まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
2007年から始めたハンドメイドバッグ活動、当初の頃のミニポーチが今でも現存の事実。
製作者自らが体感する、飽きの無さや永続的な存在の研究の1つみたいなものです↓。

ハンドメイドバッグ活動当初の2007年頃の特徴のワンポイント巻き薔薇の存在が象徴的です。
実のところ今でも巻き薔薇は時々引用する装飾、仏頂面の渋い生地でもこれ1つでエレガントに映る不思議さが魅力です。
このたびは日常的なタオル地と同じベージュ色のパイル地の残布で、コスメケース3点セットを製作。
ここには、縦2列の茶色の巻き薔薇をベージュのパイル地にコントラスト効果を交えながら縫い付けました。
通常留め具をマジックテープにしているのですが、パイル地はマジックテープによる傷みが懸念され、ドットボタン(「スナップボタン」と呼ばれています)を打ち込み特別仕様としてみました。
表情無きプレーンな残布も隅々まで使い切る良きフォローになる巻き薔薇、パイル地のカジュアル感すらエレガントに変えてくれる


縫い糸は薔薇の色に近い同色で馴染むように、最後の糸は裏に返しすっきりと玉止め。
裏面に「ハード薄芯1枚」で当て芯もしてあります。


ただ、開閉のたびに生地に圧力がかかり、苦肉の策と思っていただければと思います。
本当はマジックテープの方が生地には負担が無いにもかかわらず、パイル地や毛羽だった生地には違った傷め方をしてしまうパラドックスがあるのです。

難易度があってもはぎれ製作では余分に生地が無いため、この方法で行わざるを得ないのです。

あとがき

パイル地は和やかで優しい雰囲気、バッグにすることで肌との接触の心地良さをユーザー様に感じていただける1つの素晴らしい素材だと思います。
ただ、ほつれやすさ・傷みやすさは否めません。
バッグを日常使いではなく特別使いとして保管しながら大切に使う方法もあると思います。
また、このたびのミニポーチも同じこと。
長期間にわたって、滅多に出し入れしない保管に向き、工夫次第で末永く使うことができると思います。
このたびの、ベビータオルという生地のメイン製作はリュックでして、過去の【178】の投稿が該当します。
この和やかで優しいタオル地が教えてくれたことは、「心地を伝えるもの」という製品の有り方です(^-^)。
