まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
古着ライフも20年近くになってまいりました。
おそらく今後もずっと古着ライフを続行すると思います。
古着の良さはいろいろあるものの一番はやはりコスパです。
高額なお洋服は良質であることが当然、それよりもお得感が大切で、お洋服のストーリーに自分が参加できたような感覚は新品よりももっと大きいものになります。
おそらく以前の持ち主の事さえも引き継ぐような存在だからでしょうか。。
この魅力的な古着、時々思わぬハプニングもありまして、このたびのリフォームは一度新しい持ち主の私が着用後に穴が開いたというケース。
普段新品同様の古着を選ぶことが多いのですが、定番の黒のロングワンピースとなると着用感がそこそこあったのです。
これまではなんとか持ちこたえてきた一番下のボタン下の生地が弱っていたところへ新しい持ち主が様々な動きにより圧力をかけてしまい一気にボタンが外れるほどの事が起きたのでした。
古着の黒の前ボタンロングワンピースの一番下、ボタン下の生地の破れを伸び止めテープで両面塞いでM字ステッチ




たくさんやり過ぎはかえって生地を傷めますので、伸び止めテープを均一的に固定の目的のみの最低限で良いと思います。
最初と最後の糸は裏面へ通し、裏面で玉止め。

ただ、接着芯よりも伸び止めテープの方がごわついて効果的だと感じることがありますので、ほんの部分的であれば伸び止めテープをお勧め。

このはみ出しを教訓に、是非ボタンの直径以内に伸び止めテープや接着芯のカット面積を調整するよう発展させていってくださればと思います。

今後のボタンを開けっ放した着用がその後の永続的な長持ちに繋がると考えました。
そういった意味で、このたびのお直しが重要な分岐点だったということになります。
あとがき

お洋服を可愛がる。。これも立派な「愛情」の1つ。
傷んだそのままをルーズに着用するよりも、きちんと整えての着用は、丁寧でエレガントな姿勢では。
古着ライフを「みすぼらしい」などと妙なプライドで手を付けない諸君、そうではないのです。
エレガントさは新品・古いということの違いではなく、その接し方、扱い方に宿るものだとこうしたお直しでお伝えできれば本望です(^-^)。
