファンデーションケース」「シャドウケース」「ペンシルケース」とおおまかなコスメアイテムの汚れやすいものをピックアップし、それぞれのケースに入れることで、お洗濯しにくいブランドコスメポーチの内部をできるだけ綺麗に保たれるアイデアです。

このたびは、「外出用」というシーンを考え、メインポーチを持って行かないケースとして、バッグに入るコンパクトなポーチを考えてみました。

ミニケースをそのままバッグに入れても良いのですが、更にまとめたいケースにどうかと考えてみたものになります。

横から飛び出すファスナー有りか無しか、柄の可愛さでデザインっぽく飛び出したファスナーの端

左-シャドウケース:縦6cmx横8cmxマチ無し。右-ポータブルメイクポーチ:縦11cmx横18cmxマチ無し。

左側のシャドウケースは、このたび右と一緒に製作。

型紙が一応底の部分がカーブを描いていたのですがうまく出ていませんので、次からは、「わ」を徹底した方が良いと考えました。

ポータブルメイクポーチは、右のような感じになりました。

ファスナーの飛び出しは厚みが増さないようにまずは飛び出してみたのです。

また後日、ファスナーが飛び出さないタイプも製作してまいります。

その場合、ファスナーを折ることになりますので、厚みが増して綺麗に縫えないかもしれないところが関門となると思います。

とりあえず、このたびは、柄の可愛さの力も借りながらいったん完成としました。

このたびのマルチカラーの原色がかわいいリボン柄は、日暮里の生地屋様「要藤商店」様からの購入でした、ありがとうございました<m(__)m>。

少しレトロ感もある等間隔の配列が大人でも楽しめるリボン柄だと解釈。

リュック用の裁断後の残布を使いこの度の製作をさせていただきました。

あとがき

このたびの三つ折りをアレンジしたファスナー付きのポータブルポーチは、様々なサイズで応用ができます。

三つ折り自体が、長財布みたいになったり、縦に眼鏡ケースみたいになったりと可能性が高いデザインの基本型です。

ここへファスナーが付くことが良い意味で発展、セキュリ―ティー性も追求できます。

メインバッグ自体のデザインへも落とし込めそうです(^-^)。

製作したコスメケースが汚れることこそ、ブランドメインポーチを汚さない良きフォローになる【736】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイド製作で「コスメケース」をお作りしています。

主に、ファンデーションケース、シャドウケース、ペンシルケースの3アイテム。

改良途中ではありながら作ったサンプルを実際に自分で使ってみまして、汚れた部分などを確認いたしました。

このたびは、実際に大きめのメインコスメポーチを使う場面において、中に入れて使う自作のミニケースの役割や存在を見てまいりたいと思います。

ポーチ内のケースの役割がちゃんと果たされていたことをミニケースの「汚れ」が物語る

ブランドのスエード製の大きめのポーチの中にハンドメイド製作のケースをこのように入れました。

コスメケースのターゲットの人のイメージは、ブランドが好きな人です。

同じような好みということになりますので、このように実際にブランドポーチに入れている様子が似たようなシーンが重なる部分の方にお伝えできればと思います。

ブランド品は高価ですので、コスパ良く長く使いたいと思うものです。

コスメポーチであっても立派なものなのです。

よって、作りの良い、高級な内側の部分が汚れないよう、直接粉の付いたスポンジや、チップやブラシをそのまま入れないということをまず考えたところからがスタートでした。

汚れたら洗えばよい布製の素材に一度ケースとして入れて、それをポーチinポーチするという使い方です。

ペンシルケースの中身:使う順番で並べるとスムーズ。シャドウチップやブラシに付いた粉が茶色く付きました。

ケース内で汚れてもメインポーチを汚さなければOK。

綺麗に使えること→長く使えることにつながります。

汚れても、ポーチの内貼りからは守られる、気になれば、ミニケースを定期的に洗えばよいのです。

ブランドポーチなどは、丸洗いしてしまえば一気に素材が傷みます。

この度の写真もブランドポーチのスエード。

そんなところへミニケースの存在価値が生まれます。

以前にバラバラで直接ポーチに入れていた時は、シャドウのフィルやファンデーションのフィルが割れたり、探すのに時間がかかりました。

しかし、こうして、布製のケースにふんわりと守られると、存在感が増し、探しやすいということも発見。

特にペンシルケースは、使う順番に並べて収納しておけば、作業がスムーズであり、ガチャガチャ探す手間が省けます。

あとがき

ハンドメイドスタートの2007年当初、単純な細長いペンシルケースを頼まれたことがありました。

ほんの数本のペンシルが入るコンパクトなもの。

レオパード柄だったと記憶しています。

きっとその方も、何かのメインポーチに入れるミニケースがほしかったのだと思います。

こういったポーチの中に更に入れるようなミニサイズはなかなかニッチなサイズの分野だと思います。

ただ、昔のレオパードも確か¥200というようなお値段だったと思いますので、「自作」できた方が本当は一番良いと思います。

その作り方も是非お伝えして行ければと思います(^-^)。