「優しい中間色のストーンがあれば」と行き着いた先にあった、「アフリカンレッドアベンチュリン」の自作ネックレスとブレスの活かし方【456】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

あれは、2015年前後のこと。。

「パワーストーンブーム」の全盛期辺りに、留め具を高級地金に設置して自作のストーンジュエリーを製作。

その中で今まで知らなかった中間色の美しいストーンがこの世にあることを知ります。

どれも「キャンディ」のように美しい質感に対して、随分夢中になったものです。

そんな中で、サーモンピンクの「アフリカンレッドアベンチュリン」に出会います。

「アフリカン」と頭に付く「レッドアベンチュリン」は、オレンジにわずかに寄ったいわゆるサーモンピンク色でした。

そして、最もストーンが美しいと感じたキューブ型にはまった当時、ネックレスとブレスを製作。

その2点にリングを地金のK18YGでそろえて和風なセットを作ってみたのです。

このたびは、素材がリングだけ地金という別物素材を相性良く取り入れていくコツのようなことをお伝えしてまいりたいと思います。

キューブ型の粒は四角フォルムに映る「平打ち型」のリングが相性が良い

よく、ブログ記事でもお伝えしていますが、形を同じで合わせるジュエリーの組み合わせを考える時に、アイテムそのもののフォルムだけを見るのではなく、遠目で目に映るところをシミュレーションや想像(イメージ)で考えることをお勧めします。

〇ネックレス:「アフリカンレッドアベンチュリン」のキューブカット6mm。長さは70cm。留め具はK18YG。
〇ブレスレット:こちらも「アフリカンレッドアベンチュリン」。留め具K18YGの6mmのキューブカット。

キューブカットはネックレスよりも急カーブの輪であるブレス、付けた時に硬いので長めに作りまして19cmくらいです。

留め具は付けるものの、実質バングルのような感覚で考えると良いと思います。

〇リング:左2個はK18YG。15-16号。一番右が茶メノウのくり抜きリング。17号程度。

リングが重ね付けを自由にできる豊富な3個。

これらのリングは遠目では指にはめた正面から、サイドからなど横長の帯のように映ります。

それは、四角フォルムに合いやすいという映り姿の形です。

リングは和風な柄です。

和柄の「青海波:せいがいは」に似ている左側と、木の実柄の真ん中。

珍しい茶メノウの巾広のくり抜きリングもサーモンピンクに色の相性が良いです。

同じ色でリンクではなくても、「相性のある色同士」ということも時に考えるとポテンシャルが広がります。

5点セット:和柄のお洋服にも合うのではないかと想像が膨らみますが。。その後大きくレベルアップの改良。

実は、自作ネックレスとブレスも2022年のラインナップの大改良ではすべて廃止になっています。

とはいえ、この時の自作から始まった組み合わせの考案はあるべき道のりだったと言えます。

この和風のイメージは、後のレベルアップの際にもすごく印象に残っていたので、その後こんな感じに取り入れ、和風を表現してみました↓。

3点セット(新案):和風テイストです。このリングが昔の和風リングの面影があるものになっています。

今は無き、「アフリカンレッドアベンチュリン」のネックレスとブレス。

連物には、地金が不足するので、どうしても「レンタル」では価値が見込まれないのです。

仕方がないことなのですが、こうした過去の記録はご提案としては残したいと思いました。

本当にエレガントで素敵になると思います。

連物は、お洋服と溶け合って素敵になることが多いので、お手持ちのお洋服に欲しい連を石問屋様で検索してカラーから探すこともできます。

お世話になった石問屋様は、「ケンケンジェムズ」様でした。

ありがとうございました<m(__)m>。

あとがき

誰かのお力を借りずして何もやってこれなかったと思います。

今まで知らなかったストーン情報を知ったことで自作のネックレスやブレスを体験できたことは、持ち前の分野の担当外の事を大きく他の事業者様や人にお世話になったわけです。

ピクチャレスクの役割は「コーデ」のご提案。

とにかく、「装い」や「組み合わせ」をとことんこうしてお伝えしてまいりたいと思います。

現在の「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップ外や、過去多かった天然石の連物、コスチュームジュエリー、素材がたとえメッキで出来ていたノーブランドジュエリーだったとしても「素敵なものは素敵」なのです。

重視するたった1つのこと、それは「おしゃれ度」ですから(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

四角フォルムを取りそろえ、ヘマタイトがここまでカッコイイ天然石だったのかとうっとりするジュエリーへ【457】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2010年以降の5年間、「パワーストーンブーム」の影響で、たくさんの連物ネックレスやブレスレットを作ってまいりました。

拘りは高級感、留め具を18金にし、ストーンに合わせてイエローゴールド/ホワイトゴールドの別を考えました。

このたびは、そんな製作をたくさんした時代の2015年辺りに自作の「ヘマタイト」のロングネックレスとブレスを入れ込んだ四角モチーフを意識した3点セットをご紹介致します。

これまでは見たことが無かったキューブカットは、シルバーカラーにとても相応しくうっとりするほど、ヘマタイトがここまで美しかったと知ったきっかけでした。

「パワーストーンブーム」後であっても数ある天然石の中からはシルバージュエリーに相性が良い素敵なストーンであると伝達し続けたい程の熱い気持ちを抱くようになったヘマタイトのストーリーです。

同じシルバーカラーがK18WG留め具に相性良くなじむ小粒のキューブ型ヘマタイトネックレス

〇ネックレス:長さ106cm。ヘマタイト4mmのキューブカット。留め具は、K18WG製。 
〇ブレスレット:留め具含む長さ22cm。天然石ヘマタイト4mmのキューブカット。留め具はすべてK18WG。

ブレスレットを全くのお揃いにしました。

〇リング:K18WG台にガーネットとヘマタイトのコンビのスクエアっぽい映り。サイズは、13号程度。

ヘマタイト同士がリンクしてすっきりとしています。

ガーネットの赤も良き差し色です。

3点セット:ロングネックレスは2連使いもOK。全体的にシックにまとまります。

その後、当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップからはこうした連物は、たとえヘマタイトの美しいチェーンのような様相をしていても廃止。

徹底的に「高級地金+宝石」のコンビに大改良をしたのが2022年の事。

2022年の改良後は、この中ではリングだけが活かされました↓。

3点セット(新案):リングだけが継続となりました。その他のネックレスやブレスはPT850製。

ただ、廃止はしたものの、ヘマタイトの美しさを知ったストーリーは決して消えないと思います。

ここまで美しいストーンだとは知らなかったことを、石問屋様が教えてくれたと思います。

「ケンケンジェムズ」様で購入の連で作ったものでした、ありがとうごさいました<m(__)m>。

もし、シルバー925のネックレスをお探しの場合に、こんな考え方もありまして、シルバーカラーの連をつなげたネックレスをこの度の例のように作るという案です。

「ヘマタイト」の他には、「パイライト」も類似品、どちらかというと「パイライト」の方がゴールドカラーの味わいが入ります。

あとがき

自作した時代に随分形やストーンのカラーなどに対する学びがあったのだと思います。

ジュエリーというと華やかなカラーばかりに目を向けがちですが、綺麗な色はもちろんのこと、暗い色の神秘的な美しさもあるのだということです。

深堀りをしながら、フラットに天然石を見ていきたいと思いますし、レンタルジュエリーの本物では並ばないような「メッキジュエリー」にだって素敵さがあるということも同時にお伝えしたいと思います。

本物を扱う事業者本人がメッキジュエリーの優れた点や優れた品物をご紹介することはかなりご理解いただけると思っております。

レンタルにはレンタルならではの価値があるわけですが、親しみやすいジュエリーにももちろん出番があり、結局は使い分けが大切になってきます。

結局は、地金レベルよりも大切な「おしゃれ度」を「高級地金+宝石」というスタンスの中でも一番に重視していく意向は変わりません。

「本物志向のレンタルジュエリー」にもご注目下さいますと同時に、また、こちらの<ジュエリー>のコーナーの記事にご訪問をしていただけると大変光栄でございます(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

燃えるような赤が混じる黒曜石「十勝石:とかちいし」は北海道生まれ、名前を見つけるまでの物語を綴りました【458】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2010年頃、質屋様やディスカウントショップ様をめぐりながら、昭和時代のお土産品と思われるの天然石のネックレスを見つけることを時々していました。

その中で名前が分からず見たこともなかったストーンも登場。

当時の「パワーストーンブーム」も相まって天然石専門店様でも聞いてみたほど全く見当が付かなかったストーンがありました。

それは「十勝石:とかちいし」。

なんとこのストーン、日本の北海道の名産品だったのでした。

色々検索しては探していく中で、天然石のお店の店員様が予想された「ジャスパー」がやけに納得の予想でした。

ただ、「ジャスパー」の中で類似品はあったものの少し実物とは違うようで、スッキリしない日々が続くことに。。

そうして、ある時、全く同じネックレスを「メルカリ」様だったと思うのですが発見。

そして、そこには「十勝石」のご説明がありました。

そして、あまりの嬉しさに、元々持っていたショートネックレス40cm程度と、発見と同時に「メルカリ」様で購入した十勝石をつなげ、K18YGの留め具を留めてロングネックレスへ自主へアレンジ。

そんな自作をしましたのが2015年くらいのことでしょうか。

そして、その他のジュエリーと組み合わせてセットにしていった2020年の「本物志向のレンタルジュエリー」スタートという時の流れと共に「十勝石」は縁が出来たストーンとなりました。

「ジャスパー」に確かに類似する模様があり、カジュアルです。

いかにこれをエレガントに寄せていくのかなどを懸命に考えていきました。

難しいのがこの赤みのカラー。

茶色でもなければ深紅でもない中間色なのでした。

どうぞ、出来上がった組み合わせのセットをご覧くださいませ。

「十勝石:とかちいし」の赤とリンクするカラーを探す困難の末たどりついた3点セット

〇ネックレス:長さ78cm。「十勝石」6-8mmの32面カット。留め具は、K18YG製。 

朱色ともいえるような和風の「椀:わん」の漆塗りをイメージするカラーです。

燃えるような溶岩がそのまま固まったみたいな柄。

すごくロマンとかっこよさを感じました。

〇ブレスレット:「エルメス」内周19cm。エンジ系。ストーンの色に合わせた精いっぱいの結果でした。
〇リング:本鼈甲。15号程度。比較的カジュアルな作りのリングですが、この暗さが十勝石に相性が良いです。
3点セット:当時の精いっぱいの組み合わせでした。遠目ではネックレスが柄のように映ります。

お洋服は「和風」が1つの案、絣(かすり)のような素材をエレガントに意外性を入れるイメージ

カジュアルにイメージしがちなところを、意外性を入れましてエレガントにしたいということを冒頭でもお話させていただきました。

かといって、つるりとしたエレガントな素材ではなく、ここでまたギャップを入れていくのです。

がさっとした絣(かすり)のような素材や、ウールです。

まずは黒が良いのではないかと思います。

ただ、その分デザインをエレガントにワンピースやしっとりとしたパンツなどが良いのではないでしょうか。

あとがき

最終的には名前が分かったこのたびの「十勝石:とかちいし」でしたが、発見できたのも、ちょうどネットの画像が増えてきた頃だったと思います。

現在は同じ物を画像検索で自らピンポイントで探すことが当たり前ですが、当時は随分苦労したものです。

そして、過去には探しても見つからなかったものも、期間をおいて再び調べると見つかることもよくあります。

その他の分野でも、曲名とかストーリーのたいとるなども同じこと、結局は諦めないことですね。

心に引っかかりがあることは必ず実現して、知りたいことなどをちゃんと達成していくことでこんな風に良きストーリーが後で語れるということになります(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

きっかけはあのアメリカ女優様のネット写真、まるでオニキスをエレガントに装うご提案をいただいたような感動【459】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1990年代に夢中になって土曜日の深夜に楽しみに見ていた、「ビバリーヒルズ青春白書」。

以前に「ビバリーヒルズ高校白書」もあり、その続編。

実質1990年-2000年のスパンでの放送だった、日本ではまさにバブル時期とその後に当たる10年間です。

ドラマ内の素敵なキャストや、お洋服に夢中。

そんな楽しかったドラマも2000年周辺での最終回があったことがとても残念でした。

思えば、あの放送終了以降の2000年代からアメリカのドラマがたくさん放送されるようになり、海外ドラマファンが増えたのではないでしょうか。

さて、その「ビバヒル」の女優さんの「ジェニー・ガース」様。

お美しく、時々ネットでお写真を拝見し、お洋服コーデを見ることがありました。

それが2015年辺りでした。

そんな中で1つ気になったネックレスをお召しになっていたのです。

おそらくオニキスだと思います。

その時のお洋服は黒のワンピース。

黒のワンピースに黒いネックレスがひときわ印象的に映り、彼女の優しい雰囲気との程好い調和があったところに感動♪。

そのネックレスが忘れられず、引用してみたオニキスネックレス中心の組み合わせをこの度ご紹介したいと思います。

自作の大粒オニキスネックレスとブレスが良きモノトーンコーデの差し色なるか

〇ネックレス:オニキスの64面カット12mm珠のショート丈。42cmほど。留め具はK18YG。

真っ黒ではないところがこの時の大粒のオニキスとの出会いでした。

オニキスとメノウは元は同じ生まれで袂を分かつ関係とでも言いましょうか、最終的には別物ですが真っ黒なイメージのオニキスにこうして柄が入ると間違いやすいです。

〇ブレスレット:ネックレスと同じお揃いです。こちらも留め具はK18YG。

丸珠とは違い64面カットが入ったことで、エレガントさが際立ちます。

〇リング:「シャネル」製のプラスチックリング。ベージュ地に黒の水玉。サイズは、14号程度。

ここにこれを合わせずしてどこに合わせるのかという自信を持って合わせた水玉のプラリング。

お品物の抜群のセンスがありがたいです。

3点セット:モノトーンだけでまとめています。「丸」がひそやかな共通点。オニキスと水玉がリンク。

あとがき

「ジェニー・ガース」様がお召しになっていた連ネックレスは、珠のサイズが大小異なり、全体でU字型に映っていました。

そして、珠の間に結び目「オールノット」仕様でした。

「ノット」というのは結ぶという意味で、ネクタイの時の結び方「プレーンノット」にも使われるあの言葉です。

そこには躍動感があり素敵だったのです。

そして、完成の同じサイズの珠では円形にフォルムが落ち着くという違いを知ります。

珠のサイズが変わることは、全体のラインをU字に作ることにも影響していたのです。

その後、2022年の「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップ大改良において完全に「高級地金+宝石」へ特化したものになりました。

地金とのコンビとなると、オニキスはなかなか出番がなく、連物ならではの存在感なのです。

黒コーデがお好みの方は、オニキスの連のネックレスをジュエリーコレクションに入れているとどこかで必ず出番がありそうです。

珠が小粒だとカジュアルに、大粒はエレガントになります。

自作の自由度は高く、思った通りのストーンで連が繋げますので、そういったことが現在は自作で実現しやすくなり、レンタルでは出番はなくなったと思っております。

ただ、過去のセット組の記録としては、流行に左右されることなく記事に綴り、お役に立つことがあればと残しておきたいと思います(^-^)。

2つのキーワード「丸み」「パステルカラー」を共通に組み合わせ、モルガナイトと翡翠が織りなすクリーミーな世界観【436】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という事業をさせていただいております。

開始の2020年以前からの自前のジュエリーコレクションを引用の事業用へALL献上は、ある意味「事業者としての道」を歩く決意をしたきっかけです。

よく記事では、「それらのジュエリーを集めるだけでなかなか付ける機会がなかった」ということで、「自分以外の方にご利用いただこうと思った」とお話致しております。

ただ、一度だけ付けたこともあったものも中にはあったわけでして、このたびは、ご紹介のセットをそのまま付けた過去の人からの反応を含めたエピソードを踏まえながら優しいカラーの天然石の美しさが特徴のジュエリーセットをご紹介したいと思います。

キーワードは「丸み」と「パステルカラー」、徹底追求した結果表れたクリーミーな世界観

4点セット:ネックレスは別のストーン同士の重ね付け。
グリーンはストーン名は不明ながら「ニュージェイド」と予想。ピンクは「モルガナイト」。各45cm。

留め具をK18YGで設置し直しています。

バイカラーの重なりが美しいです。

このように気さくに重なった動きのまま付けるというところが少し「カジュアル」なのです。

モルガナイトはその後洗浄により、珠の間の汚れを落としました。

洗浄前のお写真でごめんなさい<m(__)m>。

〇ブレスレット:翡翠のくり抜きバングル。クリーミーなメロン色。内周は18cm。
〇リング:和田玉(ホータンギョク)という翡翠の仲間の天然石。くり抜き型でボリューム大。およそ17号。

このオフホワイトカラーがこのセットの中では重要な役割をしていると考えます。

実は、冒頭のお話のように、これらをそのまま付けた1日がありました。

他の人からの反応は上々、大変嬉しいお褒めの言葉をいただきました。

ただ、その時の喜びというのは、後の「ユーザー様の喜び」へ移っていくのです。

当初、「本物志向のレンタルジュエリー」にラインナップをさせていただいた2020年だったのですが、その数年後の2022年には、これらは全面廃止です。

事業者としての判断はあっけないものでした。

地金が少ない天然石だけのものを見直し、たっぷり地金+宝石というコンビに特化したからでした。

とはいえ、大がかりな改良が間違った判断だとは思っておりません。

この過去のこうした体験があってこその改良でしたので通るべき道だったと思います。

そして、この度ご紹介のジュエリーが価値がないものだったのかというと、そんなことは無いのです。

シーンによっては大いに出番があると思っています。

ただ、レンタルは事業ですので、フィードバックやレベルアップを思い切ってはかり、レンタルとしては廃止ということに至っただけなのです。

親しみやすいジュエリーとしては、この「組み合わせ」のポイントなどをご紹介し、「おしゃれ文化」を高めるためにご提案できることの1つとしては意味があるとこうして記事に綴りました。

あとがき

このたびの組み合わせのキーワードに、「色」「形」の共通事項を入れ込みました。

このことによって、すっきりとまとまったさま、つまりは「粋:いき」になったのです。

その他のキーワードは、「素材」というのもあり、ジュエリー全体を俯瞰した時には、「高級地金」が共通であるということをキーワードにする場合に現在の「本物志向のレンタルジュエリー」に接点が出てきます。

何か1つだけのキーワードが共通であるだけで随分ジュエリーの組み合わせがかっこよくなります。

比較的実現しやすいのは、「同ブランド」というキーワードです。

ブランドロゴなどが入った象徴的なデザインのジュエリーは、たとえ、プラスチックやメッキなどの「コスチュームジュエリー」であっても共通の「同ブランド」キーワードによって素敵になり価値が高まります。

そんな風に、ジュエリーを1点ずつの品物だけの見方ではなくて、組み合わせの全体像や、さらには、お洋服に溶け込むイメージなども想像を巡らせながら楽しむということを今後もご提案してまいりたいと思います。(^-^)。

1つ持つとしたら。。ジュエリーアイテムの抽象的なモチーフは「万能」であり人気が高く好まれる傾向【389】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

お洋服の「着回し」があるようにジュエリーも「付け回し」があります。

この言い方がなんとなくジュエリーに対しては抵抗がありますが、要するに「万能である」ということです。

そのジュエリー1点だけを見るのではなくて、他のジュエリーと組み合わせ易かったり、お洋服に合いやすかったりすることが「万能である」と考えて良いかと。

そうすると、決して「ハート」や「星」などのそれ1点が「象徴的で際立つ」モチーフよりもぼんやりとした造形の「抽象的」なモチーフが活躍します。

このたびは、シャープ感ある「抽象的」なモチーフの18金ジュエリーを組み合わせてまいります。

登場するペンダントは注目度の高いモチーフであると「本物志向のレンタルジュエリー」の過去のフィードバックから判断しています。

人気が高かった「抽象」モチーフの効果的な活かし方

〇ペンダント: 長さ5cmの抽象モチーフのK18YG製のトップ。チェーンはK18YG製ベネチアン60cm。
〇ブレスレット:「ルイ・ヴィトン」プラスチックバングル。茶にゴールドのシグナチャー柄。内周20cm。
〇リング:K18YG製のねじりモチーフリングx2個。共に12.5号。同じもの2個重ね付けでボリュームアップ。
セット:どのアイテムもペンダントのモチーフの柄を彷彿とさせる鋭利なもの。

「本物志向のレンタルジュエリー」開始当初は、こうして、ハイブランド様のコスチュームジュエリーと18金やプラチナの地金をミックスして同じレベルで考えた組み合わせをしていました。

一緒に付けるということこそが同じレベルで考えているということになります。

その後の徹底改良の末、本当の心の内を探り出し、「ジュエリー」たるもの、ブランドの入り込む余地無しに天然自然の地金にうっとりするような透明感ある宝石が組み合わされたものであるという考え方に行き着きました。

そして、その後、ハイブランド様のコスチュームジュエリーは完全廃止。

ただ、事業としては廃止ですが、個人的にはハイブランド様のコスチュームジュエリーは作りが良くて楽しくてしょうがないとても好きなジュエリーであるのも事実。

事業のレンタルでは、個人で見つけることができるような量産のコスチュームジュエリーは価値がないと感じたのも事実なのです。

非常に厳しい見方をしたわけですが、「本物志向のレンタルジュエリー」の名にふさわしいジュエリーはどんなものなのかに真剣に向かっていった結果です。

あとがき

ジュエリーは、シーンに応じて使い分けると、廃止したようなコスチュームジュエリーの活躍の場面も出てきます。

例えば、アクティブなシーン、お水で濡れてしまう可能性もあるようなときには、プラスチック製や比較的入手しやすい量産品の出番なのです。

18金やプラチナはお水にも強いのだということもあるのですが、「心持ち」の面を非常に大切にしております。

その気持ちを考えると、お水にさえ濡らしたくない「神聖なるもの」として扱うような高級さがあるジュエリーはしっとりとした場面だけに利用し大切に扱いながら、時々美しさを眺める楽しみも価値に入るのです。

一方、アクティブなシーンにも躊躇なく気軽に付けられる「心持ち」であるシルバー925ジュエリーやコスチュームジュエリー、メッキジュエリーはアクティブな本来の目的に集中できる ことになります。

そうしてある程度ランク付けをしてシーン別に使い分けることが、それぞれのシーンを楽しめるのではないかと思っております。

一番大切にしていますのは、実は「人の心の中」なのでした(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

ネックレス・ブレス・リングが溶け合うような組み合わせ方法の1つ、「ゴールドとイエロー系」のミックスで集める【386】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ジュエリー同士の組み合わせを得意とし、「本物志向のレンタルジュエリー」という事業であらかじめセットになった高級ジュエリーをレンタルでご提供しています。

その際に、単品ではなかなか組み合わせに時間がかかってしまうところを、すでに組み合わせてご用意、後はお洋服に合わせるだけの準備完了の状態でセットごとご提供するところが特徴です。

このたび、地金の中では華やかな18金イエローゴールドをベースとしました組み合わせをご紹介します。

時にブランドジュエリーを取り入れ、天然石の美しさも取り入れながら組み合わせました。

18金イエローゴールドとの相性が良い「イエロー・グリーン系」を意識した混ざり合うようなカラーにまとまる組み合わせ

先に組み合わせをご覧いただきましょう↓。

セット:全部で5点。重ね付けも取り入れ立体感を演出。
K18YG製ミックストルマリンのペンダント。44cmとボールチェーン4重ツイストネックレスK18YG製、43cm。
〇ブレスレット:「エルメス」製エマイユ。ベースがゴールドの若草色にチェーン柄のバングル。内周21.5cm。 
〇リング:イエロー瑪瑙(メノウ)/アゲートの2連で濃淡カラー。サイズは、共に14号程度。 

すべてのアイテムに「黄色やゴールド」が必ず入ります。

そして、時々入るグリーンの存在も貴重です。

こうして、余計な色は登場せずイエロー系の方向でまとまったカラーは、すっきりと感じます。

あとがき

ところで、この度の組み合わせは、K18YGの高級地金も入り、七宝焼きのエナメルという比較的工業素材寄りのブランドジュエリーを入れ、パワーストーンと呼ばれるような天然石のリングも入りました。

全体のレベルのアンバランスをその後の見直しで徹底し、その後はK18YG・K18WG・PT850・PT900などの高級地金とハイレベルな「宝石」でできたジュエリーのみにラインナップをそろえ直しましたので、今回ご紹介の組み合わせは過去の記録となります。

とはいえ、ハイブランド様の価値に驚かされ、気が付けば高級地金に並ぶものだととらえていたことがあったのです。

現在では、ブランド関係なく、高級地金と宝石の組み合わせこそが一番という独自の考え方に至っております。

事業としては、「お手伝い」であり「フォロー」であるため、自分で集めやすいアイテムは「レンタル」としての価値が無かったからです。

非常に厳しいこのような結論は現在もゆらいでおりません。

その代わり、ただ手に取って眺めるだけでも価値があるのが高級地金と宝石の「本物ジュエリー」なのです。

付けていない時間帯でも見たり触れたりすることの価値があります(^-^)。

鼈甲でチェーンが作られた技術色の色濃いネックレスをかっこよくコスチュームジュエリーに取り入れる引用方法【379】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

昔ながらの味わい深い「鼈甲:べっこう」ジュエリー。

今や「鼈甲」自体が希少です。

その質感が人間の「爪」にそっくりだと思ったことがありましたが、実は「亀の甲羅」だったことにとても驚いたものです。

「鼈甲」が生き生きしている素材感であることの理由が分かってきます。

このたびは、もう今後はあまり豊富には見られないであろう「鼈甲」ジュエリーの1つ、こげ茶色のチェーンネックレスを活かしたジュエリーの組み合わせを考えてまいります。

もともと、留め具がメッキでしたが、非常に高い価値を感じ、18金イエローゴールドに付け直したアレンジもしてあります。

彫りながら輪をつなげるデザインとして形作っていく技術の高さは貴重、スタイリッシュな細口を選択し、古い物の姿を新しく変える

〇ネックレス:鼈甲のダークブラウンカラーのチェーンネックレス。長さは、K18YG製の留め具含む62cm。 

この製作は非常に手間がかかるものであるとのことで、先に繋がった状態から削っていくとか。

ごつめの大ぶりタイプだと着物時代の古い時代のイメージそのままです。

このデザインを選んだことがまず1つのポイントになります。

3点セット:ネックレスはチェーンとして使い、トップを付けてアレンジもできます。
〇ブレスレット:「シャネル」ブランドの本革編み込み金メッキバングル。コインチャーム付き。内周22cm。

ゆったりとしたユニセックスなサイズです。

〇リング:「シャネル」ブランドの、鼈甲風カラーに黒の格子状のペイントのプラスチックリング。13号程度。

鼈甲ネックレスは非常に軽いです。

金属ジュエリーにはないふんわりとした装いの「付け心地」に特徴があります。

類似の和風なジュエリーの「琥珀:こはく」も同じようにとても軽いのが特徴です。

あとがき

3点の組み合わせをこれまでひたすら考えてまいりました。

その3点にはバランスがあり、①メッキやプラスチック素材のような工業的な素材の「コスチュームジュエリー」の3点、②シルバー925やパワーストーンと呼ばれる比較的「量産的な天然素材のジュエリー」、③18金やプラチナの地金に研磨された美しいダイヤモンドなどの宝石が組み合わされた「希少価値の高いジュエリー」とレベルが様々です。

当「本物志向のレンタルジュエリー」では、当初レベルが3点の中でミックスされて中和されていたところからスタートしました。

その後の見直しで、レベルを同じにした3点でまとめるということへ変わり、その後更なる見直しで上述の③の高級ラインのみにし、その他の①②のレベルをすべて廃止しました。

事業の中でも変遷があったわけですが、ミックスして付ける時の「気持ち」を重視し、それぞれのレベルがはっきりと決まっていた方が良いという結論に至ったのでした。

このたびの3点セットも一応ミックスであり、コスチュームジュエリーと2番目の中間的な天然素材がミックスしていますが、おおわく平均的なレベルになっています。

たくさんジュエリーを見て、たくさん組み合わせをしてきました中で、18金やプラチナの地金と宝石でできた高級ジュエリーに他のコスチュームジュエリーや中間的な銀とかパワーストーン的天然石をミックスすることの「気持ち」は落ち着かないものだったことが事実。

シーンに応じてそれぞれを使い分けることで「気持ちが安定」します。

一見見かけの素敵さだけを重視されがちですが、実は、「付けた時の心の中」というものを重視しました。

遠出の旅行に高額なダイヤモンドジュエリーを身に付けて本当にその旅が安心して楽しいものになるのか、紛失しはしないかと不安が常に付きまとうジュエリーに時々目を追いやるような心配が尽きない旅になりはしないかと。。

おのずと、遠出や旅のジュエリーがコスチュームジュエリーや中間的レベルのようなジュエリーが相応しいと導けます。

よって、シーン別ではどのレベルも必要なのです。

お力になりたい分野は、しっとりとしたフォーマルや華やかなシーンのジュエリーだと決め、当初から大きく改良してレベルを上げてまいりました。

どうぞ、「本物志向のレンタルジュエリー」よろしくお願いします(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

ヘマタイトの本当の価値はこれじゃないのか、プラチナやホワイトゴールドのレベルに並ぶクールな仕立ての結果たどり着いたゴール【374】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「ヘマタイト」という天然石をご覧になったことがありますか。

シルバーカラーの天然石で地金にとても馴染みます。

一番最初のヘマタイトとの出会いは贈答品のネックレス。

丸いカットが一部に使われていたのでした。

その時は、贈答品になるほどなのだから「コスチュームジュエリー」のレベルだととらえていたのでした。

その後時はパワーストーンブームへ。。

2010年代の前半にいろんな天然石を知り、その中でヘマタイトも見ることになりました。

その時に、驚いたのです。

美しいカットのヘマタイトに出会ったことで、カットの仕方で随分印象が変わるものだと思ったことです。

よくあるラウンドカットにはなかった魅力が、四角いカットに見ることができたのです。

そうして、一気にヘマタイトやパイライトの「鉄」のようなイメージの天然石に目を向けるように。。

そして、ヘマタイトもパイライトも自作でネックレスを作るに至りました。

このたびは、ヘマタイトで作ったショートネックレスの魅力をお伝えできればと、キューブ型カットが非常に美しい連で自作したネックレスとブランドジュエリーとを組み合わせたセットをご紹介したいと思います。

ヘマタイトの魅力を最大限に、四角フォルムでそろえたクールなセット

〇ネックレス:5mm四方のキューブカットの「ヘマタイト」のショートネックレス。留め具はK18WG。36cm。

「チョーカー」と呼ばれるショート丈が首に沿ってクール。

このキューブ型のきらめきが魅力です。

余計な色を入れないからこそカッコイイのです。

留め具を18金で設置という点に、ヘマタイトへの価値の置き方を見てもらえると思います。

〇ブレスレット:文字盤ががスクエアな形の「グッチ」ブランドの時計。1990年代後半リリースのもの。
〇リング: シグナチャー彫り、2本線はK18WG、黒部分はセラミック製の「グッチ」ブランド。10mm巾。18号。 

セラミックの流行の2010年代の品物です。

時計の黒の文字盤にリンクしたセラミックの黒カラー。

細かい地金部分にK18WGを使われたところに、「グッチ」様の地金への真摯な向き合い方を感じます。

そして、すべてを同時付けすると、このように↓。。

3点セット:「スクエア」が整然と目に飛び込みます。「粋:いき」ということの表現の1つです。

あとがき

10万以内の定価でも十分に魅力的で価値が感じられるハイブランドの時計。

時計のお値段はどこまでも無限で、お屋敷1つ分までにも及ぶ範囲があります。

素敵な価値ある範囲内のこのレベルで十分高級だと思います。

もっと重要なことは、時計を含むその他のジュエリーとの組み合わせで、お洋服とのコラボだと思っております。

それ1点だけの価値は、もうすでに製造者であるハイブランド様が追求済みです。

有難く取り入れさせていただいた組み合わせの工夫は装う者に委ねられます。

元ある品物の価値が活きるのもその後の組み合わせと装い次第なのです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

1本では平凡なスネークネックレスを段差の2連でボリューム感を出した、様々なネックレスの重ね付けに引用できる同じチェーンの段差【372】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これは1つの考え方として受け止めていただきたいのですが、ジュエリーはブランディングが入りこむ余地が無いほどの価値があると思っております。

その価値自体がジュエリーとしての価値ということなのかもしれません。

ブランディングがもはや関係のないほどの美しさながあるからです。

このたびは、特に高価でもないステンレス製のネックレスのアレンジ方法として、「段差重ね付け」というご紹介を致します。

エキゾチックな雰囲気が出来上がるのはすべて天然素材のおかげです。

高価過ぎないところが遠方へのお出かけなどに装うには是非お勧めしたいレベルとなります。

スネークチェーンの全く同じものを留め具の一部を省略したアレンジで段差を付けた

〇ネックレス:段差違いの2点。共にステンレス製(無刻印)。長い方は44cm、短い方は43cmとわずかな段差。

この差を作ったのは実は私です。

写真には写っていませんが、もともと調整の為なのか余分なリングが留め具の横に左右1つずつついていまして、それを両方外したのが短い方です。

〇ブレスレット:「梅花玉」という名前の天然石くり抜きバングル。火山岩のオブシディアンや黒曜石の仲間。

グリーンと紅色のコントラストが非常に美しいです。

自然の風景がそのままバングルに溶け込んでいるかのような作り。

実際は大きな鉱物をくり抜いてこれが出来上がったということになります。

こうした様々なくり抜きバングルを集めたのが2010年代のこと。

特にその中でもこちらは個性的でした。

翡翠の仲間みたいに見えますが、柄が入ることがいかにも自然で、意図的に描いたものではない不統一さと複雑さがかえって「天然の証」のようなものになっているのです。

〇リング:シルバー925製のマーカサイトリング。柄はスネーク風な抽象柄。サイズは13号程度。

マーカサイトは925との相性がとても良いです。

ネックレスのスネークを意識した編み込み柄が相性を感じ選択。

4点セット:エキゾチックな雰囲気でまとまりました。わずかな段差の2連の隙間が美しいです。

あとがき

このたびの、「段差」表現は、長さを替えていろいろ展開が見込めます。

とにかく立体感が演出できるのでより「おしゃれ」に映ります。

そして、さらにもう1本追加の3連も大変美しく、バランスを正面全体にとったロングチェーン。

間が5cm(チェーンとしては10cmの差)の3連などが特に立体感が増します。

こうして、ただ1つのアイテムだけで考えるのではなく、複数の組み合わせや、その「空間」が形作る隙間の美しさも工夫の1つになるのです。

ある一定のレベルがあれば、特に効果ではなくても十分におしゃれにジュエリーが付けられることの例として日常使いに是非この段差の考え方を取り入れてみて下さいませ(^-^)。

書き手:ピクチャレスク