まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
「はぎれ」がややもったいなく余ってしまった時、おそらく悩まれるかと思います。
中途半端な容量で製作したとしても、所詮小さいから使い道がないのではないかと。。
そこをあえて製作する選択をしました。
実際の裏地付き巾着袋のミニの完成をご覧いただくと共に、価値が削がれている容量の無さを何でカバーするのかということについて綴りたいと思います。
作りとしては何ら大きい物と違いが無い同じ手間をかけ、小さいという価値の欠如をカバーした「別のこと」
短い時間での完成ではありますが、やはり2時間はかかりました。
どのお品も小手先の製作ではないということです。
とはいえ、面積が大きく、ポケットやショルダーを共布で設置するようなな立派なリュックなどは1週間くらい製作に要します。
そもそもこのような服地らしさ満載の生地をバッグにするということはなかなかされないと思われます意外性がまず1つの特徴であるのです。
がさっとした質感は、トリアセテートらしいと言えます。
裏地はあっさりと黒無地。
ただ、ここへ何を入れるかです。
入れるものがあまりり浮かばない「ミニ」という巾着袋のサイズ感。。使い道が豊富に見当たるインテリア収納袋の「小」との大きな違いがここにあります。
なかなか浮かびませんが、マチが10cmとミニサイズにしては立派なのです。
ここで、お伝えしたい1つの価値を発見。
このはぎれが出る前の過去の製作をあえてこの小さな巾着袋と共にお伝えすることです。
こうして、どんな経緯でこのはぎれが出たのかというストーリーを知ることで、この小さな巾着袋の深みが増します。
よく「訳あり」という言葉が使われますが、決まってマイナスのイメージであることが多く、「難がある箇所」にイコールで使われることばかり。
事情といっても、必ずしも言い辛い隠すようなことばかりではありません。
クリアにお伝えすることで、そういった事情を知ったユーザー様からの信頼を得られることに繋がっていくのです。
もはや、「秘蔵する」スタンスの時代は終わったのではないでしょうか。
あとがき
当ブログ記事は、最初の投稿の2022.05.25からおよそ2年後の2024.08.22のブログ記事の「手直し」をしています。
現在の2024年ではこの時のあえて日常的な巾着袋というアイテムを作ったことが大変良き経験となりました。
このような小さなものでも何ら大きい物と平等な姿勢で作っていく、最初に斜め45度あたりから「安物」と決め込んで決して作らない、良質な物だけを作る「プライド」になっていきました。
そして、はぎれで作った小さな袋をきっかけに知れる、大きなリュックに裏地として使っていたネイティブ柄の生地の過去の姿を示し、その時とは違った姿を、今度は小さい物では表地として使うことができる「可能性」を示すに至りました(^-^)。