一から作り直しのお話。。。【1099】で納得いかなかった巻き薔薇の配置のやり直しを兼ねた1サイズダウンの巾着袋【1100】

まえがき

後から見直して、「ここがなあ」と納得いかない気持ちの出来上がりはボツにすることがあります。

今回、そんなことが起こった1日前の【1099】での出来事。

巻き薔薇の位置が悪く、雰囲気が良くない仕上がりになってしまいました。

ということで、解体して1からの作り直しです。

巻き薔薇はミシンで縫い付けてあるので、外すのではなく、表生地は在庫があるので、再び裁断して、本当の1からの作り直しです。

裏地は製作した「中」サイズの分だけしかなかったので、解体して、小さく裁断し直しました。

作り直しの結果出来上がった小サイズの巾着袋

今度は、巻き薔薇は1個ずつ個別に縫い付けることに変更。

そして、薔薇同士の間隔を出来上がりで均一に映るようにと考えました。

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。
巻き薔薇は青味のピンク。前面と後ろ面の両面装飾です。写真ではどうしても薔薇の色が薄く映ってしまいますが、実際はもっと色が付いています。
小さめながらマチたっぷり♪。
裏地は、解体前の「中」サイズの時のものをそのまま継続利用。

今回の場合裏地がこれっきりのものだったことで、サイズダウンして作り直すには、解体したものを使用することに。

サイズ展開を設けていたことで、せっかくのチョイスの薔薇柄が再び使えるチャンスをいただきました。

今度の薔薇の数は全部で9個ずつx両面の18個使いでした。

配置ははこんな感じ。上の方は巾着ひもホールを避け隙間を作り、サイドや下はマチで正面からは消えるということで真ん中に寄ったこんな配置にしてみました。

あとがき

今回、初めてYOUTUBEのショートをアップしてみました。

1分以内の短い動画専用ですが、初トライの目的と共に、先日アップの補足というか、その後みたいな内容だったので、短くご報告だけを兼ねてまとめました。

YOUTUBEのショートの使い方は、次の動画の予告とか、過去の動画の見どころのピックアップなどいろんな工夫がされているようです。

ちょっとしたご報告でも、動きがある動画の方がリアル感が伝わるのかもしれませんね。

アップ直後にフィードに表示してもらえることが、新しい視聴者様にも見てもらえる機会が得られるようです。

はあ(-_-;)、皆様、流れに本当に付いていっていますねえ。まあ私は自分の取り入れ方でマイペースに利用させていただきたいと思います。

とにかく、ずっと続けられるよう決して今だけの流れに乗り過ぎないようにしています。

どうしてもYOUTUBE頑張ろうと思うとYOUTUBEのための他の事という形になりがちで、それは事業者としては本来違うと私は思います。

難しいところです(^_^;)。

小さめな巻き薔薇の巾着袋への利用-配置が悪かった反省と共に。。。【1099】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

【1098】で、巻き薔薇を巾着袋の「小」というサイズの全体に縫い付ける装飾を致しました。

かなりかわいいなあと思い、引き続いて、今度は小さな巻き薔薇で、「中」サイズにトライ。

今度の巻き薔薇は、種類が違ってペタンコではなくて上にツンと立っている作りです。

おー、これは、ミシンのテクニックを要するなあと思いながらも、使ってみました。

そして、中サイズの巾着袋を製作したのでした。

カジュアル志向のコットン生地をエレガントな裏地に近づける

「インテリア収納袋:小」<サイズ>縦32cmx横29/48cmxマチ20cm

表地は、ツイルクロスという名前のデニムライクな生地です。

あのジーンズのような厚みではなくもっと全然薄いダンガリー程度のものですが、ずっしりと重みのある良い生地です。

この生地に巻き薔薇を2個ずつペアで一度に縫い付けるやり方で配置しましたが、位置が悪かった(^_^;)。

上に3つ横並びが配置ミスだと思いました。上は巾着袋で絞られ、サイドの2つが隠れるので、真ん中1つだけ飛び出していればよく、その分他の空いた空間を埋めるべきでした。ちょっと納得いかない配置になってしまいました。2個ペアで使用した理由は1つが小さいのに本体は「中」サイズというやや大きめなのでボリューム感が出せるかなあと考えたからです。結果は、薔薇のフォルムがはっきりしない出来上がりになってしまいました(^_^;)。
<裏地>ファイユ花柄プリント、ポリエステル/100%、日本製。

裏地が少しエレガントなので、表地のコットンのカジュアルな雰囲気に、巻き薔薇を加える工夫は良かったかもしれません。

ということで、出来上がったものの、やはり、薔薇の位置が悪いことで、その後解体したんです。

やはり納得が出来なかった仕上がり、新たな決意固める

YOUTUBEでは、出来上がり場面までしか映していませんが、その後の決断がありました。

もっと小さい「小」というサイズで裁断し直して、新たに出直します。

表地は、別の残布で、裏地は、それしかもうなかったので、解体してそのまま型紙を「小」で当て直して裁断です。

「小」サイズで裁断し直して、巻き薔薇のミニサイズを今度は1個ずつ量を増やして縫い付けました。この時の位置の考案は、マチで隠れてしまうサイドと底部分を省いた位置にしましたので、マチになる部分を軽く折って隠して面積を狭くしてシュミレーションしました。全体に散りばめる時は、こういうやり方が良いですね。

今回はここまで。こうして、後日小が改めて作られます。

引っ掛かりが残ったものは、やはり一度完成しても最終的な判断ではボツにすることがあります。

これは、自分の実直な気持ちに従っています。

あとがき

こういった簡単な巾着袋でも、作るたびに学びがあります。

巻き薔薇も、今回のようなミニサイズよりも、ペタンコになりやすい方が断然ミシンがかけやすいです。

青味のピンクがなくて、やむなくこのタイプの巻き薔薇の調達だったのでしたが、このツンと立った薔薇をうまくつぶしてステッチかける技みたいなものも必要で、まだあまりうまくないかもしれませんが、新たな経験でした。

最初の2つずつのペアとうのも、後で1個ずつでやったことで、1個ずつの方が薔薇の形がクリアで良いようでした。

2つずつだと何かはっきりしない形に映りましたね。

では、このやり直しの完成品は、次回のアップでご披露したいと思います(^-^)。

柄の続きは「巻き薔薇」で♪、草木柄のジャガード生地の巾着袋に装飾された巻き薔薇のアートな魅せ方【1098】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイド製作で、現在「インテリア収納袋」という裏地付きの巾着袋を製作しています。

生地をめいっぱい使うということがコンセプトなのですが、面積の多いものから順番に、つまり大きいサイズから順番に作って行きました。

サイズ展開は、大、中、小、ミニの4種です。

大と中もその差は目で見て分かるもので、小とミニに関しても似たコンパクトサイズながら、マチが15cmと10cmで結構違います。

こうしてできるだけ1点1点の存在価値を高めています。

今は、小やミニの段階になってきました。

また、新たな生地をこの製作に盛り込めば大や中も出てくる予定です。

その先としましては、いったん生地が落ち着いたら、簡易リュックなども使いやすいかもしれないので、トライしてみようかと思います。

今回は、ここ最近の中では新しい試みをしました。

巻き薔薇をワンポイントでなく、全体に柄のように散りばめるということです。

さて、どんな出来上がりになるでしょうかね(^-^)。

ジャガードの表面と裏面をそれぞれ表地と裏地に使った例

<表地:オフ>インテリアジャカード:ファイユ、ポリエステル/100%、日本製。・・・クッションカバーとかカーテン地になるようなインテリア生地です。幅もたっぷりあり、つるりとした高級感がある生地が多いのがインテリア生地。ただ、このオフ色は裏地選びが難しく、どの裏地も浮き過ぎてしまうということで、結局同生地の裏面を使うことに(^_^;)。こちらの面は生地屋さんが表示する表面。背景-ベージュ、柄-白ですね。内側の裏地は、この反対の面を使いました↓。
<裏地:オフ>インテリアジャカード:ファイユ、ポリエステル/100%、日本製・・・上の表地と色の出方が真反対ですね。ジャガードではこういったことが起こるので、裏面も楽しめます。背景-白、柄-ベージュ。

もともと背景の面積の方が柄よりも多くて広がっているということか、裏地側の面の方が白く映ります。


こういった使い方で少し表と裏に変化を付けるのも面白い使い方です。


裏地も全く同じ面を使ってしまうと単調ですが、違うということがお品全体の価値を高めてくると思います。

巻き薔薇を飾った意味をアートで知らせる♪

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/43cmxマチ15cm。

過去に、巻き薔薇を使ってある小物などのお店で拝見したところ、ほとんどが、巻き薔薇は表面にしか付いていませんでした。

持ち歩く時に擦れて薔薇が傷んだりほつれたりするから正面だけということなんだと思いますが、ここはインテリ袋としての差別化です。

後ろにも同じようにたっぷりと薔薇を飾りました。

サイドにも下の方に現れる来る配置になりましたので、にぎやかです。

今回のこの薔薇は、元のジャガード柄が草木柄でお花が存在していない柄なんです。

そこへ巻き薔薇を私が後付けで加えることで、「柄の続き」とでも呼ぶようなアートな作りをしてちょっとした意味をこめました。

この意味が分かっていただけた時に、何かときめきを感じてもらえるかもしれません(^-^)。

あとがき

巻き薔薇かわいいですよね。

思えば、ハンドメイドバッグ製作の本当のやり始めの頃、2007年頃だったと思います。

巻き薔薇を無地のポーチに飾るというワンポイントの付け方をしていました。

2007年当時作った細長ポーチ:ファスナー(YKK社製)の留め具いっぱいに合わせた、縦3cm程x横20cmxマチ無し。
こんなサイズ感のポーチはなかなかないので、ハンドメイドならではです。
当時、制作品は、こうして真ん中に巻き薔薇をよく飾っていました。

この中には、耳かきを1本のみ入れています。

細長いもの専用ですね。衛生的に外部からシャットアウトしてくれます。

よく考えたら、現在でも持っているということが、振り返れば、15年が経過。

まだまだこの先も持っていくと思いますので、30年以上のヴィンテージ級になるだろうと思います。

最近ヴィンテージ物をたくさん見ていますが、自分が今丁寧に作ったものというのが、この先ずっと残っていくことを考えたら、やはり、一番には、良質なお品を作ることを目指すに尽きると思いました。

ハンドメイドバッグの糸の色選び、生地に対して濃いめが本当に正解なのか【1097】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、「インテリア収納袋:ミニ」というお品をハンドメイドバッグとしてお作りしました。

いやはや、いつも同じデザインを作ってはいても、生地の組み合わせ、生地そのものも別なのでそれぞれ新しい学びというものがあるものです。

これはとても有難い製作になりますね。

今回は、糸の色選びについて、いかに生地に美しくなじむ糸の色を選ぶかというところに焦点を当てたお話になります。

糸は必ずハンドメイドバッグ製作に出てくるのでとても重要です。

何かのお役に立てればと思います。

糸の色だけを安易に見て慌てて選んでしまった紫色の糸の生地との色の相性

「インテリア収納袋:ミニ」:<サイズ>縦17cmx横17/27cmxマチ10cm。
<表地:パープルxゴールド>生地名不明(ブロードと予想)、綿/100%、日本製・・・詳しくは、生機(きばた)がアメリカ原産です。日本では、染色加工などを最終整理として行ったということです。アメリカっぽい柄だと思います。もとはパッチワークの生地を製造の「Moda Fabrics」社様のデザインです。商業利用が可能のプリント花柄です。
<裏地:パープル>生地名不明(綾織り)、ポリエステル/100%、日本製。
横に走るステッチ糸の色にご注目を。柄を遮るように黒っぽく映り、気になりますね。これは私の糸選びのミスです。

日ごろから、よくご紹介しているにもかかわらず、この時に、固定観念の紫には紫の糸というように「観念」で選んでしまいました。

糸選びは、生地にぴったり当てて、暗い光、明るい光いずれにおいても納得できるなじみ具合が結局は美しく仕上がるみたいです。

今回、左を選んでしまいました。右の存在を見落としていたのです。いかにも左の方が合いそうに思いますが、実際は写真のように黒っぽく浮き出る仕上がりなのです。
右の赤みの色の糸を当ててみるとなじむような感じですよね。こちらにするべきでした汗。

あとがき

糸の選び方は、生地に対して濃いめとの事ですが、洋服に限ってなのでしょうか。

バッグには当てはまらないとまたもや感じました。

実際に柄などを遮り、美しくないのです。

どう考えても結果は薄めの色の糸が正解になります。

まあとはいっても、結果は結果であり、糸を実際に生地によく当てて、紫だから紫色という固定観念で選ばないことですね。

たくさん糸を持ち合わせていたことでこういったことも分かりました。

同色系の糸の展開を複数持っていると、他の色も複数で全体の糸の数が莫大ですが、やはり糸というのはキモの部分なので、そこはおしみなく材料を豊富にそろえることの意味があったようです。

今回の場合も、裏地には、この糸がマッチしましたが、表地は糸の色を変えるなど、ひと手間のかけ方で出来上がりも変わる例です。

同じ糸で上下の糸を使用すると作業は確かにスムーズですがね。

良いお品を作ろうとするとスピーディーさにも勝る丁寧さ、意味ある手間のかけ方があるようです。

ハンドメイド製作ならではの逸品♪、表地と裏地がどちらもフクレジャガードだけれど織物とニットの違いがユニークな裏地付き巾着袋【1094】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回も「インテリア収納袋:小」の製作をしました。

生地のサイズに合わせてめいっぱい使用していくスタンスでここまで来ていまして、大きいサイズの段階が終了、現在は小やミニが中心です。

コンパクトなサイズでもマチが15cmとボリュームあるどっしりとした収納ができるようなサイズ感です。

たかが巾着袋といってもその作りはいかにきちんとした良質なお品になるかをいろいろ考えたものになります。

巾着袋では、糸の端っこの始末を内側に隠す工夫をたくさんしてきました。

まだ試行中の部分もありますが、おおわく、「いつものやり方」になってきました。

そんな糸始末の件もまた後日記事にしていき居たいと思います。

今回は、同じ名前のフクレジャガードを織物とニットで組み合わせて1つの巾着袋に制作したという点にスポットを当てました。

表地と裏地が同じ名前なんだけど随分違う様相のそれぞれの生地

<表地:黒xモカ>フクレジャカードニット、アクリル/69%、毛/12%、ナイロン/6%、ポリウレタン/1%・・・合計で88%分しかなくて、あと12%分が混率情報として抜けていますが、これが生地屋様が表示する情報でしたのであとの12%は不明です。ポリエステル/12%か綿/12%を予想しています<m(__)m>。
<裏地:黒>フクレジャガード、ポリエステル/100%、日本製。・・・こちらは、上の表地と同じ名前なのですが、織物です。

同じフクレジャガード(ジャカードも同じ)であっても、随分違いますね。

合わせたポイントとしては、まあるい柄という点です。

出来上がり

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。
ある程度たためます。

反省点

表地と裏地を一緒に使う際には、ニット芯を両方に共通して貼る方が縫い糸の糸調子が安定すると思います。今回、両方に織芯を貼ってしまいました。横伸びの柔軟性に少し欠けることで、糸がピンと張ったように感じてしまいます。糸は得にナイロン糸などを使わずしても、接着芯で融通が利くように本来はなると思うのです。

この点は反省でした。

ニット生地は基本的にニット芯の方が良いということの証明です。

この時に、裏地の織物にも合わせてニット芯を貼っていくことで、突き刺さった時の針に附随している糸の融通が全体に自由に効くようになると思います。

あとがき

先程の反省点のところのアップの写真ですが、表地に糸をモカ色でチョイスしていますね。

じつはここも今回のポイントです。

黒を選びがちだけれど、糸が好きでカラーを豊富に持ち合わせているのであれば、こういった黒ベースの柄のものは、黒を使わないのがお勧めです。

意外だと思われるかもしれませんが、黒が時折、柄の中できたなく目立つことが見られるので、黒は色が強すぎますので、避けた方が良いです。

黒無地以外は黒糸は選ばないといった考え方でも良いと思います。

とにかくなじんでステッチが隠れるかのように、黒ベースのマルチカラーではグレーをあえて使ったりもします。

その方が遥かに出来上がりがすっきりとして美しいです。

黒糸を使ってしまうと目立つのでそのステッチに視線が行ってしまい、見てほしい柄の美しさが際立たなかったりするのです。

糸選びに関しても深みがあるわけです。

抽象的な大花柄の巾着袋-巻き薔薇添え【1092】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回も完成しました。「インテリア収納袋:小」です。

2つお伝えしたいお話がありますので、項目に章を分けますね。

1)花柄が抽象的なので、巻き薔薇ではっきりさせてみた工夫

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。・・・真ん中に巻き薔薇を3個縫い付けました。柄になじんで一体化していますね。これで良いのです。
<表地>ポリエステル合繊、ポリエステル/100%、日本製。・・・そこそこ厚みがあり、使いやすい生地です。ニットみたいにも見えますが、織物です。
<裏地>生地名不明、ポリエステル/100%、日本製。・・・綾織が美しいですね。紫色も写真だと赤みに映りますが、別の赤紫と比べると、これでも青紫寄りなんです。少しカジュアル気味なこの裏地は表地の質によく合います。表地も少しがさっとしていますので。

それで、この巻き薔薇のお話ですが、これを縫い付ける効果が感じられています。

抽象的な大花柄を小さめの巾着という面積の狭い一角にまとめているわけで、そうした時に真ん中にワンポイントとしての巻き薔薇の設置が効果的になっていると思います。

2)江戸打ち紐にも数種類の混率の違いがあること

今回の江戸打ち紐は、ナイロン/100%でした。いつものレーヨン/100%に比べて縦によく伸び弾力性があります。メリットは、紐先がレーヨン/100%よりもほつれにくいです。ただ、レーヨンにあるつるりとしたエレガントさとはこちらは対照的で、がさっとしていてカジュアルなんです。そんな江戸打ち紐の微妙な種類の違いを感じた今回でした。まだアクリル/100%というのもあるみたいなので、それを入手した際には違いをご紹介したいと思いました。

今回のナイロン/100%のカジュアル寄りな質の紐は、本体の生地とよくマッチしました。

レーヨン/100%はツヤがあり、エレガントな生地によくマッチします。

微妙ですが、この使い分けは有りなのではないでしょうか。

あとがき

今回のような柄は、裏地としてもよかったかもしれません。

巻き薔薇の件は表地に使ったからこそ工夫してみようと思ったことでしたので、今回の使い方によって工夫が生まれ結果は良き学びが得られたということになります。

花柄も人それぞれ随分好みが分かれますね。

どちらかというと今回の柄は大人っぽいです。

デフォルメされた可愛いお花が好きな方も多いかもしれません。

お花柄は癒しであり、出来上がった巾着袋も入れ物として機能を果たすと同時にインテリアで時々眺める飾りみたいな役割もあります(^-^)。

巾着袋の最終ステッチ(ひもホール)の時のしわやタックが寄らないための必須テク【1090】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

引き続き製作は、インテリア収納袋を続行。

今回は、サテン生地のボタニカル柄で「小」サイズを作りました。

ただ。。。なんですが、最終場面で大きな失敗があり、ボツになってしまいました。

最終だったので、もうこの際一度作ってしまいまして、こんな感じとして見ていただきたいと思います。

失敗ではあったのですが、お伝えできるコツもご用意しています。

是非巾着袋作りにはお役立ていただける技術だと思います(^-^)。

ボツになった理由-薄地のために、針との相性が悪くピリが入ったこと

まさにこの場面です。こちらの柄が表面。最終のひもホールステッチをかけようとしている場面ですね。ここの最初の時点で返し縫いした後のステッチで、縦にストライプ状にピリが入りました。悲しすぎ(+_+)。
すごくひどいですね。ストライプ状に入った線はあっという間の1秒で出来上がった一瞬の出来事でした。

この原因は分かっています。

生地が薄くて、それに対応して、針をせめて、14番に換える必要があったのに、そのまま16番でいつものように続行してしまったからです。

ここでボツ品が決定しました。

気を取り直して、テクニックをお伝えしたいと思います。

この場面では、特に今回のような薄地の場合は、タックが寄りがちなのです。

それを食い止める待ち針を打つところにポイントがあります。

しわやタックが寄らないための待ち針の絶大な効果

こうして、待ち針を打って縫う箇所の周辺を固定する役割をしてもらいます。待ち針も、折り目が外れないための使い方だけでなく、こういった固定の使い方もあるのです。
手で少し見にくくてごめんなさい。待ち針をこうして縦にざっくり打ちます。目的はその周辺を固定するためだけです。これだけでも縫っている最中に生地が移動しにくい効果が絶大なのです。
黒地なので印が付けにくく、計った上から4cm地点をものさしで見て、指で押さえて、あくまでも両手でまっすぐに縫っていく体勢で挑みます。ここで途中で待ち針は外しませんでした。
<表地:黒xマルチカラーボタニカル柄>ポリエステル合繊、ポリエステル/100%、日本製。
<裏地>ジャカード、ポリエステル/100%、日本製。

ボツ品ながらいったん完成へ

<インテリア収納袋:小>サイズ:縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。

ここまで完成してボツ品なのでとても悔しいですが、仕方がないです。

繊細な生地だからこそのハプニングとミス。

今まで登場していなかったボタニカル風であるところも新鮮でしたが、「幻の1作」となりました。

あとがき

過去に、ゴブラン生地の手持ちと全く同じ生地をネット販売の写真で目にしたことがありました。

私の自分のゴブラン織りのバッグのネットでの出方の検索で同じ生地のがま口ポーチをお作りの方の製作品が現れたのです。

他の方の製作品はあまり拝見しない方ですが、そうしてたまたま見た時に同じ生地であることもあります。

これは、生地が一応量産品であることから起こりうることなのですが、裏地付きの巾着袋を作って行くことで、全く同じになりにくいと言えます。

テーマが「コーデ」ですので、表地と裏地も全く同じ偶然のチョイスの確率はうんと低いと言えます。

そこに「らしさ」を見ていただけると良いと思います(^-^)。

裏地付き巾着袋のコの字ステッチの底ラインを最終ステッチとぴったり合致して美しい仕上がりが実現する方法【1087】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回も裏地付き巾着袋を製作しました。

「インテリア収納袋:小」です。

使用の生地は、実は長い間保管の生地で、ちりめんです。

かなり前で2015年くらいかもしれません。

出所がしっかり分からず、骨董品のお店での購入でした。

ちりめんのよくある和風なイメージとは違い洋風要素が高く、マルチカラーの色の種類も豊富でレアだと感じました。

赤がアクセントになった出来上がり

<インテリア収納袋:小>サイズ:縦22cmx横19/34cmxマチ15cm

なかなか可愛いお品になりました(^-^)。

やっとこの生地の出番があったと自分でもその点にむしろ感無量のところです(^_^;)。

<表地:ベージュ>ちりめんプリント、ポリエステル/100%(おそらく)、原産国不明。
<裏地:紅色>エステルサテン、ポリエステル/100%、日本製。
今回は、赤が差し色です。表地の中のマルチカラーの中から分かりやすく際立つ赤色と裏地と江戸打ち紐を合わせました。ループエンドはエレガントなスズラン型で、やはりシルバーカラーよりゴールドが合うようでした。

巾着ひもホールのコの字ステッチと、最終ホール閉じのステッチの美しい重なりのコツ

それでは、今日ほぼ行き着いた、巾着ひもホールのこの時のステッチの表地と裏地の重なりのコツをご紹介したいと思います。

何も考えずにただやっていくと、ずれるのが常です。

それぐらい意識して重ねていかないと重ならないものなのです。

表地側のコの字ステッチの重なり:左右共このように最後のホール縫いとじステッチに重ねるのがとても美しいと思います。最初のスタートをコの字の所から始めていくのですが、それ以前に遡り、裏地の返し口からひっくり返した直後に待ち針を使って重ねるのが最も重要なポイントです。後程のYOUTUBEでその方法を後半の方でご紹介していますので、ご視聴下さいませ<m(__)m>。
裏地側のコの字と最終ステッチの重なり:右の白い部分は最後の玉止めです。隠し場所が無くて今のところこの位置でが、ホール内に隠そうとすると紐と擦れ合ってかえってほどけやすいかとここにしたのが今現在の行き着いた考え方です。

この後、YOUTUBE動画を貼りますが、上述の「ひっくり返した直後にすぐに、待ち針でコの字を留める」という作業によって、その後の、上部のステッチの時の微妙な位置も変わってくると感じました。

よって、すべては、待ち針で指定するその固定の部分が重要なキーポイントなのです。

●2:37~・・・コの字の待ち針の合わせ方とかそのタイミングをお話致しました。

あとがき

引き続き巾着袋作って行きます。

こうしてコンスタントにアップできるのは、比較的巾着袋が短い時間で仕上がるからです。

複雑な1週間ほど期間を要するリュックなどの内部構造が工夫されたものに関しては、コンテンツ販売を予定しています。

現在は、「切餅」という一重仕立てでできるエコバッグ型のコンテンツを販売中ですので、後程お立ち寄りどうぞ。当HP内のトップに案内がございます(^-^)。

しっかり両面同じ向きにそろえたい!ハンドメイド巾着袋製作で見逃しがちな花柄の葉っぱの向きの一方方向性【1085】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、2019年に購入の生地が眠っておりまして、やっと起きていただく時がまいりました。

ちりめんの華やかな小花柄で巾着袋をお作りしました。

ちりめん素材と巾着袋はもともと和風の分野で着物や浴衣に添える小さな手提げ袋の役割のイメージもありました。

ちりめんの小花柄はとても種類が多いのですが、いろいろ見た中ピンとくる柄はほとんどありませんでした。

なぜなんだろう。。。

おそらく、洋の要素を私が求めているからなんだと思いました。

いかにも和風な着物風に斜めに柄が流れるような生地だと固定観念なのか真新しい感じがしなかったのです(^_^;)。

柄の向きを2つの面で互い違いにしてしまったミスからの決断とは。。。

<表地:オレンジ>ちりめん金彩プリント、レーヨン/100%、日本製。

表地には、こういった柄を使いました。

まえがきの中でお話の洋の要素がある和というポイントにマッチした柄だと思いました。

見たときの多くの他の柄はすべて斜めに着物風な波が入っていて、あれこそが和風なのですが、多すぎてレア感がありませんでした。

1つだけ選ぶとしたら。。。ということになるとこれがダントツだったのです。

生地購入は2019年11月。

そこから3年ほど経過しています。

大きくたたんで生地ストック用の引き出しへふんわり収納して保管してきたこの3年。

いよいよ出番がやってきたのです。

意外に難しいのが裏地選びです。

<裏地>ブラウン撥水サテン、ナイロン/100%、日本製。

当初、裏地はパープルの予定でしたが、今回あるミスをしてしまうことで、裁断後の裏地は、別のものに使用することに。

そのミスというのが、柄の向きの間違いです。

今一度、オレンジの小花柄の柄の細かい部分をご覧くださいませ。

葉っぱのみに注目していただくと、完全に向きがあることが分かります。

気づいたのが、「小」という巾着袋のサイズでの裁断の後でした。

10分ほど悩み、それほど目立つものでもないかなあと思ったりもしましたが、間違ったままの続行は取りやめ。

「ミニ」というサイズでの裁断を正しい向きでやり直したのです。

ここで作ってしまうと、せっかく作るその後の作業の丁寧さとかじっくりと縫い込むその価値がこの柄の向きのミスですべて台無しになると思いました。

もうマチの部分が削られて、同じサイズは無理で、もっと小さいミニになったのが事の経緯でした(^_^;)。

<インテリア収納袋:ミニ>サイズ:縦17cmx横17/26cmxマチ10cm。

巾着ひもはなじむ同じオレンジ色の江戸打ち紐3-4mm程度。ループエンドはゴールドカラーのスズラン型です。

撮影用に、中には、新聞紙(しんぶんし:印刷あり)をまるめてそれを新聞紙(しんぶんがみ:印刷無し)で包んだ小さめあんこが1つ入っています。

実際にこうして物を入れると、こんもりとしてかわいい巾着袋です。

写真だとサイズ感が分かりづらいですが、小というタイプは、もうひとまわり大きいのです。

サイズの違いを小さめ同士で比べてみると、

・「小」・・・縦22cmx横19/34cmxマチ15cm

・「ミニ」・・・縦17cmx横19/26cmxマチ10cm・・・今回製作の方はこちら

共通する部分がありますね。

横の底辺の長さです。同じ19cmというのが、底面の横の長さにあたります。

けれども、マチが5cmも違うこと、縦と横ともに5cm以上寸法の違いがあり、見た目も結構違うと分かるのです。

ただ、このミニサイズも、ミニとはいっても結構な容量であることで、後の使うシーンでの価値を容量にも感じていただけると思います。

このサイズの違いによって入れ物としての目的も少し違ってくるかもしれませんし、趣味嗜好の違いにも当てはまりやすくなるかもしれません。

作り手の私の方から言えるのは、小では無理な生地の分量でもミニなら可能である場合が多々ありました。

そうしたことで、このミニサイズを設けたという経緯があります。

あとがき

今回の裁断の向きのミスによって、変な風に生地が余りました。

ミスがもったいない結果を招いてしまいました。

本来、めいっぱい生地を有効に使ったサイズに決めていくスタンスのこのインテリア企画ですが、ちょっとずれてしまいましたね。

本当は、小を作ることが出来ればよかったので、柄の向きの間違いの重要さをここで実感します。

ただ、このミニサイズの出来栄えは良好です。

かわいくコロンと座るインテリアできらりと光る質の良い巾着袋になれますよう(^-^)。

花柄だけが美しいとは限らない、抽象柄のパープル系マルチカラーのシルク紬の神秘的な美しさを巾着袋でお伝えしたい【1083】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ただいま、過去のストック生地の一掃企画ということで、インテリア収納袋を短い時間で製作しています。

短い時間とは言え、裏地付きの巾着袋であり、しっかりと丁寧なお仕立てをした上でのスピードということになります。

多くを花柄で占めているのですが、このたびは、「抽象柄」の素敵さをお伝えできればと思います。

巾着袋には向いているしなやかながら強靭さも持ち備えた「シルク紬」です。

生地は高級であり、素敵ですので、柄違いや色違いでその他2種ほど別でも製作しています。

「シルク紬」のようなとろんとしながらも強靭さを持つ生地は巾着袋のようなふんわりしたデザインに落とし込むのが正解

インテリア収納袋(小):<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。

モヤモヤした柄で、黒ベースでパープルの濃淡が非常に美しいです。

なかなかの高級品あり、たやすく巾着袋にしてしまっていることに多少ためらいもありますが、かえってよくある巾着袋との差別化になるかもしれません。

<表地:黒xパープル系マルチカラー抽象柄>シルク紬(つむぎ)プリント、絹/100%、日本製。

花柄の時は迷わず「すずらん型」のループエンドを選びましたが、抽象柄では少し変化をつけまして、コイル型のプレーンタイプにしてみました。

コイル型の彫りとシルク紬の節の相性が非常に良いという小さな発見も、こうして「いつものやつ」をそのまま使わず、気持ちを一新したことの良き結果です。

<裏地:シルバーグレー>ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。

1つ学びがあったのでお伝えしまして、最後に他の「シルク紬」の製作品もお写真をアップしたいと思います。

こうして、本来表になる面を今一度ひっくり返して、内側にしながら柄の方へステッチするやり方をしました。

こうして、器のようにかけることが見やすくて綺麗にステッチができる向きだと分かります。

そのままの状態だと裏地側が上糸側になりますので、表面を上糸側にしたかったからひっくり返してこの体勢で縫ったのです。

この時に、縦に待ち針を均等に打ち固定してステッチをかけていく方が皺やタックが寄りにくいです。

さらに、巾着ホール周辺のコの字の下の線に重ねてスタートすると出来上がりが綺麗。

では、同じ「シルク紬」の他の製作品です↓。

柄違いの2点:2点同士は同じ花柄の色違いになります。バニティーバッグはとろんとし過ぎ型の選択ミスの過去。

あとがき

抽象柄のかっこ良さを教えてくれた生地でした。

マルチカラーだからこそ華やかになっているとも言えます。

結構早い時期に最初のバニティー型を作ってしまい、とろんとして失敗していたのでしばらくこの生地に手をつけなかったのですが、やっとここで、ふんわりとしたデザインが「シルク紬」にはお似合いだと確信。

生地とデザインとの相性の重要さも出来上がりの100%の素敵さには非常に重要な事なのです(^-^)。